JPH0916708A - シンボル情報読取り装置 - Google Patents

シンボル情報読取り装置

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JPH0916708A
JPH0916708A JP7159305A JP15930595A JPH0916708A JP H0916708 A JPH0916708 A JP H0916708A JP 7159305 A JP7159305 A JP 7159305A JP 15930595 A JP15930595 A JP 15930595A JP H0916708 A JPH0916708 A JP H0916708A
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JP7159305A
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English (en)
Inventor
Takashi Kojima
小島  隆
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0916708A publication Critical patent/JPH0916708A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、1回のスキャンによって読取り可能
な傾きを許容範囲とし、簡易な演算処理により、装置価
格が低減されたシンボル情報読取り装置を提供すること
を目的とする。 【構成】画本発明は、像読取り部14が撮像されたPD
F−417バーコードを画像信号(画像情報)として読
取り、スタートパターン左インディケータ検出解析部1
5によりスタートパターン及び左インディケータを検出
し、ストップパターン右インディケータ検出解析部16
によりストップパターン右インディケータを検出する。
次に相対角度検出部17によりバーコードと2次元画像
読取り素子11との相対角度、即ちバーコードの傾きと
2次元画像読取り素子11の画素配列(スキャン方向)
との角度の差を求め、この相対角度に基づき、コードワ
ード列行処理部19によりコードワードの列行を確定
し、元の情報に解読するシンボル情報読取り装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PDF−417等のバ
ーコードに書き込まれた情報を読み取るシンボル情報読
取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を流通させる分野において、
流通の迅速化及び作業に掛かる手間の低減等、種々の手
法によりその合理化が求められていた。その手法の1つ
として、その物品に関する物品名や区分のための番号や
価格等の情報をバーとスペースでパターン記号化された
バーコードの採用がある。身近な所では、スーパーマー
ケット等の商品に採用されている。
【0003】従来のバーコードは、JANコードに代表
されるような、1次元バーコードと呼ばれるもので、1
0〜20桁の情報を格納する事ができる。これに対し現
在では、1,000桁以上の情報が格納できる2次元バ
ーコードが実用化されつつあるが、その1つに、PDF
−417と呼ばれるバーコード体系がある。
【0004】このPDF−417バーコードに関して
は、特開平3−204793号公報の「高密度2次元記
号表示法での不揮発性電気光学式読み取り専用メモリ」
および、特開平5−290204号公報の「データを機
械読み取り可能な図形の形状に符号化し、解号する装置
および方法」等が公知技術として知られている。
【0005】これらの公報によれば、PDF−417の
特徴は図21に示すような2次元バーコードであり、バ
ーコードの左右に開始/停止(スタート/ストップ)と
呼ばれる特定パターンを有すると共に、上記開始/停止
(スタート/ストップ)パターンのそれぞれ右/左隣り
に、左/右行標識(左/右ローインディケータ)を有す
る。ただし、スタート/ストップパターンを除いたバー
コードは、列と行から成り、上記列行共にコードワード
と呼ばれる最小ブロックによって構成される。スタート
/ストップパターンを除いたバーコードの大きさは、上
