JPH09183493A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JPH09183493A
JPH09183493A JP35210195A JP35210195A JPH09183493A JP H09183493 A JPH09183493 A JP H09183493A JP 35210195 A JP35210195 A JP 35210195A JP 35210195 A JP35210195 A JP 35210195A JP H09183493 A JPH09183493 A JP H09183493A
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tank
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幸一 北川
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豊光 上堂薗
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Kyoei Sangyo KK
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Araco Co Ltd
Kyoei Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一斗罐や丸罐などの流通容器から専用タンク
に液体を移し替える必要がなく、供給中の流通容器内の
液体の残量を容易に確認でき、空になった流通容器を交
換するときにも液体の供給が中断されない液体供給装置
を得る。 【解決手段】 供給される液体の入った容器3を載置す
る容器置台1と、少なくとも底部がこの容器置台の下方
に位置する密閉されたリザーブタンク2と、このリザー
ブタンクに下端を連通させて容器3とリザーブタンク2
との最大バランス液面高さ以上の高さまで立設された少
なくとも周面の一部が上下方向に透明な筒体4と、一端
が容器置台1に搭載された容器3の底面より低い位置で
リザーブタンク2内に開口し他端が当該容器に投入され
る可撓性の吸入パイプ8と、リザーブタンク2内に開口
する供給パイプ7と、筒体4内の空気の吸引手段5及び
大気連通手段5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器に入れた液
体を供給する装置に関するもので、供給途中における容
器の交換を可能にした装置に関し、例えば一斗罐や丸罐
などの流通容器から洗剤液を洗濯機に供給する際などに
使用される装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器に入れて提供(販売など)されてい
る液体をその液体を使用する装置に供給するときは、流
通時に使用されている容器(流通容器)から液体を各装
置に設けられた専用のタンクに移し替えるか、あるいは
流通容器の中に装置の吸入パイプを差し込んで、直接液
体を吸い上げるなどの手段を講じる必要がある。液体を
専用のタンクに移し替える方法は、たとえば家庭用の暖
房装置への灯油の供給などに用いられているが、流通容
器に入った液体を一々専用タンクに移し替えねばならな
いという面倒がある。
【0003】一方流通容器に直接吸入パイプを差し込ん
で液体を供給する方法は、作業は簡単であるけれども、
流通容器内の残量の確認が困難であり、容器を交換する
ときに液体の供給が中断するという問題がある。すなわ
ち、一斗罐や丸罐などの流通容器自体には液体の量を検
出するレベルメータやセンサが設けられていないので、
容器が空になったことを知らないで装置の運転を続ける
ことが往々にしてあり、トラブルの原因となる。また容
器に投入する吸入パイプの先端にセンサを設けておく手
段もあるが、このような手段を講じても、容器が空にな
ったとき急いで容器を交換しなければならず、また容器
の交換作業中は液体の供給が中断し、さらにセンサの設
置位置精度をあまり高くできないから、常に容器内に液
体が残った状態で容器の交換が行われることになるとい
う問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、一斗罐や
丸罐などの流通容器に入れて提供される洗剤液や薬液な
どの液体を連続的に洗濯機などに供給する場合におい
て、流通容器から装置の専用タンクにわざわざ液体を移
し替える必要がなく、液体供給中の流通容器内の液体の
残量を容易に確認することができ、空になった流通容器
を交換するときにも液体の供給が中断されず、また液体
の残量や供給量を電気的に検出して動作確認や警告を自
動的に行わせることも容易に可能な、液体供給装置を得
ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液体供給
装置は、供給される液体の入った容器3を載置する容器
置台1と、少なくとも底部がこの容器置台の下方に位置
