JPH09167854A - 配列型赤外線検出器およびその製造方法 - Google Patents

配列型赤外線検出器およびその製造方法

Info

Publication number
JPH09167854A
JPH09167854A JP7325586A JP32558695A JPH09167854A JP H09167854 A JPH09167854 A JP H09167854A JP 7325586 A JP7325586 A JP 7325586A JP 32558695 A JP32558695 A JP 32558695A JP H09167854 A JPH09167854 A JP H09167854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
hgcdte
infrared detector
array
cdte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7325586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2716025B2 (ja
Inventor
Akira Ajisawa
昭 味澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7325586A priority Critical patent/JP2716025B2/ja
Publication of JPH09167854A publication Critical patent/JPH09167854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2716025B2 publication Critical patent/JP2716025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異種基板上のHgCdTe結晶を用いた配列
型赤外線検出器において、転位より発生する暗電流を低
減し特性の優れたフォトダイオードアレイを提供する。 【解決手段】 GaAsまたはSi等の異種基板1を用
い、CdTeバッファ層2,検出される赤外光に対して
十分透明(Cd組成の大きい)なp−HgCdTe層
3、続いて赤外光に対して感度をもつp−HgCdTe
層4を順次成長した結晶を用いる。通常の熱サイクルア
ニール処理を施した後ダイオードアレイを形成する。 【効果】 熱サイクルアニールにより転位はCd組成の
大きいHgCdTe層とCdTeバッファ層の界面近傍
に移動し、赤外光に対して感度をもつHgCdTe層中
は十分低転位化されている。CdTeとの界面近傍のH
gCdTe層の転位で発生した少数キャリアは拡散して
もpn接合に到達することはなく暗電流の低減が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、禁制帯幅の狭い半
導体、特にHgを含む化合物半導体を用いた配列型赤外
線検出器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に赤外線検出器においては、禁制帯
幅の狭い半導体を用いたものが高感度であることが知ら
れている。特に検出部分にpn接合を有する光起電力型
素子、即ちフォトダイオードを二次元に配列した構成を
もつ配列型赤外線検出器は、暗視カメラ等の赤外線撮像
装置に適用でき有効である。その代表的なものとしは、
HgCdTe結晶を用いた配列型赤外線検出器があり、
配列型赤外線検出器の製造の大面積化・低価格化を図り
実用化するために、近年GaAs等の異種基板上にエピ
タキシャル成長したHgCdTeが多く用いられてい
る。
【0003】この配列型赤外線検出器は、図2に示すよ
うにGaAs基板1上にCdTeバッファ層2を介して
p−HgCdTe層4が成長され、p−HgCdTe層
4上にn−HgCdTe領域5が配列されたpn接合ダ
イオードアレイより成り立っている。
【0004】赤外光9はGaAs基板1の下面側より入
射し、GaAs基板1,CdTeバッファ層2を通過し
てp−HgCdTe層4に入光されてp−HgCdTe
層4で光電変換され、各ダイオードのn−HgCdTe
領域5に到達したキャリアは、画素信号としてIn電極
7より取り出される。尚、6はZnS保護膜であり、ま
たIn電極7に接続されている信号処理回路は省略して
ある。
【0005】配列型赤外線検出器の特性は、p−HgC
dTe層4の結晶性に主に依存する暗電流、即ち拡散電
流の大きさによって評価される。GaAs等の異種基板
上のHgCdTe層4はCdTeバッファ層2を介して
いるとはいえ、格子不整合による転位が結晶全体に多く
含まれているため、熱サイクルアニール処理により結晶
性の改善(EPDの減少)を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱サイクルアニールは
表面付近での転位密度を低減させるが、転位を消滅させ
る効果よりも寧ろ転位を結晶の奥の方へ移動させる効果
が主であることが実験的に確認されている。CdTeバ