記コードワード単位で、列は最小1列、最大30列(ス
タートからストップパターンの方向)、行は最小3行、
最大90行(スタートおよびストップパターンに沿う方
向)と規定されている。図21(b)には、1回のスキ
ャンにより読取り可能な範囲を示す。
【0006】上記左/右ローインディケータには、当該
ローインディケータの行数を示す行番号、当該バーコー
ドの総行数を示す行の数、当該バーコードの総列数を示
す列の数、誤り訂正のレベルを示す安全保護水準の情報
が、3行毎に繰り返し格納されている。これを以下に示
す。
【0007】当該ローインディケータの行数をNとした
時、「N mod3」が、Nを3で除した剰余を表すと
すると、 N mod3=0行目の左ローインディケータには、行
番号と行の数 N mod3=0行目の右ローインディケータには、行
番号と列の数 N mod3=1行目の左ローインディケータには、行
番号と安全保護水準の情報 N mod3=1行目の右ローインディケータには、行
番号と行の数 N mod3=2行目の左ローインディケータには、行
番号と列の数 N mod3=2行目の右ローインディケータには、行
番号と安全保護水準の情報 また、バーコード全体からスタート/ストップパターン
を除いた、左/右ローインディケータ、データコードワ
ード域および誤り訂正域では、図9に示すように、各行
は、上から順番にクラスタ0,3,6と呼ばれる相互に
排他的な3つの部分集合に区切られ、各行では、3つの
クラスタのうち1つだけを使用してデータを符号化し、
バーコード表現する。これにより、任意の隣接する行ど
うしは異なるクラスタに属するため、明瞭に区別でき
る。
【0008】さらに、図10に示すように、安全保護水
準に従った誤り訂正符号が、上記誤り訂正域に格納さ
れ、バーコードラベルが汚れ等によって情報が失われて
も、安全保護水準に示す範囲内なら誤り訂正する事がで
きる。
【0009】また、上記バーコード体系を読み取る技術
としては、例えば、特開平5−324887号公報「シ
ンボル情報読取り装置」等が公知技術として知られてい
るが、これによれば、2次元画像として撮像する手段に
より得られた2次元画像受光素子のXY方向が、バーコ
ード上のデータの並びに対し、いかなる方向であっても
バーコードに格納された情報を読み取る事ができるシン
ボル情報読取り装置が提供されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の全方向で読み取る事ができるシンボル情報読取り装置
を用いて、2次元バーコードがどのような方向にセット
されても読み取ることが常に要求されているわけではな
い。
【0011】しかもこのようなシンボル情報読取り装置
においては、画像読み取り素子の読み取り方向と2次元
バーコードのX軸及び、Y軸が完全に一致することを前
提としたアルゴリズムによりながら、全方向の読み取り
を可能とするため、画像読み取り素子で読み取った画素
に対し次式のような補正を行っている。
【0012】例えば、画像読取素子の読み取り方向と2
次元バーコードがなす角度かθである時、ある画素の座
標(x,y)の補正後の座標(x´,y´)は、 x´=rsinθ 、 y´=rcosθ 但し、r=(x2 +y21/2 とする。
【0013】このような補正を2次元読取り素子の画素
にすべて行うとすると、膨大な量の演算を行なうことに
なり、その演算時間を短縮するためには、DSP(デジ
タルシグナル プロセッサ)等の高価なデバイスを搭載
させて、高速な演算処理を行なわなければならない。
【0014】従って、このシンボル情報読取り装置は、
高価な部材を用いた複雑な構成となっている欠点があっ
た。そこで本発明は、1回のスキャンによって読取り可
能な傾きを許容範囲とし、簡易な演算処理により、装置
価格が低減されたシンボル情報読取り装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、情報をバーとスペースの組み合わせにより
パターンとして表記され、スタート及びストップを認識
するための識別パターンを上記パターンの両端に有する
バーコードをマトリックスに配置された撮像素子により
画像信号として得る撮像手段と、上記撮像手段により得
た画像信号を一時的に記憶する記憶手段と、上記記憶手
段から読出した画像信号において、上記撮像手段の撮像
