JPH09180588A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JPH09180588A
JPH09180588A JP33946395A JP33946395A JPH09180588A JP H09180588 A JPH09180588 A JP H09180588A JP 33946395 A JP33946395 A JP 33946395A JP 33946395 A JP33946395 A JP 33946395A JP H09180588 A JPH09180588 A JP H09180588A
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JP
Japan
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fixed electrode
movable
lid
lids
electrode housing
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JP33946395A
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Inventor
Masami Suzuki
雅美 鈴木
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Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動蓋と閉路蓋とを交換するという面倒な作業
をなくしても、固定電極収容筒内の固定電極に対する塵
埃等の付着を防止することある。 【解決手段】開閉器3に固定電極6が収容された固定電
極収容筒5a〜5cと、可動電極9が収容された可動蓋
8a〜8cとを設ける。この可動蓋8a〜8cを固定電
極収容筒5a〜5cに被冠し、固定電極6と可動電極9
とが電気的に接続される投入位置P1 と、固定電極6と
可動電極9とが離間される開放保持位置P2 とを取り得
るようにする。そして、各可動蓋8a〜8cが開放保持
位置P2 にある際、各可動蓋8a〜8cの開口縁8dは
各固定電極収容筒5a〜5cの上下方向中央付近に対応
位置するようにする。この構成にすれば、各固定電極収
容筒5a〜5cの開口縁5dは各可動蓋8a〜8cの内
側面全体で囲まれるため、各固定電極収容筒5a〜5c
内に塵埃等が入り難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開閉装置に関し、詳
しくは固定電極が収容された固定電極収容筒と、可動電
極が収容された可動蓋とを備え、固定電極と可動電極と
が電気的に接続される投入位置と、前記固定電極と可動
電極とが離間される開放保持位置とを取り得る開閉装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉装置として、例え
ば、路上設置形低圧分岐用タイプがある。このタイプの
開閉装置においては、開閉器ケース内に設けられた基台
の上側に固定電極収容筒が設けられ、その固定電極収容
筒内には固定電極が収容されている。そして、この固定
電極収容筒の上方には開閉駆動機構に連結された吊下金
具が配設され、吊下金具には可動蓋が吊下支持されてい
る。又、この可動蓋内には前記固定電極に接続可能な可
動電極が収容されている。そして、開閉器の開放状態に
おいて開閉駆動機構が駆動されると、可動蓋が投入位置
まで下降して固定電極収容筒に被せられる。すると、固
定電極と可動電極とが電気的に接続され、開閉器は投入
状態となる。又、この投入状態において、駆動機構が駆
動されると、可動蓋が開放保持位置まで上昇して固定電
極収容筒から離れる。すると、固定電極から可動電極が
離れ、開閉器が開放状態となる。
【0003】ところで、投入状態の場合には固定電極収
容筒全体が可動蓋にて覆われるため、同収容筒内部に塵
埃等が侵入して固定電極の表面に付着することはない。
しかし、この開閉器を長期に亘って開放しておくような
場合(回路未使用の場合等)には、可動蓋が開放保持位
置において固定電極収容筒から離れた状態をとるため、
固定電極収容筒と可動蓋の内部は外部と連通されたまま
となる。この状態が長期間放置されると、固定電極収容
