JPH09176652A - コークス炉用炉蓋 - Google Patents

コークス炉用炉蓋

Info

Publication number
JPH09176652A
JPH09176652A JP34016695A JP34016695A JPH09176652A JP H09176652 A JPH09176652 A JP H09176652A JP 34016695 A JP34016695 A JP 34016695A JP 34016695 A JP34016695 A JP 34016695A JP H09176652 A JPH09176652 A JP H09176652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
furnace
furnace lid
lid
coke oven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34016695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Tsukiyama
陽一 築山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Y T T KK
Original Assignee
Y T T KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Y T T KK filed Critical Y T T KK
Priority to JP34016695A priority Critical patent/JPH09176652A/ja
Publication of JPH09176652A publication Critical patent/JPH09176652A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉蓋の軽量化と製作コストの削減を図る。 【解決手段】 炉蓋本体1の内側に、中間スタンド10
とトップスタンド14によりレンガに代えてガスの上昇
気流ダクトAを形成し、中間スタンド10の両サイド1
2、12aに設けたガスの流入口13から中間スタンド
10内にガスを流入させてこの中間スタンド10内を上
昇させ、トップスタンド14の流出口19から炉内に流
出させる。このガスの流れにより炉蓋にかかる炉内圧を
逃してガス漏れを阻止し、加えて炉内の熱が炉蓋本体側
に伝わらないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、コークス炉の炉
口を密閉するための炉蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来のコークス炉用炉蓋の一例を図5
に示す。この図5において、1は炉蓋本体、2はダイヤ
フラム、3はダイヤフラム2の周囲に取り付けられたナ
イフエッジ、4はナイフエッジホルダー、5はダイヤフ
ラム2の内側に取り付けられたレンガ受け、6はレンガ
受け5により保持されているレンガであって、このレン
ガ6により炉内の熱が炉蓋本体1側に伝わるのを防止す
る。7はコークス炉の炉口、8は炉口7の周囲に取り付
けられたドアーフレームである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記のように、従来
のコークス炉用炉蓋の場合、炉蓋本体の内側には断熱を
目的としてレンガ6が取り付けられているため、次のよ
うな欠点がある。 a.レンガ6は、炉蓋本体1の内側全体に取り付けられ
ているため、炉蓋全体の重量が大幅に増加する。 b.炉蓋はドアーリフターにより脱着されるものである
ため、炉蓋の重量が大きい場合、このドアーリフター側
も大型化する。 c.炉蓋の脱着時に、レンガ6を損傷することがあり、
万一損傷すると、この修復に手間と時間及びコストがか
かる。 d.レンガ6を炉蓋に取り付けるのは手作業になること
から、炉蓋の製作に時間とコストがかかる。 e.炉内の熱により炉蓋本体1に熱歪が発生してナイフ
エッジ3とドアーフレーム8の間に隙間が発生し、ここ
からガスが漏れ出るためにしばしばナイフエッジ3の調
整作業が必要になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記したa
〜eの課題を解決するのが目的であって、その構成は次
のとおりである。 1. 炉蓋本体の内側に、天井を閉塞したガスの上昇気
流ダクトを形成すると共に、この上昇気流ダクトの両サ
イドにガスの流入口を形成し、最上段にガスの流出口を
形成することにより、炉蓋の裏側に形成したダクト内を
ガスが上昇することにより、炉蓋に作用する炉内圧を軽
減し、併せて炉内の高熱が炉蓋本体側に伝わらないよう
に構成して成るコークス炉用炉蓋。 2.両サイドにガスの流入口を形成した中間スタンドを
継ぎ足して上昇気流ダクトを形成すると共に、最上段に
トップスタンドを位置させてこのトップスタンドにガス
の流出口を形成して成る前記1記載のコークス炉用炉
蓋。 3.トップスタンド内に、Y字状の仕切板を取り付けて
成る前記1又は2記載のコークス炉用炉蓋。
【0005】
【作用】 炉内で発生したガスは、上昇気流ダクトの流
入口を経由してダクト内に流入し、このダクト内を上昇
し、トップスタンド内の仕切板により左右に分けられて
流出口から炉内に流出する。このガスの上昇気流により
炉蓋に作用する内圧が上方に逃れてガス漏れを阻止し、
加えて炉蓋本体側に熱が伝わるのを阻止する。
【0006】
【発明の実施の形態】 図1〜図4に基づいて本発明の
一実施形態を説明する。1は炉蓋本体、2はダイヤフラ
ム、3はダイヤフラム2の周囲に取り付けられたナイフ
エッジ、4はナイフエッジホルダー、7はコークス炉の
炉口、8はドアーフレームである。なお、図1におい
て、ナイフエッジホルダー4の図示は省略してある。1
0は炉蓋本体1の内側に継ぎ足しながら取り付けられた
中間スタンドであって、この中間スタンド10は、図1
及び図2に示すように、炉蓋本体側11と両サイド1
2、12a及び炉内側を閉塞プレート20で閉塞し、上
下を開放した形状から成り、前記両サイド12、12a
にはガスの流入口13が設けてある。なお、この流入口
13の形状と数は限定されないが、ガスが流入するのに
十分な数と、流入しやすい形状とすることが肝要で、例
えば円形、四角形等である。
【0007】14はトップスタンドであって、このトッ
プスタンド14は図1及び図3に示すように前記中間ス
タンド10の最上段に継ぎ足すようにして炉蓋本体1の
内側に取り付けられている。このトップスタンド14は
炉蓋本体1側15を閉塞し、かつ炉内側を閉塞プレート
20で閉塞すると共に、両サイド16、16a及び天井
17を閉塞し、下方を開放することにより、前記中間ス
タンド10内と連通してガスの上昇気流ダクトAを形成
している。又、このトップスタンド14の場合、中には
Y字形の仕切板18が組み込まれていると共に、両サイ
ド16、16aにはガスの流出口19が形成されてい
る。なお、トップスタンド14内の仕切板18は必ずし
も必要ではないが、ガスの流れを左右に振り分けるため
には、組み込んでおいた方が良い。
【0008】図5はコークス炉の炉口7に本発明に係る
炉蓋を装着した状況の説明図であって、炉内のガスは図
1に示すように、中間スタンド10の下端と両サイド1
2、12aに設けたガスの流入口13から中間スタンド
10内に流入し、比重差で中間スタンド10内を上昇
し、トップスタンド14に至る。トップスタンド14内
にはY字状の仕切板18が組み込まれていて、天井17
が閉塞されているため、ガスは仕切板18で左右に分け
られてから両サイド16、16aの流出口19を経由し
て炉内に流出する。なお、トップスタンド14の天井1
7は閉塞されているため、装炭時にトップスタンド14
から中間スタンド10内(ダクトA内)に石炭が入り込
むことはない。
【0009】
【発明の効果】 本発明は以上のように、炉蓋の内側に
レンガに替えてガスの上昇気流ダクトを設けたことによ
り、炉内圧を炉蓋に沿って上方に逃がすと共に、熱が炉
蓋本体に伝わるのを阻止する。この結果、次の効果を奏
する。 a.中間スタンド及びトップスタンドはステンレス等の
耐熱製金属板を加工して、或いは鋳物で製作することが
できるので、従来のレンガに比較してその重量を大幅に
削減できる。 b.炉蓋の重量が減った分、ドアーリフターの小型化が
可能である。 c.従来のレンガに比較して脱着時に損傷することもな
い。 d.従来のレンガの場合、人手により積み上げて行くた
め、手間とコストがかかっていたが、中間スタンド及び
トップスタンドは炉蓋本体側にボルト等で固定すること
ができるため、製作コストを大幅に削減できる。 e.炉蓋にかかる内圧が減少するため、ナイフエッジと
ドアーフレーム間に隙間が発生することが少なくなり、
よってガス漏れを阻止するためのナイフエッジの調整を
しばしば行う必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した炉蓋の内側を示す説明図。
【図2】中間スタンドの説明図。
【図3】トップスタンドの説明図。
【図4】炉口に本発明に係る炉蓋を装着した状態の説明
図。
【図5】従来の炉蓋を炉口に装着した状態の説明図。
【符号の説明】
1 炉蓋本体 2 ダイヤフラム 3 ナイフエッジ 4 ナイフエッジホルダー 7 炉口 8 ドアーフレーム 10 中間スタンド 11 炉蓋本体側 12、12a 両サイド 13 ガスの流入口 14 トップスタンド 15 炉蓋本体側 16、16a 両サイド 17 天井 18 仕切板 19 ガスの流出口 20 閉塞プレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉蓋本体の内側に、天井を閉塞したガス
    の上昇気流ダクトを形成すると共に、この上昇気流ダク
    トの両サイドにガスの流入口を形成し、最上段にガスの
    流出口を形成することにより、炉蓋の裏側に形成したダ
    クト内をガスが上昇することにより、炉蓋に作用する炉
    内圧を軽減し、併せて炉内の高熱が炉蓋本体側に伝わら
    ないように構成して成るコークス炉用炉蓋。
  2. 【請求項2】 両サイドにガスの流入口を形成した中間
    スタンドを継ぎ足して上昇気流ダクトを形成すると共
    に、最上段にトップスタンドを位置させてこのトップス
    タンドにガスの流出口を形成して成る請求項1記載のコ
    ークス炉用炉蓋。
  3. 【請求項3】 トップスタンド内に、Y字状の仕切板を
    取り付けて成る請求項1又は2記載のコークス炉用炉
    蓋。
JP34016695A 1995-12-27 1995-12-27 コークス炉用炉蓋 Pending JPH09176652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34016695A JPH09176652A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 コークス炉用炉蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34016695A JPH09176652A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 コークス炉用炉蓋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09176652A true JPH09176652A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18334368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34016695A Pending JPH09176652A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 コークス炉用炉蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09176652A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW432262B (en) An incinerator and method of controlling thereof
US20080271985A1 (en) Coke Oven Doors Having Heating Function
JP2006310857A5 (ja)
JPS609550A (ja) 鋳造用焼成・保持炉
CN215887221U (zh) 一种半导体工艺腔室
JPH09176652A (ja) コークス炉用炉蓋
KR20150131064A (ko) 반도체 프로세싱을 위한 챔버 디자인
JPS637837Y2 (ja)
CN208945116U (zh) 一种用于消失模离心铸造的自卸式砂箱
WO2022075630A1 (ko) 실리콘 잉곳 연속 성장기의 흡배기 장치
EP3959352B1 (en) Precursor supply cabinet
GB768311A (en) Improvements in or relating to the disposal of fume escaping from electric furnaces
US4094496A (en) Enclosure for steel converting apparatus
NL7904707A (nl) Kooksovendeur.
CN209773457U (zh) 一种硅铁浇注烟气余热回收装置
JPH0642751A (ja) ガスコンロ
JP3995842B2 (ja) 真空脱ガス設備のランスシール装置
JPS6328188Y2 (ja)
CN210980851U (zh) 一种增碳剂生产用风力除杂装置
CN214110069U (zh) 用于石墨件维护的操作箱
JPH0210104Y2 (ja)
US2929858A (en) Exhaust hoods for electric arc furnaces
JP3115004U (ja) コークス炭化炉の加熱炉蓋
CN208848935U (zh) 一种加热炉
CN211261823U (zh) 一种中频炉用除尘装置