JPH09192284A - スノーボードセット - Google Patents

スノーボードセット

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JPH09192284A
JPH09192284A JP8007540A JP754096A JPH09192284A JP H09192284 A JPH09192284 A JP H09192284A JP 8007540 A JP8007540 A JP 8007540A JP 754096 A JP754096 A JP 754096A JP H09192284 A JPH09192284 A JP H09192284A
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JP
Japan
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snowboard
boot
permanent magnet
boot fixing
magnet
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Application number
JP8007540A
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English (en)
Inventor
Saburo Mori
三郎 盛
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AOMORI SUKII SEISAKUSHO KK
Original Assignee
AOMORI SUKII SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が比較的容易で、安全性、快適性、簡便
性、高性能なスノーボードセットを提供することにあ
る。 【解決手段】 スノーボードとブーツとから成り、スノ
ーボードは、少なくとも上面に永久磁石又は磁性体を備
え、ブーツは、底部に、磁性体又は永久磁石を備えてい
る。スノーボードとブーツとから成り、スノーボード
は、ブーツ固定部位に永久磁石又は磁性体を備え、ブー
ツは、底部に、磁性体又は永久磁石を備えている。スノ
ーボードとブーツとブーツ固定具から成り、スノーボー
ドは、少なくとも上面に永久磁石又は磁性体を備え、ブ
ーツ固定具は、底部に、永久磁石又は磁性体を備えてい
る。スノーボードとブーツとブーツ固定具から成り、ス
ノーボードは、ブーツ固定部に永久磁石又は磁性体を備
え、ブーツ固定具は、底部に、永久磁石又は磁性体を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スノーボードの安
全性、快適性、簡便性及び滑走技術の向上を可能とする
スノーボードセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スノーボードセットは、スノーボ
ードと、ブーツと、ブーツをスノーボードに固定するた
めのブーツ固定具(ビンディング)により構成されてい
た。これを図19乃至図21に基づいて説明する。図に
おいて、1はスノーボードを表す。スノーボード1は、
先端が円形状を為す板形状のスノーボード本体2から成
る。スノーボード本体2の上面2aにはその前後にブー
ツ固定部位3,4が形成され、スノーボード本体2の下
面2bには滑走面が形成されている。ブーツ固定部位
3,4は、スノーボード本体2に雌ねじ(例えば、8−
M6)から成る8個のインサートナット5を40mmの
間を置いて並行して40mm間隔で埋設することによっ
て形成されている。
【0003】6はブーツ固定具を表す。ブーツ固定具6
は、固定板7と、固定板7の前後に設けた甲指ベルト8
と甲ベルト9とで構成され、スノーボード1に設けたブ
ーツ固定部位3,4に、固定板7に設けた孔10を介し
て雄ねじ(ビス)11をインサートナット5に締め付け
ることによって固定されている。12はブーツを表す。
ブーツ12は、ブーツ固定具6によりスノーボード1上
に取り付けられる。
【0004】このように構成されたスノーボードセット
は、ボーダー(スノボードで滑る人)が左右のブーツ1
2を前後のブーツ固定具6に夫々固定することにより、
自由に滑走することができる。そして、ボーダーは、ブ
ーツ固定具6の甲指ベルト8と甲ベルト9を操作するこ
とによって、ブーツ固定具6を取り付けたスノーボード
1からブーツ12を外すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、このような従来
のスノーボードセットでは、ボーダーの脚がブーツ固定
