JPH09193282A - 成層熱形成可能パネル - Google Patents
成層熱形成可能パネルInfo
- Publication number
- JPH09193282A JPH09193282A JP8057382A JP5738296A JPH09193282A JP H09193282 A JPH09193282 A JP H09193282A JP 8057382 A JP8057382 A JP 8057382A JP 5738296 A JP5738296 A JP 5738296A JP H09193282 A JPH09193282 A JP H09193282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic
- raw material
- binder
- panel
- filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的諸特性を有し、従来よりも優れた仕上
げ状態を有する成層熱形成可能パネルを提供する。 【解決手段】 少なくとも3つの層から成り、1つ以上
の中心層が、有機性繊維又は有機性充填材と、植物性原
料の結合材との混合物により形成され、他の外側層が、
合成及び/又は鉱物繊維、又は合成及び/又は鉱物充填
材と、植物性原料の結合材とを基にした混合物により形
成されている。
げ状態を有する成層熱形成可能パネルを提供する。 【解決手段】 少なくとも3つの層から成り、1つ以上
の中心層が、有機性繊維又は有機性充填材と、植物性原
料の結合材との混合物により形成され、他の外側層が、
合成及び/又は鉱物繊維、又は合成及び/又は鉱物充填
材と、植物性原料の結合材とを基にした混合物により形
成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共押し出し成型によ
り得られる3つ以上の層から構成された成層熱形成可能
パネルに関するものである。
り得られる3つ以上の層から構成された成層熱形成可能
パネルに関するものである。
【0002】更に詳細には、本発明は平坦な溝ヘッドに
よる共押し出し成型過程を使用し、ローラーによるカレ
ンダ加工で層状化されることで得られた多数の層から成
る成層熱形成可能パネルに関するものである。
よる共押し出し成型過程を使用し、ローラーによるカレ
ンダ加工で層状化されることで得られた多数の層から成
る成層熱形成可能パネルに関するものである。
【0003】本発明における成層熱形成可能パネルは、
顕著な多数の機械的諸特性を達成することを可能にする
異なる形式の材料で構成された中心層と外側層とを備え
た複数の層を含むことが出来る。
顕著な多数の機械的諸特性を達成することを可能にする
異なる形式の材料で構成された中心層と外側層とを備え
た複数の層を含むことが出来る。
【0004】
【従来の技術】例えば車両のドアの内側パネル、パレッ
ト等を形成するのに使用される従来のパネルは有機性材
料を基に作製され、また主としてポリマー及び有機性充
填材で構成されている。
ト等を形成するのに使用される従来のパネルは有機性材
料を基に作製され、また主としてポリマー及び有機性充
填材で構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパネルは、その構造とその形成される構成要
素に起因して、比較的低強度をもたらすと共に、機械的
作用に依り容易に変形し、破壊されやすい。更に、これ
らのパネルの表面は直接的使用を可能にするほど仕上げ
状態が良くなく、改善された品質若しくは魅力を達成す
るために後加工を必要とする。
うな従来のパネルは、その構造とその形成される構成要
素に起因して、比較的低強度をもたらすと共に、機械的
作用に依り容易に変形し、破壊されやすい。更に、これ
らのパネルの表面は直接的使用を可能にするほど仕上げ
状態が良くなく、改善された品質若しくは魅力を達成す
るために後加工を必要とする。
【0006】本発明の目的は、パネルに機械的諸特性を
もたらし且つ従来よりも優れた仕上げ状態をもたらすた
めに、層で占拠される位置に、そこに適した組成を有す
る層をいろいろと形成することができる成層熱形成可能
パネルを提供するものである。
もたらし且つ従来よりも優れた仕上げ状態をもたらすた
めに、層で占拠される位置に、そこに適した組成を有す
る層をいろいろと形成することができる成層熱形成可能
パネルを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る成層熱形
成可能パネルは、上記の目的を達成するために、少なく
とも3つの層から成り、1つ以上の中心層が、有機性繊
維又は有機性充填材と、植物性原料の結合材との混合物
により形成され、他の外側層が、合成及び/又は鉱物繊
維、又は合成及び/又は鉱物充填材と、植物性原料の結
合材とを基にした混合物により形成されている。
成可能パネルは、上記の目的を達成するために、少なく
とも3つの層から成り、1つ以上の中心層が、有機性繊
維又は有機性充填材と、植物性原料の結合材との混合物
により形成され、他の外側層が、合成及び/又は鉱物繊
維、又は合成及び/又は鉱物充填材と、植物性原料の結
