JPH0918833A - 記録媒体に記録されているデータを再生する再生装置とその再生方法 - Google Patents

記録媒体に記録されているデータを再生する再生装置とその再生方法

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JPH0918833A
JPH0918833A JP7188482A JP18848295A JPH0918833A JP H0918833 A JPH0918833 A JP H0918833A JP 7188482 A JP7188482 A JP 7188482A JP 18848295 A JP18848295 A JP 18848295A JP H0918833 A JPH0918833 A JP H0918833A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、光ディスクに記録されたスクイ
ーズ画面を、従来の3:4サイズのテレビモニタで見る
場合に、縦横の画面比に歪みの発生しないレターボック
ス画面またはパンスキャン画面に変換して再生でき、そ
れらの中から好みの表示モードをユーザが自由に選択で
きる。 【構成】 この発明は、データ領域にビデオデータが記
録され、管理領域のファイル管理テーブルにビデオデー
タを映像として再現するのに必要な表示アスペクト比と
パンスキャンとレターボックスに対する許可/禁止が記
録されている光ディスク10からビデオデータを再生す
るものにおいて、ビデオデータの表示アスペクト比が
9:16の際に、パンスキャン、レターボックス、ダイ
レクトの表示が可能か否か判断し、ユーザがシェイプキ
ーを投入するごとに表示可能な条件で、読取ったビデオ
データが再生出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク等の記録
媒体に記録されているデータを再生する再生装置とその
再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用のテレビの画面は、その縦
横のサイズ比が3:4となっていた。したがって、この
テレビで表示される画像(ビデオデータ)もこの画面サ
イズに対応したものであった。
【0003】しかし、近年、映像ソフトとしてのビデオ
データの多様化と高画質化により、たとえば映画館で上
映される映画のスクリーンのように横に長い画面をでき
る限りそのまま表示したいという考えからハイビジョン
テレビでは、その縦横の画面サイズが9:16に設定
し、従来より迫力のある映画館での表示状態により近い
形での画面表示を可能としている。
【0004】しかし、ハイビジョン放送は、従来の映像
表示方式とフォーマットが異るためにハイビジョン放送
を従来のテレビで表示させるためには専用のデータコン
バータが必要であることやハイビジョンフォーマットの
国外との統一の遅れ等の理由でその普及がはかばかしく
ない状態にある。
【0005】そこで、近年はハイビジョン放送は表示で
きないが、その画面サイズが9:16で従来の3:4の
テレビ放送を9:16の画面サイズに拡張して表示する
機能を持ったテレビが急速に普及されつつある。
【0006】また、レーザディスクやVTRなどの映像
および音声記録再生装置においては、そこに記録されて
いる映像の画面サイズはテレビサイズ(3:4)のほか
にシネマサイズ(9:16)などの様々なサイズのソフ
トが混在している。これらをテレビで再生する場合、レ
ーザディスクプレーヤやビデオカセットレコーダなどの
再生装置にはその画面サイズを切換える手段はなく、テ
レビモニタ側の表示画面切換え機能により切り換えられ
るようになっている。
【0007】しかし、このような処理は画質の点から不
利であり、現在の映像用のソフトウエアやハードウエア
のクオリティを最大限に利用するならば、3:4のテレ
ビモニタで表示する場合には縦長の画像(スクイーズ画
面)となるような映像を記録媒体に記録しておき、これ
をそのまま9:16の画面比に拡張して9:16のテレ
ビモニタ(横長テレビ)で表示させることにより見るよ
うにするのが良い。
【0008】しかしこのような、スクイーズ画面を9:
16のテレビモニタで見る場合には良いが、従来の3:
4サイズのテレビモニタで見る場合には、画面が縦長に
歪んで再生されるので、都合が悪いという欠点があっ
た。
【0009】そこで、記録媒体に記録されたスクイーズ
画面を、従来の3:4サイズのテレビモニタで見る場合
に、縦横の画面比に歪みの発生しないレターボックス画
面またはパンスキャン画面に変換して再生する機能を有
し、それらの中から好みの映像モードをユーザが自由に
選択できるものが要望されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記したよ
うに、記録媒体に記録されたスクイーズ画面を、従来の
3:4サイズのテレビモニタで見る場合に、縦横の画面
比に歪みの発生しないレターボックス画面またはパンス
キャン画面に変換して再生する機能を有し、それらの中
から好みの表示モードをユーザが自由に選択できるもの
が要望されているもので、記録媒体に記録されたスクイ
ーズ画面を、従来の3:4サイズのテレビモニタで見る
場合に、縦横の画面比に歪みの発生しないレターボック
ス画面またはパンスキャン画面に変換して再生する機能
を有し、それらの中から好みの表示モードをユーザが自
由に選択でき、さらに、作成者の意図を反映して表示モ
ードを制限した状態で、表示モードの切換えを行うこと
ができる再生装置とその再生方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の再生装置は、
一部の領域に管理領域と、他の領域にデータ領域が形成
され、上記データ領域には、少なくとも1つのビデオデ
ータが記録され、上記管理領域には、上記データ領域の
ビデオデータを映像として再現するのに必要な上記ビデ
オデータの表示領域の部分的な切出しを認めるか否かを
示す切出し許可/禁止データと上記ビデオデータの表示
領域の縦方向の縮小を認めるか否かを示す縮小許可/禁
止データが記録されている記録媒体からビデオデータを
再生するものにおいて、上記記録媒体のデータ領域のビ
デオデータと上記記録媒体の管理領域の切出し許可/禁
止データと縮小許可/禁止データとを読取る読取手段、
この読取手段により読取られた切出し許可/禁止データ
と縮小許可/禁止データとにより、ビデオデータの切出
しが許可されているか禁止されているか、およびビデオ
データの縮小が許可されているか禁止されているかを判
定する判定手段、ビデオデータの表示モードを切換える
切換手段、上記読取手段により読取られたビデオデータ
をそのまま再生出力に変換する第1の変換手段、上記読
取手段により読取られたビデオデータに対してビデオデ
ータの部分的な切出しを行って再生出力に変換する第2
の変換手段、上記読取手段により読取られたビデオデー
タの縮小を行って再生出力に変換する第3の変換手段、
上記判定手段によりビデオデータの切出しと縮小とが許
可されている際、上記切換手段の切換え指示に応じて、
上記第1の変換手段、上記第2の変換手段、上記第3の
変換手段からの再生出力を順次切換えて出力する第1の
出力手段、上記判定手段によりビデオデータの切出しが
許可され、ビデオデータの縮小が禁止されている際、上
記切換手段の切換え指示に応じて、上記第1の変換手
段、上記第2の変換手段からの再生出力に順次切換える
第2の出力手段、および上記判定手段によりビデオデー
タの切出しが禁止され、ビデオデータの縮小が許可され
ている際、上記切換手段の切換え指示に応じて、上記第
1の変換手段、上記第3の変換手段からの再生出力に順
次切換える第3の出力手段から構成されている。
【0012】この発明の再生方法は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つのビデオデータが記録され、
上記管理領域には、上記データ領域のビデオデータを映
像として再現するのに必要な上記ビデオデータの表示領
域の部分的な切出しを認めるか否かを示す切出し許可/
禁止データと上記ビデオデータの表示領域の縦方向の縮
小を認めるか否かを示す縮小許可/禁止データが記録さ
れている記録媒体からビデオデータを再生するものにお
いて、上記記録媒体のデータ領域のビデオデータと上記
記録媒体の管理領域の切出し許可/禁止データと縮小許
可/禁止データとを読取り、この読取られた切出し許可
/禁止データと縮小許可/禁止データとにより、ビデオ
データの切出しが許可されているか禁止されているか、
およびビデオデータの縮小が許可されているか禁止され
ているかを判定し、この判定によりビデオデータの切出
しと縮小とが許可されている際、ビデオデータの表示モ
ードの切換え指示に応じて、ビデオデータをそのままの
画像の再生出力、ビデオデータの切り出し画像の再生出
力、ビデオデータの縮小出力に順次切換え、上記判定に
よりビデオデータの切出しが許可され、ビデオデータの
縮小が禁止されている際、ビデオデータの表示モードの
切換え指示に応じて、ビデオデータをそのままの画像の
再生出力、ビデオデータの切出し画像の再生出力に順次
切換え、上記判定によりビデオデータの切出しが禁止さ
れ、ビデオデータの縮小が許可されている際、ビデオデ
ータの表示モードの切換え指示に応じて、ビデオデータ
をそのままの画像の再生出力、ビデオデータの縮小画像
の再生出力に順次切換えるものである。
【0013】この発明の再生表示システムは、一部の領
域に管理領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上
記データ領域には、少なくとも1つのビデオデータが記
録され、上記管理領域には、上記データ領域のビデオデ
ータを映像として再現するのに必要な表示アスペクト比
データ、上記ビデオデータの表示領域の部分的な切出し
を認めるか否かを示す切出し許可/禁止データと上記ビ
デオデータの表示領域の縦方向の縮小を認めるか否かを
示す縮小許可/禁止データが記録されている記録媒体か
らビデオデータを再生する再生装置と、この再生装置に
接続され、上記再生装置からの再生出力を表示する表示
装置とからなるものにおいて、上記再生装置に、上記表
示装置の表示アスペクト比を指示する指示手段、上記記
録媒体のデータ領域のビデオデータと上記記録媒体の管
理領域の表示アスペクト比データと切出し許可/禁止デ
ータと縮小許可/禁止データとを読取る読取手段、この
読取手段により読取られた表示アスペクト比データと切
出し許可/禁止データと縮小許可/禁止データと上記指
示手段により指示された上記表示装置の表示アスペクト
比とにより、ビデオデータのそのままの出力か、ビデオ
データの切出し画像の出力あるいはビデオデータの縮小
画像の出力、ビデオデータの切出し画像だけの出力、ビ
デオデータの縮小画像のだけの出力かを判定する判定手
段、ビデオデータの表示モードを切換える切換手段、上
記読取手段により読取られたビデオデータをそのまま再
生出力に変換する第1の変換手段、上記読取手段により
読取られたビデオデータに対してビデオデータの部分的
な切出しを行って再生出力に変換する第2の変換手段、
上記読取手段により読取られたビデオデータの縮小を行
って再生出力に変換する第3の変換手段、上記判定手段
によりビデオデータの切出し画像の出力あるいはビデオ
データの縮小画像の出力となっている際、上記切換手段
の切換え指示に応じて、上記第2の変換手段、上記第3
の変換手段からの再生出力を順次切換えて出力する第1
の出力手段、上記判定手段によりビデオデータの切出し
画像だけの出力が判定された際、上記第2の変換手段か
らの再生出力を出力する第2の出力手段、および上記判
定手段によりビデオデータの縮小画像だけの出力が判定
された際、上記第3の変換手段からの再生出力を出力す
る第3の出力手段からなる。
【0014】この発明の再生表示方法は、一部の領域に
管理領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記デ
ータ領域には、少なくとも1つのビデオデータが記録さ
れ、上記管理領域には、上記データ領域のビデオデータ
を映像として再現するのに必要な上記ビデオデータの表
示領域の部分的な切出しを認めるか否かを示す切出し許
可/禁止データと上記ビデオデータの表示領域の縦方向
の縮小を認めるか否かを示す縮小許可/禁止データが記
録されている記録媒体からビデオデータを再生する再生
装置と、この再生装置に接続され、上記再生装置からの
再生出力を表示する表示装置とからなるものにおいて、
上記再生装置が、上記記録媒体のデータ領域のビデオデ
ータと上記記録媒体の管理領域の切出し許可/禁止デー
タと縮小許可/禁止データとを読取り、この読取られた
切出し許可/禁止データと縮小許可/禁止データと上記
表示装置の表示アスペクト比の指示とにより、ビデオデ
ータのそのままの出力か、ビデオデータの切出し画像の
出力あるいはビデオデータの縮小画像の出力、ビデオデ
ータの切出し画像だけの出力、ビデオデータの縮小画像
のだけの出力かを判定し、この判定によりビデオデータ
の切出し画像の出力あるいはビデオデータの縮小画像の
出力となっている際、ビデオデータの表示モードの切換
え指示に応じて、ビデオデータの切り出し画像の再生出
力、ビデオデータの縮小出力に順次切換え、上記判定に
よりビデオデータの切出し画像だけの出力が判定された
際、ビデオデータの切出し画像を再生出力し、上記判定
によりビデオデータの縮小が画像だけの出力が判定され
た際、ビデオデータの縮小画像を再生出力するものであ
る。
【0015】
【作用】この発明は、一部の領域に管理領域と、他の領
域にデータ領域が形成され、上記データ領域には、少な
くとも1つのビデオデータが記録され、上記管理領域に
は、上記データ領域のビデオデータを映像として再現す
るのに必要な上記ビデオデータの表示領域の部分的な切
