JPH09172721A - アウトレットボックス - Google Patents

アウトレットボックス

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JPH09172721A
JPH09172721A JP7347844A JP34784495A JPH09172721A JP H09172721 A JPH09172721 A JP H09172721A JP 7347844 A JP7347844 A JP 7347844A JP 34784495 A JP34784495 A JP 34784495A JP H09172721 A JPH09172721 A JP H09172721A
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JP
Japan
Prior art keywords
slit hole
clip
hole
outlet box
box
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Pending
Application number
JP7347844A
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English (en)
Inventor
Takao Kubota
隆雄 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重天井や軽量間柱や鉄筋の配筋による壁体
にアウトレットボックスを固定する場合、従来はネジ止
め式の専用金具を使用していたため、コスト高になる
し、金具自体の種類が多くなって、業者は保管在庫に苦
慮していた。 【解決手段】 壁面の少なくとも一側に、底面と平行な
スリット孔又はスリット孔形成用ノック孔が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウトレットボッ
クスの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二重天井や軽量間柱等にアウトレットボ
ックスを設置しようとする場合、その設置の形態が上向
きのもの、下向きのもの、横向きのもの、とさまざまで
あり、しかも、二重天井や軽量間柱等を構築する作業者
と、アウトレットボックスを設置する作業者とは異なっ
ておりボックス設置位置を認識することなく二重天井等
を組み立ててゆくのが通常であることから、その設置作
業は煩雑であった。また設置の形態や位置が種々あるこ
とから、設置の際には取り付け用として従来は専用金具
を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし専用金具を使用
しての取設は、専用品ゆえの利便性はあるが、いくつか
の点で問題がある。その一つは、専用品は使用頻度が少
ないものもあるが、例え普段は使用しなくとも設置状況
によっては必需であり、結局電設業者は、あらゆる種類
の金具を在庫しておかなければならない、という点であ
る。そのための投資額は小さいものではないし、また管
理も大変である。また、このような専用金具は、特に特
殊なものについては単価が高くなるという点も問題であ
り、工費高騰の原因になっている。例えば、野ぶち材と
野ぶち受け材とを接続する金具(クリップと呼ばれる)
は、1個15円程度で購入できるが、特殊な専用金具の
場合には1個100円を超えることもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、従来
の専用金具による固定が、基本的にアウトレットボック
スに予め設けられたネジ孔を利用するネジ止めによって
いるという状況に注目し、ネジ止めによる固定の場合1
か所だけの固定ではボックスの回転が阻止できないとい
う点、固定のために用いる専用金具の構造に精度が求め
られる点、等々に着目した。そして、まず野ぶち材と野
ぶち受け材とを連結するクリップを利用してボックスを
固定することができるようにすれば上記課題が解決され
る点に考えが及び、更に鋭意研究の結果本発明を成した
ものであり、その特徴とするところは、壁面の少なくと
も一側に、底面と平行なスリット孔又はスリット孔形成
用ノック孔が設けられた点にある。
【0005】ここで、アウトレットボックスとは、配線
の接続箇所等に設けた概ね直方体形状でその天面が開い
た箱体(即ち、4つの側面と1つの底面より形成される
一体物)である。ほとんどは金属製であるが、民間住宅
用としてプラスチック製のものもある。このボックス
は、種々な使用方法のある汎用性のある部材で、上向き
に設置して電線の分岐やジョイント箇所を確保するため
に使用したり、下向きに設置して電気器具や電灯器具用
の電線を天井から室内に出す部分に使用したり、場合に
よっては横向きに設置するなどしている。そして、単に
電線の分岐やジョイントをする場合、或いは軽量部材を
保持する場合には、二重天井を構成している野ぶち材又
は野ぶち受け材に固定する。重量物(シャンデリア等)
を吊持する場合には、強度不足の問題もあるため、野ぶ
ち材や野ぶち受け材に固定せず上側スラブから吊りボル
トをつり下げてこれに固定するという場合もある。ま
た、アウトレットボックスには、電線その他を通すため
の孔が必要となる。そこで、4側面及び底面にはそれぞ
れ、通常は塞がっているが使用者自身が工具等で叩けば
簡単に孔が形成できるように加工された孔(ノック孔)
が設けられている。更に固定用のボルト孔等も適宜設け
られている。また、このアウトレットボックスは底面形
