JPH09168064A - 通話システムの端末装置 - Google Patents
通話システムの端末装置Info
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- JPH09168064A JPH09168064A JP34840195A JP34840195A JPH09168064A JP H09168064 A JPH09168064 A JP H09168064A JP 34840195 A JP34840195 A JP 34840195A JP 34840195 A JP34840195 A JP 34840195A JP H09168064 A JPH09168064 A JP H09168064A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract
き、回線を有効に利用できると共に、3者通話や割り込
み通話、通話の転送を自在に行なえる通話システムの端
末装置を提供する。 【解決手段】 コンピュータネットワーク網を形成し、
コンピュータネットワーク網の各端末間の接続をサーバ
を介して行い、コンピュータネットワーク網により少な
くとも音声データを含むデータを転送する。コンピュー
タネットワークを介して、独立した複数の音声データを
伝送できるようにする。1系統の回線で複数の独立した
通話を行うことができるので、回線を効率良く使用する
ことができると共に、3者通話や割り込み通話、通話の
転送等を自在に行なえる。更に、複数の電話機のうち、
どの電話機に対するデータかを識別情報を用いて分離す
ることにより、複数のIPアドレスを割り振ることな
く、1つの回線で複数の独立した通話を行うことができ
る。
Description
ュータネットワーク網であるインターネットを用いて音
声データの送受信を行うインターネット電話に用いて好
適な通話システムに関する。
するコンピュータネットワーク同士を広域回線を介して
接続したコンピュータネットワーク網であり、全世界に
張り巡らされてれている。電子メールサービスや、ファ
イル転送サービス、情報検索サービス等、既にインター
ネットを利用した様々なサービスが盛んに行われてい
る。
のである。図11において、NET101、NET10
2、NET103、…は、コンピュータネットワークで
ある。コンピュータネットワークNET101、NET
102、NET103、…は、夫々、複数の端末T、
T、T、…を有している。各コンピュータネットワーク
NET101、NET102、NET103、…の端末
T、T、T…は、夫々、LAN(Local Area Network)
により接続されている。LANの形態としては、イーサ
ネットやトークンリング等が用いられる。
1、NET102、NET103、…は、互いにルータ
R101、R102、R103、…を介して接続されて
いる。ルータR101、R102、R103、…は、コ
ンピュータネットワーク上のデータをその行き先によっ
て他のコンピュータネットワークに配送するようなルー
ティング処理を行うものである。
ET101、NET102、NET103、…は、ルー
タR101、R102、R103、…を介して接続され
ており、コンピュータネットワーク網が構築されてい
る。このようなコンピュータネットワーク網は、インタ
ーネットと呼ばれている。インターネットにより、世界
中のコンピュータネットワークNET1、NET2、N
ET3、…の間で、データを転送することが可能とな
る。
ロトコルとして、IP(Internet Protocol )が用いら
れる。IPでは、各端末にIPアドレスが割り当てら
れ、データを転送する先がIPアドレスにより識別され
る。IPアドレスは、2進数で8ビットで表せる数字を
4個集めたもので構成されており、例えば「43.3.25.24
6 」というように表現される。
ドレスの不足が危惧されている。そこで、あるネットワ
ーク上に登録されている端末数が多く、実際に接続され
る端末の数が少ない場合等では、IPアドレスを節約す
るために、ネットワーク上にIPアドレスを割り当てる
サーバを持ち、実際に端末が接続されているときだけ、
空いているIPアドレスを割り付ける場合がある。この
