JPH09172701A - 移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク集電装置 - Google Patents
移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク集電装置Info
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- JPH09172701A JPH09172701A JP7330319A JP33031995A JPH09172701A JP H09172701 A JPH09172701 A JP H09172701A JP 7330319 A JP7330319 A JP 7330319A JP 33031995 A JP33031995 A JP 33031995A JP H09172701 A JPH09172701 A JP H09172701A
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- Y02T90/12—Electric charging stations
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Abstract
としての移動体アーク集電方法及びそのための移動体側
のアーク集電装置を提供する。 【解決手段】 磁気浮上車両の底面には、地上導体1の
頂面に対面する様に電極11を取り付け、先細の円筒形
状の外筒13の中心に支持部材15にて保持する。ま
た、車体底面には、それぞれ前方及び後方に向かって開
口するす前進時用空気取り込み口17と後進時用空気取
り込み口19とが設けられ、これら空気取り込み口1
7,19と外筒13との間を配管21,23によって連
結している。配管21,23の合流部25の前後には、
開閉弁27,29が配置されている。アーク31を発生
させた状態で列車を前進させると、前進時用空気取り込
み口17から取り込まれた空気が、配管23を通って外
筒13と電極11との空隙に導かれ、筒状に噴出して、
エアカーテン33を形成する。
Description
電極と、該移動体の走行経路に設けられた導体との間に
アークを発生させ、導体側から移動体へと電力を供給す
る様にした移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク
集電装置に関する。
電気鉄道における車上への電力供給は、軌道上方に設け
たトロリー線に列車側のパンタグラフを接触させて集電
する方式が採用されている。しかし、今後の高速輸送
化、特に磁気浮上式鉄道の実現に当たっては、非接触に
よる集電が望まれる。
用の導体レールを敷設し、これに対向するように車体底
面にプラズマトーチを設置し、このプラズマトーチと導
体レールとの間にアークを発生させ、導体レールから車
上へと電力を供給する様にした非接触式のアーク集電方
法を内部的に検討している。
れる高速車両では、アークに対して列車進行方向からの
強い風圧が加わる。このため、アークが後方へ流され、
吹き消されてしまうという問題がある。こうした問題に
対して、出願人らは、アーク部分に風が当たらないよう
に防風覆いを設ける方法を検討したが、次の様な理由で
実用化技術としては適切でないとの結論に至った。
上の間にギャップを設ける必要があり、ここから侵入す
る風によりアークが変形する。このギャップが広いと防
風覆いとして意味をなさなくなるし、逆にギャップを狭
くすればするほど侵入する風の風速が速くなりアークに
対して強い変形を生じさせるおそれがある。
体の走行抵抗の原因となる。 ・防風覆いはアークに近いほど効果的であるが、アーク
による熱のため、あまり接近した位置への取付が困難で
ある。 ・列車の速度が上昇するにつれ、走行抵抗が大きくなる
と共に、強度をもたすため覆い自体を大型化する必要が
ある。
き消しを防止するのが困難であると考えられる。そこ
で、本発明においては、実用化に耐えることのできる非
接触集電方式としての移動体アーク集電方法及びそのた
めの移動体側のアーク集電装置を提供することを目的と
する。
明の効果】本発明の移動体アーク集電方法は、移動体側
に設けた電極と、該移動体の走行経路に設けられた導体
との間にアークを発生させ、導体側から移動体へと電力
を供給する様にした移動体アーク集電方法において、前
記電極の進行方向正面及び背面の少なくとも一方の面に
沿って、アークの曲がりによる吹き消しを抑えるに十分
な風量のエアカーテンを形成することを特徴とする。
側面方向も遮弊するようにしてもよいことはもちろんで
ある。少なくとも、進行方向正面及び背面のどちらかが
エアカーテンによって遮弊されていれば足りるのである
が、全周をエアカーテンで遮弊するとよく、その方が側
方からの横風による吹き消しにも対処でき、一層好まし
い。
カーテンによってアーク正面を遮弊してやれば、進行方
向から来る風を避け、アークが風圧の影響を受けない。
よって、アークが安定し、移動体への良好な集電を可能
ならしめることができる。ここで、風防覆いと違うの
は、ギャップをあけることなく風避け機能を発揮できる
点である。
