JPH09169148A - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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Publication number
JPH09169148A
JPH09169148A JP34872595A JP34872595A JPH09169148A JP H09169148 A JPH09169148 A JP H09169148A JP 34872595 A JP34872595 A JP 34872595A JP 34872595 A JP34872595 A JP 34872595A JP H09169148 A JPH09169148 A JP H09169148A
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JP
Japan
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ink ribbon
ribbon cassette
roll shaft
supply roll
prevention member
Prior art date
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Pending
Application number
JP34872595A
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English (en)
Inventor
Naomi Osada
尚省 長田
Toshiro Kono
俊郎 河野
Satoshi Kanbe
聡 神戸
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく小型化が可能で、インクリ
ボンの弛みを良好に防止することができるインクリボン
カセットを提供する。 【解決手段】 インクリボンカセット1は供給ロール収
納部2と巻取りロール収納部3を備える。供給ロール収
納部2と巻取りロール収納部3の奥側にはプリンタの回
転駆動力を伝達するためのカプラが設けられている。弛
み防止部材50はこのカプラに装着可能で、弛み防止部
材50をカプラに装着すると、インクリボン6の弛みを
防止する。供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3
の手前側には溝14,15が設けられており、弛み防止
部材50は溝14,15に装着可能である。インクリボ
ンカセット1をカセット挿入口101に挿入する際は、
弛み防止部材50を溝14,15に装着しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラインサーマルヘ
ッドで記録するラインサーマルプリンタ等に用いられる
インクリボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタ等で使用されるインク
リボンカセットでは、新品のインクリボンカセットの供
給ロール軸,巻取りロール軸に弛み防止部材が装着され
ており、インクリボンカセットの交換の際に、この弛み
防止部材を取り外した上でプリンタの所定位置に装着す
ることは周知である。これはインクリボンカセットの輸
送中に、振動でインクリボンに弛みが発生して商品不良
を起こすことを防止するためのものである。インクリボ
ンカセットをプリンタに装着した後は、インクリボンを
使いきるまでインクリボンカセットをプリンタより外す
ことはないため、この弛み防止部材は使い捨てである。
【0003】一方、最近普及してきたラインサーマルヘ
ッドを使ったビデオプリンタにおいても、インクリボン
カセットが使われる。一般にビデオプリンタでは、シー
ル用,ハガキ用等、複数種類のインクリボンカセットを
使い分けるため、使用途中のインクリボンカセットをプ
リンタ外部に保管することがある。この時、インクリボ
ンの弛み防止を行っておくことが望ましい。しかし、シ
リアルプリンタ等で用いられる弛み防止部材では紛失の
可能性があるため、インクリボンカセットに弛み防止機
構を設けた提案がなされている。
【0004】一例として、特公平4−2110号公報に
記載のようなものがある。即ち、供給ロール軸,巻取り
ロール軸のリールに設けた第1係合部をカセットケース
(インクリボンカセット)に設けた第2係合部に係合さ
せ、カセットケース内に設けたバネで押圧して、カセッ
ト単独状態では両ロールの回転を規制する。カセットが
プリンタに挿入された際には、プリンタ内に設けたバネ
の押圧力でカセットケース内のバネ力に抗して第1係合