ようにすると、端末の台数だけIPアドレスを用意する
必要はなく、限られた数のIPアドレスを有効に利用す
ることができる。
プロトコルとして、TCP(Transmission Contorol Pr
otocol)及びUDP(User Datagram Protocol)が用い
られる。TCPは、所謂コネクション型の通信接続を行
ってから通信を行うもので、パケット順番制御、再送
信、フロー制御、輻輳制御をする機能を有している。U
DPは、コネクションレス型のプロトコルで、リアルタ
イム性が要求されるような場合に、TCPに代わって使
用される。例えば、ディジタル音声通信などでは、パケ
ットの一部が落ちても、その再送を要求したりすること
はせず、音声は途切れなく送られてくる。このような音
声通信の場合には、UDPが使用される。
には、TCP/IPのプロトコルが用いられる。すなわ
ち、コンピュータネットワークの端末には、IPアドレ
スが割り当てられ、このIPアドレスが端末の識別に用
いられる。そして、TCP又はUDPでパケットが転送
される。
もLANで結ばれてはおらず、IPアドレスを有してい
ない場合がある。そこで、個人がインターネットに参加
する場合には、インターネットサービスプロバイダと呼
ばれる会社が利用される。インターネットサービスプロ
バイダを利用すると、個人のコンピュータが電話回線を
用いて、例えばPPP(Point to Point Protocol )や
SLIP(Serial Line IP)でコンピュータネットに接
続され、インターネットに参加することが可能になる。
スプロバイダの一例である。インターネットサービスプ
ロバイダのコンピュータネットワークNET151は、
サーバS151と、ルータR151とを有している。サ
ーバ151は、モデムM151、M152、M153、
…を介して、公衆電話回線網TEL151に接続されて
いる。
は、個人でインターネットに参加する人の端末である。
端末T151、T152、T153、…は、モデム(図
示せず)を介して、公衆電話回線網TEL151に接続
される。個人の端末T151、T152、T153、…
としては、シリアルポートを有するパーソナルコンピュ
ータを用いることができる。
てインターネットに参加する場合には、予め、利用者と
インターネットサービスプロバイダの会社とで契約が結
ばれるのが普通である。利用者とインターネットサービ
スプロバイダとの契約が結ばれると、利用者にアカウン
ト名とパスワードが送られてくる。
3、…からインターネットに参加する場合には、利用者
は、インターネットサービスプロバイダにダイアルしイ
ンターネットサービスプロバイダのコンピュータネット
ワークNET151を呼び出す。サーバS151は、呼
出しを受けると、アカウント名とパスワードの入力を要
求し、インターネットサービスプロバイダとの間で契約
が結ばれているかどうかの認証を行う。入力されたアカ
ウント名とパスワードが正しく、インターネットサービ
スプロバイダとの間で契約が結ばれていることが認証さ
れると、サーバS151は空いているIPアドレスを検
索し、空いているIPアドレスがあれば、このIPアド
レスを一時的なIPアドレスとして端末T151、T1
52、T153、…に割り当てる。これにより、端末T
151、T152、T153、…に一時的なIPアドレ
スが付けられ、インターネットに接続できるようにな
る。
PP接続しているが、ISDN(Integrated Service D
igital Network)を用いるようにしても良い。ISDN
64は、1回線に64kbpsのBチャンネルが2つ
と、16kbpsのDチャンネルが1つの合計で3チャ
ンネルからなる。ISDNを用いた場合、Bチャンネル
の上にIPパケットを流すことによって、64kbps
の回線として利用できる。
を利用して相手方と通話を行うようなインターネット電
話の開発が進められている。インターネットは基本的に
は無料で利用できるので、インターネットを利用して通
話を行うインターネット電話では、インターネットサー
ビスプロバイダとの契約により生じる料金と、インター
ネットサービスプロバイダまでの電話料金やISDNの
使用料金だけで通話を行なえることになり、非常に安価
