JPH09184927A - 液晶ディスプレイ用導光板ユニット - Google Patents

液晶ディスプレイ用導光板ユニット

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JPH09184927A
JPH09184927A JP8303957A JP30395796A JPH09184927A JP H09184927 A JPH09184927 A JP H09184927A JP 8303957 A JP8303957 A JP 8303957A JP 30395796 A JP30395796 A JP 30395796A JP H09184927 A JPH09184927 A JP H09184927A
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guide plate
light guide
light
liquid crystal
edge
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JP8303957A
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English (en)
Inventor
Masao Obata
雅夫 小羽田
Masao Kawamoto
昌夫 川本
Hideto Okamoto
秀人 岡本
Hideki Inui
秀樹 戌亥
Shiro Kitagawa
史朗 北川
Ichiro Yamada
伊知郎 山田
Tadamitsu Miyamoto
忠光 宮本
Shinpei Ninomiya
心平 二宮
Eiji Shintaku
栄治 新宅
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NITSUSEN KAGAKU KK
ONISHI KAKO KK
SANWA INSATSU KOGYO KK
TECHNO ONISHI KK
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Nissen Chemitec Corp
Sharp Corp
Original Assignee
NITSUSEN KAGAKU KK
ONISHI KAKO KK
SANWA INSATSU KOGYO KK
TECHNO ONISHI KK
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Nissen Chemitec Corp
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶ディスプレイのエッジライトにおいて、液
晶モジュ−ル表示面の輝度分布を充分な精度で均一化で
き、しかも、製造も容易な液晶ディスプレイ用導光板ユ
ニットを提供する。 【解決手段】一端側に光源ランプ16が配設される導光
板Aの裏面に反射シ−トが、同じく表面に拡散シ−トが
それぞれ密接されてなる導光板ユニットにおいて、導光
板一端側の一方縁端部に接する反射シ−ト面部分121
または拡散シ−ト面部分131の何れか一方、或いは双
方に光吸収膜が印刷されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶ディスプレイ用
導光板ユニット、更に詳しくは、エッジライト用導光板
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、液晶テレビ、携帯用パソコン等の
液晶ディスプレイのバックライトには、サイドライト方
式のエッジライトが多用されている。図8の(イ)はエ
ッジライトの基本的構造を示している。図8の(イ)に
おいて、A’は導光板ユニットを示し、一端から他端に