具6、スノーボード1により完全に固定されているた
め、転倒の際、脚のみならず、上腕等の怪我を発生させ
易い。
【0006】又、完全に脚が固定されているための恐怖
感でスノーボード1の楽しみを半減させてしまう結果と
なっている。更に、厳寒期にブーツ固定具6に履いたブ
ーツ12を取り付けることは幼児のみならず成人でも大
変苦痛なことである。更に加えて、インサートナット5
は一定のピッチで埋め込まれるため、荷重点、スタンス
幅は1ピツチ(例えば、40mm)の範囲でしか可変で
きない。従って、微妙な荷重位置、スタンス幅等の可変
に限界のあることも問題点の一つに挙げられる。
【0007】本発明は斯かる従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、製造が比較的容易
で、安全性、快適性、簡便性、高性能なスノーボードセ
ットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スノ
ーボードとブーツとから成り、スノーボードは、少なく
とも上面に永久磁石又は磁性体を備え、ブーツは、底部
に、磁性体又は永久磁石を備えていることを特徴とする
ものである。
【0009】請求項2の発明は、スノーボードとブーツ
とから成り、スノーボードは、ブーツ固定部位に永久磁
石又は磁性体を備え、ブーツは、底部に、磁性体又は永
久磁石を備えていることを特徴とするものである。請求
項3の発明は、スノーボードとブーツとブーツ固定具か
ら成り、スノーボードは、少なくとも上面に永久磁石又
は磁性体を備え、ブーツ固定具は、底部に、永久磁石又
は磁性体を備えていることを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、スノーボードとブーツ
とブーツ固定具から成り、スノーボードは、ブーツ固定
部位に永久磁石又は磁性体を備え、ブーツ固定具は、底
部に、永久磁石又は磁性体を備えていることを特徴とす
るものである。
【0011】請求項5の発明は、スノーボードとブーツ
とブーツ固定具から成り、スノーボードは、ブーツ固定
部位にブーツ固定具を固定するインサートナットと永久
磁石又は磁性体を備え、ブーツ固定具は、永久磁石又は
磁性体を備えていることを特徴とするものである。請求
項6の発明は、スノーボードとブーツとブーツ固定具か
ら成り、スノーボードは、ブーツ固定部位にブーツ固定
具を固定するインサートナットと永久磁石又は磁性体を
備え、ブーツ固定具は、底部に、永久磁石又は磁性体を
備えると共に、スノーボードのブーツ固定部位に埋設さ
れているインサートナットと螺合する雄ねじを介してス
ノーボード上に固定される固定部を備えていることを特
徴とするものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
の何れかに記載のスノーボードセットにおいて、スノー
ボードは、上面付近の内部又は外部表面にブーツ固定部
位を設けていることを特徴とするものである。請求項8
の発明は、請求項1又は請求項2記載のスノーボードセ
ットにおいて、ブーツは、底の内部又は外部表面に磁性
体又は永久磁石を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8
の何れかに記載のスノーボードセットにおいて、永久磁
石は、ヨークに囲まれていることを特徴とするものであ
る。請求項10の発明は、請求項1乃至請求項7又は請
求項9の何れかに記載のスノーボードセットにおいて、
スノーボードに備えられた永久磁石は、スノーボードの
ブーツ固定部位に長手方向に2列で並行に埋設されてい
る複数のインサートナット間に等間隔で埋設されている
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項11の発明は、スノーボードとブー
ツとから成り、スノーボードは、ブーツ固定部位に長手
方向に2列で並行に複数のインサートナットを備えると
共にインサートナット間に永久磁石を等間隔で備え、ブ
ーツは、底部に、ほぼ正方形状の永久磁石を備え、この
ほぼ正方形状の永久磁石は、スノーボードのブーツ固定
部位に備えられているインサートナットと永久磁石とを
覆う大きさとなっていることを特徴とするものである。
【0015】請求項12の発明は、請求項3乃至請求項
6記載のスノーボードセットにおいて、ブーツ固定具
は、底部の前後左右に永久磁石又は磁性体を備えている
ことを特徴とするものである。
【0016】(作用)請求項1乃至請求項12の発明に
おいては、スノーボードに永久磁石を備えた場合はブー
ツの底部へは鉄のような励磁可能な磁性体を、同じくス
ノーボードに励磁可能な磁性体を備えた場合はブーツの