出しを認めるか否かを示す切出し許可/禁止データと上
記ビデオデータの表示領域の縦方向の縮小を認めるか否
かを示す縮小許可/禁止データが記録されている記録媒
体からビデオデータを再生するものにおいて、上記記録
媒体のデータ領域のビデオデータと上記記録媒体の管理
領域の切出し許可/禁止データと縮小許可/禁止データ
とを読取り、この読取られた切出し許可/禁止データと
縮小許可/禁止データとにより、ビデオデータの切出し
が許可されているか禁止されているか、およびビデオデ
ータの縮小が許可されているか禁止されているかを判定
し、この判定によりビデオデータの切出しと縮小とが許
可されている際、ビデオデータの表示モードの切換え指
示に応じて、ビデオデータをそのままの画像の再生出
力、ビデオデータの切り出し画像の再生出力、ビデオデ
ータの縮小出力に順次切換え、上記判定によりビデオデ
ータの切出しが許可され、ビデオデータの縮小が禁止さ
れている際、ビデオデータの表示モードの切換え指示に
応じて、ビデオデータをそのままの画像の再生出力、ビ
デオデータの切出し画像の再生出力に順次切換え、上記
判定によりビデオデータの切出しが禁止され、ビデオデ
ータの縮小が許可されている際、ビデオデータの表示モ
ードの切換え指示に応じて、ビデオデータをそのままの
画像の再生出力、ビデオデータの縮小画像の再生出力に
順次切換えるようにしたものである。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例に係
る光ディスク再生装置を説明する。
【0017】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディス再生装置のブロック
を示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライブ
するディスクドライブ部のブロックを示し、図3は、図
1及び図2に示した光ディスクの構造を示している。
【0018】図1に示す光ディスク再生装置において
は、ユーザが本体のフロントパネルのキー操作部及び表
示部4、あるいは本体と赤外線による光通信により接続
されている遠隔操作装置としてのリモートコントロール
5を操作することによって光ディスク10から記録デー
タ、即ち、映像データ、副映像データ及び音声データが
再生され、装置内でオーディオ(音声)信号及びビデオ
信号に変換されて装置外のモニタ部6及びスピーカー部
8で映像及び音声として再現される。
【0019】上記キー操作部及び表示部4は、図4に示
すように、電源キー4a、マイクの入力端子4b、再生
キー4c、一時停止キー4d、停止キー4e、早送り後
戻りキー4f、光ディスク10の取り込み取り外しを指
示するオープン/クローズキー4g、表示器4h、光デ
ィスク10の挿入、取出口4i等により構成されてい
る。
【0020】上記リモートコントロール5は、図5に示
すように、電源キー5a、数字キー5b、停止キー5
c、再生キー5d、一時停止キー5e、メモリキー5
f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示するオー
プン/クローズキー5g、早送り後戻りキー5h、5
i、リピートの指示と範囲を指示するリピートキー5
j、メニュー画面の表示を指示するメニューキー5k、
メニュー画面表示時の各項目ごとのメニュー画面の表示
を指示するiキー5l、メニュー画面表示時の項目を選
択する際に用いる上下キー5m、および画像表示モード
の切換えを指示するシェィプキー5n等により構成され
ている。
【0021】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造があるが、図3に示すように、例えば、透明基
盤14上に記録層、即ち、光反射層16が形成された構
造体18が一対用意され、この一対の構造体18が記録
層16がその内部に封じ込まれるように接着層20を介
して張り合わされる高記録密度のタイプが出現してい
る。このような構造の光ディスク10では、その中心に
スピンドルモータ12のスピンドルが挿入される中心孔
22が設けられ、その中心孔22の周囲には、この光デ
ィスク10をその回転時に押さえる為のクランピング領
域24が設けられている。
【0022】このクランピング領域24から光ディスク
10の外周端までが光ディスク10に情報を記録するこ
とができる情報記録領域25に定められている。図3に
示す光ディスクでは、その両面に情報記録領域25を有
することとなる。各情報記録領域25は、その外周領域
が通常は情報が記録されないリードアウト領域26に、
また、クランピング領域24に接するその内周領域が同
様に、通常は情報が記録されないリードイン領域27に
定められ、更に、このリードアウト領域26とリードイ
ン領域27の間がデータ記録領域28に定められてい
る。情報記録領域25の記録層16には、通常、データ
が記録される領域としてトラックがスパイラル状に連続
して形成され、その連続するトラックは、複数のセクタ
に分割され、このセクタを基準にデータが記録されてい
る。情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際の
データ記録領域であって、後に説明するように管理デー
タ、主画像データ、副画像データ及び音声データが同様
にピット等の物理的状態変化として記録されている。読
み出し専用の光ディスク10では、透明基板14にピッ
ト列が予めスタンパーで形成され、このピット列が形成
された透明基板14の面に反射層が蒸着により形成さ
れ、その反射層が記録層14として形成されることとな
る。また、この読み出し専用の光ディスク10では、通
常、トラックとしてのグルーブが特に設けられず、ピッ
ト列がトラックとして定められている。
【0023】このような光ディスク10からデータを再
生する光ディスク再生装置においては、光ディスク10
をドライブするディスクドライブ部30で光ディスク1
0が光ビームで検索される。即ち、図2に示すように、
光ディスク10は、モータ駆動回路11によって駆動さ
れるスピンドルモータ12上に載置され、このスピンド
ルモータ12によって回転されている。光ディスク10
の下方には、この光ディスク10に光ビーム、即ち、レ
ーザビームを集光する光ヘッド、即ち、光ピックアップ
32が設けられている。この光ヘッド32は、情報記録
領域25、特に、データ記録領域28を検索する為にそ
の光ディスク10の半径方向に移動可能にガイド機構
(図示せず。)に載置され、駆動回路37からの駆動信
号によって駆動されるフィードモータ33で光ディスク
10の半径方向に移動される。光ディスク10には、対
物レンズ34がその光軸に沿って移動可能に保持され、
フォ―カス駆動回路36からの駆動信号に応答してその
光軸方向に移動され、常にフォ―カス状態に対物レンズ
34が維持され、微小ビームスポットが記録層16上に
形成される。また、この対物レンズ34は、光ディスク
10の半径方向に沿って微動可能に保持され、トラック
駆動回路38からの駆動信号に応答して微動され、常に
トラッキング状態に維持されて光ディスク10の記録層
16上のトラックが光ビームで追跡される。
【0024】光ヘッド32では、光ディスク10から反
射された光ビームが検出され、検出されたこの検出信号
は、光ヘッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ
処理回路44に供給されている。サーボ処理回路44で
は、検出信号からフォ―カス信号、トラッキング信号及
びモータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々駆動回
路36、38、11に供給している。従って、対物レン
ズ34がフォ―カス状態及びトラッキング状態に維持さ
れ、また、スピンドルモータ12が所定の回転数で回転
され、光ビームによって記録層16上のトラックが光ビ
ームで、例えば、線速一定で追跡される。システムCP
U部50からアクセス信号としての制御信号がサーボ処
理回路44に供給されると、サーボ処理回路44から移
動信号が駆動回路37に供給され、光ヘッド32が光デ
ィスク10の半径方向に沿って移動され、記録層16の
所定のセクタがアクセスされ、再生データがヘッドアン
プ40で増幅されてディスクドライブ部30から出力さ
れる。出力された再生データは、システム用ROM及び
RAM部52に記録のプログラムで制御されるシステム
CPU部50及びシステムプロセッサ部54を介してデ
ータRAM部56に格納される。この格納された再生デ
ータは、システムプロセッサ部54によって処理されて
ビデオデータ、オーディオデータ及び副映像データに分
類され、ビデオデータ、オーディオデータ及び副映像デ
ータは、夫々ビデオデコーダ部58、オーディオデコー
ダ部60及び副映像デコーダ部62に出力されてデコー
ドされる。デコードされたビデオデータ、オーディオデ
ータ及び副映像データは、D/A及び再生処理回路64
でアナログ信号としてのビデオ信号、オーディオ信号及
び副映像信号に変換されるとともにミキシング処理され
てビデオ信号及び副映像信号がモニタ6に、また、オー
ディオ信号がスピーカ8に夫々供給される。その結果、
モニタ部6に映像が表示されるとともにスピーカ部8か
ら音声が再現される。図1に示す光ディスク装置の詳細
な動作については、次に説明する光ディスク10の論理
フォーマットとともに後により詳細に説明する。
【0025】図2に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、論理フォーマットとしてISO966
0に準拠した図6に示されるようなボリューム構造を有
している。このボリューム構造は、階層構造のボリュー
ム管理情報領域70及びファイル領域80から構成され
ている。ボリューム管理情報領域70は、ISO966
0に準拠して定められた論理ブロック番号0から23ま
でが相当し、システム領域72及びボリューム管理エリ
ア74が割り付けられている。システム領域72は、通
常は空き領域として内容は規定されていないが、たとえ
ば光ディスク10に記録するデータを編集する編集者の
為に設けられ、編集者の意図に応じた光ディスク装置の
駆動を実現する為のシステムプログラムが必要に応じて
格納される。また、ボリューム管理領域74には、ファ
イル領域80のディスク情報ファイル76(以下、単に
ディスク情報ファイル76と称する。)、ムービファイ
ル或いはミュージックファイル等のファイル78を管理
するボリューム管理情報、即ち、全のファイルの記録位
置、記録容量及びファイル名等が格納されている。ファ
イル領域80には、論理ブロック番号24以降の論理ブ
ロック番号で指定されるファイル番号0からファイル番
号99までのファイル76、78が配置され、ファイル
番号0のファイル76がディスク情報ファイル76とし
て割り付けられ、ファイル番号1からファイル番号99
までのファイル78がムービファイル、即ち、映像ファ
イル、又はミュージックファイルとして割り付けられて
いる。
【0026】ディスク情報ファイル76は、図7に示さ
れるようにファイル管理情報エリア82及びメニュー映
像データエリア84から構成され、ファイル管理情報エ
リア82には、光ディスク10の全体に記録されている
選択可能なシーケンス、即ち、ビデオ又はオーディオの
タイトルを選択するためのファイル管理情報が記述され
ている。また、メニュー映像データエリア84には、タ
イトル等の選択メニューを表示する為のメニュー画面の
画像データがセル単位のメニューデータセル90として
格納されている。即ち、メニュー映像用データエリア8
4のメニュー映像データは、後に詳述するように、目的
に応じて必要な大きさの単位に区切られ、ディスク10
のメニュー映像データエリア84への記録順に#1から
連続して番号が割り付けられたi個のメニューセル90
として定められている。このメニューセル90には、ム
ービ或いはオーディオのタイトル選択、各タイトルのプ
ログラム選択等に関する映像データ、副映像データ、或
いは、オーディオデータが格納されている。
【0027】図7に示されるようにファイル管理情報エ
リア82は、ディスク構成情報(DSINF: Disc Str
ucture Information)を格納するディスク構成情報エリ
ア86、メニュー構成情報(MSINF: Menu Structu
re Information)を格納するメニュー構成情報エリア8
7、セル情報を格納するセル情報テーブル(MCIT:
Menu Cell Information Table )88の3種類の情報領
域があり、この順序で配列されている。
【0028】ディスク構成情報エリア86には、主にデ
ィスク10のファイル領域80に記録されているムービ
ファイル及びミュージックファイル、即ち、再生ファイ
ル78の数(パラメータDSINFとして1から99の
範囲内で記述される。)、個々のファイル78内に存在
するシーケンス(ビデオ、オーディオ及び副映像等を含
む映像データの一連のデータ群を称し、後に詳述する。
また、以下、単にシーケンスと称する。)の数、即ち、
タイトルの数(パラメータFSINFとして記述され
る。)等の情報が記述される。
【0029】メニュー構成情報エリア87には、このデ
ィスク情報ファイル76内に記録されているメニュー映
像用データエリア84のメニューセル90の数(パラメ
ータNOMCELとして記述される。)、ディスク内に
存在するタイトルを選択するための一連のメニュー映像
用データを構成するタイトルメニューセル90の開始セ
ル番号(パラメータTMSCELとして記述される。)
等の情報が記述されている。
【0030】メニューセル情報テーブル88には、各メ
ニューセル90の再生に必要なセル情報がセル番号順に
記述されたi個のセル情報エリア89の集合に規定され