至るほど薄肉とされた楔形導光板11’の裏面に反射シ
−ト12’が密接され、同じく表面に拡散シ−ト13’
が密接されている。16’は導光板ユニットA’の一端
側に配設された光源ランプ(蛍光灯)、17’は光源ラ
ンプ16’を包囲したリフレクタ−である。
【0003】上記導光板11’には、光学的に透明で、
かつ外界よりも高い屈折率を有するものが使用される。
而して、上記光源ランプから導光板内に光が多数のモ−
ドで入射されると、各モ−ドの光線がその入射角と入射
位置に応じた反射角で導光板内を反射を繰り返しつつ進
行していき、導光板が楔形であるために、反射を繰り返
すごとに徐々にその進行方向が変わっていき、ある段階
で全反射臨界角を越えて出射側界面より拡散シ−トに向
けとび出し、拡散シ−トを通過して液晶モジュ−ルに導
かれていく。この際の個々のモ−ドの光線の出射位置
は、入射点と導光板の形状と屈折率との函数であり、各
種の擾乱要因に起因する誤差の範囲内で一意的に定まっ
てしまう。従って、理論的には、表面の輝度分布は導光
板の形状や屈折率によって調整できる。
【0004】尤も、エッジライト表面の輝度分布を導光
板の形状や屈折率のみで調整することは容易ではなく、
種々の調整手段が提案されている。例えば、導光板の裏
面に光散乱反射物質を入射端から離れるに従って高密度
で付着させ、その付着面に鏡面反射板を密接させること
が提案されている(特開平1−245220号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記エッジライトの出
射面での実際の輝度分布は、リフレクタ−や導光板端面
での反射の影響で、図8の(ロ)のg111に示すように
入射端近傍で高くなり、三方の縁端部近傍では図8の
(ロ)のg112に示すように輝度の変化率が大となっ
て、輝度の変化が少ない領域g0は、導光板の全平面よ
りも狭い範囲である。而るに、液晶モジュ−ル長さを図
8の(ロ)における長さL’に設定すれば、エッジライ
トにおける入射端近傍や縁端部近傍での輝度不整域を液
晶モジュ−ルの表示領域から除外でき、更に、光源熱に
よる液晶の光透過特性の局部的変化に起因する、いわゆ
る、光ヌケの問題も回避でき(光源熱による液晶モジュ
−ル端部の加熱を排除できるため)、液晶モジュ−ル表
示面での輝度分布の均一化を保証できる。
【0006】しかしながら、近来においては、液晶ディ
スプレイの一層の小型化のために、導光板全面の有効利
用が要求されている。この場合、液晶モジュ−ルの面積
が、実質上導光板の面積に等しくされ、光源近傍の液晶
部分が光源熱で加熱されて他の液晶部分よりも透過率が
高くなるので、その液晶部分と他の液晶部分との輝度を
整えるために、光源近傍のバックライト面の輝度を他の
部分のバックライト面の輝度よりも低くすることが必要
である。
【0007】本発明の目的は、液晶ディスプレイのエッ
ジライトにおいて、液晶モジュ−ル表示面の輝度分布を
充分な精度で均一化でき、しかも、製造も容易な液晶デ
ィスプレイ用導光板ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶ディス
プレイ用導光板ユニットは、一端側に光源ランプが配設
される導光板の裏面に反射シ−トが、同じく表面に拡散
シ−トがそれぞれ密接されてなる導光板ユニットにおい
て、導光板一端側の一方縁端部に接する反射シ−ト面部
分または拡散シ−ト面部分の何れか一方あるいは双方に
光吸収膜が印刷されていることを特徴とする構成であ
り、光吸収膜の先端は凸円弧の連鎖線状とされる。上記
拡散シ−ト面部分に対しては、光吸収膜に代え反射ドッ
トを印刷することもでき、このドットは導光板の一端か
ら離れるに従って小径、または低密度とすることが好ま
しい。更に、導光板の残る三方の縁端部に接する反射シ