素子の列に相当してスキャンして、上記画像信号からバ
ーコードのスタートまたはストップパターンを検出して
バーコードを構成するモジュール幅を推定し、スタート
またはストップパターンを検出してバーコードを構成す
るコードワード幅を推定する処理を行なう解読手段と、
上記バーコードの左/右ローインディケータを同一のス
キャンで読み取り、ローインディケータに格納された行
番号の左/右ローインディケータによる違いからバーコ
ードと上記撮像手段の撮像素子の列との相対角度を求め
る手段とで構成されるシンボル情報読取り装置を提供す
る。
【0016】また、情報をバーとスペースの組み合わせ
によりパターンとして表記され、スタート及びストップ
を認識するための識別パターンを上記パターンの両端に
有するバーコードをマトリックスに配置された撮像素子
により画像信号として得る撮像手段と、上記撮像手段に
より得た画像信号を一時的に記憶する記憶手段と、上記
記憶手段から読出した画像信号において、上記撮像手段
の撮像素子の列に相当してスキャンして、上記画像信号
からバーコードのスタートまたはストップパターンを検
出してバーコードを構成するモジュール幅を推定し、ス
タートまたはストップパターンを検出してバーコードを
構成するコードワード幅を推定する処理を行なう解読手
段と、上記バーコードの左ローインディケータ若しくは
右ローインディケータから該バーコードの列行に関する
情報を読み取る以前に検出解析したデータコードワード
を、予め設定されたバーコードで規定される最大数に従
って処理する手段とで構成されるシンボル情報読取り装
置を提供する。
【0017】
【作用】以上のような構成のシンボル情報読取り装置
は、1回のスキャンで読取り可能な傾きを以下でセット
されている2次元バーコード(PDF−417)を読取
りの許容範囲とし、記憶手段から読出した画像信号にお
いて、撮像手段の撮像素子の列に相当してスキャンし、
上記画像信号からバーコードのスタートまたはストップ
パターンを検出してバーコードを構成するモジュール幅
を推定し、スタートまたはストップパターンを検出して
バーコードを構成するコードワード幅を推定する。さら
に、上記バーコードの左/右ローインディケータを同一
のスキャンで読み取り、ローインディケータに格納され
た行番号の左/右ローインディケータによる違いからバ
ーコードと上記撮像手段の撮像素子の列との相対角度を
求め、その相対角度に基づき、撮像したバーコードの画
像信号を補正し、情報を解読する。
【0018】また、1回のスキャンで読取り可能な傾き
を以下でセットされている2次元バーコード(PDF−
417)を読取りの許容範囲とし、記憶手段から読出し
た画像信号において、上記撮像手段の撮像素子の列に相
当してスキャンして、上記画像信号からバーコードのス
タートまたはストップパターンを検出してバーコードを
構成するモジュール幅を推定し、スタートまたはストッ
プパターンを検出してバーコードを構成するコードワー
ド幅を推定する処理を行なう。上記バーコードの左ロー
インディケータ若しくは右ローインディケータから該バ
ーコードの列行に関する情報を読み取る以前に検出解析
したデータコードワードを、予め設定されたバーコード
で規定される最大数に従って誤り訂正しバーコードの画
像信号を補正し、情報を解読する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による第1実施例とし
て、2次元バーコードを読み取るシンボル情報読取り装
置の概略的な構成を示し説明する。
【0020】このシンボル情報読取り装置は、2次元バ
ーコード例えば、PDF−417によるバーコード1を
画像信号として読み取る2次元撮像部2と、読み取られ
た画像信号(バーコードのパターン)から情報の解読を
行なう解読部3と、解読された情報を処理するパーソナ
ルコンピュータ等のホスト装置4とで構成される。
【0021】上記解読部3は、逐次読み取られた画像信
号を一時的に記憶するフレームメモリからなる記憶部5
と、後述する処理部(デコード部)6とで構成される。
また、解読部3とホスト装置4は通信回線7により接続
されている。なお、光学系及びバーコードの照明部材に
関しては、説明を省略する。
【0022】図2には、解読部3の構成を示す。この解
読部3は、フレームメモリ5と、データの処理を行うデ
