JPH09189775A - ソーラー時計用表示板構造 - Google Patents

ソーラー時計用表示板構造

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JPH09189775A
JPH09189775A JP8002981A JP298196A JPH09189775A JP H09189775 A JPH09189775 A JP H09189775A JP 8002981 A JP8002981 A JP 8002981A JP 298196 A JP298196 A JP 298196A JP H09189775 A JPH09189775 A JP H09189775A
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transparent substrate
solar
solar cell
adhesive layer
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Yoshio Katsuki
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高級感のある模様、色調を含めたデザインバ
リエーションが大幅に拡大されるばかりか、外観品質が
よくなって商品性を高めることに寄与するソーラー時計
用表示板構造を提供する。 【解決手段】 ソーラーセル11の表側に設けられたソ
ーラー時計用表示板構造Aは、光が透過する透明基板1
2と、この透明基板12の表側に接着層13を介して設
けられて光が透過する装飾板14とを備え、前記接着層
13に光拡散剤を混入して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光をエネルギーと
して使用する太陽電池を時計文字盤に用いたソーラー時
計表示板構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から時計、電卓、携帯ラジオなどの
電源として太陽電池が用いられている。この太陽電池
は、通常アモルファスシリコンなどから形成され、光エ
ネルギーを電気エネルギーに変換しており、その機能か
ら光があたる位置、すなわち外部から直接見える表面位
置に配設する必要がある。
【0003】そして、図9、図10に示すように腕時計
の表示板構造に前記太陽電池を用いた場合には、腕時計
のモジュール31の上面に平面視で扇形のソーラーセル
32を4枚、絶縁帯33を挟んで配置し、このソーラー
セル32の上に透明なポリカーボネートもしくはアクリ
ル樹脂の透明板34を介して半透明なオーバーコート3
5を積層した構成である。
【0004】しかしながら、上記にようなソーラー時計
表示板構造にあっては、ソーラーセル32が通常茶褐色
または暗青色であるため、表示板が前記色となり、ま
た、ソーラーセル32とソーラーセル32との間に絶縁
帯33があるために、この絶縁帯33が十字線として現
れ、色調を含めたデザインが大幅に限定されるばかり
か、商品性の悪いものになっていた。
【0005】これに対し、太陽電池の前面に干渉フィル
タなどを設けて、太陽電池が直接見えないようにした時
計などが提案されているが、太陽電池への光エネルギー
供給に支承を来すという問題及び時計用文字板としての
外観品質が悪いという問題があった。
【0006】このような問題を解決するために、例え
ば、特公平5−38464号公報には、太陽電池と、こ
の太陽電池の前面に設けられて太陽電池の発電に寄与す
る波長域の光を透過するカラーフィルタと、太陽電池と
カラーフィルタとの間に設けられてカラーフィルタによ
り透過した光の一部を透過し、残りを四方に散乱する散
乱層とから成るカラー拡散層とを有する色つき太陽電池
が開示されている。
【0007】そして、散乱層を白色拡散板とする場合に
は、アクリル製乳白色板、ハーフミラーに艶消しクリヤ
ラッカーを塗布したもの、片面を粗らしたガラスやプラ
スチックの反対側にアルミニウムなどでミラーを形成し
たものなどを用いることが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、アクリル製乳白色板は、腕時計の
表示板として好まれ、かつ高級感を付与できる金属色調
を得ることができなかった。また、ハーフミラーに艶消
しクリヤラッカーを塗布したものや、片面を粗らしたガ
ラスやプラスチックの反対側にアルミニウムなどでミラ
ーを形成したものについては、膜厚の不均一により透過
率がばらつき、色むらが発生するという欠点がある。さ
らには、上記したいずれの材質も、時計の文字板として