−ト面部分または拡散シ−ト面部分には、多数の光吸収
斑点を縁端から離れるに従って小径にして印刷すること
ができ、また、導光板の残る三方の縁端部に接する拡散
シ−ト面部分には、上記光吸収斑点に代え、多数の光反
射斑点を縁端から離れるに従って大径として印刷するこ
ともできる。何れにおいても、印刷は輪転凸版印刷法と
することが好ましい。上記導光板には、楔型の外、平板
型を使用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る導光板ユニットの一例を示す平面図であり、図1の
(ロ)及び図1の(ハ)は図1の(イ)におけるロ−ロ
断面図及びハ−ハ断面図である。図1の(イ)乃至図1
の(ハ)において、11は一端111側から他端121
側に至るほど薄肉とされた楔形導光板である。12は導
光板11の裏面に密接された反射シ−トであり、導光板
一端側の一方縁端部に接する反射シ−ト面部分121に
は、図2の(イ)及び(ロ)〔図2の(イ)における点
線枠ロの拡大図〕に示すように、先端が凸円弧の連鎖線
状1211とされた光吸収膜aが輪転凸版印刷(凸版か
ら直接にシ−トに印刷する)され、導光板の残る三方の
縁端部に接する反射シ−ト面部分122,122,12
2には、図2の(イ)及び(ハ)〔図2の(イ)におけ
る点線枠ハの拡大図〕に示すように多数の光吸収斑点
b,…が縁端eから離れるに従い小径とされて輪転凸版
印刷法(凸版から直接にシ−トに印刷する)されてい
る。
【0010】図1において、13は導光板11の表面に
密接された拡散シ−トである。14は導光板11の三方
の端面に接着剤等により貼着された反射シ−トである。
上記において、123,123は耳部であり位置決め孔
124を有し、位置決め孔124,124へのピンの挿
通により導光板11と反射シ−ト12と拡散シ−ト13
との位置合わせが行われ、耳部123,123におい
て、導光板と反射シ−ト及び導光板と拡散シ−トとが熱
融着されている。なお、15,15は拡散シ−ト14の
表面に密接されたレンズシ−トを示している。
【0011】図1に示す実施形態においては、導光板一
端側の一方縁端部に接する反射シ−ト面部分121に光
吸収膜aを印刷しているが、これに代え、導光板一端側
の一方縁端部に接する拡散シ−ト面部分131に光吸収
層aを印刷することもできる。また、導光板一端側の一
方縁端部に接する拡散シ−ト面部分121及び導光板一
端側の一方縁端部に接する反射シ−ト面部分131の双
方に光吸収膜aを印刷することもできる。何れの場合
も、導光板一端側の一方縁端部に接する拡散シ−ト面部
分に印刷する光吸収層aの先端は、上記と同様に、凸円
弧の連鎖線状とすることができる。これらの場合、導光
板一端側の一方縁端部に接する拡散シ−ト面部分131
に光吸収膜aを印刷する代わりに、当該拡散シ−ト面部
分131に、図3に示すように、反射ドットdを印刷す
ることもでき、この反射ドットdについては、図3の
(イ)の点線枠ロ内を拡大して示す図3の(ロ)のよう
に、導光板一端から離れるに従ってドット径を小にする
こと、または、ドット密度を小にすることが好ましい。
【0012】図4の(イ)は液晶ディスプレイを示し、
本発明に係る導光板ユニットAの一端111側に光源ラ
ンプ16が配設され、この光源16がリフレクタ−17
で包囲されてエッジライトBが構成され、このエッジラ
イトB上に液晶モジュ−ルCが密接されている。なお、
インバ−タの図示は省略されている。この液晶ディスプ
レイのエッジライトBにおいては、光源ランプ16から
導光板内に光が多数のモ−ドで入射され、各モ−ドの光
線がその入射角と入射位置に応じた反射角で導光板内を
全反射を繰り返しつつ進行していき、全反射を繰り返す
ごとに徐々にその進行方向が変わっていき、ある段階で
全反射臨界角を越えて出射側界面より拡散シ−ト側に出
