JPH09191795A - ルアー - Google Patents

ルアー

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JPH09191795A
JPH09191795A JP628796A JP628796A JPH09191795A JP H09191795 A JPH09191795 A JP H09191795A JP 628796 A JP628796 A JP 628796A JP 628796 A JP628796 A JP 628796A JP H09191795 A JPH09191795 A JP H09191795A
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JP
Japan
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lure
lure body
hook
tip
fish
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JP628796A
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English (en)
Inventor
Michifumi Suzuki
通史 鈴木
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TODA PLAST SYST KK
Original Assignee
TODA PLAST SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 擬似餌針をルアー本体内に収納してその針先
部を遮蔽し、海草や藻等とのもつれをなくすと共に、ル
アー本体に魚が食い付く場合には容易に擬似餌針が引っ
張り出されて魚に係止できるルアー提供する。 【解決手段】 ルアー本体1と、このルアー本体1先端
部に着脱自在に係止される係止部材4と、このルアー本
体1内に収納可能なフック部材と、一端がルアー本体1
後部に繋がれると共に中間部分に係止部材4が取り付け
られて伸延する釣り糸5とから構成されている。さらに
このルアーに、ルアー本体1後端部に固着されたフック
部材とこれを収納してルアー本体1に係止されるカバー
部材15とを有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常はフックをル
アー本体に内蔵して収納しておき、魚が食い付いたとき
に魚が引っ張る圧力を利用してフックがルアー本体から
露出するようにした擬似餌針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ルアー等の擬似餌針は二又或いは
三又に分岐したフック(針先端部)を有して構成され、
小魚等の形状に形成した擬似餌にリング等を介して吊り
下げたものであった。このようなフックが常に外部に露
出しているものは魚の針掛かりは良いが同時に魚以外の
物にも引掛かりやすいため、雑草、水草、藻等にも引掛
かり易く、事実上、このような障害物の多い釣り場では
使用することができなかった。仮に使用して障害物に引
掛かった場合に、これを簡単に解除できなかったときは
釣り糸を途中より切断し、擬似餌や擬似餌針を放棄しな
ければならず、極めて不経済であった。また、使用時以
外の収納時においても、擬似餌針が露出している場合に
は擬似餌針同士が係合して絡み合い、これを解して使用
するといった面倒な手間が掛かってしまうことも多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような欠点をある
程度解決する方法として、いわゆるウィードガードを取
り付けた構成の擬似餌針が存在する。この種のウィード
ガードは釣り針の基端部から釣り針の針先方向に向けて
金属線をリング状に張り出し、釣り針先端部の内側に引
っ掛けるような構成としているのが普通である。このよ
うな金属線によるウィードガード付きの釣り針にあって
は、海草や藻などの柔らかい物に対しては有効である
が、少し堅いものに対しては金属線が釣り針の内部に押
し込まれてしまい、環状に構成された金属線が針先から
外れて突出するため、有効に障害物を排除することがで
きなかった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、所要形状をした擬似餌針をルアー本体に収