する場合には、正面からの風圧を受けて後ろへ流れよう
とするアークを背面から支える効果により、やはりアー
クが後ろへ流れるのを防止し、これをもってアークの安
定化を達成する。なお、背面側をエアカーテンで遮弊す
る場合には、かかる背面支持効果を発揮せしめるべくエ
アカーテンの前面がアークの直後になるようにガスを供
給する必要がある。前述の正面側にエアカーテンを設け
る場合は、風避けとしての風圧遮弊効果によるものであ
るから、アークから離れていても構わない。
スとしては、アークの安定性の点ではアルゴンガスなど
とするとよいのであるが、空気を用いてもよい。本発明
の他の移動体アーク集電方法は、移動体側に設けた電極
と、該移動体の走行経路に設けられた導体との間にアー
クを発生させ、導体側から移動体へと電力を供給する様
にした移動体アーク集電方法において、アークの曲がり
による吹き消しを抑えるに十分な磁場を、電極周辺に形
成することを特徴とする。もちろん、エアカーテンと磁
場とを併用してもよい。
アークを取り囲む様に円形若しくはこれに近い形状や多
角形に近い形状の磁場としてアークを包み込む様にして
もよいし、アークの後方側にだけ磁場を発生させるよう
にしてもよい。この方法によれば、アークが吹き流され
ようとすると磁場がこれを邪魔し、アークの吹き流れを
抑制する。これにより、アークの吹き消しが防止され
る。
は、上記の移動体アーク集電方法に使用する移動体側の
アーク集電装置であって、前記電極の周りに外筒を配置
し、該外筒と電極との間の空隙にガスを供給してエアカ
ーテンを形成するエアカーテン形成手段を移動体上に設
置することを特徴とする。
に外筒を配置し、この外筒と電極との間の空隙にガスを
供給するので、アークは周囲をエアカーテンで遮弊され
た状態となる。よって、前進の場合も後進の場合もエア
カーテンによる風避け効果が発揮され、常に安定したア
ーク集電が可能になる。上述の様に、アークの正面及び
背面のいずれか一方をエアカーテンで覆ってやればガス
によるアークの消弧防止を達成できるのであるが、移動
体は前進だけでなく後進することもあるので、アークを
取り囲む様にエアカーテンを形成するとよいのである。
いて、前記エアカーテン形成手段は、移動体の速度に応
じてエアカーテン用のガス供給速度を増減する機能を有
することとしておくとよい。即ち、移動体の速度が高い
ほどガス供給速度を高め、正面からの風圧に十分耐え得
るエアカーテンを形成することが望ましいのである。逆
に、低速時には、それほど強い風圧を受けないので、そ
れ相応のガス供給速度としておくことで無駄のない実施
を可能ならしめるものともいえる。
かる外筒方式を採用しなくてもよく、例えば、電極を取
り囲む様にガス噴出用のノズルを多数配置し、これによ
って筒状のエアカーテンを形成するようにしてもよい。
しかし、この場合には、多数のノズルを設置する必要が
あり、外筒方式に比べると装置構成が複雑化しメインテ
ナンスも面倒になるという問題がある。この点、特に本
発明で採用する外筒方式は、装置構成が簡単でメインテ
ナンスも簡単であるという利点を有する。
て、移動体に空気取り込み口と、該空気取り込み口から
前記外筒までを連絡する空気給送経路とを備え、該空気
給送経路中に必要に応じてコンプレッサを配置すること
によって前記エアカーテン形成手段を構成することとす
ればよい。これにより、移動体周辺の空気を利用して筒
状のエアカーテンを形成することができる。なお、必要
に応じてコンプレッサを配置するというのは、次の様な
構成にした場合には、特にコンプレッサがなくてもラム
圧を利用して有効な遮弊を可能ならしめるからである。
いて、前記空気取り込み口は、移動体の前進時用と後進
時用にそれぞれ異なる方向に開口し、移動体の前進時に
は前進時用取り込み口から取り込んだ空気を前記エアカ
ーテン形成用のガスとして供給し、移動体の後進時には
後進時用取り込み口から取り込んだ空気を同じくエアカ
ーテン形成用のガスとして供給する切換機構を有するこ
ととすればよいのである。このアーク集電装置によれ
ば、移動体の前進時には自然に前進時用取り込み口から
空気を取り込むことができ、しかも移動体速度が速くな
ればなるほどこの取り込み量が増大する。よって、空気
給送経路の有効断面積と空気取り込み口の有効断面積と
の関係を適切に設計してやれば、特にコンプレッサで加
圧しなくても、ラム圧によって十分な遮弊効果を達成で
きるのである。そして、後進時には、後進時用取り込み
口と外筒との間を連通させるように切換機構を作動させ
てやれば、後進時用取り込み口から取り込まれる空気を
有効に利用して十分なる遮弊効果を達成することができ
る。
て、前記外筒が先細に開口することとしておくと、エア
カーテンを形成するガスによってアークを絞り込む作用
が働くものと考えられ、アークのふらつきを防止し、こ
れをもってアークの安定性を高めることができるものと
考えられる。
装置において、前記外筒が先太に開口することとしてお
いてもよい。この場合は、アーク部分の圧力を低下させ
る効果があり、それによって低圧ほど安定性が高まると
いうアークの性質にマッチした環境を提供することがで
きるものと考えられる。よって、かかる方向で本発明を
実現しても構わないのである。
