JPH09187572A - ぶらんこ式回転遊戯機 - Google Patents

ぶらんこ式回転遊戯機

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JPH09187572A
JPH09187572A JP394896A JP394896A JPH09187572A JP H09187572 A JPH09187572 A JP H09187572A JP 394896 A JP394896 A JP 394896A JP 394896 A JP394896 A JP 394896A JP H09187572 A JPH09187572 A JP H09187572A
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JP
Japan
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swing
wheel
motion
rotation
planetary
Prior art date
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Pending
Application number
JP394896A
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English (en)
Inventor
Takeshige Kurumisawa
竹重 胡桃澤
Toshiyuki Takasago
俊之 高砂
Yutaka Sakito
豊 先砥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Seiki Co Ltd
Original Assignee
Taiho Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の自力で変化に富む回転運動を起こさ
せることができ、健康機具としても役立つ回転遊戯機を
得る。 【解決手段】 垂立させた支柱1に対して水平面内で回
転できるように梁3を設け、この梁3を遊星腕とし、支
柱1側に設けたホイール16を静止節とし、梁3に回転
可能に設けたホイール17を遊星節とする遊星運動機構
15を構成し、梁3にぶらんこ部5を垂下させ、このぶ
らんこ部5にはその下部に着座部7と人力により回転運
動を作り出す回転機構部8とを設け、この回転機構部8
の回転運動をぶらんこ部5に構成した回転伝達機構14
を介して梁3のホイール17に伝達し、回転機構部8の
回転運動によりぶらんこ部5と梁3とホイール17とが
静止節のホイール16に対して回転するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ぶらんこに属する
ぶらんこ式回転遊戯機の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ぶらんこは梁から垂下さ
せた索線の下端に座板を取付けた遊戯機である。基本的
には座板に乗って揺さぶり、使用者は振り子運動に身を
置き、これを楽しむものであり、古くから多くの人に親
しまれてきた遊戯機である。この他にも支柱上に回転可
能に支持させた放射状の梁の端から何本かの索線を垂下
させた回転式のものもある。回転式のものは振り子運動
でなく、助走をつけて索線にぶら下がり回転運動と遠心
力の体感を楽しむものである。種々の遊戯施設を集めた
遊園地等では、梁から垂下させた索線に座部を設け、梁
を動力を使って回転させるようにした比較的大がかりな
ものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
ぶらんこに特別な技術的問題があるわけではないが、い
わゆるぶらんこは、その単純な振り子運動が親しまれて
いるが、動きに変化が乏しいといった不満もある。人力
で回転させる回転式の簡易なものは、助走による回転で
は回転力が弱くて直ぐに接地してしまい、動きが間欠的
で連続性がなくなるので飽きてしまうことが多い。動力
により回転させるものは簡易性に欠け、使用者の意に沿
った動きはさせられないし、幼児等の年少者では単独で
利用することができない。
【0004】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題は、使用者(利用者)