ッファ層2とp−HgCdTe層4の界面付近では、熱
サイクルアニールにより移動してきた多くの転位8が存
在し、これらの転位を介して多くの少数キャリアが発生
している。
【0007】一般的な裏面入射型の配列型赤外線検出器
の場合、赤外光が入射した場合の量子効率を考慮し、p
−HgCdTe層4の厚さを拡散長程度に設定している
ため、界面付近で発生した少数キャリアはpn接合ダイ
オードの暗電流となり、熱サイクルアニールによる表面
付近での低転位化を図っても、暗電流の低減は十分に行
われていなかった。
【0008】また界面付近の転位で発生した少数キャリ
アの影響が及ばない程度にp−HgCdTe層4を厚く
すると、裏面より入射した赤外光により発生したフォト
キャリアがpn接合まで到達しなくなるため、量子効率
の劣化を招く問題があった。
【0009】本発明の目的は、転位を介した暗電流を低
減し、量子効率劣化を招くことがない特性の優れたフォ
トダイオードよりなる配列型赤外線検出器およびその製
造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る配列型赤外線検出器は、半導体基板
と、結晶と、HgCdTe領域とを有する配列型赤外線
検出器であって半導体基板は、CdTeまたはCdZn
Teとは異なる半導体材料であり、結晶は、前記半導体
基板上に形成され、CdTeバッファ層と、比較的禁制
帯幅の大きい第一のHgCdTe層と、前記第一のHg
CdTe層と同一導電型をもち赤外線に対して感度を持
つ第二のHgCdTe層とを順次エピタキシャル成長し
て形成されたものであり、HgCdTe領域は、前記第
一および第二のHgCdTe層と反対の導電型をもち、
前記結晶上にアレイ状に形成されたものであり、前記H
gCdTe領域により形成されるpn接合は、前記第二
のHgCdTe層中に含まれるものである。
【0011】また前記半導体基板は、GaAs基板であ
る。
【0012】また前記半導体基板は、Si基板である。
【0013】また前記第一のHgCdTe層のCdの組
成比は0.5以上である。
【0014】また前記HgCdTe領域により形成され
るpn接合と前記第一のHgCdTe層とは、第二のH
gCdTe層の拡散長以上離れているものである。
【0015】また本発明に係る配列型赤外線検出器の製
造方法は、エピタキシャル成長工程と、熱サイクルアニ
ール工程と、pn接合形成工程とを少なくとも有する配
列型赤外線検出器の製造方法であって、エピタキシャル
成長工程は、GaAs基板上にCdTeバッファ層と、
比較的禁制帯幅の大きい第一のHgCdTe層と、前記
第一のHgCdTe層とは同一導電型をもち赤外線に対
して感度を持つ第二のHgCdTe層とを順次エピタキ
シャル成長させる処理を行うものであり、熱サイクルア
ニール工程は、前記第一および第二のHgCdTe層中
に存在する転位を結晶の奥へ移動させる処理を行うもの
でありpn接合形成工程は、前記第二のHgCdTe層
中にpn接合をアレイ状に形成する処理を行うものであ
る。
【0016】熱サイクルアニールにより転位はCd組成
の大きいHgCdTe層とCdTeバッファ層の界面近
傍に移動し、赤外光に対して感度をもつHgCdTe層
中は十分低転位化されている。CdTeとの界面近傍の
HgCdTe層の転位で発生した少数キャリアは拡散し
てもpn接合に到達することはなく、暗電流の低減が図
れる。更に裏面から入射した赤外光に対して感度をもつ
HgCdTe層でのみ吸収された光電流を発生し、近傍
にあるダイオードに到達した各画素に対応した信号出力
となる。従ってCd組成の大きいHgCdTe層を導入
したことによる量子効率の劣化は見られない。
【0017】以下、本発明を図により説明する。図にお
いて本発明に係る配列型赤外線検出器は基本的構成とし
て、半導体基板と、結晶と、HgCdTe領域とを有し
ている。半導体基板1は、CdTeまたはCdZnTe
(CdTeバッファ層2)とは異なる半導体材料をもつ
ものである。また結晶は、半導体基板1上に形成され、
CdTeバッファ層2と、比較的禁制帯幅の大きい第一
のHgCdTe層3と、前記第一のHgCdTe層3と
は同一導電型をもち赤外線に対して感度を持つ第二のH
gCdTe層4とを順次エピタキシャル成長して形成さ
れたものである。またHgCdTe領域5は、第一およ
び第二のHgCdTe層3,4とは反対の導電型をも
ち、結晶上にアレイ状に形成されたものであり、前記H
gCdTe領域5により形成されるpn接合は、第二の
HgCdTe層4中に含まれている。
【0018】また本発明に係る配列型赤外線検出器の製
造方法は、エピタキシャル成長工程と、熱サイクルアニ
ール工程と、pn接合形成工程とを少なくとも有する配
列型赤外線検出器の製造方法であって、エピタキシャル
成長工程は、GaAs基板上にCdTeバッファ層と、
比較的禁制帯幅の大きい第一のHgCdTe層と、前記
第一のHgCdTe層とは同一導電型をもち赤外線に対
して感度を持つ第二のHgCdTe層とを順次エピタキ
シャル成長させる処理を行うものであり、熱サイクルア
ニール工程は、前記第一および第二のHgCdTe層中
に存在する転位を結晶の奥へ移動させる処理を行うもの
