JPH09189899A - ブラックマトリクス基板、カラーフィルターおよび液晶パネルならびにそれらの製造方法 - Google Patents
ブラックマトリクス基板、カラーフィルターおよび液晶パネルならびにそれらの製造方法Info
- Publication number
- JPH09189899A JPH09189899A JP107996A JP107996A JPH09189899A JP H09189899 A JPH09189899 A JP H09189899A JP 107996 A JP107996 A JP 107996A JP 107996 A JP107996 A JP 107996A JP H09189899 A JPH09189899 A JP H09189899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- shielding resin
- layer
- black matrix
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂製ブラックマトリクスを用い、着色画素
部の表面段差の少ないブラックマトリクス基板ならびに
そのブラックマトリクス基板を容易かつ低コストに製造
する方法、さらには優れたカラーフィルターとそのカラ
ーフィルターを組み込んだ画像品位の高い液晶パネルと
それらの製造方法を提供する。 【解決手段】 透光性基板上に多層の遮光性樹脂層から
なる遮光性樹脂パターンを有し、その遮光性樹脂パター
ンの層厚に中央部が厚く端部に向かって薄くなる傾斜が
あるブラックマトリクス基板を作製し、それを用いてカ
ラーフィルターを作製する。
部の表面段差の少ないブラックマトリクス基板ならびに
そのブラックマトリクス基板を容易かつ低コストに製造
する方法、さらには優れたカラーフィルターとそのカラ
ーフィルターを組み込んだ画像品位の高い液晶パネルと
それらの製造方法を提供する。 【解決手段】 透光性基板上に多層の遮光性樹脂層から
なる遮光性樹脂パターンを有し、その遮光性樹脂パター
ンの層厚に中央部が厚く端部に向かって薄くなる傾斜が
あるブラックマトリクス基板を作製し、それを用いてカ
ラーフィルターを作製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー表示装置な
どのカラーフィルターに用いられるブラックマトリクス
基板、そのブラックマトリクス基板を用いたカラーフィ
ルターおよびそれらの製造方法、ならびにそのフィルタ
ーを用いた液晶表示パネルに関し、特にインクジェット
記録技術を用いたカラーフィルターならびにその製造方
法に関する。
どのカラーフィルターに用いられるブラックマトリクス
基板、そのブラックマトリクス基板を用いたカラーフィ
ルターおよびそれらの製造方法、ならびにそのフィルタ
ーを用いた液晶表示パネルに関し、特にインクジェット
記録技術を用いたカラーフィルターならびにその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯型パーソナルコンピュータ、
小型液晶テレビ、薄型液晶カラーテレビなどの発達に伴
い、液晶ディスプレイの需要が増加している。その中で
も、カラー画像表示用の液晶ディスプレイの成長は著し
く、そのコストダウンに対する要求も高くなっている。
小型液晶テレビ、薄型液晶カラーテレビなどの発達に伴
い、液晶ディスプレイの需要が増加している。その中で
も、カラー画像表示用の液晶ディスプレイの成長は著し
く、そのコストダウンに対する要求も高くなっている。
【0003】カラー液晶ディスプレイは、液晶組成物、
スイッチング素子、偏光板、配向膜、ガラス基板、カラ
ーフィルター等の材料から構成される。
スイッチング素子、偏光板、配向膜、ガラス基板、カラ
ーフィルター等の材料から構成される。
【0004】その中での、カラーフィルターの価格に占
める割合は約20%と大きく、より一層のコストダウン
が求められる。
める割合は約20%と大きく、より一層のコストダウン
が求められる。
【0005】カラー表示装置用のカラーフィルターは、
透明基板上に光透過率の異なる複数の着色部材(一般的
には赤、青、緑)によって構成され、核着色部材が画素
として機能する。各画素の間には表示コントラストを高
めるために、遮光部材が持つ受けられており、一般にそ
の遮光部材は黒色であることから、ブラックマトリクス
と呼ばれている。また、そのブラックマトリクスは、カ
ラーフィルターに対向する基板側に設けられることもあ
る。
透明基板上に光透過率の異なる複数の着色部材(一般的
には赤、青、緑)によって構成され、核着色部材が画素
として機能する。各画素の間には表示コントラストを高
めるために、遮光部材が持つ受けられており、一般にそ
の遮光部材は黒色であることから、ブラックマトリクス
と呼ばれている。また、そのブラックマトリクスは、カ
ラーフィルターに対向する基板側に設けられることもあ
る。
【0006】通常、ブラックマトリクスは金属クロムの
蒸着膜やスパッタリング膜にエッチング処理を施して形
成される。そのほかにも、ガラス等からなる透明基板の
上のそのほぼ全面にわたって、ITOからなる透明な導
電性下地膜を成膜し、その上に顔料分散法等によりカラ
ーフィルター画素部を形成し、画素間のITO膜を利用
して電着法によってブラックマトリクスを形成する方
法、ガラス等からなる透明基板の上に黒色の感光性樹脂
からなる被膜を形成し、上記樹脂膜をフォトリソグラフ
ィーによりパターニングし、赤、緑、青のカラーフィル
ター間の間隙に対応するブラックマトリクスを形成する
方法等が挙げられる。
蒸着膜やスパッタリング膜にエッチング処理を施して形
成される。そのほかにも、ガラス等からなる透明基板の
上のそのほぼ全面にわたって、ITOからなる透明な導
電性下地膜を成膜し、その上に顔料分散法等によりカラ
ーフィルター画素部を形成し、画素間のITO膜を利用
して電着法によってブラックマトリクスを形成する方
法、ガラス等からなる透明基板の上に黒色の感光性樹脂
からなる被膜を形成し、上記樹脂膜をフォトリソグラフ
ィーによりパターニングし、赤、緑、青のカラーフィル
ター間の間隙に対応するブラックマトリクスを形成する
方法等が挙げられる。
【0007】画素を構成する着色部材の形成方法につい
ては、顔料を分散した感光性樹脂を用いる方法、染色性
のある樹脂層をフォトリソグラフィーの手法を用いてパ
ターニングし染色することによる方法、基板上に電極を
パターニングし、電極上に色素を電着させる方法、印刷