の外観品質が劣るという欠点がある。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、カラーフィ
ルタ、あるいは散乱層に相当する構成を容易に実現でき
る高級感のある模様、色調を含めたデザインバリエーシ
ョンが大幅に拡大されるばかりか、外観品質がよくなっ
て商品性を高めることに寄与するソーラー時計用表示板
構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わるソーラー時計用表示板構
造は、ソーラーセルの表側に設けられたソーラー時計用
表示板構造において、光が透過する透明基板と、この透
明基板の表側に接着層を介して設けられて光が透過する
装飾板とを備え、前記接着層に光拡散剤を混入したこと
を特徴とする。
【0011】かかる構成により、接着層によって透明基
板の表側に装飾板を固定できると共に、接着層には光拡
散剤が混入してあるために、この光拡散剤が入射光を拡
散して茶褐色または暗青色のソーラーセル及び絶縁帯の
十字線が透けて見えず、また、装飾板によって、高級感
のある模様、色調を含めたデザインバリエーションが大
幅に拡大されるばかりか、装美感あふれる外観となって
商品性の良いものになる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わるソーラー時計用表示板構造は、請求
項1記載のソーラー時計用表示板構造において、前記装
飾板を、天然貝、貴石のいずれかを薄板状に加工して形
成した。
【0013】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりが、前記装飾板
が天然貝、貴石であることにより、天然貝、貴石の独特
な高級感のある模様、色調を含めたデザインバリエーシ
ョンを得ることができて、装美感あふれる外観となって
商品性の良いものになる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わるソーラー時計用表示板構造は、ソー
ラーセルの表側に設けられたソーラー時計用表示板構造
において、光が透過する透明基板の表面に拡散面を設け
ると共に、この透明基板の裏側に装飾面を設け、この装
飾面に有色の金属蒸着層を形成したことを特徴とする。
【0015】かかる構成により、透明基板に入射し、透
明基板の裏面に形成された有色の金属蒸着層に達した光
のうち、この金属蒸着層の色と異なる系統の色の波長の
光は、金属蒸着層に吸収される。金属蒸着層の色と同系
統の色の波長の光の一部は、金属蒸着層を透過してソー
ラーセルに達し、ソーラーセルの発電に寄与され、残り
は表面に向かって反射される。これは、金属蒸着層が極
めて薄い薄膜であるため、一部の光を透過し、残りを反
射する作用を成すためである。金属蒸着層によって反射
された光は、指向性があり不均一であるが、透明基板の
表面に形成された拡散面により、均一に拡散されて、観
察者の目に達する。よって観察者には、透明基板の表面
全体が、一様に金属蒸着層の色、すなわち金属色に視認
される。同時に、有色の金属蒸着層は、透明基板の裏面
に設けられた装飾面に形成されているため、観察者に
は、透明基板を透して装飾面が視認されることとなる。
このために、茶褐色または暗青色のソーラーセル及び絶
縁帯の十字線が透けて見えず、また、装飾面によって高
級感のある模様、色調を含めたデザインバリエーション
が大幅に拡大されるばかりか、装美感あふれる外観とな
って商品性の良いものになる。
【0016】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係わるソーラー時計用表示板構造は、請求
項3記載のソーラー時計用表示板構造において、前記透
明基板の前記拡散面が、ランダムな微小な凹凸から成
り、前記装飾面が、前記拡散面の凹凸より大きい凹凸の
模様から成る。
【0017】かる構成により、上記した請求項3の発明
の作用と同様な作用を奏し得る。さらに、装飾面に形成
れた有色の金属蒸着層によって反射された光は、ランダ
ムな微小な凹凸からなる拡散面によってランダムに拡散
されるため、ともすると観察者には、装飾面がぼやけて
視認しづらくなるが、装飾面を拡散面により大きい凹凸
としたので、観察者には、透明基板を透して装飾面の凹
凸模様が確実に視認される。
【0018】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係わるソーラー時計用表示板構造は、請求
項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のソー
ラー時計用表示板構造において、前記透明基板に顔料を
混入して有色にした。
【0019】かかる構成により、請求項1又は請求項2
