JPH09181758A - リングシステム - Google Patents

リングシステム

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JPH09181758A
JPH09181758A JP7340063A JP34006395A JPH09181758A JP H09181758 A JPH09181758 A JP H09181758A JP 7340063 A JP7340063 A JP 7340063A JP 34006395 A JP34006395 A JP 34006395A JP H09181758 A JPH09181758 A JP H09181758A
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cell
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ring system
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のノード間が夫々伝送路で接続されかつ
ATMセルを収容するリングシステムにおいて、スケル
チ処理を容易に行う。 【解決手段】 ATMセルが入力されるノードにおい
て、セルの宛先のノードを示す宛先ノード情報をそのセ
ルのヘッダ部に付与する。そして、ループバックスイッ
チ要求がリング内に少なくとも2つ存在しかつそれら要
求が互いに異なる伝送路に対するものであるとき、それ
ら伝送路間のノードに異常が発生したと判断する。受信
したセルに付与されている宛先ノード情報の示すノード
が異常の検出されたノードと一致したとき、そのセルに
対してスケルチ処理571及び572を行う。スケルチ
処理は、異常が検出されたノード宛てのセルを障害通知
用のセルに置換えるか、異常が検出されたノード宛ての
セルを排除することによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリングシステムに関
し、特に複数のノード間が夫々伝送路で接続されかつA
TM(Asynchronous Transfer
Mode)セルを収容するリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】リングシステムのディジタル伝送系にお
いて、伝送路障害を救済するためのプロテクション方式
として、ループバックスイッチを用いる方法が知られて
いる。このループバックスイッチを用いる方法の1つに
BidirectionalLine Switche
d Ring(以下、BLSR)がある。この技術に関
しては、文献「SONET Bidirectiona
l Line―Switched Ring Equi
pment Generic Criteria」,B
ellcore,Generic Requireme
nts GR―1230―CORE Issue 1
1993年12月に記載されている。
【0003】図9は4ノード構成からなるBLSRシス
テムの従来構成図である。同図において、ノード101
〜104はリングシステム内のノード、回線105はチ
ャネル1(CH1)を使ったノード101と102との
間の双方向なサービス回線、回線106はノード103
経由でチャネル1を用いたノード102と104との間
の双方向なサービス回線である。尚、図中の110はワ
ーキング回線であり、120はプロテクション回線であ
る。
【0004】かかる構成において、通常時はワーキング
回線110を使用してサービス回線105が実現され、
ノード101とノード102との間で双方向にデータの
授受が行われる。また、ワーキング回線110を使用し
てサービス回線106が実現され、ノード103経由で
ノード102とノード104との間で双方向にデータの
授受が行われる。
【0005】一方、ワーキング回線110に障害等が発
生した場合には、その代わりにプロテクション回線12
0を使用して上記と同様にサービス回線105及び10
6が実現され、データの授受が行われる。また、ワーキ
ング回線110とプロテクション回線120との両方に
障害等が発生した場合には、ループバック処理が行われ
る。これについて、図10を参照して説明する。
【0006】図10は図9においてノード102とノー
ド103との間の伝送路にライン障害150が発生した
場合を示す。かかる場合、サービス回線106は、障害
150の両端のノード102及び103でプロテクショ
ンライン120のチャネル1へループバック151,1
52が行われることにより救済される。この場合、ノー
ド102はノード101及び104経由でノード103
宛にループバックスイッチ要求を送出する。またノード
103はノード104及び101経由でノード102宛
にループバックスイッチ要求を送出する。これらのシグ
ナリングはAutomatic Protection