な料金で、長距離電話や国際電話を行うことが可能にな
る。
通常、プロバイダと契約して、PPPで電話回線を用い
てインターネットに参加している。モデムを使った場合
には、現状では、最高で28.8Kbpsである。これ
に対して、音声データは、圧縮方式によりデータの転送
速度は変わるが、8〜64Kbpsであり、14.4K
bps程度であれば、実用的には十分である。このた
め、電話回線を用いた場合でも、データ転送速度に余裕
がある。ISDN等のディジタル回線では、伝送速度に
更に余裕がある。
行うことが考えられる。また、1つの回線で2系統の通
話が行なえると、3者通話や割り込み通話、通話の転送
に利用でき、便利である。
話回線で複数の通話を行うことができ、回線を有効に利
用できると共に、3者通話や割り込み通話、通話の転送
を自在に行なえる通話システムの端末装置を提供するこ
とにある。
のIPアドレスを割り当てずに、1つの電話回線で複数
の通話を行うことができるようにした通話システムの端
末装置を提供することにある。
タネットワーク網を形成し、コンピュータネットワーク
網の各端末間の接続をサーバを介して行い、コンピュー
タネットワーク網により少なくとも音声データを含むデ
ータを転送するようにした通話システムの端末装置であ
って、コンピュータネットワーク網を介して、独立した
複数の音声データを伝送できるようにしたことを特徴と
する通話システムの端末装置である。
網のサーバに対して夫々独立して動作する第1及び第2
の送受信処理手段と、夫々独立して動作する複数の音声
処理手段とを有する。
のサーバに対する1つの送受信処理手段と、独立して動
作する複数の音声処理手段と、伝送する音声データを識
別するための識別情報を付加すると共に、伝送されてき
た音声データがどの音声処理手段への音声データかを識
別情報を使って識別する手段とを有する。
ことができる。このため、回線を効率良く使用すること
ができると共に、3者通話や割り込み通話、通話の転送
等を自在に行なえる。更に、複数の電話機のうち、どの
電話機に対するデータかを識別情報を用いて分離するこ
とにより、複数のIPアドレスを割り振ることなく、1
つの回線で複数の独立した通話を行うことができる。
て図面を参照して説明する。この発明は、インターネッ
トを使って音声データを通信するインターネット電話に
適用されるもので、特に、公衆電話回線網を使ってPP
P接続でインターネット電話を使用する場合に用いて好
適である。
ット電話システムの一例を示すものである。図1におい
て、コンピュータネットワークNET1は、例えば、イ
ンターネットサービスプロバイダのコンピュータネット
ワークである。コンピュータネットワークNET1は、
サーバS1と、ルータR1とを有している。
…を介して、公衆電話回線網TEL1に接続されてい
る。公衆電話回線網TEL1を使って、現在、高速モデ
ムにより、28.8Kbpsでデータを伝送することが
可能である。
ータR1を介して、インターネットを構成する他のコン
ピュータネットワークに接続されている。ルータR1
は、コンピュータネットワーク上のデータをその行き先
によって他のコンピュータネットワークに配送するよう
なルーティング処理を行うものである。
人でインターネットに参加する人の端末である。端末T
1、T2、T3、…としては、インターネット電話のプ
ログラムをインストールしたパーソナルコンピュータが
用いられる他、専用のインターネット電話機を用いるこ
とができる。専用のインターネット電話機は、後に説明
するように、インターネットを利用した通話が簡単に行
なえるようにしたインターネット電話専用の端末であ
る。
ている。図2に示すように、データベースDB1には、
「端末名称」、「端末日本語名称」、「インターネット
上の表記名」、「接続形式」、「PPP用電話番号」、
「利用者名」、等が記録される。データベースDB1
は、例えば、インターネットサービスプロバイダと利用
者との間で契約が結ばれるときに、契約内容から得られ
る情報を用いて構築される。このデータベースDB1に
は、接続形式がPPPの場合には、PPP接続でインタ
ーネットサービスプロバイダと契約している者のPPP
用の電話番号の情報が含まれている。