射されていく。図4の(ロ)におけるfは、このエッジ
ライト出射面の輝度分布を仮想的に示し、図4の(ロ)
におけるgは従来のエッジライト出射面(光吸収膜及び
光吸収斑点がないもの)の輝度分布を仮想的に示してい
る。
【0013】図2に示す反射シ−トを用いた本発明に係
る導光板ユニットを使用する場合、図4の(イ)におい
て、導光板に接する反射シ−ト一端側の面部分121を
反射して導光板一端部の出射側界面部分121’より出
射されていく光においては、反射シ−ト一端側の面部分
121の光吸収膜aで光の一部が吸収されてその出射が
抑えられるから、低輝度とされ、図4の(ロ)のf111
で示されているように、エッジライトの一端側(光源ラ
ンプ側)近傍での輝度が従来のエッジライトに較べ低く
なる。この場合、光吸収膜の先端が凸円弧の連鎖線状と
されているから、光吸収膜の先端部では前方に至るほど
漸次的に光吸収量が減少され、エッジライトの一端側近
傍での輝度変化率(導光板の長さ方向の変化率。以下長
さ方向をy方向、幅方向をx方向とする)が緩和され
る。
【0014】上記導光板に接する反射シ−ト一端側の面
部分121に光吸収層aを形成することに代え、その部
分121直上の拡散シ−ト一端側の面部分131に反射
ドットを形成する場合においても、導光板一端部の出射
側界面部分121’からの光出射量が抑制されるから、
図4の(ロ)のf111で示されているように、エッジラ
イトの一端側近傍での輝度が従来のエッジライトに較べ
低くなる。この場合、上記したように、反射ドットdの
径を導光板一端から離れるに従って小にするか、低密度
にしておけば、図4の(ロ)において、gとf111との
差が大きな箇所ほど拡散シ−トでの反射量が大となり光
出射の抑制量が大となってf111が充分にフラットにさ
れる。
【0015】図4の(イ)に示す液晶ディスプレイにお
いて、導光板他端の端面112で反射され、更に、導光
板に接する反射シ−ト他端側の面部分1210を反射し
て導光板他端部の出射側界面部分1210’より出射さ
れていく光においては、反射シ−ト他端側の面部分12
10が光吸収斑点で形成されているから低輝度とされ、
エッジライトの他端側(光源ランプ側)近傍での輝度
は、図4の(ロ)のf112で示されているように、従来
のエッジライトに較べ低くなる。この場合、光吸収斑点
の径が縁端から離れる斑点ほど小径とされ、単位面積当
たりの光吸収面積量が小とされているから、縁端から離
れるほど漸次的に光吸収量が減少され、エッジライトの
他端側近傍での輝度変化率(導光板の長さ方向の変化
率)が緩和される。なお、エッジライト面の中間の輝度
分布は、上記の光吸収膜並びに光吸収斑点には、殆ど影
響されない。
【0016】上記液晶モジュ−ルにおける光源近傍の液
晶部分C121は、光源16の発熱で加熱されるために他
の液晶部分よりも光透過率が高くなる。而るに、本発明
に係る導光板ユニットを用いたエッジライトにおいて
は、導光板に接する反射シ−ト一端側の面部分121の
光吸収膜による吸収量の調整、または導光板に接する拡
散シ−ト一端側の面部分131の反射ドットによる反射
量の調整により、光源近傍の液晶部分C121の光透過性
の増大に応じて、その液晶部分直下のエッジライト部分
の輝度を図4の(ロ)のf111のように低くできるか
ら、液晶モジュ−ルの長さを導光板の長さに実質的に等
しくしても、液晶モジュ−ルの輝度分布を充分一様にで
きる。
【0017】本発明において、光吸収材には、白色顔料
とブラック顔料とをその割合を調整して樹脂に配合した
所定明度の灰色塗料を使用でき、紫外線硬化性とするこ
とが望ましい。光吸収膜の印刷、光吸収斑点の印刷は輪
転凸版印刷法とすることが好ましい。光吸収膜、光吸収
斑点の厚みは、通常1μm〜10μm、好ましくは2μ
m〜3μmとされ、光吸収膜の先端線の円弧の径は25