底部へは永久磁石を備えることにより好みの荷重点に、
好みのスタンス幅で、簡単に略固定が可能になり、ボー
ダーはただスノーボード上に乗れば良い。
【0017】従って、ボーダーが転倒し、過度な荷重が
掛かり永久磁石と磁性体との磁力以上になると、スノー
ボードがブーツから離れ、脚の固定が開放し、怪我の発
生を防止する。身体から離れた、スノーボードは流れ止
め紐や、スノーボードの反転装置によりボーダーより離
れた位置で停止し、本人及び他人に危険が及ばないよう
にすることができる。
【0018】又、ボーダーがスノーボードに慣れ従来の
スノーボードセットと同様に使用する場合には、従来と
同様にブーツ固定具をスノーボード上に取り付けること
ができる。この場合、請求項6又は請求項11のよう
に、従来と同様にスノーボードにインサートナットを埋
設しておくと、このスノーボードをビギナー用と兼用す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図3は、請求項1
記載のスノーボードセットの一実施の形態を示す。図に
おいて、20はスノーボードを表す。スノーボード20
は、従来のスノーボードと同様に先端が円形状を為す板
形状のスノーボード本体21から成り、スノーボード本
体21の下面21bは滑走面となっている。勿論、スノ
ーボード20の形状は、これに限らず、両端が円形状を
為しているものでも、或いは公知の形状であっても良
い。以下の各実施の形態においても同様である。
【0020】本実施の形態では、従来のようにブーツ固
定部位が設けられていない。即ち、スノーボード本体2
1の上面21aがリボン鋼で構成されている。従って、
必要に応じて二点鎖線で示すようにブーツ固定部位2
2,23をスノーボード20のデザインを利用して表示
するようにすることもできる。ブーツ30は、底面31
に、ゴムにフェライトなどの永久磁石を混入した板状の
マグネット32を貼着している。
【0021】尚、スノーボード20には、図示しない
が、常法に従って流れ止めや反転装置が設けてある。以
下の各実施の形態においても同様である。次に、このよ
うに構成された本実施の形態の作用を説明する。ボーダ
ーが、スノーボード20のブーツ固定部位22,23上
にブーツ30を好みのスタンス幅で乗せると、ブーツ3
0の底面31に設けたマグネット32が、リボン鋼から
成る上面21aに着磁し、その位置で固定される。
【0022】この際、ボーダーは、ブーツ30の向きを
自由に選ぶことができる。そして、スノーボード20上
のボーダーは、従来のスノーボードと同様に操作するこ
とができる。スノーボード操作中にボーダーが転倒し、
過度な荷重が掛かった場合、スノーボード20がブーツ
30から離れ、脚の固定が開放し、怪我の発生を防止す
る。身体から離れた、スノーボード20は流れ止め紐
や、スノーボード20の反転装置によりボーダーより離
れた位置で停止し、本人及び他人に危険が及ばないよう
にすることができる。
【0023】以上のように、本実施の形態では、ボーダ
ーは従来のようにブーツ固定具を用いることなくスノー
ボード20に乗ることができるので、初級者、幼児、高
齢者などのようないわゆるビギナーには好適である。
又、ブーツ30の固定位置は、従来のように埋設されて
あるインサートナット5に拘わらずブーツ固定部位2
2,23において任意に選択できる。従って、微妙な荷
重位置、スタンス幅等の調整が容易となる。
【0024】更に、転倒時には、ブーツ30がスノーボ
ー20から離れので、ボーダーの脚のみならず、上腕等
の怪我を発生させることが無くなる。又、完全に脚が固
定されているための恐怖感がなくなるので、スノーボー
ド20の楽しみを満喫することができる。特に、ブーツ
固定部位22,23を特別に領域分けしなくとも良いの
で、ボーダーは任意の位置に乗ることが可能となり、従
来のスノーボードと同様の操作と、従来のスノーボード
とは全く異なった操作をすることが可能となる。
【0025】尚、本実施の形態では、スノーボード20
の上面21a全面にリボン鋼を貼着した場合について説
明したが、例えば、図4に示すように、ブーツ固定部位
22,23に夫々1枚の板状のリボン鋼24,25を設
けたり、或いは、図5に示すように、2枚の板状のリボ
ン鋼24,25を並行に設けたりしても良い。又、本実
施の形態では、スノーボード20の上面21aをリボン
鋼で構成した場合について説明したが、リボン鋼の上に
更に樹脂又は塗装層を設けることもできる。
【0026】更に、本実施の形態では、スノーボード2
0の上面21aをリボン鋼で構成すると共にブーツ30
の底部31をマグネット32で構成した場合について説
明したが、スノーボード20の上面21aをマグネット