においては、前記電極とエアカーテンとの間に、アーク
安定化用のプラズマ雰囲気を形成するようにアークシー
ルドガスをも噴出し得るようにしておくと一層効果的で
ある。即ち、プラズマ雰囲気形成用のガスとエアカーテ
ン形成用のガスとにより、二重にアークを包み込んでや
るのである。これにより、アークの安定化を一層向上し
つつ、風圧による吹き消しを防止することができる。
ズマトーチを用いることができる。一方、磁場を利用し
た装置の方は、移動体側に設けた電極と、該移動体の走
行経路に設けられた導体との間にアークを発生させ、導
体側から移動体へと電力を供給する様にした移動体側の
アーク集電装置において、前記電極の移動方向後方側
で、移動方向に直角となる磁場を発生させる吹き消し抑
制磁場発生装置を移動体上に設置することを特徴とす
る。
装置によって、移動時にアークが受ける風力に対応した
電磁力を作用させ、アークが進行に伴う風によって後方
に流れることや導体側のアークの電極点が導体に固着す
る特性によるアークの変形を抑制することができる。ま
た、吹き消し抑制磁場発生装置によって、導体と平行す
るアーク部分に導体側への電磁力を作用させ、アークが
進行に伴う風によって後方に流れると導体平行部分のア
ークは導体側に押され、アークの変形を抑制することが
できる。
の磁気浮上式鉄道において、列車内の空調や照明などに
用いる車上電源を供給するためのシステムを説明する。
実施例は、図1に示す様に、磁気浮上式鉄道の路線に沿
って、750V電源供給用の地上導体1を敷設する。そ
して、この路線で運行する磁気浮上車両の底面には、地
上導体1の頂面に対面する様に電極11を取り付ける。
この電極11は、周囲を覆う先細の円筒形状の外筒13
の中心に支持部材15にて保持されている。また、車体
底面には、前方に向かって開口する前進時用空気取り込
み口17と後方に向かって開口する後進時用空気取り込
み口19とが設けられ、これら空気取り込み口17,1
9と外筒13との間を配管21,23によって連結して
いる。配管21,23の合流部25の前後には、開閉弁
27,29が配置されている。
前進させるとき、図示しないパイロットアーク機構によ
って電極11と地上導体1との間にアーク31を発生さ
せ、さらに、前方側の開閉弁27を開とし、後方側の開
閉弁29を閉とする。この状態において列車が前進する
と、前進時用空気取り込み口17から取り込まれた空気
が、配管23を通って外筒13と電極11との空隙に導
かれる。そして、筒状に噴出して、アーク31の周囲を
取り囲むエアカーテン33を形成する。このエアカーテ
ン33を形成するための空気取り込み量は、列車の速度
が上昇するにつれて増大するので、エアカーテン33自
体も列車の速度上昇に従って次第に強い風圧遮弊効果を
発揮するようになる。この結果、自然に車速に応じたエ
ア供給を行うことができ、常に適切な風圧遮弊効果を発
揮することができる。
方の開閉弁27の方を閉、後方の開閉弁29の方を開と
するように弁の開閉状態を切り換える。後は、前進の場
合と同様の効果により、エアカーテン33によってアー
ク31が安定に保持される。なお、各空気取り込み口1
7,19の開口面積と各配管21,23の有効断面積と
は、例えば500km/hで走行しているときにエアカ
ーテンによる十分な風圧遮弊効果を発揮できる様なラム
圧を発生できるように設計しておく。
空気取り込み口17,19を設け、電極11の周囲に小
さな外筒13を配置するだけでよく、防風覆いを設ける
場合の様な車体から外部に大きく飛び出す構造物が追加
されない。よって、列車の空力性能に悪影響を及ぼさな
い。
3を形成することができればよいので、外筒13を地上
導体からある程度離れた位置までとしておくことがで
き、取付も楽である。加えて、アーク31自体を覆う位
置まで外筒13を伸ばしておかなくてもよいので、外筒
13が受ける熱的影響も小さいものである。
方法ということができる。また、実施例では、ラム圧を
利用して自然にエアカーテンを形成し、しかも、車速に
応じてエアカーテンの風圧遮弊性能を増減できるので、
無駄がなく、かつ適切な風圧遮弊効果を実現することが
できる。そして、かかる適切な風圧遮弊効果を実現する
に当たって、複雑な装置構成や複雑な制御が必要ないと
いう利点もある。
エアカーテン33はアーク31に密着する様に形成さ
れ、アーク31を周りからしっかりと絞り込むように作
用し、これによってアーク31の安定性を高めることが
期待できる。次に、上記実施例の効果を確認するための
実験結果について説明する。
ズマトーチ101と銅製の回転円盤103とを用いて行
った。回転円盤103は、タイミングベルト105及び
スリップリング107を介してモータ109にて回転さ
れるようになっている。プラズマトーチ101には、図
示の様に、さらに外筒111を装着し、アークA及びシ
ールドガスBの外側にエアカーテンCを形成し得る様に
改良したものを用いた。
ズマトーチ101の先端付近に水平方向に送風パイプ1
13を設置した。この実験装置により、アーク電流20
0Aとして、下記表に示すような条件でアークが維持で
きるか否かを確認した。
m/hで走行した場合の風速に相当する。また、エアカ