する密閉されたリザーブタンク2と、このリザーブタン
クに下端を連通させて容器3とリザーブタンク2との最
大バランス液面高さ以上の高さまで立設された少なくと
も周面の一部が上下方向に透明な筒体4と、一端が容器
置台1に搭載された容器3の底面より低い位置でリザー
ブタンク2内に開口し他端が当該容器に投入される可撓
性の吸入パイプ8と、リザーブタンク2内に開口する供
給パイプ7と、筒体4内の空気の吸引手段5及び大気連
通手段5とを備えていることを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の計量ポンプを備えた液体供
給装置は、請求項1記載の液体供給装置の供給パイプ7
に計量ポンプ14が接続されており、この計量ポンプ
は、逆止弁21を設けた吸込口15と第2の逆止弁32
を設けた吐出管31とを備えた密閉容器からなる計量容
器19と、枝管29が計量容器内に連通されかつ吐出側
が弁体25の背面から流れるようにフロートバルブ23
に接続されたエジェクタ22と、計量容器19内に所定
量の液体が吸入されたときにフロートバルブ23の弁体
25を閉じるフロート26と、計量容器19内の液体が
所定の量に達したときにその液面を検出する液センサ3
3とを有することを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の計量ポンプを備えた液体供
給装置は、請求項1記載の液体供給装置の供給パイプ7
に計量ポンプ35が接続されており、この計量ポンプ
は、逆止弁21を設けた吸込口15と第2の逆止弁32
を設けた吐出管31とを備えた密閉容器からなる計量容
器19と、枝管29が計量容器内に連通されかつ吐出側
がエアー電磁弁36に接続されたエジェクタ22と、計
量容器19内の液体の液面を検出するレベルスイッチ4
0、41と、このレベルスイッチの信号によってエアー
電磁弁36を開閉することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る液体供給装置は、容器置台1上
に供給しようとする液体の入った容器3を搭載し、吸入
パイプ8を当該容器内に挿入し、空気吸引手段5を動作
させてリザーブタンク2内を負圧にして容器3内の液体
をリザーブタンク2内に導入する。リザーブタンク2内
の液面が吸入パイプ8の開口端に達したあと空気吸引手
段5を停止すれば、吸入パイプ8のサイフォン作用によ
り、リザーブタンク2の液面と容器3の液面とは同一高
さでバランスし、その液面高さは筒体4の透明部で確認
することができる。供給パイプ7からリザーブタンク2
内の液体が供給されると、リザーブタンク2の液面と容
器3の液面とはバランス状態を保ったまま下降してい
く。リザーブタンク2の液面が容器3の底面より低い位
置になれば、容器3が空になったことが分かるから容器
3を交換する。容器3の交換中は、リザーブタンクの容
器置台1より低い位置に残ったままとなっている液体が
供給され続ける。その間に容器置台1上に新たな容器3
を搭載し、前述の手順を繰り返すことによって、再びリ
ザーブタンク2と新たな容器3との液面がバランスし、
上述の動作が繰り返される。
【0009】容器3内の液体は、吸入パイプ8によって
リザーブタンク2へと吸引されるので、容器3として液
体の提供(販売)時に用いられている流通容器をそのま
ま用いることができる。リザーブタンク2の底部を容器
置台1より下方とすることにより、容器交換中に継続し
て供給するための液体をリザーブタンク2内に残すこと
ができる。吸入パイプ8のリザーブタンク2側の開口端
を容器置台1上に搭載された容器3の底面より低い位置
とすることにより、容器3内に液体を残さずにリザーブ
タンク2側へ吸引することができる。吸入パイプ8のサ
イフォン作用により、容器3内の液面とリザーブタンク
2の液面とは常時バランス状態にあり、容器3内の液の
残量をいつでも確認できるとともに、リザーブタンク2
の液面が容器3の底面より低いことをもって容器3が空
になったことを判別できる。この液面のバランス状態を
保持するには、筒体4の上方が大気に連通されている必
要がある。また新たな容器を搭載したときに吸入パイプ
8に液体を満たすために、空気吸引手段5が必要であ
る。
【0010】後述する実施例では、吸入パイプ8及び供
給パイプ7を筒体4の上端から引き出しているが、吸入
パイプ8を高い位置から引き出すことにより、吸入パイ
プ8を容器3から抜き取ったときにパイプ8が垂れ下が
ってリザーブタンク2内の液体が漏れるのを防止でき
る。この作用は、吸入パイプ8の中間を高い位置で保持
する支持具を設けることによっても達成できる。
【0011】請求項2の装置は、エジェクタ22に空気
を供給することによって計量容器19内を負圧にし、供
給しようとする液体をリザーブタンク2から計量容器1
9内に吸引する。計量容器内の液体が所定の量に達する
と、これが液センサ33で検出されるとともに、フロー
ト26を動作させてフロートバルブ23を閉鎖する。フ
