JPH09181647A - 送受信機および送受信システム - Google Patents
送受信機および送受信システムInfo
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- JPH09181647A JPH09181647A JP7351049A JP35104995A JPH09181647A JP H09181647 A JPH09181647 A JP H09181647A JP 7351049 A JP7351049 A JP 7351049A JP 35104995 A JP35104995 A JP 35104995A JP H09181647 A JPH09181647 A JP H09181647A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 システム規模の変化や回線数の変化に対して
も常に通信誤りを無くし且つ同期時間を短縮する。 【解決手段】 基地局の送受信機にPN符号設定回路3
6を設けてエラ−レ−トを検出し、検出したエラ−レ−
トのレベルに対応した符号長のPN符号を設定するため
のデ−タを加入者端末に送信し、加入者端末の送受信機
には基地局からのデ−タを受けて新たなPN符号を発生
するPN符号発生器51を設ける。
も常に通信誤りを無くし且つ同期時間を短縮する。 【解決手段】 基地局の送受信機にPN符号設定回路3
6を設けてエラ−レ−トを検出し、検出したエラ−レ−
トのレベルに対応した符号長のPN符号を設定するため
のデ−タを加入者端末に送信し、加入者端末の送受信機
には基地局からのデ−タを受けて新たなPN符号を発生
するPN符号発生器51を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は周波数拡散方式ある
いは符号分割拡散方式に用いられる送受信システム等に
関し、特に、一つの基地局に多数の加入者の端末装置
(送受信機)が接続されたセルラ−電話システムに於い
て、システムの種々の条件変動に対しても通信誤りを一
定レベルに維持してしかも同期時間を短くし得る送受信
システム及びそのシステムに用いられる送受信機に関す
る。
いは符号分割拡散方式に用いられる送受信システム等に
関し、特に、一つの基地局に多数の加入者の端末装置
(送受信機)が接続されたセルラ−電話システムに於い
て、システムの種々の条件変動に対しても通信誤りを一
定レベルに維持してしかも同期時間を短くし得る送受信
システム及びそのシステムに用いられる送受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周波数拡散方式あるいは符号分割拡散方
式を用いた電話通信に於いては各加入者端末の送受信機
には他の加入者端末の送受信機との識別をするための符
号(巡回符号あるいは疑似雑音符号(以下PN符号と言
う))が与えられており各加入者端末の送受信機はこの
符号により拡散変調や逆拡散復調を行って基地局を介し
て他の加入者との間で相互に通信を行っている。
式を用いた電話通信に於いては各加入者端末の送受信機
には他の加入者端末の送受信機との識別をするための符
号(巡回符号あるいは疑似雑音符号(以下PN符号と言
う))が与えられており各加入者端末の送受信機はこの
符号により拡散変調や逆拡散復調を行って基地局を介し
て他の加入者との間で相互に通信を行っている。
【0003】ここで、加入者端末の送受信機の一般的な
構成について図5を用いて説明する。図5に於いて、1
はマイク、2はA/D変換器、3は排他的論理和回路で
構成される加算器、4はPN符号発生器、5は変調器、
6はデュプレクサ、7はアンテナである。これらのA/
D変換器2、加算器3、変調器5を主要部として送信部
8が構成されている。送信時にはマイク1からの音声信
号はおよそ9600bpsのビット速度でA/D変換器2
でデジタル信号に変換され、この変換された音声信号は
加算器3でPN符号発生器4からのPN符号(通常はお
よそ1.23Mhzのクロックで32768ビットのシ
リアルデ−タ)と排他的論理和がとられてベ−スバンド
信号となる。このベ−スバンド信号によって搬送波が変
調器5で拡散変調されデュプレクサ6を介してアンテナ
7から送信される。