ている。このセル情報テーブル88には、ファイル76
内のセル90の位置(パラメータMCSLBNとしてフ
ァイル先頭からのオフセット論理ブロック番号で記述さ
れる。)、サイズ(パラメータMCNLBとして論理ブ
ロック数で記述される。)等の情報が記述されている。
ここで、ディスク構成情報(DSINF)及びメニュー
構成情報(MSINF)は、ファイル管理情報エリア8
2に連続して記述され、メニューセル情報テーブル(M
CIT)88は、論理ブロックの境界にアライメントさ
れている。
【0031】1又は複数タイトルのミュージックデータ
或いはムービデータがファイル番号1からファイル番号
99までに相当するムービファイル及びミュージックフ
ァイル78に格納されている。このファイル78は、夫
々図8に示すように当該ファイル78に含まれるデータ
に対する諸元情報、即ち、管理情報(例えば、アドレス
情報及び再生制御情報等)が記述されているファイル管
理情報エリア101及び当該ファイル78の映像データ
(ビデオ、オーディオ及び副映像データ等を単に映像デ
ータと称する。)が記述されている映像用データエリア
102から構成されるファイル構造を有している。映像
用データエリア102には、ディスク情報ファイル76
のメニューセル90と同様に映像データがセル単位に分
割され、映像データがj個の映像用データセル105と
して配列されている。
【0032】通常、あるタイトルのムービデータ或いは
オーディオデータは、連続するシーケンス106の集合
として表される。例えば、映画のストーリーは、
「起」、「承」、「転」及び「結」に相当するような連
続するシーケンス106で表現される。従って、各ファ
イル78の映像用データエリア102は、図9に示すよ
うにシーケンス106の集合として定義される。また、
各シーケンス106は、ストーリの種々の場面に相当す
る複数の映像プログラム(チャプター)107で表さ
れ、各映像プログラム107が複数の映像用データセル
105で構成されている。各映像セル105は、図10
に示されるように制御パック(DSI)92、主映像パ
ック93、副映像パック95及びオーディオパック98
を組み合わせた1画像グループ(GOP: Group of Pi
cture )が複数グループ配列されて構成されている。こ
の映像セル105の構成は、メニューセル90と略同様
であって、この映像用データ102は、MPEG規格(M
oving Picture Expert Group) 等の圧縮規格に従って圧
縮された動画(ムービ)、音声(オーディオ)及び副映
像等のデータがMPEG2のシステムレーヤに対応した
データフォーマットで記録されている。即ち、映像用デ
ータ102は、MPEG規格で規定されるプログラムス
トリーマとなっている。更に、各パック92、93、9
5、98は、パックヘッダ97及びパックに対応するパ
ケット99から構成されるパック構造を有している。
【0033】ファイル管理情報エリア101は、ファイ
ル管理テーブル(FMT: File Management Table)1
13、シーケンス情報テーブル(SIT: Sequence In
formation Table )114、セル情報テーブル(CI
T: Cell Information Table)115等から構成され
る。
【0034】映像用データエリア102の映像用データ
セルは、ディスクへの記録順に#1から連続して番号が
振り分けられ、このセル番号及びこのセル番号に関連さ
せてセルに関する情報がセル情報テーブル115に記述
されている。即ち、セル情報テーブル115には、映像
用データセルの再生に必要な情報をセル番号順に記述し
たj個のセル情報(CI)が格納されるエリア117の
集合に定められ、このセル情報(CI)には、ファイル
78内のセルの位置、サイズ、再生時間等の情報が記述
されている。
【0035】図11には、このセル情報テーブル115
に格納されるセル情報(CI)の内容が示されている。
このセル情報領域117に記述されるセル情報(CI)
は、映像データを目的に応じた単位で分割した映像セル
の開始位置及びサイズ等の内容がパラメータで記述され
る。即ち、このセル情報(CI)は、映像セルがムー
ビ、カラオケ及びインタラクティブメニューのいずれで
あるか等の映像セルの内容を示すセル種別情報(CCA
T)、映像セルのトータル再生時間を示すセル再生情報
(CTIME)、セルの開始パックに記述されているS
CR(システム時刻基準参照値)の上位32ビットを記
述する(CSSCR)、映像セルの開始位置、即ち開始
アドレス(ファイル先頭からのオフセット論理ブロック
番号)を示すセル開始位置情報(CSLBN)及び映像
セルを構成するサイズ(論理ブロック数)を示したセル
サイズ情報(CNLB)等から構成されている。CTI
MEにはセル種別がインタラクティブメニューの場合0
が記述される。
【0036】シーケンス情報テーブル114は、シーケ
ンス106毎に指定された範囲内のセル105を選択し
て再生する順序等を記述したi個のシーケンス情報(S
I)が格納されるエリア116の集合に定められ、各シ
ーケンス情報(SI)には、そのシーケンス106内に
記録されている映像セル105の再生順序及び再生に関
する再生制御情報が記述されている。このシーケンス1
06には、1シーケンスで完結する完結型シーケンス、
1シーケンス毎に次のシーケンスに分岐接続される接続
型シーケンスがあり、接続型シーケンスには、マルチス
トーリに相当するビデオデータの先頭シーケンスであっ
て、このシーケンスから分岐して次のシーケンスに接続
されることが可能な接続型先頭シーケンス、即ち、スト
ーリがその選択の仕方で変化する接続型先頭シーケン
ス、他の接続型シーケンスから分岐されて更に他のシー
ケンスに接続される接続型中間シーケンス、及び他の接
続型シーケンスから接続され、そのシーケンスを終了す
る接続型終了シーケンス、即ち、このシーケンスでスト
ーリが終了する接続型終了シーケンスがある。このシー
ケンス情報の番号は、シーケンス番号1からiと定義さ
れ、各々の開始位置情報は、ファイル管理情報テーブル
113に書き込まれている。
【0037】図12には、図8に示されたファイル管理
情報エリア101内のシーケンス情報テーブル114に
格納される1つのシーケンス情報(SI)の内容が示さ
れている。図12に示すようにシーケンス情報エリア1
16には、映像セルの再生順序及びシーケンス情報等が
記述される。このシーケンス情報(SI)の番号は、シ
ーケンスの番号に一致し、シーケンス情報テーブル11
4にその番号順に割り付けられている。シーケンス番号
1は、デフォルト再生シーケンスであり、シーケンスを
構成するセルの配置は指定順序通りに連続することが望
ましいとされている。このシーケンス情報116は、シ
ーケンス種別情報(SCAT)、構成プログラム数(S
NPRG)、構成セル数(SNCEL)、シーケンス再
生時間(STIME)、接続シーケンス数情報(SNC
SQ)、シーケンス番号リスト情報(SCSQN)及び
シーケンス制御情報(SCINF)から構成されてい
る。
【0038】シーケンス種別情報(SCAT)には、1
シーケンス再生して終了する完結型シーケンス、マルチ
ストーリに相当するビデオデータの先頭シーケンスであ
って、このシーケンスから分岐して次のシーケンスに接
続されることが可能な接続型先頭シーケンス、他の接続
型シーケンスから分岐されて更に他のシーケンスに接続
される接続型中間シーケンス、及び、他の接続型シーケ
ンスから接続され、そのシーケンスを終了する接続型終
了シーケンスのいずれであるかが記述される。構成プロ
グラム数(SNPRG)には、シーケンスを構成するプ
ログラム数が記述される。構成セル数(SNCEL)に
は、シーケンスを構成している延べセル数が記述され
る。シーケンス再生時間(STIME)には、シーケン
スのトータル再生時間が記述され、接続シーケンス数情
報(SNCSQ)には、接続型シーケンスにおいてその
シーケンスを再生後にそのシーケンスに接続可能なシー
ケンスの数が記述され、シーケンス番号リスト情報(S
CSQN)には、接続シーケンス数情報(SNCSQ)
に記述された数分の接続先のシーケンスの番号がリスト
として記述され、更に、シーケンス制御情報(SCIN
F)には、シーケンスを構成するセルの再生順序が記述
され、この記述に従って、セルが再生されてシーケンス
が実行される。複数のセルの中から1つのセルを選択し
て再生する区間は、セルの集合としてのブロックで記述
され、そのブロックを指定することによってそのブロッ
クのシーケンスが実行される。また、シーケンスは、再
生順が連続する1つ以上のセルを組合せた再生単位とし
てのプログラムが定義され、その番号が記述される。シ
ーケンス内のプログラム番号は#1から昇順に割り付け
られる。
【0039】ファイル管理テーブル113は、その映像
用ファイル78に関する諸元情報を示している。このフ
ァイル管理テーブル113には、そのファイル名及び光
ディスクが装填された光ディスク再生装置で再生可能な
ファイルか否かを識別する為のファイル識別子が記述さ
れている。また、このファイル管理テーブル113に
は、シーケンス情報テーブル114及びセル情報テーブ
ル115の開始アドレス及びそれぞれのテーブルに記述
されるシーケンス情報116及びセル情報117の個
数、さらに、ファイル78の先頭からの相対距離で示さ
れるシーケンス情報テーブル114の開始アドレス並び
にこのシーケンス情報テーブル114の先頭からの相対
距離で示される各シーケンス情報116の開始アドレ
ス、映像用データ102の開始アドレス、各データを再
生するための情報としてのデータ属性等が記述されてい
る。
【0040】ファイル管理テーブル(FMT)113は
複数のパラメータが記録される領域からなり、各領域に
は、図13に示すように、ファイル名(FFNAM
E)、ムービファイルであることを識別する情報として
のファイル識別子(FFID)、論理ブロック数で記述
されるファイル管理テーブル(FMT)のサイズ(FS
ZFMT)、このファイル中に存在する総シーケンス数
(FNSQ)、このファイル中に存在するセル数(FN
CEL)、このファイルの映像用データ中に存在するデ
ィスクサーチ情報(DSI)パック数(FNDSI
P)、このファイルのサイズに対応する論理ブロック数
(FNLB)、ファイル先頭からのオフセット論理ブロ
ック番号で示されるこのファイル内のシーケンス情報テ
ーブル114の開始アドレス(FSASIT)、ファイ
ル先頭からのオフセット論理ブロック番号で示されるこ
のファイル内のセル情報テーブル115の開始アドレス
(FSACIT)、ファイル先頭からのオフセット論理
ブロック番号で示されるこのファイル内のディスクサー
チマップ開始アドレス(FSADSM)、ファイル先頭
からのオフセット論理ブロック番号で示されるこのファ
イル内の映像用データ開始アドレス(FSADVD)、
シーケンス情報の記述順にシーケンス分記述されるこの
ファイルのシーケンス情報テーブル114中の各シーケ
ンス情報の開始アドレス(シーケンス情報テーブル11
4の先頭からのオフセットバイト番号)およびサイズ
(FSAESI)、シーケンス情報の記述順にシーケン
ス分記述されるこのファイル内に存在する各シーケンス
中で使用するセルの最小番号と最小番号から最大番号間
でのセル数(FSNCIB)、このファイル内に記録さ
れているビデオデータの再生形態を示すビデオデータ属
性(FVATR)123、このビデオデータと同一時間
帯で再生可能な、このファイル内に記録されているオー
ディオデータのストリーム(データ列)数を示すオーデ
ィオストリーム数(FNAST)124、これらのスト
リーム数分だけのストリーム番号と記録順を対応させた
個々のオーディオストリーム属性(FAATR)12
5、上記ビデオデータと同一時間帯で再生可能なこのフ
ァイル内に記録されている副映像データのチャネル数を
示す副映像チャネル数(FNSPCH)126、これら
のチャネル数分だけチャネル番号と記録順を対応させた
個々の副映像チャネル属性(FSPATR)127、フ
ァイルの映像用データのすべてのチャネルにおいて使用
する副映像カラーパレット(FSPPLT)、ベンダが
特定用途のために自由に使用できる領域を定義するベン
ダ定義(FVDEF)等のパラメータが記録されてい
る。
【0041】図13において、オーディオストリーム数
124がn個のとき、それに続くオーディオデータ属性
125は#1〜#nまでストリーム番号順に連続して記
録される。
【0042】また上記と同様に、副映像チャネル数12
6がm個のとき、それに続く副映像データ属性127は
#1〜#mまでチャネル番号順に連続して記録される。
【0043】ここで、オーディオストリーム数124、
あるいは副映像チャネル数126が、零(0)の場合
は、オーディオデータ属性125、あるいは副映像デー
タ属性127は、記録されない。
【0044】上記ビデオデータ属性123の各項目は、
対応するファイル内に記録されるビデオデータに関する
再生形態を決定づけるものである。
【0045】このビデオデータ属性(FVATR)12
3は、図14に示すように、MPEG1、MPEG2等
のビデオデータの符号化方式を示したビデオ圧縮モード
131、記録されているビデオデータの表示アスペクト
比が3:4か9:16かを示す表示アスペクト比13
2、NTSC(national television system committe
e)、PAL(phase alternation by line) 等のビデオ信
号のフレームレート133、ビデオデータに対する表示
領域の部分的な割愛(切出し)としてのパンスキャンと
表示画像の上下に黒い部分が生じるレターボックスを許
可/禁止する表示モード134等から構成される。
【0046】ビデオ圧縮モード131は、00Hの場
合、MPEG1に準拠していることを示し、01Hの場
合、MPEG2に準拠していることを示している。