00μm〜500μm、好ましくは1200μm〜10
00μmとされる。斑点間の間隔は2000μm〜15
00μmとされ、好ましくは1500μm〜1000μ
mとされ、斑点径は100μm〜1000μmとされ
る。光吸収膜のy方向長さは3000μm〜7000μ
mとされ、斑点印刷巾は3000μm〜7000μmと
される。上記反射ドット材には、酸化チタン、シリカ、
ガラスビ−ズ等の反射剤を配合した塗料を使用でき、紫
外線硬化性とすることが望ましい。この反射ドットの印
刷も輪転凸版印刷法とすることが好ましい。ドットの厚
みは、通常1μm〜10μm、好ましくは2μm〜3μ
mとされ、ドット径は100μm〜1000μmとさ
れ、印刷巾は4000μm〜8000μmとされる。
【0018】上記導光板には透明プラスチック(例え
ば、アクリル樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、シリコ−ン
ゴム、またはこれらのポリマ−アロイ等)、ガラス等を
使用できる。上記反射シ−トには、酸化チタン、シリ
カ、ガラスビ−ズ等の反射剤を配合した塗料を支持シ−
ト、例えばポリエチレンテレフタレ−トシ−トの片面ま
たは両面に塗布したもの、支持シ−トにアルミニウム、
銀等を蒸着したもの等を使用できる。
【0019】上記拡散シ−トには、透明樹脂に酸化チタ
ン等の光拡散剤を含有させた樹脂配合物のシ−ト、拡散
剤含有塗料を透明シ−トの片面または両面に塗布したも
の等を使用できる。上記において図2の(ハ)に示され
ているように、反射シ−トの耳部1230では、斑点b
の径が大とされているために、斑点b,b相互が連接さ
れている。また、図2の(イ)に示されているように、
反射シ−トのコ−ナには光吸収膜aが印刷されている。
上記本発明に係る導光板ユニットの実施形態において
は、反射シ−ト側に光吸収斑点を印刷しているが、拡散
シ−ト側に光吸収斑点を印刷することもできる。更に、
拡散シ−ト側に上記光吸収斑点に対し実質的にネガパタ
−ンの光反射斑点を印刷することもできる(多数の光反
射斑点を縁端から離れるに従い大径として印刷すること
もできる)。更に、印刷には上記した輪転凸版印刷法の
外、平版を使用するオフセット印刷(インクを版面から
ゴムブランケットに転写し、それをシ−トに印刷)、シ
ルクスクリ−ン印刷も使用できる。更にまた、導光板に
は厚さが一様の平型を使用することもできる。なお、本
発明に係る導光板ユニットにおいて、反射シ−トまたは
拡散シ−トの三方の光吸収斑点あるいは拡散シ−トの三
方の光反射斑点は省略することもできる。上記は本発明
に係る液晶ディスプレイ用導光板ユニットの実施形態の
例示に過ぎず、本発明の作用効果が達成される範囲内で
構成を変更乃至は付加して実施できることは言うまでも
ない。
【0020】
【実施例】
〔実施例1〕図1において、導光板11には一端側厚み
4.1mm、他端側厚み1.2mm、y方向長さ160
mm、x方向長さ210mmの楔形アクリル板を、反射
シ−ト12には東レ(株)製品ルミラ−E60を、拡散
シ−ト13には辻本電機製作所(株)製品D120を、
レンズシ−ト15には住友スリ−エム(株)製品BEF
IIの二枚をそれぞれ使用した。反射シ-トの光吸収剤に
は、感光性樹脂(エポキシアクリレ−トとウレタンアク
リレ−トとの混合物)26重量部、感光性モノマ−(ト
リプロピレングリコ−ルジアクリレ−トとトリメチロ−
ルプロパントリアクリレ−トとの混合物)22重量部、
光重号開始剤4.9重量部、タルク7.80重量部、カ
−ボンブラック0.2重量部を使用した。
【0021】図2において、光吸収膜aのy方向寸法を
5mm、連鎖円弧1211の円弧径を1.2mmとし、
斑点bの相互距離を1.0mm、最大斑点直径を500
μm、最小斑点直径を200μm、斑点印刷巾wを5.