又は請求項3又は請求項4の発明の作用を奏し得るばか
りか、透明基板に混入された顔料が、この透明基板に入
射した光を拡散させるために、茶褐色または暗青色のソ
ーラーセル及び絶縁帯の十字線をより見えないようにす
ることができ、また、装飾板、装飾面によって高級感の
ある模様、色調を含めたデザインバリエーションが大幅
に拡大されるばかりか、装美感あふれる外観となって商
品性の良いものになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。
【0021】(第1実施例)図1は本発明に係わるソー
ラー時計用表示板構造(第1実施例)を備えた腕時計の
縦断面図、図2は本発明に係わるソーラー時計用表示板
構造(第1実施例)の構成説明図、図3は同ソーラー時
計用表示板構造の平面図、図4は同ソーラー時計用表示
板構造における入、出射光の説明図である。
【0022】腕時計1は、図1に示すように外胴2の内
部に合成樹脂から成る支持枠3を介してモジュール4を
設け、このモジュール4の表側にソーラー時計用表示板
構造Aを構成し、モジュール4に設けられた二重軸構成
の針軸5を前記時計文字盤構造Aに中央の孔部A1を貫
通させて、この針軸5の外軸5aに時針6を、内軸5b
に分針7をそれぞれ取り付け、前記外胴2の底側に防水
パッキン8を介して裏蓋9を装着し、外胴2の表側に風
防ガラス10を装着して大略構成されている。
【0023】そして、前記ソーラー時計用表示板構造A
は、図2に示すように前記モジュール4の表側に固着さ
れたソーラーセル11と、このソーラーセル11の表側
に設けられた透明基板12と、この透明基板12の表側
に接着層13を介して設けられた装飾板14とから構成
されている。そして、この装飾板(文字板)14の表面
には時字15が印刷もしくは接着により形成してある。
【0024】前記ソーラーセル11は、従来例の図8に
示すものと同様に、平面視で扇形状をしており、このソ
ーラーセル11を4枚絶縁帯を挟んで配置される。ま
た、前記透明基板12は、透明なポリカーボネートもし
くはアクリル樹脂の透明板である。
【0025】装飾板14としては、ソーラー時計を用い
るにあたっては、太陽電池の発電を妨げないようにする
べく光の透過性が高いものが良い。さらには、高級感の
ある色調を有するものが望まれる。よって、装飾板14
としては、天然貝、例えば白蝶貝、あわびや、貴石、例
えば、光が透過しやすいセラミックス、カルセドニー、
水晶などを薄板状に加工(スライス加工)したものが用
いられる。
【0026】装飾板14として白蝶貝、あわびをスライ
ス加工したものを用いるにあたって、生地厚t=0.1
mm、0.2mm、0.3mmの3種類に白蝶貝、あわ
びをスライス加工して、その各々の光透過率を測定し
た。その結果を
【表1】に示す。この光透過率の測定結果、光透過率を
50%以上確保するには生地厚tを0.1mm以下にす
ることが好ましいことが確認できた。
【表1】
【0027】光透過率は、一般に太陽電池時計用文字板
を透過した光により太陽電池が発電した発電量により求
められる。すなわち、外光が入らないようにした装置内
で、光源から一定の距離に置かれた太陽電池に光を当
て、光エネルギーから電気エネルギーに変換したときの
電流値をAoとし、前記太陽電池の上に太陽電池時計用
文字板を載せ、上記と同様にして測定した電流値をA1
としてA1 をAoに対する百分率として表される。そし
て、ソーラー時計用表示板構造Aにおける光透過率は5
0%以上であれば通常の手首への携帯においては、何ら
支障なく発電できることが確認されている。
【0028】したがって、装飾板14に、生地厚tを
0.1mmにした白蝶貝及びあわびを薄板状にしたもの
を用いた場合の光透過率が50%以上であることから、
装飾板14に、生地厚tを0.1mm以下にした白蝶貝
及びあわびを薄板状にしたものを用いてもよいことが確
認できる。
【0029】このように装飾板14として、生地厚tを
0.1mm以下にした白蝶貝及びあわびを薄板状にした
ものが用いられるが、この装飾板14は光を一部透過す
るために、茶褐色または暗青色のソーラーセル11及び
絶縁帯の十字線を完全に隠すことができない。そのため
に、装飾板14を透明基板12の表側に接着する接着層
13に、茶褐色または暗青色のソーラーセル11及び絶
縁帯の十字線を隠す機能が付与されている。すなわち、
接着層13には光拡散剤が混入してあって、この光拡散
剤が入射光を拡散して茶褐色または暗青色のソーラーセ
ル11及び絶縁帯の十字線を隠すことになる。
【0030】接着層13は、液体の接着剤に光拡散剤を
混入してスクリーン印刷法などの印刷、塗装によって装
飾板14に裏面に形成される。そして、この接着層13
に厚さは、厚くなるほど光を透過しなくなるために0.