部と第2係合部を離間させ、両ロール軸を回転自在にす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来のインクリボンカセットでは、カセットケース内
にバネを設ける必要があり、インクリボンカセットの部
品点数が多くなるだけでなく、バネの設置スペースから
インクリボンカセットが大きくなり、ひいてはプリンタ
を大型化する。また、インクリボンカセットをプリンタ
に挿入すると、両ロール軸の軸受部に軸方向の加重がか
かるため、両ロール軸の回転負荷が大きくなって、イン
クリボンの安定した巻取りを行うことができないだけで
なく、その分、インクリボン巻取り駆動力を必要とし
て、消費電力が大きくなってしまう等の問題点があっ
た。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、部品点数が少なく小型化が可能で、インク
リボンの弛みを良好に防止することができるインクリボ
ンカセットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、インクリボンを供給する
供給ロール軸を内部に収納する供給ロール収納部と、イ
ンクリボンを巻き取る巻取りロール軸を収納する巻取り
ロール収納部と、これら供給ロール収納部と巻取りロー
ル収納部とを連結する連結部と、プリンタからの回転駆
動力を前記供給ロール軸もしくは前記巻取りロール軸の
少なくとも一方に伝達するため前記供給ロール軸,前記
巻取りロール軸の一方の端部に設けられた結合機構とを
備えたインクリボンカセットにおいて、前記結合機構に
装着して前記供給ロール軸,前記巻取りロール軸の回転
を規制する弛み防止部材と、前記供給ロール軸,前記巻
取りロール軸の他方の端部に設けられ、前記結合機構よ
り取り外された前記弛み防止部材を保持するための保持
機構とを設けて構成したことを特徴とするインクリボン
カセットを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクリボンカセ
ットについて、添付図面を参照して説明する。図1及び
図2は本発明のインクリボンカセットの第1実施例を示
す斜視図、図3は本発明のインクリボンカセットの水平
部分断面図、図4及び図5は本発明のインクリボンカセ
ットの第1実施例に弛み防止部材を装着した状態を示す
斜視図、図6及び図7は本発明のインクリボンカセット
の第2実施例を示す斜視図、図8及び図9は本発明のイ
ンクリボンカセットの第2実施例に弛み防止部材を装着
した状態を示す斜視図である。
【0009】まず、本発明のインクリボンカセットの第
1実施例について説明する。図1は本発明のインクリボ
ンカセットの第1実施例をプリンタへの挿入方向に対
し、手前側より見た斜視図図であり、図2は本発明のイ
ンクリボンカセットの第1実施例をプリンタへの挿入方
向に対し、奥側より見た斜視図図である。図1もしくは
図2において、インクリボンカセット1は、インクリボ
ン6を供給する供給ロール軸を内部に収納する供給ロー
ル収納部2と、インクリボン6を巻き取る巻取りロール
軸を内部に収納する巻取りロール収納部3とを備える。
供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3とは前ステ
ー4及び奥ステー5とにより連結されて、インクリボン
カセット1が概略構成される。前ステー4の幅t1は奥
ステー5の幅t2より幅広となっている。このインクリ
ボンカセット1の供給ロール収納部2と巻取りロール収
納部3との間には開口が形成されていて、供給ロール軸
から巻取りロール軸へと搬送されるインクリボン6が見
えるような状態となっている。
【0010】このインクリボンカセット1は、図1に示
すように、プリンタのフレーム100に設けられたカセ
ット挿入口101に挿入され、印刷に供される。カセッ
ト挿入口101は、供給ロール収納部2,巻取りロール
収納部3,奥ステー5が通過できるだけの開口であり、
上記のように、前ステー4の幅t1は奥ステー5の幅t
2より幅広となっているので、インクリボンカセット1
を手前側より誤って挿入することはない。また、奥ステ
ー5は供給ロール軸と巻取りロール軸とを結ぶ線より偏
位(図1中では下方向に)しているので、インクリボン
カセット1を上下逆方向では挿入口101を通過するこ
とはできない。
【0011】インクリボンカセット1の供給ロール収納
部2,巻取りロール収納部3に設けたリブ7,8は、フ
レーム100に設けられたガイド102,103に案内
されるので、インクリボンカセット1はプリンタ内の所
定位置に良好に導かれる。インクリボンカセット1がプ
リンタの所定位置に装着されると、フレーム100に設
けられた位置決めピン104,105とインクリボンカ
セット1の位置決め孔9,10と係合する。
【0012】図1に示すように、インクリボンカセット
1の手前側、前ステー4の供給ロール収納部2と巻取り