状に関しては通常1種類しかないが、高さ(深さ)に関
しては基本的なものと深型のものとの2種類がある。
【0006】スリット孔又はスリット孔形成用ノック孔
は、上記箱体の少なくとも1側面にに設けられるもので
あって、製品段階で孔となっているものをスリット孔、
該孔は塞がっているが使用者自身が工具等で叩けば簡単
に孔が形成できるように加工されたものをスリット孔形
成用ノック孔と呼ぶものとする。この孔を実際に使用す
る場合には当然スリット孔の方が利便性は高いわけであ
るが、使用頻度が著しく低い現場、或いは要求される密
閉性が高い現場ではスリット孔を別途密閉部材で覆う必
要があるため、ノック孔とした方が好適である。従っ
て、これらは状況に応じて適宜選択すれば良い。そして
この孔は、箱体の少なくとも1側面にに設けられるもの
であって、且つ、底面にほぼ平行、即ち箱体上端からほ
ぼ一定の深さである。ここで言う「側面」「底面」とい
う語句は、箱体が正確に直方体であり稜線によって各面
が明確に分画されている場合には、その分画部分をそれ
ぞれ側面、底面と呼ぶことができるが、通常のアウトレ
ットボックスは、稜線に相当する部分が湾曲面となって
いる。そこで本明細書においては、側面と底面との境界
部における湾曲部分は、すべて側面側に含まれるものと
して、また側面と側面との境界部における湾曲部分は、
該湾曲部分を中心線によって二分しそれぞれの側面に含
まれるものとして、それぞれ定義する。以上を図8
(a)(b)において説明すると、底面Xと側面Yの間
に湾曲部分があるときには図(a)の如く該湾曲部分の
全てが側面Yに含まれる形で境界線Zが存在することに
なり、側面Y1と側面Y2の間に湾曲部分があるときに
は図(b)の如く湾曲部分の中心線が境界線Zとなりこ
れによってそれぞれの側面が分画される。
【0007】スリット孔又はスリット孔形成用ノック孔
の隙間幅(孔の最小距離)は、特に限定するものではな
いが、ボックス固定に要する強度がさして高いものでは
ないことから、後述する「クリップ」の厚み程度で充分
である。
【0008】更に、スリット孔又はスリット孔形成用ノ
ック孔の深さ(ボックスの上端位置からの距離)を二重
天井を構成する野ぶち材の高さにすると、二重天井にお
いてボックスを下方に向けて設置する場合に好適であ
る。
【0009】固定自体は、スリット孔(又はスリット孔
形成用ノック孔)に固定部材を差し込んで行なうことに
なるが、この固定部材には、二重天井において野ぶち材
と野ぶち受け材とを連結する「クリップ」を利用する
と、非常に便利である。このクリップにはシングルタイ
プのものとダブルタイプのものとの2種類あり、舌部が
シングルタイプのものでは2枚、ダブルタイプのもので
は3枚あることを考え合わせると、スリット孔(又はス
リット孔形成用ノック孔)の長さ(孔の最大距離)は、
シングルタイプのクリップの全幅、ダブルタイプのクリ
ップの全幅、個々の舌部1つ分の幅、の3種類程度あり
得る。従って、これら3種の中のいずれかの幅(精確に
この幅ではなく多少長いものも含む)に相当する長さで
あれば好適である。
【0010】なお、本発明はクリップの使用を必須とす
るものではない。ブリキ等の金属薄板で充分なものであ
り、しかも高い寸法精度が求められるものではないの
で、場合によっては従来のクリップ以下の価格で供給可
能である。
【0011】
【発明の実施の態様】以下図面に示す実施例に基づいて
本発明の実施の態様を説明する。
【0012】図1は、本発明に係るアウトレットボック
ス1の一例を示すものであり、図より明らかなように、
本発明ボックス1はその底部近くの壁面に、スリット孔
2が4か所に1つずつ設けられている。なお本例のボッ
クス1は、従来のアウトレットボックスにスリット孔2
を刻設したものである。なおスリット孔2には、幅広ク
リップ用スリット孔21と幅狭クリップ用スリット孔2
2の2種類があり、本例ではそれぞれが一対ずつ対向す
る形で設けられている。
【0013】図2は、本発明に係るアウトレットボック
ス1の使用状態の一例を示すものであり、野ぶち材3と
野ぶち受け材4とを連結するクリップ5を利用して二重
天井にアウトレットボックス1が固定されている。
【0014】このクリップ5は、図3(a)のような構
造のもので、下方を野ぶち受け材4に嵌めた後、上方に
ある舌部51を折曲させて野ぶち材3の天部を挟み込む
ことによって連結するものである。この舌部51(3つ
ある)を本発明アウトレットボックス1のスリット孔2
に差し込んで本発明アウトレットボックス1は二重天井
に固定されることになる。また、クリップの構造は、野
ぶち受け材が幅広のものと幅狭のものとの2種類がある
ことを反映して、同図(a)(b)の2種類がある。同
図(b)のクリップ6は幅の狭い野ぶち受け材用のクリ
ップであり、舌部61が2つのものである。本発明アウ
トレットボックス1のスリット孔2が二種類あることは
既に説明したが、同図(a)のクリップ用のスリット孔
が幅広クリップ用スリット孔21であり、同図(b)の
クリップ用のスリット孔が幅狭クリップ用スリット孔2
2であることは言うまでもない。
【0015】なお、本例の場合本発明アウトレットボッ
クス1の上端とスリット孔2との距離Lは、野ぶち材3
の高さにほぼ等しくなっている。これは、図4の如く本
発明アウトレットボックス1を下向きに取り付ける際
に、野ぶち材下面からボックス上端が突出することがな
いようにするためである。
【0016】またこの距離Lは、標準型のアウトレット
ボックスに限らず深型の場合でも同様である。標準型の
場合は、スリット孔2の位置がほとんど稜線にあるのに