ータ処理部(例えば、CPU641)8及びRAM9及
びプロクラムメモリ10からなるデコード部6と、で構
成される。
【0023】この構成において、解読部3の制御によ
り、2次元撮像部2で読み取られた画像信号は、フレー
ムメモリ5に格納されるが、例えば、格納する時に2次
元撮像部2により逐次読み取られた画像信号は、信号の
内容を変更する事なくフレームメモリ5に格納され、上
記フレームメモリ5から読み出す時には、ランダムに読
み出す事ができるものとする。
【0024】次に図3には、前述したシンボル情報読取
り装置の具体的な構成例を示し説明する。上記2次元撮
像部2は、2次元画像読取り素子11と読取り素子駆動
部12とで構成される。
【0025】この2次元画像読取り素子11は、読取り
素子駆動部12により駆動され、撮像光学系13に結像
された2次元画像を2次元画像信号(画像情報)に変換
する。撮像された2次元画像信号は、画像読取り部14
により読取られ、まず、スタートパターン左ローインデ
ィケータ検出解析部15によりスタートパターン及び左
ローインディケータを検出解析し、次にストップパター
ン右ローインディケータ検出解析部16によりストップ
パターン及び右ローインディケータを検出解析する。そ
して2次元バーコードを確実に捕らえたものとして、相
対角度検出部17によりバーコードと2次元画像読取り
素子11との相対角度を求める、すなわち、バーコード
の傾きと2次元画像読取り素子11の画素配列(スキャ
ン方向)との角度の差を求める。
【0026】さらに、コードワード検出解析部18によ
りローインディケータに続くコードワードを検出解析し
て、相対角度算出部17により算出した相対角度に基づ
き、コードワード列行処理部19によりコードワードの
列行を確定する。
【0027】この時、左/右ローインディケータに含ま
れる2次元バーコードの列行数が読取られていない場合
には、最大列行設定部20により設定される値(最大
数)に従って、処理する。
【0028】また、前述したようにスタートパターン左
ローインディケータ検出解析部15とストップパターン
右ローインディケータ検出解析部16により左/右ロー
インディケータを検出解析し、バーコード存在判定部2
6によりバーコードを確実に捕らえたと判定したスキャ
ン位置をバーコード存在判定スキャン位置記憶部21に
記憶し、この位置からバーコードの一端まで処理が終了
したときには、上記バーコード存在判定スキャン位置記
憶部21に記憶したスキャン位置からバーコードの他端
まで逆方向に処理を行う。最大画像上下端検出部22に
より読み取った画像の上下端を検出するか、若しくはバ
ーコード上下端検出部23によりバーコードの上下端を
検出した時には、誤り訂正処理部24により誤り訂正を
行い、ホスト送信処理部25から通信回線7を介して、
誤り訂正した情報をホスト装置4に送信する。
【0029】次に、PDF−417によるバーコードの
一例を図4(a)に示す。このバーコードは、図4
(b)に示すように、バーコードの上下方向に連続した
スタートパターン31、ストップパターン32、コード
ワード単位でブロック化されている左ローインディケー
タ33、右ローインディケータ34、およびデータコー
ドワード/誤り訂正コードワード部35に区分されてい
る。
【0030】これらは、各スタートパターン、ストップ
パターン、左/右ローインディケータ、データコードワ
ード/誤り訂正コードワード共に、4ケのバーと4ケの
スペースから成り、例えば、「31111136」のよ
うな8桁の数字で表現する。この各数字は、バー(通常
黒)またはスペース(通常下地のまま)の幅を示し、上
記「31111136」は、図5(a)に示すバーコー
ドパターンとして表現する。なお、各数字の合計は17
と成る。これによれば、図5(b)に示すスタートパタ
ーン「81111113」と、図5(c)には、ストッ
プパターンは「71131112」と表すことができ
る。
【0031】上記2次元撮像部2により、図4(a),
(b)に示すような画像として読み取られる。各スキャ
ンは左から右へ、上から下方向に行なわれ画面を構成す
る。読取り中のある瞬間のスキャン位置をスキャン10
0に示す。
【0032】PDF−417バーコードの解析は、以下
の通り行なわれる。各スキャンでは、バーおよびスペー