1、T2、T3、…とを公衆電話回線網でPPP接続し
ているが、ISDNのようなディジタル網を用いて接続
するようにしても良い。
における通話制御について説明する。例えば、図1にお
いて、端末T1から端末T2を呼び出して通話を行いた
いとする。インターネットでは、IPアドレスを使って
相手側を特定するが、この場合、相手側の端末T2は、
PPPで接続される端末であるため、コンピュータネッ
トワークNET1に接続されていないこと画ある。この
ため、相手がPPP接続されていない場合、IPアドレ
スを使って相手側の端末T2を呼び出すことができな
い。そこで、データベースDB1が利用される。
チャートである。先ず、発呼側の端末T1からインター
ネットサービスプロバイダNET1にダイアルされ、イ
ンターネットサービスプロバイダNET1が呼び出され
る。インターネットサービスプロバイダNET1のサー
バS1は、呼出しを受けると、アカウント名とパスワー
ドの入力を端末T1に要求し、インターネットサービス
プロバイダとの間で契約が結ばれているかどうかの認証
要求を行う。発呼側の端末T1の使用者は、この認証要
求に応答して、アカウント名とパスワードを入力する。
入力されたアカウント名とパスワードが正しく、インタ
ーネットサービスプロバイダとの間で契約が結ばれてい
ることが認証されると、サーバS1は一時的なIPアド
レスを端末T1に割り当てる。これにより、端末T1と
のPPP接続が開始される(ステップST1)。
のアドレス(例えば端末T2)が指定される(ステップ
ST2)。
S1は、データベースDB1を使って、端末T2の情報
を検索する。データベースDB1の情報から、端末T2
のPPP接続用の電話番号が分かる(ステップST
3)。
ためのIPアドレスをサーバ内で決定し、PPP接続に
備えると共に、この相手側端末のIPアドレスを発呼側
端末T1に通知する(ステップST4)。
1より検索された端末T2の電話番号にダイアルし、端
末T2を呼び出す。サーバS1は、相手側端末T2との
電話回線の接続が確認されると、認証を行い、相手側端
末にIPアドレスを割り付ける(ステップST5)。
テップST6)。そして、端末T1と端末T2との間で
音声データが送受され、通話が行われる(ステップST
7)。なお、音声データは圧縮されて伝送される。音声
データを送受する場合には、トランスポート層のプロト
コルとして、UDPが用いられる。
とのPPP接続及び電話回線接続、端末T2とサーバS
1とのPPP接続及び電話回線接続等、全ての接続が終
了される(ステップST8)。
完了する前に、端末T2のIPアドレスを決定している
が、端末T2のIPアドレスの決定は、端末T2の呼出
しが完了してから行うようにしても良い。また、この
時、必要に応じて、決定したIPアドレスを発呼側の端
末T1に連絡するようにしても良い。サーバが相手側端
末のIPアドレスを決定した時点で、発呼側にもそのI
Pアドレスを連絡することで、発呼側での相手側端末と
の通信準備を予め行うことができるため、端末間の通話
開始をスムーズに進めることが可能である。
報を有するデータベースDB1が設けられ、通話の相手
側がPPP接続の端末(例えばT2)の場合には、この
データベースDB1の電話番号情報を基に、相手側の端
末が呼び出される。そして、相手側の端末T2がPPP
でサーバS1に接続される。これにより、通話の相手側
がPPP接続の端末の場合にも、相手先を呼び出して通
話を行うことができる。
内の端末同士で通話を行う場合について説明したが、他
のコンピュータネットにある端末と通話を行うこともで
きる。図4は、異なるコンピュータネットワーク間の端
末間で、通話を行う場合の例を示すものである。
NET11は、例えば、インターネットサービスプロバ
イダのコンピュータネットワークである。コンピュータ
ネットワークNET11は、サーバS11と、ルータR
11とを有している。サーバS11は、モデムM11、
M12、M13、…を介して、公衆電話回線網TEL1
1に接続されている。サーバS11は、データベースD
B11を有している。データベースDB11には、コン
ピュータネットワークNET11にPPPで接続される
端末の電話番号を含む情報が蓄えられている。コンピュ
ータネットワークNET11は、ルータR11を介し
て、インターネットを構成する他のコンピュータネット
ワークに接続されている。ルータR11は、ネットワー
ク上のデータをその行き先によってネットワークに配送
するようなルーティング処理を行うものである。端末T
11、T12、T13、…は、例えば、個人でインター
ネットに参加する人の端末である。
例えば、他のインターネットサービスプロバイダのコン
ピュータネットワークである。コンピュータネットワー
クNET21は、サーバS21と、ルータR21とを有
している。サーバS21は、モデムM21、M22、M
23、…を介して、公衆電話回線網TEL21に接続さ
れている。サーバS21は、データベースDB21を有
している。データベースDB21には、コンピュータネ
ットワークNET21にPPPで接続される端末の電話
番号を含む情報が蓄えられている。コンピュータネット
ワークNET21は、ルータR21を介して、インター
ネットを構成する他のコンピュータネットワークに接続
されている。ルータR21は、ネットワーク上のデータ
をその行き先によってネットワークに配送するようなル
ーティング処理を行うものである。端末T21、T2
2、T23、…は、例えば、個人でインターネットに参
加する人の端末である。
11の端末T11から、コンピュータネットワークNE
T21の端末T21に発呼するとする。この場合、図5
に示すような処理が行われる。
ットサービスプロバイダのネットワークNET11にダ
イアルされ、コンピュータネットワークNET11のサ
ーバS11が呼び出される。
ウント名とパスワードの入力を要求し、インターネット
サービスプロバイダとの間で契約が結ばれているかどう
かの認証要求を行う。
要求に応答して、アカウント名とパスワードを入力す
る。入力されたアカウント名とパスワードが正しく、イ
ンターネットサービスプロバイダとの間で契約が結ばれ
ていることが認証されると、サーバS11は、一時的な
IPアドレスを端末T11に割り当てる。これにより、
端末T11のPPP接続が開始される。
話要求が送られ、サーバS11から端末T11に通話応
答が返される。通話応答が返されたら、通話したい相手
先のアドレス(例えば端末T21)が指定される。
の端末を含むサーバS11は、相手側を含むコンピュー
タネットワーク(例えばコンピュータネットワークNE
T21)のサーバS21に、例えば、端末T21への通
話要求を送る。サーバS21は、端末T21への通話要
求を受けると、サーバS11に通話応答を返す。発呼側
の端末を含むネットワークNET11のサーバS11
は、通話応答を受けると、通話先のアドレスを送付する
と共に、発呼側の情報を送付する。
ET21のサーバS21は、データベースDB21を使
って、端末T21の情報を検索する。データベースDB
21の情報から、端末T21のPPP接続用の電話番号
が分かる。コンピュータネットワークNET21のサー
バS21は、データベースDB21より検索された端末
T21の電話番号にダイアルし、端末T21を呼び出
す。
の呼出しを受け取ると、呼出し応答をサーバS21に返
す。サーバS21は、呼出し応答を受け取ると、PPP
接続要求をし、端末T21は、PPP接続要求を受ける
と、PPP接続することを知らせる。
パスワードの入力を要求し、認証を行う。相手側の使用
者は、この認証に応じて、アカウント名とパスワードを
入力する。入力されたアカウント名とパスワードが正し
く、インターネットサービスプロバイダとの間で契約が
結ばれていることが確認されると、端末T21にIPア
ドレスが割り当てられる。これにより、端末T21のP
PP接続が開始される。
から端末T21に通話要求が送られ、端末T21からサ
ーバS21に通話応答が返される。そして、コンピュー
タネットワークNET21のサーバS21からコンピュ
ータネットワークNET11のサーバS11に通話接続
完了が送られ、また、サーバS11から端末T11に通
話完了が送られる。それから、端末T11と端末T21
との間で音声データが送受され、通話が行われる。
1から切断要求が出されると、この切断要求が相手側の
端末T21に送られる。端末T21は、切断要求を受け
ると、切断応答を端末T11に返し、全ての接続を切断