でありpn接合形成工程は、前記第二のHgCdTe層
中にpn接合をアレイ状に形成する処理を行うものであ
る。
【0019】次に本発明の配列型赤外線検出器を具体例
を用いて説明する。本発明の実施形態に係る配列型赤外
線検出器は、図1に示すようにGaAs基板1上にCd
Teバッファ層2を形成し、CdTeバッファ層2上に
検出される赤外光に対して十分透明(Cd組成の大き
い)なHgCdTe層3を成長させ、続いてHgCdT
e層3上に赤外光に対して感度をもつHgCdTe層4
を成長させた結晶を用いる。表面近傍より転位を遠ざけ
るため通常の熱サイクルアニール処理を施し、その後、
HgCdTe領域5を成長させ、HgCdTe層4中に
pn接合をアレイ状に形成してダイオードアレイを形成
する。また6はZnS保護膜であり、またIn電極7に
接続されている信号処理回路は省略してある。
【0020】この構造及び製造方法では、転位は表面側
より結晶の奥の部分に移動し、Cd組成の大きいHgC
dTe層3,CdTeバッファ層2の界面近傍に多く存
在し、赤外光に対して感度を持つHgCdTe層4中は
十分低転位化される。Cd組成の大きいHgCdTe層
3で発生した少数キャリアは拡散してもHgCdTe層
4にある程度の厚さがあれば、pn接合に到達すること
はなく、またHgCdTe層4自体は十分低転位化され
ているため、暗電流の低減を図ることができる。
【0021】さらに裏面から入射した赤外光9は、Cd
組成の大きいHgCdTe層3を透過し、赤外光に対し
て感度を持つHgCdTe層4でのみ吸収され光電流を
発生し、近傍にあるダイオードに到達し各画素に対応し
た信号出力となる。従ってHgCdTe層3を導入した
ことによる量子効率の劣化は見られない。
【0022】以下、本発明の配列型赤外線検出器の動作
および特性を製造方法と共に図1,図3を用いて具体的
に説明する。GaAs基板1上にCdTeバッファ層2
を5μm、赤外光に対して透明な組成をもつp−HgC
dTe層(Cd組成x=0.5)3を8μm、赤外光に
対して感度を持つp−HgCdTe層(x=0.23)
4を12μmの厚みにMBE法により順次エピタクシャ
ル成長させる。
【0023】キャリア濃度は、比較的p型のHgCdT
e結晶が得られ易いAgドープを用い、それぞれ1×1
16cm-3とする。このとき転位はp−HgCdTe層
(x=0.5)3,p−HgCdTe層(x=0.2
3)4の全体に広がっていて転位密度(EPD)は1×
107cm-2程度である(図3(a))。
【0024】続いて熱サイクルアニール処理を施し、転
位を結晶の奥の方(CdTeバッファ層2との界面に近
い領域)へ移動させる。その結果、赤外光に対して感度
を持つp−HgCdTe層4での転位密度は低減され、
1×106cm-2程度になる(図3(a))。
【0025】その後、Bのイオン注入を約150keV
の打ち込みエネルギーで行いアレイ状にn−HgCdT
e領域5を形成することにより、フォトダイオードアレ
イを形成する。ダイオードのpn接合の深さは1.5〜
2μm程度であるため、p−HgCdTe層4中に完全
に含まれ、転位の多いp−HgCdTe層3からは10
μm以上離れている(図3(c))。
【0026】各ダイオードの大きさは20μmφ,ピッ
チは35φmである。その後、HgCdTe層5に対し
て界面準位密度が比較的小さいZnS保護膜6を形成
し、最後にIn電極7を形成することにより素子は製作
される(図1)。
【0027】実際には、更に信号読み出し用のSiMO
SICとのハイブリッド化工程があるが、ここでは省略
してある。
【0028】次に本発明の配列型赤外線検出器の動作,
特性について説明する。GaAs基板1の下面より入射
した赤外光9は、CdTeバッファ層2,赤外光9に対
して十分透明なp−HgCdTe層3を通過し、赤外光
9に対して感度をもつp−HgCdTe層4で吸収さ
れ、光電流に光電変換させる。この光電流は拡散し最寄
りのpn接合に到達し、n−HgCdTe領域5,In
電極7を介して信号読み出し用のSiMOSICに送り
込まれ、赤外画像として出力される。
【0029】赤外画像特性に影響を与えるのは暗電流と
量子効率であるが、この構造および製造方法では、暗電
流となる少数キャリアの発生源である転位は、結晶の奥
の部分即ちCd組成の大きいp−HgCdTe層3とC
dTeバッファ層2の界面近傍に多く存在し、赤外光に
対して感度を持つp−HgCdTe層4中は十分低転位
化されている。
【0030】MBE等で成長したHgCdTe結晶の拡
散長が一般的に10μm程度であること、本発明の実施
例では、p−HgCdTe層3からpn接合まで10μ
m以上あることことを考えると、転位の多く存在してい
るp−HgCdTe層3で発生した少数キャリアは、拡
散してもpn接合に到達することはなく暗電流とはなら
ない。
【0031】またp−HgCdTe層自体は低転位化さ
れているため、暗電流は十分低くおさえられているた
め、暗電流による画像特性の劣化はない。更に裏面から
入射した赤外光9は、Cd組成の大きいp−HgCdT
e層では吸収されず、赤外光に対して感度を持つp−H
gCdTe層4でのみ吸収され光電流を発生し、拡散長