スの組み合わせのなかから、スタートまたはストップパ
ターンを検出する処理が行なわれる。
【0033】スタート/ストップパターンの検出は、例
えばスタートパターンなら、スキャン上に出現したバー
を、上記「81111113」の先頭の8であると仮定
し、この8の幅から推定した幅に従って以降の「111
1113」パターンと一致するかどうかチェックする事
により達成される。以降のパターンが一致しなかった場
合には、順次出現したバーを8と仮定し上記パターンチ
ェックを繰り返す。
【0034】ストップパターンの場合は、前述したと同
様に「71131112」と一致するかどうかチェック
する。以後、ローインディケータおよびデータコードワ
ード共に、例えば、上記スタート/ストップパターンの
幅を17等分して得られる、バーコードの最小モジュー
ル寸法(上記バーコードを表す数字の1に相当する)か
ら検出されるものとする。
【0035】次に図6及び図7(a),(b)に示す一
連のフローチャートを参照して説明する。ここで、上記
スタート/ストップパターンチェックを各スキャンの左
から右方向へ、画面の最上部から順次下方向へ、パター
ンが検出されるまで行なうものとする。
【0036】まず、2次元撮像部2により画像をスキャ
ンし逐次読み取る(ステップS1,S2)。スキャンし
ている画像が下端のものか否か判定し(ステップS
3)、スキャンが下端であれば(YES)、ステップS
1に戻り、新たな次の画像を読み取る。しかし、スキャ
ンが下端でなければ(NO)、スキャンを継続し、スキ
ャンしている画像からスタートパターンが検出されたか
否か判定を行う(ステップS4)。このスキャンにおい
て、スタートパターンが画面の左側となるように設置さ
れたバーコードを読み取るものとすると、最初にスター
トパターンを検出する。
【0037】上記ステップS4で、スタートパターンが
欠陥等により検出できなかった時には(NO)、ステッ
プS2に戻り、スタートパターンが検出されるまで、以
降のスキャンからスタートパターンの検出を行なう。ス
タートパターンが検出された時には(YES)、ストッ
プパターンの検出をスタートパターンと同様に行なう
(ステップS5)。ストップパターンが検出されなかっ
た場合には(NO)、ステップS2に戻る。最終的に画
面最下のスキャンまでスタート/ストップパターンが検
出されなかった場合には、ステップS3からステップS
1に戻り、2次元撮像部2より新たな次の画像を読取
り、スタート/ストップパターンの検出処理を繰り返し
行う。
【0038】次に、スタート/ストップパターンが共
に、同一スキャンにおいて検出されると、スタートパタ
ーンの幅101からローインディケータの幅103を推
定し、スタートパターンに隣接する左ローインディケー
タの検出し、その内容の解析を行なう(ステップS
6)。上記解析により、ローインディケータに格納され
ている、行番号、行の数、列の数および安全保護水準の
情報を得る。
【0039】この検出で左ローインディケータが検出解
析できなかった場合には(NO)、ステップS2に戻
り、次のスキャンからのスタートパターン検出を行な
い、検出されるまで、上記処理を繰り返す。左ローイン
ディケータが検出解析されると、次にストップパターン
に隣接する右ローインディケータの検出解析を、左ロー
インディケータと同様に行なう(ステップS7)。右ロ
ーインディケータ検出解析できなかった場合には(N
O)、ステップS2に戻る。すなわち、左/右ローイン
ディケータ共に検出解析できなかった場合には、以降の
スキャンから、スタート/ストップパターンおよび左/
右ローインディケータのすべてが検出解析されるまで、
上記処理を繰り返す。
【0040】そして、左/右ローインディケータが検出
解析されると、ローインディケータの行番号の内容から
当該スキャンが、何行目のローインディケータを横切っ
ているかを知ると共に、左/右のローインディケータの
行番号の差異から、バーコードと撮像素子との相対角度
を求める(ステップS8)。
【0041】例えば、2次元バーコードを構成する列数
をL、該スキャンから読み取った左ローインディケータ
に格納されている行数をM、右ローインディケータに格
納されている行数をMとすると、傾きは、(N−M)/
Lとなる。
【0042】次に、左ローインディケータの幅103か