構成について図5を用いて説明する。図5に於いて、1
はマイク、2はA/D変換器、3は排他的論理和回路で
構成される加算器、4はPN符号発生器、5は変調器、
6はデュプレクサ、7はアンテナである。これらのA/
D変換器2、加算器3、変調器5を主要部として送信部
8が構成されている。送信時にはマイク1からの音声信
号はおよそ9600bpsのビット速度でA/D変換器2
でデジタル信号に変換され、この変換された音声信号は
加算器3でPN符号発生器4からのPN符号(通常はお
よそ1.23Mhzのクロックで32768ビットのシ
リアルデ−タ)と排他的論理和がとられてベ−スバンド
信号となる。このベ−スバンド信号によって搬送波が変
調器5で拡散変調されデュプレクサ6を介してアンテナ
7から送信される。
【0004】一方、受信部9は復調器10、加算器1
1、D/A変換器12等で構成されており、受信の場合
は、アンテナ7で受信された信号が復調器10で逆拡散
復調されてベ−スバンド信号となり、これがPN符号発
生器4からのPN符号と加算器11に於いて排他的論理
和がとられ、D/A変換器12でアナログ信号に変換さ
れスピ−カ13から音声として取りだされる。ここで、
PN符号発生器4から送信部8と受信部9の加算器3、
11に供給されるPN符号は同一で各加入者端末に専用
に割当られている。これによって各加入者のID識別、
通話チャンネルの分離等が得られるようになっている。
1、D/A変換器12等で構成されており、受信の場合
は、アンテナ7で受信された信号が復調器10で逆拡散
復調されてベ−スバンド信号となり、これがPN符号発
生器4からのPN符号と加算器11に於いて排他的論理
和がとられ、D/A変換器12でアナログ信号に変換さ
れスピ−カ13から音声として取りだされる。ここで、
PN符号発生器4から送信部8と受信部9の加算器3、
11に供給されるPN符号は同一で各加入者端末に専用
に割当られている。これによって各加入者のID識別、
通話チャンネルの分離等が得られるようになっている。
【0005】図6はPN符号発生器4の一つの構成例を
示し、図7は図6の様なPN符号発生器で発生されるP
N符号の一例を示す。図6では5段構成のシフトレジス
タ21と排他的論理和回路で構成される加算器22とに
よりM系列のPN符号を発生させている。出力はシフト
レジスタ21の最終段23から得るとともに加算器22
に入力する。一方シフトレジスタ21の2段目24から
の出力を加算器22に入力し最終段23の出力との排他
的論理和をとってレジスタの初段25に帰還させてい
る。
示し、図7は図6の様なPN符号発生器で発生されるP
N符号の一例を示す。図6では5段構成のシフトレジス
タ21と排他的論理和回路で構成される加算器22とに
よりM系列のPN符号を発生させている。出力はシフト
レジスタ21の最終段23から得るとともに加算器22
に入力する。一方シフトレジスタ21の2段目24から
の出力を加算器22に入力し最終段23の出力との排他
的論理和をとってレジスタの初段25に帰還させてい
る。
【0006】このようなPN符号発生器4の構成は各加
入者端末の送受信機毎に異なっており、従って、そこか
ら得られるPN巡回符号も各加入者端末の送受信機毎に
異なったものとなる。PN符号は前記の例でいえばシリ
アル32768ビットで構成された場合、符号長Tは3
2768ビットとなる。
入者端末の送受信機毎に異なっており、従って、そこか
ら得られるPN巡回符号も各加入者端末の送受信機毎に
異なったものとなる。PN符号は前記の例でいえばシリ
アル32768ビットで構成された場合、符号長Tは3
2768ビットとなる。
【0007】また、基地局に於いては常にシステムのエ
ラ−レ−ト(通信誤り)を検出し、そのレベルが基準の
エラ−レ−トと比較しどの程度のレベルになっているか
を判定し、加入者端末の送受信機は基地局が検出したエ
ラ−レ−トのレベルに対応して送信パワ−のコントロ−
ルを行っている。このようにすることによってシテムの
エラ−レ−トを必要レベルに維持するとともに送信パワ
−を出来るだけ低く抑え加入者間の妨害を避けるように
している。
ラ−レ−ト(通信誤り)を検出し、そのレベルが基準の
エラ−レ−トと比較しどの程度のレベルになっているか
を判定し、加入者端末の送受信機は基地局が検出したエ
ラ−レ−トのレベルに対応して送信パワ−のコントロ−
ルを行っている。このようにすることによってシテムの
エラ−レ−トを必要レベルに維持するとともに送信パワ
−を出来るだけ低く抑え加入者間の妨害を避けるように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一つの基地
局に多数の加入者端末の送受信機が接続されたセルラ−
電話システムは大規模なものから小規模なものまで多種
多様であり、また、互いに通話中の回線数(同時通話回
線数)は常時変化している。一方、加入者に割り当てら
れているPN符号は符号系列(M系列、E系列等)や符
号長等が種々考慮されているが、これらの中には互いに
類似したPN符号を割当られた複数の加入者が存在する
こともあり得る。一つのシステムの中に類似したPN符
号が存在するとID識別やチャンネル分離が正しく行わ
れなくなり、いわゆる通信誤りが発生する。このような
不都合は加入者数が大きいシテムほど、また、同時通話
回線数が大きいほど発生する確率が高くなる。さらに、
符号長が短いほど通信誤りの発生する確率が高くなる。
局に多数の加入者端末の送受信機が接続されたセルラ−
電話システムは大規模なものから小規模なものまで多種
多様であり、また、互いに通話中の回線数(同時通話回
線数)は常時変化している。一方、加入者に割り当てら
れているPN符号は符号系列(M系列、E系列等)や符
号長等が種々考慮されているが、これらの中には互いに
類似したPN符号を割当られた複数の加入者が存在する
こともあり得る。一つのシステムの中に類似したPN符
号が存在するとID識別やチャンネル分離が正しく行わ
れなくなり、いわゆる通信誤りが発生する。このような
不都合は加入者数が大きいシテムほど、また、同時通話
回線数が大きいほど発生する確率が高くなる。さらに、
符号長が短いほど通信誤りの発生する確率が高くなる。
【0009】そのため、システムでは規模や同時通話回
線数の程度を考慮して加入者に割り当てるPN符号の系
列や符号長を決定している。例えば加入者の多いシステ
ムでは符号長を長くすることによって出来るだけ加入者
間の類似性を避けるようにしている。
線数の程度を考慮して加入者に割り当てるPN符号の系
列や符号長を決定している。例えば加入者の多いシステ
ムでは符号長を長くすることによって出来るだけ加入者
間の類似性を避けるようにしている。
【0010】加入者端末の送受信機は直接的には基地局
との間で送受信をしているが、このときPN符号に同期
させている。同期がとれるまでの時間は符号長に関係
し、符号長を長くするほど同期時間が長くなる。そのた
め同一システムでも符号長を長く設定した場合、たとえ
回線数が少ないにもかかわらず同期時間が長くなった
り、反対に小規模なシステムであるが故に符号長を短く
設定した場合は回線数が増加した場合にID識別やチャ
ンネル分離で問題が生じ通信誤りが発生するという問題
が発生する。
との間で送受信をしているが、このときPN符号に同期
させている。同期がとれるまでの時間は符号長に関係
し、符号長を長くするほど同期時間が長くなる。そのた
め同一システムでも符号長を長く設定した場合、たとえ
回線数が少ないにもかかわらず同期時間が長くなった
り、反対に小規模なシステムであるが故に符号長を短く
設定した場合は回線数が増加した場合にID識別やチャ
ンネル分離で問題が生じ通信誤りが発生するという問題
が発生する。
【0011】本発明は以上の問題を解決するものであ
り、その第1の目的はシステム規模の変化や回線数の変
化があっても通信誤りをすくなくし且つ、同期時間を短
く出来るシステムを提供することである。また、第2の
目的はこのシステムに使用される加入者端末の好適な送
受信機を提供することである。
り、その第1の目的はシステム規模の変化や回線数の変
化があっても通信誤りをすくなくし且つ、同期時間を短
く出来るシステムを提供することである。また、第2の
目的はこのシステムに使用される加入者端末の好適な送
受信機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に於いては基地局でシステムに於けるエラ−レ
−トを検出するとともにそのレベルを判定しその結果を
加入者端末の送受信機に送信し、加入者端末の送受信機
ではそのレベルに対応した符号長を有する新たなPN符
号を発生するようにした。このようにすることによっ
て、例えば検出したエラ−レ−トが悪化した場合には加
入者端末の送受信機はそれまでと比較して符号長の長い
PN符号が発生するので正しいID識別、通話チャンネ
ルの分離等がおこなわれ、エラ−レ−トが基準のエラ−
レ−トに対して十分に満足している場合には符号長の短
いPN符号に変更されるので同期時間を短縮することが
出来る。
に本発明に於いては基地局でシステムに於けるエラ−レ
−トを検出するとともにそのレベルを判定しその結果を
加入者端末の送受信機に送信し、加入者端末の送受信機
ではそのレベルに対応した符号長を有する新たなPN符
号を発生するようにした。このようにすることによっ
て、例えば検出したエラ−レ−トが悪化した場合には加
入者端末の送受信機はそれまでと比較して符号長の長い
PN符号が発生するので正しいID識別、通話チャンネ
ルの分離等がおこなわれ、エラ−レ−トが基準のエラ−
レ−トに対して十分に満足している場合には符号長の短
いPN符号に変更されるので同期時間を短縮することが
出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のシステムを図1乃至図4
により説明する。図1、図2は基地局の送受信機の構成
例を示し、図3、図4は基地局を介して相互に通話する
加入者端末の送受信機の構成例を示す。図1に於いて、
31はアンテナ、32はデュプレクサ、33は受信部、
34はベ−スバンド信号処理回路、35は送信部、36
はPN符号設定回路である。
により説明する。図1、図2は基地局の送受信機の構成
例を示し、図3、図4は基地局を介して相互に通話する
加入者端末の送受信機の構成例を示す。図1に於いて、
31はアンテナ、32はデュプレクサ、33は受信部、
34はベ−スバンド信号処理回路、35は送信部、36
はPN符号設定回路である。
【0014】アンテナ31、デュプレクサ32を介して
受信された加入者端末の送受信機からの信号は受信部3
3でベ−スバンド信号に逆拡散復調されてベ−スバンド
信号処理回路34に入力され、このベ−スバンド信号処
理回路34で所定の処理をされた後、送信部35に入力
される。ここで、ベ−スバンド信号は拡散変調された後
デュプレクサ32、アンテナ31を介して送信される。
送信部35と受信部33との間にはPN符号設定回路3
6が設けられている。
受信された加入者端末の送受信機からの信号は受信部3
3でベ−スバンド信号に逆拡散復調されてベ−スバンド
信号処理回路34に入力され、このベ−スバンド信号処
理回路34で所定の処理をされた後、送信部35に入力
される。ここで、ベ−スバンド信号は拡散変調された後
デュプレクサ32、アンテナ31を介して送信される。
送信部35と受信部33との間にはPN符号設定回路3
6が設けられている。
【0015】PN符号設定回路36は図2に示す如く、
検出回路37、判定回路38から構成されている。受信
された信号のうち制御チャンネルで受信された信号(制
御信号)は受信部33でベ−スバンド信号に復調されて
検出回路37に入力される。 検出回路37は制御信号
の中からシステムに於ける誤り率(以下エラ−レ−ト)
を常時検出しており、検出結果を判定回路38へ送る。
判定回路38にはあらかじめ基準となるエラ−レ−トの
レベルが設定されており、検出回路37から入力された
エラ−レ−トが基準のレベルに対してどの程度のレベル
になるかを判定し。そのレベルに対応した必要符号長を
指定するデ−タ(以下符号長指定デ−タ)を発生する。
検出回路37、判定回路38から構成されている。受信
された信号のうち制御チャンネルで受信された信号(制
御信号)は受信部33でベ−スバンド信号に復調されて
検出回路37に入力される。 検出回路37は制御信号
の中からシステムに於ける誤り率(以下エラ−レ−ト)
を常時検出しており、検出結果を判定回路38へ送る。
判定回路38にはあらかじめ基準となるエラ−レ−トの
レベルが設定されており、検出回路37から入力された
エラ−レ−トが基準のレベルに対してどの程度のレベル
になるかを判定し。そのレベルに対応した必要符号長を
指定するデ−タ(以下符号長指定デ−タ)を発生する。
【0016】いま、エラ−レ−トを8段階のレベルに判
定すると仮定した場合、符号長指定デ−タは3ビット必