ロール収納部3との間の中央部には、取っ手11が設け
られている。また、供給ロール収納部2と巻取りロール
収納部3の手前側には、円形状の窪み12,13があ
り、この窪み12,13の中に溝14,15が設けられ
ている。一方、図2に示すように、供給ロール収納部2
と巻取りロール収納部3の奥側には、プリンタの駆動系
と結合するためのカプラ16,17が設けられている。
カプラ16,17は、それぞれ中央の穴16a,17a
と、その穴16a,17aの内周面上に中心方向に若干
突出した3つの爪16b,17bよりなる。
【0013】供給ロール軸と巻取りロール軸はそれぞれ
供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3に同じ構造
で回転自在に支持されている。インクリボンカセット1
がプリンタの所定位置に装着されると、図示していない
プリンタ側の爪とカプラ16,17の爪16b,17b
が噛み合い、供給ロール軸,巻取りロール軸の回転をプ
リンタ側に伝達したり、プリンタ側の駆動力を供給ロー
ル軸,巻取りロール軸に伝達することが可能となる。な
お、駆動力を供給ロール軸,巻取りロール軸の双方に伝
達する場合、駆動力を巻取りロール軸のみに伝達する場
合がある。
【0014】図1あるいは図2に示すように、インクリ
ボンカセット1は、インクリボン6の弛みを防止するた
め、インクリボンカセット1に着脱自在な弛み防止部材
50を備える。弛み防止部材50は軟質の合成樹脂から
なり、略コ字状の板状部51と、この板状部51の両端
より突出したT字状の突出部52とより概略構成され
る。さらに、板状部51の突出部52が形成されていな
い側の表面には、インクリボンカセット1(インクリボ
ン6)の種類を記した表示53と、インクリボンカセッ
ト1の上下方向を記した表示54とが、一体成形もしく
は印刷、またはシールにより施されている。
【0015】弛み防止部材50の突出部52の幅t3
は、図2に示すカプラ16,17の穴16a,17aの
径と略同一となっており、さらに、突出部52の板厚
は、図1に示す溝14,15の溝間隔と略同一となって
いる。従って、弛み防止部材50は、供給ロール収納部
2と巻取りロール収納部3の手前側では、溝14,15
によって着脱自在であり、供給ロール収納部2と巻取り
ロール収納部3の奥側では、カプラ16,17の穴16
a,17aによって着脱自在である。
【0016】ここで、弛み防止部材50の作用について
さらに説明する。供給ロール収納部2と巻取りロール収
納部3とは同じ構造であるので、ここでは、供給ロール
収納部2について図3に示す。図3に示すように、弛み
防止部材50(突出部52)をカプラ16,17の穴1
6a,17aに嵌合させると、突出部52が供給ロール
収納部2内の供給ロール軸21及び巻取りロール収納部
3内の巻取りロール軸(図示せず)の回転を妨げるの
で、供給ロール軸あるいは巻取りロール軸が回転してイ
ンクリボン6が弛むことがない。また、インクリボン6
を引き出そうとしても、カプラ16,17の爪16b,
17bが弛み防止部材50の突出部52に引っ掛かるの
で、インクリボン6を引き出すことはできない。
【0017】弛み防止部材50を供給ロール収納部2と
巻取りロール収納部3の奥側、即ち、突出部52をカプ
ラ16,17の穴16a,17aに嵌合させた状態で
は、図4に示すように、弛み防止部材50の板状部51
は、奥ステー5よりも上側に突出した状態となるので、
弛み防止部材50を取り付けたままインクリボンカセッ
ト1をプリンタのカセット挿入口101に挿入すること
はできない。従って、インクリボンカセット1をプリン
タに装着する際は、弛み防止部材50が必ず外されて、
供給ロール軸21及び巻取りロール軸の回転が許容され
た状態となっている。
【0018】一方、弛み防止部材50を供給ロール収納
部2と巻取りロール収納部3の手前側、即ち、窪み1
2,13の溝14,15に嵌合させた状態では、図3に
示すように、突出部52は供給ロール収納部2内の供給
ロール軸21及び巻取りロール収納部3内の巻取りロー
ル軸(図示せず)の回転を妨げない。なお、図3では、
弛み防止部材50(突出部52)が供給ロール収納部2
の手前側(図3では左側)と奥側(図3では右側)の双
方に取り付けているように図示しているが、弛み防止部
材50は供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3の
手前側あるいは奥側のいずれか一方に選択的に取り付け
られるものである。
【0019】上記のように、弛み防止部材50の板状部
51は略コ字状となっているので、弛み防止部材50を
供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3の手前側に