対し深型の場合、図5の如く稜線から離れた箇所になっ
ている。従って、深型のアウトレットボックスであって
も図4の如き設置が可能となっている。
【0017】更に本発明アウトレットボックス1は、図
2或いは図4では2本の野ぶち材3に挟持される形で固
定されている。従って、スリット孔2は対向する1対の
ものが利用されているが、片方だけを固定する場合もあ
る。図6はそうした例を示すものであり、横向きに設置
された本発明アウトレットボックス1の片側スリット孔
2にのみクリップ5の舌部51が差し込まれており、こ
れによって固定されている。
【0018】次に示す第7図は、本発明アウトレットボ
ックス1をコンクリート壁面に埋め込む場合、コンクリ
ート型枠ボードBの裏面に該ボックス1を固定する際
に、その固定作業を容易にするためにスリット孔2を利
用する例を示すものであり、図のようにクリップ2を2
個対向する位置にはめ込み、クリップ2の先端を折り曲
げてここにワイヤーWを掛け、コンクリート型枠ボード
Bに開けられた孔HからこのワイヤーWを引き出し引張
した後、型枠ボード固定用のバタ材A等に結わえて固定
すれば、簡単に係止できる。なお、先端を折り曲げる等
の細工をしたクリップ2を使用せず、専用部材を採用す
るようにしても良い(図示せず)。
【0019】また、本発明アウトレットボックス1はこ
のほか、鉄筋コンクリート建築においてその壁面やスラ
ブ等の配筋を利用して固定する場合にも、スリット孔2
に金属薄板を嵌め込むことにより、回動を防止しつつ確
実な固定を行なうことができる(図示せず)。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るアウトレットボックスは、壁面の少なくとも一側に、
底面と平行なスリット孔又はスリット孔形成用ノック孔
が設けられたものであり、固定に際してはこの孔に挿通
した金属板等を折曲するだけであって従来のようにネジ
止めする必要がないので固定部材に精密な寸法精度が求
められずそれ故固定部材が安価なもの、例えば単なる金
属薄板やクリップ等で済むし、用途も広く二重天井に限
らず壁体構築の際の型枠ボードや軽量間柱等にボックス
を固定する際にも利用できる、等々の効果を有する極め
て高度な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアウトレットボックスの一例を示
す斜視図である。
【図2】使用状態を示す概略斜視図である。
【図3】(a)(b)は、それぞれクリップの1例を示
す概略斜視図である。
【図4】使用状態の他の例を示す概略斜視図である。
【図5】本発明に係るアウトレットボックスの他の例を
示す斜視図である。
【図6】使用状態の更に他の例を示す概略断面図であ
る。
【図7】使用方法の他の例を示す概略断面図である。
【図8】(a)(b)は、側面、底面という語句を定義
するための概略図である。
【符号の説明】
1 本発明に係るアウトレットボックス 2 スリット孔 3 野ぶち材 4 野ぶち受け材 5 クリップ 51 舌部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面の少なくとも一側に、底面と平行な
    スリット孔又はスリット孔形成用ノック孔が設けられた
    ものであることを特徴とするアウトレットボックス。
  2. 【請求項2】 該スリット孔又はスリット孔形成用ノッ
    ク孔は、本体上端からの深さがほぼ野ぶち材の高さに相
    当するものである請求項1記載のアウトレットボック
    ス。
JP7347844A 1995-12-15 1995-12-15 アウトレットボックス Pending JPH09172721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347844A JPH09172721A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 アウトレットボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347844A JPH09172721A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 アウトレットボックス

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JPH09172721A true JPH09172721A (ja) 1997-06-30

Family

ID=18392996

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7347844A Pending JPH09172721A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 アウトレットボックス

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JP (1) JPH09172721A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106159840A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 江苏健龙电器有限公司 一种新型明装线盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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