以内にあるダイオードに到達し各画素に対応した信号出
力となるのでp−HgCdTe層3による量子効率の劣
化は見られない。
【0032】このように本発明は、画像特性の劣化を招
く暗電流を低減させ且つ光電流のみを効率よくpn接合
に導くことができ、優れた画像特性が得られる配列型赤
外線検知器である。
【0033】本実施形態ではGaAs基板を用いた場合
について示したが、これがSi基板であっても得られる
効果は全く同様である。またHgCdTe層の組成や電
気的極性に関しても本実施例に限るものではなく、Cd
Teバッファ層上のHgCdTe層は被検知赤外光に対
して透明であり、その上のHgCdTe層は被検知赤外
光に対して感度をもつ組成であればよく、またp型とn
型が逆になってもなんら影響はない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配列型赤
外線検出器およびその製造方法では、GaAsやSi等
の異種基板を用いた場合でも、転位等が原因となる暗電
流を低減させ、且つ光電流のみを効率よくpn接合に導
くことができ、優れた画像特性が得られる配列型赤外線
検出器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る配列型赤外線検出器
を説明するための図である。
【図2】従来例を示すための図である。
【図3】本発明の配列型赤外線検出器の製造方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 CdTeバッファ層 3 p−HgCdTe層(x=0.5) 4 p−HgCdTe層(x=0.23) 5 n−HgCdTe領域 6 ZnS保護膜 7 In電極 8 転位 9 赤外光

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、結晶と、HgCdTe領
    域とを有する配列型赤外線検出器であって半導体基板
    は、CdTeまたはCdZnTeとは異なる半導体材料
    であり、 結晶は、前記半導体基板上に形成され、CdTeバッフ
    ァ層と、比較的禁制帯幅の大きい第一のHgCdTe層
    と、前記第一のHgCdTe層と同一導電型をもち赤外
    線に対して感度を持つ第二のHgCdTe層とを順次エ
    ピタキシャル成長して形成されたものであり、 HgCdTe領域は、前記第一および第二のHgCdT
    e層と反対の導電型をもち、前記結晶上にアレイ状に形
    成されたものであり、 前記HgCdTe領域により形成されるpn接合は、前
    記第二のHgCdTe層中に含まれるものであることを
    特徴とする配列型赤外線検出器。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板は、GaAs基板である
    ことを特徴とする請求項1に記載の配列型赤外線検出
    器。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板は、Si基板であること
    を特徴とする請求項1に記載の配列型赤外線検出器。
  4. 【請求項4】 前記第一のHgCdTe層のCdの組成
    比は0.5以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の配列型赤外線検出器。
  5. 【請求項5】 前記HgCdTe領域により形成される
    pn接合と前記第一のHgCdTe層とは、第二のHg
    CdTe層の拡散長以上離れていることを特徴とする請
    求項1に記載の配列型赤外線検出器。
  6. 【請求項6】 エピタキシャル成長工程と、熱サイクル
    アニール工程と、pn接合形成工程とを少なくとも有す
    る配列型赤外線検出器の製造方法であって、 エピタキシャル成長工程は、GaAs基板上にCdTe
    バッファ層と、比較的禁制帯幅の大きい第一のHgCd
    Te層と、前記第一のHgCdTe層とは同一導電型を
    もち赤外線に対して感度を持つ第二のHgCdTe層と
    を順次エピタキシャル成長させる処理を行うものであ
    り、 熱サイクルアニール工程は、前記第一および第二のHg
    CdTe層中に存在する転位を結晶の奥へ移動させる処
    理を行うものでありpn接合形成工程は、前記第二のH
    gCdTe層中にpn接合をアレイ状に形成する処理を
    行うものであることを特徴とする配列型赤外線検出器の
    製造方法。
JP7325586A 1995-12-14 1995-12-14 配列型赤外線検出器およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2716025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7325586A JP2716025B2 (ja) 1995-12-14 1995-12-14 配列型赤外線検出器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7325586A JP2716025B2 (ja) 1995-12-14 1995-12-14 配列型赤外線検出器およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09167854A true JPH09167854A (ja) 1997-06-24