0mmとして反射シ−ト12に光吸収膜a及び光吸収斑
点b,…を輪転凸版印刷法し、水銀灯1灯3kvにて
0.5秒間で照射硬化させた。そして導光板ユニットの
一端側に管径φ2.6mm、ランプ電流5.4mA、
2.8ワットの冷陰極管〔ハリソン(株)製〕を配設
し、これをリフレクタ−(上記の反射シ−トを使用し
た)で包囲し、インバ−タにはTDK(株)製品CXA
−M10Lを用い、電池電源には12ボルトのものを使
用してエッジライトとした。このエッジライトを、実質
的に導光板と同じ大きさのLCDモジュ−ルの裏面側にセ
ットして、液晶ディスプレイを組み立てた。
【0022】〔実施例2〕実施例1に対し、反射シ−ト
への光吸収膜及び光吸収斑点の輪転凸版印刷に加え、更
に、図3に示すように、拡散シ−トに反射ドットdを輪
転凸版印刷法により形成した。反射塗料には、反射剤配
合のウレタン系樹脂を使用し、印刷巾w’を6.0m
m、最大ドット径を600μm、最小ドット径を200
μmとした。 〔比較例〕実施例1に対し、光吸収膜及び光吸収斑点の
印刷を行わなかった以外、実施例1に同じとした。
【0023】これら実施例及び比較例について、点灯3
0分後でのバックライトのy方向(光源ランプと垂直方
向)輝度分布及びx方向(光源ランプと水平方向)輝度
分布を色彩輝度計(TOPCON色彩輝度計BM−7)
で測定したところ、図5に示す通りであり、光入射側
(y=0)及び遠端並びにx方向両端での輝度の均しが
有効に行われていることが確認できる。また、点灯30
分後での液晶モジュ−ル表示面のy方向(光源ランプと
垂直方向)輝度分布及びx方向(光源ランプと水平方
向)輝度分布を測定したところ(黒色表示)、図6に示
す通りであり、更に、点灯3時間後での同液晶モジュ−
ル表示面のy方向輝度分布及びx方向輝度分布を測定し
たところ、図7に示す通りであり、特に、図7から、比
較例品においては、ランプ側端部での輝度が中間部の輝
度のほぼ2.8倍であり、所謂光ヌケが明確に認められ
るのに対し、実施例品2では、ランプ側液晶モジュ−ル
端部でのランプ熱による透過率のアップにもかかわら
ず、輝度分布を高精度で均一にでき、また、実施例品1
においても充分に光ヌケに対処できることが明らかであ
る。
【0024】また、これら実施例及び比較例について、
バックライトの5箇所(y=54mm,x=39mmの
点、y=54mm,x=118mmの点、中央点、y=
160mm,x=39mmの点、y=160mm,x=
118mmの点)での輝度の平均値及び色度のx方向平
均値並びにy方向平均値を測定したところ、表1の通り
であり、実施例において、光吸収材を使用しているにも
かかわにず、表示面中央部の輝度、色度特性を従来品と
同レベルに保持できることが明らかである。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明に係る液晶ディスプレイのバック
ライト用導光板ユニットにおいては、液晶モジュ−ルの
平面寸法を導光板と同じ寸法としても、液晶モジュ−ル
の輝度分布を均一にして高品位の表示を行わせることが
でき、エッジライト方式に基づく薄厚化と平面寸法縮小
化とにより液晶ディスプレイの一層の小型化を図ること
ができる。また、従来の導光板ユニットに対し、反射シ
−トまたは拡散シ−トに所定パタ−ンの印刷を行うだけ
でよく、既存の製造ラインをそのまま使用でき、製造も
容易である。更に、光吸収材を使用しているが、その光
吸収材を反射シ−トまたは拡散シ−トの四方の縁端部に
細巾(5mm程度)で印刷するだけであるから、輝度、
色度特性も充分に高レベルに保持できる。従って、本発
明は光源ランプから表示エリアまでの距離がきわめて短
い狭額縁設計(2〜3mm程度)の液晶ディスプレイに
おいて、光源ランプ側の輝度を均一化して表示品位の飛
躍的向上を達成でき、SW−C液晶モジュ−ルの性能ア
ップに寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)は本発明に係る液晶ディスプレイ
用導光板ユニットの一実施例を示す平面図、図1の
(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図、図1の
(ハ)は図1の(イ)におけるハ−ハ断面図である。
【図2】図2の(イ)は本発明において使用する反射シ
−トの一例を示す平面図、図2の(ロ)は図1の(イ)
における点線枠ロ内の拡大説明図、図2の(ハ)は図1
の(イ)における点線枠ハ内の拡大説明図である。
【図3】図3の(イ)は本発明において使用する拡散シ
−トの一例を示す平面図、図3の(ロ)は図3の(イ)