【0047】表示アスペクト比132は、00Hの場
合、3:4のビデオデータを示し、11Hの場合、9:
16のビデオデータを示している。
【0048】フレームレート133は、00Hの場合、
NTSCを示し、01Hの場合、PALを示している。
【0049】表示モード134は、00Hの場合、パン
スキャンとレターボックスの両方の許可(切出し許可、
縮小許可)を示し、01Hの場合、パンスキャンが許可
(切出し許可)でレターボックスが禁止(縮小禁止)を
示し、10Hの場合、パンスキャンが禁止(切出し禁
止)でレターボックスが許可(縮小許可)を示してい
る。
【0050】パンスキャンとレターボックスは、ともに
9:16の表示アスペクト比で記録されたビデオデータ
(映像ソフト)を従来の3:4の表示アスペクト比のモ
ニタ部6で再生した場合の画面変換処理である。たとえ
ば、9:16の表示アスペクト比で記録されたビデオデ
ータを従来の3:4の表示アスペクト比のモニタ部6で
再生すると、縦方向に伸びた映像として再生される(図
24の(a)の右側の画面参照(ダイレクト))。この
ように、9:16のビデオデータは縦方向に伸びた画面
として記録されており、一般的にスクイーズ(圧縮され
た)画面と呼んでいる。このスクイーズ画面を、9:1
6の表示アスペクト比のモニタ部6で再生すると、正常
な縦横比でかつ画面一杯に表示される。これは、基本的
に、表示アスペクト比が3:4のモニタ部6も9:16
のモニタ部6も、その画面上の表示される画素数は同じ
であり、表示アスペクト比が9:16のモニタ部6は、
従来の表示アスペクト比が3:4のビデオデータを横方
向に少し引き伸ばして再生表示しているのにすぎないか
らである。したがって、その比率で横方向に引き伸ばさ
れたときに正常な縦横比率になるように、あらかじめ横
方向に縮めて記録したビデオデータを、ここでは表示ア
スペクト比が9:16のビデオデータとしている。
【0051】このように、表示アスペクト比が9:16
のビデオデータ(スクイーズ画面)をそのまま表示アス
ペクト比が3:4のモニタ部6で再生表示すると、縦方
向に伸びた映像となり、見辛い映像となるので、このス
クイーズ画面を縦横比を正常にして再生表示するための
変換処理が、パンスキャンとレターボックスである。
【0052】パンスキャンは、スクイーズ画面を表示ア
スペクト比が9:16のモニタ部6で再生した画面から
表示アスペクト比3:4の画角を切り取って再生表示す
るものである。この場合、たとえば、図24の(a)の
左側の画面のように、本来持っている1画面分のビデオ
データから一部分(両端)が欠落したものとなる。
【0053】このパンスキャン変換処理は、ビデオデコ
ーダ部58内の後述するMPEG2デコーダ58dによ
り行われるようになっている。
【0054】レターボックス変換は、基本的には、9:
16の画角全部を、3:4の画角に縦横比が正常のまま
嵌め込もうとする処理である。したがって、パンスキャ
ンで発生するビデオデータ(画面情報)の一部欠落とい
う現象は回避できるが、モニタ部6の画面の上下に映像
の表示されない黒帯の部分が生じる(図24の(a)の
中央の画面参照)。
【0055】このレターボックスの変換処理は、後述す
るビデオ再生処理部201内のレターボックス変換器2
04により行われるようになっている。
【0056】この結果、光ディスク10のフォーマット
では、表示アスペクト比9:16のビデオデータが光デ
ィスク10に記録され、それが3:4の表示アスペクト
比のモニタ部6で再生表示される場合に、上記パンスキ
ャンとレターボックスのどちらの変換を許可あるいは禁
止させるかを、上記表示モードの設定により、光ディス
ク10の制作者の意図で制限できる。
【0057】上記オーディオストリーム属性(FAAT
R)125の各項目は、本ファイル内に記録されるオー
ディオデータに関する再生形態を決定づけるものであ
る。
【0058】このオーディオデータ属性125は、図1
5に示すように、MPEG1、AC3、リニアPCM等
のオーディオデータの符号化方式を示したオーディオ圧
縮モード151、ステレオ、モノラル、ディジタルサラ
ウンド等のオーディオ再生モードを示すオーディオモー
ド152、オーディオデータの内容が音楽/言語(音
声)等を示すオーディオ種別153、オーディオストリ
ームが、ミキシング可能か否か、また、単独再生可能か
否か(マスタ/スレーブ)を示すミキシング154、前
述のミキシング154でミキシング可能で単独再生不可
(スレーブ)の場合、そのミキシング可能なマスタスト
リーム番号を指定するマスタストリーム番号155、前
述のオーディオ種別153で種別が言語(音声)の場
合、そのオーディオストリームの言語を示す言語コード
156等から構成される。
【0059】上記副映像チャネル属性(FSPATR)
127の各項目は、対応するファイル内に記録される副
映像データに関する再生形態を決定づけるものである。
【0060】この副映像データ属性127は、図16に
示すように、Raw(未加工)、Run−length
(ランレングス)等の副映像データの符号化方式を示し
た副映像圧縮モード171、副映像データの内容が絵柄
/言語(字幕)等を示す副映像種別172、前述の副映
像種別172で種別が言語(字幕)の場合、その副映像
チャネルの言語を示す言語コード173等から構成され
る。
【0061】次に、上記ビデオデータ属性123、オー
ディオデータ属性125、副映像データ属性127に対
応した、ビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部
60、副映像デコーダ部62、D/A&再生処理部64
の構成例について説明する。
【0062】ビデオデコーダ部58は、図17に示すよ
うに、レジスタ58a、セレクタ58b、MPEG1デ
コーダ58c、およびMPEG2デコーダ58dにより
構成されている。
【0063】上記レジスタ58aは、上記システムCP
U部50からシステムプロセッサ部54を介して供給さ
れる制御信号(符号化方式に沿った)を保持するもので
あり、その出力はセレクタ58bに出力される。セレク
タ58bは、上記システムプロセッサ部54から供給さ
れるビデオデータを上記レジスタ58aからの出力に応
じて、MPEG1デコーダ58c、あるいはMPEG2
デコーダ58dに選択的に出力するものである。MPE
G1デコーダ58cは、セレクタ58bからのビデオデ
ータをMPEG1の符号化方式でデコードするものであ
る。MPEG2デコーダ58dは、セレクタ58bから
のビデオデータをMPEG2の符号化方式でデコードす
るものである。上記MPEG1デコーダ58cあるいは
MPEG2デコーダ58dからのデコーダ出力は、ビデ
オデコーダ部58のデコーダ出力としてD/A&再生処
理部64内の後述するビデオ再生処理部201へ出力さ
れる。
【0064】また、上記システムCPU部50からシス
テムプロセッサ部54を介して供給されるパンスキャン
を行うか否かの制御信号がMPEG2デコーダ58dに
供給されている。これにより、MPEG2デコーダ58
dは、その制御信号によりパンスキャン処理が指示され
ている際に、パンスキャン処理を施して出力するように
なっている。パンスキャン処理は、9:16の表示アス
ペクト比のビデオデータの両端の領域の画像を除去し
て、3:4に対応する部分のビデオデータのみを切り出
す処理である。
【0065】オーディオデコーダ部60は、図18に示
すように、レジスタ60a、セレクタ60b、MPEG
1デコーダ60c、AC3デコーダ60d、およびPC
Mデコーダ60eにより構成されている。
【0066】上記レジスタ60aは、上記システムCP
U部50からシステムプロセッサ部54を介して供給さ
れる制御信号を保持するものであり、その出力はセレク
タ60bに出力される。セレクタ60bは、上記システ
ムプロセッサ部54から供給されるオーディオデータを
上記レジスタ60aからの出力に応じて、MPEG1デ
コーダ60c、AC3デコーダ60d、あるいはPCM
デコーダ60eに選択的に出力するものである。MPE
G1デコーダ60cは、セレクタ60bからのオーディ
オデータをMPEG1の符号化方式でデコードするもの
である。AC3デコーダ60dは、セレクタ60bから
のオーディオデータをAC3の符号化方式でデコードす
るものである。PCMデコーダ60eは、セレクタ60
bからのディジタルのオーディオデータをアナログのオ
ーディオデータにデコードするものである。
【0067】上記MPEG1デコーダ60c、AC3デ
コーダ60d、あるいはPCMデコーダ60eからのデ
コーダ出力は、オーディオデコーダ部60のデコーダ出
力としてD/A&再生処理部64内の後述するオーディ
オ再生処理部202へ出力される。
【0068】副映像デコーダ部62は、図19に示すよ
うに、レジスタ62a、セレクタ62b、ビットマップ
デコーダ62c、およびランレングスデコーダ62dに
より構成されている。
【0069】上記レジスタ62aは、上記システムCP
U部50からシステムプロセッサ部54を介して供給さ
れる制御信号を保持するものであり、その出力はセレク
タ62bに出力される。セレクタ62bは、上記システ
ムプロセッサ部54から供給される副映像データを上記
レジスタ62aからの出力に応じて、ビットマップデコ
ーダ62c、あるいはランレングスデコーダ62dに選
択的に出力するものである。
【0070】ビットマップデコーダ62cは、セレクタ
62bからの副映像データをビットマップの符号化方式
でデコードするものである。ランレングスデコーダ62
dは、セレクタ62bからの副映像データをランレング
スの符号化方式でデコードするものである。
【0071】D/A&再生処理部64は、図1に示すよ
うに、ビデオ再生処理部201、オーディオ再生処理部
202、オーディオミキシング部203、副映像再生処
理部207を有している。
【0072】ビデオ再生処理部201は、図20に示す
ように、内部にメモリを有するレターボックス変換器2
04、ビデオフォーマッタ(色差信号変換)機能を有す
るデジタル・NTSC/PAL変換器205、およびD
/A変換器206により構成されている。
【0073】レターボックス変換器204は、上記シス
テムCPU部50からシステムプロセッサ部54を介し
て供給される制御信号に応じて、上記ビデオデコーダ部
58から供給されるビデオデータをレターボックス変換
処理を行うか、あるいはレターボックス変換処理を行わ
ずにそのままスルーさせるものである。上記レターボッ
クス変換処理は、たとえば、9:16のアスペクト比の
ビデオデータに対して縦方向を圧縮するものである。モ
ニタ部6(表示アスペクト比が3:4、9:16の両
方)での表示時、画像の上下に黒い部分ができるため、
レターボックスと言われている。
【0074】デジタル・NTSC/PAL変換器205
は、上記システムCPU部50からシステムプロセッサ
部54を介して供給される制御信号に応じて、レターボ
ックス変換器204からのビデオデータをNTSCのフ
ォーマットに変換したり、PALのフォーマットに変換
するものである。このデジタル・NTSC/PAL変換
器205からの出力は、D/A変換器206でアナログ
データに変換された後、モニタ部6へ出力される。
【0075】オーディオ再生処理部202は、図21に
示すように、レジスタ202a、セレクタ202b、ス
テレオ出力部202c、モノラル出力部202d、サラ
ウンド出力部202eにより構成されている。
【0076】上記レジスタ202aは、上記システムC
PU部50からシステムプロセッサ部54を介して供給
される制御信号を保持するものであり、その出力はセレ
クタ202bに出力される。セレクタ202bは、上記
オーディオデコーダ部60から供給されるオーディオデ
ータを上記レジスタ202aからの出力に応じて、ステ
レオ出力部202c、モノラル出力部202d、あるい
はサラウンド出力部202eに選択的に出力するもので
ある。ステレオ出力部202cは、セレクタ202bか
らのオーディオデータをステレオデータに変換するもの
である。モノラル出力部202dは、セレクタ202b
からのオーディオデータをモノラルデータに変換するも
のである。サラウンド出力部202eは、セレクタ20
2bからのオーディオデータをサラウンドデータに変換
するものである。ステレオ出力部202c、モノラル出
力部202d、あるいはサラウンド出力部202eから
の出力、つまりオーディオ再生処理部202の出力は、
オーディオミキシング部203へ出力される。
【0077】オーディオミキシング部203は、図22
に示すように、レジスタ203a、レジスタ203b、
セレクタ203c、第1ストリーム処理部203d、第
2ストリーム処理部203e、ミキシング処理部203
fにより構成されている。
【0078】上記レジスタ203a、203bは、上記
システムCPU部50からシステムプロセッサ部54を
介して供給される制御信号を保持するものであり、上記
レジスタ203aの出力はセレクタ203cに出力さ
れ、上記レジスタ203bの出力はミキシング処理部2
03fに出力される。セレクタ203cは、上記オーデ
ィオ再生処理部202から供給されるオーディオデータ
を上記レジスタ203aからの出力に応じて、第1スト
リーム処理部203d、あるいは第2ストリーム処理部
203eに選択的に出力するものである。第1ストリー
ム処理部203dは、セレクタ203cからのオーディ
オデータを第1ストリームのデータに変換するものであ
る。第2ストリーム処理部203eは、セレクタ203
cからのオーディオデータを第2ストリームのデータに
変換するものである。第1ストリーム処理部203dあ
るいは第2ストリーム処理部203eからの出力は、ミ
キシング処理部203fへ出力される。ミキシング処理
部203fは、上記レジスタ203aからの出力に応じ