ーテンガス圧=0とは、エアカーテンを形成しなかった
ことを意味する。エアカーテン用には、加圧空気を使用
した。一方、シールドガスとは、プラズマ安定化用のシ
ールドガスのことであり、アルゴンガスを用いた。
テンを備えた場合には、500km/hでの走行中にア
ークを安定して維持することが可能であるということが
分かる。その場合、ガス圧も5.5kg/cm2 程度で
あるから、上述した様な走行中の風圧を利用した実施例
のシステムであっても十分に実用化が可能であることが
分かる。また、溶接用のプラズマトーチにエアカーテン
形成用の外筒を取り付けることにより、十分に実用に耐
えるアーク集電装置を提供できるということも確認でき
た。従って、本発明のアーク集電方法は、十分に実用化
が可能であると判断することができる。
に他の態様にて本発明を実施してもよく、そうした態様
も本発明の要旨を逸脱しない限りは本発明の技術的範囲
内に含まれるものである。例えば、図3(A)に示す様
に、配管21,23の合流部25にコンプレッサ41を
取り付け、特に低速時の風圧遮弊効果を補助できるよう
にしてもよい。この場合、常にコンプレッサ41で空気
を加圧することとしてもよいし、低速時にだけ加圧する
こととしてもよい。常時加圧するシステムでは、実質的
にラム圧を利用しない配管設計としても構わない。
先太のラッパ状としておいてもよい。この場合、エアカ
ーテン33は外へと広がる円錐形状となり、内部を圧力
の低い状態にするので、アーク31の安定性を高める効
果が期待できる。さらに、本発明は、磁気浮上式鉄道に
限らず、現行方式の鉄道における車上電源供給用に採用
しても構わない。この場合、上空ではなく、地上のレー
ル間に導体を敷設すれば、トロリー線用の電柱などが不
要となることによる設備コストの低減効果が考えられ
る。また、現行の接触方式の集電では摩擦音が騒音とし
て問題となるが、こうした摩擦音がなくなることによる
騒音低減効果も期待できる。特に、在来方式鉄道でも高
速化に当たっての騒音問題は深刻であり、その解決の一
助となる。
く、例えば磁気浮上式鉄道においても上空に設置しても
よいし、ガイドウェイとしての側壁に敷設してもよい。
さらに、1条に限らず、複数条敷設し、それら全部から
集電するようにしてもよいし、いずれかから集電するよ
うにしてもよい。
や新しい交通システムにおいても、本発明の集電方法及
び集電装置を適用できることはもちろんである。また、
図4(A),(B)に示すように、図1の実施例に吹き
消し抑制磁場発生装置201を設けるとよい。なお、図
4(B)は図4(A)を後方から見た図である。吹き消
し抑制磁場発生装置201は、電極11の進行方向後方
に設置し、電極11の進行方向後方に進行方向と直角方
向の磁場を発生させる。この磁場により、図4(C)の
で示す様に進行方向後方に変形したアークを→→
の様に前方へ移動させ、地上導体1上のアーク電極点
を電極11の直下部へと移動させる。これにより、移動
体へのアーク集電を一層効率よく行うことができるよう
になる。なお、磁場の方向は、移動体側から見て、電流
が移動体側から固定側に流れているときは時計方向、電
流が固定側から移動体側に流れているときは反時計方向
とする。この実施例においては、エアカーテンと磁場と
を併用すると効果が高いが、低速走行時であれば、磁場
だけでアークの吹き消しを抑えるようにしてもよい。
15・・・支持部材、17・・・前進時用空気取り込み
口、19・・・後進時用空気取り込み口、21,23・
・・配管、25・・・合流部、27,29・・・開閉
弁、31・・・アーク、33・・・エアカーテン、41
・・・コンプレッサ、101・・・プラズマトーチ、1
11・・・外筒、201・・・吹き消し抑制磁場発生装
置。
Claims (11)
- 【請求項1】 移動体側に設けた電極と、該移動体の走
行経路に設けられた導体との間にアークを発生させ、導
体側から移動体へと電力を供給する様にした移動体アー
ク集電方法において、 前記電極の進行方向正面及び背面の少なくとも一方の面
に沿って、アークの曲がりによる吹き消しを抑えるに十
分な風量のエアカーテンを形成することを特徴とする移
動体アーク集電方法。 - 【請求項2】 移動体側に設けた電極と、該移動体の走
行経路に設けられた導体との間にアークを発生させ、導
体側から移動体へと電力を供給する様にした移動体アー
ク集電方法において、 アークの曲がりによる吹き消しを抑えるに十分な磁場
を、電極周辺に形成することを特徴とする移動体アーク
集電方法。 - 【請求項3】 移動体側に設けた電極と、該移動体の走
行経路に設けられた導体との間にアークを発生させ、導
体側から移動体へと電力を供給する様にした移動体側の
アーク集電装置において、 前記電極の周りに外筒を配置し、該外筒と電極との間の
空隙にガスを供給してエアカーテンを形成するエアカー
テン形成手段を移動体上に設置することを特徴とする移
動体側のアーク集電装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の移動体側のアーク集電装
置において、前記エアカーテン形成手段は、移動体の速
度に応じてエアカーテン用のガス供給速度を増減する機
能を有することを特徴とする移動体側のアーク集電装