を用いる方法のほか、低コストな形成方法としてインク
ジェット法を用いる方法がある。
ては、顔料を分散した感光性樹脂を用いる方法、染色性
のある樹脂層をフォトリソグラフィーの手法を用いてパ
ターニングし染色することによる方法、基板上に電極を
パターニングし、電極上に色素を電着させる方法、印刷
を用いる方法のほか、低コストな形成方法としてインク
ジェット法を用いる方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カラー液晶パネルを構
成する部材の中でもブラックマトリクス部の価格に占め
る割合は非常に高く、コストダウンのネックとなってい
る。これを解決する手段としては、金属膜の代りに黒色
の感光性樹脂を用いフォトリソ工程によってブラックマ
トリクスを形成する方法がある。
成する部材の中でもブラックマトリクス部の価格に占め
る割合は非常に高く、コストダウンのネックとなってい
る。これを解決する手段としては、金属膜の代りに黒色
の感光性樹脂を用いフォトリソ工程によってブラックマ
トリクスを形成する方法がある。
【0009】ところが、遮光性の感光性樹脂は、その性
質から自ずと光透過性が低く、膜厚を大きくすると十分
に光が透過しにくく、硬化のための大きな光量を必要と
した。そのため、パターンエッジ精度の低下、耐光性等
の問題を起こしやすく、また十分な品質のものを得るこ
とができなかった。
質から自ずと光透過性が低く、膜厚を大きくすると十分
に光が透過しにくく、硬化のための大きな光量を必要と
した。そのため、パターンエッジ精度の低下、耐光性等
の問題を起こしやすく、また十分な品質のものを得るこ
とができなかった。
【0010】また、感光性樹脂を用いたブラックマトリ
クスパターンの形成には、透過率を下げるために顔料分
散フォトレジストや印刷インクの膜厚を大きくする必要
がある。そのため、顔料分散法や染色法においては、ブ
ラックマトリクス基板にレジストを塗布する際、画素部
とブラックマトリクス上の部分では、大きな段差が生じ
るという問題があった。
クスパターンの形成には、透過率を下げるために顔料分
散フォトレジストや印刷インクの膜厚を大きくする必要
がある。そのため、顔料分散法や染色法においては、ブ
ラックマトリクス基板にレジストを塗布する際、画素部
とブラックマトリクス上の部分では、大きな段差が生じ
るという問題があった。
【0011】インクジェット法を用いたカラーフィルタ
ーの製造法において、カラーフィルターの着色部を形成
するためインクを受容する成分を持った樹脂をインク受
容層としてブラックマトリクス基板上に成膜する際、ブ
ラックマトリクス上の部分が大きく盛り上り、インク受
容層に膜厚ムラが生じることが従来から問題となってい
る。そのような膜厚ムラは、画素中心部と画素端部の濃
度ムラの原因となり、また、後工程においてITO薄膜
のパターニングが行われる場合に断線を生じやすくす
る。
ーの製造法において、カラーフィルターの着色部を形成
するためインクを受容する成分を持った樹脂をインク受
容層としてブラックマトリクス基板上に成膜する際、ブ
ラックマトリクス上の部分が大きく盛り上り、インク受
容層に膜厚ムラが生じることが従来から問題となってい
る。そのような膜厚ムラは、画素中心部と画素端部の濃
度ムラの原因となり、また、後工程においてITO薄膜
のパターニングが行われる場合に断線を生じやすくす
る。
【0012】そこで本発明の目的は、従来用いられる金
属製ブラックマトリクスに代る樹脂製ブラックマトリク
スを用い、着色画素部の表面段差の少ないブラックマト
リクス基板ならびにそのブラックマトリクス基板を容易
かつ低コストに製造する方法、さらには優れたカラーフ
ィルターとそのカラーフィルターを組み込んだ画像品位
の高い液晶パネルとそれらの製造方法を提供することに
ある。
属製ブラックマトリクスに代る樹脂製ブラックマトリク
スを用い、着色画素部の表面段差の少ないブラックマト
リクス基板ならびにそのブラックマトリクス基板を容易
かつ低コストに製造する方法、さらには優れたカラーフ
ィルターとそのカラーフィルターを組み込んだ画像品位
の高い液晶パネルとそれらの製造方法を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、透光性基板上
に多層の遮光性樹脂層からなる遮光性樹脂パターンを有
し、該遮光性樹脂パターンの層厚に中央部が厚く端部に
向かって薄くなる傾斜があるカラーフィルター用ブラッ
クマトリクス基板;そのブラックマトリクス基板上に、
未着色の遮光部パターンと所定の色の着色部を有する樹
脂層が形成されているカラーフィルター;ならびにその
カラーフィルターを配した基板と、該基板に対向する対
向基板との間に液晶化合物が封入されてなる液晶パネル
を提供する。
に多層の遮光性樹脂層からなる遮光性樹脂パターンを有
し、該遮光性樹脂パターンの層厚に中央部が厚く端部に
向かって薄くなる傾斜があるカラーフィルター用ブラッ
クマトリクス基板;そのブラックマトリクス基板上に、
未着色の遮光部パターンと所定の色の着色部を有する樹
脂層が形成されているカラーフィルター;ならびにその
カラーフィルターを配した基板と、該基板に対向する対
向基板との間に液晶化合物が封入されてなる液晶パネル
を提供する。
【0014】上記において、ブラックマトリクス基板に
ついて、前記多層の遮光性樹脂層からなる遮光性樹脂パ
ターンが、上の層が下の層を覆いつつその下の層より広
くなるよう形成されることで前記層厚の傾斜が形成され
ていてもよく、前記多層の遮光性樹脂層からなる遮光性
樹脂パターンが、上の層が下の層より狭くなるよう形成
され、最上層はそれより下の全層を覆いつつそれらの層
より広く形成されることで、前記層厚の傾斜が形成され
ていてもよい。
ついて、前記多層の遮光性樹脂層からなる遮光性樹脂パ
ターンが、上の層が下の層を覆いつつその下の層より広
くなるよう形成されることで前記層厚の傾斜が形成され
ていてもよく、前記多層の遮光性樹脂層からなる遮光性
樹脂パターンが、上の層が下の層より狭くなるよう形成
され、最上層はそれより下の全層を覆いつつそれらの層
より広く形成されることで、前記層厚の傾斜が形成され
ていてもよい。
【0015】さらに本発明は、透光性基板上に遮光性樹
脂層を形成し、該遮光性樹脂層を光照射および光照射/
熱処理の併用のいずれかにより所定のパターンで硬化さ
せ、未硬化の遮光性樹脂を除去して遮光性樹脂層パター
ンを形成し、該パターン上に、同様の工程で、下の遮光
性樹脂層を覆いつつその樹脂層より広い遮光性樹脂層を