て、ミキシング処理を行い、このミキシング処理後のデ
ータをオーディオミキシング部203の出力としてスピ
ーカ8等へ出力する。
【0079】次に、再び図1を参照して図6から図16
に示す論理フォーマットを有する光ディスク10からの
ムービデータの再生動作について説明する。尚、図1に
おいてブロック間の実線の矢印は、データバスを示し、
破線の矢印は、制御バスを示している。
【0080】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入されると、システム用ROM及びRAM
52からシステムCPU部50は、初期動作プログラム
を読み出し、ディスクドライブ部30を作動させる。従
って、ディスクドライブ部30は、リードイン領域27
から読み出し動作を開始し、リードイン領域27に続く
ボリューム管理領域70のボリューム管理情報エリア7
4からボリューム管理情報が読み出される。即ち、シス
テムCPU部50は、ディスクドライブ部30にセット
されたディスク10の所定位置に記録されているボリュ
ーム管理情報エリア74からボリューム管理情報を読み
出す為に、ディスクドライブ部30にリード命令を与
え、ボリューム管理情報の内容を読み出し、システムプ
ロセッサ部54を介して、データRAM部56に一旦格
納する。システムCPU部50は、データRAM部56
に格納されたボリューム管理情報のデータ列から各ファ
イルの記録位置や記録容量等の情報やその他管理に必要
な情報を抜き出し、システム用ROM&RAM部52の
所定の場所に転送し、保存する。
【0081】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から、先に取得した各ファイル
の記録位置や記録容量の情報を参照してファイル番号0
番に相当するディスク情報ファイル76を取得する。即
ち、システムCPU部50は、システム用ROM及びR
AM部52から、先に取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ファイル番号が0であるディス
ク情報ファイル76のファイル管理情報を読み出し、シ
ステムプロセッサ部54を介して、データRAM部56
に格納する。取得した情報を同様にシステム用ROM&
RAM部52の所定の場所に転送し保存する。
【0082】システムCPU部50は、ディスク情報フ
ァイル76のファイル管理情報のディスク構成情報、メ
ニュー構成情報及びセル情報を利用して、メニュー映像
用データエリア84のシーケンス(タイトル)選択メニ
ューを再生し、後述するように画面に表示する。
【0083】ユーザは、再生するシーケンス(タイト
ル)の選択を、表示されたメニュー画面に記された選択
番号を基に、キー操作部及び表示部4を用いて指定す
る。これにより選択したシーケンスの帰属するファイル
番号及びシーケンス情報が特定される。このシーケンス
の選定では、メニュー画面を基にすべてのシーケンスを
選定する場合と、先頭シーケンスを選定してそのシーケ
ンスの終了時点で映像セルに含まれるメニューセルから
次のシーケンスを選定する場合がある。
【0084】指定された映像用ファイル78を取得し、
映像用データ102を再生するまでの動作を次に説明す
る。指定されたシーケンス番号に対するシーケンス情報
を取得するために、ボリューム管理情報74から得た各
映像用ファイル78の記録位置及び記録容量を用いて、
先ず、再生するシーケンスが帰属する映像用ファイル7
8のファイル管理情報101を上記のディスク情報ファ
イル76の時と同様に読み出し、データRAM部56へ
格納する。
【0085】システムCPU部50は、データRAM部
56に格納したファイル管理情報のファイル管理テーブ
ル113からビデオ属性123、オーディオストリーム
属性125、副映像チャネル属性127を取得し、それ
らの属性に合わせた制御信号をビデオデコーダ部58、
オーディオデコーダ部60、副映像デコーダ部62、ビ
デオ再生処理部201、オーディオ再生処理部202、
オーディオミキシング部203、副映像再生処理部20
7に出力する。
【0086】システムCPU部50は、データRAM部
56に格納したファイル管理情報エリア101のシーケ
ンス情報テーブル114から、指定されたシーケンス番
号に対応するシーケンス情報を取得し、そのデータと、
そのシーケンスを再生するために必要なセル情報テーブ
ル115中のセル情報をシステムROM&RAM部52
へ転送し、格納する。
【0087】このように取得したシーケンス情報中のセ
ル再生順序情報により、最初に再生するセル情報を取得
し、このセル情報中の映像用データ再生開始アドレスと
サイズをもとに、ディスクドライブ部30に対し目的の
アドレスからのリード命令が与えられる。ディスクドラ
イブ部30は、リード命令に従って光ディスク10を駆
動すると共に、光ディスク10より目的のアドレスのデ
ータを読み込んでシステムプロセッサ部54に送る。シ
ステムプロセッサ部54は、送られてきたデータをデー
タRAM部56に一旦記憶し、そのデータに付加されて
いるヘッダ情報を基にデータの種別(ビデオ、オーディ
オ、副映像、再生情報等)を判別し、判別した種類に応
じたデコーダ部58、60、62にデータを転送する。
【0088】各デコーダ部58、60、62はそれぞれ
のデータフォーマットと上記設定されている符号化方式
に従ってデータをデコードし、D/A&再生処理部64
内のビデオ再生処理部201、オーディオ再生処理部2
02、副映像再生処理部207に送る。ビデオ再生処理
部201でビデオデータのデコード結果のディジタル信
号をアナログ信号に変換した後、上記設定されている条
件によりフレームレート処理、アスペクト処理、パンス
キャン処理等を施して、モニタ部6に出力される。オー
ディオ再生処理部202でオーディオデータのデコード
結果を上記設定されている条件によりディジタル信号を
アナログ信号に変換した後、オーディオミキシング部2
03で上記設定されている条件によりミキシング処理を
施してスピーカ部8に出力される。副映像再生処理部2
07は、副映像データのデコード結果のディジタル信号
をアナログ信号に変換した後、モニタ部6に出力され
る。
【0089】尚、データの種別の判別過程では、データ
が映像用データの再生位置等を示す再生情報の場合に
は、この再生情報はデコーダへは転送されず、この再生
データは、データRAM部56に格納される。この再生
情報は、システムCPU部50によって必要に応じて参
照されて映像データを再生する際の監視に利用される。
【0090】また、1つのセルの再生が終了すると、次
に再生するセル情報がシーケンス情報中のセル再生順序
情報から取得し、同様にして再生が続けられる。
【0091】次に、この光ディスク再生装置におけるビ
デオデータ属性の取得/設定処理について、図23に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0092】すなわち、システムCPU部50は、ディ
スクドライブ部30を制御して、図8に示すようなファ
イル構造を持つユーザが指定したファイルを光ディスク
10から読み出し、一旦データRAM部56へ格納す
る。
【0093】データRAM部56内に格納した指定ファ
イルのファイル管理情報領域101のファイル管理情報
に記録されたビデオデータ属性123をシステムCPU
部50が取得する(S1)。
【0094】システムCPU部50は、取得したビデオ
データ属性123内に記述されるビデオ圧縮モード13
1がMPEG1、MPEG2のいずれに準拠しているか
の判別を行い、この判別結果に応じた制御信号をビデオ
デコーダ部58のレジスタ58aに出力する(S2)。
【0095】これにより、レジスタ58aに供給された
制御信号に応じてセレクタ58bが切換えられ、ビデオ
圧縮モード131がMPEG1に準拠している場合、セ
レクタ58bがMPEG1デコーダ58c側に切換えら
れ(S3)、ビデオ圧縮モード131がMPEG2に準
拠している場合、セレクタ58bがMPEG2デコーダ
58d側に切換えられる(S4)。
【0096】また、システムCPU部50は、取得した
ビデオデータ属性123内に記述されるフレームレート
133がNTSCであるかPALであるかの判別を行い
(S5)、この判別結果に応じた制御信号をD/A&再
生処理部64におけるビデオ再生処理部201内のデジ
タル・NTSC/PAL変換器205に出力される。
【0097】これにより、デジタル・NTSC/PAL
変換器205はその供給される制御信号に応じて、デジ
タルビデオ変換をNTSCに設定するか(S6)、ある
いはデジタルビデオ変換をPALに設定する(S7)。
【0098】また、システムCPU部50は、取得した
ビデオデータ属性123内に記述される表示アスペクト
比132が3:4であるか9:16であるかの判別を行
う(S8)。
【0099】この判別結果が3:4であった場合、シス
テムCPU部50は、ダイレクト表示モードに設定され
る(S9)。この際、システムCPU部50は、レター
ボックス変換処理の禁止を示す制御信号をシステムプロ
セッサ部54を介してD/A&再生処理部64における
ビデオ再生処理部201内のレターボックス変換器20
4に出力する。これにより、レターボックス変換器20
4によるレターボックス変換処理が禁止される。
【0100】また、システムCPU部50は、パンスキ
ャン処理の禁止を示す制御信号をシステムプロセッサ部
54を介してビデオデコーダ部58内のMPEG2デコ
ーダ58dに出力する。これにより、MPEG2デコー
ダ58dによるパンスキャン処理が禁止される。
【0101】また、上記ステップ8での判別結果が9:
16であった場合、システムCPU部50は、取得した
ビデオデータ属性123内に記述される表示モード13
4が00Hか01Hか10Hかの判別を行う(S10、
S12)。
【0102】この結果、システムCPU部50は、00
Hの場合、パンスキャンとレターボックスの両方の許可
モードを判別し、そのモードに設定され(S11)、0
1Hの場合、パンスキャン許可でレターボックス禁止の
モードを判別し、そのモードに設定され(S13)、1
0Hの場合、パンスキャン禁止でレターボックス許可の
モードを判別し、そのモードに設定される(S14)。
【0103】上記ステップ13でレターボックスが禁止
された際、システムCPU部50は、レターボックス変
換処理の禁止を示す制御信号をシステムプロセッサ部5
4を介してD/A&再生処理部64におけるビデオ再生
処理部201内のレターボックス変換器204に出力す
る。これにより、レターボックス変換器204によるレ
ターボックス変換処理が禁止される。
【0104】また、上記ステップ14でパンスキャンが
禁止された際、システムCPU部50は、パンスキャン
処理の禁止を示す制御信号をシステムプロセッサ部54
を介してビデオデコーダ部58内のMPEG2デコーダ
58dに出力する。これにより、MPEG2デコーダ5
8dによるパンスキャン処理が禁止される。
【0105】このように、光ディスク再生装置において
ビデオデータ属性が取得され、設定されている状態で、
光ディスク10から再生されたビデオデータがモニタ部
6で表示されている際の処理について、図24、図25
に示す表示例を参照しつつ説明する。
【0106】たとえば今、9:16の表示アスペクト比
のビデオデータを再生し、3:4の表示アスペクト比の
モニタ部6で表示する際に、表示モードがパンスキャン
とレターボックスの両方の許可モードとなっていた場
合、初期時、図24の(a)に示す、レターボックスの
画像が表示される。この状態で、リモートコントローラ
5のシェイプキー5nが投入されるごとに、モニタ部6
では、ダイレクトの画像、パンスキャンの画像、レター
ボックスの画像が順にサイクリックに表示される。上記
初期画像は、ダイレクトの画像、あるいはパンスキャン
の画像であっても良い。
【0107】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、3:4の表示アスペクト比のモニタ
部6で表示する際に、表示モードがパンスキャン禁止で
レターボックス許可のモードとなっていた場合、初期
時、図24の(b)に示す、レターボックスの画像が表
示される。この状態で、リモートコントローラ5のシェ
イプキー5nが投入されるごとに、モニタ部6では、ダ
イレクトの画像、レターボックスの画像が順にサイクリ
ックに表示される。上記初期画像は、ダイレクトの画像
であっても良い。
【0108】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、3:4の表示アスペクト比のモニタ
部6で表示する際に、表示モードがパンスキャン許可で
レターボックス禁止のモードとなっていた場合、初期
時、図24の(c)に示す、パンスキャンの画像が表示
される。この状態で、リモートコントローラ5のシェイ
プキー5nが投入されるごとに、モニタ部6では、ダイ
レクトの画像、パンスキャンの画像が順にサイクリック
に表示される。上記初期画像は、ダイレクトの画像であ
っても良い。
【0109】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、9:16の表示アスペクト比のモニ
タ部6で表示する際に、表示モードがパンスキャンとレ
ターボックスの両方の許可モードとなっていた場合、初
期時、図25の(a)に示す、ダイレクトの画像が表示
される。この状態で、リモートコントローラ5のシェイ
プキー5nが投入されるごとに、モニタ部6では、パン
スキャンの画像、レターボックスの画像、ダイレクトの
画像が順にサイクリックに表示される。上記初期画像
は、レターボックスの画像、あるいはパンスキャンの画
像であっても良い。
【0110】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、9:16の表示アスペクト比のモニ
タ部6で表示する際に、表示モードがパンスキャン禁止
でレターボックス許可のモードとなっていた場合、初期
時、図25の(b)に示す、ダイレクトの画像が表示さ
れる。この状態で、リモートコントローラ5のシェイプ
キー5nが投入されるごとに、モニタ部6では、レター
ボックスの画像、ダイレクトの画像が順にサイクリック
に表示される。上記初期画像は、レターボックスの画像
であっても良い。
【0111】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、9:16の表示アスペクト比のモニ
タ部6で表示する際に、表示モードがパンスキャン許可
でレターボックス禁止のモードとなっていた場合、初期
時、図25の(c)に示す、ダイレクトの画像が表示さ
れる。この状態で、リモートコントローラ5のシェイプ
キー5nが投入されるごとに、モニタ部6では、パンス
キャンの画像、ダイレクトの画像が順にサイクリックに
表示される。上記初期画像は、パンスキャンの画像であ
っても良い。
【0112】なお、上記実施例では、モニタ部の表示ア
スペクト比に関係なく表示モードが設定される場合につ
いて説明したが、これに限らず、接続されるモニタ部の
表示アスペクト比に応じて、表示モードを切り換えるよ
うにしても良い。
【0113】この場合の実施例について、図26から図
28を用いて説明する。
【0114】図26は、この光ディスク再生装置の裏面
のリアパネルを示すものであり、このリアパネルには、
映像出力端子250、251、接続テレビ切換スイッチ
252、音声出力端子253、254、および電源コー
ド255が設けられている。
【0115】上記接続テレビ切換スイッチ252によ
り、光ディスク再生装置に接続されるモニタ部6として
のテレビの表示アスペクト比が、9:16か3:4かを
切換え指定されるようになっている。この接続テレビ切
換スイッチ252の設定状態は、システムCPU部50
へ出力されるようになっている。
【0116】次に、この光ディスク再生装置におけるビ
デオデータ属性の取得/設定処理について、図27に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。ただし、ステ
ップ1〜7までは、図23に示すフローチャートの場合
と同様に動作する。
【0117】すなわち、ステップ6あるいはステップ7
による設定がなされた後に、システムCPU部50は、
接続テレビ切換スイッチ252の設定状態が9:16側
か3:4側かにより、接続されるモニタ部6の表示アス
ペクト比が、9:16か3:4かを判断する(S1
5)。
【0118】この判断結果が9:16であった場合、シ
ステムCPU部50は、ダイレクトでの再生表示モード
に設定される(S9´)。この際、システムCPU部5
0は、レターボックス変換処理の禁止を示す制御信号を
システムプロセッサ部54を介してD/A&再生処理部
64におけるビデオ再生処理部201内のレターボック
ス変換器204に出力する。これにより、レターボック
ス変換器204によるレターボックス変換処理が禁止さ
れる。
【0119】また、システムCPU部50は、パンスキ
ャン処理の禁止を示す制御信号をシステムプロセッサ部
54を介してビデオデコーダ部58内のMPEG2デコ
ーダ58dに出力する。これにより、MPEG2デコー
ダ58dによるパンスキャン処理が禁止される。
【0120】また、上記ステップ15での判別結果が
3:4であった場合、システムCPU部50は、取得し
たビデオデータ属性123内に記述される表示アスペク
ト比132が3:4であるか9:16であるかの判別を
行う(S8´)。
【0121】この判別結果が3:4であった場合、シス
テムCPU部50は、上記ダイレクトでの再生表示モー
ドに設定される(S9´)。
【0122】また、上記ステップ8´での判別結果が
9:16であった場合、システムCPU部50は、取得
したビデオデータ属性123内に記述される表示モード
134が00Hか01Hか10Hかの判別を行う(S1
0´、S12´)。
【0123】この結果、システムCPU部50は、00
Hの場合、パンスキャンとレターボックスの両方の許可
モードを判別し、パンスキャンあるいはレターボックス
での再生表示モードに設定され(S11´)、01Hの
場合、パンスキャン許可でレターボックス禁止のモード
を判別し、パンスキャンでの再生表示モードに設定され
(S13´)、10Hの場合、パンスキャン禁止でレタ
ーボックス許可のモードを判別し、レターボックスでの
再生表示モードに設定される(S14´)。
【0124】上記ステップ13でレターボックスが禁止
された際、システムCPU部50は、レターボックス変
換処理の禁止を示す制御信号をシステムプロセッサ部5
4を介してD/A&再生処理部64におけるビデオ再生
処理部201内のレターボックス変換器204に出力す
る。これにより、レターボックス変換器204によるレ
ターボックス変換処理が禁止される。
【0125】また、上記ステップ14でパンスキャンが
禁止された際、システムCPU部50は、パンスキャン
処理の禁止を示す制御信号をシステムプロセッサ部54
を介してビデオデコーダ部58内のMPEG2デコーダ
58dに出力する。これにより、MPEG2デコーダ5
8dによるパンスキャン処理が禁止される。
【0126】このように、光ディスク再生装置において
ビデオデータ属性が取得され、設定されている状態で、
光ディスク10から再生されたビデオデータがモニタ部
6で表示されている際の処理について、図28に示す表
示例を参照しつつ説明する。
【0127】たとえば今、9:16の表示アスペクト比
のビデオデータを再生し、3:4の表示アスペクト比の
モニタ部6で表示する際に、パンスキャンあるいはレタ
ーボックスでの再生表示モードとなっていた場合、初期
時、図28の(a)に示す、レターボックスの画像が表
示される。この状態で、リモートコントローラ5のシェ
イプキー5nが投入されるごとに、モニタ部6では、パ
ンスキャンの画像、レターボックスの画像が順にサイク
リックに表示される。上記初期画像は、パンスキャンの
画像であっても良い。
【0128】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、3:4の表示アスペクト比のモニタ
部6で表示する際に、レターボックスの再生表示モード
となっていた場合、図28の(b)に示すように、レタ
ーボックスの画像が表示される。この状態で、リモート
コントローラ5のシェイプキー5nが投入されても、モ
ニタ部6では、レターボックスの画像だけが表示され
る。
【0129】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、3:4の表示アスペクト比のモニタ
部6で表示する際に、パンスキャンの再生表示モードと
なっていた場合、図28の(c)に示すように、パンス
キャンの画像が表示される。この状態で、リモートコン
トローラ5のシェイプキー5nが投入されても、モニタ
部6では、パンスキャンの画像だけが表示される。
【0130】また、9:16の表示アスペクト比のビデ
オデータを再生し、9:16の表示アスペクト比のモニ
タ部6で表示する際、常に、ダイレクトの画像が表示さ
れる。
【0131】したがって、上記の場合、光ディスク再生
装置に接続されるモニタ部の表示アスペクト比をあらか
じめ設定しておくことにより、縦横比の異常な画面再生
を回避することができるようになっている。
【0132】次に、この光ディスク再生装置におけるオ
ーディオデータ属性の取得/設定処理について、図29
に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0133】まず、システムCPU部50は、ディスク
ドライブ部30を制御して、図8に示すようなファイル
構造を持つユーザが指定したファイルを光ディスク10
から読み出し、一旦データRAM部56へ格納する(S
20)。
【0134】データRAM部56内に格納した、指定フ
ァイルのファイル管理情報領域101のファイル管理情
報に記録されたオーディオストリーム数124(n個)
をシステムCPU部50が取得する(S21)。
【0135】ユーザにより、選択するオーディオストリ
ーム番号を指定する(S32)。
【0136】データRAM部56内に格納した指定ファ
イルのファイル管理情報に記録されたn個のオーディオ
データ属性群125からユーザ指定のストリーム番号に
対応するオーディオ属性125をシステムCPU部50
が取得する(S22)。
【0137】システムCPU部50は、取得したオーデ
ィオデータ属性125内に記述されるオーディオ圧縮モ
ード151がMPEG1、リニアPCMのいずれに準拠
しているかの判別を行い、この判別結果に応じた制御信
号をオーディオデコーダ部60のレジスタ60aに出力
する(S23)。
【0138】これにより、レジスタ60aに供給された
制御信号に応じてセレクタ60bが切換えられ、オーデ
ィオ圧縮モード151がMPEG1に準拠している場
合、システムプロセッサ部54からのオーディオデータ
はセレクタ60bを介してMPEG1デコーダ60cに
供給され、オーディオ圧縮モード151がAC3に準拠
している場合、システムプロセッサ部54からのオーデ
ィオデータはセレクタ60bを介してAC3デコーダ6
0dに供給され、ビデオ圧縮モード131がリニアPC
Mに準拠している場合、システムプロセッサ部54から
のオーディオデータはセレクタ60bを介してPCMデ
コーダ60eに供給される。
【0139】また、システムCPU部50は、取得した
オーディオデータ属性125内に記述されるオーディオ
モード152がステレオかモノラルかサラウンドのいず
れであるかの判別を行い、この判別結果に応じた制御信
号をオーディオ再生処理部202内のレジスタ202a
に出力する(S24)。
【0140】これにより、レジスタ202aに供給され
た制御信号に応じてセレクタ202bが切換えられ、オ
ーディオモード152がステレオの場合、オーディオデ
コーダ部60からのオーディオデータはセレクタ202
bを介してステレオ出力部202cに供給され、オーデ
ィオモード152がモノラルの場合、オーディオデコー
ダ部60からのオーディオデータはセレクタ202bを
介してモノラル出力部202dに供給され、オーディオ
モード152がサラウンドの場合、オーディオデコーダ
部60からのオーディオデータはセレクタ202bを介
してサラウンド出力部202eに供給される。
【0141】次に、システムCPU部50は、取得した
オーディオデータ属性125内に記述されるミキシング
154がミキシングが不可であるか、ミキシング可能な
マスタストリームであるか、ミキシング可能なスレーブ
ストリームであるかの判別を行い、この判別結果に応じ
た制御信号をオーディオミキシング部203のレジスタ
203a、203bに出力する(S25)。
【0142】これにより、レジスタ203aに供給され
た制御信号に応じてセレクタ203cが切換えられ、ミ
キシング可能なマスタストリームの場合、そのストリー
ムを第1ストリームとして第1ストリーム処理部203
dに供給され、ミキシング可能なスレーブストリームの
場合、そのストリームを第2ストリームとして第2スト
リーム処理部203eに供給され、ミキシング不可能な
独立ストリームの場合、そのストリームを第1ストリー
ムとして第1ストリーム処理部203dに供給される
(S25〜S29)。
【0143】また、レジスタ203bに供給された制御
信号に応じてミキシング処理部203fの処理が切換え
られ、ミキシング可能な場合、第1ストリーム処理部2
03dの第1ストリームと第2ストリーム処理部203
eの第2ストリームに対するミキシング処理を施してス
ピーカ部8へ出力され、ミキシング不可能な場合、第1
ストリーム処理部203dの第1ストリームのみがスピ
ーカ部8へ出力される。
【0144】また、システムCPU部50は、取得した
オーディオデータ属性125内に記述されるオーディオ
種別153が言語であるか否かを判定し(S30)、こ
の判定結果が言語である場合、言語コード156より、
言語コードを取得し、システム用ROM&RAM部52
へ予め格納してある言語コード表より、対応する言語名
を決定し、モニタ部6等でインジケートする(S3
1)。
【0145】逆にユーザから、言語コードが指定された
場合には、オーディオストリーム数124と、オーディ
オデータ属性125から、目的の言語コードを有するオ
ーディオストリームを特定することができる。
【0146】また、データ再生中に、ユーザイベント等
によりオーディオストリーム番号の切り替え指示があっ
た場合(S32)、上記のS22〜S31までの処理に
よりオーディオデータ属性の取得設定を行う。
【0147】次に、この光ディスク再生装置における副
映像データ属性の取得/設定処理について、図30に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0148】まず、システムCPU部50は、ディスク
ドライブ部30を制御して、図8に示すようなファイル
構造を持つユーザが指定したファイルを光ディスク10
から読み出し、一旦データRAM部56へ格納する(S
40)。
【0149】データRAM部56内に格納した、指定フ
ァイルのファイル管理情報に記録された副映像チャネル
数126(m個)をシステムCPU部50が取得する
(S41)。
【0150】ユーザにより、選択する副映像チャネル番
号を指定する(S46)。
【0151】データRAM部56内に格納した指定ファ
イル管理情報に記録されたm個の副映像データ属性群1
27からユーザ指定のチャネル番号に対応する副映像デ
ータ属性127をシステムCPU部50が取得する(S
42)。
【0152】システムCPU部50は、取得した副映像
データ属性127内に記述される副映像圧縮モード17