納してその針先端部を遮蔽し、ルアー本体に阻まれて擬
似餌針に海草等が係合することなく、しかも、ルアー本
体に魚が食い付く場合には、容易に擬似餌針が露出し若
しくは引っぱり出されて魚に掛止することができるルア
ーを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願一の発明ではルアー本体と、このルアー本体先
端部に着脱自在に係止される係止部材と、このルアー本
体内に収納可能であり係止部材とともにルアー本体から
挿脱可能な移動フック部材と、一端がルアー本体後部に
繋がれると共に中間部分に係止部材、移動フック部材と
が取り付けられて伸延する釣り糸とから構成されてい
る。また、本願他の発明ではルアー本体と、このルアー
本体に固着された固定フック部材と、この固定フック部
材を覆ってルアー本体に着脱可能に取り付けられるカバ
ー部材と、一端においてルアー本体から離脱したカバー
部材を保持するストッパ部材を有するとともに中間にお
いてルアー本体に止め付けられて伸延する釣り糸から構
成されている。
【0006】このような本願一の発明に係る構成のルア
ーにおいては、ルアーの使用開始時には係止部材がルア
ー本体内に係止されると共に、係止部材に連結した移動
フック部材もルアー本体内に収納された状態にある。こ
の状態でルアーは水中に投げ入れられる。擬似餌針はル
アー本体に収納され、針先が外部に露出していないた
め、海草類や藻等と係合することが防止される。いま、
魚がルアーに食い付きルアーを引っ張ると釣り人の引く
力との間で所定値以上の引張力が釣り糸に加わり、係止
部材がルアー本体から外れて移動フック部材と共にルア
ー外部に引き出される。ルアー本体は魚の口腔内にある
ため、移動フック部材が魚の口腔内から外部に向かって
突き刺さり、移動フック部材を魚に確実に係止させるこ
とができる。
【0007】また、本願他の発明に係るルアーにおいて
は、ルアーの使用開始時にはルアー本体に固着された固
定フック部材がカバー部材に覆われ、このカバー部材は
ルアー本体とカバー部材との間の弾性力、摩擦力を利用
してルアー本体に着脱可能に着装されている。この状態
でルアーは水中に投げ入れられる。この場合も一の発明
の場合と同様、針先が外部に露出していないため海草類
や藻等と係合することが防止される。いま、魚がルアー
の一部(中央部若しくは後部)に食い付いてルアーを引
っ張るとルアー本体の変形や引張力によってルアー本体
とカバー部材の係合力が低下し容易にカバー部材がルア
ー本体から離脱する。このため固定フック部材が露出
し、釣り糸を引っ張る力によって魚に係止させることが
できる。
【0008】特に、ルアー本体を擬似魚形状にして腹部
上方に密閉された空洞又は浮力を発生させる物質を詰
め、さらにルアー本体の腹部に重心をおいてルアー本体
が水中を浮遊しているときは必ず背鰭側が上になり、腹
部が下になるように構成することが好ましい。このよう
にすれば、実際の小魚の動きに模すことができる。さら
に、このように擬似魚形状にしたルアーにおいて、ルア
ー本体の先端部(口腔部下)にルアー本体の水平軸に対
し、前方向斜め下方に向けて舌状の部材を取り付けた場
合には、釣り人が釣り糸を引くとき、擬似魚は舌状部前
面に水深方向の水圧を受けて水中に潜り、より小魚の動
きに近い動作をさせることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して第一の
実施例について説明する。ルアーは比較的大型の魚に対
して使用されることが多く、ルアーフィッシングに使用
させる移動フック2は図4に示すような通常のU字型形
状をした釣り針を2本又は3本束ねた錨状のものが使用
させている。本実施例では3本束ねた場合について説明
するが3本に限られるものではなく、2本でも又4本以
上でも良い。
【0010】移動フック2は釣り針3本を図5に示すご
とくY字型に配置してその基端部を針金状の部材で締着
しロウ付けして構成されている。さらにその基端部に
は、中央に貫通した孔を有し全体が球状又は楕円球状を
した係止球4が嵌着され、フック部分を堅く固定してい
る。この係止球4の先端には、孔を有した取付部材41
が配設されている。一方、係止球4のフック部側底部か
らは釣り糸51が伸延して配設され、その先端にストッ
パが43が形成されている。係止球4はルアー本体1内
で係止保持される部分であり、ストッパ43は移動フッ
ク2がルアー本体1から引き出されたときに、移動フッ