する。
ット電話を利用するには、パーソナルコンピュータを用
意し、このパーソナルコンピュータにマイクロホンとス
ピーカとを接続すると共に、インターネット接続用のソ
フトウェアを組み込まなければならない。しかしなが
ら、パーソナルコンピュータを用意して、インターネッ
トに接続できるようにすることは、コンピュータに不慣
れなユーザにとっては容易ではない。また、コンピュー
タでPPP接続してインターネット電話を利用するので
は、操作性が悪く、コストアップである。
ト電話機が用いられる。このインターネット電話機に
は、インターネット接続用のソフトウェアを組み込む必
要がなく、インターネットに簡単に接続して、音声通信
を行うことができる。
の端末の一例を示すものである。この発明が適用された
電話機では、2つの電話機本体1A及び1Bを使って、
1つの電話回線で2系統の独立した通話を行うこうとが
可能とされている。
である。電話機本体1Aと電話機本体1Bとは接続され
ている。電話機本体1Aは、公衆電話回線に接続されて
いる。
操作部2A及び2Bが設けられる。この表示操作部2A
及び2Bは、図7に示すように、表示パネル3上にタッ
チパネル4が積層された構造とされている。表示操作部
2A及び2Bに、数字キーや操作キー等を示すアイコン
が表示され、このアイコン上のタッチパネル4を押す
と、必要な入力が行なえるようになっている。また、こ
の表示操作部2A及び2Bには、キー等を示すアイコン
の他に、操作案内をするためのヘルプや、設定状態が表
示される。更に、種々の情報が表示操作部2A及び2B
に表示される。また、電話機本体1A及び1Bには、ハ
ンドセット5A及び5Bが接続される。
ターネット電話では、電話機本体1A及び1Bを用い
て、2系統の通話が行なえる。
て伝送する場合には、データの転送速度は、現状では、
最高でも28.8Kbpsである。これに対して、音声
データは、圧縮方式によりデータの転送速度は変わる
が、8〜64Kbpsであり、満足な音質が得られるよ
うにするためには、最低でも8K〜14Kbpsで音声
データを送る必要がある。
2Kbpsの圧縮方式を選び、公衆電話回線を使って転
送速度28.8Kbpsで転送したとしても、回線上の
データレートは、非同期シリアル転送を行うこうとやP
PP接続を行うためのオーバヘッドが加わるため、約1
6Kbpsまで増加してしまう。しかしながら、回線速
度は28.8Kbpsであるため、回線に余裕があり、
約12Kbpsの転送レートでデータを流すことが可能
である。したがって、通信のためのデータのオーバーヘ
ッドを考えても、更に8Kbps程度の音声データを転
送することが可能なため、通話中の音声に付け加えて、
更に圧縮した音声をこの回線で流すことも可能になる。
よって、音声品質をあまり問題としなければ、電話回線
上で2通話分のデータを転送することができる。ISD
N等のディジタル回線を用いれば、音声品質を低下させ
ることなく、更に複数の通話を行うことが可能である。
1A、1Bを独立して動作させることができる。その応
用として、3者通話や電話割り込み機能も便利に使える
ようになる。例えば、1人の通話相手に対して、2台の
電話機本体1A、1Bで、1対2の通話を行うようなこ
とが可能である。このような1対2の通話中でも、場合
によっては、電話機本体1Aか1Bかのどちらかを選択
して通話を続けることも可能である。また、電話機本体
1Aから電話機本体1Bに、又は電話機本体1Bから電
話機本体1Aに、通話転送したりすることも可能であ
る。また、例えば、電話機本体1Aに対して、通話中に
割り込みがあった場合には、電話機本体1Bに振り分け
て、電話機本体1B側で割り込みの通話を行うようなこ
とができる。
の一例を示すものである。この例では、電話機本体11
A及び11Bを、夫々、独立した端末として動作させる
ことにより、1つの公衆電話回線上で2通話分のデータ
の転送が可能とされている。
系統の音声データを1つの電話回線で送るための多重化
回路13と、モデム12とが設けられる。モデム12
は、公衆電話回線に接続される。
Aが設けられる。CPU21Aには、ROM22A、E
PROM23A、RAM24Aが接続される。また、C