Switching Byte(以下、APSバイ
ト)を用いて実施されロングパスシグナリングと呼ばれ
る。
【0007】図11は図9においてノード102にノー
ド障害160が発生した場合を示す図である。この障害
ではサービス回線105と106とが影響を受ける。こ
の障害の救済のため、障害160が発生したノード10
2の両端のノードであるノード101,103でループ
バック161,162が夫々実行される。これにより、
サービス回線105はノード101でチャネル1のプロ
テクション回線へ、サービス回線106はノード103
でチャネル1のプロテクション回線へループバックされ
る。このため、サービス回線105と106との誤接続
が発生してしまう。この誤接続を防止するため、スケル
チ処理171,172がループバックスイッチを行うノ
ード101,103で夫々実施される。
【0008】ここで、スケルチ処理とは障害救済の際に
誤接続が発生する回線に対して、その誤接続を回避する
ために行う処理であり、強制的に下流への障害通知信号
であるPath Alarm Indication
Signal(以下、AIS)信号を挿入することであ
る。ところで、このスケルチ処理を実施するためにルー
プバックスイッチを行うノードはどの区間で障害が発生
したのか検出する必要がある。これは自ノードが送出す
るAPSバイトと受信したAPSバイトとを観測する
(以下、APSバイトのクロッシング)ことで判断でき
る。
【0009】図11においては、ノード101はノード
102宛てに、ノード103はノード102宛てにロン
グパスシグナリングでループバックスイッチ要求を夫々
送出する。ノード101ではノード103がノード10
2宛てにループバックスイッチ要求を送出している一方
で、自ノード101ではノード102宛てにループバッ
クスイッチ要求を送出しているので、ノード102がノ
ード障害であることが検出できる。同様にノード103
では、ノード101がノード102宛てにループバック
スイッチ要求を送出していることを観測できるので、ノ
ード102がノード障害であることが検出できる。
【0010】障害区間の同定が終わると、次にこの障害
で誤接続が発生する回線があるかどうかの判定を行う。
障害区間との間でサービスを行っていた回線があれば誤
接続回線と見なし、その回線に対するスケルチ処理を実
施する。通常、どの回線がどのノード間のサービスを提
供しているのかは、予め全てのノードに夫々テーブルと
して登録されており(以下、スケルチテーブル)、この
スケルチテーブルの内容と障害区間同定情報とから、ス
ケルチ対象回線を見つけ出し、スケルチ処理を実施する
のである。
【0011】図11においては、サービス回線105及
び106がスケルチ処理の対象となる回線であるのでル
ープバックスイッチを行うノード101と103とでス
ケルチ処理171,172が実施され、これによって誤
接続が回避される。
【0012】更に、図12を参照し、スケルチ処理につ
いて説明する。
【0013】同図には一般的なSONET(Synch
ronous Digital Hierarchy)
信号のフレーム構成が示されている。図においてSON
ET信号のフレームは、セクションオーバヘッド(SO
H)とSTS(Synchronous Transf
er Signal)―48ペイロードとから構成され
ている。そして、セクションオーバヘッドの中継SOH
と多重SOHとの間に挟まれてSTSペイロードポイン
タが設けられている。
【0014】スケルチ処理は、上述したようにAIS信
号を挿入することであるが、具体的にはSTSペイロー
ドポインタのH1ビット及びH2ビットをオール“1”
にすることで実現される。尚、この時には同時にSTM
―48ペイロードの内容もオール“1”にする。
【0015】一方、BLSRシステムにATMトラヒッ
クを効率的に収容し、ラインプロテクションとして、B
LSRのプロテクションを活用する構成が考えられてい
る。この技術に関して、文献「ATM Virtual
Path Functionality in SO
NET Rings―Generic Criteri
a」,GR―2387―CORE Issue 1,D
ecember 1994がある。
【0016】図13は4ノード構成からなるBLSRシ
ステムにATMセルを収容する構成例であり、図9〜1
1と同等部分は同一符号により示されている。図におい
て、ノード101,102,104はATMセルの終端
を行う。セルスイッチ401,402,404はATM
セルスイッチである。ノード101,102,104か
ら入力されたATMセルはセルスイッチ401,40
2,404を介して多重され、ワーキング回線110の
チャネル(以下、ワーキングチャネル)1にマッピング
されて伝送される。例えば、ワーキングチャネル1にS
TS―1#1〜#3を割当てる。
【0017】ここで、ATMに関する技術に関して、文
献「B―ISDN ATM Layer Specif