取り付けるに際して、インクリボンカセット1の取っ手
11が邪魔することなく、弛み防止部材50は図5に示
すように取り付けられることとなる。なお、取っ手1
1,溝14,15の位置関係により、弛み防止部材50
は上下逆には溝14,15に取り付けることはできな
い。
【0020】この図5に示す状態では、弛み防止部材5
0を取り付けたままインクリボンカセット1をプリンタ
のカセット挿入口101に挿入することができ、しか
も、プリンタの駆動系はカプラ16,17に結合でき
る。従って、インクリボンカセット1をプリンタに装着
するに際し、供給ロール収納部2と巻取りロール収納部
3の奥側より弛み防止部材50を取り外して供給ロール
収納部2と巻取りロール収納部3の手前側に装着すれ
ば、弛み防止部材50の紛失防止となると共に、インク
リボンカセット1の上下を間違えることなくプリンタに
装着することが可能となる。さらに、インクリボンカセ
ット1をプリンタに装着した後、インクリボンカセット
1を取り出すことなくインクリボンカセット1の種類を
読み取ることができる。
【0021】次に、本発明のインクリボンカセットの第
2実施例について説明する。図6は本発明のインクリボ
ンカセットの第2実施例をプリンタへの挿入方向に対
し、手前側より見た斜視図図であり、図7は本発明のイ
ンクリボンカセットの第2実施例をプリンタへの挿入方
向に対し、奥側より見た斜視図図である。図6もしくは
図7において、インクリボンカセット1′は、インクリ
ボン6を供給する供給ロール軸を内部に収納する供給ロ
ール収納部2と、インクリボン6を巻き取る巻取りロー
ル軸を内部に収納する巻取りロール収納部3とを備え
る。供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3とは前
ステー4及び奥ステー5とにより連結されて、インクリ
ボンカセット1′が概略構成される。前ステー4の幅t
1は奥ステー5の幅t2より幅広となっている。このイ
ンクリボンカセット1′の供給ロール収納部2と巻取り
ロール収納部3との間には開口が形成されていて、供給
ロール軸から巻取りロール軸へと搬送されるインクリボ
ン6が見えるような状態となっている。
【0022】このインクリボンカセット1′は、図6に
示すように、プリンタのフレーム100に設けられたカ
セット挿入口101に挿入され、印刷に供される。カセ
ット挿入口101は、供給ロール収納部2,巻取りロー
ル収納部3,奥ステー5が通過できるだけの開口であ
り、上記のように、前ステー4の幅t1は奥ステー5の
幅t2より幅広となっているので、インクリボンカセッ
ト1を手前側より誤って挿入することはない。また、奥
ステー5は供給ロール軸と巻取りロール軸とを結ぶ線よ
り偏位(図6中では下方向に)しているので、インクリ
ボンカセット1′を上下逆方向では挿入口101を通過
することはできない。
【0023】インクリボンカセット1′の供給ロール収
納部2,巻取りロール収納部3に設けたリブ7,8は、
フレーム100に設けられたガイド102,103に案
内されるので、インクリボンカセット1′はプリンタ内
の所定位置に良好に導かれる。インクリボンカセット
1′がプリンタの所定位置に装着されると、フレーム1
00に設けられた位置決めピン104,105とインク
リボンカセット1′の位置決め孔9,10と係合する。
【0024】図6に示すように、インクリボンカセット
1′の手前側、前ステー4の供給ロール収納部2と巻取
りロール収納部3との間には、供給ロール収納部2と巻
取りロール収納部3の近傍に、弾性部材からなる固定爪
18,18が突出して設けられている。また、供給ロー
ル収納部2と巻取りロール収納部3の手前側には、円形
状の窪み12,13があり、この窪み12,13の中に
溝14,15が設けられている。一方、図7に示すよう
に、供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3の奥側
には、プリンタの駆動系と結合するためのカプラ16,
17が設けられている。カプラ16,17は、それぞれ
中央の穴16a,17aと、その穴16a,17aの内
周面上に中心方向に若干突出した3つの爪16b,17
bよりなる。
【0025】供給ロール軸と巻取りロール軸はそれぞれ
供給ロール収納部2と巻取りロール収納部3に同じ構造
で回転自在に支持されている。インクリボンカセット
1′がプリンタの所定位置に装着されると、図示してい
ないプリンタ側の爪とカプラ16,17の爪16b,1
7bが噛み合い、供給ロール軸,巻取りロール軸の回転
をプリンタ側に伝達したり、プリンタ側の駆動力を供給
ロール軸,巻取りロール軸に伝達することが可能とな
る。なお、駆動力を供給ロール軸,巻取りロール軸の双
方に伝達する場合、駆動力を巻取りロール軸のみに伝達
する場合がある。
【0026】図6あるいは図7に示すように、インクリ