らデータコードワードの幅を推定し、左ローインディケ
ータに隣接するデータコードワードを検出解析し(ステ
ップS9〜S12)、該データコードワードのクラスタ
と、上記バーコードと2次元撮像素子2の相対角度とか
ら、該データコードワードが何行目のデータコードワー
ドかを推定する。ここで、以下の本実施例において、上
記データコードワードは誤り訂正コードワードを含むも
のとする。
【0043】上記推定された行番号と左ローインディケ
ータに隣接するデータコードワードである事から、該デ
ータコードワードの列番号を認識すると共に、図2に示
した処理部(デコード部)6のRAM8のメモリ上に作
られたデータコード格納用マトリクスの該当位置に、上
記検出解析したデータコードワード内容を格納する(ス
テップS13)。この格納する状態を図8に示す。ここ
で改めて、該スキャンをスキャン100とみなすものと
する。
【0044】上記左/右ローインディケータの内容によ
っては、該バーコードが何列×何行から構成されるか知
る事ができ、上記格納用マトリクスの大きさを確定する
事ができるが、読み取ったローインディケータによって
は、行または列の大きさを知る事ができない場合があ
る。この時には、その最大値、すなわち30列×90行
または、それ以上としてマトリクスを展開する。前述し
たように、左ローインディケータに隣接するデータコー
ドワードの検出解析および格納が終了すると、上記デー
タコードワードに隣接するデータコードワードの検出を
順次行ない、右ローインディケータに隣接するデータコ
ードワードまで処理を続ける。
【0045】ステップS12において、上記解析により
データコードワード内容を確定できなかった場合には
(NO)、該マトリクスにデータ内容が確定できなかっ
た事を示す情報を格納する(ステップS14)。
【0046】また、本実施例では、左ローインディケー
タに隣接するデータコードワードから右ローインディケ
ータに隣接するデータコードワードまで連続して処理し
ているが、右ローインディケータから処理しても良い
し、ある割合で左または右ローインディケータに割り振
って処理してもかまわない。
【0047】上記ステップS9において、スキャンが右
端である場合に(YES)、同一スキャンにおいて、ス
タート/ストップパターン、左/右ローインディケータ
およびデータコードワードの全てが解析できない状態
が、一定スキャン以上連続して発生したかを判定し(ス
テップS15)、一定スキャン以上連続して発生した場
合には(YES)、これまで処理を中断して、ステップ
S1に戻り、さらに2次元撮像部2より新しい画像を読
取り処理を行なう。
【0048】前述したように、最初のスキャン100に
関する処理が終了したら、次のスキャンに関し、スター
ト/ストップパターン、左/右ローインディケータおよ
びデータコードワードの検出解析処理を行なう(ステッ
プS16〜S23)。
【0049】ただし、最初に検出解析されたスキャン1
00と異なり、スタート/ストップパターンおよび左/
右ローインディケータの検出解析ができなくとも、前回
スキャンの検出結果よりデータコードワードの位置が推
定できる場合には、これに従ってデータコードワードの
検出解析を行ない、上記マトリクスに格納しても良い。
例えば、前回スキャンで、スタート/ストップパター
ン、左/右ローインディケータおよびデータコードワー
ドのうち、いずれか1つが検出解析できれば、前回のス
キャンに対する今回の左/右ローインディケータ、デー
タコードワードの出現する位置、およびデータコードワ
ード幅が大幅に異なる事はなく、ほぼ推定する事ができ
る。
【0050】PDF−417においては、図9に示すよ
うに、隣接する行はクラスタが異なるため行の違いを区
別する事ができる。これより、3行以上に渡って、全て
の左/右ローインディケータおよびデータコードワード
が解析不能とならない限り、マトリクス上に格納するデ
ータの行数を識別する事ができる。また、何回のスキャ
ンが何回のローインディケータに相当するかをスキャン
の検出解析結果より認識し、何スキャンが1行分に相当
するかを導きだし、上記一定スキャン数としてもかまわ
ない。また、上記スタート/ストップパターンおよび左
/右ローインディケータの検出解析を同一バーコードに
ついて再度行ない、検出できたスキャンより処理を続行
してもよい。ただし、この場合、データ格納用マトリク
スは以前の情報を引き継ぐものとする。
【0051】上記スキャン毎の処理を、図4(b)に示
すスキャン110の位置まで行なうと、以降のスキャン
はスタートパターンが検出できなくなる。その場合に
は、ストップパターン側から処理を行なうものとする。
さらに、スキャンがバーコードからはずれるスキャン1
20の位置まで処理を行なう。
【0052】次に、バーコードの一端まで処理が終了し
たら、最初にスタート、ストップパターンおよび左/右
ローインディケータ共に検出解析できたスキャン100
まで戻り、該スキャンより上方向の処理を行なう(ステ
ップS17)。これは、上記最初に検出解析できたスキ
ャン以前では、左と右のローインディケータの内容が確
定していない事から、データ格納用マトリクス上のデー
タ格納位置が確定しない可能性があったが、上記最初に
成功したスキャン100の検出解析から得られた情報に
従って、スキャン100以前のスキャン100〜130
も、上記スキャン100〜120と同様にスタート/ス
トップパターン、左/右ローインディケータおよびデー
タコードワードの検出解析を行なう事ができる。この処
理をバーコードの上端まで行なう。
【0053】この間に、左/右ローインディケータに格
納されている行の数、列の数および安全保護水準の情報
を得るものとする。最終的にバーコードの上端または画
像の上端スキャンまで処理した(ステップS18,S2
0)後、安全保護水準の列行の数が確立しているか判定
し(ステップS24)、上記データ格納用マトリクスに
関し、PDF−417で規定されている誤り訂正を行な
い(ステップS25)、バーコード情報を解読する。そ
して、誤り訂正処理が正しく行われたかチェックし(ス
テップS26)、誤り訂正処理された解読情報をホスト
装置4に出力して、一連の処理を終了する。
【0054】但し、本実施例では、スタートパターンが
バーコードの左側に設置された場合について説明した
が、逆に設置された場合には、最初にストップパターン
の検出を行なう事で上記と同様に処理する事ができる。
また、上記スタート/ストップパターンがバーコードの
どちら側に存在するかを認識する事により、画面の上下
関係とバーコードの上下関係を知る事ができる。スター
トパターンがバーコードの左側にある場合には、上記上
下関係が一致し、ストップパターンが左側にある場合に
は、上下関係が一致しない。
【0055】以上により、スタート、ストップパターン
および左/右ローインディケータがバーコードの途中ま
で検出解析できなくとも、最初に上記が検出解析できた
スキャンから以前のスキャンに戻る事により、確度の高
いデータコードワードの解析を行なうことができる。
【0056】次に図11に、本発明による第2実施例と
しての2次元バーコードを1次元的に読み取るシンボル
情報読取り装置の概略的な構成例を示し説明する。この
シンボル情報読取り装置は、携帯可能なタイプであり、
PDF−417によるバーコード41を1次元撮像部4
2により1次元的に読み取られ、読み取られた画像信号
は逐次データ処理部(逐次デコード部)43により処理
され、その結果は通信回線7を介してホスト装置4に送
られる。ただし、光学系及びバーコードの照明手段に関
しては、説明を省略する。
【0057】次に、図12には、上記逐次データ処理部
43の構成例を示す。逐次データ処理部(逐次デコード
部)43は、CPU等からなるデータ処理部44とRA
M45とプログラムメモリ46とで構成される。1次元
撮像部42より撮像された画像信号は、逐次データ処理
部43に送られる。送られた信号は、基本的にメモリに
記憶される事なく信号の発生順序に処理され、次のスキ
ャンによる信号が発生すると前のスキャンによる信号情
報は、失われるものとする。
【0058】次に図13は、第2実施例のシンボル情報
読取り装置の具体的な構成例を示し説明する。このシン
ボル情報読取り装置の1次元撮像部42は、1次元画像
読取り素子51と読取り素子駆動部52とで構成され
る。
【0059】この1次元画像読取り素子51は、読取り
素子駆動部52により駆動され撮像光学系53に結像さ
れた画像から1次元画像信号を生成する。この1次元画
像信号は、スキャン読み取り部54により読み取られ、
まず、スタートパターン左ローインディケータ検出解析