で構成すると共にブーツ30の底部31をリボン鋼で構
成しても良い。
【0027】又、本実施の形態では、底面31に、ゴム
にフェライトなどの永久磁石の粉末などを混入した板状
のマグネット32を貼着したブーツ30を用いる場合に
ついて説明したが、例えば、図6に示すように、粒状又
は柱状のマグネット33を埋設しても良い。このマグネ
ット33は、底面31の全面、或いは、土踏まずを挟ん
だ前後2ヶ所、又は土踏まずに埋設しても良い。
【0028】この場合には、マグネット33による磁力
を強固にするために、例えば、図7に示すように、マグ
ネット33をヨーク(継鉄)34によって囲んである。
このヨーク34は、例えば有底の容器形状を為し底部に
接着剤35を介してマグネット33を装着している(請
求項9)。マグネット33とヨーク(継鉄)34によっ
て磁界が形成されるため、マグネット33単体で用いた
場合に比しその励磁能力は遙かに増大し、スノーボード
20とブーツ30との結合をより強固なものとすること
ができる。
【0029】図8は、ブーツ30の変形例を示す。板状
のマグネット36,37を皿ねじ38で固定したもので
ある。図9及び図11は、請求項2、請求項7、請求項
8記載のスノーボードセットの一実施の形態を示す。図
において、40はスノーボードを表す。
【0030】スノーボード40は、ブーツ固定部位4
3,44を除いて従来のスノーボードと同様に先端が円
形状を為す板形状のスノーボード本体41から成り、ス
ノーボード本体41の下面41bは滑走面となってい
る。ブーツ固定部位43,44は、スノーボード本体4
1の上面41aの前後に、8個のφ10×5tのマグネ
ット(永久磁石)45を従来のインサートナット5と同
様に上面21aに露出させることによって形成されてい
る。8個のφ10×5tのマグネット45は、図9及び
図11に示すように、40mmの間を置いて並行して4
0mm間隔で埋設され、各マグネット45の下面には、
スノーボード本体41の母材41cに埋設したφ15×
3tのマグネット46を装着している。
【0031】ここで、41dは補強板を表す。ブーツ5
0は、底面51に、スノーボード40のブーツ固定部位
43,44に埋設された2列のマグネット45に磁化す
る鉄製のプレート52,53が皿ねじ54によって固定
されている。次に、このように構成された本実施の形態
の作用を説明する。
【0032】ボーダーが、スノーボード40のブーツ固
定部位43,44上にブーツ50を好みのスタンス幅で
乗せると、ブーツ50の底面51に設けた鉄製のプレー
ト52,53が、ブーツ固定部位43,44に埋設され
てあるマグネット45によって磁化され、その位置で固
定される。この際、ボーダーは、ブーツ50の向きを自
由に選ぶことができる。
【0033】そして、スノーボード40上のボーダー
は、従来のスノーボードと同様に操作することができ
る。スノーボード操作中にボーダーが転倒し、過度な荷
重が掛かった場合、スノーボード40がブーツ50から
離れ、脚の固定が開放し、怪我の発生を防止する。身体
から離れた、スノーボード40は流れ止め紐や、スノー
ボード40に付属している反転装置によりボーダーより
離れた位置で停止し、本人及び他人に危険が及ばないよ
うにすることができる。
【0034】以上のように、本実施の形態では、ボーダ
ーは従来のようにブーツ固定具を用いることなくスノー
ボード40に乗ることができるので、初級者、幼児、高
齢者などのようないわゆるビギナーには好適である。
又、ブーツ50の固定位置は、従来のように埋設されて
あるインサートナット5に拘わらずブーツ固定部位4
3,44において任意に選択できる。従って、微妙な荷
重位置、スタンス幅等の調整が容易となる。
【0035】更に、転倒時には、ブーツ50がスノーボ
ード40から離れので、ボーダーの脚のみならず、上腕
等の怪我を発生させることが無くなる。又、完全に脚が
固定されているための恐怖感がなくなるので、スノーボ
ード40の楽しみを満喫することができる。尚、本実施
の形態では、図10に示すブーツ50を用いた場合につ
いて説明したが、図3又は図6に示すブーツ30を用い
ても良い。
【0036】図12は、図9に示すスノーボード40の
変形例を示す。ここでは、ブーツ固定部位43に埋設さ
れてあるマグネット45の列を千鳥状にした。これによ
って、同数のマグネット数で進行方向のブーツ50の向
きを大幅に変えることが可能となる。
【0037】図13は、請求項9記載のスノーボードセ
ットの一実施の形態を示す。スノーボード及びブーツ
は、図9と同じである。図9におけるブーツ固定部位4
3,44に埋設されてあるマグネット45の装着形状を
変えたものである。本実施の形態では、マグネット45
をヨーク(継鉄)47によって囲んだものである。この