が自力で変化に富む回転運動を起こさせることができ、
健康機具としても役立つ回転遊戯機を提供することであ
り、簡易性がありだれでも簡単に楽しむことができる回
転遊戯機を提供することであり、回転遊戯機の機能の向
上を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、遊星歯車機構に類する技術を活用
したもので、垂立させた支柱に対して水平面内で回転で
きるように梁を設け、この梁を遊星腕とし、支柱側に設
けたホイールを静止節とし、前記梁に回転可能に設けた
ホイールを遊星節とする遊星運動機構を構成し、前記梁
に対しぶらんこ部を浮上状態に垂下させ、このぶらんこ
部にはその下部に着座部と人力により回転運動を作り出
す回転機構部とを設け、この回転機構部の回転運動をぶ
らんこ部上に構成した回転伝達機構を介して梁のホイー
ルに伝達し、前記回転機構部の回転運動により前記ぶら
んこ部と前記梁とホイールとが静止節のホイールに対し
て回転するように構成する手段を採用する。
【0006】上記手段によれば、ぶらんこ部に乗り回転
機構部に回転運動を与えると、ぶらんこ部がその使用者
を乗せたまま梁とともに大きく旋回する。回転機構部に
与える回転運動の回転方向を変えれば、旋回の方向が変
り、また回転を止めれば旋回を止めることができる。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、遊星歯車機構に類する技術を活用したもので、垂立
させた支柱に対して水平面内で回転できるように梁を設
け、この梁を遊星腕とし、前記支柱側に設けたホイール
を静止節とし、前記梁に回転可能に設けたホイールを遊
星節とする遊星運動機構を構成し、前記梁に対して内外
方向への揺動を可能にぶらんこ部を浮上状態に垂下さ
せ、このぶらんこ部にはその下部に着座部と人力により
回転運動を作り出す回転機構部とを設け、この回転機構
部の回転運動を前記ぶらんこ部上に構成した回転伝達機
構とユニバーサルジョイントとを介して前記梁のホイー
ルに伝達し、前記回転機構部の回転運動により前記ぶら
んこ部と前記梁と前記ホイールとが前記静止節の前記ホ
イールに対して回転するように構成する手段を採用す
る。
【0008】上記手段によれば、ぶらんこ部に乗り回転
機構部に回転運動を与えると、ぶらんこ部がその使用者
を乗せたまま梁とともに大きく旋回しつつ、遠心力によ
り回転軌跡が外方へ広がり、高さも高い位置になる。ゆ
っくりした回転運動を回転機構部に与えれば、ぶらんこ
部は低い位置の旋回となり、速い回転運動を回転機構部
に与えればぶらんこ部を高い位置に旋回させることがで
きる。また、回転方向を変えれば、旋回の方向が変り、
回転を止めれば旋回を止めることができる。
【0009】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1または請求項2のいずれかにかかる前記手
段における梁に対して、二組ないしは四組などの複数組
の遊星運動機構と、これらに対応するぶらんこ部を設
け、これらの各ぶらんこ部にそれぞれ回転機構部と回転
伝達機構を具備させる手段を採用する。
【0010】上記手段によれば、請求項1または請求項
2のいずれかにかかる前記機能とともに、複数の使用者
が一緒に各人が勝手に又は共同してそれぞれのぶらんこ
部を旋回させることができる。
【0011】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1または請求項2または請求項3のいずれか
にかかる前記手段における回転機構部と回転伝達機構の
いずれかにワンウェークラッチを組込む手段を採用す
る。
【0012】上記手段によれば、請求項1または請求項
2または請求項3のいずれかにかかる前記機能における
ぶらんこ部の旋回を一方向に規制でき、回転機構部の共
回りを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 発明の実施の形態1.図1〜図7に示すこの実施の形態
1のぶらんこ式回転遊戯機は、アンカーボルト等により
地面や床面にしっかりと固定し垂立させる支柱1に対し
て構成されている。支柱1上には支持軸2が固定され、
この支持軸2に梁3が天秤状に水平面内で回転できるよ
うに軸受4を介して取付けられている。梁3の両端には
それぞれぶらんこ部5が垂下状に取付けられている。各
ぶらんこ部5は中空の管体で構成され、上端に設けた連