ロートバルブ23が閉鎖されると、エジェクタ22に供
給されている空気は枝管29から計量容器19内へと流
れ、計量容器19を加圧して、フロートバルブ23の閉
状態を保持するとともに、計量容器19内の液体を吐出
管31から吐出して、この液体の供給を受ける装置に供
給する。
【0012】この請求項2の装置によれば、エジェクタ
への間歇的な空気の供給により、1回の空気の供給毎に
計量容器19で計量される一定量の液体を自動的に吸引
して供給できる。計量タンク内の液体のレベルを検出す
る液スイッチ33が設けられているので、装置の動作を
確認することができる。
【0013】請求項3の装置によれば、レベルスイッチ
40、41により計量容器19に吸引される液体の液面
を検出し、この検出信号によりエアー電磁弁36を開閉
し、エジェクタ22への間歇的な空気の供給により、計
量容器内に所定量の液体を吸引したり供給したりするこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に係る液体供給
装置の使用中の状態を示す断面図である。この装置は、
上面を容器置台1としたリザーブタンク2を備えてい
る。容器置台1の上には、供給しようとする液体が入っ
た流通容器3が搭載される。
【0015】リザーブタンク2は密閉容器で、上方に延
びる透明な外管4を備えている。透明外管4の上端から
の液体の溢流を防ぐためには、透明外管4の突出高さ
は、少なくとも流通容器3とリザーブタンク2内の液体
の最大バランス液面高さより安全のための余裕分だけ高
くしておく必要がある。より安全には、流通容器3内の
最大液面高さより高くするのが好ましい。透明外管4の
上端は、第1エジェクタ5を内蔵した蓋6で閉鎖されて
おり、従ってリザーブタンク2は、第1エジェクタ5を
介して大気に連通している。
【0016】蓋6には、2本の液体パイプ7、8と、セ
ンサパイプ9が貫通しており、これらパイプ7、8、9
は、透明外管4内を通ってリザーブタンク2の底部に延
びている。センサパイプ9の下端には、液センサ11が
装着されており、このセンサの信号線12がセンサパイ
プ9内を通って外部に引き出され、制御ボックス13に
接続されている。液パイプの一方7は供給パイプで、後
述する計量ポンプ14の吸込口15に接続されている。
液パイプの他方8は吸入パイプで、流通容器3内に挿入
される可撓性のパイプである。
【0017】リザーブタンク2内に延びている各パイプ
7、8、9の下端の位置関係は、供給パイプ7が最も低
くリザーブタンク2の底面にまで延びており、吸入パイ
プ8の下端が最も高い位置にあり、液センサ11が吸入
パイプ8の下端より若干低い位置にある。供給パイプ7
の下端には、必要に応じてストレーナ16を装着する。
【0018】透明外管4の上端の第1エジェクタ5の主
管は、空気パイプ17により、制御ボックス13の上部
に設けた電磁弁18を経て、図示してない空気源に連通
されている。エジェクタ5の枝管は、透明外管4の上端
に開口している。
【0019】図2は、図1の装置の供給パイプ7に連通
される計量ポンプの第1実施例の断面図である。計量ポ
ンプ14は、計量タンク19を備えており、前述した供
給パイプ7がこの計量タンクの底部に設けた吸込口15
に接続されている。吸込口15には第1逆止弁21が内
蔵されており、計量タンク19から図1のリザーブタン
ク2への液体の逆流を防止している。計量タンク19
は、第2エジェクタ22及びフロートバルブ23が内蔵
されたカバー24で密閉されており、フロートバルブ2
3の弁体25には、計量タンク19内に延びるフロート
26が接続されている。弁体25とフロート26とは一
体となって上下動し、上動したときに弁体25がフロー
トバルブ23を閉鎖する。
【0020】第2エジェクタ22の本管28の吐出側
は、フロートバルブ23の弁室に連通しており、弁体2
5がフロートバルブ23を閉鎖したとき、エジェクタ2
2の空気圧が弁体25の背面に作用して弁体25の閉状
態を維持する。第2エジェクタ22への空気の供給を停
止すると、弁体25は弁体25及びフロート26の自重
によって下動し、フロートバルブ23が開かれる。
【0021】フロートバルブ23の開状態において第2
エジェクタ22に供給された空気は、フロートバルブ2
3を通って流出し、第2エジェクタ22の枝管29側を
負圧にする。枝管29は、カバー24の下面に開口し
て、計量タンク19に連通している。エジェクタ22
は、図示しない電磁弁を経て空気源に接続されており、
フロートバルブ23が開いた状態で第2エジェクタ22
に空気が供給されると、計量タンク19内の空気が吸引
排出される。またフロートバルブ23が閉じた状態で第
2エジェクタ22に空気が供給されると、空気は枝管2
9を通って計量タンク19内に流入する。
【0022】カバー24には吐出管31が貫通してお
り、この吐出管の下端は計量タンク19の底面近くに開
口している。吐出管31には第2逆止弁32が内蔵され