置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の移動体側の
アーク集電装置において、移動体に空気取り込み口と、
該空気取り込み口から前記外筒までを連絡する空気給送
経路とを備え、該空気給送経路中に必要に応じてコンプ
レッサを配置することによって前記エアカーテン形成手
段を構成することを特徴とする移動体側のアーク集電装
置。 - 【請求項6】 請求項5記載の移動体側のアーク集電装
置において、前記空気取り込み口は、移動体の前進時用
と後進時用にそれぞれ異なる方向に開口し、移動体の前
進時には前進時用取り込み口から取り込んだ空気を前記
エアカーテン形成用のガスとして供給し、移動体の後進
時には後進時用取り込み口から取り込んだ空気を同じく
エアカーテン形成用のガスとして供給する切換機構を有
することを特徴とする移動体側のアーク集電装置。 - 【請求項7】 請求項3〜請求項6のいずれか記載の移
動体側のアーク集電装置において、前記外筒が先細に開
口することを特徴とする移動体側のアーク集電装置。 - 【請求項8】 請求項3〜請求項6のいずれか記載の移
動体側のアーク集電装置において、前記外筒が先太に開
口することを特徴とする移動体側のアーク集電装置。 - 【請求項9】 請求項3〜請求項8のいずれか記載の移
動体側のアーク集電装置において、前記電極とエアカー
テンとの間に、アーク安定化用のプラズマ雰囲気を形成
するようにアークシールドガスをも噴出し得るようにし
たことを特徴とする移動体側のアーク集電装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の移動体側のアーク集電
装置において、前記電極として金属加工用プラズマトー
チを用いることを特徴とする移動体側のアーク集電装
置。 - 【請求項11】 移動体側に設けた電極と、該移動体の
走行経路に設けられた導体との間にアークを発生させ、
導体側から移動体へと電力を供給する様にした移動体側
のアーク集電装置において、 前記電極の移動方向後方側で、移動方向に直角となる磁
場を発生させる吹き消し抑制磁場発生装置を移動体上に
設置することを特徴とする移動体側のアーク集電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33031995A JP3807764B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク集電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33031995A JP3807764B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク集電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09172701A true JPH09172701A (ja) | 1997-06-30 |
JP3807764B2 JP3807764B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=18231308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33031995A Expired - Fee Related JP3807764B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 移動体アーク集電方法及び移動体側のアーク集電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3807764B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2510639A (en) * | 2013-02-12 | 2014-08-13 | Bombardier Transp Gmbh | Air blower on inductively powered electric or hybrid vehicle removes foreign objects |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP33031995A patent/JP3807764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2510639A (en) * | 2013-02-12 | 2014-08-13 | Bombardier Transp Gmbh | Air blower on inductively powered electric or hybrid vehicle removes foreign objects |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3807764B2 (ja) | 2006-08-09 |
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