筒の上部開口部を通ってその内部に塵埃等が侵入して固
定電極の表面に付着したり、堆積してしまう。そして、
このように塵埃等により固定電極が汚れている状態で、
可動蓋が投入位置に移動されると、固定電極と可動電極
との接触面が損傷を受け、良好な通電が得られなくなる
おそれがあった。
【0004】そこで、従来では、上記のように開閉器を
長期に亘って開放する場合、かかる塵埃等の付着を防止
するために閉路蓋を用いていた。すなわち、吊下金具か
ら可動蓋を取外して、その代わりに別途設けた閉路蓋が
吊下金具に取付けられる。そして、開閉駆動機構の駆動
により、閉路蓋が投入位置側へ移動されて固定電極収容
筒に被せられ、固定電極収容筒は密閉される。閉路蓋に
より固定電極収容筒が密閉状態となることで、その内部
に塵埃等が侵入するのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、閉路蓋を用
いた開閉装置では、吊下金具から可動蓋を取外して閉路
蓋にわざわざ交換しなければならず、その交換作業が面
倒であるという問題があった。又、高価な閉路蓋を使用
するため、コストがかかるという問題もあった。
【0006】この発明は前記各問題を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、可動蓋と閉路蓋とを
交換するという面倒な作業をなくしても、固定電極収容
筒内の固定電極に対する塵埃等の付着を防止することあ
る。又、第2の目的は、高価な閉路蓋を使用することな
く、既存の固定電極収容筒と可動蓋との協働により、固
定電極収容筒内の固定電極に対する塵埃等の付着を防止
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、固定電極が収容された固定電極収容筒と、可動電極
が収容された可動蓋とを備え、この可動蓋を固定電極収
容筒に被冠し、前記固定電極と可動電極とが電気的に接
続される投入位置と、前記固定電極と可動電極とが離間
される開放保持位置とを取り得るようにした開閉装置に
おいて、前記可動蓋が開放保持位置にある際、同可動蓋
の開口縁を固定電極収容筒の開口縁に対して一致する位
置から固定電極収容筒に対し被冠する側に配置したこと
を要旨とする。従って、請求項1に記載の発明によれ
ば、可動蓋が開放保持位置に移動すると、可動蓋の開口
縁が固定電極収容筒の開口縁に対して一致する位置又は
その位置よりも固定電極収容筒に対して被冠する側の位
置に位置される。そのため、固定電極収容筒の開口縁が
可動蓋により囲まれるため、同固定電極収容筒内に塵埃
等が入り難くなる。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記可動蓋が開
放保持位置にある際、前記可動蓋が開放保持位置にある
際、同可動蓋の開口縁は固定電極収容筒の外周面に対し
て同固定電極収容筒の周方向に沿って同一間隔であるこ
とを要旨とする。従って、請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の作用に加え、可動蓋の開口
縁と固定電極収容筒の外周面との間の間隔は同一である
ため、固定電極収容筒内全体に塵埃等が均一に入り難く
なる。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記可動蓋が開
放保持位置にある際、同可動蓋の開口縁は固定電極収容
筒の外周面近傍に配置されていることを要旨とする。従
って、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請
求項2に記載の発明の効果に加え、可動蓋が開放保持位
置にある際に、可動蓋の開口縁と固定電極収容筒との間
の間隔が狭くなるため、固定電極収容筒内に塵埃等がよ
り一層入り難くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を路上設置形低圧分
岐タイプにおける開閉装置に具体化した一実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、本体ケース1内には基
台2が配設され、この基台2上には開閉装置としての開
閉器3が設けられている。前記基台2の下面からは図示
しない各相(U相とV相及びW相)に対応する導電棒4
が延出され、その先端はブスバーを介して複数の分岐用
端子(共に図示しない)に接続されている。一方、基台
2の上面には三相分の対をなす固定電極収容筒5a〜5
cが設けられ、各固定電極収容筒5a〜5cの内部には
前記導電棒4に接続された固定電極6が内装されてい
る。又、基台2の上面にはガイドピン7が立設され、図
3(a)に示すように、ガイドピン7の上端部には、上
方へ向かう程縮径するテーパ部7aが設けられている。
【0012】各固定電極収容筒5a〜5cの上側にはそ
れぞれ可動蓋8a〜8cが設けられている。各可動蓋8
a〜8c内には前記各固定電極収容筒5a〜5c内の固
定電極6に接続可能な可動電極9がそれぞれ設けられて
いる。又、各可動蓋8a〜8cの上側には連結板10が
設けられ、この連結板10によって各可動蓋8a〜8c
が互いに連結されている。更に、連結板10の前記ガイ
ドピン7に対応する位置には、下方へ向かって突出する
ガイド筒11が設けられている。
【0013】図3(a),(b)に示すように、ガイド
筒11の下端部における径方向両側には、ガイド筒11
の径方向へ延びるスリット11aが形成されている。こ
の両スリット11aには、針金状弾性素材からなるバネ
部材12が取付けられている。すなわち、バネ部材12
は略U字状に屈曲され、互いに平行に延びるバネ部材1
2の両側はガイド筒11の内部へ向かって露出してい
る。又、バネ部材12の両端部は上方へ向かって突出す
るように屈曲され、その両端部がガイド筒11の外周面
に引っ掛かることにより、バネ部材12の両側がスリッ
ト11aから外れないようになっている。
【0014】図1に示すように、本体ケース1の内部後
面(図1の左側)には鉛直方向へ延びる支持フレーム1
3が設けられ、支持フレーム13の上端部には本体ケー
ス1の前部へ向かって突出する一対の支持板14が設け
られている(図1には一方のみ図示する。)。一対の支
持板14の先端部には図4に示す引掛棒15が水平方向
へ延びるように貫通している。支持板14の下側には操
作レバー16が設けられている。操作レバー16は支持
板14とほぼ同方向へ延びる一対の支持片(図1には一
方のみ図示する。)16aと、両支持片16aの先端部
間に支持片16aと同方向へ延びるように設けられた操
作棒16bとから構成されている。そして、両支持片1
6aの基端部は支持フレーム13に設けられた水平方向
へ延びる回動軸17に対して回動可能に支持されてい
る。
【0015】図5に示すように、操作棒16bの基端部
側には操作棒16bと同方向へ延びる長孔18が形成さ
れ、その長孔18には両支持片16aと直交する方向へ
延びて両支持片16aを連結する連結軸20が貫通して
いる。両支持片16aの間にはコイルスプリング19が
設けられ、コイルスプリング19には操作棒16bが貫
通している。又、両支持片16aの先端部には支持片1
6aと同方向へ延びる長孔21がそれぞれ形成され、両
支持片16aの先端部における外側には一対の連結片2
2が設けられている。そして、連結片22、長孔21及
び操作棒16bには前記連結軸20と同方向へ延びる移
動軸23が貫通し、この移動軸23と連結軸20との間
には前記コイルスプリング19が圧縮されて弾性変形し
た状態で配置されている。
【0016】図1に示すように、前記連結片22は鉛直
方向へ延び、連結片22の長手方向中央部に前記移動軸
23が貫通している。又、連結片22の基端部は支持ピ
ン24によって前記連結板10の上面に設けられた突部
25に連結され、連結片22は支持ピン24を中心に回
動可能となっている。連結片22の先端部には傾斜面2
2aが形成されている。この傾斜面22aは連結片22
の先端へ向かう程同連結片22の前後幅が小さくなるよ
うに傾斜している。
【0017】前記傾斜面22aの下側における連結片2
2の先端側には切欠部26が形成され、その上縁部は前
記引掛棒15に対して係止可能となっている。この切欠
部26の上縁における連結片22には前方斜め下側に延
びる規制部27が形成され、その先端は引掛棒15の軸
心よりも前方側に位置されている。そして、この規制部
27により、引掛棒15に対して切欠部26が係止され
ている際、切欠部26が引掛棒15から離脱するのが規
制されるようになっている。
【0018】そして、操作レバー16を手動ハンドルH
を介して回動させ、各可動蓋8a〜8cを図1に二点鎖
線で示す投入位置P1 へ移動させると、可動電極9と固
定電極6とが接続されるようになっている。又、操作レ
バー16を回動させて各可動蓋8a〜8cを図1に実線
で示す開放保持位置P2 へ移動すると、固定電極6と可
動電極9とは電気的に開放した状態に堅持され、各可動
蓋8a〜8cの開口縁8dは各固定電極収容筒5a〜5
cの上下方向中央付近に対応位置するようになってい
る。従って、各可動蓋8a〜8cが開放保持位置P2 に
ある際、各固定電極収容筒5a〜5cの開口縁5dは各
可動蓋8a〜8cの中央から下端側にかけての内側面全
体で囲まれている。
【0019】又、各可動蓋8a〜8cが開放保持位置P
2 にある際、各可動蓋8a〜8cの開口縁8dは各固定
電極収容筒5a〜5cの外周面に沿って配置されてい
る。そのため、各固定電極収容筒5a〜5c内全体に塵
埃等が均一に入り難くなる。更に、各可動蓋8a〜8c
が開放保持位置P2 にある際、各可動蓋8a〜8cの開
口縁8dは各固定電極収容筒5a〜5cの外周面近傍に
配置されている。本実施形態において、各可動蓋8a〜
8cの開口縁8dと各固定電極収容筒5a〜5cの外周
面との間の間隔は約1.0mmになっている。従って、
各可動蓋8a〜8cと各固定電極収容筒5a〜5cとの
間の間隔は僅かであるため、各固定電極収容筒5a〜5
c内に塵埃等が入り難くなる。
【0020】次に、上記のように構成された路上設置形
低圧分岐用タイプの開閉装置の作用について説明する。
各可動蓋8a〜8cを開放保持位置P2 から投入位置P
1 へ移動させるには、操作棒16bを手動ハンドルHを
介して上方(矢印A方向)へ持ち上げ、図2に示すよう
に、操作棒16bをコイルスプリング19の弾性力に抗
して後方(矢印B方向)へ押し付ける。すると、操作棒
16b及び移動軸23が後方へ移動し、連結片22が支
持ピン24を中心に図1の矢印C方向へ回動する。その
結果、連結片22の切欠部26による支持板14の引掛
棒15に対する係止状態が解除される。この状態で、操
作レバー16を矢印D方向へ下げると、各可動蓋8a〜
8cは自重も手伝って下方へ移動する。
【0021】各可動蓋8a〜8cが下方へ移動すると、
可動蓋8a〜8cに設けられた図3(a),(b)に示
すガイド筒11に基台2のガイドピン7が挿入される。
すると、ガイドピン7の先端部に設けられたテーパ部7
aが、ガイド筒11に取り付けられたバネ部材12の両
側に当接し、各可動蓋8a〜8cの自重による下方への
移動が停止される。又、テーパ部7aがバネ部材12に
当接すると、その当接により各可動蓋8a〜8cが微妙
に水平方向へ移動され、ガイドピン7とガイド筒11と
の軸線が一致される。即ち、ガイドピン7とガイド筒1
1との軸線がずれていたとしても、テーパ部7aとバネ
部材12との当接により両者の軸線のずれが修正され
る。
【0022】各可動蓋8a〜8cの自重による下方への
移動が停止した後、手動ハンドルHで操作レバー16を
回動させて各可動蓋8a〜8cを下方へ移動させると、
各可動蓋8a〜8cの可動電極9と各固定電極収容筒5
a〜5cの固定電極6とが接続されて各可動蓋8a〜8
cが投入位置P1 に位置する。
【0023】又、各可動蓋8a〜8cを投入位置P1 か
ら開放する場合には、手動ハンドルHにて操作レバー1
6を上方へ押し上げる。すると、操作レバー16が回動
軸17を中心に回動して連結片22及び各可動蓋8a〜
8cが上方へ移動し、各可動蓋8a〜8cの可動電極9
が各固定電極収容筒5a〜5cの固定電極6から離間さ
れる。連結片22が上方へ移動すると、連結片22の傾
斜面22aが支持板14の引掛棒15に接触し、連結片
22が支持ピン24を中心に図1の矢印A方向へ回動す
る。その結果、移動軸23及び操作棒16bがコイルス
プリング19の弾性力に抗して後方へ移動する。この
時、移動軸23は支持片16aの長孔21に沿って移動
し、操作棒16bは長孔18によって連結軸20に干渉
することなく移動する。
【0024】そして、連結片22が上方へ移動してその
切欠部26が支持板14の引掛棒15に対応して位置す
ると、移動軸23及び操作棒16bがコイルスプリング
19の弾性力によって前記と逆方向へ移動する。する
と、連結片22が図1の矢印Aと逆方向へ回動して切欠
部26が引掛棒15に圧接され、同引掛棒15がその切