所定数積層して、中央部が厚く端部が薄い層厚の傾斜を
有する遮光性樹脂パターンを形成するカラーフィルター
用ブラックマトリクス基板の製造方法を提供する。
脂層を形成し、該遮光性樹脂層を光照射および光照射/
熱処理の併用のいずれかにより所定のパターンで硬化さ
せ、未硬化の遮光性樹脂を除去して遮光性樹脂層パター
ンを形成し、該パターン上に、同様の工程で、下の遮光
性樹脂層を覆いつつその樹脂層より広い遮光性樹脂層を
所定数積層して、中央部が厚く端部が薄い層厚の傾斜を
有する遮光性樹脂パターンを形成するカラーフィルター
用ブラックマトリクス基板の製造方法を提供する。
【0016】さらに本発明は、透光性基板上に遮光性樹
脂層を形成し、該遮光性樹脂層を光照射および光照射/
熱処理の併用のいずれかにより所定のパターンで硬化さ
せ、未硬化の遮光性樹脂を除去して遮光性樹脂層パター
ンを形成し、該パターン上に、同様の工程で、下の遮光
性樹脂層より狭い遮光性樹脂層を所定数積層し、最後に
下のいずれの層も覆いかつそれらの層より広い遮光性樹
脂層を形成して、中央部が厚く端部が薄い層厚の傾斜を
有する遮光性樹脂パターンを形成するカラーフィルター
用ブラックマトリクス基板の製造方法を提供する。
脂層を形成し、該遮光性樹脂層を光照射および光照射/
熱処理の併用のいずれかにより所定のパターンで硬化さ
せ、未硬化の遮光性樹脂を除去して遮光性樹脂層パター
ンを形成し、該パターン上に、同様の工程で、下の遮光
性樹脂層より狭い遮光性樹脂層を所定数積層し、最後に
下のいずれの層も覆いかつそれらの層より広い遮光性樹
脂層を形成して、中央部が厚く端部が薄い層厚の傾斜を
有する遮光性樹脂パターンを形成するカラーフィルター
用ブラックマトリクス基板の製造方法を提供する。
【0017】さらに本発明は、上記のいずれかの方法で
製造されたブラックマトリクス基板上に、インク受容層
を形成し、前記遮光性樹脂パターン上の該インク受容層
を硬化させ、該インク受容層の未硬化部分を所定の色の
インクによって着色して着色部を形成し、該着色部を硬
化させるカラーフィルターの製造方法;ならびにそのカ
ラーフィルターを配した基板と、該基板に対向基板を対
向配置し、両基板間に液晶化合物を封入する工程を含む
液晶パネルの製造方法を提供する。
製造されたブラックマトリクス基板上に、インク受容層
を形成し、前記遮光性樹脂パターン上の該インク受容層
を硬化させ、該インク受容層の未硬化部分を所定の色の
インクによって着色して着色部を形成し、該着色部を硬
化させるカラーフィルターの製造方法;ならびにそのカ
ラーフィルターを配した基板と、該基板に対向基板を対
向配置し、両基板間に液晶化合物を封入する工程を含む
液晶パネルの製造方法を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を詳しく説明する。
を詳しく説明する。
【0019】前述のような問題を解決する方法として、
遮光性部材を多層とすることにより、所望の断面形状を
もつブラックマトリクスパターンを得ることが可能とな
る方法を挙げる。
遮光性部材を多層とすることにより、所望の断面形状を
もつブラックマトリクスパターンを得ることが可能とな
る方法を挙げる。
【0020】遮光性樹脂層の作製法として、次のような
方法が用いられる。透光性基板上に硬化処理により硬化
可能な遮光性の樹脂層を設ける。その樹脂層に選択的な
硬化処理を施し、一層目の遮光部材を設ける領域を選択
的に硬化させ、現像処理を行し、非硬化領域を除去す
る。硬化の方法は、フォトマスクを介して紫外光の照射
を行い露光により硬化領域を形成してもよいし、電子線
による硬化法を用いてもよい。
方法が用いられる。透光性基板上に硬化処理により硬化
可能な遮光性の樹脂層を設ける。その樹脂層に選択的な
硬化処理を施し、一層目の遮光部材を設ける領域を選択
的に硬化させ、現像処理を行し、非硬化領域を除去す
る。硬化の方法は、フォトマスクを介して紫外光の照射
を行い露光により硬化領域を形成してもよいし、電子線
による硬化法を用いてもよい。
【0021】次いで2層目以降も下層のパターン上に同
一または異なる成分を持つ樹脂であり、硬化処理により
硬化可能な遮光性の樹脂層を配し、1層目と同様にパタ
ーニングを行う。
一または異なる成分を持つ樹脂であり、硬化処理により
硬化可能な遮光性の樹脂層を配し、1層目と同様にパタ
ーニングを行う。
【0022】このような樹脂層の形成法を用いて、前記
のような断面形状をもつ遮光性樹脂層を作製するには、
次のような方法が考えられる。
のような断面形状をもつ遮光性樹脂層を作製するには、
次のような方法が考えられる。
【0023】第一の方法として、それぞれの層の遮光部
材を設けるパターンが下層の樹脂層のパターンよりも大
きい面積を有するものであり、下層のパターンを完全に
覆うものが考えられる(図1)。この場合、2層目以降
の膜形成、パターニングの操作を繰り返し、最終層の樹
脂層パターンをもってブラックマトリクスパターンとす
る。
材を設けるパターンが下層の樹脂層のパターンよりも大
きい面積を有するものであり、下層のパターンを完全に
覆うものが考えられる(図1)。この場合、2層目以降
の膜形成、パターニングの操作を繰り返し、最終層の樹
脂層パターンをもってブラックマトリクスパターンとす
る。
【0024】このような操作により、遮光性樹脂のそれ
ぞれの層の断面形状が最下層を除いて、下層のパターン
のエッジにかかる部位が斜面となるのを利用し、所望の
断面形状を持つブラックマトリクスパターンを形成す
る。
ぞれの層の断面形状が最下層を除いて、下層のパターン
のエッジにかかる部位が斜面となるのを利用し、所望の
断面形状を持つブラックマトリクスパターンを形成す
る。
【0025】第二の方法として、逆に2層目以降の遮光
部材のパターンは、この工程が最終層を形成する場合を
除き、下層の樹脂層よりも小さな面積を持つパターンと
して形成するものが考えられる。この場合、2層目以降
の膜形成・パターニング操作を繰り返してから、最上層
の遮光部材を設ける際にはその遮光部材パターンは最終
的に得られるブラックマトリクスパターンと同じ領域に
形成する。すなわち、最上層の遮光部材はそれ以下の層
を全て覆う形で形成するものである。
部材のパターンは、この工程が最終層を形成する場合を
除き、下層の樹脂層よりも小さな面積を持つパターンと
して形成するものが考えられる。この場合、2層目以降
の膜形成・パターニング操作を繰り返してから、最上層
の遮光部材を設ける際にはその遮光部材パターンは最終