合材とを基にした混合物により形成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】結合材は、鉱物性原料のポリオレ
フィンで構成可能であるが、この発明では、天然植物原
料の生物分解可能な植物性原料により形成されている。
植物性原料の具体例としては、生物分解可能な天然植物
性原料のポリマーが好適である。
フィンで構成可能であるが、この発明では、天然植物原
料の生物分解可能な植物性原料により形成されている。
植物性原料の具体例としては、生物分解可能な天然植物
性原料のポリマーが好適である。
【0009】中心層に対する充填材として有機性材料等
を使用し、外側層に対する充填材として合成材料等を使
用することにより、包装分野の製品の製造に理想的な生
物分解可能パネルが得られる。包装分野の製品として使
用できるのは、熱成型方法で容易に変形可能であるから
である。
を使用し、外側層に対する充填材として合成材料等を使
用することにより、包装分野の製品の製造に理想的な生
物分解可能パネルが得られる。包装分野の製品として使
用できるのは、熱成型方法で容易に変形可能であるから
である。
【0010】本発明におけるパネルの機械的特性は従来
のものよりもはるかに優れているが、その理由は異なる
形式の中心層と外側層から成る繊維若しくは充填材で層
状にされたシートで作製されているからである。単一層
で構成された公知の成層製品と比較した場合、その機械
的強度等を改善することができる。
のものよりもはるかに優れているが、その理由は異なる
形式の中心層と外側層から成る繊維若しくは充填材で層
状にされたシートで作製されているからである。単一層
で構成された公知の成層製品と比較した場合、その機械
的強度等を改善することができる。
【0011】製造すべき対象物の最終的特性を得るため
の都合に応じて、中心層と外側層の混合物を変えて用い
れば、パネルを多目的にすることができ、ケースバイケ
ースで、ニーズに合わせたパネルを得ることが可能とな
る。例えば、分子量の低い合成充填材を使用することに
より、比重の低いパネルが要求される場合のニーズに応
じることができる。
の都合に応じて、中心層と外側層の混合物を変えて用い
れば、パネルを多目的にすることができ、ケースバイケ
ースで、ニーズに合わせたパネルを得ることが可能とな
る。例えば、分子量の低い合成充填材を使用することに
より、比重の低いパネルが要求される場合のニーズに応
じることができる。
【0012】このパネルは、パネル自体の製造と、最終
製品の熱的形成の両方の場合における材料の性質によ
り、二重スピンドル押し出し機を用いた共押し出しシス
テムにより、少ないエネルギー消費量で製造することが
できる。
製品の熱的形成の両方の場合における材料の性質によ
り、二重スピンドル押し出し機を用いた共押し出しシス
テムにより、少ないエネルギー消費量で製造することが
できる。
【0013】本発明におけるパネルは、製品の寿命が明
らかに生物分解性質を原因として制御されるため、該パ
ネルを包装製品用として成形する場合に、熱成型(圧
縮、真空等)を用いても、寿命の点では何ら問題ない。
らかに生物分解性質を原因として制御されるため、該パ
ネルを包装製品用として成形する場合に、熱成型(圧
縮、真空等)を用いても、寿命の点では何ら問題ない。
【0014】本発明におけるパネルは、異なる押し出し
ラインから得られるため、本発明のパネルは、その生物
分解可能性状が原因になった耐久性の要件と併せて、求
められている技術的要件と審美的要件(色)とを容易に
得ることができる。
ラインから得られるため、本発明のパネルは、その生物
分解可能性状が原因になった耐久性の要件と併せて、求
められている技術的要件と審美的要件(色)とを容易に
得ることができる。
【0015】パネルの異なる層の組成に有機ポリマーを
使用することにより、比重の低い発泡製品を得ることが
可能になる。この特性は、価格を上げない低分子量の合
成充填材を使用することにより、更に有効となる。
使用することにより、比重の低い発泡製品を得ることが
可能になる。この特性は、価格を上げない低分子量の合
成充填材を使用することにより、更に有効となる。
【0016】有機充填材は好適にはセルロースを原料と
する繊維で構成される。
する繊維で構成される。
【0017】1つ以上の外側層が、合成充填材のみ又は
鉱物性充填材を有する混合物を含むことができる。
鉱物性充填材を有する混合物を含むことができる。
【0018】混合物中における有機充填材又は合成充填
材の比率を40〜60%にしても良い。
材の比率を40〜60%にしても良い。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、パネルの成層構造及
び異なる層の性状により、優れた機械的特性、良好な仕
上げ状態、熱成型に対する良好な品質、比重の小さい製
品の使用に起因する重量低減化、及び生物分解可能性状
を備えた成層熱形成可能パネルを得ることができる。
び異なる層の性状により、優れた機械的特性、良好な仕
上げ状態、熱成型に対する良好な品質、比重の小さい製
品の使用に起因する重量低減化、及び生物分解可能性状
を備えた成層熱形成可能パネルを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも3つの層から成り、1つ以上