欠部26の下面から上面に至るまで前記操作レバー16
の押し上げ操作がなされる。そして、各可動蓋8a〜8
cは前記開放位置P3 に一気に移動し、固定電極6と可
動電極9は一定距離をもって離間し、確実な開放動作が
行われる。その後、各可動蓋8a〜8cは自重にて下降
し、切欠部26の上面が引掛棒15に係止される開放保
持位置P2 まで下降して保持される。この時、各可動蓋
8a〜8cの開口縁8dは各電極収容筒5a〜5cの上
下方向中央付近で保持される。従って、各固定電極収容
筒5a〜5cの開口縁5dは各可動蓋8a〜8cにて囲
まれるため、それぞれの固定電極収容筒5a〜5c内に
塵埃等が入り難くなる。又、引掛棒15に対して切欠部
26が係止されている際、連結片22が後方へ移動しよ
うとしても、引掛棒15に対して規制部27が干渉さ
れ、切欠部26が引掛棒15から離脱するのが規制され
る。
【0025】本実施形態は以下に示す(1)〜(7)の
効果を有する。 (1)開閉器3の開放状態において、各可動蓋8a〜8
cの開口縁8dを各固定電極収容筒5a〜5cの上下方
向中央付近に保持したため、連結板10から可動蓋8a
〜8cを取り外した後に、連結板10に閉路蓋を取付け
るという面倒な交換作業を必要とすることなく、各固定
電極収容筒5a〜5c内に塵埃等が侵入し難くくするこ
とができる。従って、固定電極6に対する塵埃等の付着
を防止することができる。
【0026】(2)既存の各固定電極収容筒5a〜5c
と各可動蓋8a〜8cとの協働により、各固定電極収容
筒5a〜5c内に塵埃等が侵入し難くいようにしたた
め、高価な閉路蓋を別途使用しなくても、低コストで固
定電極6に対する塵埃等の付着を防止することができ
る。
【0027】(3)各可動蓋8a〜8cが開放保持位置
P2 にある際、各可動蓋8a〜8cの開口縁8dと各固
定電極収容筒5a〜5cの外側面との間隔は同一間隔で
あるため、各固定電極収容筒5a〜5c内全体に塵埃等
が均一に入り難くすることができる。
【0028】(4)各可動蓋8a〜8cが開放保持位置
P2 にある際、各可動蓋8a〜8cの開口縁8dが各固
定電極収容筒5a〜5cの外周面近傍に配置されるよう
にした。そのため、各可動蓋8a〜8cの開口縁8dと
各固定電極収容筒5a〜5cとの間の間隔は僅かである
ため、各固定電極収容筒5a〜5c内に塵埃等がより一
層入り難くすることができる。
【0029】(5)前記連結片22に引掛棒15を係入
可能な切欠部26を形成し、切欠部26に同切欠部26
と引掛棒15とが離脱するのを規制する規制部27を形
成したため、各可動蓋8a〜8cを開放保持位置P2 に
確実に保持することができる。
【0030】(6)開放保持位置P2 より作業者が投入
動作に入り、操作レバー16の開放ロック状態を解除す
ると、各可動蓋8a〜8cは自重にて下降するが、その
下降はバネ部材12にて一旦停止される。従って、作業
者は操作レバー16の下方への操作途中にこの一旦停止
を容易に感じ取ることができ、操作レバー16のさらな
る下方への操作意識付けがなされ、この再度の下方操作
にて各可動蓋8a〜8cの固定電極6に対する投入操作
を確実なものとしている。
【0031】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、開閉装置としての開閉器3に
具体化したが、遮断機又は断路器等のその他の開閉装置
に具体化してもよい。
【0032】(b)前記実施形態では、連結片22にお
ける切欠部26の上縁にに前方斜め下側に延びる規制部
27を形成したが、例えば、上下方向に延びる規制部2
7を形成してもよい。この構成にすれば、各可動蓋8a
〜8cを開放保持位置P2 に確実に保持することができ
る。
【0033】(c)前記実施形態では、各可動蓋8a〜
8cが上下方向へ移動されることにより、投入又は開放
される開閉器3に具体化したが、各可動蓋8a〜8cが
前後方向へ移動されることにより、投入又は開放される
開閉器3に具体化してもよい。
【0034】(d)前記実施形態では、各可動蓋8a〜
8cが開放保持位置P2 にある際、各可動蓋8a〜8c
の開口縁8dを各固定電極収容筒5a〜5cの上下方向
中央付近に保持されるようにした。この位置以外にも、
各可動蓋8a〜8cの開口縁8dと各固定電極収容筒5
a〜5cの開口縁5dに対して一致する位置よりも被冠
する側であれば、固定電極6と可動電極9とが接触しな
い限り任意の位置にしてもよい。
【0035】次に、前記実施形態から把握できる請求項
以外の技術的思想について、それらの効果と共に記載す
る。 (A)前記可動蓋に連結され、係止部(切欠部26)を
有する連結部材(連結片22)と、前記係止部を係止可
能な支持部材(引掛棒15)とを備え、前記可動蓋が開
放保持位置にある際に、前記係止部には同係止部と支持
部材とが離脱するのを規制する規制部が形成されている
請求項1乃至請求項3のうち何れかに記載の開閉装置。
この構成によれば、規制部にて切欠部と支持部材とが離
脱するのを規制できるため、安定した状態で可動蓋を開
放保持位置に保持することができる。
【0036】(B)可動蓋の可動軌跡上に配置された可
動蓋を一旦係止するストッパ部材(バネ部材12)が配
置されている請求項1乃至請求項3のうち何れかに記載
の開閉装置。この構成にすれば、作業者は可動蓋が一旦
停止してから更に力を入れて操作ハンドルを操作するこ
とにより、可動蓋を投入位置に位置させるため、可動蓋
を確実に投入位置に位置させることができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、可動蓋
を閉路蓋に交換するという面倒な作業をなくし、固定電
極収容筒内に塵埃等が侵入し難くいようにしたため、固
定電極に対する塵埃等の付着を防止することができる。
又、高価な閉路蓋を使用することなく、既存の固定電極
収容筒と可動蓋との協働により固定電極収容筒内に塵埃
等が侵入し難くいようにしたため、固定電極収容筒内の
固定電極に塵埃等の付着を防止することができる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、固定電極収容筒内全体に塵
埃等が均一に入り難くすることができる。請求項3に記
載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明
の効果に加え、可動蓋の開口縁と固定電極収容筒との間
の間隔をより一層狭くできるため、固定電極収容筒内に
塵埃等をさらに入り難くすることができ、固定電極に塵
埃等の付着をより一層防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態における開閉器
の側面図。
【図2】同じく、開放保持位置から投入位置に開閉器を
操作する際の側面図。
【図3】同じく、(a)はガイドピン、ガイド筒及びバ
ネ部材を示す分解斜視図、(b)はガイド筒及びバネ部
材を示す断面図。
【図4】同じく、引掛棒を示す正面図。
【図5】同じく、操作レバーを示す断面図。
【符号の説明】 5a〜5c…固定電極収容筒、5d…開口縁、6…固定
電極、8a〜8c…可動蓋、8d…開口縁、9…可動電
極、P1 …投入位置、P2 …開放保持位置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定電極が収容された固定電極収容筒と、
    可動電極が収容された可動蓋とを備え、この可動蓋を固
    定電極収容筒に被冠し、前記固定電極と可動電極とが電
    気的に接続される投入位置と、前記固定電極と可動電極
    とが離間される開放保持位置とを取り得るようにした開
    閉装置において、 前記可動蓋が開放保持位置にある際、同可動蓋の開口縁
    を固定電極収容筒の開口縁に対して一致する位置から固
    定電極収容筒に対し被冠する側に配置した開閉装置。
  2. 【請求項2】前記可動蓋が開放保持位置にある際、同可
    動蓋の開口縁は固定電極収容筒の外周面に対して同固定
    電極収容筒の周方向に沿って同一間隔である請求項1に
    記載の開閉装置。
  3. 【請求項3】前記可動蓋が開放保持位置にある際、同可
    動蓋の開口縁は固定電極収容筒の外周面近傍に配置され
    ている請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
JP33946395A 1995-12-26 1995-12-26 開閉装置 Pending JPH09180588A (ja)

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