JP2716025B2 JP2716025B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=18178539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7325586A Expired - Fee Related JP2716025B2 (ja) 1995-12-14 1995-12-14 配列型赤外線検出器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2716025B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368614B1 (ko) * 2000-07-14 2003-01-24 주식회사 케이이씨 적외선 검출소자 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368614B1 (ko) * 2000-07-14 2003-01-24 주식회사 케이이씨 적외선 검출소자 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2716025B2 (ja) 1998-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5149956A (en) Two-color radiation detector array and methods of fabricating same
US7368762B2 (en) Heterojunction photodiode
US20070114626A1 (en) Photodiode device and photodiode array for optical sensor using the same
US8946617B2 (en) Photodiode having a p-n junction with varying expansion of the space charge zone due to application of a variable voltage
JP6763406B2 (ja) 受光素子、受光素子の製造方法、撮像素子および電子機器
US20140217540A1 (en) Fully depleted diode passivation active passivation architecture
EP3240030B1 (fr) Dispositif de photo-détection à réseau inter-diodes sur-dopé et procédé de fabrication
US6798001B2 (en) Semiconductor device having photo diode with sensitivity to light of different wavelengths
US5599733A (en) Method using cadmium-rich CdTe for lowering the metal vacancy concentrations of HgCdTe surfaces
JPH11121729A (ja) バンドギャップ設計型アクティブ・ピクセル・セル
JP2716025B2 (ja) 配列型赤外線検出器およびその製造方法
JP2009283603A (ja) 検出装置、受光素子アレイおよびその製造方法
US3436549A (en) P-n photocell epitaxially deposited on transparent substrate and method for making same
JP2848345B2 (ja) 赤外線検出器
JPH01243480A (ja) 赤外線センサ及び同赤外線センサを含む赤外線カメラ
JPH09213923A (ja) 固体撮像装置
WO2017089528A1 (fr) Dispositif de photo-détection à réseau inter-diodes sur-dopé par diffusion de métal et procédé de fabrication
JP2699838B2 (ja) 赤外線検出器とその製造方法
JP2664459B2 (ja) 赤外検知装置
JPH07105522B2 (ja) 半導体装置
JPH04318981A (ja) 赤外線検出器の製造方法
JPH02237154A (ja) 光検知装置
JP2817435B2 (ja) 配列型赤外線検知器の製造方法
JPH0945953A (ja) 配列型赤外線検出器
JPS61187267A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees