JPH09173719A - フィルタユニット及び分離装置 - Google Patents

フィルタユニット及び分離装置

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JPH09173719A
JPH09173719A JP7341912A JP34191295A JPH09173719A JP H09173719 A JPH09173719 A JP H09173719A JP 7341912 A JP7341912 A JP 7341912A JP 34191295 A JP34191295 A JP 34191295A JP H09173719 A JPH09173719 A JP H09173719A
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一裕 米沢
Naoki Uchida
直樹 内田
Yoshimi Takiguchi
好美 滝口
Takayuki Watanabe
孝之 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体や気体などの流体中に含まれる微粒子を
濾過分離、捕集するための多孔質プラスチックよりなる
フィルタエレメントの複数本を取付けたフィルタユニッ
ト、及び、該フィルタユニットを組み込んだ分離装置を
提供する。 【解決手段】 多孔質プラスチック製の中空状のエレメ
ント11を、複数本のエレメント11の上端の開口外縁
部13に固着した鍔部121を介して、熱硬化性樹脂製
の支持体12に一体に固定したユニット1であって、上
記エレメント11の開口外縁部13の気孔に熱硬化性合
成樹脂を含浸し硬化させて、エレメント11を支持体1
2に固着し、また、エレメント11の下端開口部112
を熱硬化性樹脂で閉塞すると共に、該エレメント11,
11相互間を連結固定したことを特徴とするユニット1
であり、また、上記ユニット1を分離装置本体A内に組
み込んで流体中の微粒子を濾過分離、捕集する分離装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体や気体などの
流体中に含まれる微粒子を濾過分離、捕集するための多
孔質プラスチックよりなるフィルタエレメントの複数本
を取付けたフィルタユニット、及び、該フィルタユニッ
トを組み込んだ分離装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来より、液体や気体などの流
体中に含まれる微粒子を分離濾過するための所定粒子の
プラスチックを焼結成形などによって形成してなる所定
孔径の気孔を有する多孔質のフィルタ乃至はフィルタエ
レメントとしては、セラミック材やプラスチック材をハ
ニカム形状、筒形状或いは箱形状などにしたものが知ら
れている。出願人等は、先に特願平5−91865号に
おいて、多孔質フィルタエレメントの複数個を板状支持
体に立設したフィルタユニットを提案している。また、
実願平5−58969号において、筒形状の多孔質フィ
ルタエレメントの複数個を、所定の形状をした分離装置
用ケーシングの内部に配した分離装置についても提案し
ている。
【0003】しかしながら、上記セラミック材を用いた
ハニカム形状のフィルタエレメントは、流体透過性を有
する多孔質のセラミック材を用いてハニカム形状に形成
したものであるので、フィルタエレメントの成形性に難
点があり、更に、組立て作業性や取換えなどの保守管理
が大変である。また、プラスチック材を用いた筒状乃至
箱形状のフィルタエレメントにあっては、フィルタエレ
メントをそのままの状態で所定の形状をした分離装置用
ケーシングの内部に組み込んで使用するものであるの
で、所定の濾過面積を確保するためには分離装置用ケー
シングが大きくなる傾向となり、それに伴ない分離装置
の設置面積も大きくなる。
【0004】そして、先に出願人等が出願したフィルタ
ユニットは、分離装置と略同じ床面積の板状支持体に、
多孔質フィルタエレメントを謂わゆるハニカム状に多数
個立設したものであるので、組立て施工性や取換え等の
保守管理に難点があり、また、多孔質フィルタエレメン
トの開口端縁部を板状支持体に気密的に接合する作業は
煩雑である。更に、フィルタユニットを分離装置用ケー
シングに組み込んだ分離装置も同様に組立て施工性や取
換え等の保守管理が大変であると共に、フィルタユニッ
トを分離装置用ケーシングに気密的に取付ける作業も煩
雑である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのものであって、その要旨は、プラスチック
粒子を焼結成形などして所定孔径の気孔を有する中空状
の多孔質フィルタエレメントを形成し、複数本の上記フ
ィルタエレメントを、その上端開口部の開口外縁部で鍔
部を形成する支持体に一体に固定すると共に、下端開口
部を閉塞してなるフィルタユニットであって、上記支持
体を熱硬化性樹脂で成形すると共に、上記フィルタエレ
メントの開口外縁部の気孔に熱硬化性樹脂を含浸し硬化
させて、フィルタエレメントを支持体に一体に固着し、
また、フィルタエレメントの下端開口部を、蓋体を介し
或いは介さずに熱硬化性樹脂で閉塞すると共に、該フィ
ルタエレメント相互間を連結固定したことを特徴とする
フィルタユニットである。
【0006】また、内部が、複数の通孔部を具えた板状
仕切体により上部室と下部室とに区分された分離装置で
あって、上記板状仕切体の通孔部において、複数本の多
孔質中空状のフィルタエレメントが支持体に直列に固定
されたフィルタユニットを気密的に保持して、上部室よ
り下部室に亘り垂下設置すると共に、上部室には、フィ
ルタエレメントの上端開口部の上方位置に逆洗用の気体
吹出部を対向設置したことを特徴とする分離装置であ
り、上記逆洗用気体吹出部とフィルタエレメントの上端
開口部との間にディフューザを配設したことを特徴とす
る分離装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。図1は、本発明のフィルタユ
ニットを斜視図で示し、図2は、フィルタユニットに取
付けられたフィルタエレメントの固定状態を一部省略側
断面図で示し、図3は、フィルタユニットを組み込んだ
分離装置の一実施例を一部切欠側面図で示し、図4は、
図3中のX−X線矢視を拡大側断面図で示し、図5は、
分離装置の他の実施例を一部切欠側面図で示し、図6
は、分離装置の更に他の実施例を一部切欠側面図で示
す。
【0008】本発明のフィルタユニットは、図1乃至図
4に示す如く、多孔質プラスチック製の中空状のフィル
タエレメント(以下、「エレメント」と云う)11を形
成し、複数本のエレメント11の上端開口111部の開
口外縁部13で鍔部121を形成する支持体12に一体
に固定すると共に、下端開口部112を閉塞してなるフ
ィルタユニット(以下、「ユニット」と云う)1であっ
て、上記支持体12を熱硬化性樹脂で成形すると共に、
上記エレメント11の開口外縁部13の気孔に熱硬化性
樹脂を含浸し硬化させて形成した鍔部121が一体化さ
れた支持体12にエレメント11を固着し、また、エレ
メント11の下端開口部112を、蓋体14を介し或い
は介さずに熱硬化性樹脂で閉塞すると共に、エレメント
11,11相互間を連結固定したことを特徴とするユニ
ット1である。
【0009】上記本発明のユニット1によれば、多孔質
のエレメント11の上端開口部111の開口外縁部13
で、熱硬化性樹脂が気孔内に含浸し硬化して支持体12
を接着固定し、且つ、エレメント11の下端開口部11
2を熱硬化性樹脂で閉塞、連結したものであるので、微
粒子を含む被濾過流体は、清浄な濾過流体が通過する分
離装置本体Aの上部室A−1内に短絡流入することが確
実に防止される。
【0010】また、本発明の分離装置は、内部が、複数
の通孔部21を具えた板状仕切体2により上部室A−1
と下部室A−2とに区分された分離装置であって、内部
が複数の通孔部21を具えた板状仕切体2により上部室
A−1と下部室A−2とに区分された分離装置であっ
て、上記板状仕切体2の通孔部21において、複数本の
多孔質中空状のエレメント11が支持体12に直列に固
定されたユニット1を気密的に保持して、上部室A−1
より下部室A−2に亘り垂下設置すると共に、上部室A
−2には、エレメント11の上端開口部111の上方位
置に逆洗用の気体吹出部3を対向設置したことを特徴と
し、また、上記逆洗用の気体吹出部3とエレメント11
の上端開口部111との間にディフューザ4を配設した
ことを特徴とする分離装置である。
【0011】上記本発明の分離装置によれば、内部が、
複数の通孔部21を具えた板状仕切体2により上部室A
−1と下部室A−2とに区分され、その上部室A−1に
は、逆洗用の気体吹出部3やディフューザ4が配設され
ると共に、ユニット1を板状仕切体2の通孔部21に気
密的に保持して、上部室A−1より下部室A−2に亘っ
てユニット1を垂下設置できるようにしたものであるの
で、分離装置本体A内へのユニット1の組込み施工が簡
単に行なえると同時に、取換えなどの保守管理も容易に
行なうことができる。
【0012】
【実施例1】本発明のユニット1は、図1に斜視図で、
図2に側断面図で示す如く、上端開口部を有する中空状
の複数本、例えば4〜13本のエレメント11と、これ
を支持する鍔部121を有する支持体12とから構成さ
れており、上記エレメント11は、粒子状のプラスチッ
クを焼結成形などして所定孔径の気孔を形成した多孔質
材からなり、通常、約10〜100ミクロンの微細孔径
を有している。
【0013】使用するプラスチックは、焼結により多孔
質体が得られる熱可塑性プラスチックであれば特に限定
されるものではなく、例えば超高分子量ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、エチレンー酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂
や、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニ
レンサルファイドなどの耐熱性樹脂であり、これらを単
独あるいは混合した状態でその目的に合わせて使用され
る。プラスチックの粒子径は、5〜90ミクロンの範
囲、好ましくは10〜60ミクロンの範囲である。
【0014】上記プラスチックを焼結成形したエレメン
ト11は、上記プラスチックによる単層であっても良
く、また、それと異なった大径の粒子径のものや、上記
プラスチックとは異なった種類のプラスチックを複層に
積層した構成のものであってもよい。なお、エレメント
11の表面に、そのプラスチックよりも粒径の小さな微
粒子状のポリテトラフルオロエチレンを接着剤とともに
直接的に被着して、払い落し性と表面捕集性能を向上さ
せてもよい。更に、エレメント11に帯電防止性を付与
するために、界面活性剤などの帯電防止性付与材料をそ
の表面に塗布したり、エレメント11を製造する段階
で、カーボンブラックやカーボンファイバーなどの帯電
防止材料を混入させてもよい。
【0015】上記エレメント11は、プラスチックの粒
子を充填できる外型と内型とよりなる成形金型を用いて
行う静的な焼結成形法や、押出用口金や射出成形用金型
を用いて行う動的な焼結成形法などによって成形され、
エレメント11の断面形状は、図示した円形以外に楕円
形、正方形、長方形、或いはひだ付星形などの異形のも
のであってもよい。上記ユニット1は、複数本、例えば
4〜13本のエレメント11の上端開口部111が支持
体12の鍔部121を貫通した状態で直線的に並べて支
持体12に固着してなるものである。
【0016】即ち、上記鍔部121を有する支持体12
にエレメント11を固着するには、予め、粘度の低い二
液性のポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂を用
い、エレメント11の外径より20〜40%広幅の支持
体12を形成しておき、該支持体12の略中心にエレメ
ント11の外径より僅かに大きめの貫通孔122を設け
て鍔部121を形成し、そして、この貫通孔122に、
エレメント11の上端開口部111の開口外縁部13が
支持体12の上面と面一になるようにしてエレメント1
1を支持体12に挿入する。
【0017】そして、上記熱硬化性樹脂を貫通孔122
の内面とエレメント11の外面との間に流し込んで、熱
硬化性樹脂をエレメント11の開口外縁部13の気孔内
に含侵し硬化させるか、或いは、エレメント11の内径
と略同じ外径の凸部が所定間隔に複数個配設されている
船状成形型を用い、該船状成形型の凸部に倒立させたエ
レメント11の上端開口部111を挿入して仮立設し、
その状態で未硬化の液状熱硬化性樹脂を型内に注ぎ込
み、エレメント11の開口外縁部13の気孔内にも含浸
させて硬化させた後に、船状成形型より脱型して鍔部1
21を有する支持体12にエレメント11を固着させて
もよい。更に、脱型後に70〜80℃に加熱して硬化を
促進させてもよい。
【0018】なお、上記エレメント11を支持体12に
固着する際に、相隣接するエレメント11,11の外面
間に若干の隙間を設けてもよいが、隙間を設けることな
く立設すればユニット1、強いては分離装置の占める床
面積がより小さくなり好ましい。また、熱硬化性樹脂に
0.5〜10%のカーボンブラック、鉄粉、銅粉など
や、0.5〜1.5mmの平均糸長のカーボンファイバ