的に得られるブラックマトリクスパターンと同じ領域に
形成する。すなわち、最上層の遮光部材はそれ以下の層
を全て覆う形で形成するものである。
【0026】これらの操作によって、多層の樹脂により
階段状のパターンが形成されており、最終層を塗布する
ことによりこの段差を埋めるような斜面を形成できる。
階段状のパターンが形成されており、最終層を塗布する
ことによりこの段差を埋めるような斜面を形成できる。
【0027】本発明はこれらの方法に限られるものでは
なく、多層の遮光性樹脂層によって所望の断面形状を形
成し得る方法であればいかなる製造方法を採ることも可
能である。
なく、多層の遮光性樹脂層によって所望の断面形状を形
成し得る方法であればいかなる製造方法を採ることも可
能である。
【0028】また、この方法においてはブラックマトリ
クスを多層とし、露光する樹脂層の膜厚を小さくするこ
とにより、各層の露光量の低減も可能となり、パターン
精度の向上にも効果がある。
クスを多層とし、露光する樹脂層の膜厚を小さくするこ
とにより、各層の露光量の低減も可能となり、パターン
精度の向上にも効果がある。
【0029】本発明に用いられる透光性基板としては、
一般的なガラス基板のほか、液晶用カラーフィルターと
しての透明性、機械的強度等の必要特性を有するもので
あればガラス基板に限定されるものではなく、ブラスチ
ックなどの基板を採用することもできる。
一般的なガラス基板のほか、液晶用カラーフィルターと
しての透明性、機械的強度等の必要特性を有するもので
あればガラス基板に限定されるものではなく、ブラスチ
ックなどの基板を採用することもできる。
【0030】黒色レジストとしては染料あるいは顔料を
溶解あるいは分散したネガ型のレジストを用いることが
好ましいが、これらに限定されるものではない。本発明
において用いることができるインク受容層を構成する材
料は、光照射あるいは光照射と熱処理の併用により、架
橋反応が進行した領域(硬化領域)は水性の着色インク
に対してぬれ性が悪くインク吸収性が低下し、未反応の
領域(非硬化領城)はぬれ性に優れインク吸収性が高い
ものを選択するのが望ましい。
溶解あるいは分散したネガ型のレジストを用いることが
好ましいが、これらに限定されるものではない。本発明
において用いることができるインク受容層を構成する材
料は、光照射あるいは光照射と熱処理の併用により、架
橋反応が進行した領域(硬化領域)は水性の着色インク
に対してぬれ性が悪くインク吸収性が低下し、未反応の
領域(非硬化領城)はぬれ性に優れインク吸収性が高い
ものを選択するのが望ましい。
【0031】図6に、本発明によるカラーフィルターを
組み込んだTFTカラー液晶パネルの1例の断面を示
す。なおその形態はその図に示した例に限定されるもの
ではない。
組み込んだTFTカラー液晶パネルの1例の断面を示
す。なおその形態はその図に示した例に限定されるもの
ではない。
【0032】カラー液晶パネルは、一般的にカラーフィ
ルター基板と対向基板を合わせ込み、液晶化合物を封入
することにより形成される。液晶パネルの―方の基板の
内側に、TFT(不図示)と透明な画素電極がマトリク
ス状に形成される。また、もう―方の基板の内側には、
画素電極に対向する位置にRGBの色材が配列するよう
カラーフィルターが設置され、その上に透明な対向電極
(共通電極)が一面に形成される。さらに、両基板の面
内には配向膜が形成されており、これをラビング処理す
ることにより液晶分子を一定方向に配列させることがで
きる。また、それぞれのガラス基板の外側には偏光板が
接着されており、液晶化合物は、これらのガラス基板の
間隙(2〜5μm程度)に充填される。また、バックラ
イトとしては蛍光灯(不図示)と散乱板(不図示)の組
合せが一般的に用いられており、液晶化合物をバックラ
イト光の透過率を変化させる光シャッターとして機能さ
せることにより表示を行う。
ルター基板と対向基板を合わせ込み、液晶化合物を封入
することにより形成される。液晶パネルの―方の基板の
内側に、TFT(不図示)と透明な画素電極がマトリク
ス状に形成される。また、もう―方の基板の内側には、
画素電極に対向する位置にRGBの色材が配列するよう
カラーフィルターが設置され、その上に透明な対向電極
(共通電極)が一面に形成される。さらに、両基板の面
内には配向膜が形成されており、これをラビング処理す
ることにより液晶分子を一定方向に配列させることがで
きる。また、それぞれのガラス基板の外側には偏光板が
接着されており、液晶化合物は、これらのガラス基板の
間隙(2〜5μm程度)に充填される。また、バックラ
イトとしては蛍光灯(不図示)と散乱板(不図示)の組
合せが一般的に用いられており、液晶化合物をバックラ
イト光の透過率を変化させる光シャッターとして機能さ
せることにより表示を行う。
【0033】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発
明は本発明の目的が達成される範囲内で構成要素を公知
技術と変更、置換したものをも包含する。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発
明は本発明の目的が達成される範囲内で構成要素を公知
技術と変更、置換したものをも包含する。
【0034】(実施例1)図1の工程図に示した手順に
従って本発明のブラックマトリクス基板を製造した。な
お、図1において、1は基板、2は光硬化型遮光性樹
脂、4はフォトマスクである。
従って本発明のブラックマトリクス基板を製造した。な
お、図1において、1は基板、2は光硬化型遮光性樹
脂、4はフォトマスクである。
【0035】表面研磨した無アルカリガラス(200m
m角、厚さ1.1mm)上にネガ型の黒色レジストV−
259BK(商品名、新日鐵化学製)を膜厚0.5μm
となるようスピンコートし、90℃で20分のプリベー
クを行って黒色レジスト層を形成した(図1(a))。
m角、厚さ1.1mm)上にネガ型の黒色レジストV−
259BK(商品名、新日鐵化学製)を膜厚0.5μm
となるようスピンコートし、90℃で20分のプリベー
クを行って黒色レジスト層を形成した(図1(a))。
【0036】次いで、1層目のブラックマトリクス用の
フォトマスクを介して露光し(図1(b))、現像処理
を行った後、200℃で30分間の熱処理を行ってパタ
ーニングされた黒色レジストを硬化させ、1層目の黒色
レジスト層を形成した(図1(c))。
フォトマスクを介して露光し(図1(b))、現像処理
を行った後、200℃で30分間の熱処理を行ってパタ