1がRaw(ビットマップに対応)、ランレングスのい
ずれにであるかの判別を行い、この判別結果に応じた制
御信号を副映像デコーダ部62のレジスタ62aに出力
する(S43)。
【0153】これにより、レジスタ62aに供給された
制御信号に応じてセレクタ62bが切換えられ、副映像
圧縮モード171がビットマップに対応している場合、
システムプロセッサ部54からの副映像データはセレク
タ62bを介してビットマップデコーダ62cに供給さ
れ、副映像圧縮モード171がランレングスに対応して
いる場合、システムプロセッサ部54からの副映像デー
タはセレクタ62bを介してランレングスデコーダ62
dに供給される。
【0154】また、システムCPU部50は、取得した
副映像データ属性127内に記述される副映像種別17
2が言語であるか否かの判別を行い(S44)、この判
別結果が言語である場合、言語コード173より、言語
コードを取得し、システム用ROM&RAM部52へ予
め格納してある言語コード表より、対応する言語名を決
定し、モニタ部6等でインジケートする(S45)。
【0155】逆にユーザから、言語コードが指定された
場合には、副映像チャネル数126と、副映像データ属
性127から、目的の言語コードを有する副映像チャネ
ルを特定することができる。
【0156】また、データ再生中に、ユーザイベント等
により副映像チャネル番号の切換え指示があった場合
(S46)、上記のS42〜S45までの処理により副
映像データ属性の取得設定を行う。
【0157】上記で説明したことは、ビデオデータを中
心に説明を行ったが、その他の応用例として、単体のオ
ーディオデータのみで記録される場合や、それが複数個
の場合や圧縮モードが異なる場合、オーディオデータと
副映像データで構成される場合、あるいは副映像データ
のみの場合など、ビデオデータを使用しないで構成する
ことも可能である。
【0158】また、圧縮モード等の異なるビデオデータ
を複数データ記録して構成することも可能であり、この
発明は、必ずしもそのデータの組み合わせを限定するも
のではない。
【0159】次に、図31及び図40を参照して図6か
ら図16に示す論理フォーマットで映像データ及びこの
映像データを再生するための光ディスク10への記録方
法及びその記録方法が適用される記録システムについて
説明する。
【0160】図31は、映像データをエンコーダして映
像ファイルを生成するエンコーダシステムが示されてい
る。図31に示されるシステムにおいては、主映像デー
タ、オーディオデータ及び副映像データのソースとし
て、例えば、ビデオテープレコーダ(VTR)211、
オーディオテープレコーダ(ATR)212及び副映像
再生器(Subpicture source )213が採用される。こ
れらは、システムコントローラ(Sys con )215の制
御下で主映像データ、オーディオデータ及び副映像デー
タを発生し、これらが夫々ビデオエンコーダ(VEN
C)216、オーディオエンコーダ(AENC)217
及び副映像エンコーダ(SPENC)218に供給さ
れ、同様にシステムコントローラ(Sys con )215の
制御下でこれらエンコーダ216、217、218でA
/D変換されると共に夫々の圧縮方式でエンコードさ
れ、エンコードされた主映像データ、オーディオデータ
及び副映像データ(Comp Video, Comp Audio, Comp Sub
-pict )としてメモリ220、221、222に格納さ
れる。この主映像データ、オーディオデータ及び副映像
データ(Comp Video, Comp Audio, Comp Sub-pict )
は、システムコントローラ(Sys con )215によって
ファイルフォーマッタ(FFMT)224に出力され、既に説
明したようなこのシステムの映像データのファイル構造
に変換されるとともに各データの設定条件及び属性等の
情報がファイルとしてシステムコントローラ(Sys con
)215によってメモリ226に格納される。
【0161】以下に、映像データからファイルを作成す
るためのシステムコントローラ(Sys con )215にお
けるエンコード処理の標準的なフローチャートを説明す
る。
【0162】図32に示されるフローチャートに従って
主映像データ及びオーディオデータがエンコードされて
エンコード主映像及びオーディオデータ(Comp Video,
CompAudio) のデータが作成される。即ち、エンコード
処理が開始されると、図32のステップ70に示すよう
に主映像データ及びオーディオデータのエンコードにあ
たって必要なパラメータが設定される。この設定された
パラメータの一部は、システムコントローラ(Sys con
)215に保存されるとともにファイルフォーマッタ
(FFMT)224で利用される。ステップS71で示すよう
にパラメータを利用して主映像データがプリエンコード
され、最適な符号量の分配が計算される。ステップS7
2に示されるようにプリエンコードで得られた符号量分
配に基づき、主映像のエンコードが実行される。このと
き、オーディオデータのエンコードも同時に実行され
る。ステップS73に示すように必要であれば、主映像
データの部分的な再エンコードが実行され、再エンコー
ドした部分の主映像データが置き換えられる。この一連
のステップによって主映像データ及びオーディオデータ
がエンコードされる。また、ステップS74及びS75
に示すように副映像データがエンコードされエンコード
副映像データ(Comp Sub-pict) が作成される。即ち、副
映像データをエンコードするにあたって必要なパラメー
タが同様に設定される。ステップS74に示すように設
定されたパラメータの一部がシステムコントローラ(Sy
s con )215に保存され、ファイルフォーマッタ(FFM
T)224で利用される。このパラメータに基づいて副映
像データがエンコードされる。この処理により副映像デ
ータがエンコードされる。
【0163】図33に示すフローチャートに従って、エ
ンコードされた主映像データ、オーディオデータ及び副
映像データ(Comp Video, Comp Audio, Comp Sub-pict
)が組み合わされて図8を参照して説明したような映
像データのファイル構造に変換される。即ち、ステップ
S76に示すように映像データの最小単位としてのセル
105が設定され、セル情報テーブル(CIT)115
が作成される。次に、ステップS77に示すようにシー
ケンス106を構成するセル105の構成、主映像、副
映像及びオーディオ属性等が設定され(これらの属性情
報の一部は、各データエンコード時に得られた情報が利
用される。)、セル情報テーブル(CIT)115を含
めたファイル管理情報(FMI)が作成される。エンコ
ードされた主映像データ、オーディオデータ及び副映像
データ(Comp Video, Comp Audio,Comp Sub-pict)が一
定のパックに細分化され、各データのタイムコード順に
再生可能なように、1GOP単位毎に制御パック(DS
I)92を挿入しながら各データセルが配置されて図7
及び図8に示すようなディスク情報ファイル76及びム
ービファイル等のファイル78の構造にフォーマットさ
れる。
【0164】尚、図33に示したフローチャートにおい
て、シーケンス情報は、ステップS77の過程で、シス
テムコントローラ(Sys con )215のデータベースを
利用したり、或いは、必要に応じてデータを再入力する
等を実行し、シーケンス情報テーブル(SIT)114
に記述される。
【0165】図34は、上述のようにフォーマットされ
たファイル76、78を光ディスクへ記録するためのデ
ィスクフォーマッタのシステムを示している。図34に
示すようにディスクフォーマッタシステムでは、作成さ
れた情報ファイル76及びムービファイル等のファイル
78が格納されたメモリ230、232からこれらファ
イルデータがボリュームフォーマッタ(VFMT)23
6に供給される。ボリュームフォーマッタ(VFMT)
236では、ファイル76、78に加えて更にディスク
のボリューム情報74が図6に示す配列順序で加えられ
てディスク10に記録されるべき状態の論理データが作
成される。ボリュームフォーマッタ(VFMT)236
で作成された論理データにエラー訂正用のデータがディ
スクフォーマッタ(DFMT)238において付加さ
れ、ディスクへ記録する物理データに再変換される。変
調器(Modulater )240において、ディスクフォーマ
ッタ(DFMT)238で作成された物理データが実際
にディスクへ記録する記録データに変換され、この変調
処理された記録データが記録器(Recoder) 242によっ
てディスク10に記録される。
【0166】上述したディスクを作成するための標準的
なフローチャートを図35及び図36を参照して説明す
る。図35には、ディスク10に記録するための論理デ
ータが作成されるフローチャートが示されている。即
ち、ステップS80で示すように映像データファイルの
数、並べ順、各映像データファイル大きさ等のパラメー
タデータが始めに設定される。次に、ステップS81で
示すように設定されたパラメータと各映像データファイ
ルのファイル管理情報からボリューム情報が作成され
る。その後、ステップS82に示すようにボリューム情
報、映像データファイルの順にデータが該当する論理ブ
ロック番号に沿って配置され、ディスク10に記録する
ための論理データが作成される。
【0167】その後、図36に示すようなディスクへ記
録するための物理データを作成するフローチャートが実
行される。即ち、ステップS83で示すように論理デー
タが一定バイト数に分割され、エラー訂正用のデータが
生成される。次にステップS84で示すように一定バイ
ト数に分割した論理データと、生成されたエラー訂正用
のデータが合わされて物理セクタが作成される。その
後、ステップS85で示すように物理セクタを合わせて
物理データが作成される。
【0168】このように図36に示されたフローチャー
トで生成された物理データに対し、一定規則に基づいた
変調処理が実行されて記録データが作成される。その
後、この記録データがディスク10に記録される。
【0169】図33を参照して説明したエンコードされ
た主映像データ、オーディオデータ及び副映像データ
(Comp Video, Comp Audio, Comp Sub-pict )が組み合
わされて映像データのファイル構造に変換されるフロー
チャートにおいて、1つ以上のシーケンスを作成する過
程で、シーケンス情報とセル再生順序を作成する過程に
ついてより詳細に図37から図40を参照して説明す
る。図37及び図38には、映像セル105に関するセ
ル情報(CI)とシーケンス106に関するシーケンス
情報(SI)との関係が示されている。尚、図37及び
図38は、両者を該当箇所で接合して1枚の図面となる
ように描かれている。また、図40は、図37及び図3
8で示されるシーケンス情報とセル再生順序でシーケン
スを作成する過程を示したフローチャートである。
【0170】図37及び図38において、シーケンス
(Seq−n)を作成する場合について考える。パソコ
ンやワークステーション等を利用して、ハードディスク
上やメモリ上に、図40のステップS90で示されるよ
うに映像データを目的に応じて必要な大きさの単位に分
割した映像セルが複数個用意される。ステップS92で
示されるようにこの用意された各映像セルのサイズ(S
na)、再生時間(Tna)、内容等を示す種別(Cn
a)及び対応する言語コード(Lna)等の情報がセル
情報(Cl)とし取得される。ステップS93に示すよ
うに各セル情報(CI)が記述順にテーブルとしてまと
められ、セル情報テーブル(CIT)が作成される。こ
のように作成されセル情報テーブル(CIT)から、ス
テップS94に示すようにシーケンス(Seq−nを)
構成するセル番号(#n,#n+1,#n+2)が取り
出され、そのシーケンスを構成するシーケンス構成セル
数が決定される。また、構成セルの合計時間(Tna+
Tnb+Tnc)より、シーケンス再生時間が求められ
る。ステップS95に示すようにシーケンス構成セル数
からシーケンスの再生順序を決定するセル再生順序リス
トへ再生順に#1からセル情報テーブル(CI)記述順
のセル番号が格納され、図39(A)から(D)に示す
ようにセル再生順序リストが作成される。上述したシー
ケンス構成セル数、シーケンス再生時間、セル再生順序
リスト等の情報をまとめてシーケンス情報(SI)#n
が構成される。次に、ステップS96に示すように同様
にして次のシーケンスが作成される。
【0171】作成するシーケンスが無くなると、ステッ
プS97に示すように全部のシーケンス情報(SI)が
記述順に#1から番号を割り当てられ、シーケンス情報
テーブル(SIT)に格納され、シーケンスの作成が終
了される。
【0172】最後に、シーケンスの総数、シーケンス情
報テーブルの開始位置、各シーケンス情報の開始位置、
セル情報テーブルの開始位置等をファイル管理テーブル
の所定の場所へ格納して、ファイルが構成される。
【0173】上述した実施例においては、記録媒体とし
て高密度記録タイプの光ディスクについて説明したが、
この発明は、光ディスク以外の他の記憶媒体、例えば、
磁気ディスク或いはその他の物理的に高密記録可能な記
憶媒体等にも適用することができる。
【0174】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
記録媒体に記録されたスクイーズ画面を、従来の3:4
サイズのテレビモニタで見る場合に、縦横の画面比に歪
みの発生しないレターボックス画面またはパンスキャン
画面に変換して再生する機能を有し、それらの中から好
みの表示モードをユーザが自由に選択でき、さらに、作
成者の意図を反映して表示モードを制限した状態で、表
示モードの切換えを行うことができる再生装置とその再