における点線枠ロ内の拡大説明図である。
【図4】本発明に係る導光板ユニットを用いた液晶ディ
スプレイを示す説明図である。
【図5】本発明に係る導光板ユニットを用いたバックラ
イトの出射面の輝度分布を示す図である。
【図6】本発明に係る導光板ユニットを用いたバックラ
イトで照明した点灯30分後での液晶モジュ−ルの表示
面の輝度分布を示す図である。
【図7】本発明に係る導光板ユニットを用いたバックラ
イトで照明した点灯30分後での液晶モジュ−ルの表示
面の輝度分布を示す図である。
【図8】従来の導光板ユニットを用いたバックライトを
示す説明図である。
【符号の説明】
11 導光板 12 反射シ−ト 13 拡散シ−ト 111 導光板一端 112 導光板他端 121 導光板一端側の一方縁端部に接する反射シ
−ト面部分 122 導光板の残る三方の縁端部に接する反射シ
−ト面部分 a 光吸収膜 b 光吸収斑点 d 反射ドット 1211 凸円弧の連鎖線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591025082 日泉化学株式会社 愛媛県新居浜市西原町2丁目4番34号 (71)出願人 595166251 三和印刷工業株式会社 奈良県磯城郡田原本町大字秦庄461番地の 1 (72)発明者 小羽田 雅夫 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャ−プ 株式会社内 (72)発明者 川本 昌夫 大阪市中央区淡路町1丁目4番10号 株式 会社テクノ大西内 (72)発明者 岡本 秀人 大阪市中央区淡路町1丁目4番10号 株式 会社テクノ大西内 (72)発明者 戌亥 秀樹 大阪市中央区淡路町1丁目4番10号 株式 会社テクノ大西内 (72)発明者 北川 史朗 大阪市中央区淡路町1丁目4番10号 大西 化工株式会社内 (72)発明者 山田 伊知郎 大阪市中央区北浜2丁目6番22号 (72)発明者 宮本 忠光 愛媛県新居浜市新田町3丁目7番17号 日 泉化学株式会社内 (72)発明者 二宮 心平 大阪府堺市赤坂台3丁目9番12−408号 (72)発明者 新宅 栄治 奈良県磯城郡田原本町大字秦庄461番地の 1 三和印刷工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に光源ランプが配設される導光板の
    裏面に反射シ−トが、同じく表面に拡散シ−トがそれぞ
    れ密接されてなる導光板ユニットにおいて、導光板の一
    端側の一方縁端部に接する反射シ−ト面部分または拡散
    シ−ト面部分の何れか一方あるいは双方に光吸収膜が印
    刷されていることを特徴とする液晶ディスプレイ用導光
    板ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1において、光吸収膜の先端が凸円
    弧の連鎖線状とされている液晶ディスプレイ用導光板ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、導光板の一端
    側の一方縁端部に接する拡散シ−ト面部分に光吸収膜に
    代え、反射ドットが印刷されている液晶ディスプレイ用
    導光板ユニット。
  4. 【請求項4】ドットが導光板の一端から離れるに従って
    小径とされるか、または低密度とされている請求項3記
    載の液晶ディスプレイ用導光板ユニット。
  5. 【請求項5】導光板の残る三方の縁端部に接する反射シ
    −ト面部分または拡散シ−ト面部分に、多数の光吸収斑
    点が縁端から離れるに従って小径とされて印刷されてい
    る請求項1乃至4記載の液晶ディスプレイ用導光板ユニ
    ット。
  6. 【請求項6】導光板の残る三方の縁端部に接する拡散シ
    −ト面部分に、多数の光反射斑点が縁端から離れるに従
    って大径とされて印刷されている請求項1乃至5記載の
    液晶ディスプレイ用導光板ユニット。
  7. 【請求項7】印刷が輪転凸版印刷法である請求項1乃至
    6何れか記載の液晶ディスプレイ用導光板ユニット。
  8. 【請求項8】導光板が一端側から他端側に至るほど薄肉
    とされた楔形である請求項1乃至7記載の液晶ディスプ
    レイ用導光板ユニット。
JP8303957A 1995-10-31 1996-10-29 液晶ディスプレイ用導光板ユニット Pending JPH09184927A (ja)

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