結部材6によりそれぞれ梁3に固着されている。各ぶら
んこ部5の下部は地面や床面より浮き上がっており、図
2や図4に示すように使用者が乗り降りできる高さ位置
に、使用者が腰掛けうる着座部7と人力により回転運動
を作り出す回転機構部8とが設けられている。
【0014】図2、図4に示すように、回転機構部8は
クランク式の足踏みペダル9で駆動側のスプロケットホ
イール10を回し、このスプロケットホイール10の回
転をチェーン等で被動側のスプロケットホイール11に
伝達する構成で、自転車の機構とほぼ同じである。着座
部7は回転機構部8の足踏みペダル9を着座したままで
足踏み回転できる位置に設けられ、調節ボルト12(図
5参照)の操作でその高さ位置が調節できるようになっ
ている。着座部7の手前のぶらんこ部5には着座した使
用者が身体を安定させるために掴むハンドル13が取付
けられている。即ち、使用者はぶらんこ部5に丁度自転
車に乗った状態で乗ることができ、足踏みペダル9の足
踏み操作により回転機構部8に回転運動を作り出すこと
ができる。回転機構部8による回転は、回転伝達機構1
4を介して梁3及び支持軸2側に構成された遊星運動機
構15に伝達される。
【0015】次に、この遊星運動機構15と回転伝達機
構14について説明する。遊星運動機構15は、図1に
示すように支持軸2に回転可能に軸支された梁3を遊星
腕とし、静止節としての歯付きのホイール16を支持軸
2に図3に示すように固着して設け、遊星節としての歯
付きのホイール17を梁3の端部に回転可能に軸支して
設けた構成である。各ホイール16,17間には歯付き
ベルト18がテンションローラ19で緊張された状態で
掛着され、遊星節であるホイール17が回転すると、静
止節のホイール16の周りを遊星節のホイール17が梁
3とともに旋回する。
【0016】図1に示すように、遊星運動機構15の梁
3に取付けられたホイール17は、その軸が回転伝達機
構14に連結されている。回転伝達機構14はぶらんこ
部5の管体中に回転可能に挿通された回転軸20と、図
5に示すように、この回転軸20の下端に装着されたベ
ベルギヤ21Aとからなり、回転軸20の上端は上記し
たようにホイール17の軸に連結されている。回転伝達
機構14のべベルギヤ21Aはぶらんこ部5の下端に装
着されたギヤボックス22内に収められ、ギヤボックス
22内において回転機構部8の被動側のスプロケットホ
イール11の軸端に装着されたベベルギヤ21Bに噛み
合わされている。
【0017】この実施の形態1ではぶらんこ部5が対向
状に二個設けられているため、二組の遊星運動機構15
と二組の回転伝達機構14並びに二組の回転機構部8を
備えている。ぶらんこ部5は梁3を放射状の構成として
三個とか四個、五個とかの構成にすることも、片持ち状
の梁3にして一個だけの構成にすることもできるが、バ
ランス上支柱1に対称に構成したほうが良い。また、ベ
ベルギヤ21A,21Bはウォーム歯車で構成すること
もできる。
【0018】遊星運動機構15については、上記のよう
に歯付きベルト18と歯付きのホイール16,17によ
る構成の他に図6,図7に示すように遊星歯車列で構成
することもできる。この場合、静止歯車である太陽歯車
は大径になり製造しにくくコスト的に高くつくので、図
6に示すようにホイール23の外周に歯付きベルト18
を固着して構成するとよい。また、太陽歯車を図7のよ
うに内歯歯車として構成すれば、遊星歯車であるホイー
ル17等、遊星運動機構15の可動部を太陽歯車の内側
に構成することができるので、野外に設置するものでは
雨水から遊星運動機構15の可動部を保護でき好都合で
ある。
【0019】このぶらんこ式回転遊戯機は、次のように
して遊戯に供することができる。即ち、使用者はぶらん
こ部5の着座部7に腰掛け、両手でハンドル13を掴ん
で身体を安定にして足踏みペダル9に左右の足をそれぞ
れ掛けて踏み回し、回転機構部8に回転運動を与える。
回転機構部8の回転は回転伝達機構14を介して梁3に
軸支されたホイール17に伝達される。ホイール17に
回転が伝達されると遊星運動機構15が遊星運動を行な
う。即ち、ぶらんこ部5が使用者を乗せたまま梁3とと
もに大きく旋回する。旋回スピードは足踏みペダル9を
速く回せば速くなり、遅く回せば遅くなる。また足踏み
ペダル9を止めれば停止する。さらに旋回方向も足踏み
ペダル9の踏み回し方向を反対にすれば反対になる。
【0020】このように、自力でペダル踏み運動を行な