015mm程度が好ましい。この程度の厚さでは、装飾
板14及び透明基板12と共に、ソーラー時計用表示板
構造Aにおける光透過率を50%以上に確保することが
できるし、透明基板12に装飾板14を接着固定するこ
とが可能である。また、光拡散剤としては、高純度の炭
酸カルシウム又は燐酸カルシウムに3〜5種類の添加物
を加えた結晶構造をもつものが使用される。
【0031】次に、上記のように構成されたソーラー時
計用表示板構造Aの作用を説明する。従来の技術で述べ
たように、ソーラーセル11が通常茶褐色または暗青色
であるため、表示板が茶褐色または暗青色になり、ま
た、ソーラーセル11とソーラーセル11との間に絶縁
帯があるために、この絶縁帯が十字線として現れるが、
接着層13には光拡散剤が混入してあるために、図4に
示すように、この光拡散剤が光をランダムに拡散(散
乱)する。詳しくは、入射光イの一部は、装飾板14の
表面で反射され、観察者の目に達して装飾板14を観察
者に視認させる。入射光イの残りは、装飾板14を透過
し、接着層13に達する。接着層13に達した入射光イ
の一部は、光拡散剤によってランダムに拡散(散乱)さ
れ、残りは透明基板12を透過してソーラーセル11に
達する。ソーラーセル11に達した入射光イの一部は、
表面に向かって反射され、残りはソーラーセル11の発
電に寄与する。ソーラーセル11によって反射された反
射光ロが、そのままに観察者の目に達すると、観察者に
ソーラーセル11が視認されてしまうが、反射光ロは、
透明基板12を透過して接着層13に達すると、光拡散
剤によってランダムに拡散(散乱)される。よって、観
察者の目に達する反射光ロは、ごく僅かに限られ、観察
者がソーラーセル11を視認することはない。
【0032】したがって、茶褐色または暗青色のソーラ
ーセル11及び絶縁帯の十字線が透けて見えず、また、
装飾板14によって、天然貝(白蝶貝、あわび)及び貴
石の高級感のある模様、色調を含めたデザインバリエー
ションが大幅に拡大されるばかりか、装美感あふれる外
観となって商品性の良いものになる。
【0033】(第2実施例)図5は本発明に係わるソー
ラー時計用表示板構造(第2実施例)の縦断面図、図6
は同ソーラー時計用表示板構造における透明基板の一部
省略した断面図、図7は同ソーラー時計用表示板構造に
おける入、出射光の説明図である。
【0034】この第2実施例におけるソーラー時計用表
示板構造Aにおいては、透明基板12として、その表面
が、ランダムな微小な凹凸16を多数形成した拡散面1
7になされ、その裏側が、拡散面17の凹凸16より大
きい凹凸で模様を形成した装飾面18になされ且つこの
装飾面18に金属蒸着層19が形成された透明基板が用
いられており、前記モジュール4の表側には、ソーラー
セル11が載置され、さらにソーラーセル11の表面
に、前記拡散面17を表側に向けて透明基板12が載置
されている。そして、拡散面17にはその表側に第1の
実施の形態と同様に、時字15が印刷もしくは接着によ
り設けてある。
【0035】前記透明基板12は射出成形加工により成
形されるものであり、成形型には、拡散面17のランダ
ムな微小な凹凸16を形成する凹凸型部及び装飾面18
の模様の凹凸を形成する模様型部が予め設けてあるため
に、透明基板12が射出成形加工により成形される際
に、その表面に拡散面17が、その裏側に装飾面18が
それぞれ形成される。そして、この装飾面18は、例え
ばピアジカット、旭光などの模様で形成される。
【0036】また、金属蒸着層19は、Au、Cr、A
l、Pt、Ni、Ag、Rdなどの金属を蒸着して形成
した、極めて薄い有色薄膜である。様々な種類の金属を
蒸着層することによって、種々の色調を有する薄膜が得
られることは公知である。金属蒸着膜19も、公知の製
法に従って、種々の色調を有する薄膜として形成され
る。金属蒸着層19は、1種の金属を蒸着した単層膜で
あっても、多種の金属を蒸着した多層膜であっても良
い。金属蒸着層19を単層膜とするか、多層膜とするか