ク2をルアー本体1に繋ぎ止めておくためのものであ
る。この移動フック2は、先端取付部材41の孔にスプ
リットリング42を填め、スプリットリング42を介し
て釣り糸5が繋がれて使用される。
【0011】図1に本発明に係るルアー本体1の側面
図、図2にその正面図を示す。そして図3にはX−X断
面からみたルアー本体1の断面図を示す。ルアー本体1
は図1に示すような擬似魚として形成され、背鰭12、
えら13を模した部分を有している。そして、図2に示
すように、これら背鰭12と両えら部分13の内部にそ
れぞれスリット31、32を形成し、Y字型に構成され
た前記移動フック2の収納空間としている。また、スリ
ット31、32はルアー本体1の口先にあたる先端部1
5で互いに交差しており、先端部15を円形に欠切して
スリット31、32の幅より多少広くなるように構成し
ている。
【0012】図3に示すように、ルアー本体1の先端部
15に位置するスリット内部には前記移動フック2の係
止球4の受容凹部44が設けられている。ルアー本体1
は弾性を有する材質によって構成されているため、前記
ルアー本体1の先端部15の円形に欠切されたスリット
は拡開可能である。この部分の径は通常は前記移動フッ
ク2の球形に形成された係止球4の径より小さいが、拡
開させて移動フック2の係止球4を挿入するか又は指圧
で圧入することができる。挿入若しくは圧入された係止
球4は受容凹部44に納まり、ルアー本体1の先端部1
5の弾性押圧力で以後スリット内に係止保持される。こ
のため、3カ所の受容凹部44は係止球4の形状に対応
する球面上に形成されている。このとき係止球4と一体
に構成されたフック部分はちょうどスリット31、32
内に納まり、その先端針先部がルアー本体1の外部にで
ることはない(図6参照)。
【0013】移動フック2のフック部側底部から伸延し
ている釣り糸51はルアー本体1の後部に穿設された挿
通孔14に通され、ルアー本体1外部にてストッパ43
により支持される。ストッパ43は挿通孔14より直径
が大きく、ストッパ43が挿通孔14を通過することは
ない。なお、ストッパ43をルアー本体1の内部空間1
1内に配設し、後部挿通孔14を設けなくてもよい。参
考として、移動フック2がルアー本体1内に係止保持さ
れているときの概念図を図6に示す。
【0014】本出願の他の発明に係る第二の実施例を図
7に示す。この他の発明に係る第二の実施例のルアーは
ルアー本体1の後端部先端に、通常のU字型形状をした
釣り針を3本Y字型に配置して錨状に形成した固定フッ
ク22を固着して構成されている。なお、この場合も2
本の釣り針をI字型に配置して固定してもよいし、4本
の釣り針を+字型に配置して固定してもよい。
【0015】さらに、この固定フック22全体を覆って
カバー15が配設されている。このカバー15は全体が
魚の尾のような形に形成され、その内部には前記Y字型
に配置された固定フック22を収納するスリット33が
Y字型に形成されている。また、カバー15は前記ルア
ー本体1の後端部の突起に対し、これを受容する凹部を
有して形成されている。このカバー15およびルアー本
体1は弾性を有する材質によって構成されているため、
カバー15がルアー本体1の後部より嵌挿されたときに
はカバー15とルアー本体1の弾性押圧力に基づく摩擦
力によってカバー15がルアー本体1にしっかり取り付
けられる。
【0016】カバー15にはその中央部に貫通する挿通
孔17が設けられており、カバー15がルアー本体1の
後部より嵌挿されルアー本体1に装着されたときには、
ルアー本体1の後部に穿設された挿通孔14とカバー1
5の挿通孔17は一本の長い挿通孔となってルアー本体
1の内部と外部空間を繋ぐように形成されている。な
お、この挿通孔は釣り糸を挿入するための孔であり、そ
の径は極めて小さいものである。
【0017】ルアー本体1の先端部には取付部材45が
取り付けられ、これに釣り糸5がスプリットリング46
を介して止着され他端を釣り人が支持する。さらに、こ
の先端部の取付部材45には他の釣り糸52が伸延して
配設され、ルアー本体1の内部を通って挿通孔14およ
び挿通孔17に遊挿されている。そして、その釣り糸5
2はルアー本体1の外部に引き出され、その先端にスト
ッパ47が形成されている。このストッパ47はカバー
15がルアー本体1から引き離されたときにカバー15
をルアー本体1に繋ぎ止めておくためのものである。
【0018】本出願に係る発明の第三の実施例を図8に
示す。この第三の実施例に係るルアーは基本的に前述の
第一の実施例に係るルアーに第二の実施例に係るルアー
の構成要素である固定フック22とカバー15を同時に
有して構成されている。すなわち、ルアー本体1の先端
部には移動フック部材2が配設され、係止球4によって
着脱自在にルアー本体1に係止されている。係止球4の
先端から釣り糸5が伸延して釣り人若しくは釣り竿に支
持される。一方、移動フック部材2の底部から伸延する
釣り糸53はルアー本体1の内部空間11内に緩やかに
納められ、他端が空間11内でしっかり固着されてい
る。
【0019】一方、ルアー本体1の後端部には固定フッ
ク22がY字型に形成されて固着されている。この固定
フック22全体を覆ってカバー15が配設され、ルアー
本体1の後端部の突起に嵌挿されて取り付けられてい
る。カバー15がルアー本体1に装着されたときには、
ルアー本体1の後部に穿設された挿通孔14とカバー1
5の挿通孔17がルアー本体内部11と外部空間を繋ぐ
一本の長い挿通孔を形成する。その挿通孔に釣り糸54
を遊挿し、ルアー本体1の空間11内部にある一端には
係止ピン48が、外部にある他端にはストッパ47が取
り付けられている。 この釣り糸54はルアー本体1か
らカバー15が離脱したときに後部固定フック22が露
出し、且つストッパ47および係止ピン48でカバー1
5をルアー本体1に繋ぎ止めておくに足りる所定の長さ
を有して構成されている。
【0020】ところで、以上説明した実施例に係るルア
ーは全て、ルアー本体1の中央部から後部にかけての内
部が中空部分11で形成されており、この部分に空気を
封入した浮き袋や比重の軽い気泡性部材を詰めて浮き袋
として働かせることができる。また、ルアー本体1の部
材を比重の軽い材料で構成しても良い。また、このとき
ルアーが必ず背鰭12を上にし、腹部を下にして浮くよ
うに腹部内部に所定の重量の錘16を配設することが好
ましい。そして、全体の比重を水の比重とほぼ等しくす
れば、釣り人が釣り糸5を引くときルアーが引っ張ら
れ、えら13の作用によってルアーが水中を泳ぐように
構成することができ、より小魚のようにみせることがで
きる。
【0021】さらに、図9、図10に示すように、上記
のように構成されたルアー本体1の先端部15(口腔部
下)に、ルアーが水中に浮いているときのルアーの水平
軸に対して前方斜め下方向に舌状体6を取り付けても良
い。このとき、ルアー全体の比重は水の比重より小さく
通常は水上に浮かび、釣り糸5を釣り人が前方に引く
と、それに合わせて舌状体6前面に上方から水圧が懸か
りルアーを水中に潜らせることができる。このため、ル
アーを水中に潜らせたり浮かせたりして、より小魚に近
い動きをさせることができる。
【0022】以上のように構成されたルアーを用いてル
アーフィッシングをするときの、ルアーの作用を図面を
用いて説明する。第一の実施例に係るルアーは図6に示
すようにルアー本体1の先端口腔部側に係止球4を向
け、ルアー本体1内のスリット31、32内に収納され
た移動フック2はルアー本体1の先端部15の押圧力に
よって係止球4が係止されることにより保持されてい
る。係止球4のフック部側底部から伸延する釣り糸51
の他端がストッパ43によりルアー本体後方外部にてル
アー本体1に遊着されている。この状態で係止部材4の
先端から伸延する釣り糸5並びに釣り糸5を保持する釣
り竿等に接続されて水中に放たれる。
【0023】通常、このように放たれたルアーは水面上
若しくは水中にあり、釣り糸5に引かれて水面上若しく
は水中を動く。移動フック2はルアー本体1に収納され
針先がルアー本体で遮蔽されているため、移動フック2
の針先が海草、水草等に引掛かることはない。このルア
ーを魚が飲み込むと、魚は水中に潜り釣り糸5を強く引
く。この引きを感知した釣り人が釣り糸5を逆方向に強
く引くと、釣り糸5が所定値以上の引張力を受け、係止
球4を係止保持していたルアー先端部15の押圧力に打
ち勝って、係止球4がルアー本体1の先端部15からル
アー本体1の外部に引き出される。これに伴って、係止
球4と一体構成された移動フック2も外部に引き出され
る。このとき魚はルアーを飲み込んだ状態にあり、移動
フック2がルアー本体1外部に引き出されるとその針先
がその釣り針を飲み込んだ魚の口腔内から外部に向かっ
て突き抜け、移動フック2が魚に確実に係止する。
【0024】また、ルアーを水中で動かしているとき
に、移動フック2がルアー本体1から何らかの原因で外