の中心層が、有機性繊維又は有機性充填材と、植物性原
料の結合材との混合物により形成され、他の外側層が、
合成及び/又は鉱物繊維、又は合成及び/又は鉱物充填
材と、植物性原料の結合材とを基にした混合物により形
成されていることを特徴とする成層熱変形可能パネル。 - 【請求項2】 植物性原料の結合材が、生物分解可能な
天然植物性原料のポリマーで構成される請求項1記載の
成層熱形成可能パネル。 - 【請求項3】 有機性充填材が、セルロースを原料とす
る繊維で構成される請求項1記載の成層熱形成可能パネ
ル。 - 【請求項4】 外側層の一部を成す充填材が、低分子量
の合成組成物で構成される請求項1記載の成層熱形成可
能パネル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ES9600065 | 1996-01-12 | ||
ES9600065A ES2131432B1 (es) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | Panel termoconformable laminado. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193282A true JPH09193282A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=8293391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8057382A Pending JPH09193282A (ja) | 1996-01-12 | 1996-03-14 | 成層熱形成可能パネル |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193282A (ja) |
ES (1) | ES2131432B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2333264A (en) * | 1998-01-16 | 1999-07-21 | Plasticos Marlix S A | Triple-layered sheet for thermoforming |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS644652A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Nanba Press Kogyo Kk | Sisal-hemp-reinforced composite thermoplastic composition |
NL8900398A (nl) * | 1989-02-17 | 1990-09-17 | Schreiner Luchtvaart | Werkwijze voor het aanbrengen van een plaatselijke versterking in een sandwichconstructie. |
JP2749650B2 (ja) * | 1989-08-01 | 1998-05-13 | 有限会社エステートルース | 自動車用成形天井材及びその製造方法 |
US5098778A (en) * | 1990-04-24 | 1992-03-24 | General Electric Company | Plastic based laminates comprising outer fiber-reinforced thermoset sheets, lofted fiber-reinforced thermoplastic sheets and a foam core layer |
-
1996
- 1996-01-12 ES ES9600065A patent/ES2131432B1/es not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-14 JP JP8057382A patent/JPH09193282A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2333264A (en) * | 1998-01-16 | 1999-07-21 | Plasticos Marlix S A | Triple-layered sheet for thermoforming |
GB2333264B (en) * | 1998-01-16 | 2000-06-14 | Plasticos Marlix S A | Triple-layered sheet for thermoforming |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2131432B1 (es) | 2000-02-01 |
ES2131432A1 (es) | 1999-07-16 |
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