ボンカセット1′は、インクリボン6の弛みを防止する
ため、インクリボンカセット1′に着脱自在な弛み防止
部材60を備える。弛み防止部材60は合成樹脂からな
り、中央の取っ手部61と、この取っ手部61の両端よ
り突出したT字状の突出部62とより概略構成される。
この取っ手部61の両端にはL字状の切り欠き61aが
設けられている。さらに、取っ手部61の突出部62が
形成されていない側の表面には、インクリボンカセット
1′(インクリボン6)の種類を記した表示63が、一
体成形もしくは印刷、またはシールにより施されてい
る。なお、インクリボンカセット1′の上下方向を記し
た表示を併せて施してもよい。
【0027】弛み防止部材60の突出部62の幅t3
は、図7に示すカプラ16,17の穴16a,17aの
径と略同一となっており、さらに、突出部62の板厚
は、図6に示す溝14,15の溝間隔と略同一となって
いる。従って、弛み防止部材60は、供給ロール収納部
2と巻取りロール収納部3の手前側では、溝14,15
によって着脱自在であり、供給ロール収納部2と巻取り
ロール収納部3の奥側では、カプラ16,17の穴16
a,17aによって着脱自在である。
【0028】ここで、弛み防止部材60の作用について
さらに説明する。図3と同様に、弛み防止部材60(突
出部62)をカプラ16,17の穴16a,17aに嵌
合させると、突出部62が供給ロール収納部2内の供給
ロール軸21及び巻取りロール収納部3内の巻取りロー
ル軸(図示せず)の回転を妨げるので、供給ロール軸あ
るいは巻取りロール軸が回転してインクリボン6が弛む
ことがない。また、インクリボン6を引き出そうとして
も、カプラ16,17の爪16b,17bが弛み防止部
材50の突出部52に引っ掛かるので、インクリボン6
を引き出すことはできない。
【0029】弛み防止部材60を供給ロール収納部2と
巻取りロール収納部3の奥側、即ち、突出部62をカプ
ラ16,17の穴16a,17aに嵌合させた状態で
は、図8に示すように、弛み防止部材60の取っ手部6
1は、奥ステー5よりも下側に突出した状態となるの
で、弛み防止部材60を取り付けたままインクリボンカ
セット1′をプリンタのカセット挿入口101に挿入す
ることはできない。従って、インクリボンカセット1′
をプリンタに装着する際は、弛み防止部材60が必ず外
されて、供給ロール軸21及び巻取りロール軸の回転が
許容された状態となっている。
【0030】一方、弛み防止部材60を供給ロール収納
部2と巻取りロール収納部3の手前側、即ち、窪み1
2,13の溝14,15に嵌合させた状態では、図3と
同様に、突出部62は供給ロール収納部2内の供給ロー
ル軸21及び巻取りロール収納部3内の巻取りロール軸
(図示せず)の回転を妨げない。弛み防止部材60を供
給ロール収納部2と巻取りロール収納部3の手前側に取
り付ける際、突出部62を溝14,15に挿入すると、
前ステー4に形成された固定爪18,18が取っ手部6
1に設けられた切り欠き61aに引っ掛かり、インクリ
ボンカセット1′と弛み防止部材60とは図9に示すよ
うに一体となる。なお、固定爪18,溝14,15の位
置関係により、弛み防止部材60は上下逆には溝14,
15に取り付けることはできない。
【0031】この図9に示す状態では、弛み防止部材6
0を取り付けたまま、また、弛み防止部材60を取っ手
として把持して、インクリボンカセット1′をプリンタ
のカセット挿入口101に挿入することができ、しか
も、プリンタの駆動系はカプラ16,17に結合でき
る。従って、インクリボンカセット1′をプリンタに装
着するに際し、供給ロール収納部2と巻取りロール収納
部3の奥側より弛み防止部材60を取り外して供給ロー
ル収納部2と巻取りロール収納部3の手前側に装着すれ
ば、弛み防止部材60の紛失防止となると共に、インク
リボンカセット1′の上下を間違えることなくプリンタ
に装着することが可能となる。さらに、インクリボンカ
セット1′をプリンタに装着した後、インクリボンカセ
ット1′を取り出すことなくインクリボンカセット1′
の種類を読み取ることができる。
【0032】インクリボンカセット1′をプリンタから
取り出して外部で保管する場合は、固定爪18の先端部
を内側方向に押し倒せば、L字状の切り欠き61aから
外れるので、弛み防止部材60を手前側に引けばよい。
そして、弛み防止部材60を再度、図8に示す状態とな
るように装着すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のイ
ンクリボンカセットは、インクリボンを供給する供給ロ
ール軸を内部に収納する供給ロール収納部と、インクリ
ボンを巻き取る巻取りロール軸を収納する巻取りロール
収納部と、これら供給ロール収納部と巻取りロール収納