生方法を提供できる。
【0175】また、表示モードの切換えを行う必要がな
く、接続されている表示装置の形状によって自動的に最
適な表示モードで再生することができる再生装置とその
再生方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための光ディス
ク再生装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】ディスクドライブ部の構成を説明するための
図。
【図3】光ディスクの構成を説明するための斜視図。
【図4】キー操作部および表示部の構成を説明するため
の図。
【図5】リモートコントロールの構成を説明するための
平面図。
【図6】光ディスクのボリューム構造を説明するための
図。
【図7】ディスク情報ファイルの構成を説明するための
図。
【図8】映像ファイルの構成を説明するための図。
【図9】ファイルに記憶される画像データの階層構造を
説明するための図。
【図10】図9に示された映像セルを構成する1GOP
を示す説明図である。
【図11】セル情報テーブルに格納されるセル情報の内
容を説明するための図。
【図12】シーケンス情報テーブルに格納される1つの
シーケンス情報の内容を説明するための図。
【図13】ファイル管理テーブルに記録されているパラ
メータを説明するための図。
【図14】ビデオデータ属性を説明するための図。
【図15】オーディオデータ属性を説明するための図。
【図16】副映像データ属性を説明するための図。
【図17】ビデオデコーダ部の概略構成を示すブロック
図。
【図18】オーディオデコーダ部の概略構成を示すブロ
ック図。
【図19】副映像デコーダ部の概略構成を示すブロック
図。
【図20】ビデオ再生処理部の概略構成を示すブロック
図。
【図21】オーディオ再生処理部の概略構成を示すブロ
ック図。
【図22】オーディオミキシング部の概略構成を示すブ
ロック図。
【図23】ビデオデータ属性の取得/設定処理を説明す
るためのフローチャート。
【図24】アスペクト比9:16のビデオデータを3:
4の画角のテレビで再生可能な画像モードの表示例を示
す図。
【図25】アスペクト比9:16のビデオデータを9:
16の画角のテレビで再生可能な画像モードの表示例を
示す図。
【図26】光ディスク再生装置のリアーパネルの構成を
説明するための図。
【図27】ビデオデータ属性の取得/設定処理を説明す
るためのフローチャート。
【図28】アスペクト比9:16のビデオデータを3:
4の画角のテレビで再生可能な画像モードの表示例とア
スペクト比9:16のビデオデータを9:16の画角の
テレビで再生可能な画像モードの表示例を示す図。
【図29】オーディオデータ属性の取得/設定処理を説
明するためのフローチャート。
【図30】副映像データ属性の取得/設定処理を説明す
るためのフローチャート。
【図31】映像データをエンコーダして映像ファイルを
生成するエンコーダシステムを示すブロック図である。
【図32】図31に示されるエンコード処理を示すフロ
ーチャートである。
【図33】図32に示すフローでエンコードされた主映
像データ、オーディオデータ及び副映像データを組み合
わせて映像データのファイルを作成するフローチャート
である。
【図34】フォーマットされた映像ファイルを光ディス
クへ記録するためのディスクフォーマッタのシステムを
示すブロック図である。
【図35】図34に示されるディスクフォーマッタにお
けるディスクに記録するための論理データを作成するフ
ローチャートである。
【図36】論理データからディスクへ記録するための物
理データを作成するフローチャートである。
【図37】セル情報とシーケンス情報との関係を示す説
明図である。
【図38】同様にセル情報とシーケンス情報との関係を
示す説明図である。
【図39】同様にセル情報とシーケンス情報との関係を
示す説明図である。
【図40】セル情報とシーケンス情報とを作成する過程
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
4…キー操作部及び表示部 5…リモートコントロール 5n…シェイプキー 6…モニタ部 8…スピーカ部 10…光ディスク 30…ディスクドライブ部 50…システムCPU部 52…システム用ROM及びRAM 54…システムプロセッサ部 56…データRAM部 58…ビデオデコーダ部 60…オーディオデコーダ部 62…副映像デコーダ部 64…D/A&再生処理部 201…ビデオ再生処理部 202…オーディオ再生処理部 203…オーディオミキシング部 207…副映像再生処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つのビデオデータが記録され、上記管理領域には、上
    記データ領域のビデオデータを映像として再現するのに
    必要な上記ビデオデータの表示領域の部分的な切出しを
    認めるか否かを示す切出し許可/禁止データと上記ビデ
    オデータの表示領域の縦方向の縮小を認めるか否かを示
    す縮小許可/禁止データが記録されている記録媒体から
    ビデオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域のビデオデータと上記記録媒
    体の管理領域の切出し許可/禁止データと縮小許可/禁
    止データとを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた切出し許可/禁止データ
    と縮小許可/禁止データとにより、ビデオデータの切出
    しが許可されているか禁止されているか、およびビデオ
    データの縮小が許可されているか禁止されているかを判
    定する判定手段と、 ビデオデータの表示モードを切換える切換手段と、 上記読取手段により読取られたビデオデータをそのまま
    再生出力に変換する第1の変換手段と、 上記読取手段により読取られたビデオデータに対してビ
    デオデータの部分的な切出しを行って再生出力に変換す
    る第2の変換手段と、 上記読取手段により読取られたビデオデータの縮小を行
    って再生出力に変換する第3の変換手段と、 上記判定手段によりビデオデータの切出しと縮小とが許
    可されている際、上記切換手段の切換え指示に応じて、
    上記第1の変換手段、上記第2の変換手段、上記第3の
    変換手段からの再生出力を順次切換えて出力する第1の
    出力手段と、 上記判定手段によりビデオデータの切出しが許可され、
    ビデオデータの縮小が禁止されている際、上記切換手段
    の切換え指示に応じて、上記第1の変換手段、上記第2
    の変換手段からの再生出力に順次切換える第2の出力手
    段と、 上記判定手段によりビデオデータの切出しが禁止され、
    ビデオデータの縮小が許可されている際、上記切換手段
    の切換え指示に応じて、上記第1の変換手段、上記第3
    の変換手段からの再生出力に順次切換える第3の出力手
    段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つのビデオデータが記録され、上記管理領域には、上
    記データ領域のビデオデータを映像として再現するのに
    必要な上記ビデオデータの表示領域の部分的な切出しを
    認めるか否かを示す切出し許可/禁止データと上記ビデ
    オデータの表示領域の縦方向の縮小を認めるか否かを示
    す縮小許可/禁止データが記録されている記録媒体から
    ビデオデータを再生するものにおいて、 上記記録媒体のデータ領域のビデオデータと上記記録媒
    体の管理領域の切出し許可/禁止データと縮小許可/禁
    止データとを読取り、 この読取られた切出し許可/禁止データと縮小許可/禁
    止データとにより、ビデオデータの切出しが許可されて
    いるか禁止されているか、およびビデオデータの縮小が
    許可されているか禁止されているかを判定し、 この判定によりビデオデータの切出しと縮小とが許可さ
    れている際、ビデオデータの表示モードの切換え指示に
    応じて、ビデオデータをそのままの画像の再生出力、ビ
    デオデータの切り出し画像の再生出力、ビデオデータの
    縮小出力に順次切換え、 上記判定によりビデオデータの切出しが許可され、ビデ
    オデータの縮小が禁止されている際、ビデオデータの表
    示モードの切換え指示に応じて、ビデオデータをそのま
    まの画像の再生出力、ビデオデータの切出し画像の再生
    出力に順次切換え、 上記判定によりビデオデータの切出しが禁止され、ビデ
    オデータの縮小が許可されている際、ビデオデータの表
    示モードの切換え指示に応じて、ビデオデータをそのま
    まの画像の再生出力、ビデオデータの縮小画像の再生出
    力に順次切換える、 ことを特徴とする再生方法。
  3. 【請求項3】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つのビデオデータが記録され、上記管理領域には、上
    記データ領域のビデオデータを映像として再現するのに
    必要な表示アスペクト比データ、上記ビデオデータの表
    示領域の部分的な切出しを認めるか否かを示す切出し許
    可/禁止データと上記ビデオデータの表示領域の縦方向
    の縮小を認めるか否かを示す縮小許可/禁止データが記
    録されている記録媒体からビデオデータを再生する再生
    装置と、この再生装置に接続され、上記再生装置からの
    再生出力を表示する表示装置とからなる再生表示システ
    ムにおいて、 上記再生装置に、 上記表示装置の表示アスペクト比を指示する指示手段
    と、 上記記録媒体のデータ領域のビデオデータと上記記録媒
    体の管理領域の表示アスペクト比データと切出し許可/
    禁止データと縮小許可/禁止データとを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取られた表示アスペクト比データ
    と切出し許可/禁止データと縮小許可/禁止データと上
    記指示手段により指示された上記表示装置の表示アスペ
    クト比とにより、ビデオデータのそのままの出力か、ビ
    デオデータの切出し画像の出力あるいはビデオデータの
    縮小画像の出力、ビデオデータの切出し画像だけの出
    力、ビデオデータの縮小画像のだけの出力かを判定する
    判定手段と、 ビデオデータの表示モードを切換える切換手段と、 上記読取手段により読取られたビデオデータをそのまま
    再生出力に変換する第1の変換手段と、 上記読取手段により読取られたビデオデータに対してビ
    デオデータの部分的な切出しを行って再生出力に変換す
    る第2の変換手段と、 上記読取手段により読取られたビデオデータの縮小を行
    って再生出力に変換する第3の変換手段と、 上記判定手段によりビデオデータの切出し画像の出力あ
    るいはビデオデータの縮小画像の出力となっている際、
    上記切換手段の切換え指示に応じて、上記第2の変換手
    段、上記第3の変換手段からの再生出力を順次切換えて
    出力する第1の出力手段と、 上記判定手段によりビデオデータの切出し画像だけの出
    力が判定された際、上記第2の変換手段からの再生出力
    を出力する第2の出力手段と、 上記判定手段によりビデオデータの縮小画像だけの出力
    が判定された際、上記第3の変換手段からの再生出力を
    出力する第3の出力手段とからなる、 ことを特徴とする再生表示システム。
  4. 【請求項4】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つのビデオデータが記録され、上記管理領域には、上
    記データ領域のビデオデータを映像として再現するのに
    必要な上記ビデオデータの表示領域の部分的な切出しを
    認めるか否かを示す切出し許可/禁止データと上記ビデ
    オデータの表示領域の縦方向の縮小を認めるか否かを示
    す縮小許可/禁止データが記録されている記録媒体から
    ビデオデータを再生する再生装置と、この再生装置に接
    続され、上記再生装置からの再生出力を表示する表示装
    置とからなるものにおいて、 上記再生装置が、 上記記録媒体のデータ領域のビデオデータと上記記録媒
    体の管理領域の切出し許可/禁止データと縮小許可/禁
    止データとを読取り、 この読取られた切出し許可/禁止データと縮小許可/禁
    止データと上記表示装置の表示アスペクト比の指示とに
    より、ビデオデータのそのままの出力か、ビデオデータ
    の切出し画像の出力あるいはビデオデータの縮小画像の
    出力、ビデオデータの切出し画像だけの出力、ビデオデ
    ータの縮小画像のだけの出力かを判定し、 この判定によりビデオデータの切出し画像の出力あるい
    はビデオデータの縮小画像の出力となっている際、ビデ
    オデータの表示モードの切換え指示に応じて、ビデオデ
    ータの切り出し画像の再生出力、ビデオデータの縮小出
    力に順次切換え、 上記判定によりビデオデータの切出し画像だけの出力が
    判定された際、ビデオデータの切出し画像を再生出力
    し、 上記判定によりビデオデータの縮小が画像だけの出力が
    判定された際、ビデオデータの縮小画像を再生出力す
    る、 ことを特徴とする再生表示方法。
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Cited By (4)

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