ーニングされた黒色レジストを硬化させ、1層目の黒色
レジスト層を形成した(図1(c))。
【0037】次いで、1層目の黒色レジスト層を有する
ガラス基板上に再び前記黒色レジストをガラス基板上に
塗布された部分が膜厚0.8μmとなるようスピンコー
トし、90℃で20分のプリベークを行って2層目の黒
色レジスト層を形成した(図1(d))。
ガラス基板上に再び前記黒色レジストをガラス基板上に
塗布された部分が膜厚0.8μmとなるようスピンコー
トし、90℃で20分のプリベークを行って2層目の黒
色レジスト層を形成した(図1(d))。
【0038】次いで、露光部分が1層目より2μmだけ
幅の広いフォトマスクを介して露光し(図1(e))、
現像処理を行った後、200℃で30分間の熱処理を行
ってパターニングされた黒色レジストを硬化させた(図
1(f))。
幅の広いフォトマスクを介して露光し(図1(e))、
現像処理を行った後、200℃で30分間の熱処理を行
ってパターニングされた黒色レジストを硬化させた(図
1(f))。
【0039】そのようにして、断面形状が矩形ではなく
端部に向かい傾斜しているブラックマトリクスパターン
を持つブラックマトリクス基板が形成された。
端部に向かい傾斜しているブラックマトリクスパターン
を持つブラックマトリクス基板が形成された。
【0040】こうして作製したブラックマトリクス基板
を光学顕微鏡により観察したところ、エッジ形状は問題
なく、精度の高いブラックマトリクス基板が得られた。
最終的にはブラックマトリクスパターンの最大膜厚は
1.20μm、最小膜厚は0.74μmとなった。
を光学顕微鏡により観察したところ、エッジ形状は問題
なく、精度の高いブラックマトリクス基板が得られた。
最終的にはブラックマトリクスパターンの最大膜厚は
1.20μm、最小膜厚は0.74μmとなった。
【0041】次に、そのブラックマトリクス基板を用い
てインクジェット法によってカラーフィルタを作製し
た。
てインクジェット法によってカラーフィルタを作製し
た。
【0042】具体的には、ブラックマトリクス基板上に
下記感光性樹脂組成物をスピンナー塗布した後、90℃
で20分間プリベーク処理を行い、膜厚1μmの感光性
樹脂層を形成した。感光性樹脂組成物 メチルメタクリレート 5.0重量部 ヒドロキシメチルメタクリレート 3.0重量部 N−メチロールアクリルアミド 2.0重量部 からなる3元共重合体 トリフェニルスルホニウムトリフルフラート(ミドリ化学製TPS−105) 0.3重量部 エチルセルソルブ 89.7重量部 次いで、ブラックマトリクスの遮光幅よりも狭い開口部
を有するマスクを用い感光性樹脂層の一部をパターン露
光し、さらに120℃のホットプレート上で1分間熱処
理を行った。この工程により、樹脂層の部分的な硬化処
理がなされた。
下記感光性樹脂組成物をスピンナー塗布した後、90℃
で20分間プリベーク処理を行い、膜厚1μmの感光性
樹脂層を形成した。感光性樹脂組成物 メチルメタクリレート 5.0重量部 ヒドロキシメチルメタクリレート 3.0重量部 N−メチロールアクリルアミド 2.0重量部 からなる3元共重合体 トリフェニルスルホニウムトリフルフラート(ミドリ化学製TPS−105) 0.3重量部 エチルセルソルブ 89.7重量部 次いで、ブラックマトリクスの遮光幅よりも狭い開口部
を有するマスクを用い感光性樹脂層の一部をパターン露
光し、さらに120℃のホットプレート上で1分間熱処
理を行った。この工程により、樹脂層の部分的な硬化処
理がなされた。
【0043】次いで、R、G、B各色のインクをインク
ジェットヘッドより吐出させ、未硬化部位にインクを浸
潤させ着色した。
ジェットヘッドより吐出させ、未硬化部位にインクを浸
潤させ着色した。
【0044】インクドット形成後90℃で20分間イン
クの乾燥を行った。引き続き230℃で30分間の熱処
理を行って樹脂組成物層を硬化させた。このようにして
作製されたカラーフィルターの断面形状は図4に示した
ようになった。なお、図4において、1は基板、3は光
硬化型インク受容層、5はブラックマトリクス、6は着
色部、7は未着色部である。
クの乾燥を行った。引き続き230℃で30分間の熱処
理を行って樹脂組成物層を硬化させた。このようにして
作製されたカラーフィルターの断面形状は図4に示した
ようになった。なお、図4において、1は基板、3は光
硬化型インク受容層、5はブラックマトリクス、6は着
色部、7は未着色部である。
【0045】そのカラーフィルタを光学顕微鏡により観
察したところ、混色、色ムラ、色抜け等の障害は観察さ
れなかった。
察したところ、混色、色ムラ、色抜け等の障害は観察さ
れなかった。
【0046】さらに、このようにして作製された液晶用
カラーフィルタを用いてTFT液晶パネルを作成し駆動
したところ高精細なカラー表示が可能であった。
カラーフィルタを用いてTFT液晶パネルを作成し駆動
したところ高精細なカラー表示が可能であった。
【0047】(実施例2)図2および図3の工程図に示
した手順に従って、本発明のブラックマトリクス基板を
製造した。
した手順に従って、本発明のブラックマトリクス基板を
製造した。
【0048】表面研磨した無アルカリガラス(200m
m角、厚さ1.1mm)上にネガ型の黒色レジストV−
259BK(商品名、新日鐵化学製)を膜厚0.5μm
となるようスピンコートし、90℃で20分のプリベー
クを行って黒色レジスト層を形成した(図2(a))。
m角、厚さ1.1mm)上にネガ型の黒色レジストV−
259BK(商品名、新日鐵化学製)を膜厚0.5μm
となるようスピンコートし、90℃で20分のプリベー
クを行って黒色レジスト層を形成した(図2(a))。
【0049】次いで、1層目のブラックマトリクス用の
フォトマスクを介して露光し(図2(b))、現像処理
を行った後、200℃で30分間の熱処理を行ってパタ
ーニングされた黒色レジストを硬化し、1層目の黒色レ
ジスト層を形成した(図2(c))。
フォトマスクを介して露光し(図2(b))、現像処理
を行った後、200℃で30分間の熱処理を行ってパタ
ーニングされた黒色レジストを硬化し、1層目の黒色レ
ジスト層を形成した(図2(c))。
【0050】次いで、1層目の黒色レジスト層を有する
ガラス基板上に再び前記黒色レジストをガラス基板上に
塗布された部分が膜厚0.3μmとなるようスピンコー
トし(図2(d))、90℃で20分のプリベークを行
って2層目の黒色レジスト層を形成させた。
ガラス基板上に再び前記黒色レジストをガラス基板上に
塗布された部分が膜厚0.3μmとなるようスピンコー
トし(図2(d))、90℃で20分のプリベークを行
って2層目の黒色レジスト層を形成させた。
【0051】次いで、露光部分が1層目より2μmだけ
幅の狭いフォトマスクを介して露光し(図2(e))、
現像処理を行った後、200℃で30分間の熱処理を行
ってパターニングした黒色レジストを硬化させた(図3
(f))。
幅の狭いフォトマスクを介して露光し(図2(e))、
現像処理を行った後、200℃で30分間の熱処理を行
ってパターニングした黒色レジストを硬化させた(図3
(f))。
【0052】さらに、2層の黒色レジスト層を有するガ
ラス基板上に、前記黒色レジストをガラス基板上に塗布
された部分が膜厚0.5μmとなるようスピンコートし
(図3(g))、90℃で20分のプリベークを行って
3層目の黒色レジスト層を形成した。
ラス基板上に、前記黒色レジストをガラス基板上に塗布
された部分が膜厚0.5μmとなるようスピンコートし
(図3(g))、90℃で20分のプリベークを行って
3層目の黒色レジスト層を形成した。
【0053】次いで、露光部分が1層目と同じ形状のフ
ォトマスクを介して露光し(図3(h))、現像処理を
行った後、200℃で30分間の熱処理を行ってパター
ニングされた黒色レジストを硬化させた(図3
(i))。
ォトマスクを介して露光し(図3(h))、現像処理を
行った後、200℃で30分間の熱処理を行ってパター
ニングされた黒色レジストを硬化させた(図3
(i))。
【0054】以上により、その断面形状が矩形ではなく
端部に向かい傾斜をもつブラックマトリクスパターンを
持つブラックマトリクス基板が形成された。
端部に向かい傾斜をもつブラックマトリクスパターンを
持つブラックマトリクス基板が形成された。
【0055】このようにして作製したブラックマトリク
ス基板を光学顕微鏡により観察したところ、エッジ形状
は問題なく、精度の高いブラックマトリクス基板が得ら
れた。最終的にはブラックマトリクスパターンの最大膜
厚は1.25μm、最小膜厚は0.98μmとなった。
ス基板を光学顕微鏡により観察したところ、エッジ形状
は問題なく、精度の高いブラックマトリクス基板が得ら
れた。最終的にはブラックマトリクスパターンの最大膜
厚は1.25μm、最小膜厚は0.98μmとなった。
【0056】次に、そのブラックマトリクス基板上を用
いて実施例1と同様の方法でインクジェット法によりカ
ラーフィルターを作製した。このようにして作製したカ
ラーフィルターの断面形状は実施例1の場合同様図4の
ようになっていた。
いて実施例1と同様の方法でインクジェット法によりカ
ラーフィルターを作製した。このようにして作製したカ
ラーフィルターの断面形状は実施例1の場合同様図4の
ようになっていた。
【0057】そのカラーフィルターを光学顕微鏡により
観察したところ、画素内の色ムラは少なく、色抜け等の
障害は観察されなかった。
観察したところ、画素内の色ムラは少なく、色抜け等の
障害は観察されなかった。
【0058】さらに、このようにして作製された液晶用
カラーフィルターを用いてSTN液晶パネルを作製し駆
動したところ、ITOパターンの断線等の障害はなく、
高精細なカラー表示が可能であった。
カラーフィルターを用いてSTN液晶パネルを作製し駆
動したところ、ITOパターンの断線等の障害はなく、
高精細なカラー表示が可能であった。
【0059】(比較例1)ガラス基板上に、前記ネガ型
の黒色レジストを膜厚1μmとなるようスピンコート
し、90℃で20分のプリベークを行って黒色レジスト
層を形成した。次いで、ブラックマトリクス用のフォト
マスクを介して露光し、現像処理を行った後、200℃
で30分間の熱処理を行って、パターニングした黒色レ
ジストを硬化させ、ブラックマトリクスを形成した。
の黒色レジストを膜厚1μmとなるようスピンコート
し、90℃で20分のプリベークを行って黒色レジスト
層を形成した。次いで、ブラックマトリクス用のフォト
マスクを介して露光し、現像処理を行った後、200℃
で30分間の熱処理を行って、パターニングした黒色レ
ジストを硬化させ、ブラックマトリクスを形成した。
【0060】以上により、膜厚が実施例1で得られたブ
ラックマトリクスの最大膜厚と同等でありかつ面積が同
じであって、またその断面形状が矩形であるブラックマ
トリクスパターンを持つブラックマトリクス基板を形成
した。
ラックマトリクスの最大膜厚と同等でありかつ面積が同
じであって、またその断面形状が矩形であるブラックマ
トリクスパターンを持つブラックマトリクス基板を形成
した。
【0061】次に、そのブラックマトリクス基板を用い
て実施例1と同様の方法でインクジェット法によりカラ
ーフィルターを作製した。このようにして作製したカラ
ーフィルターの断面形状は図5のようになっていた。
て実施例1と同様の方法でインクジェット法によりカラ
ーフィルターを作製した。このようにして作製したカラ
ーフィルターの断面形状は図5のようになっていた。
【0062】そのカラーフィルターは、画素上での表面
段差が最大0.7μmであり、そのカラーフィルターを
光学顕微鏡により観察したところ、各着色画素内の中心
部付近が色が薄く、周辺部が濃くなる色ムラが観察され
た。
段差が最大0.7μmであり、そのカラーフィルターを
光学顕微鏡により観察したところ、各着色画素内の中心
部付近が色が薄く、周辺部が濃くなる色ムラが観察され
た。
【0063】さらに、このようにして作製された液晶用
カラーフィルターを用いてSTN液晶パネルを作製し駆
動したところ、ITOパターンの断線が数カ所で発生
し、画像不良を生じた。
カラーフィルターを用いてSTN液晶パネルを作製し駆
動したところ、ITOパターンの断線が数カ所で発生
し、画像不良を生じた。
【0064】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明により、樹脂
製ブラックマトリクスを用い、着色画素部の表面段差の
少ないブラックマトリクス基板ならびにそのブラックマ
トリクス基板を容易かつ低コストに製造することがで
き、さらには優れたカラーフィルターとそのカラーフィ
ルターを組み込んだ画像品位の高い液晶パネルを得るこ
とができる。
製ブラックマトリクスを用い、着色画素部の表面段差の
少ないブラックマトリクス基板ならびにそのブラックマ
トリクス基板を容易かつ低コストに製造することがで
き、さらには優れたカラーフィルターとそのカラーフィ
ルターを組み込んだ画像品位の高い液晶パネルを得るこ
とができる。
【図1】本発明のブラックマトリクス基板製造方法の1
例(実施例1)の手順を示す工程図である。
例(実施例1)の手順を示す工程図である。
【図2】実施例2のブラックマトリクス基板製造の手順
の前半を示す工程図である。
の前半を示す工程図である。
【図3】実施例2のブラックマトリクス基板製造の手順
の後半を示す工程図である。
の後半を示す工程図である。
【図4】本発明のブラックマトリクス基板を具備するカ
ラーフィルターの1例の断面図である。
ラーフィルターの1例の断面図である。
【図5】従来の樹脂製ブラックマトリクス基板を具備す
るカラーフィルターの断面図である。
るカラーフィルターの断面図である。
【図6】本発明のカラーフィルターを具備した液晶パネ
ルの1例の断面図である。
ルの1例の断面図である。
1 基板 2 光硬化型遮光性樹脂 3 光硬化型インク受容層 4 フォトマスク 5 ブラックマトリクス 6 着色部 7 未着色部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 昭教 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 透光性基板上に多層の遮光性樹脂層から
なる遮光性樹脂パターンを有し、該遮光性樹脂パターン
の層厚に中央部が厚く端部に向かって薄くなる傾斜があ
るカラーフィルター用ブラックマトリクス基板。 - 【請求項2】 前記多層の遮光性樹脂層からなる遮光性
樹脂パターンが、上の層が下の層を覆いつつその下の層
より広くなるよう形成されることで前記層厚の傾斜が形
成されている請求項1記載のブラックマトリクス基板。 - 【請求項3】 前記多層の遮光性樹脂層からなる遮光性
樹脂パターンが、上の層が下の層より狭くなるよう形成
され、最上層はそれより下の全層を覆いつつそれらの層
より広く形成されることで、前記層厚の傾斜が形成され
ている請求項1記載のブラックマトリクス基板。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のブ
ラックマトリクス基板上に、未着色の遮光部パターンと
所定の色の着色部を有する樹脂層が形成されているカラ
ーフィルター。 - 【請求項5】 請求項4記載のカラーフィルターを配し
た基板と、該基板に対向する対向基板との間に液晶化合
物が封入されてなる液晶パネル。 - 【請求項6】 透光性基板上に遮光性樹脂層を形成し、
該遮光性樹脂層を光照射および光照射/熱処理の併用の
いずれかにより所定のパターンで硬化させ、未硬化の遮
光性樹脂を除去して遮光性樹脂層パターンを形成し、該
パターン上に、同様の工程で、下の遮光性樹脂層を覆い
つつその樹脂層より広い遮光性樹脂層を所定数積層し
て、中央部が厚く端部が薄い層厚の傾斜を有する遮光性
樹脂パターンを形成するカラーフィルター用ブラックマ
トリクス基板の製造方法。 - 【請求項7】 透光性基板上に遮光性樹脂層を形成し、
該遮光性樹脂層を光照射および光照射/熱処理の併用の
いずれかにより所定のパターンで硬化させ、未硬化の遮
光性樹脂を除去して遮光性樹脂層パターンを形成し、該
パターン上に、同様の工程で、下の遮光性樹脂層より狭
い遮光性樹脂層を所定数積層し、最後に下のいずれの層
も覆いかつそれらの層より広い遮光性樹脂層を形成し
て、中央部が厚く端部が薄い層厚の傾斜を有する遮光性
樹脂パターンを形成するカラーフィルター用ブラックマ
トリクス基板の製造方法。 - 【請求項8】 請求項6または7記載の方法で製造され
たブラックマトリクス基板上に、インク受容層を形成
し、前記遮光性樹脂パターン上の該インク受容層を硬化
させ、該インク受容層の未硬化部分を所定の色のインク
によって着色して着色部を形成し、該着色部を硬化させ
るカラーフィルターの製造方法。 - 【請求項9】 請求項8記載のカラーフィルターを配し
た基板と、該基板に対向基板を対向配置し、両基板間に
液晶化合物を封入する工程を含む液晶パネルの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP107996A JPH09189899A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | ブラックマトリクス基板、カラーフィルターおよび液晶パネルならびにそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP107996A JPH09189899A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | ブラックマトリクス基板、カラーフィルターおよび液晶パネルならびにそれらの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09189899A true JPH09189899A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11491505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP107996A Pending JPH09189899A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | ブラックマトリクス基板、カラーフィルターおよび液晶パネルならびにそれらの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09189899A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004071931A (ja) * | 2002-08-08 | 2004-03-04 | Sony Corp | 固体撮像素子及びその製造方法 |
| WO2011148706A1 (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-01 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示装置用基板および液晶表示装置 |
| JP2011248132A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 垂直配向液晶表示装置用カラーフィルタ基板および垂直配向液晶表示装置 |
| JP2011248133A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置用基板および液晶表示装置 |
| US10962824B2 (en) | 2017-11-16 | 2021-03-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Color filter substrate, method of producing the same, and display panel |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP107996A patent/JPH09189899A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004071931A (ja) * | 2002-08-08 | 2004-03-04 | Sony Corp | 固体撮像素子及びその製造方法 |
| WO2011148706A1 (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-01 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示装置用基板および液晶表示装置 |
| JP2011248132A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 垂直配向液晶表示装置用カラーフィルタ基板および垂直配向液晶表示装置 |
| JP2011248133A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置用基板および液晶表示装置 |
| KR101438989B1 (ko) * | 2010-05-27 | 2014-09-05 | 도판 인사츠 가부시키가이샤 | 액정 표시 장치용 기판 및 액정 표시 장치 |
| TWI497164B (zh) * | 2010-05-27 | 2015-08-21 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶顯示裝置 |
| US9285644B2 (en) | 2010-05-27 | 2016-03-15 | Toppan Printing Co., Ltd. | Substrate for liquid crystal display device, and liquid crystal display device |
| US10962824B2 (en) | 2017-11-16 | 2021-03-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Color filter substrate, method of producing the same, and display panel |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5948577A (en) | Color filter substrate, liquid crystal display device using the same and method of manufacturing color filter substrate | |
| JP3332822B2 (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法 | |
| KR100772940B1 (ko) | 액정표시장치용 컬러필터 기판과 그 제조방법 | |
| JP2004061539A (ja) | 液晶用カラーフィルター及びその製造方法 | |
| KR100698052B1 (ko) | 액정표시장치 및 이의 제조방법 | |
| JP2000098368A (ja) | アクティブマトリクス基板とその製造方法、該基板を用いた液晶素子 | |
| US5641595A (en) | Manufacture of color filters by incremental exposure method | |
| JPH08227012A (ja) | カラーフィルタの製造方法 | |
| KR20050068507A (ko) | 액정표시장치 및 그 제조방법 | |
| JPH09189899A (ja) | ブラックマトリクス基板、カラーフィルターおよび液晶パネルならびにそれらの製造方法 | |
| JPH10123315A (ja) | カラーフィルターの製造方法 | |
| JP2000199815A (ja) | カラ―フィルタおよびその製造方法 | |
| JPH0980221A (ja) | 液晶表示素子用カラーフィルタ基板とその製造方法 | |
| KR20070069829A (ko) | 액정표시소자 및 그 제조방법 | |
| JP3261011B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法 | |
| KR100242435B1 (ko) | 액정표시장치용 칼라필터 및 그 제조방법 | |
| KR100937103B1 (ko) | 액정표시장치 | |
| JPH08271715A (ja) | カラーフィルタおよびその製造方法ならびに液晶表示装置 | |
| KR20050049657A (ko) | 마스크수가 감소된 컬러필터 기판의 제조방법 | |
| JP2000284110A (ja) | 液晶用カラーフィルター、その製造方法及び液晶表示装置 | |
| US20070153166A1 (en) | Method for fabricating color filter layer of liquid crystal display device and method for fabricating liquid crystal display device using the same | |
| JP2001066416A (ja) | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
| JP2001183517A (ja) | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
| JPH06331816A (ja) | カラーフィルタ | |
| JPH0933910A (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 |