れてもルアー本体1は釣り糸51の一端に設けられたス
トッパ43によって保持され、ルアー本体1をなくすこ
ともない。釣った魚を移動フック2から外し、再び移動
フック2を使用しようとする場合にはY字型に構成され
た移動フック2の針先部分をスリット31、32によっ
て形成されているY字方向に合わせてストッパ43を引
けば移動フック2はスリット31、32にガイドされて
ルアー本体1内部に入り、さらに引くことによって係止
部材4も先端部15からスリット内に形成された球状の
受容凹部44に収まる。従って、針先方向から指圧で押
し入れることがなく、極めて安全に使用することができ
る。
【0025】第二の実施例に係るルアーは図7に示すよ
うにルアー本体1の後端部先端に配置された固定フック
22がカバー15のスリット33内に収納され、カバー
15がルアー本体1に弾性力によって装着されている。
そして、ルアー本体1の先端部に取り付けられた取付部
材45から伸延する釣り糸52はルアー本体1の後端部
に穿設された挿入孔14およびカバー15に設けられた
挿入孔17に遊挿され、ルアー本体1の後方外部に引き
出されている。カバー15のルアー本体からの遊離防止
を図るために、この釣り糸52の外部他端にストッパ4
7が取り付けられている。この状態で取付部材45の先
端から伸延する釣り糸5並びに釣り糸5を保持する釣り
竿等に接続されて水中に放たれる。
【0026】通常、このように放たれたルアーは水面上
若しくは水中にあり、釣り糸5に引かれて水面上若しく
は水中を動く。固定フック22はルアー本体1に固定さ
れているが着脱可能なカバー15に収納され針先がカバ
ー15で遮蔽されているため、固定フック22の針先が
水草、藻、雑草等に引っ掛かることはない。魚がルアー
全体ではなくこのルアーの後部のみに食い付くと釣り糸
5を引く。この引きを感知した釣り人が釣り糸を逆方向
に強く引くと、カバー15が魚の口腔内でルアー本体1
から後方に引き離されて固定フック22が露出する。こ
のとき魚はルアーを飲み込んだ状態にあり、釣り人がさ
らに釣り糸5を引くと固定フック22の針先が魚の口腔
内から外部に向かって突き抜け、固定フック22が魚に
係止する。
【0027】また、ルアーを水中で動かしているとき
に、カバー15がルアー本体1から何らかの原因で外れ
てもカバー15は釣り糸52の一端に取り付けられたス
トッパ47によって保持され、カバー15をなくすこと
もない。再び、ルアーを使用したいときにはカバー15
のスリット開口側をルアー本体1側に向け、カバー15
に設けられた受容凹部にルアー本体1の後端部の突起を
圧入して装着すればよい。
【0028】図8に示す第三の実施例に係るルアーは上
記第一の実施例に係るルアーの作用と上記第二の実施例
に係るルアーの作用を同時に果たすことができるように
作用するもので、前述の説明と重複するため詳しい説明
は省略する。第三の実施例では比較的大きな魚がルアー
全体を飲み込んだときにはルアー本体1の先端口腔部に
配設された移動フック2が引き出されて魚に係止し、比
較的小さい魚でルアーの後部のみに食い付いた場合には
ルアー本体1の後尾部に配設された固定フック22が露
出して魚に係止するように作用するため、それぞれ第一
および第二の実施例の場合より魚の針がかりを良くする
ことができる。
【0029】
【発明の効果】本願一の発明では上述のように、移動フ
ックと係止部材とをルアー本体内に収納し、その針先端
部を遮蔽したたため、ルアー本体に阻まれて移動フック
に水草、雑草、藻等が引っ掛かる(根がかりという)こ
となく安全に使用することができるし、固いものにぶつ
かっても移動フックがルアー本体からはずれ、根がかり
することもない。また、ルアー全体に魚が食い付く場合
には、容易に移動フックがルアー本体から引っぱり出さ
れて、魚の針がかりをより確実にすることができる。さ
らに収納時においては、擬餌針同士が係合して絡み合う
ことがなく、従って、絡み合った針を解すといった面倒
な手間も掛かることはない。
【0030】本願他の発明においても固定フックをカバ
ーで覆いその針先端部を遮蔽したため、第一の発明と同
様釣り針の根がかりを防止することができる。また、魚
がルアー全体に食い付かない場合であっても魚の後端部
に食い付いただけで容易にカバーが外れて固定フックが
露出し魚の針がかりを確実にすることができる。移動フ
ックと固定フックを同時に有した第三に実施例に係るル
アーにおいては魚の食い付き方によって魚の針がかりが