は、どのような色調を金属蒸着層19に付与するかによ
って、適宜選択される。
【0037】ただし、金属蒸着層19の色調には、透明
基板12に入射される入射光を、吸収しやすい色調は好
ましくない。なぜならば、ソーラーセル11に達する光
の量が減少し、ソーラーセル11の発電が低下するため
である。また、金属蒸着層19の厚さは、厚ければ厚い
ほど、金属色が強調されて、ソーラー時計用表示板構造
Aの見栄えに金属感を付与することができるが、厚すぎ
ると、金属蒸着層19を透過してソーラーセル11に達
する光の量が減少し、発電が低下してしまう。金属蒸着
層19の厚さは、好ましくは、500〜5000Å、さ
らに好ましくは、1500〜3500Å、最も好ましく
は、2000〜3000Åである。第2実施例では、金
属蒸着層19に、えんじ色、青色、緑色、及び黄色の有
色薄膜を、1500〜3500Åの厚さに形成した。光
透過率は、えんじ色では75〜74%、青色では66〜
67%、緑色では65〜66%、黄色では66〜68%
であった。厚さを、500Åまで薄くすると、さらに光
透過率は上昇し、かつソーラー時計用表示板構造Aの外
観も金属色を保持し得た。5000Åまで厚くすると、
ソーラー時計用表示板構造Aの外観は、さらに強調され
た金属色を有し、かつ光透過率も50%を越えることが
できた。2000〜3000Åの範囲において、光透過
率とソーラー時計用表示板構造Aの外観の金属色双方
を、最もバランス良く保持し得た。
【0038】上記のように構成された第2実施例におけ
るソーラー時計用表示板構造Aの作用を説明する。
【0039】図7に示すように、入射光ハの一部は、拡
散面17によって拡散(散乱)されるが、残りの大部分
は、透明基板12を透過し、有色の金属蒸着層19に達
する。金属蒸着層19に達した入射光ハのうち、この金
属蒸着層19の色と異なる系統の色の波長の入射光ハ
は、金属蒸着層19に吸収される。金属蒸着層19の色
と同系統の色の波長の入射光ハの一部は、金属蒸着層1
9を透過してソーラーセル11に達し、残りは表面に向
かって反射される。金属蒸着層19によって反射された
反射光ニは、指向性があり不均一であるが、拡散面17
により、均一に拡散されて、観察者の目に達する。よっ
て観察者には、透明板12の表面全体が、一様に金属蒸
着層19の色、すなわち金属色に視認される。同時に、
有色の金属蒸着層19は、透明基板12の裏面に設けら
れた装飾面18に形成されているため、観察者には、金
属蒸着層19の金属色を有する装飾面18が視認される
こととなる。すなわち、観察者には、えんじ色、青色、
緑色、あるいは黄色を有するピアジカット、旭光等の模
様が視認される。
【0040】ソーラーセル11に達した入射光ハは、ソ
ーラーセル11の発電に寄与するが、その一部は、ソー
ラーセル11によって反射される。ソーラーセル11に
よって反射された反射光ホが、そのままに観察者の目に
達すると、観察者にソーラーセル11が視認されてしま
う。しかしながら、反射光ホの一部は、まず金属蒸着層
19によって反射され、金属蒸着層19を透過した残り
に反射光ホも、拡散面17によって拡散(散乱)される
ので、観察者の目に達するホは、ごく僅かに限られ、観
察者がソーラーセル11を視認することはない。
【0041】このために、茶褐色、または暗青色のソー
ラーセル11及び絶縁帯の十字線が透けて見えず、ま
た、装飾面18によって高級感のある模様、色調を含め
たデザインバリエーションが大幅に拡大されるばかり
か、装美感あふれる外観となって商品性の良いものにな
る。
【0042】(第3実施例)第3実施例におけるソーラ
ー時計用表示板構造Aは、第2実施例におけるソーラー
時計用表示板構造Aの透明基板12を有色にした構成で
ある。すなわち、透明なポリカーボネートもしくはアク
リル樹脂を原材料として透明基板12を成形する際に、
原材料に種々の顔料、または染料を混入することによ
り、この透明基板12を有色にしたものである。
【0043】第3実施例では、図8に示すように、白色
