JPH09167096A - 仮想計算機システムにおけるスケジューリング方法 - Google Patents

仮想計算機システムにおけるスケジューリング方法

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JPH09167096A
JPH09167096A JP32859195A JP32859195A JPH09167096A JP H09167096 A JPH09167096 A JP H09167096A JP 32859195 A JP32859195 A JP 32859195A JP 32859195 A JP32859195 A JP 32859195A JP H09167096 A JPH09167096 A JP H09167096A
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virtual
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Masaru Sato
勝 佐藤
Nobuyoshi Sugama
延芳 須釜
Yoshihide Jin
好秀 神
Kenichi Oyamada
健一 小山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の機能を実行できるプロセッサと該特定機
能を実行できないプロセッサとで構成される密結合プロ
セッサシステムにおいて、特定の機能を効率よく動作さ
せ、かつ仮想計算機(VM)間で該特定機能の使用割合
を任意に決定できる仮想計算機システム(VMS)を提
供する。 【解決手段】仮想計算機モニタ(VMM)400におい
て、特定の機能を実行できるプロセッサ200でプロセ
ッサを割り当てる仮想計算機を選択する際には、仮想計
算機を構成する仮想プロセッサのうち特定の機能を使用
することのできる仮想プロセッサをかどうか判定し、特
定の機能を使用できる仮想プロセッサであればプロセッ
サを割り当てる。特定の機能を使用できない仮想プロセ
ッサであれば、特定の機能を使用することのできる仮想
プロセッサを優先して選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想計算機の制御
方法に関し、特に特定の機能を実行できるプロセッサA
群と該特定機能を実行できないプロセッサB群を有する
計算機上で、特定の機能を使用するのに好適な仮想計算
機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主記憶を複数プロセッサで共用しマルチ
プロセッサを構成する実計算機上で動作する仮想計算機
システムにおいて、複数の仮想プロセッサで構成される
マルチプロセッサ構成の仮想計算機が複数稼動している
場合、仮想計算機モニタがプロセッサを割り当てる仮想
プロセッサを選択する際、プロセッサ割り当て要求のあ
る仮想プロセッサを実行優先順位のもっとも高い仮想プ
ロセッサを選択する。どのプロセッサに対する割り当て
でもどの仮想プロセッサでも動作可能である。このと
き、VMCPが生成する仮想計算機のプロセッサ構成
は、実構成と同等、あるいは実構成よりプロセッサ数が
小さい構成となる。プロセッサ割り当て配分制御は次の
ように行われる。仮想計算機間のプロセッサの割当て配
分比率の指定は、仮想計算機の生成情報としてあらかじ
めディレクトリ情報として仮想計算機単位に指定する。
仮想計算機の生成時に指定された配分比率をプロセッサ
の割り当て時間に換算しサービス時間として各仮想計算
機に設定する。仮想計算機モニタは、仮想計算機に対し
て順次プロセッサを割り当て、仮想計算機がサービス時
間を消化した際は、サービス時間を消化していない仮想
計算機が存在しなくなるまで、プロセッサの割り当てを
抑止する。その後すべての仮想計算機がサービス時間を
消化したときに、全仮想計算機に再度サービス時間を設
定し、すべての仮想計算機の抑止を解除し、仮想計算機
モニタのプロセッサ割り当てを受けることができるよう
にすることで、プロセッサを指定された配分で割り振
る。このとき仮想計算機がマルチプロセッサ構成であ
り、複数の仮想プロセッサで構成されるとき仮想計算機
のサービス時間の消化は各仮想プロセッサに割り当てた
時間の総和となる。また仮想計算機を構成する各仮想プ