左右されないように二つのフック部を有しているため、
さらに魚の針がかりのよいルアーとすることができる。
【0031】特に、ルアー本体を擬似魚形状にして腹部
に重心をおき、ルアー本体が水中若しくは水面に浮いて
いるときは必ず背鰭側が上になり、腹部が下になるよう
に構成でき、さらにルアーの比重を水の比重とほぼ同じ
くして水中に浮くようにすれば、ルアーの動きを小魚の
動きに模すことができる。さらに、比重を水より軽くな
るように構成したルアーにおいてルアー先端部にルアー
が水面に浮いているときの水平軸に対して前方向斜め下
方に向けて舌状の部材を取り付けた場合には、釣り人が
釣り糸を引く動作に合わせてルアーが水中に潜り、より
小魚の動きに近い動作をさせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願一の発明の第一の実施例に係るルアーの側
面図である。
【図2】本願一の発明の第一の実施例に係るルアーの正
面図である。
【図3】第一の実施例に係るルアーのX−X断面図であ
る。
【図4】本願一の発明の第一の実施例に使用される移動
フック部の斜視図である。
【図5】本願一の発明の第一の実施例に使用される移動
フック部の上面図である。
【図6】本願一の発明の移動フック部とルアー本体が係
合した状態を示す関係図である。
【図7】本願他の発明の固定フック部とカバー部材が係
合した状態を示す関係図である。
【図8】本発明の第三の実施例に係るルアーを説明する
ための関係図である。
【図9】本発明の第三の実施例に係るルアーの上面図で
ある。
【図10】本発明の第三の実施例に係るルアーの側面図
である。
【符号の説明】
1 ルアー本体 2 移動フック 4 係止球 5、51、52、53 釣り糸 14、17 挿通孔 15 カバー部材 31、32 スリット 43、47 ストッパ 44 受容凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルアー本体と、 このルアー本体に着脱自在に係止される係止部材と、 前記ルアー本体内に収納可能であり前記係止部材と共に
    ルアー本体から着脱可能な移動フック部材と、 一端が前記ルアー本体に繋がれると共に中間部に前記係
    止部材が取り付けられ伸延する釣り糸からなり、 前記係止部材が前記ルアー本体に係止されるとともに前
    記移動フック部材が前記ルアー本体内に収納された状態
    で釣り糸が所定値以上の引張力を受けたとき、前記係止
    部材が前記ルアー本体から外れて前記移動フック部材と
    共に前記ルアー外部に引き出されるように構成されたこ
    とを特徴とするルアー。
  2. 【請求項2】 ルアー本体と、 このルアー本体の後部に固着された固定フック部材と、 この固定フック部材を覆って前記ルアー本体に後部側か
    ら着脱可能に取り付けられるカバー部材と、 前記ルアー本体の前部に繋がれて伸延する釣り糸とから
    なることを特徴とするルアー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のルアーと、 このルアーのルアー本体の後部に固着された固定フック
    部材と、 この固定フック部材を覆って前記ルアー本体にその後部
    側から着脱可能に取り付けられるカバー部材とからなる
    ことを特徴とするルアー。
  4. 【請求項4】 前記ルアー本体を擬似魚形状とし、その
    擬似魚の腹部に重心をおいて前記ルアー本体が水面上に
    浮いているときは必ず背びれ側が上側になるように構成
    するとともに前記ルアー本体の先端部に前記ルアー本体
    の水平軸に対して斜め下方に向けて舌状体を設けたこと
    を特徴とする請求項1から請求項3に記載のルアー。
  5. 【請求項5】 弾性を有する材料によって構成された前
    記ルアー本体の先端部にスリットを形成し、前記先端部
    の弾性変形によって拡開可能なスリットとすると共に、
    このスリットの内部に受容凹部を形成し、前記スリット
    を拡開させて球状に形成された前記係止部材を前記受容
    凹部に押し込み、前記先端部の弾性押圧力により前記係
    止部材を前記受容凹部内で係止保持させるようにした係
    止構造を有する請求項1、請求項3または請求項4に記
    載のルアー。
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