要となる。そしてエラ−レ−トの基準レベルが4でこの
ときの必要符号長が128ビットと仮定すると符号長指
定デ−タは(011)となり、エラ−レ−トが最も良い
レベル1では16ビットの符号長でよくその符号長指定
デ−タは(000)、エラ−レ−トが最も悪いレベル8
では2048ビットの符号長で符号長指定デ−タは(1
11)となる。このデ−タは必要とするPN符号の符号
長を指定するデ−タとなる。符号長指定デ−タは送信部
35に送られる。送信部35ではベ−スバンド処理回路
34からの音声信号の中に符号長指定デ−タを挿入し、
拡散変調した後、デュプレクサ32を介してアンテナ3
1から送信する。符号長指定デ−タは制御信号として送
信される。
定すると仮定した場合、符号長指定デ−タは3ビット必
要となる。そしてエラ−レ−トの基準レベルが4でこの
ときの必要符号長が128ビットと仮定すると符号長指
定デ−タは(011)となり、エラ−レ−トが最も良い
レベル1では16ビットの符号長でよくその符号長指定
デ−タは(000)、エラ−レ−トが最も悪いレベル8
では2048ビットの符号長で符号長指定デ−タは(1
11)となる。このデ−タは必要とするPN符号の符号
長を指定するデ−タとなる。符号長指定デ−タは送信部
35に送られる。送信部35ではベ−スバンド処理回路
34からの音声信号の中に符号長指定デ−タを挿入し、
拡散変調した後、デュプレクサ32を介してアンテナ3
1から送信する。符号長指定デ−タは制御信号として送
信される。
【0017】一方、加入者端末の送受信機は図3に示す
如くアンテナ41、デュプレクサ42、複調器43、加
算器44、D/A変換器45、スピ−カ46、変調器4
7、加算器48、A/D変換器49、マイク50、PN
符号発生器51から構成され、復調器43、加算器4
4、D/A変換器45、スピ−カ46で受信部52が構
成され、変調器47、加算器48、A/D変換器49、
マイク50で送信部53が構成されている。そして、復
調器43、加算器44、48の間にはPN符号発生器5
1が接続されている。アンテナ41で受信された信号は
デュプレクサ42を介して復調器43でベ−スバンド信
号に逆拡散復調され、加算器44でPN符号発生器51
からのPN符号との排他的論理和がとられてD/A変換
器45におくられる。ここで、D/A変換器45により
アナログ信号に変換されて最終的な音声信号としてスピ
−カ−46から得られる。また、復調器43は基地局か
ら送信されてきた制御信号から符号長指定デ−タを抽出
してPN符号発生器51へ出力するようになっている。
如くアンテナ41、デュプレクサ42、複調器43、加
算器44、D/A変換器45、スピ−カ46、変調器4
7、加算器48、A/D変換器49、マイク50、PN
符号発生器51から構成され、復調器43、加算器4
4、D/A変換器45、スピ−カ46で受信部52が構
成され、変調器47、加算器48、A/D変換器49、
マイク50で送信部53が構成されている。そして、復
調器43、加算器44、48の間にはPN符号発生器5
1が接続されている。アンテナ41で受信された信号は
デュプレクサ42を介して復調器43でベ−スバンド信
号に逆拡散復調され、加算器44でPN符号発生器51
からのPN符号との排他的論理和がとられてD/A変換
器45におくられる。ここで、D/A変換器45により
アナログ信号に変換されて最終的な音声信号としてスピ
−カ−46から得られる。また、復調器43は基地局か
ら送信されてきた制御信号から符号長指定デ−タを抽出
してPN符号発生器51へ出力するようになっている。
【0018】送信の場合はマイク50からの音声信号を
A/D変換器49でデジタル信号に変換し、加算器48
でPN符号発生器51からのPN符号との排他的論理和
をとって拡散処理を行い、変調器47により変調してデ
ュプレクサ42を介してアンテナ41から送信される。
A/D変換器49でデジタル信号に変換し、加算器48
でPN符号発生器51からのPN符号との排他的論理和
をとって拡散処理を行い、変調器47により変調してデ
ュプレクサ42を介してアンテナ41から送信される。
【0019】PN符号発生器51は図4に示す如く制御
回路54、論理マスク55、ROM56、参照カウンタ
57から構成されており、復調器43からの符号長指定