いながら旋回方向を変えたり、停止させたり、旋回スピ
ードを変えたりでき変化に富んだ遊び方ができ遊興心を
そそることができる。二人用や三人用のものでは、一人
の足踏みペダル9の踏み回しが他の者の足踏みペダルに
回転力として伝わるが、個別でも共同しても梁3を旋回
させることができ、バリエーションを工夫して楽しく遊
ぶことができる。
【0021】この実施の形態1のものは、梁3に対して
ぶらんこ部5が固定されているので、旋回によってもぶ
らんこ部5の旋回軌跡は変らない。それゆえ、ぶらんこ
部5の安定性は高く、三輪車や補助輪付きの自転車に乗
る要領で楽しむことができ、この意味で小児向けのもの
と言える。勿論、小児に限らず大人から子供まで広くそ
の遊戯ないしは運動の用に供しうる。設置については、
家庭の庭先や公園、幼稚園や学校などの地上の他、施設
内の床面上にも容易に設置することができる。
【0022】なお、回転機構部8は脚力で回転運動を作
る足踏みペダル9を持つ機構で説明したが、腕力による
回転用ハンドルの回転で回転運動を作る機構とすること
もできる。この場合には着座部7より高い位置に回転用
ハンドルを配置することになる。
【0023】発明の実施の形態2.図8,図9に示すこ
の実施の形態2のぶらんこ式回転遊戯機は、上述の実施
の形態1のぶらんこ式回転遊戯機よりその遊戯機能を一
層向上させたものである。具体的には旋回に伴い着座部
7の位置が水平方向と高さ方向との両方向に変化するよ
うにしたものである。この機能にかかる構成以外は基本
的に実施の形態1のものと同じである。従って、実施の
形態1のものと同じ部分については同一の符号を用い、
それらの説明は省略する。
【0024】この実施の形態2のぶらんこ式回転遊戯機
は、梁3の両端に垂下状に取付けられている各ぶらんこ
部5が、上端に設けた連結部材6により垂直面内を揺動
できるようにそれぞれ梁3に枢着されている。また、遊
星運動機構15の梁3に取付けられたホイール17はそ
の軸がぶらんこ部5の連結部材6内においてユニバーサ
ルジョイント24を介して図9に示すように回転伝達機
構14に連結されている。これ以外の構成は実施の形態
1のものと同じである。
【0025】この実施の形態2のぶらんこ式回転遊戯機
の基本機能は実施の形態1のものと同じであるが、旋回
に伴い着座部7の位置が水平方向と高さ方向との両方向
に変化することに特徴がある。即ち、回転機構部8の足
踏みペダル9に回転運動を与えると、ぶらんこ部5の着
座者は梁3とともに大きく旋回しつつ、遠心力により回
転軌跡が外方へ広がり、その高さも高い位置になる。こ
の変化は足踏みペダル9を速く踏み回せば大きくなり、
ゆっくり回せば小さくなる。ゆっくりした回転運動と速
い回転運動を回転機構部8に与えると、旋回の広がりと
高さを変えることができる。
【0026】このように、このぶらんこ式回転遊戯機は
実施の形態1のものより動きに変化性があり、遠心力や
高さの変化といったスリリングな要素を付加することが
できる。この意味で実施の形態1のものより年長者向け
のぶらんこ式回転遊戯機といえる。これ以外の機能や利
点は実施の形態1のものと同じであるのでそれらの説明
は省略する。
【0027】発明の実施の形態3.図10,11に示す
この実施の形態3のぶらんこ式回転遊戯機は、上述の実
施の形態1や実施の形態2で示したぶらんこ式回転遊戯
機の機能を向上させ、使い易くする工夫を施したもので
ある。具体的には梁3の旋回方向を一方向に規定し、安
心して楽しめるようにしたものである。この機能にかか
る構成以外は基本的に実施の形態1や実施の形態2で示
したのものと同じである。従って、実施の形態1や実施
の形態2のものと同じ部分については同一の符号を用
い、それらの説明は省略する。
【0028】この実施の形態3のぶらんこ式回転遊戯機
の基本機能は実施の形態1または実施の形態2のものと
同じであるが、梁3の回転を一方向にしたことに特徴が
ある。即ち、回転伝達機構14側のベベルギヤ21Aは
ぶらんこ部5の中に回転可能に挿通された回転軸20の
下端にワンウェークラッチ25を介して装着されてい
る。上端は直接又はユニバーサルジョイント24を介し
て梁3側のホイール17の軸に連結されている。回転伝
達機構14のべベルギヤ21Aはワンウェークラッチ2
5とともにぶらんこ部5の下端に装着されたギヤボック
ス22内に収められ、ギヤボックス22内において回転
機構部8の被動側のスプロケットホイール11の軸端に