ており、吐出側から計量タンク19へと液体が逆流する
のを防止している。計量タンク19の上部には第2液セ
ンサ33が設けられており、この液センサの検出信号に
よって、計量タンク19内の液量が規定量に達したこと
が検出される。
【0023】次に図1に示した装置の作動について説明
する。容器置台1に液体が入った流通容器3を載置し、
吸入パイプ8をその流通容器内に投入する。そして第1
エジェクタ5に空気を流すと、リザーブタンク2内が負
圧となり、流通容器3からリザーブタンク2へと液体が
吸入パイプ8を通って流入してくる。リザーブタンク内
の液面が吸入パイプ8の下端を越えた後の時点で(透明
外管4に液面が出てくるので確認できる)第1エジェク
タ5への空気の供給を停止する。その後は吸入パイプ8
のサイフォン作用によって、リザーブタンク2の液面と
流通容器3の液面とが一致するまで液体が吸入パイプ8
を流れて、両方の液面がバランスする。この液面のバラ
ンス状態は、吸入パイプ8のサイフォン作用によって常
に維持され、リザーブタンク2から計量ポンプ14へと
液体が供給されると、その供給量に従って流通容器3か
らリザーブタンク2へと液体が補給される。
【0024】流通容器3が空になると、吸入パイプ8は
空気を吸い込む状態となり、リザーブタンク2に蓄えら
れた液体が計量ポンプ14へと供給される。流通容器3
が空になったことは、透明外管4の液面で確認できるか
ら、流通容器3を交換し、吸入パイプ8を新たな流通容
器に投入して、第1エジェクタ5をしばらく動作させれ
ば、吸入パイプ8内の空気が排出され、新たな容器内の
液体がリザーブタンクへと吸い込まれて、液面の高い状
態で再びバランスする。流通容器3が空になったのに気
付かないでそのまま放置しておくと、リザーブタンク2
の液面が液センサ11より低くなったときに、制御ボッ
クス13に信号が出力され、この信号によって作業者に
警告することができる。
【0025】リザーブタンク2に液体が溜まっている状
態で、図2の計量タンクの第2エジェクタ22に空気を
供給すると、この空気はフロートバルブ23を通って流
れ、枝管29から空気を吸引して計量タンク19内を負
圧にするから、リザーブタンク2内の液体は、供給パイ
プ7を通って計量タンク19に流入する。第2エジェク
タ22に空気を供給し続けると、やがて計量タンク19
が一杯になり、フロート26が上動して弁体25がフロ
ートバルブ23を閉鎖する。すると第2エジェクタ22
に供給されていた空気は、枝管29を通って計量タンク
19に流れ込み、計量タンク19を加圧する。計量タン
ク19内が加圧されると、第1逆止弁21が閉じ、第2
逆止弁32が開いて、計量タンク19内の液体は吐出管
31を通って洗濯機等の装置に供給される。この供給に
より計量タンク19内の液面が下がってフロート26が
下動しようとしても、計量タンク19内を加圧している
空気の圧力によって弁体25が背面から押され、フロー
トバルブ23の閉状態は維持され、従って吐出管31か
らの液体の供給が継続する。
【0026】計量タンク19内の液体がなくなると、吐
出管31からの液体の供給は停止し、その後の時点で第
2エジェクタ22に供給している空気を停止すれば、弁
体25及びフロート26が自重で下動してフロートバル
ブ23が開き、初期状態に戻る。このように計量タンク
の第2エジェクタ22に1回空気を所定時間送り込むこ
とにより、一定量の液体をリザーブタンク2から計量タ
ンク19に吸い込み、それを吐出管31から供給するこ
とができる。
【0027】なお図2(及び後述する図3)に模式的に
示す第2エジェクタ22の詳細構造を図4に示す。第2
エジェクタ22のスロートの開度は、カバー24に螺合
されたニードルピース42を進退させることにより変更
することができ、液体吸引時の計量タンク19内の負圧
力を調整することができる。また吐出管31は、ユニオ
ンナット43でカバー24に取付けられており、吐出管
31の計量タンク19内への挿入長さを変えることによ
り、1回に供給する液体の量を容易に変更することがで
きる。
【0028】計量タンクに設けた第2液センサ33は、
計量ポンプ14の動作確認のために設けられているもの
で、フロートバルブ23の動作不良やリザーブタンク2
が空になるなどして、計量ポンプ14の動作に異常が生
じたとき、第2液センサ33の検出信号によってその異
常が検出される。このような動作確認のための液センサ
は、計量タンクの底部やリザーブタンクの透明外管4の
上方部にも設けることができ、そのような液センサを設
けることによって、動作確認をより確実に行うことがで
きる。
【0029】図3は図2の計量ポンプに代えて図1の装
置に接続して用いることができる他の構造の計量ポンプ
を示したものである。この計量ポンプ35は、フロート
バルブ23に代えてエアー電磁弁36を用いたものであ
る。初期状態においては、エアー電磁弁36に通電して
弁を開状態にして第2エジェクタの本管28の吐出側を
大気開放している。エアー電磁弁36の閉鎖は、カバー
24に設けた上方のレベルスイッチ40で行われる。
【0030】即ち、第2エジェクタ22に空気を供給す
ると、計量タンク19内が負圧になり、図1のリザーブ
タンクの液体は供給パイプ7を通って計量タンク19に
流入する。計量容器19内に所定量の液体が吸入された
ときにレベルスイッチ40が検出信号を出力し、この出
力により制御器がエアー電磁弁36への通電を切り、第
2エジェクタの本管28の吐出側を閉鎖する。すると第
2エジェクタ22に供給されていた空気は、枝管29を
通って計量タンク19に流れ込み、計量タンク19を加
圧する。計量タンク19内が加圧されると、第1逆止弁
21が閉じ、第2逆止弁32が開いて、計量タンク19
内の液体は吐出管31を通って洗濯機等の装置に供給さ
れる。計量タンク19内の液面が下がって液面が下方の
レベルスイッチ41で検出されると、設定時間後に本管
28のエアー供給が切られて初期状態に戻る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したこの出願の発明により、供
給しようとする液体を流通容器から専用タンクに移し替
える必要がなく、流通タンク内の液体の残量を容易に確
認することができ、また空になった流通タンクを交換す
る途中においても液体の供給を継続することが可能な、
構造が簡単で作業性に優れた液体の供給装置を提供する
ことができる。さらに、液体供給装置に請求項2又は3
記載の計量ポンプを接続することにより、液体の計量及
び供給を自動的に行うことができ、液体の自動供給シス
テムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の液体供給装置の使用中の状態を示す
断面図
【図2】計量ポンプの使用中の状態を示す断面図
【図3】計量ポンプの他の構造を示す断面図
【図4】計量タンクのエジェクタの詳細断面図
【符号の説明】
1 容器置台 2 リザーブタンク 3 容器 4 外管 5 第1エジェクタ 7 液体パイプ 8 液体パイプ 15 吸込口 19 計量タンク 21 第1逆止弁 22 第2エジェクタ 23 フロートバルブ 25 弁体 26 フロート 29 枝管 31 吐出口 32 第2逆止弁 33 第2液センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される液体の入った容器(3) を載置
    する容器置台(1) と、少なくとも底部がこの容器置台の
    下方に位置する密閉されたリザーブタンク(2) と、この
    リザーブタンクに下端を連通させて容器(3) とリザーブ
    タンク(2) との最大バランス液面高さ以上の高さまで立
    設された少なくとも周面の一部が上下方向に透明な筒体
    (4) と、一端が容器置台(1) に搭載された容器(3) の底
    面より低い位置でリザーブタンク(2) に開口し他端が当
    該容器(3) に投入される可撓性の吸入パイプ(8) と、リ
    ザーブタンク(2) に連通された供給パイプ(7) と、筒体
    (4) 内の空気の吸引手段(5) 及び大気連通手段(5) とを
    備えている、液体供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液体供給装置の供給パイ
    プ(7) に計量ポンプ(14)が接続されており、この計量ポ
    ンプは、逆止弁(21)を設けた吸込口(15)と第2の逆止弁
    (32)を設けた吐出管(31)とを備えた密閉容器からなる計
    量容器(19)と、枝管(29)が計量容器内に連通されかつ吐
    出側が弁体(25)の背面から流れるようにフロートバルブ
    (23)に接続されたエジェクタ(22)と、計量容器(19)内に
    所定量の液体が吸入されたときにフロートバルブ(23)の
    弁体(25)を閉じるフロート(26)と、計量容器(19)内の液
    体が所定の量に達したときにその液面を検出する液セン
    サ(33)とを有することを特徴とする、計量ポンプを備え
    た液体供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液体供給装置の供給パイ
    プ(7) に計量ポンプ(35)が接続されており、この計量ポ
    ンプは、逆止弁(21)を設けた吸込口(15)と第2の逆止弁
    (32)を設けた吐出管(31)とを備えた密閉容器からなる計
    量容器(19)と、計量容器(19)内の液体の液面を検出する
    レベルスイッチ(40,41) と、このレベルスイッチの信号
    によって開閉するエアー電磁弁(36)と、枝管(29)が計量
    容器(19)内に連通されかつ吐出側がエアー電磁弁(36)に
    接続されたエジェクタ(22)とを有することを特徴とす
    る、計量ポンプを備えた液体供給装置。
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