ーなどの帯電防止材料を混入させて、支持体に帯電防止
性を付与してもよく、更に、前者と同様の平均糸長のガ
ラス繊維などの無機質繊維や有機質繊維を混入させるこ
とにより、変形防止や機械的強度の向上を図ってもよ
い。
【0019】一方、ユニット1に取付けられた複数本の
エレメント11の下端開口部112は、各々熱硬化性樹
脂で閉塞されていると共に相互間が連結されている。こ
の閉塞、連結方法は、エレメント11を形成する熱可塑
性プラスチック或いは上記熱硬化性樹脂を用いて予め蓋
体14を作製しておき、該蓋体14をエレメント11の
下端開口部112に挿入し、これに熱硬化性樹脂を流し
込んで一体化して閉塞、連結してもよく、また、エレメ
ント11の外径と略同じ凹部が所定間隔に複数個所設け
られた船状成形型を準備し、その船状成形型の凹部にエ
レメント11の下端開口部112を挿入し、若干浮かせ
気味にしたまま仮立設しておき、その状態で未硬化の液
状熱硬化性樹脂を型内に注ぎ込み硬化させた後に脱型し
て、エレメント11の下端開口部112を閉塞してもよ
い。なお、上記の如く閉塞すると同時に蓋体14と棧1
5を一体に、或いは、棧15を別体に接着してエレメン
ト11、11相互間に跨設すれば、エレメント11が移
動しなくなり安定するので一層好ましい。
【0020】
【実施例2】本発明の分離装置は、図3に一部切欠側面
図で、また、図4に拡大側断面図で示す如く、分離装置
本体Aの内部を板状仕切体2で上部室A−1と下部室A
−2とに区分され、板状仕切体2はステンレススチール
などの不銹金属やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂など
で作製され、エレメント11の外径と略同じ孔径の所定
個数の通孔部21を形成してあり、分離装置本体Aの内
部に溶接、ボルト止めなどによって気密的に取付けられ
ている。
【0021】上記板状仕切体2の上方の上部室A−1
は、微粒子を分離濾過した後の清浄化された流体が流通
する領域であると共に、下向きにノズル31を配設した
逆洗用の気体吹出部3がユニット1の上端開口部111
に対向配置されている。なお、逆洗用の気体吹出部3は
通常知られているものと同様に、気体発生源からバルブ
32、配管33などを通して連結されている。上記逆洗
用の気体吹出部3とエレメント1の上端開口部111と
の間には、ノズル31から噴射される逆洗用気体の逆洗
作用を増加させるディフューザ4が配設してある。
【0022】そして、支持体12に取付けられているエ
レメント11を板状仕切体2の通孔部21に挿入して、
支持体12の鍔部121を板状仕切体2の上面に位置さ
せ、通孔部21に添わせてパッキン5を介在させ、上方
よりディフューザ4を被せ押え金具41によりボルト締
めすることにより板状仕切体2にユニット1を気密的に
取付ける。板状仕切体2の下方の下部室A−2は、清浄
化前の微粒子を含んだ気体が流通する領域であると共
に、ユニット1に固定されたエレメント11が板状仕切
体2から垂下状態で配設されている。なお、分離濾過さ
れた流体中に含まれていた微粒子は、下部室A−2の下
部に集められ必要に応じて外部に排出される。
【0023】
【実施例3】本発明の分離装置は、図5に一部切欠側面
図で示す如く、ディフューザ4をエレメント11の上端
開口部111内に挿入するようにして配設すると、逆洗
用の気体吹出部3とエレメント11の上端開口部111
との距離の調整がやり易くなると共に、ディフューザ4
の立上りがなくなるのでその分だけ分離装置を低くする
ことが出来る。この場合、ユニット1の設置は上記実施
例2と同様に、支持体12に取付けられているエレメン
ト11を板状仕切体2の通孔部21に挿入して、支持体
12の鍔部121を板状仕切体2の上面に位置させ、通
孔部21に添わせてパッキン5を介在させ、ディフュー
ザ4をエレメント11の上端開口部111内に挿入する
と共に、ディフューザ4に取付けてあるカバー42を被
せてこれを押え金具41によりボルト締めするか、押え
金具41をカバー42に溶接付け、或いは当接して板状
仕切体2に気密的に取付けることが出来る。
【0024】
【実施例4】本発明の分離装置は、図6に一部切欠側面
図で示す如く、分離装置に使用しているユニット1の長
さが短い場合には、ディフューザ4を使用しなくてもよ
く、この場合のユニット1の設置は、実施例2と同様
に、支持体12に取付けられているエレメント11を板
状仕切体2の通孔部21に挿入して、支持体12の鍔部