ロセッサの割当て量の比率に関係なく、各仮想プロセッ
サに割当てた総和により制御している。前記プロセッサ
A群と前記プロセッサB群とで構成される計算機とし
て、スカラプロセッサとベクトルプロセッサを有し、科
学技術計算等を高速に行うスーパコンピュータがある。
【0003】スカラプロセッサはベクトルプロセッサを
起動し、その後、別の処理を行う。ベクトルプロセッサ
は起動の際スカラプロセッサからベクトルジョブを受け
て、ベクトルプロセッサは、このベクトルジョブの終了
をスカラプロセッサに報告する。この方式のスーパーコ
ンピュータでは、ベクトルプロセッサの利用に加え、ベ
クトルプロセッサを利用しないジョブも多いユーザのた
めにベクトルプロセッサを起動できないスカラプロセッ
サを有する機種が開発されている。特開平6−9589
8では、本方式のスーパーコンピュータ上で仮想計算機
システムを運用し、複数の仮想計算機でベクトルプロセ
ッサを共用する方式を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特定の機能を実行でき
るプロセッサA群と該特定機能を実行できないプロセッ
サB群を有する計算機上で、特定の機能を効率よく使用
するするためには以下の課題がある。
【0005】(1)第1の課題は、前記仮想プロセッサ
A群と前記仮想プロセッサB群が混在する場合の仮想計
算機のスケジューリング処理に関するものである。
【0006】このとき、特定機能を使用する仮想計算機
と特定機能を使用しない仮想計算機が混在する。仮想計
算機がマルチプロセッサを構成する場合には、仮想計算
機を構成する仮想プロセッサには、特定の機能を使用で
きる属性をもつ仮想プロセッサVA群と特定の機能を使
用できない属性をもつプロセッサVB群が混在すること
になる。このとき、仮想プロセッサVA群はプロセッサ
A群でのみ走行可能であるが、一方の仮想プロセッサV
B群はプロセッサA群、プロセッサB群のいづれでも動
作可能である。従来は、特定のプロセッサでのみ走行可
能な仮想プロセッサA群が存在せず、どのプロセッサを
割り当ててもプロセッサの有する機能に相違がないた
め、仮想計算機モニタがプロセッサを割り当てる際、プ
ロセッサ意識する必要がなかった。しかしながら、前記
仮想プロセッサA群と前記仮想プロセッサB群が混在す
る場合において、仮想計算機モニタがプロセッサA群の
プロセッサを割り当てる際、仮想プロセッサVB群の仮
想プロセッサと仮想プロセッサVA群の仮想プロセッサ
がともにプロセッサの割り当てが可能な状態のとき、前
者にプロセッサVA群を割り当てるとプロセッサVA群
の有する特定機能の使用効率が低下することが考えられ
る。
【0007】(2)第2の課題は、前記仮想プロセッサ
A群と前記仮想プロセッサB群が混在する場合のプロセ
ッサ間の負荷分散に関するものである。仮想計算機モニ
タがプロセッサA群を割り当てることのできる仮想プロ
セッサは仮想プロセッサVA群と仮想プロセッサVB群
である。一方、プロセッサB群を割り当てることのでき
る仮想プロセッサは仮想プロセッサVB群だけである。
従来は、特定のプロセッサでのみ動作可能な仮想プロセ
ッサVA群が存在せず、各プロセッサを割り当てること
のできる仮想プロセッサ数に相違がなかったが、前記の
ように各プロセッサでプロセッサを割り当てることので
きる仮想プロセッサが異なるとプロセッサ間の負荷分散
ができない。
【0008】(3)第3の課題は、プロセッサA群に対
するプロセッサ割り当て配分に関するものである。従来
技術では、仮想計算機間のプロセッサ割り当て配分を行
う際には、仮想計算機に対して割り当てたプロセッサが
どのプロセッサかは考慮しないため、仮想計算機間で特
定のプロセッサに限定して割り当て配分ができない。こ
のため、前記仮想プロセッサA群と前記仮想プロセッサ
B群が混在する場合においては、特定機能について仮想
計算機間で使用配分を行うことができないという問題が
ある。
【0009】本発明の目的は、特定プロセッサでのみ使
用可能な機能があり、該プロセッサでのみ動作可能な仮
想プロセッサが存在するとき、該機能を効率よく使用す
ることにある。
【0010】本発明の他の目的は、特定プロセッサでの
み動作可能な仮想プロセッサが存在するときに各プロセ
ッサ間での負荷分散を図ることにある。
【0011】本発明の別の目的は、特定プロセッサでの
み使用可能な機能がある場合に、仮想計算機間での当該
機能の使用配分を制御することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の方法は、以下の通りである。
【0013】本発明の仮想計算機制御は、特定の機能を
実行できるプロセッサA群と該特定機能を実行できない
プロセッサB群を有する計算機上で、仮想計算機モニタ
による管理のもと、複数の仮想計算機が特定の機能を使
用できる仮想プロセッサVA群と該特定機能を実行でき
ないプロセッサVB群で構成され、各仮想計算機上でオ
ペレーティングシステム(OS)が走行する仮想計算機
システムにおいて、前記プロセッサA群のプロセッサで
前記仮想計算機モニタがプロセッサA群のプロセッサで
走行させる仮想計算機を選択する際に、選択した仮想プ
ロセッサが前記仮想プロセッサVA群に属するかどうか
判定するステップと前記判定が否定的であるとき、仮想
プロセッサVA群を選択するステップを備えたことを特
徴とする仮想計算機の制御方法。さらに仮想プロセッサ
毎にプロセッサの割り当て比率を指定できるインタフェ
ースを提供し、前記仮想プロセッサVA群と前記仮想プ
ロセッサVB群で別々にプロセッサの割り当て制御を行
うことを特徴とする仮想計算機の制御方法。
【0014】以下、特定の機能を使用できるプロセッサ
A群のプロセッサAと特定の機能を使用することができ
ないプロセッサB群とで構成される計算機上で、複数の
仮想計算機が走行し、仮想計算機を構成する仮想プロセ
ッサが特定の機能を使用できるがプロセッサA群でのみ
走行可能な仮想プロセッサVA群と特定の機能を使用で
きないがプロセッサAでもプロセッサBでも走行できる
仮想プロセッサB群とが混在する場合において、本発明
の代表的な作用を説明する。前記プロセッサB群で実行
可能な機能はすべてプロセッサA群で実行可能であると
する。
【0015】(1)仮想計算機モニタは次のように仮想
プロセッサをスケジューリングする。
【0016】まず、仮想プロセッサの実行優先順位の一
番高い仮想プロセッサを選択したのち、仮想計算機モニ
タが動作しているプロセッサがプロセッサA群に属して
いるプロセッサであるか否かを判定する。そして、プロ
セッサA群に属するプロセッサであれば、最初に選択し
た仮想プロセッサが仮想プロセッサVA群に属するか否
かを判定し、仮想プロセッサVA群に属するならば、そ
のまま当該仮想プロセッサにプロセッサを割り当てる。
仮想プロセッサVB群であれば、再度仮想プロセッサV
B群が存在するか否かを調べ、仮想プロセッサVB群が
存在すれば、最初に選択した仮想プロセッサではなく、
仮想プロセッサVB群にプロセッサを割り当てる。仮想
プロセッサVB群が存在しなければ、最初に選択した仮
想プロセッサにプロセッサを割り当てる。一方、仮想計
算機モニタが動作しているプロセッサがプロセッサB群
であれば、最初に選択した仮想プロセッサがプロセッサ
VB群に属するか否か判定し、仮想プロセッサVB群に
属するのであれば、そのまま当該仮想プロセッサにプロ
セッサを割り当てる。仮想プロセッサVA群であれば、
再度仮想プロセッサVB群が存在するか否かを調べ、仮
想プロセッサVB群が存在すれば、最初に選択した仮想
プロセッサではなく、仮想プロセッサVB群にプロセッ
サを割り当てる。仮想プロセッサVB群が存在しなけれ
ばプロセッサを割り当てる仮想プロセッサが存在しない
として処理を終了する。以上のように仮想プロセッサを
スケジューリングすることでプロセッサA群のもつ機能
を使用する仮想プロセッサVA群のプロセッサ割り当て
が保証でき、当該機能の使用効率の向上を図ることがで
き、プロセッサ間の負荷分散を図ることができる。
【0017】(2)仮想プロセッサ毎にプロセッサの割
り当て比率を指定できるインタフェースを提供する。提
供するインタフェースは、従来仮想計算機単位に指定し
ていたプロセッサ配分比率の指定を仮想プロセッサ単位
に指定できるようにすることで実現できる。上記インタ
フェース情報は、仮想計算機の生成時に各仮想プロセッ
サ間のプロセッサ配分比率に従い、サービス時間に変換
して、各仮想プロセッサに設定する。仮想プロセッサ間
のプロセッサ割り当て配分は、前記仮想プロセッサVA
群と前記仮想プロセッサVB群で別々にプロセッサの割
り当て制御を行うことで行う。
【0018】仮想計算機モニタは、仮想プロセッサVA
群に属する仮想プロセッサに対するプロセッサの割り当
て時間がサービス時間に達したときに、当該仮想プロセ
ッサに対するプロセッサの割り当てを抑止する。その
後、仮想プロセッサVA群に属する仮想プロセッサはプ
ロセッサ割り当て時間がサービス時間に達したところで
順次プロセッサの割り当てを抑止していく。そしてプロ
セッサの割り当てを抑止されていない仮想プロセッサA
群の最後の仮想プロセッサに対するプロセッサの割り当
て時間がサービス時間に達したときに仮想プロセッサA
群の全ての仮想プロセッサに対するプロセッサの割り当
てを抑止を解除する。以上のようにプロセッサの割り当
てをすることで、プロセッサA群の有する機能に対して
仮想プロセッサ間でのプロセッサ割り当て配分をするこ
とができる。一方、プロセッサB群に属する仮想プロセ
ッサ間でプロセッサ割り当て配分を行えるようにするこ
とで仮想プロセッサA群と仮想プロセッサB群とで構成
される仮想計算機間のプロセッサ割り当て配分もするこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て詳細に説明する。
【0020】特定の機能を使用できるプロセッサA群と
特定の機能を使用することができないプロセッサB群と
で構成される計算機として、スカラプロセッサとベクト
ルプロセッサからなるスーパーコンピュータを例にと
り、本発明を適用した場合について説明する。スカラプ
ロセッサはベクトルプロセッサを起動し、その後、別の
処理を行う。ベクトルプロセッサは起動の際スカラプロ
セッサからベクトルジョブを受けて、ベクトルプロセッ
サは、このベクトルジョブの終了をスカラプロセッサに
報告する。実施例としてベクトルプロセッサを起動する
ことのできるスカラプロセッサとベクトルプロセッサを
起動できないスカラプロセッサとで構成されるスーパー
コンピュータを例に説明する。
【0021】I.スーパーコンピュータの構成・属性 図−1は、本発明を適用したスーパーコンピュータ上の
仮想計算機システムの構成図である。図−1において、
100はベクトルプロセッサ(VP:Vector P
rocessor)、200および300はスカラプロ
セッサ(SP:Scaler Processor)で
ある。スカラプロセッサ300に、ベクトルプロセッサ
は接続されていないためベクトルプロセッサは起動でき
ない。
【0022】400は仮想計算機モニタであり、図中の
VM1,VM2,VM3をスケジューリングする。50
0および600は、仮想ベクトルプロセッサ(VVP:
Virtual Vector Processo
r)、510、520、610、および700は、仮想
スカラプロセッサ(VSP:Virtual Scal
er Processor)である。仮想スカラプロセ
ッサのうち520、700は、仮想ベクトルプロセッサ
が接続されていないためベクトルジョブを動作させるこ
とがきない。VM1は、仮想ベクトルプロセッサ50
0、仮想スカラプロセッサ510および仮想スカラプロ
セッサとで構成される。VM2は、仮想ベクトルプロセ
ッサ600、仮想スカラプロセッサ610で構成され
る。VM3は、仮想スカラプロセッサ700のみで構成
される。
【0023】II.プロセッサの割り当て方式 (1)各プロセッサの割り当て 図−1において仮想計算機モニタは、スカラプロセッサ
200を仮想計算機に割り当てる際に、仮想スカラプロ
セッサ510、520、610および700をその選択
の対象とする。一方、スカラプロセッサ300を仮想計
算機に割り当てる際には仮想ベクトルプロセッサを使用
することができない仮想スカラプロセッサ520および
700のみその選択の対象とする。仮想計算機モニタ
は、選択対象の仮想スカラプロセッサのうちプロセッサ
割り当て要求のある仮想プロセッサのうち実行優先順位
の最も高い仮想スカラプロセッサを選択する。
【0024】ベクトルプロセッサ100の割り当ては、
当該ベクトルプロセッサを使用することのできるスカラ
プロセッサ200を割り当てることで行われる。
【0025】次に図−2のフローチャートを用いて仮想
計算機モニタ400による仮想計算機のスケジューリン
グ方法について説明する。
【0026】まず、仮想計算機モニタは、プロセッサ割
り当て要求がある仮想スカラプロセッサが存在するか否
か判定し(ステップ1000)、プロセッサ割り当て処
理を終了する(ステップ1090)。存在すればプロセ
ッサ割り当て要求がある仮想スカラプロセッサのうち最
も優先順位の高い仮想スカラプロセッサを選択し(ステ
ップ1010)、仮想計算機モニタが割り当てようとし
ているプロセッサ、すなわち仮想計算機モニタが動作し
ているプロセッサがベクトルプロセッサを使用すること
ができるプロセッサ(スカラプロセッサ200)か判定
する。スカラプロセッサ200であれば、ステップ10
10で選択した仮想スカラプロセッサが仮想ベクトルプ
ロセッサを有するか否か判定し(1030)、仮想ベク
トルプロセッサを有する場合には、そのままステップ1
010で選択した仮想スカラプロセッサにプロセッサ2
00を割り当てる(ステップ1060)。仮想ベクトル
プロセッサを有しない場合には、プロセッサ割り当て要
求のある仮想ベクトルプロセッサを有する仮想スカラプ
ロセッサが存在するか否か判定し(ステップ104
0)、存在すればそのうち最も優先順位の高い仮想スカ
ラプロセッサを選択する。存在しなければそのままステ
ップ1010で選択した仮想スカラプロセッサにプロセ
ッサ200を割り当てる(ステップ1060)。
【0027】ステップ1020において仮想計算機モニ
タが割り当てようとしているプロセッサ、すなわち仮想
計算機モニタが動作しているプロセッサがベクトルプロ
セッサを使用できないプロセッサ(スカラプロセッサ3
00)であれば、ステップ1010で選択した仮想スカ
ラプロセッサが仮想ベクトルプロセッサを有するか否か
判定し(1070)、仮想ベクトルプロセッサを有しな
い場合には、そのままステップ1010で選択した仮想
スカラプロセッサにプロセッサ300を割り当てる(ス
テップ1060)。仮想ベクトルプロセッサを有する場
合には、プロセッサ割り当て要求のある仮想スカラプロ
セッサのうち、ベクトルプロセッサを有しない仮想スカ
ラプロセッサかつ最も実行優先順位の高い仮想スカラプ
ロセッサにスカラプロセッサ300を割り当てる(10
80)。
【0028】このようにスカラプロセッサ200を割り
当てる際に仮想ベクトルプロセッサを有する仮想スカラ
プロセッサを仮想ベクトルプロセッサを有しない仮想ス
カラプロセッサに優先させることにより、ベクトルプロ
セッサ100の使用効率を上げることが可能になり、さ
らにスカラプロセッサ300でのプロセッサの使用率も
高めることが可能になる。結果として、スカラプロセッ
サ200および300の負荷分散を促すことが可能にな
る。
【0029】III.プロセッサの割り当て配分制御方式 まず、図−1の各VMを構成する仮想スカラプロセッサ
を次のようにグループングする。図−1のVM1,VM
2およびVM3を構成する仮想スカラプロセッサをベク
トルプロセッサを有する仮想スカラプロセッサ(グルー
プA)と仮想ベクトルプロセッサを有しない仮想スカラ
プロセッサ(グループB)にグループを分ける。グルー
プAには、仮想スカラプロセッサ510および610が
属する。一方グループBには、仮想スカラプロセッサ5
20および700が属する。各々の仮想スカラプロセッ
サに対するプロセッサ割り当て配分は、仮想計算機の生
成情報と渡され、仮想計算機モニタはサービス時間に換
算してプロセッサの割り当て配分の制御情報として保存
する。図−3での各々のグループに属する仮想スカラプ
ロセッサが、仮想計算機モニタによるプロセッサの割り
当ての選択対象から選択対象外に遷移し、また選択対象
外から選択対象に遷移する処理を説明する。図−3
(a)は、初期状態を示しグループA、グループBに属
するすべての仮想スカラプロセッサは、プロセッサの選
択対象である。その後仮想スカラプロセッサが指定され
たサービス時間を消化すると順次割り当て対象外の状態
に遷移する。図−3(b)では、グループAでは一つの
仮想スカラプロセッサが、グループBではすべての仮想
スカラプロセッサが割り当て対象外の状態に遷移した状
態を表わしている。図−3(c)グループBではすべて
の仮想スカラプロセッサのサービス時間が完了し、割り
当て対象の仮想スカラプロセッサがなくなったため、サ
ービス時間をもとに戻し、グループBのすべての仮想ス
カラプロセッサの対象外の状態を解除し、再度割り当て
対象とする。このときグループAで対象外の仮想スカラ
プロセッサは同一グループに割り当て対象の仮想スカラ
プロセッサがあるため、割り当て対象外の状態は解除さ
れない。
【0030】このようにプロセッサの割り当て対象外の
状態を解除する際にグループ単位で処理することによ
り、グループ内の仮想スカラプロセッサ間でプロセッサ
の割り当て配分を行うことが可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、特定の機能を実行でき
るプロセッサA群と該特定機能を実行できないプロセッ
サB群を有する計算機上で、仮想計算機モニタによる管
理のもと、複数の仮想計算機が特定の機能を使用できる
仮想プロセッサVA群と該特定機能を実行できないプロ
セッサVB群で構成され、各仮想計算機上でオペレーテ
ィングシステム(OS)が走行する仮想計算機システム
において、特定の機能の使用効率を向上させるととも
に、各プロセッサ間の負荷分散を図ることができるよう
にすることができる。さらに仮想計算機間で特定の機能
の使用割合を決定することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムをスーパーコンピュータに適用した
実施例のシステム構成図。
【図2】スケジューリング方法のフローチャート。
【図3】プロセッサ割り当て配分方法のフローチャー
ト。
【符号の説明】
100…ベクトルプロセッサ、200、300…スカラ
プロセッサ、400…仮想計算機モニタ、 500、6
00…仮想ベクトルプロセッサ、510、520、61
0、700…仮想スカラプロセッサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山田 健一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の機能を実行できるプロセッサA群と
    該特定機能を実行できないプロセッサB群を有する計算
    機上で、仮想計算機モニタによる管理のもと、複数の仮
    想計算機が特定の機能を使用できる仮想プロセッサVA
    群と該特定機能を実行できないプロセッサVB群で構成
    され、前記プロセッサB群で実行可能な機能はすべてプ
    ロセッサA群でも実行可能でありプロセッサA群では仮
    想プロセッサVA群と仮想プロセッサVB群が、プロセ
    ッサB群では仮想プロセッサVB群のみがそれぞれ走行
    可能であるとし、各仮想計算機上でオペレーティングシ
    ステム(OS)が走行する仮想計算機システムにおい
    て、前記仮想計算機モニタが前記プロセッサA群で走行
    させる仮想計算機を選択する際に、選択した仮想プロセ
    ッサが前記仮想プロセッサVA群かどうか判定するステ
    ップと前記判定が否定的であるとき、仮想プロセッサV
    A群を選択するステップを備えたことを特徴とする仮想
    計算機の制御方法。
  2. 【請求項2】仮想プロセッサ毎にプロセッサの割り当て
    比率を指定できるインタフェースを提供し、前記仮想プ
    ロセッサVA群と前記仮想プロセッサVB群で別々に単
    位時間あたりのプロセッサの割当時間を任意の比率に各
    仮想計算機間で割り振るプロセッサの割り当て配分制御
    を行うことを特徴とする仮想計算機の制御方法。
JP32859195A 1995-12-18 1995-12-18 仮想計算機システムにおけるスケジューリング方法 Pending JPH09167096A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009510573A (ja) * 2005-09-30 2009-03-12 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 故障した物理プロセッサを置換するための方法、装置、およびプログラム

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009510573A (ja) * 2005-09-30 2009-03-12 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 故障した物理プロセッサを置換するための方法、装置、およびプログラム

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