ヨーク47は、例えば有底の容器形状を為し底部に接着
剤48を介してマグネット45を装着している。
【0038】マグネット45とヨーク(継鉄)47によ
って磁界が形成されるため、マグネット45単体で用い
た場合に比しその励磁能力は遙かに増大し、スノーボー
ド40とブーツ50との結合をより強固なものとするこ
とができる。勿論、本実施の形態においても、図9に示
す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0039】図14は、請求項3乃至請求項6及び請求
項12記載のスノーボードセットの一実施の形態を示
す。ここで、ブーツは従来のスノーボードセットに用い
られているものと同様であるから省略する。又、スノー
ボードは、上述した実施の形態と同様であるから省略す
る。
【0040】図において、60はブーツ固定具を表す。
ブーツ固定具60は、底面61の前後部、左右側部に板
状のマグネット62が埋設されている。本実施の形態で
は、例えば、図1、図4又は図5に示すスノーボード2
0を用いる。
【0041】そして、ブーツ固定具60を、ブーツ固定
部位22,23に予めマグネット62を利用して固定し
ておき、ボーダーが使用時にブーツを取り付ける。スノ
ーボード操作時の動作は、上述した各実施の形態と同様
である。但し、転倒時にきり離されるものは、スノーボ
ードとブーツ固定具60である点で相違する。
【0042】本実施の形態によれば、ブーツ固定具60
の4方にマグネット62が設けてあるから、ボーダーに
よる操作時に不用意にブーツ固定具60が移動すること
が無く、確実にボーダーの動きをスノーボードに伝える
ことができる。尚、本実施の形態では、ブーツ固定具6
0の底面61の前後部、左右側部に板状のマグネット6
2を埋設した場合について説明したが、図7に示すよう
にヨーク内に配設したマグネット、或いは、図11に示
すように、柱状のマグネットを用いても良い。
【0043】又、ブーツ固定具60の底面61の全面又
は前後又は左右にマグネットを設けても良い。図15乃
至図18は、請求項10及び請求項11記載のスノーボ
ードセットの一実施の形態を示す。
【0044】図において、70はスノーボードを表す。
スノーボード70は、ブーツ固定部位73,74を除い
て従来のスノーボードと同様に先端が円形状を為す板形
状のスノーボード本体71から成り、スノーボード本体
71の下面71bは滑走面となっている。ブーツ固定部
位73,74は、スノーボード本体71に雌ねじ(例え
ば、8−M6)から成る8個のインサートナット75を
40mmの間を置いて並行して40mm間隔で埋設する
と共に、各インサートナット75との間に20mmの間
隔で6個のφ10×5tのマグネット(永久磁石)76
を埋設することによって形成されている。
【0045】図16に示すように、6個のφ10×5t
のマグネット76の下面には、スノーボード本体71の
母材71cに埋設したφ15×3tのマグネット77に
装着している。80はブーツを表す。ブーツ80の底面
81には、このほぼ正方形状を為すと共に中央に貫通孔
を有する永久磁石82が皿ビス83によって固定されて
いる。
【0046】このほぼ正方形状の永久磁石82は、スノ
ーボード70のブーツ固定部位73,74に備えられて
いる2個又は4個のインサートナット75と2個又は4
個のマグネット76とを覆う大きさとなっている。本実
施の形態では、スノーボード70のブーツ固定部位7
3,74は、図18の(1)に示すように、従来のスノ
ーボードと同様に8個のインサートナット75とこれら
の間に20mmの間隔を置いて6個のφ10×5tのマ
グネット76が配設されているので、ボーダーがブーツ
80をブーツ固定部位73,74上にに乗せると、図1
8の(2)に示すように、ブーツ80の永久磁石82が
インサートナット75を挟んでマグネット76に磁化さ
れる。
【0047】本実施の形態においても上述した各実施の
形態と同様の作用効果を奏することができる。尚、本実
施の形態では、スノーボード70のブーツ固定部位7
3,74にマグネット76と77を埋設した場合につい
て説明したが、図7に示すようにヨーク内に配設したマ
グネット33を用いても良い。
【0048】又、図15に示すスノーボード70によれ
ば、初級者、幼児、高齢者などのようないわゆるビギナ
ーがブーツ固定具無しで安全に操作することができる。
そして、スノーボードに慣れ従来のスノーボードセット
のようにブーツ固定具を用いてスノーボードを操作する
場合には、図21と同様に従来のブーツ固定具をビスに
よって希望するスタンス幅に固定することができる。
【0049】本発明において、永久磁石(マグネット)
としては、ネオジム(ND)系、サマリウム(SM)