装着されたベベルギヤ21Bに噛み合わされている。こ
れ以外の構成は実施の形態1または実施の形態2で示し
たものと同じである。
【0029】この実施の形態3のぶらんこ式回転遊戯機
では、足踏みペダル9の連れ回りを防止することがで
き、梁3の旋回を一方向に規定し安定した旋回機能を得
ることができる。即ち、回転機構部8の足踏みペダル9
を反対に回しても遊星運動機構15には、旋回力はワン
ウェークラッチ25により働かない。それゆえ特に二人
用以上のものでは、一緒に利用している他の使用者と不
調和な運転状態になり各ぶらんこ部5が不安定な状態に
陥るようなことが防止され、使い易いものとなる。こう
した機能は自転車と同様に、スプロケットホイール11
にラチェットを組込んだ回転機構部8を採用することに
よっても実現できる。これ以外の基本的機能及び利点は
実施の形態1または実施の形態2のものと同じであり、
それらについての説明は省略する。
【0030】なお、前記した各実施の形態の回転遊戯機
には、ハンドル13に組付けたレバー操作により回転伝
達機構の一部にブレーキシューを圧接して回転伝達機構
の回転を停止させるブレーキ手段を設け、着座部の旋回
速度の調節や停止を行なうようにしてもよい(図示せ
ず)。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ぶらんこ部に
乗り、回転機構部に回転運動を与えると、ぶらんこ部が
使用者を乗せたまま梁とともに大きく旋回する。回転機
構部に与える回転運動の回転方向を変えたり、途中で停
止させたりすると、旋回の方向が変り、また旋回途中で
旋回を意図的に止めたりすることができる。従って、使
用者は自力で変化に富む回転運動を起こさせることがで
き、健康機具としても役立ち得るとともに、簡易性があ
り、だれでも簡単に楽しむことができるぶらんこ式回転
遊戯機が得られる。
【0032】請求項2の発明によれば、ぶらんこ部に乗
り回転機構部に回転運動を与えると、ぶらんこ部が使用
者を乗せたまま梁とともに大きく旋回しつつ、遠心力に
より回転軌跡が外方へ広がり、高さも高い位置になる。
ゆっくりした回転運動を回転機構部に与えながら回転方
向を変えたり、途中で停止させたりすると、旋回の方向
が変り、また回転途中で旋回を意図的に止めたりするこ
とができる。従って、使用者の自力でより変化に富む回
転運動を起こさせることができ、健康機具としても役立
ち得るとともに、簡易性があり簡単に楽しむことができ
るぶらんこ式回転遊戯機が得られる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2のいずれかにかかる前記効果とともに、複数の
使用者が一緒に各人が勝手に又は共同してそれぞれのぶ
らんこ部を旋回させることができ、簡易性があり複数の
使用者が簡単に楽しむことができるぶらんこ式回転遊戯
機が得られる。
【0034】請求項4の発明によれば、請求項1または
請求項2または請求項3のいずれかにかかる前記効果と
ともに、ぶらんこ部の旋回を一方向に規制でき、梁側か
らの回転運動の回転機構部への伝達を断つことができる
ので、旋回が安定し使い易いぶらんこ式回転遊戯機が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のぶらんこ式回転遊戯機を
示す正面図である。
【図2】発明の実施の形態1のぶらんこ式回転遊戯機を
示す平面図である。
【図3】図1におけるA矢印部の拡大断面図である。
【図4】発明の実施の形態1のぶらんこ式回転遊戯機の
ぶらんこ部の構成を示す要部の側面図である。
【図5】発明の実施の形態1のぶらんこ式回転遊戯機の
ぶらんこ部の構成を示す要部の正面図である。
【図6】発明の実施の形態1のぶらんこ式回転遊戯機に
おける遊星運動機構の他の形態を示す平面図である。
【図7】発明の実施の形態1のぶらんこ式回転遊戯機に
おける遊星運動機構のさらに他の形態を示す要部の断面
図である。
【図8】発明の実施の形態2のぶらんこ式回転遊戯機を
示す正面図である。
【図9】図8におけるB矢印部分の構成を示す拡大部分
側面図である。
【図10】発明の実施の形態3のぶらんこ式回転遊戯機
を示す正面図である。