121を板状仕切体2の上面に位置させ、通孔部21に
添わせてパッキン5を介在させ、カバー42を被せて押
え金具41により固定することにより、板状仕切体2に
気密的に取付けることが出来る。なお、ユニット1の設
置の際にはカバー42を使用することなく、板状仕切体
2の上面に位置させた支持体12の鍔部121を、直接
押え金具41によりボルト締めすることにより板状仕切
体2に気密的に取付けてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明のユニットは、多孔質エレメント
の上端開口部の開口外縁部で、熱硬化性樹脂を気孔内に
含浸硬化させて、エレメントに支持体の鍔部を一体に固
着し、且つ、エレメントの下端開口部を熱硬化性樹脂で
閉塞、連結したものであるので、微粒子を含む濾過流体
は、清浄な濾過流体が通過する分離装置本体の上部室内
に短絡流入することが確実に防止される。
【0026】また、本発明の分離装置は、内部が、複数
の通孔部を具えた板状仕切体により上部室と下部室とに
区分され、その上部室には、逆洗用の気体吹出部やディ
フューザ4配設されると共に、ユニットを板状仕切体の
通孔部に気密的に保持して、上部室より下部室に亘って
ユニットを垂下設置できるようにしたものであるので、
分離装置本体内へのユニットの組み込み施工が簡単に行
なえると同時に、取換えなどの保守管理も容易に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルタユニットを斜視図で示す。
【図2】フィルタユニットに取付けられたフィルタエレ
メントの固定状態を一部省略側断面図で示す。
【図3】フィルタユニットを組み込んだ分離装置の一実
施例を一部切欠側面図で示す。
【図4】図3中のX−X線矢視を拡大側断面図で示す。
【図5】分離装置の他の実施例を一部切欠側面図で示
す。
【図6】分離装置の更に他の実施例を一部切欠側面図で
示す。
【符号の説明】
1 フィルタユニット 11 フィルタエレメント 111 上端開口部 12 支持体 112 下端開口部 13 開口外縁部 14 蓋体 15 棧 2 板状仕切体 21 通孔部 3 気体吹出部 31 ノズル 4 ディフューザ 41 押え金具 42 カバー 5 パッキン A 分離装置本体 A−1 上部室 A−2 下部室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝口 好美 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂株 式会社平塚工場内 (72)発明者 渡辺 孝之 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂株 式会社平塚工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック粒子を焼結成形などして所
    定孔径の気孔を有する中空状の多孔質フィルタエレメン
    トを形成し、複数本の上記フィルタエレメントを、その
    上端開口部の開口外縁部で鍔部を形成する支持体に一体
    に固定すると共に、下端開口部を閉塞してなるフィルタ
    ユニットであって、上記支持体を熱硬化性樹脂で成形す
    ると共に、上記フィルタエレメントの開口外縁部の気孔
    に熱硬化性樹脂を含浸し硬化させて、フィルタエレメン
    トを支持体に一体に固着し、また、フィルタエレメント
    の下端開口部を、蓋体を介し或いは介さずに熱硬化性樹
    脂で閉塞すると共に、該フィルタエレメント相互間を連
    結固定したことを特徴とするフィルタユニット。
  2. 【請求項2】 内部が、複数の通孔部を具えた板状仕切
    体により上部室と下部室とに区分された分離装置であっ
    て、上記板状仕切体の通孔部において、複数本の多孔質
    中空状のフィルタエレメントが支持体に直列に固定され
    たフィルタユニットを気密的に保持して、上部室より下
    部室に亘り垂下設置すると共に、上部室には、フィルタ
    エレメントの上端開口部の上方位置に逆洗用の気体吹出
    部を対向設置したことを特徴とする分離装置。
  3. 【請求項3】 逆洗用気体吹出部とフィルタエレメント
    の上端開口部との間にディフューザを配設したことを特
    徴とする請求項2記載の分離装置。
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