顔料を混入した白色透明基板20と、青色の金属蒸着層
21を用いる。白色透明基板20に混入された白色顔料
が、ソーラーセル11によって反射された反射光を拡散
(散乱)するので、ソーラーセル11がさらに視認され
にくくなった。また、金属蒸着層21の青色と、白色透
明基板20の白色が混ざり合い、柔らかな色合いを有す
る青色の金属色が視認された。
【0044】このように、透明基板12に有色にするこ
とにより、この透明基板12に混入された顔料が、この
透明基板12に入射した光を拡散させるために、茶褐色
または暗青色のソーラーセル11及び絶縁帯の十字線を
より見えないようにすることができ、また、装飾面18
によって高級感のある模様、色調を含めたデザインバリ
エーションが大幅に拡大されるばかりか、装美感あふれ
る外観となって商品性の良いものになる。
【0045】なお、第1実施例におけるソーラー時計用
表示板構造Aの透明基板12を、上記したように有色に
することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わるソーラー時計用表示板構造のよれば、ソーラーセ
ルの表側に設けられたソーラー時計用表示板構造におい
て、光が透過する透明基板と、この透明基板の表側に接
着層を介して設けられて光が透過する装飾板とを備え、
前記接着層に光拡散剤を混入したことにより、接着層に
よって透明基板の表側に装飾板を固定できると共に、接
着層には光拡散剤が混入してあるために、この光拡散剤
が入射光を拡散して茶褐色または暗青色のソーラーセル
及び絶縁帯の十字線が透けて見えず、また、装飾板によ
って、高級感のある模様、色調を含めたデザインバリエ
ーションが大幅に拡大されるばかりか、装美感あふれる
外観となって商品性の良いものになる。
【0047】また、請求項2の発明に係わるソーラー時
計用表示板構造によれば、請求項1記載のソーラー時計
用表示板構造において、前記装飾板を、天然貝、貴石の
いずれかを薄板状に加工して形成したことにより、上記
した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばか
りが、前記装飾板が天然貝、貴石であることにより、天
然貝、貴石の独特な高級感のある模様、色調を含めたデ
ザインバリエーションを得ることができて、装美感あふ
れる外観となって商品性の良いものになる。
【0048】また、請求項3の発明に係わるソーラー時
計用表示板構造によれば、ソーラーセルの表側に設けら
れたソーラー時計用表示板構造において、光が透過する
透明基板の表面に拡散面を設けると共に、この透明基板
の裏側に装飾面を設け、この装飾面に有色の金属蒸着層
を形成したことにより、透明基板に入射し、透明基板の
裏面に形成された有色の金属蒸着層に達した光のうち、
この金属蒸着層の色と異なる系統の色の波長の光は、金
属蒸着層に吸収される。金属蒸着層の色と同系統の色の
波長の光の一部は、金属蒸着層を透過してソーラーセル
に達し、ソーラーセルの発電に寄与され、残りは表面に
向かって反射される。これは、金属蒸着層が極めて薄い
薄膜であるため、一部の光を透過し、残りを反射する作
用を成すためである。
【0049】金属蒸着層によって反射された光は、指向
性があり不均一であるが、透明基板の表面に形成された
拡散面により、均一に拡散されて、観察者の目に達す
る。よって観察者には、透明基板の表面全体が、一様に
金属蒸着層の色、すなわち金属色に視認される。同時
に、有色の金属蒸着層は、透明基板の裏面に設けられた
装飾面に形成されているため、観察者には、透明基板を
透して装飾面が視認されることとなる。このために、茶
褐色または暗青色のソーラーセル及び絶縁帯の十字線が
透けて見えず、また、装飾面によって高級感のある模
様、色調を含めたデザインバリエーションが大幅に拡大
されるばかりか、装美感あふれる外観となって商品性の
良いものになる。
【0050】また、請求項4の発明に係わるソーラー時
計用表示板構造によれば、請求項3記載のソーラー時計
用表示板構造において、前記透明基板の前記拡散面が、
ランダムな微小な凹凸から成り、前記装飾面が、前記拡
散面の凹凸より大きい凹凸の模様から成ることにより、
上記した請求項3の発明の作用と同様な作用を奏し得
る。さらに、装飾面に形成れた有色の金属蒸着層によっ
て反射された光は、ランダムな微小な凹凸からなる拡散
面によってランダムに拡散されるため、ともすると観察
者には、装飾面がぼやけて視認しづらくなるが、装飾面
を拡散面により大きい凹凸としたので、観察者には、透
明基板を透して装飾面の凹凸模様が確実に視認される。
【0051】また、請求項5の発明に係わるソーラー時
計用表示板構造によれば、請求項1又は請求項2又は請
求項3又は請求項4記載のソーラー時計用表示板構造に
おいて、前記透明基板に顔料を混入して有色にしたこと
により、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項
4の発明の効果を奏し得るばかりか、透明基板に混入さ
れた顔料が、この透明基板に入射した光を拡散させるた
めに、茶褐色または暗青色のソーラーセル及び絶縁帯の
十字線をより見えないようにすることができ、また、装
飾板、装飾面によって高級感のある模様、色調を含めた
デザインバリエーションが大幅に拡大されるばかりか、
装美感あふれる外観となって商品性の良いものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるソーラー時計用表示板構造(第
1実施例)を備えた腕時計の縦断面図である。
【図2】本発明に係わるソーラー時計用表示板構造(第
1実施例)の構成説明図である。
【図3】同ソーラー時計用表示板構造の平面図である。
【図4】同ソーラー時計用表示板構造における入、出射
光の説明図である。
【図5】本発明に係わるソーラー時計用表示板構造(第
2実施例)の縦断面図である。
【図6】同ソーラー時計用表示板構造における透明基板
の一部省略した断面図である。
【図7】同ソーラー時計用表示板構造における入、出射
光の説明図である。
【図8】本発明に係わるソーラー時計用表示板構造(第
3実施例)の縦断面図である。
【図9】従来のソーラー時計用表示板構造を備えた腕時
計の平面図である。
【図10】従来のソーラー時計用表示板構造の構成説明
図である。
【符号の説明】
11 ソーラーセル 12 透明基板 13 接着層 14 装飾板 A ソーラー時計用表示板構造

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソーラーセルの表側に設けられたソーラ
    ー時計用表示板構造において、光が透過する透明基板
    と、この透明基板の表側に接着層を介して設けられて光
    が透過する装飾板とを備え、前記接着層に光拡散剤を混
    入したことを特徴とするソーラー時計用表示板構造。
  2. 【請求項2】 前記装飾板を、天然貝、貴石のいずれか
    を薄板状に加工して形成した請求項1記載のソーラー時
    計用表示板構造。
  3. 【請求項3】 ソーラーセルの表側に設けられたソーラ
    ー時計用表示板構造において、光が透過する透明基板の
    表面に拡散面を設けると共に、この透明基板の裏側に装
    飾面を設け、この装飾面に有色の金属蒸着層を形成した
    ことを特徴とするソーラー時計用表示板構造。
  4. 【請求項4】 前記透明基板の前記拡散面が、ランダム
    な微小な凹凸から成り、前記装飾面が、前記拡散面の凹
    凸より大きい凹凸の模様から成る請求項3記載のソーラ
    ー時計用表示板構造。
  5. 【請求項5】 前記透明基板に顔料、または染料を混入
    して有色にした請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4記載のソーラー時計用表示板構造。
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