部とを連結する連結部と、プリンタからの回転駆動力を
供給ロール軸もしくは巻取りロール軸の少なくとも一方
に伝達するため供給ロール軸,巻取りロール軸の一方の
端部に設けられた結合機構とを備えたインクリボンカセ
ットにおいて、結合機構に装着して供給ロール軸,巻取
りロール軸の回転を規制する弛み防止部材と、供給ロー
ル軸,巻取りロール軸の他方の端部に設けられ、結合機
構より取り外された弛み防止部材を保持するための保持
機構とを設けて構成したので、インクリボンの弛みを良
好に防止することができ、内部に弛み防止機構を設ける
必要がないので、部品点数が少なく小型化が可能とな
る。また、弛み防止部材を紛失することを良好に防止で
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の水平部分断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に弛み防止部材を装着した
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に弛み防止部材を装着した
状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施例に弛み防止部材を装着した
状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例に弛み防止部材を装着した
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1′ インクリボンカセット 2 供給ロール収納部 3 巻取りロール収納部 4 前ステー(連結部) 5 奥ステー(連結部) 6 インクリボン 11 取っ手 12,13 窪み 14,15 溝(保持機構) 16,17 カプラ(結合機構) 16a,17a 穴 16b,17b 爪 18 固定爪 50,60 弛み防止部材 51 板状部 52,62 突出部 53,54,63 表示 61 取っ手部 61a 切り欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボンを供給する供給ロール軸を内
    部に収納する供給ロール収納部と、インクリボンを巻き
    取る巻取りロール軸を収納する巻取りロール収納部と、
    これら供給ロール収納部と巻取りロール収納部とを連結
    する連結部と、プリンタからの回転駆動力を前記供給ロ
    ール軸もしくは前記巻取りロール軸の少なくとも一方に
    伝達するため前記供給ロール軸,前記巻取りロール軸の
    一方の端部に設けられた結合機構とを備えたインクリボ
    ンカセットにおいて、 前記結合機構に装着して前記供給ロール軸,前記巻取り
    ロール軸の回転を規制する弛み防止部材と、 前記供給ロール軸,前記巻取りロール軸の他方の端部に
    設けられ、前記結合機構より取り外された前記弛み防止
    部材を保持するための保持機構とを設けて構成したこと
    を特徴とするインクリボンカセット。
  2. 【請求項2】前記弛み防止部材を前記結合機構に装着し
    た際には、前記インクリボンカセットがプリンタに設け
    られたカセット挿入口に挿入できない形状とされ、前記
    弛み防止部材を前記保持機構に装着した際には、前記イ
    ンクリボンカセットが前記カセット挿入口に挿入できる
    形状とされていることを特徴とする請求項1記載のイン
    クリボンカセット。
  3. 【請求項3】前記弛み防止部材には、インクリボンカセ
    ットの種類表示もしくは上下表示の少なくとも一方がな
    されていることを特徴とする請求項1記載のインクリボ
    ンカセット。
  4. 【請求項4】前記弛み防止部材がインクリボンカセット
    の取っ手を兼用していることを特徴とする請求項1記載
    のインクリボンカセット。
JP34872595A 1995-12-19 1995-12-19 インクリボンカセット Pending JPH09169148A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008105528A1 (ja) * 2007-03-01 2008-09-04 Kabushiki Kaisha Sato 熱転写プリンターのリボンカセット装置およびリボンカセット取付け方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008105528A1 (ja) * 2007-03-01 2008-09-04 Kabushiki Kaisha Sato 熱転写プリンターのリボンカセット装置およびリボンカセット取付け方法

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