PU21Aには、タッチパネル25Aから入力が与えら
れる。CPU21Aの出力が表示パネル26Aに表示さ
れる。CPU21Aは、ダイアル接続処理、IPによる
データの転送処理を行うと共に、オーディオ信号の圧縮
/伸長処理を行っている。電話機本体11Aには、ハン
ドセット27Aが接続される。ハンドセット27Aから
の音声は、A/D及びD/Aコンバータ28Aでディジ
タル化される。また、ハンドセット27Aへの音声デー
タは、A/D及びD/Aコンバータ28Aでアナログ信
号に戻される。
けられる。電話機本体11BのCPU21Bは、電話機
本体11Aの多重化回路13に接続される。CPU21
Bには、ROM22B、EPROM23B、RAM24
Bが接続される。また、CPU21Bには、タッチパネ
ル25Bから入力が与えられる、CPU21Bの出力が
表示パネル26Bに表示される。CPU21Bは、ダイ
アル接続処理、IPによるデータの転送処理を行うと共
に、オーディオ信号の圧縮/伸長処理を行っている。電
話機本体11Bには、ハンドセット27Bが接続され
る。ハンドセット27Bからの音声は、A/D及びD/
Aコンバータ28Bでディジタル化される。また、ハン
ドセット27Bへの音声データは、A/D及びD/Aコ
ンバータ28Bでアナログ信号に戻される。
めのデータパケットの構成を示すものである。この例で
は、音声データの両端に、プリアンブルとポストアンブ
ルとを付加する構成とされている。プリアンブルには、
送出先のIPアドレスと、送出元のIPアドレスが付加
されている。また、このプリアンブルには、ポート番号
が含められる。ポストアンブルには、データ誤り検出、
訂正のためのデータが付加されている。
ワーク上での端末識別のためのユニークな符号である。
IPアドレスは、例えば、ダイアルPPPで接続される
場合には、サーバと端末の接続を開始する毎に付与され
る。
は、夫々、独立した端末として動作する。すなわち、図
8において、電話機本体11Aを用いて通話を行う場合
には、電話機本体11Aとサーバとの間で認証が行わ
れ、認証が成立すると、電話機本体11AにIPアドレ
スが割り当てられ、電話機本体11AがサーバとPPP
で接続される。これにより、電話機本体11Aを用い
て、通話を行うことが可能になる。
には、電話機本体11Bとサーバとの間で認証が行わ
れ、認証が成立すると、電話機本体11BにIPアドレ
スが割り当てれ、電話機本体11BがサーバとPPPで
接続される。これにより、電話機本体11Bを用いて、
通話を行うことが可能になる。
本体11A及び11Bは、夫々、独立した端末として動
作する。このため、1つの電話回線を使って、2系統の
独立した通話を行うことが可能である。この例では、サ
ーバではIPアドレスから相手側端末を特定して通信が
できる反面、1つの回線に2系統のデータが流れるの
で、サーバ側でも、ハードウェア又はソフトウェアでデ
ータの分離、多重化処理が必要になる。また、2台の電
話機本体11A及び11Bを同時に使う場合には、1つ
の回線に対して2つのIPアドレスが必要になる。
る。この例では、1つのIPアドレスを用いて、2系統
の通信を独立して行なえる。
話機本体である。電話機本体31Aには、通信コントロ
ーラ33と、モデム32とが設けられる。通信コントロ
ーラ33は、ダイアル接続処理、IPによるデータの転
送処理を行うと共に、識別情報を用いて、2つの電話機
31A、31Bに対して、夫々、音声データを送受信で
きるように通信を制御する。識別情報としては、ポート
番号等が利用できる。モデム37は、公衆電話回線に接
続される。
Aが設けられる。CPU41Aには、ROM42A、E
PROM43A、RAM44Aが接続される。また、C
PU41Aには、タッチパネル45Aから入力が与えら
れ、CPU41Aの出力が表示パネル46Aに表示され
る。CPU41Aは、電話機本体の全体制御を行うと共
に、オーディオ信号の圧縮/伸長処理を行っている。A
/D及びD/Aコンバータ48Aにより、ディジタルオ
ーディオ信号とアナログオーディオ信号との変換が行わ
れる。電話機本体41Aには、ハンドセット47Aが接
続される。
けられる。CPU41Bには、ROM42B、EPRO
M43B、RAM44Bが接続される。また、CPU4
1Bには、タッチパネル45Bから入力が与えられる、
CPU41Bの出力が表示パネル46Bに表示される。
CPU41Bは、電話機本体の全体制御を行うと共に、
オーディオ信号の圧縮/伸長処理を行っている。A/D
及びD/Aコンバータ48Bにより、ディジタルオーデ
ィオ信号とアナログオーディオ信号との変換が行われ
る。電話機本体41Bには、ハンドセット47Bが接続
される。
3により、サーバとの間で認証が行われ、認証が成立す
ると、通信コントローラ33にIPアドレスが割り当て
れ、通信コントローラ33とサーバとがPPPで接続さ
れる。音声データは、上述したパケットにより伝送さ
れ、通信コントローラ33は、これらのパケットの組立
及び分解を行う。
と31Bとの2系統の音声データが送られてくるため、
これらのデータを分離する必要がある。そこで、電話機
本体31Aとの通話を行う場合のデータと、電話機本体
31Bとの通話を行う場合のデータとを識別するため
に、識別情報が付加される。
利用できる。すなわち、インターネットでは、データ通
信のために、TCP又はUDPのプロトコルが用いられ
る。これらのプロトコルの中では、通信アプリケーショ
ン毎に、ポート番号と呼ばれる番号が付加される。ポー
ト番号は、図9に示したパケットデータのプリアンブル
の一部に付加される。このポート番号を用いて、電話機
本体31Aとの通話を行う音声データと、電話機本体3
1Bとの通話を行う音声データとが識別できる。
ータのポート番号から、どの電話機へのデータかを識別
し、対応する電話機本体31A、31Bに、送られてき
たデータを送出する。これと共に、電話機本体31A及
び31Bからのデータをパケット化する際に、どの電話
機からのデータかを識別するために、対応するポート番
号をパケットに書き込む。
ト番号を用いたが、識別情報はポート番号に限定される
ものではない。たとえば、プリアンブルに隣接するデー
タ中に、識別情報を付加するようにしても良い。
の独立した通話を行うことができる。このため、回線を
効率良く使用することができると共に、3者通話や割り
込み通話、通話の転送等を自在に行なえる。更に、複数
の電話機のうち、どの電話機に対するデータかを識別情
報を用いて分離することにより、複数のIPアドレスを
割り振ることなく、1つの回線で複数の独立した通話を
行うことができる。
テムの一例の説明に用いるブロック図である。
テムの一例の説明に用いる略線図である。
テムの一例の説明に用いるフローチャートである。
テムの他の例の説明に用いるブロック図である。
テムの他の例の説明に用いるフロー図である。
テムの電話機の一例の斜視図である。
テムの電話機の一例の説明に用いる断面図である。
テムの電話機の一例のブロック図である。
テムの電話機の一例の説明に用いる略線図である。
ステムの電話機の他の例のブロック図である。
ある。
る。
本体 21A、21B、41A、41B CPU 33 通信コントローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 コンピュータネットワーク網を形成し、
上記コンピュータネットワーク網の各端末間の接続をサ
ーバを介して行い、上記コンピュータネットワーク網に
より少なくとも音声データを含むデータを転送するよう
にした通話システムの端末装置であって、 上記コンピュータネットワーク網を介して、独立した複
数の音声データを伝送できるようにしたことを特徴とす
る通話システムの端末装置。 - 【請求項2】 上記コンピュータネットワーク網のサー
バに対して夫々独立して動作する複数の送受信処理手段
と、 夫々独立して動作する複数の音声処理手段とを有するよ
うにした請求項1記載の通話システムの端末装置。 - 【請求項3】 上記コンピュータネットワークのサーバ
に対する1つの送受信処理手段と、 独立して動作する複数の音声処理手段と、 伝送する音声データを識別するための識別情報を付加す
ると共に、伝送されてきた音声データがどの音声処理手
段への音声データかを上記識別情報を使って識別する手
段とを有するようにした請求項1記載の通話システムの
端末装置。
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