デ−タを受信して新たなPN符号を発生し、それを受信
部52、送信部53のそれぞれの加算器44、48に供
給するようになっている。制御回路54は復調器43か
らの符号長指定デ−タによって指定されている符号長に
対応したマスクパタ−ンを発生する。論理マスク55で
は参照カウンタ57からの信号を制御回路54からのマ
スクパタ−ンによってマスクして次のROM56のアド
レス信号を発生する。ROM56には各アドレス毎にP
N符号を発生するためのデ−タ(0)叉は(1)が格納
されており、論理マスクからのアドレス信号によって指
定されたアドレスを順次アクセスしそこから読み出され
たデ−タによって新たなPN符号が発生される。新たな
PN符号は加算器44、48に供給される。ここで、P
N符号の符号長は制御回路54、論理マスク55、参照
カウンタ57によって決定される。
回路54、論理マスク55、ROM56、参照カウンタ
57から構成されており、復調器43からの符号長指定
デ−タを受信して新たなPN符号を発生し、それを受信
部52、送信部53のそれぞれの加算器44、48に供
給するようになっている。制御回路54は復調器43か
らの符号長指定デ−タによって指定されている符号長に
対応したマスクパタ−ンを発生する。論理マスク55で
は参照カウンタ57からの信号を制御回路54からのマ
スクパタ−ンによってマスクして次のROM56のアド
レス信号を発生する。ROM56には各アドレス毎にP
N符号を発生するためのデ−タ(0)叉は(1)が格納
されており、論理マスクからのアドレス信号によって指
定されたアドレスを順次アクセスしそこから読み出され
たデ−タによって新たなPN符号が発生される。新たな
PN符号は加算器44、48に供給される。ここで、P
N符号の符号長は制御回路54、論理マスク55、参照
カウンタ57によって決定される。
【0020】上記の例で説明すると、最長2048ビッ
トの符号長が必要となることからROM56は2048
のアドレスを有し、各アドレスには0叉は1のデ−タが
格納されている。これらデ−タの格納は各加入者毎に異
なっている。このアドレスは11ビットの参照カウンタ
によってアクセスされるが、この際例えばレベル8の場
合は参照カウンタ57の出力はマスクされることなく2
048の全てのアドレスが順次選択されてシリアルの2
048ビットの符号長からなるPN符号が発生する。一
方、検出されたエラ−レ−トがレベル1の場合は16ビ
ットでよいことから制御回路54は参照カウンタの5ビ
ット目以上をマスクしROM56の16のアドレスのみ
を選択し符号長16ビットのPN符号を発生する。この
マスクパタ−ンは検出した符号長指定デ−タによって制
御回路54から発生する。
トの符号長が必要となることからROM56は2048
のアドレスを有し、各アドレスには0叉は1のデ−タが
格納されている。これらデ−タの格納は各加入者毎に異
なっている。このアドレスは11ビットの参照カウンタ
によってアクセスされるが、この際例えばレベル8の場
合は参照カウンタ57の出力はマスクされることなく2
048の全てのアドレスが順次選択されてシリアルの2
048ビットの符号長からなるPN符号が発生する。一
方、検出されたエラ−レ−トがレベル1の場合は16ビ
ットでよいことから制御回路54は参照カウンタの5ビ
ット目以上をマスクしROM56の16のアドレスのみ
を選択し符号長16ビットのPN符号を発生する。この
マスクパタ−ンは検出した符号長指定デ−タによって制
御回路54から発生する。
【0021】このようにすることにより例えばエラ−レ
−トが変動したときは全加入者端末におけるPN符号発
生器は基地局の指令によってそれまでとは異なった符号
長に一斉に変更設定する。エラ−レ−トが良好になった
ばあいは符号長が短くなるように変更設定されるのはも
ちろんである。 なお、今までは符号長を変更すること
について述べたが符号系列を変更してもよい。更に、今
までは、エラ−レ−トのみを検出することでのべてきた
が同時通話回線数を検出しても同様に実施できる。
−トが変動したときは全加入者端末におけるPN符号発
生器は基地局の指令によってそれまでとは異なった符号
長に一斉に変更設定する。エラ−レ−トが良好になった
ばあいは符号長が短くなるように変更設定されるのはも
ちろんである。 なお、今までは符号長を変更すること
について述べたが符号系列を変更してもよい。更に、今
までは、エラ−レ−トのみを検出することでのべてきた
が同時通話回線数を検出しても同様に実施できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における送
受信システムおよび加入者端末の送受信機においては基
地局には同時通話回線数あるいはエラ−レ−トを監視
し、これらが所定値のレベル変化したときにそれまでと
は異なった符号長のPN符号を発生させるための指定デ
−タを加入者に向けて送信するためのPN符号設定回路
を設け、一方、加入者端末の送受信機には基地局からの
指定デ−タに基づいて新たなPN符号を発生するPN符
号発生器を設けたのでシステム規模、同時通話回線数、
エラ−レ−トの如何にかかわらずID識別やチャンネル
分離等で通信誤りが発生することなくまた、同期時間も
短縮することが出来るという効果がある。また、本発明
に於いては従来のシステムで検出していたエラ−レ−ト
デ−タをそのまま用いることが出来るので加入者端末の
送受信機のみの構成を変えるだけでよく容易に実施可能
である。さらに、符号長デ−タによってマスクパタ−ン
信号を発生させているのでカウンタの出力信号のマスク
が容易である。
受信システムおよび加入者端末の送受信機においては基
地局には同時通話回線数あるいはエラ−レ−トを監視
し、これらが所定値のレベル変化したときにそれまでと
は異なった符号長のPN符号を発生させるための指定デ
−タを加入者に向けて送信するためのPN符号設定回路
を設け、一方、加入者端末の送受信機には基地局からの
指定デ−タに基づいて新たなPN符号を発生するPN符
号発生器を設けたのでシステム規模、同時通話回線数、
エラ−レ−トの如何にかかわらずID識別やチャンネル
分離等で通信誤りが発生することなくまた、同期時間も
短縮することが出来るという効果がある。また、本発明
に於いては従来のシステムで検出していたエラ−レ−ト
デ−タをそのまま用いることが出来るので加入者端末の
送受信機のみの構成を変えるだけでよく容易に実施可能
である。さらに、符号長デ−タによってマスクパタ−ン
信号を発生させているのでカウンタの出力信号のマスク
が容易である。
【図1】本発明に係わる基地局の送受信機を示すブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図2】図2に示すブロック構成図の要部回路図であ
る。
る。
【図3】本発明に係わる加入者端末の送受信機を示すブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図4】図3に示すブロック構成図の要部回路図であ
る。
る。
【図5】従来の加入者端末の送受信機を示すブロック構
成図である。
成図である。
【図6】従来のPN符号発生器のブロック構成図であ
る。
る。
【図7】従来のPN符号の一例を示す図である。
1、50 マイク 2、49 A/D変換器 3、11、22、44、48 加算器 4、51 PN符号発生器 5、47 変調器 6、32、42 デュプレクサ 7、31、41 アンテナ 8、35、53 送信部 9、33、52 受信部 10、43 復調器 12、45 D/A変換器 13、46 スピ−カ 21 シフトレジスタ 34 ベ−スバンド信号処理回路 36 PN符号設定回路 37 検出回路 38 判定回路 54 制御回路 55 論理マスク 56 ROM 57 参照カウンタ
Claims (7)
- 【請求項1】 送信部と受信部を有し基地局を介して相
互に通信する加入者端末の送受信機であって、基地局か
ら送信されるエラ−レ−トに基ずく符号長指定デ−タを
検出し、該検出した符号長指定デ−タに対応して予め記
憶装置に格納されているPN符号を発生するとともに該
PN符号を前記送信部及び受信部へ供給するPN符号発
生器を備えたことを特徴とする送受信機。 - 【請求項2】 前記PN符号発生器は前記検出した符号
長指定デ−タが基準となるエラ−レ−トより増大(また
は減少)したエラ−レ−トに基ずくものであるときは前
記記憶装置から従前用いられていたPN符号よりも符号
長の長い(または短い)PN符号を発生することを特徴
とする請求項1記載の送受信機。 - 【請求項3】 前記PN符号発生器はすくなくとも前記
符号長指定デ−タにもとずいてマスクパタ−ン信号を発
生する制御回路と、前記マスクパタ−ン信号によってア
ドレス信号を発生する論理マスクと、アドレス毎にデ−
タを格納した記憶装置とを備え、前記アドレス信号によ
って前記記憶装置に格納されたデ−タを読みだしてPN
符号を発生することを特徴とする請求項2記載の送受信
機。 - 【請求項4】 前記PN符号発生器はさらに参照カウン
タを有し前記論理マスクは前記参照カウンタの出力信号
を前記制御回路からのマスクパタ−ン信号によりマスク
して前記アドレス信号を発生することを特徴とする請求
項3記載の送受信機。 - 【請求項5】 前記記憶装置のアドレスには0または1
のデ−タを格納したことを特徴とする請求項4記載の送
受信器 - 【請求項6】 基地局を介して加入者同志が相互に通信
する送受信システムであって、前記基地局では通信誤り
であるエラ−レ−トを検出すると共に検出したエラ−レ
−トがあらかじめ設定された複数レベルのうちのどのレ
ベルに該当するかを判定し、前記該当したレベルのエラ
−レ−トに対応して設定された符号長を指定するデ−タ
を加入者に向けて送信し、加入者端末装置に於いては前
記デ−タに基ずいて従前とは異なった符号長のPN符号
を発生させるように変更設定することを特徴とする送受
信システム。 - 【請求項7】 前記符号長は前記エラ−レ−トが増大
(または減少)したときに長く(または短く)なるよう
に設定されることを特徴とする請求項6記載の送受信シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351049A JPH09181647A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 送受信機および送受信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351049A JPH09181647A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 送受信機および送受信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09181647A true JPH09181647A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18414701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7351049A Withdrawn JPH09181647A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 送受信機および送受信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09181647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597677B1 (en) | 1998-07-16 | 2003-07-22 | Nec Corporation | Spreading code allocation method and system |
WO2005006583A1 (ja) * | 2003-07-15 | 2005-01-20 | Naoki Suehiro | 信号処理装置 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP7351049A patent/JPH09181647A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597677B1 (en) | 1998-07-16 | 2003-07-22 | Nec Corporation | Spreading code allocation method and system |
WO2005006583A1 (ja) * | 2003-07-15 | 2005-01-20 | Naoki Suehiro | 信号処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |