JPH09180690A - 電池パックおよび電池保護装置 - Google Patents
電池パックおよび電池保護装置Info
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- JPH09180690A JPH09180690A JP7342929A JP34292995A JPH09180690A JP H09180690 A JPH09180690 A JP H09180690A JP 7342929 A JP7342929 A JP 7342929A JP 34292995 A JP34292995 A JP 34292995A JP H09180690 A JPH09180690 A JP H09180690A
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Abstract
しても、電池自体を短絡から保護する。 【解決手段】正極端子12の電位に応答して、電池11
の正極側に設けたスイッチ回路14が動作する。すなわ
ち、スイッチ回路14は、取り外された状態において
は、通常、オンとなっていて、外部に何らかの導電体が
接触するなどして、正極端子12と負極端子13との間
が短絡された場合には、正極端子12の電位が低下して
スイッチ回路14がオフとなる。
Description
ように電池を用いて動作する機器における電池保護に係
り、特に、所定個数の電池を関連回路とともに容器に収
容して一体化してなる電池パックおよびこのような電池
パックを装填して使用する機器に設けられる電池保護装
置に関する。
処理電子機器においては、携帯可能な電子機器すなわち
可搬型電子機器の需要が増えており、このような可搬型
電子機器では、ほとんどの場合、商用電源の使用できな
いような場所でも電池により駆動できるようにしてい
る。
て、一般的な、マンガン電池およびアルカリ電池等の乾
電池のような一次電池よりも、充電可能な二次電池すな
わちニッケル−カドミウム電池およびニッケル−水素電
池等が用いられることが多く、また、所要の電力を得る
ため複数個組み合わせて用いることが多い。そのため、
一般に、所定個数の電池を関連回路とともに容器に収容
して一体化して電池パックを構成し、この電池パックを
電子機器に装填して用いられている。電池自体は、劣化
するため一種の消耗品であり、電子機器に対して着脱可
能な構成となっている。
極端子および負極端子等が設けられており、このような
正極端子および負極端子が外部側面等に突設されている
ことが多い。ところが、電池パックは、着脱可能である
ため、通常の電池と同様、電子機器に装填せずに、例え
ば予備用等として持ち歩くことも少なくない。このよう
な場合、正極端子および負極端子が外面に突設されてい
ると、外部において金属等の導電体接触するなどして、
両端子間の短絡を起こすことがある。電池の正極端子−
負極端子間の短絡は、電池の劣化、発熱および液漏れ等
の原因となる。
は、正極端子−負極端子間の短絡を未然に防止する必要
がある。電池パック等の短絡保護技術としては、従来、
ヒューズあるいは自己復帰可能なスイッチ素子用いるも
のがあった。すなわち、前記ヒューズの場合は、電池の
電流の放電パスに直列にヒューズを介挿し、短絡された
場合に、前記放電パスを流れる電流またはそれによる発
熱により、前記ヒューズが溶断することによって、前記
放電パスを切り離す。前記スイッチ素子の場合は、前記
放電パスに直列に自己復帰可能なスイッチ素子を介挿
し、短絡された場合に、前記放電パスを流れる電流等に
より、前記スイッチ素子をオフさせることによって、前
記放電パスを切り離す。このようにして、短絡時には、
速やかに放電パスを切り離し、短絡による電池の発熱お
よび液漏れ等を防止するようにしている。
分を特殊な形状とすることによって、専用のコネクタに
装着されたとき以外には、外部に接触しにくい構造にす
ることで対処している場合もある。例えば、電池パック
の外面に端子数に応じた複数の凹部を形成し、該凹部の
底面にそれぞれ端子部分の導電体金属等からなる接触子
を設けて、前記接触子よりもその周囲の絶縁体部分を高
くするなど、前記正極端子の接触子と負極端子の接触子
との間に絶縁体からなる障壁部を形成するようにして、
短絡の危険に対処するようにしている。
傍の形状による短絡保護の場合は、単に、電極端子の接
触子が外部金属等に接触しにくいだけであり、接触する
危険は充分にある。したがって、仮に、接触した場合に
は、正極端子−負極端子間の短絡によって、火花が飛ん
だり、発熱したりする等の問題が発生することはいうま
でもない。
熱等を未然に防ぐことができたとしても、ヒューズ切れ
の復旧のためのヒューズ交換には手間がかかるという問
題がある。
には、短絡が発生してから該スイッチ素子がオフするま
でに秒単位の時間が必要なため、電池の劣化が発生する
原因となる。
路を挿入し、このようなスイッチ回路を用いて短絡保護
回路を構成することも考えられる。図11に、そのよう
な電池パックおよびその周辺回路を含む短絡保護回路の
例を示している。
交流電源からACアダプタにより直流に変換された外部
直流電源が入力される外部電源端子DC-INに、前記AC
アダプタから、例えば16Vの直流電力が供給され、電
池BTの定格電圧が3Vであったとする。スイッチ回路
SWがオンになっている場合には、端子Tの電位は、電
池BTの電圧が、抵抗R1とサーミスタTMとで分圧さ
れているため3V以下となる。つまり、端子Tに接続さ
れる機器側の素子の耐圧は10V程度でも充分である。
スイッチ回路SWがオフになっている場合、正極端子P
は、抵抗R1を通して電源端子DC-INに接続されている
ため、電位は16Vとなり、電池BTの正極の電位は1
6Vとなる。電池電圧が3Vであるので、電池BTの負
極側の電圧は16−3の13Vとなり、この状態で端子
Tの負極端子Nとの間の電圧Vtは、13〜16Vとな
る。
路の耐圧は、10Vでは足りなくなり、回路構成によっ
ては、回路が成立しなくなってしまう。外部電源端子DC
-INに、ACアダプタから供給される、例えば16Vの
直流電力は、電池BTの充電にも使用される。
効果型トランジスタ)を用いて構成される。そのFET
をオン/オフするゲート端子(図示していない)が外部
に引出されており、これを機器側で正極端子Pの電位と
短絡してやることによってオンとなり、電池の出力を外
部に取り出すことができるようになる。
素電池等の二次電池は、充電中に熱を持つので、電池の
温度を検出し充電を停止させるなどして、過熱から保護
するために、サーミスタTMが設けられている。
放電するので、その自己放電分を補うためのいわゆるト
リクル充電として、外部電源端子DC-INから、抵抗R2
を介して絶えず微少の充電を行っている。
合、スイッチ回路SWのゲートコントロール用の端子は
負極端子Nと短絡されて、グラウンド電位となるためス
イッチ回路SWはオフとなり、外部にて、電池の正極−
負極間が短絡されることはない。
の正極側にスイッチ回路が設けられると、そのスイッチ
回路のFETをオン/オフするゲート端子は、機器側で
負極電位と短絡することによってオンとなることにな
る。
合、ゲートコントロール用端子は、負極端子と短絡され
て、負極電位となるため、スイッチ回路はオンとなり、
外部にて、電池の正極−負極間が短絡されるおそれがあ
る。
になされたもので、外面の正極端子と負極端子とが接触
により短絡しても、電池自体を短絡から保護することを
可能とする電池パックを提供することを目的としてい
る。
蔵する電池パックを用いても、他の回路に悪影響を与え
ることなく、機器側から電池パック内部のスイッチのコ
ントロールを可能とする電池保護装置を提供することを
目的としている。
パックは、正極および負極を有する電池と、機器接続用
の正極端子と、機器接続用であって、前記電池の負極に
接続される負極端子と、前記正極端子の電位が、前記電
池の負極にほぼ等しいほど低下したときに前記正極端子
と前記電池の正極との間を切り離し、それ以外のときに
前記正極端子と前記電池の正極との間を導通させるため
のスイッチ手段とを具備している〔請求項1〕。
電池の正極との間をオン・オフする第1のスイッチと、
前記正極端子と負極端子との間が外部にて短絡されてい
なければ、前記電池の正極の電位によってオフ制御さ
れ、且つ前記正極端子が前記電池の負極にほぼ等しい電
位に低下することによってオン制御されて、前記第1の
スイッチに制御電圧を与えて該第1のスイッチをオフと
する第2のスイッチとを具備していてもよい〔請求項
2〕。
よび負極を有する電池と、機器接続用の正極端子と、機
器接続用であって、前記電池の負極に接続される負極端
子と、機器接続用のコントロール端子と、前記コントロ
ール端子の電位が、前記電池の負極にほぼ等しいほど低
下したときに前記正極端子と前記電池の正極との間を導
通させ、それ以外のときに前記正極端子と前記電池の正
極との間を切り離すためのスイッチ手段とを具備してい
る〔請求項3〕。
電池の正極との間をオン・オフする第1のスイッチと、
オン状態で前記コントロール端子を有効として、前記コ
ントロール端子が前記電池の負極にほぼ等しい電位に低
下することによる前記第1のスイッチのオン制御を可能
とするとともに、オフ状態で該コントロール端子を切り
離して前記第1のスイッチを強制的にオフ状態とする第
2のスイッチと、前記正極端子、コントロール端子およ
び負極端子の相互間が外部にて短絡されていなければ、
前記電池の正極の電位によってオン制御されるととも
に、前記正極端子が前記電池の負極にほぼ等しい電位に
低下することによって、前記電池の負極の電位によって
オフ制御されて、前記第2のスイッチを前記電池の正極
の電位によってオフ制御する第3のスイッチとを具備し
ていてもよい〔請求項4〕。
よび負極を有する電池と、機器接続用の正極端子と、機
器接続用であって、前記電池の負極に接続される負極端
子と、機器接続用のコントロール端子と、機器接続用で
あって、前記電池の正極から電位が供給される電圧セン
ス端子と、前記電圧センス端子と前記コントロール端子
との間が外部にて短絡されたときに前記コントロール端
子に与えられる前記電池の正極の電位により、前記正極
端子と前記電池の正極との間を導通させ、それ以外のと
きに前記正極端子と前記電池の正極との間を切り離すた
めのスイッチ手段とを具備している〔請求項5〕。
電池の正極との間をオン・オフする第1のスイッチと、
前記コントロール端子の電位によって制御され、該コン
トロール端子が前記電池の正極の電位に接続されたとき
にオン制御されて、前記第1のスイッチをオン制御し、
そうでないときには、前記電池の負極の電位によりオフ
制御されて、前記第1のスイッチをオフとする第2スイ
ッチとを具備していてもよい〔請求項6〕。
および負極を有する電池と、正極端子と、前記電池の負
極に接続される負極端子と、コントロール端子と、前記
コントロール端子の電位が、前記電池の負極にほぼ等し
いほど低下したときに前記正極端子と前記電池の正極と
の間を導通させ、それ以外のときに前記正極端子と前記
電池の正極との間を切り離すための第1のスイッチ手段
とを有する電池パックの前記正極端子と負極端子とから
の供給電力で動作する負荷手段と、前記負荷手段に関連
して設けられ、該負荷手段側から供給されるコントロー
ル信号により前記電池パックのコントロール端子と負極
端子との間の短絡・切り離しを行う第2のスイッチ手段
とを具備している〔請求項7〕。
および負極を有する電池と、正極端子と、前記電池の負
極に接続される負極端子と、コントロール端子と、前記
電池の正極から電位が供給される電圧センス端子と、前
記電圧センス端子と前記コントロール端子との間が外部
にて短絡されたときに前記コントロール端子に与えられ
る前記電池の正極の電位により、前記正極端子と前記電
池の正極との間を導通させ、それ以外のときに前記正極
端子と前記電池の正極との間を切り離すための第1のス
イッチ手段とを有する電池パックの前記正極端子と負極
端子とからの供給電力で動作する負荷手段と、前記負荷
手段に関連して設けられ、該負荷手段側から供給される
コントロール信号により前記電池パックのコントロール
端子とセンス端子との間の短絡・切り離しを行う第2の
スイッチ手段とを具備している〔請求項8〕。
よって、正極端子の電位が、電池の負極にほぼ等しいほ
ど低下したときに前記正極端子と前記電池の正極との間
を切り離し、それ以外のときに前記正極端子と前記電池
の正極との間を導通させることにより、外面の正極端子
と負極端子とが接触により短絡しても、電池自体を短絡
から保護することができる。
トロール端子を有し、スイッチによって、前記コントロ
ール端子の電位が、前記電池の負極にほぼ等しいほど低
下したときに前記正極端子と前記電池の正極との間を導
通させ、それ以外のときに前記正極端子と前記電池の正
極との間を切り離すことができる。
端子とコントロール端子とを有し、スイッチによって、
前記電圧センス端子と前記コントロール端子との間が外
部にて短絡されたときに前記コントロール端子に与えら
れる前記電池の正極の電位により、前記正極端子と前記
電池の正極との間を導通させ、それ以外のときに前記正
極端子と前記電池の正極との間を切り離すことができ
る。
ール端子と、前記コントロール端子の電位が、電池の負
極にほぼ等しいほど低下したときに正極端子と前記電池
の正極との間を導通させ、それ以外のときに前記正極端
子と前記電池の正極との間を切り離すための第1のスイ
ッチとを有する電池パックの前記正極端子と負極端子と
からの供給電力で負荷を動作させ、前記負荷に関連して
設けられる第2のスイッチによって、該負荷側から供給
されるコントロール信号に応答して前記電池パックのコ
ントロール端子と負極端子との間の短絡・切り離しを行
うことにより、他の回路に悪影響を与えることなく、機
器側から電池パック内部のスイッチのコントロールをお
こなうことが可能となる。
センス端子とコントロール端子との間が外部にて短絡さ
れたときに前記コントロール端子に与えられる電池の正
極の電位により、前記正極端子と前記電池の正極との間
を導通させ、それ以外のときに前記正極端子と前記電池
の正極との間を切り離すための第1のスイッチを有する
電池パックの前記正極端子と負極端子とからの供給電力
で負荷を動作させ、前記負荷に関連して設けられる第2
のスイッチによって、該負荷側から供給されるコントロ
ール信号に応答して前記電池パックのコントロール端子
とセンス端子との間の短絡・切り離しを行うことができ
る。
よび電池保護装置の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
実施の形態による原理的な電池パックの構成を示してい
る。
12、負極端子13およびスイッチ回路14を具備して
いる。電池11は、所定個数の電池、例えばニッケル−
水素電池等の充電可能な二次電池、からなり、正極と負
極との間に所要の電圧を得るように接続されている。
11の出力を電池パックの外部、すなわち負荷となる機
器に接続するための端子である。スイッチ回路14は、
電池11の前記正極と正極端子12との間に介挿され、
正極端子12の電位に応動してオン/オフ動作して、電
池11の前記正極と正極端子12との間の接続/切り離
しを行う。スイッチ回路14は、正極端子12の電位が
電池11の前記負極の電位にほぼ等しい電位に低下した
際にオフ、それ以外はオンとなる。
能に構成される。この電池パックにおいては、正極端子
12の電位に応答して、電池11の正極側に設けたスイ
ッチ回路14が動作する。すなわち、スイッチ回路14
は、取り外された状態においては、通常、オンとなって
いて、外部に何らかの導電体が接触するなどして、正極
端子12と負極端子13との間が短絡された場合には、
正極端子12の電位が低下してスイッチ回路14がオフ
となる。したがって、電池11は正極−負極間の短絡か
ら保護される。
実施の形態による電池パックの構成を示している。図2
には、図1に示した本発明による第1の実施の形態の原
理に基づく具体的な構成の例を示している。
端子13、電池BT、第1のトランジスタTR11、第
2のトランジスタTR12、第1の抵抗R11および第
2の抵抗R12を具備している。
の場合と全く同様である。電池BTは、例えば複数の電
池が組み合わせられてなり、実質的には図1の電池11
と同様である。
スイッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース
−ドレイン間がオン/オフ制御されるFET(電界効果
型トランジスタ)により構成される。トランジスタTR
11は、ソースが電池BTの正極に接続され、ドレイン
が正極端子12に接続され、ゲートが抵抗R12の一端
に接続されている。抵抗R12の他端は、負極端子1
3、すなわち電池BTの負極に接続されている。トラン
ジスタTR12は、ソースがトランジスタTR11のソ
ースに接続され、ドレインがトランジスタTR11のゲ
ートに接続され、ゲートが抵抗R11を介して電池BT
の正極、すなわちトランジスタTR11のソースに接続
されている。
の寄生ダイオードである。これらトランジスタTR11
およびTR12と、抵抗R11およびR12とにより、
図1のスイッチ回路14に相当するスイッチ回路を構成
している。
ジスタTR12のゲートは、抵抗R11を介して電池B
Tの正極に接続されているので、トランジスタTR12
のソースとゲートが同電位となり、トランジスタTR1
2はオフとなっている。トランジスタTR11のゲート
は抵抗R2を介して、電池BTの負極に接続されている
ため、ソースの電位よりも低い0V(グラウンド電位)
になっており、トランジスタTR11はオンとなって、
正極端子12から電池BTの電力を出力することができ
る。
体に接触するなどして、短絡した場合、トランジスタT
R12のゲートは、負極端子13に応じた電位すなわち
0Vとなり、トランジスタTR12はオンとなる。トラ
ンジスタTR12がオンとなることによって、トランジ
スタTR11のソースとゲートとが同電位となって、ト
ランジスタTR11がオフとなる。
正極端子12−負極端子13間に負荷がかかるので、抵
抗が入ることになり、正極端子12の電位がよほど極端
に低下しない限り、トランジスタTR11はオフとなら
ない。すなわち、正極端子12の電位が極端に低くなっ
ているかどうかを見てトランジスタTR11をスイッチ
している。
実施の形態による原理的な電池パックの構成を示してい
る。
11、正極端子12および負極端子13に加えて、コン
トロール端子21 およびスイッチ回路22を具備して
いる。また、図3には、電池パック1が装着される機器
2側の正極端子23、負極端子24およびコントロール
端子25等も示されている。
数の電池、例えばニッケル−水素電池等の充電可能な二
次電池、からなり、正極と負極との間に所要の電圧を得
るように接続されている。正極端子12および負極端子
13は、電池11の出力を電池パックの外部、すなわち
負荷となる機器に接続するための端子である。
2に機器2側からのコントロール信号を供給するための
端子である。スイッチ回路22は、電池11の前記正極
と正極端子12との間に介挿され、正極端子12および
コントロール端子21の電位に応動してオン/オフ動作
して、電池11の前記正極と正極端子12との間の接続
/切り離しを行う。スイッチ回路22は、コントロール
端子21と負極端子13とが、機器2側のコントロール
端子25および負極端子24を介して短絡され、コント
ロール端子21の電位が電池11の前記負極の電位にほ
ぼ等しい電位に低下した際にオンとなり、それ以外はオ
フとなる。さらに、スイッチ回路22は、図1のスイッ
チ回路14とほぼ同様に、コントロール端子21と負極
端子13とが短絡されていても、正極端子12の電位が
電池11の前記負極の電位にほぼ等しい電位に低下した
際にオフとなる。
びコントロール端子25は、電池パック1が機器2に装
着されたときに、それぞれ電池パック1の正極端子1
2、負極端子13およびコントロール端子21に接続さ
れる。機器2のコントロール端子25と負極端子24と
は、機器2側において短絡されている。
可能に構成され、コントロール端子21の電位に応答し
て、電池11の正極側に設けたスイッチ回路22が動作
する。図3の電池パック1は、コントロール端子21の
コントロール信号をほぼ負極電位とするとスイッチ回路
22がオンとなり、それ以外ではスイッチ回路22がオ
フとなるが、コントロール端子21が負極電位となって
も正極端子12がほぼ負極電位となった場合にはオフと
なる。
ク1が機器2から取り外された状態においては、通常、
オフとなっていて、電池パック1が機器2に装着され
て、コントロール端子21と負極端子13との間が短絡
されることによってオンとなり、正極端子12から正極
端子23を介して、機器2内に電圧が供給される。
れていない場合には、スイッチ回路22がオフとなって
いるため、正極端子12と負極端子13とを短絡しても
電池11は短絡しない。コントロール端子21が負極電
位に接続され、スイッチ回路22がオンとなっていると
きには、正極端子12と負極端子13との間が短絡され
ると正極端子12の電位が低下するため、スイッチ回路
22がオフとなる。したがって、電池11は正極−負極
間の短絡から保護される。
実施の形態による電池パックの構成を示している。図4
には、図3に示した本発明による第3の実施の形態の原
理に基づく具体的な構成の例を示している。
端子13、コントロール端子21、電池BT、第1のト
ランジスタTR21、第2のトランジスタTR22、第
3のトランジスタTR23、第1の抵抗R21、第2の
抵抗R22および第3の抵抗R23を具備している。
ロール端子21は、図3の場合と全く同様である。電池
BTは、図2の場合と同様に、例えば複数の電池が組み
合わせられてなり、実質的には図1の電池11と同様で
ある。
R23は、スイッチ素子であり、この場合ゲート電位に
よりソース−ドレイン間がオン/オフ制御されるFET
により構成される。
Tの正極に接続され、ドレインが正極端子12に接続さ
れ、ゲートが抵抗R23を介してソースに接続されてい
る。トランジスタTR22は、ソースがトランジスタT
R21のゲートに接続され、ドレインがコントロール端
子21に接続され、ゲートが抵抗R22を介して電池B
Tの正極、すなわちトランジスタTR21のソースに接
続されている。トランジスタTR23は、ドレインがト
ランジスタTR22のゲートに接続され、ソースが電池
BTの負極および負極端子13に接続され、ゲートが抵
抗R21を介して電池BTの正極、すなわちトランジス
タTR21のソースに接続されている。トランジスタT
R23のゲートはトランジスタTR21のドレインすな
わち正極端子12にも接続されている。
R23と、抵抗R21、R22およびR23とにより、
図3のスイッチ回路22に相当するスイッチ回路を構成
している。
ジスタTR12のゲートは、抵抗R23を介してトラン
ジスタTR12のソースに接続されているため、トラン
ジスタTR12がオフとなっていて、正極端子12から
電力を出力することはできない。トランジスタTR23
のゲートは、抵抗R21を介して、電池BTの正極に接
続されているため、トランジスタTR23はオンとなっ
ている。そのため、トランジスタTR22のゲートは、
電池BTの負極に接続され、トランジスタTR22のソ
ースは抵抗R23を介して電池BTの正極に接続されて
いるため、トランジスタTR22はオンとなっている。
このためコントロール端子21と負極端子13との間が
短絡されると、トランジスタTR21のゲート電圧が0
Vとなり、トランジスタTR21がオンとなって、正極
端子12から電池BTの電力を出力することができるよ
うになる。
とが短絡された場合、トランジスタTR23のゲート電
圧が0Vとなって、トランジスタTR23のソースと同
電位となり、トランジスタTR23がオフとなる。そう
すると、トランジスタTR22のゲートは、抵抗R22
を介して電池BTの正極に接続されているので、該ゲー
ト電位は、トランジスタTR22のソース電位以上とな
り、トランジスタTR22はオフとなる。トランジスタ
TR22がオフとなることによって、トランジスタTR
21のゲートとコントロール端子21との間が切り離さ
れるため、トランジスタTR21のゲート電位は、トラ
ンジスタTR21のソース電位と同じになって、トラン
ジスタTR21はオフとなる。
オフになることによって、トランジスタTR21のゲー
トがコントロール端子から切り離され、抵抗R23を介
して電池BTの正極に接続され、トランジスタTR21
がオフとなるので、電池BTは短絡から保護される。
実施の形態による原理的な電池パックの構成を示してい
る。
11、正極端子12、負極端子13およびコントロール
端子21に加えて、電圧センス端子31 、スイッチ回
路32および抵抗33を具備している。また、図5に
は、電池パック3が装着される機器4側の正極端子2
3、負極端子24、コントロール端子25および電圧セ
ンス端子34等も示されている。
数の電池、例えばニッケル−水素電池等の充電可能な二
次電池、からなり、正極と負極との間に所要の電圧を得
るように接続されている。正極端子12および負極端子
13は、電池11の出力を電池パックの外部、すなわち
負荷となる機器に接続するための端子である。コントロ
ール端子21は、スイッチ回路32を機器4側からコン
トロールするための端子である。
がオフとなっている場合にも機器4側から電池11の電
圧を検知できるようにするための端子である。スイッチ
回路32は、電池11の前記正極と正極端子12との間
に介挿され、コントロール端子21の電位に応動してオ
ン/オフ動作して、電池11の前記正極と正極端子12
との間の接続/切り離しを行う。スイッチ回路32は、
コントロール端子21と電圧センス端子31とが、機器
4側のコントロール端子25および電圧センス端子34
を介して短絡され、コントロール端子21の電位が電池
11の前記正極の電位にほぼ等しい電位になった際にオ
ンとなり、それ以外はオフとなる。さらに、スイッチ回
路32は、図3のスイッチ回路22とほぼ同様に、コン
トロール端子21と電圧センス端子31とが短絡されて
いても、正極端子12の電位が電池11の前記負極の電
位にほぼ等しい電位に低下した際にオフとなる。
ントロール端子25および電圧センス端子34は、電池
パック3が機器4に装着されたときに、それぞれ電池パ
ック3の正極端子12、負極端子13、コントロール端
子21および電圧センス端子31に接続される。機器4
のコントロール端子25と電圧センス端子34とは、機
器4側において短絡されている。
可能に構成され、コントロール端子21の電位に応答し
て、電池11の正極側に設けたスイッチ回路22が動作
する。図5の電池パック3は、コントロール端子21の
コントロール信号をほぼ正極電位とするとスイッチ回路
32がオンとなり、それ以外ではスイッチ回路32がオ
フとなるが、コントロール端子21が正極電位となって
も正極端子12がほぼ負極電位となった場合にはオフと
なる。
ク3が機器4から取り外された状態においては、通常、
オフとなっていて、電池パック3が機器4に装着され
て、コントロール端子21と電圧センス端子31との間
が短絡されることによってオンとなり、正極端子12か
ら正極端子23を介して、機器2内に電圧が供給され
る。
れていない場合には、スイッチ回路32がオフとなって
いるため、正極端子12と負極端子13とを短絡しても
電池11は短絡しない。コントロール端子21が正極電
位に接続され、スイッチ回路32がオンとなっていると
きには、正極端子12と負極端子13との間が短絡され
ると正極端子12の電位が低下するため、スイッチ回路
32がオフとなる。したがって、電池11は正極−負極
間の短絡から保護される。
実施の形態による電池パックの構成を示している。図6
には、図5に示した本発明による第5の実施の形態の原
理に基づく具体的な構成の例を示している。
端子13、コントロール端子21、電圧センス端子3
1、電池BT、第1のトランジスタTR31、第2のト
ランジスタTR32、第1の抵抗R31、第2の抵抗R
32および第3の抵抗R33を具備している。
ル端子21および電圧センス端子31は、図5の場合と
全く同様である。電池BTは、図2の場合と同様に、例
えば複数の電池が組み合わせられてなり、実質的には図
1の電池11と同様である。
スイッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース
−ドレイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成
される。
Tの正極に接続され、ドレインが正極端子12に接続さ
れ、ゲートが抵抗R32を介してソースに接続されてい
る。トランジスタTR32は、ソースが電池BTの負極
および負極端子13に接続され、ドレインがトランジス
タTR31のゲートに接続され、ゲートが抵抗R33を
介して電池BTの負極、すなわち負極端子13に接続さ
れている。さらに、トランジスタTR32のゲートは、
コントロール端子21に直接接続されるとともに、図示
極性のダイオードD31を介してトランジスタTR31
のドレインすなわち正極端子12に接続されている。電
圧センス端子31は、抵抗R31を介して電池BTの正
極すなわちトランジスタTR31のソースに接続されて
いる。
R33と、抵抗R31、R32およびR33とにより、
図5のスイッチ回路32に相当するスイッチ回路を構成
している。抵抗R31は、図5の抵抗33に相当する。
ジスタTR32のゲートは、抵抗R33を介してトラン
ジスタTR32のソースと接続されているので、トラン
ジスタTR32はオフとなっている。トランジスタTR
31のゲートは、抵抗R32を介してトランジスタTR
31のソースと接続されているので、トランジスタTR
31はオフとなっていて、正極端子12から電池BTの
電力を出力することができない。コントロール端子21
を電圧センス端子31に接続すると、トランジスタTR
32のゲート電圧は、電池BTの電圧を抵抗R31と抵
抗R33とで分圧した電圧となる。この電圧がトランジ
スタTR32をオンとすることができる電圧となるよう
に、予め抵抗R31およびR33の抵抗値を設定してお
けば、トランジスタTR32がオンとなって、トランジ
スタTR31のゲート電圧が0Vとなり、トランジスタ
TR31がオンとなって、正極端子12から電池BTの
電力を出力することができるようになる。
態で、正極端子12と負極端子13とが短絡された場
合、ダイオードD31を介して電流が流れ、トランジス
タTR32のゲートの電位が下がる。そのためトランジ
スタTR32がオフとなって、トランジスタTR31の
ゲート電位がソース電位と同じになり、トランジスタT
R31がオフとなる。
実施の形態による原理的な電池保護装置の構成を示して
いる。図7は、図3に示された構成の電池パック1およ
び該電池パック1を装着する機器5で構成される電池保
護装置である。
池11、正極端子12、負極端子13、コントロール端
子21 および第1のスイッチ回路22を具備してい
る。電池11は、所定個数の電池、例えばニッケル−水
素電池等の充電可能な二次電池、からなり、正極と負極
との間に所要の電圧を得るように接続されている。正極
端子12および負極端子13は、電池11の出力を電池
パック1の外部、すなわち負荷となる機器に接続するた
めの端子である。
回路22を機器5側からコントロールするための端子で
ある。第1のスイッチ回路22は、電池11の前記正極
と正極端子12との間に介挿され、正極端子12および
コントロール端子21の電位に応動してオン/オフ動作
して、電池11の前記正極と正極端子12との間の接続
/切り離しを行う。スイッチ回路22は、コントロール
端子21と負極端子13とが短絡され、コントロール端
子21の電位が電池11の前記負極の電位にほぼ等しい
電位に低下した際にオンとなり、それ以外はオフとな
る。さらに、スイッチ回路22は、コントロール端子2
1と負極端子13とが短絡されても、正極端子12の電
位が電池11の前記負極の電位にほぼ等しい電位に低下
した際にオフとなる。
正極端子23、負極端子24およびコントロール端子2
5を有し、さらに第2のスイッチ回路41を具備してい
る。第2のスイッチ回路41は、機器5側のコントロー
ル端子25と負極端子24との間を、機器5内部のコン
トロール信号に応答してオン/オフする。
脱可能に構成され、コントロール端子21の電位に応答
して、電池11の正極側に設けた第1のスイッチ回路2
2が動作する。電池パック1は、コントロール端子21
の電位をほぼ負極電位とするとスイッチ回路22がオン
となり、それ以外ではスイッチ回路22がオフとなる
が、コントロール端子21が負極電位となっても正極端
子12がほぼ負極電位となった場合にはオフとなる。
ク1が機器5から取り外された状態においては、通常、
オフとなっていて、電池パック1が機器5に装着され
て、さらにスイッチ回路41が内部のコントロール信号
によりオンとなって、コントロール端子21と負極端子
13との間が短絡されることによってオンとなり、正極
端子12から正極端子23を介して、機器5内に電圧が
供給される。すなわち、スイッチ回路22は、電池パッ
ク1が機器5に装着されていても、スイッチ回路41が
内部のコントロール信号によりオフとなっていれば、コ
ントロール端子21と負極端子13との間が短絡される
ことはなく、スイッチ回路22はオフとなっていて、正
極端子12から機器5内への電力供給はない。
1を、機器5に装着した状態においても、機器5内部の
コントロール信号によって、スイッチ回路41をオン/
オフさせ、それによってスイッチ回路22をオン/オフ
させることができる。
実施の形態による電池パックの構成を示している。図8
には、図7に示した本発明による第7の実施の形態の原
理に基づく具体的な構成の例を示している。
ク6および該電池パック6を装着する機器7で構成され
る電池保護装置である。図8の電池パック6は、正極端
子12、負極端子13、コントロール端子21、センス
端子42、電池BT、第1のトランジスタTR21、第
2のトランジスタTR22、第3のトランジスタTR2
3、第1の抵抗R21、第2の抵抗R22、第3の抵抗
R23および第4の抵抗R24を具備している。
ッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース−ド
レイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成され
る。トランジスタTR21は、ソースが電池BTの正極
に接続され、ドレインが正極端子12に接続され、ゲー
トが抵抗R23を介してソースに接続されている。トラ
ンジスタTR22は、ソースがトランジスタTR21の
ゲートに接続され、ドレインがコントロール端子21に
接続され、ゲートが抵抗R22を介して電池BTの正
極、すなわちトランジスタTR21のソースに接続され
ている。トランジスタTR23は、ドレインがトランジ
スタTR22のゲートに接続され、ソースが電池BTの
負極および負極端子13に接続され、ゲートが抵抗R2
1を介して電池BTの正極、すなわちトランジスタTR
21のソースに接続されている。トランジスタTR23
のゲートはトランジスタTR21のドレインすなわち正
極端子12にも接続されている。センス端子42は、抵
抗R24を介して電池BTの正極すなわちトランジスタ
TR21のソースに接続されている。
コントロール端子25、センス端子43、第4のトラン
ジスタTR24、第5のトランジスタTR25、第6の
トランジスタTR26、第5の抵抗R25、第6の抵抗
R26、第7の抵抗R27および第8の抵抗R28を具
備している。
ッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース−ド
レイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成され
る。トランジスタTR24は、ソースが負極端子24に
接続され、ドレインがコントロール端子25に接続さ
れ、ゲートが抵抗R28を介して正極端子23に接続さ
れている。トランジスタTR24のゲートは抵抗R25
を介して負極端子24と同電位の負極電位(グラウン
ド)にも接続されている。トランジスタTR25は、ソ
ースがセンス端子43に接続され、ドレインがトランジ
スタTR24のゲートに接続され、ゲートが正極端子2
3に接続されている。トランジスタTR25のゲートは
抵抗R27を介して負極電位にも接続されている。トラ
ンジスタTR26は、ソースが負極電位に接続され、ド
レインがトランジスタTR24のゲートに接続され、ゲ
ートが抵抗R26を介して負極電位に接続されている。
機器7の内部のコントロール信号はトランジスタTR2
6のゲートに与えられる。
ッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース−ド
レイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成され
る。機器7の正極端子23、負極端子24、コントロー
ル端子25およびセンス端子43は、電池パック6が機
器7に装着された時点で、電池パック6の正極端子1
2、負極端子13、コントロール端子21およびセンス
端子42にそれぞれ接続される。
ばかりの時点では、トランジスタTR21はオフとなっ
ているので、正極端子12から機器に電源を供給するこ
とはできない。トランジスタTR25のソースは抵抗R
24を介して電池BTの正極から電池電圧がかかってお
り、トランジスタTR25のゲートは抵抗R27を介し
て負極電位に接続されているので、トランジスタTR2
5はオンとなる。トランジスタTR24のゲート電圧
は、電池BTの出力電圧を抵抗R24と抵抗R25とで
分圧した電圧となり、この電圧がトランジスタTR24
をオンとする電圧になるように予め両抵抗値を設定して
おくことにより、トランジスタTR24がオンとなる。
トランジスタTR24がオンとなると、コントロール端
子25と負極端子24との間、すなわちコントロール端
子21と負極端子13との間が接続されるので、正極端
子12から電池BTの電力が出力される。
BTの電圧となるため、トランジスタTR25がオフと
なるが、トランジスタTR24のゲート電圧は電池BT
の出力電圧を抵抗R28と抵抗R25とで分圧した電圧
となるため、この電圧がトランジスタTR24をオンと
する電圧になるように予め両抵抗値を設定しておくこと
により、トランジスタTR24はオンのままとなる。
て、トランジスタTR26をオンとすることができるよ
うな電圧をトランジスタTR26のゲートに与えると、
トランジスタTR26がオンとなって、トランジスタT
R24のゲート電圧は0Vとなり、トランジスタTR2
4がオフとなって、電池パック6内のトランジスタTR
21をオフとすることができる。前記コントロール信号
をハイインピーダンスまたは0Vとすることによって、
トランジスタTR26はオフとなり、トランジスタTR
24がオンとなるためトランジスタTR21をオンに戻
すことができる。
実施の形態による原理的な電池保護装置の構成を示して
いる。
3および該電池パック3を装着する機器8で構成される
電池保護装置である。電池パック3は、図5に示された
通り、電池11、正極端子12、負極端子13、コント
ロール端子21 、電圧センス端子31、第1のスイッ
チ回路32および抵抗33を具備している。
ケル−水素電池等の充電可能な二次電池、からなり、正
極と負極との間に所要の電圧を得るように接続されてい
る。正極端子12および負極端子13は、電池11の出
力を電池パック3の外部、すなわち負荷となる機器に接
続するための端子である。
回路32を機器8側からコントロールするための端子で
ある。電圧センス端子31は、スイッチ回路32がオフ
となっている場合にも機器4側から電池11の電圧を検
知できるようにするための端子である。
記正極と正極端子12との間に介挿され、コントロール
端子21の電位に応動してオン/オフ動作して、電池1
1の前記正極と正極端子12との間の接続/切り離しを
行う。スイッチ回路32は、コントロール端子21と電
圧センス端子31とが短絡され、コントロール端子21
の電位が電池11の前記正極の電位にほぼ等しい電位に
なった際にオンとなり、それ以外はオフとなる。さら
に、スイッチ回路32は、コントロール端子21と電圧
センス端子31とが短絡されても、正極端子12の電位
が電池11の前記負極の電位にほぼ等しい電位に低下し
た際にオフとなる。
正極端子23、負極端子24、コントロール端子25お
よび電圧センス端子34を有し、さらに第2のスイッチ
回路51を具備している。
ントロール端子25と電圧センス端子34との間を、機
器8内部のコントロール信号に応答してオン/オフす
る。図9の電池パック3は、機器8に対して着脱可能に
構成され、コントロール端子21の電位に応答して、電
池11の正極側に設けた第1のスイッチ回路22が動作
する。電池パック3は、コントロール端子21の電位を
ほぼ正極電位とするとスイッチ回路32がオンとなり、
それ以外ではスイッチ回路32がオフとなるが、コント
ロール端子21が正極電位となっても正極端子12がほ
ぼ負極電位となった場合にはオフとなる。
ク3が機器8から取り外された状態においては、通常、
オフとなっていて、電池パック3が機器8に装着され
て、さらにスイッチ回路51が内部のコントロール信号
によりオンとなって、コントロール端子21と電圧セン
ス端子31との間が短絡されることによってオンとな
り、正極端子12から正極端子23を介して、機器8内
に電圧が供給される。すなわち、スイッチ回路32は、
電池パック3が機器8に装着されていても、スイッチ回
路51が内部のコントロール信号によりオフとなってい
れば、コントロール端子21と電圧センス端子31との
間が短絡されることはなく、スイッチ回路32はオフと
なっていて、正極端子12から機器8内への電力供給は
ない。
3を、機器8に装着した状態においても、機器8内部の
コントロール信号によって、スイッチ回路51をオン/
オフさせ、それによってスイッチ回路32をオン/オフ
させることができる。
10の実施の形態による電池パックの構成を示してい
る。図10には、図9に示した本発明による第9の実施
の形態の原理に基づく具体的な構成の例を示している。
ック9および該電池パック9を装着する機器10で構成
される電池保護装置である。図10の電池パック9は、
正極端子12、負極端子13、コントロール端子21、
電圧センス端子31、電池BT、第1のトランジスタT
R31、第2のトランジスタTR32、第1の抵抗R3
1、第2の抵抗R32および第3の抵抗R33を具備し
ている。
スイッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース
−ドレイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成
される。
Tの正極に接続され、ドレインが正極端子12に接続さ
れ、ゲートが抵抗R32を介してソースに接続されてい
る。トランジスタTR32は、ソースが電池BTの負極
および負極端子13に接続され、ドレインがトランジス
タTR31のゲートに接続され、ゲートが抵抗R33を
介して電池BTの負極、すなわち負極端子13に接続さ
れている。さらに、トランジスタTR32のゲートは、
コントロール端子21に直接接続されるとともに、図示
極性のダイオードD31を介してトランジスタTR31
のドレインすなわち正極端子12に接続されている。電
圧センス端子31は、抵抗R31を介して電池BTの正
極すなわちトランジスタTR31のソースに接続されて
いる。
4、コントロール端子25、電圧センス端子34、第3
のトランジスタTR33、第4のトランジスタTR3
4、第4の抵抗R34、第5の抵抗R35および第6の
抵抗R36を具備している。
スイッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース
−ドレイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成
される。
子24に接続され、ドレインがコントロール端子25に
接続され、ゲートが抵抗R35を介して負極電位に接続
されている。正極端子23と電圧コントロール端子25
との間には抵抗R34が接続されている。トランジスタ
TR34は、ソースが電圧センス端子34に接続され、
ドレインがコントロール端子25に接続され、ゲートが
正極端子23に接続されている。トランジスタTR34
のゲートは抵抗R36を介して負極電位にも接続されて
いる。機器10の内部のコントロール信号はトランジス
タTR33のゲートに与えられる。
スイッチ素子であり、この場合ゲート電位によりソース
−ドレイン間がオン/オフ制御されるFETにより構成
される。
コントロール端子25および電圧センス端子34は、電
池パック9が機器10に装着された時点で、電池パック
9の正極端子12、負極端子13、コントロール端子2
1および電圧センス端子31にそれぞれ接続される。
れたばかりの時点では、トランジスタTR31はオフと
さなっているので、正極端子12から機器10に電力を
供給することはできない。トランジスタTR34のソー
スは抵抗R34により電池BTの電圧がかかっており、
トランジスタ34のゲートは抵抗R36を介して負極電
位に接続されているので、トランジスタTR34はオン
となる。そのため、コントロール端子25と電圧センス
端子34とをそれぞれ介してコントロール端子21と電
圧センス端子31とが接続されるので正極端子12から
電力が供給される。トランジスタTR34のゲート電圧
が、電池BTの電圧となるので、トランジスタTR34
はオフとなるが、抵抗R34を介してコントロール端子
25は正極端子23と接続されることになり、トランジ
スタTR32のゲート電圧は、電池BTの電圧を抵抗R
34と抵抗R33とで分圧した電圧となり、この電圧が
トランジスタTR32をオンとする電圧になるように予
め設定しておくことにより、トランジスタTR32がオ
ンとなったままとなる。
33をオンとすることができるような電圧を加えると、
トランジスタTR33がオンとなって、コントロール端
子21の電圧は0Vとなる。そのため、トランジスタT
R32がオフとなって、トランジスタTR31をオフと
することができる。コントロール信号をハイインピーダ
ンスまたは0Vとすることによって、トランジスタTR
33はオフとなり、トランジスタTR32がオンとなる
ため、トランジスタTR31をオンに戻すことができ
る。
いた電池パックおよび電池保護装置にのみ限定されてい
るわけではなく、乾電池等の一次電池を用いた電池パッ
クについても同様にして保護することが可能である。
正極端子の電位が、電池の負極にほぼ等しいほど低下し
たときに前記正極端子と前記電池の正極との間をスイッ
チにより切り離すなどして、外面の正極端子と負極端子
とが接触により短絡しても、電池自体を短絡から保護す
ることを可能とする電池パックを提供することができ
る。
の電位が、電池の負極にほぼ等しいほど低下したときに
正極端子と前記電池の正極との間を導通させ、それ以外
のときに前記正極端子と前記電池の正極との間を切り離
す第1のスイッチを有する電池パックの前記正極端子と
負極端子とからの供給電力で負荷を動作させ、前記負荷
に関連して設けられる第2のスイッチによって、該負荷
側から供給されるコントロール信号に応答して前記電池
パックのコントロール端子と負極端子との間の短絡・切
り離しを行うなどして、他の回路に悪影響を与えること
なく、機器側から電池パック内部のスイッチのコントロ
ールを可能とする電池保護装置を提供することができ
る。
パックの構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
パックの構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
パックの構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
保護装置の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
保護装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
ロック図である。
6…抵抗 42,43…センス端子 TR11,TR12,TR21〜TR26,TR31〜
TR34…トランジスタ D31…ダイオード
Claims (8)
- 【請求項1】 正極および負極を有する電池と、 機器接続用の正極端子と、 機器接続用であって、前記電池の負極に接続される負極
端子と、 前記正極端子の電位が、前記電池の負極にほぼ等しいほ
ど低下したときに前記正極端子と前記電池の正極との間
を切り離し、それ以外のときに前記正極端子と前記電池
の正極との間を導通させるためのスイッチ手段とを具備
することを特徴とする電池パック。 - 【請求項2】 スイッチ手段は、 正極端子と電池の正極との間をオン・オフする第1のス
イッチと、 前記正極端子と負極端子との間が外部にて短絡されてい
なければ、前記電池の正極の電位によってオフ制御さ
れ、且つ前記正極端子が前記電池の負極にほぼ等しい電
位に低下することによってオン制御されて、前記第1の
スイッチに制御電圧を与えて該第1のスイッチをオフと
する第2のスイッチとを具備することを特徴とする請求
項1に記載の電池パック。 - 【請求項3】 正極および負極を有する電池と、 機器接続用の正極端子と、 機器接続用であって、前記電池の負極に接続される負極
端子と、 機器接続用のコントロール端子と、 前記コントロール端子の電位が、前記電池の負極にほぼ
等しいほど低下したときに前記正極端子と前記電池の正
極との間を導通させ、それ以外のときに前記正極端子と
前記電池の正極との間を切り離すためのスイッチ手段と
を具備することを特徴とする電池パック。 - 【請求項4】 スイッチ手段は、 正極端子と電池の正極との間をオン・オフする第1のス
イッチと、 オン状態でコントロール端子を有効として、前記コント
ロール端子が前記電池の負極にほぼ等しい電位に低下す
ることによる前記第1のスイッチのオン制御を可能とす
るとともに、オフ状態で該コントロール端子を切り離し
て前記第1のスイッチを強制的にオフ状態とする第2の
スイッチと、 前記正極端子、コントロール端子および負極端子の相互
間が外部にて短絡されていなければ、前記電池の正極の
電位によってオン制御されるとともに、前記正極端子が
前記電池の負極にほぼ等しい電位に低下することによっ
て、前記電池の負極の電位によってオフ制御されて、前
記第2のスイッチを前記電池の正極の電位によってオフ
制御する第3のスイッチとを具備することを特徴とする
請求項3に記載の電池パック。 - 【請求項5】 正極および負極を有する電池と、 機器接続用の正極端子と、 機器接続用であって、前記電池の負極に接続される負極
端子と、 機器接続用のコントロール端子と、 機器接続用であって、前記電池の正極から電位が供給さ
れる電圧センス端子と、 前記電圧センス端子と前記コントロール端子との間が外
部にて短絡されたときに前記コントロール端子に与えら
れる前記電池の正極の電位により、前記正極端子と前記
電池の正極との間を導通させ、それ以外のときに前記正
極端子と前記電池の正極との間を切り離すためのスイッ
チ手段とを具備することを特徴とする電池パック。 - 【請求項6】 スイッチ手段は、 正極端子と電池の正極との間をオン・オフする第1のス
イッチと、 前記コントロール端子の電位によって制御され、該コン
トロール端子が前記電池の正極の電位に接続されたとき
にオン制御されて、前記第1のスイッチをオン制御し、
そうでないときには、前記電池の負極の電位によりオフ
制御されて、前記第1のスイッチをオフとする第2スイ
ッチとを具備することを特徴とする請求項5に記載の電
池パック。 - 【請求項7】 正極および負極を有する電池と、正極端
子と、前記電池の負極に接続される負極端子と、コント
ロール端子と、前記コントロール端子の電位が、前記電
池の負極にほぼ等しいほど低下したときに前記正極端子
と前記電池の正極との間を導通させ、それ以外のときに
前記正極端子と前記電池の正極との間を切り離すための
第1のスイッチ手段とを有する電池パックの前記正極端
子と負極端子とからの供給電力で動作する負荷手段と、 前記負荷手段に関連して設けられ、該負荷手段側から供
給されるコントロール信号により前記電池パックのコン
トロール端子と負極端子との間の短絡・切り離しを行う
第2のスイッチ手段とを具備する電池保護装置。 - 【請求項8】 正極および負極を有する電池と、正極端
子と、前記電池の負極に接続される負極端子と、コント
ロール端子と、前記電池の正極から電位が供給される電
圧センス端子と、前記電圧センス端子と前記コントロー
ル端子との間が外部にて短絡されたときに前記コントロ
ール端子に与えられる前記電池の正極の電位により、前
記正極端子と前記電池の正極との間を導通させ、それ以
外のときに前記正極端子と前記電池の正極との間を切り
離すための第1のスイッチ手段とを有する電池パックの
前記正極端子と負極端子とからの供給電力で動作する負
荷手段と、 前記負荷手段に関連して設けられ、該負荷手段側から供
給されるコントロール信号により前記電池パックのコン
トロール端子とセンス端子との間の短絡・切り離しを行
う第2のスイッチ手段とを具備する電池保護装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09308114A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池の充放電制御装置 |
JP2003164066A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-06-06 | Hitachi Koki Co Ltd | 電池パック |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0723532A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Taiyo Yuden Co Ltd | バッテリーパック |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34292995A patent/JP3574706B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0723532A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Taiyo Yuden Co Ltd | バッテリーパック |
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