系、セリウム系、等の金属系以外にも同等の磁力の効果
のある物ならプラスチック系やフェライト系の磁石でも
良いことは言うまでもない。又、磁性体としては、鉄、
鉄の種々の変態、鋼、ニッケル、コバルト、及びそれら
の合金などであれば任意である。
【0050】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1乃至請求項
12の発明によれば、2本の脚を拘束することがないの
ぞ、ボーダーが転倒した場合でも脚の固定が解放し、怪
我の発生を防止する。身体から離れた、スノーボードは
流れ止め紐や、スノーボードの反転装置によりボーダー
より離れた位置で停止し、本人及び他人に危険が及ばな
いようにできる。
【0051】又、一つのスノーボードセットで、従来の
スノーボードセットと同様にブーツ固定具を装着した使
用方法と、ブーツ固定具を用いない使用方法とを選択す
ることが可能となり、製造が比較的容易で、安全性、快
適性、簡便性、高性能なスノーボードセットを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるスノーボードの平面図である。
【図2】図1のスノーボードの断面図である。
【図3】請求項1記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるブーツの底面図である。
【図4】請求項1記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるスノーボードの平面図である。
【図5】請求項1記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるスノーボードの平面図である。
【図6】請求項1記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるブーツの底面図である。
【図7】請求項9記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるヨークで囲んだマグネットの断面図であ
る。
【図8】請求項1記載のスノーボードセットの一実施の
形態におけるブーツの底面図である。
【図9】請求項2、請求項7及び請求項8記載のスノー
ボードセットの一実施の形態におけるスノーボードの平
面図である。
【図10】請求項2、請求項7及び請求項8記載のスノ
ーボードセットの一実施の形態におけるブーツの底面図
である。
【図11】図9のスノーボードセットの一実施の形態に
おけるスノーボードの断面図である。
【図12】請求項2、請求項7及び請求項8記載のスノ
ーボードセットの一実施の形態におけるスノーボードの
平面図である。
【図13】請求項9記載のスノーボードセットの一実施
の形態におけるヨークで囲んだマグネットの断面図であ
る。
【図14】請求項3乃至請求項6及び請求項12記載の
スノーボードセットの一実施の形態におけるブーツ固定
具の底面図である。
【図15】請求項10及び請求項11記載のスノーボー
ドセットの一実施の形態におけるスノーボードの平面図
である。
【図16】請求項10及び請求項11記載のスノーボー
ドセットの一実施の形態におけるスノーボードの断面図
である。
【図17】請求項10及び請求項11記載のスノーボー
ドセットの一実施の形態におけるブーツの底面図であ
る。
【図18】請求項10及び請求項11記載のスノーボー
ドセットの一実施の形態におけるスノーボードとブーツ
との磁力による固定状態を示す説明図である。
【図19】従来のスノーボードセットの要部を示す斜視
図である。
【図20】図19におけるスノーボードを示す平面図で
ある。
【図21】図19におけるスノーボードへのブーツ固定
具の取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
20,40,70 スノーボード 21,41,71 スノーボード本体 21a,41a,71a スノーボード本体の上面 21b,41b,71b スノーボード本体の下面 22,23,43,44,73,74,83,84 ブ
ーツ固定部位 30,50,80 ブーツ 31,51,61,81 底面 32,33,36,37,45,46,62,76,7
7 マグネット 34 ヨーク(継鉄)製の有底の容器 52,53プレート 60 ブーツ固定具 75 インサートナット 82 ほぼ正方形状の永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 7/02 H01F 7/02 G

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スノーボードとブーツとから成り、 スノーボードは、少なくとも上面に永久磁石又は磁性体
    を備え、 ブーツは、底部に、磁性体又は永久磁石を備えているこ
    とを特徴とするスノーボードセット。
  2. 【請求項2】 スノーボードとブーツとから成り、 スノーボードは、ブーツ固定部位に永久磁石又は磁性体
    を備え、 ブーツは、底部に、磁性体又は永久磁石を備えているこ
    とを特徴とするスノーボードセット。
  3. 【請求項3】 スノーボードとブーツとブーツ固定具か
    ら成り、 スノーボードは、少なくとも上面に永久磁石又は磁性体
    を備え、 ブーツ固定具は、底部に、永久磁石又は磁性体を備えて
    いることを特徴とするスノーボードセット。
  4. 【請求項4】 スノーボードとブーツとブーツ固定具か
    ら成り、 スノーボードは、ブーツ固定部位に永久磁石又は磁性体
    を備え、 ブーツ固定具は、底部に、永久磁石又は磁性体を備えて
    いることを特徴とするスノーボードセット。
  5. 【請求項5】 スノーボードとブーツとブーツ固定具か
    ら成り、 スノーボードは、ブーツ固定部位にブーツ固定具を固定
    するインサートナットと永久磁石又は磁性体を備え、 ブーツ固定具は、永久磁石又は磁性体を備えていること
    を特徴とするスノーボードセット。
  6. 【請求項6】 スノーボードとブーツとブーツ固定具か
    ら成り、 スノーボードは、ブーツ固定部位にブーツ固定具を固定
    するインサートナットと永久磁石又は磁性体を備え、 ブーツ固定具は、底部に、永久磁石又は磁性体を備える
    と共に、スノーボードのブーツ固定部位に埋設されてい
    るインサートナットと螺合する雄ねじを介してスノーボ
    ード上に固定される固定部を備えていることを特徴とす
    るスノーボードセット。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
    スノーボードセットにおいて、スノーボードは、上面付
    近の内部又は外部表面にブーツ固定部位を設けているこ
    とを特徴とするスノーボードセット。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項2記載のスノーボー
    ドセットにおいて、ブーツは、底の内部又は外部表面に
    磁性体又は永久磁石を備えていることを特徴とするスノ
    ーボードセット。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の
    スノーボードセットにおいて、永久磁石は、ヨークに囲
    まれていることを特徴とするスノーボードセット。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項7又は請求項9の
    何れかに記載のスノーボードセットにおいて、スノーボ
    ードに備えられた永久磁石は、スノーボードのブーツ固
    定部位に長手方向に2列で並行に埋設されている複数の
    インサートナット間に等間隔で埋設されていることを特
    徴とするスノーボードセット。
  11. 【請求項11】 スノーボードとブーツとから成り、 スノーボードは、ブーツ固定部位に長手方向に2列で並
    行に複数のインサートナットを備えると共にインサート
    ナット間に永久磁石を等間隔で備え、 ブーツは、底部に、ほぼ正方形状の永久磁石を備え、 このほぼ正方形状の永久磁石は、スノーボードのブーツ
    固定部位に備えられているインサートナットと永久磁石
    とを覆う大きさとなっていることを特徴とするスノーボ
    ードセット。
  12. 【請求項12】 請求項3乃至請求項6記載のスノーボ
    ードセットにおいて、ブーツ固定具は、底部の前後左右
    に永久磁石又は磁性体を備えていることを特徴とするス
    ノーボードセット。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6863583B2 (en) * 2002-06-04 2005-03-08 Branden Takahashi Surfboard assembly
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IT201600129024A1 (it) * 2016-12-20 2018-06-20 Alessandro Teresio Pozzi Attrezzatura sportiva migliorata
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