【図11】発明の実施の形態3のぶらんこ部の構成を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 支柱 3 梁 5 ぶらんこ部 7 着座部 8 回転機構部 14 回転伝達機構 15 遊星運動機構 16 ホイール 17 ホイール 18 歯付きベルト 24 ユニバーサルジョイント 25 ワンウェークラッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂立させた支柱に対して水平面内で回転
    できるように梁を設け、この梁を遊星腕とし、前記支柱
    側に設けたホイールを静止節とし、前記梁に回転可能に
    設けたホイールを遊星節とする遊星運動機構を構成し、
    前記梁に対しぶらんこ部を浮上状態に垂下させ、このぶ
    らんこ部にはその下部に着座部と人力により回転運動を
    作り出す回転機構部とを設け、この回転機構部の回転運
    動を前記ぶらんこ部上に構成した回転伝達機構を介して
    前記梁のホイールに伝達し、前記回転機構部の回転運動
    により前記ぶらんこ部と前記梁と前記ホイールとが静止
    節の前記ホイールに対して回転するように構成したこと
    を特徴とするぶらんこ式回転遊戯機。
  2. 【請求項2】 垂立させた支柱に対して水平面内で回転
    できるように梁を設け、この梁を遊星腕とし、前記支柱
    側に設けたホイールを静止節とし、前記梁に回転可能に
    設けたホイールを遊星節とする遊星運動機構を構成し、
    前記梁に対して内外方向への揺動を可能にぶらんこ部を
    浮上状態に垂下させ、このぶらんこ部にはその下部に着
    座部と人力により回転運動を作り出す回転機構部とを設
    け、この回転機構部の回転運動を前記ぶらんこ部上に構
    成した回転伝達機構とユニバーサルジョイントとを介し
    て前記梁のホイールに伝達し、前記回転機構部の回転運
    動により前記ぶらんこ部と前記梁と前記ホイールとが静
    止節の前記ホイールに対して回転するように構成したこ
    とを特徴とするぶらんこ式回転遊戯機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載のぶらんこ式回転遊戯機であって、梁に対して複数組
    の遊星運動機構と、これらに対応するぶらんこ部を設
    け、これらの各ぶらんこ部にそれぞれ回転機構部と回転
    伝達機構を具備させたことを特徴とするぶらんこ式回転
    遊戯機。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    のいずれかに記載のぶらんこ式回転遊戯機であって、回
    転機構部と回転伝達機構のいずれかにワンウェークラッ
    チを組込んだことを特徴とするぶらんこ式回転遊戯機。
JP394896A 1996-01-12 1996-01-12 ぶらんこ式回転遊戯機 Pending JPH09187572A (ja)

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JP394896A JPH09187572A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ぶらんこ式回転遊戯機

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JP394896A JPH09187572A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ぶらんこ式回転遊戯機

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH09187572A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001076696A1 (en) * 2000-03-30 2001-10-18 Choe Young Min Helicopter-like exercising device
US8979660B2 (en) 2010-10-26 2015-03-17 Aba Science Play Ltd. Helicopter amusement apparatus
CN109876461B (zh) * 2019-03-21 2024-03-22 郑州德润游乐机械有限公司 一种穿越太空游乐设备

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