ication」,ITU―T Recommenda
tion I.361がある。この文献によると、AT
Mセルはヘッダ部と情報フィールド部とからなり、ヘッ
ダ部には宛先を示す識別子が格納される。この宛先を示
す識別子としてVirtual Path Ident
ifier(以下、VPI)、Virtual Cha
nnel Identifier(以下、VCI)が定
義されている。これらVPI及びVCIを有するATM
セルは上述した図12中のペイロード部分に収容される
ことになる。
【0018】図13に戻り、同図中のサービス回線10
5はワーキングチャネル1を使ったノード101と10
2との間のATMサービス回線、サービス回線106は
ノード103経由でワーキングチャネル1を使ったノー
ド102と104との間のATMサービス回線、サービ
ス回線407はノード102及び103経由でワーキン
グチャネル1を使ったノード101と104との間のA
TMサービス回線である。ここでは、ノード102と1
03との間のワーキングチャネル1にはATMサービス
回線106と407とが多重マッピングされている。
【0019】図14は、図13のシステムにおいて、ノ
ード102にノード障害560が発生し、ノード10
1,103でループバック561,562が夫々実施さ
れた様子を示す。このループバックの結果、ノード10
1にはATMサービス回線106とATMサービス回線
407とが到着し、ノード104にはATMサービス回
線105とATMサービス回線407とが到着すること
になる。この時ノード101から見ればATMサービス
回線106が、ノード104から見ればATMサービス
回線105が、夫々不要な回線(誤接続回線)となり、
またATMサービス回線407はループバックスイッチ
561,562で救済された回線となり、ATMサービ
ス回線105,106に対してスケルチ処理を実施する
必要がある。
【0020】しかしながら、このATMセルに対する具
体的なスケルチ処理方法がないため、ATMサービス回
線105,106に対するスケルチ処理を実施すること
ができなかった。
【0021】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はATMトラフ
ィックに関して誤接続が発生する場合にスケルチ処理を
容易に行うことのできるリングシステムを提供すること
である。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によるリングシス
テムは、複数のノード間が夫々伝送路で接続されかつA
TMセルを収容するリングシステムであって、前記AT
Mセルが入力されるノードに設けられ該セルの宛先のノ
ードを示す宛先ノード情報を該セルのヘッダ部に付与す
る付与手段と、前記ノードの異常を検出する異常検出手
段と、受信したセルに付与されている宛先ノード情報の
示すノードが前記異常検出手段により異常が検出された
ノードと一致したときそのセルに対してスケルチ処理を
行うスケルチ手段とを含むことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
【0024】複数のノード間が夫々伝送路で接続されか
つATMセルを収容するリングシステムにおいて、AT
Mセルが入力されるノードにおいて、セルの宛先のノー
ドを示す宛先ノード情報をそのセルのヘッダ部に付与す
る。そして、ループバックスイッチ要求がリング内に少
なくとも2つ存在しかつそれら要求が互いに異なる伝送
路に対するものであるとき、それら伝送路間のノードに
異常が発生したと判断する。
【0025】受信したセルに付与されている宛先ノード
情報と検出された異常ノードとが一致したとき、そのセ
ルに対してスケルチ処理を行う。そのスケルチ処理は、
異常が検出されたノード宛てのセルを障害通知用のセル
に置き換えるか、異常が検出されたノード宛てのセルを
排除することによって行う。
【0026】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0027】図2は本発明によるリングシステムの一実
施例におけるATMセル収容方式を示す図である。同図
ではNetwork Node Interface
(以下、NNI)で用いられるATMセルヘッダ部のア
ドレス部のVPIフィールド12ビットのうち上位4ビ
ットにBLSRシステム内の宛先ノード(Destin
ation Node)IDを挿入する構成となってい
る。つまり、ATMセルが入力されるノードにおいて宛
先ノードIDをそのセルに付与するのである。尚、BL
SRの最大ノード数は16ノードであり、ノードIDに
は0〜15を用いるため、4ビットの情報で宛先ノード
情報を表すことができる。
【0028】図3は、図2のATMセル収容方式に基づ
きVPIを割当てたリングシステムの実施例を示すブロ
ック図である。同図において、ノード101はBLSR
システム内のノードID=1を持つノード、ノード10
2はBLSRシステム内のノードID=2を持つノー
ド、ノード103はノードID=3を持つBLSRシス
テム内のノード、ノード104はノードID=4を持つ
BLSRシステム内のノード、回線110はワーキング
回線、回線120はプロテクション回線、回線105は
ノード101と102との間の双方向ATMサービス回
線、回線106はノード103経由のノード102と1
04との間の双方向ATMサービス回線、回線407は
ノード102及び103を経由するノード101と10
4との間の双方向ATMサービス回線、スイッチ40
1,402及び404はATMセルスイッチである。A
TMサービス回線105,106及び407はATMセ
ルスイッチ401,402及び404でセル多重され、
ワーキング回線110のチャネル1を介して伝送され
る。例えば、ワーキングチャネル1にSTS―1#1〜
#3を割当てる。
【0029】サービス回線105のノード101からノ
ード102宛てのセルにはVPI=2.10、サービス
回線105のノード102からノード101宛てのセル
にはVPI=1.11、サービス回線106のノード1
02からノード104宛てのセルにはVPI=4.2
0、サービス回線106のノード104からノード10
2宛てのセルにはVPI=2.21、サービス回線40
7のノード101からノード104宛てのセルにはVP
I=4.30、サービス回線407のノード104から
ノード101宛てのセルにはVPI=1.31が夫々割
当てられている。ここで、VPI=x.yyの「x」は
宛先ノードID、「yy」はVP識別情報であり、階層
的にVPIが割当てられていることを示している。ま
た、VPIの割当ては、ATMセルの入力されるノード
で実施され、サービス回線当たり1個のVPIを割当て
る構成となっている。
【0030】図4は、図2のATMセル収容方式に基づ
きVPIを割当てた他の実施例である。ATMサービス
回線407のVPIは、ATMセル終端ノードであるノ
ード102で再割当てされる構成であり、ノード101
からノード104へのATMサービス回線はノード10
1でVPI=4.30、ノード102でVPI=4.4
0が割当てられている。ノード104からノード101
へのATMサービス回線は、ノード104でVPI=
1.31、ノード102でVPI=1.41が割当てら
れている。ノード103ではATMセルの終端ができな
いのでVPIの再割当ては行われない。尚、リング単位
でVPIを割当てるのか、ATMセル終端ノード単位で
VPIを割当てるのかはネットワーク管理法に依存す
る。
【0031】ここで、図1には、図3又は図4において
障害560によってノード102がノード障害となった
場合が示されている。このノード障害560による伝送
障害を検出したノード101はノード102宛てにロン
グパスシグナリングでループバックスイッチ要求を送出
する。一方、ノード103も伝送障害を検出し、ロング
パスシグナリングでノード102宛てにループバックス
イッチ要求を送出する。従って、これらのループバック
スイッチ要求によってAPSバイトのクロッシングが生
じるので、ループバック要求をモニタすれば、ノード1
01及び103がノード102のノード障害を検出でき
ると同様に、ノード104もノード102のノード障害
を検出できる。
【0032】ノード101はノード103からのループ
バックスイッチ要求を受信することで、ループバック5
61を行う。それと同時に、ノード101は受信ATM
セルのヘッダをモニタすることで、障害ノードへのAT
MセルVPI=2.21を受信していることが解るの
で、そのATMセルに対しセルレベルのスケルチ処理5
71を行う。
【0033】ノード103はセルスイッチを有していな
いのでATMセルの終端をすることができない。このた
め、ノード103はノード101からのループバックス
イッチ要求に基づいてループバック562のみを行う。
ノード104では、ループバックを行わないが、障害ノ
ード102宛てのATMセルVPI=2.10を受信す
ることになるので、そのセルのスケルチ処理572を行
う。図1では、サービス回線105,106がスケルチ
処理の対象サービス回線となる。
【0034】さらに、図5、図6及び図7の各フローチ
ャートを参照して図1のリングシステムの動作について
説明する。図5はATMセル送信動作、図6はノード障
害検出動作、図7はスケルチ処理動作を夫々示す。
【0035】まず、図5のフローチャートにおいて、送
信すべきATMセルがあるかどうかを判断する(ステッ
プ51)。そして、送信すべきセルがある場合、宛先ノ
ードのIDをそのセルのVPIに付与して送出する(ス
テップ52)。尚、送信すべきATMセルがない場合は
待機状態になる(ステップ51)。
【0036】次に図6のフローチャートにおいて、ノー
ドが伝送路の異常を検出した場合は、ループバックスイ
ッチ要求がそのノードからロングパスシグナリングで送
出される(ステップ60→61)。この場合において、
自ノードがループバックスイッチ要求を送出し、かつ他
のノードから別のループバックスイッチ要求を受取った
場合は、それら2つのループバックスイッチ要求が同じ
ライン宛てのものかどうかを判断する(ステップ61→
62→64)。また、ステップ60において異常が検出
されない場合は、他のノードからループバックスイッチ
要求を2つ受取ったかどうかを判断する(ステップ60
→63)。2つ受取っている場合は、それら2つのルー
プバックスイッチ要求が同じライン宛てのものかどうか
を判断する(ステップ63→64)。
【0037】ステップ62において他のノードから別の
ループバックスイッチ要求を受取っていない場合、ステ
ップ63において他のノードからループバックスイッチ
要求を2つ受取っていない場合及びステップ64におい
て2つのループバックスイッチ要求が同じライン宛ての
ものである場合、ステップ60に戻る。
【0038】一方、ステップ64において2つのループ
バックスイッチ要求が同じライン宛てのものでなけれ
ば、それらラインの間のノードに障害が発生したものと
判断できる。よって、この場合はノード障害であること
を示すフラグを立てる(ステップ65)。
【0039】図7のフローチャートにおいて、新たなセ
ルを受信するまで処理を待ち(ステップ71)、新たな
セルを受信した場合には、そのセルのVPIの上位4ビ
ットを見て、そのセルの宛先ノードを特定する(ステッ
プ71→72)。そして、フラグ(図6のステップ6
5)を見て判断した結果、そのセルの宛先が異常の発生
したノードであれば、そのセルに対してスケルチ処理を
行い(ステップ73→74)、処理が終了となる(ステ
ップ74→75)。
【0040】そのセルの宛先が異常の発生したノードで
なければ、スケルチ処理を行わずにそのまま処理が終了
となる(ステップ73→75)。
【0041】ここで、セルのスケルチング方法として
は、ATMセルをAISセルに強制的に置き換えるか、
そのセル自体を排除(廃棄)する方法が考えられる。
【0042】ここで、ATMセルからAISセルへの置
換えについて説明する。
【0043】AISに置換えるためには、例えばATM
セルのVCIを「4」とし、かつOAM(Operat
ion Administration&Mainte
nance) Cell Typeを「0001」と
し、更にFunction Typeを「0000」と
すれば良い。すなわち、図8にはATMセルのNNIフ
ォーマットが示されており、そのヘッダ部8―1のVC
I81を「4」、ペイロード部8―2のOAM Cel
l Type82を「0001」、Function
Type83を「0000」とすることによって、この
セルをAISセルに置換えるのである。
【0044】また、同図において、80が先述した12
ビットのVPIであり、このVPI80の上位4ビット
が宛先ノードIDである。
【0045】尚、ヘッダ部8―1は、VPI80,VC
I81の他に、ペイロードタイプPT,セル損失優先度
CLP及びヘッダ誤り制御HECを含んで構成されてい
る。また、ペイロード部8―2は、Functions
―Specific Fieldsと、CRC(Cyc
lic Redundancy Check)―10と
を含んで構成されている。
【0046】以上は、VPによるAISセルに置換える
場合について説明したが、VCによるAISセルに置換
える場合は、PTを「101」,OAM Cell T
ypeを「0001」,Function Typeを
「0000」にすれば良い。
【0047】以上のように、BLSRにATMセルを収
容し、伝送路障害救済のためにBLSRのプロテクショ
ンを活用する場合でも、受信ATMセルヘッダの宛先ア
ドレスをモニタするだけでミスコネクション処理を容易
に実現できるのである。また、本システムによれば、A
TMセル収容に伴うミスコネクション処理に必要なスケ
ルチテーブルを新たに各ノードに設定する必要がない。
【0048】更に、本発明実施のために占有される情報
量は図2に示されているように高々4ビットであり、N
NIのVPIに適用したとしても、256ビットのVP
Iアドレス空間をネットワーク運用に活用できる。ま
た、本リングシステムをUser Network I
nterface(UNI)へ容易に適用できることは
明らかである。尚、上述した実施例ではノード障害で誤
接続が発生する場合を例にとって説明したが、例えばノ
ード101と102との間、ノード103と104との
間でライン障害が発生した場合等にも本発明を適用して
救済できることは明らかである。
【0049】要するに本リングシステムでは、BLSR
システムの宛先ノード情報をATMセルのヘッダ部で送
信しているので、ATMセルを効率的にBLSRシステ
ムに収容し、スケルチ処理を容易に実現することができ
るのである。また、各ノードにATMセルのスケルチ処
理に必要な情報を何ら設定することなく、スケルチ処理
を実現することができる。さらに、VPI=宛先ノード
IDとVP識別情報とをVPI=x.yyのように階層
的な構成にすることにより、ネットワークレベルでの柔
軟なアドレス管理が行えるのである。
【0050】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0051】(5)前記付与手段は、前記宛先ノード情
報を前記ATMセルのVPIの一部分に付与することを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリングシス
テム。
【0052】(6)前記VPIの一部は、該VPIの上
位4ビットであることを特徴とする請求項1〜5のいず
れかに記載のリングシステム。
【0053】(7)前記付与手段は、前記宛先ノード情
報を前記ATMセルのVCIの一部分に付与することを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリングシス
テム。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、宛先ノー
ドを示す情報を付与したATMセルを送信し、障害が発
生した場合はその障害の発生したノード宛てのセルにつ
いてAISへ置換えるか、そのセルを排除することによ
り、ATMトラフィックに関して誤接続が発生する場合
にスケルチ処理を容易に行うことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるリングシステムの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明のリングシステムにおけるATMセル収
容方式を示す図である。
【図3】図2のATMセル収容方式に基づいてVPIを
割当てたリングシステムの実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】図2のATMセル収容方式に基づいてVPIを
割当てたリングシステムの他の実施例を示すブロック図
である。
【図5】図1のリングシステムのATMセル送信動作を
示すフローチャートである。
【図6】図1のリングシステムの動作のノード障害検出
動作を示すフローチャートである。
【図7】図1のリングシステムのスケルチ処理動作を示
すフローチャートである。
【図8】ATMのフォーマットを示す図である。
【図9】従来のリングシステムの構成を示すブロック図
である。
【図10】図9のリングシステムにライン障害が発生し
た状態を示す図である。
【図11】図9のリングシステムにノード障害が発生し
た状態を示す図である。
【図12】一般的なSDH信号のフレーム構成を示す図
である。
【図13】BLSRシステムにATMセルを収容した場
合の構成を示す図である。
【図14】図3のシステムにノード障害が発生した状態
を示す図である。
【符号の説明】
101〜104 ノード 105、106、407 サービス回線 110 ワーキング回線 120 プロテクション回線 401、402、404 ATMセルスイッチ 560 ノード障害 561、562 ループバック 571、572 スケルチ処理

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード間が夫々伝送路で接続され
    かつATMセルを収容するリングシステムであって、前
    記ATMセルが入力されるノードに設けられ該セルの宛
    先のノードを示す宛先ノード情報を該セルのヘッダ部に
    付与する付与手段と、前記ノードの異常を検出する異常
    検出手段と、受信したセルに付与されている宛先ノード
    情報の示すノードが前記異常検出手段により異常が検出
    されたノードと一致したときそのセルに対してスケルチ
    処理を行うスケルチ手段とを含むことを特徴とするリン
    グシステム。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、ループバックスイ
    ッチ要求がリング内に少なくとも2つ存在しかつそれら
    要求が互いに異なる伝送路に対するものであるときそれ
    ら伝送路間のノードに異常が発生したと判断することを
    特徴とする請求項1記載のリングシステム。
  3. 【請求項3】 前記スケルチ手段は、前記異常検出手段
    によって異常が検出されたノード宛へのATMセルを障
    害通知用のセルに置き換えることを特徴とする請求項1
    又は2記載のリングシステム。
  4. 【請求項4】 前記スケルチ手段は、前記異常検出手段
    によって異常が検出されたノード宛へのATMセルを排
    除することを特徴とする請求項1又は2記載のリングシ
    ステム。
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