部55によりスタートパターン及び左ローインディケー
タを検出解析し、次にストップパターン右ローインディ
ケータ検出解析部56によりストップパターン及び右ロ
ーインディケータを検出解析する。
【0060】スタート/ストップパターン及び左/右ロ
ーインディケータが検出されると、2次元バーコードを
確実に捕らえたものとして、次の処理に移行する。この
時、左/右ローインディケータに含まれる2次元バーコ
ードの列行数が読取られていない場合には、最大列行設
定部57により設定される値に従って、処理する。
【0061】次にスタートパターン左ローインディケー
タ検出解析部55で左ローインディケータを解析検出す
ると、コードワード検出解析部58により左インディケ
ータに続くコードワードを順次検出解析して、コードワ
ード一時処理部59により処理を行い、右インディケー
タ検出解析部60により右インディケータを検出解析す
ると、相対角度算出部61により、1次元画像読取り素
子51とバーコード41との相対角度を算出し、これに
したがって、コードワード一時処理部59により処理さ
れたコードワードをコードワード列行処理部62により
コードワードの列行を確定する。但し、右インディケー
タが検出解析できず、相対角度が算出できなかった時に
は、相対角度によらず処理を行う。
【0062】誤り訂正開始判定部63により誤り訂正が
可能なコードワード数を読み取ったと判定されるまで、
コードワード処理を繰り返し行う。また、前述したよう
にスタートパターン左ローインディケータ検出解析部5
5で左インディケータが検出されなかったが、ストップ
パターン右ローインディケータ検出解析部56により、
右インディケータを検出解析した時には、右インディケ
ータに続くコードワードを順次検出解析し、コードワー
ド一時処理部59により処理を行い、さらにコードワー
ド列行処理部62によりコードワードの列行確定処理を
行う。
【0063】誤り訂正開始判定部63により誤り訂正が
可能なコードワード数を読み取ったと判定されたは、誤
り訂正処理部64により誤り訂正を行い、ホスト送信処
理部66から回線7を介して、ホスト装置4に送信す
る。
【0064】本実施例で読み取るPDF−417による
バーコードは、前述した第1実施例のものと同様のもの
である。前記1次元撮像部42により読み取られた画像
は、仮想的には図4(b)に示す画像であり、各スキャ
ンは左から右方向に行なわれるものとする。
【0065】読み取り中のある瞬間のスキャン位置をス
キャン100とする。このように構成されたシンボル情
報読取り装置の読み取り動作について図14及び図15
(a),(b)に示す一連のフローチャートを参照して
説明する。
【0066】前述した第1実施例と同様の検出方法によ
り、各スキャンはバーおよびスペースの組み合わせか
ら、スタート/ストップパターンの検出を行う。前述し
た図4(b)に示すように、スタートパターンが画面の
左側となるように設置されたバーコードを手動等により
装置を移動させて、読み取ったものとすると、最初にス
タートパターンが検出される。また、あるスキャンから
次のスキャンとバーコード上の位置相違、すなわち、ス
キャンとバーコードの相対速度は、一定ではなく、バー
コード上をスキャンする位置も、常時一定方向に移動す
るとは限らず、バーコードとスキャンとの相対角度も変
動するものとする。
【0067】万一、当該スキャンのスタートパターンが
欠陥等により検出できなかった時には、ストップパター
ンの検出を行なう。スタート/ストップパターン共に検
出できなかった場合には、スタート/ストップパターン
のいずれかが検出されるまで順次スキャンからの検出処
理を繰り返す。
【0068】まず、スキャンを開始し、画像を読み取
る、若しくは次の列のスキャンを行い画像を読み取る
(ステップS31) この読み取りを行っていてる際に、スタートパターンを
検出したか否かチェックし(ステップS32)、スター
トパターンを検出したならば(YES)、スタートパタ
ーン幅101からローインディケータの幅103を推定
して、スタートパターンに隣接する左ローインディケー
タの検出解析を行い、左ローインディケータの検出した
か否か判定を行なう(ステップS33)。
【0069】この判定で、左ローインディケータが検出
解析できなかった場合には(NO)、ストップパターン
が検出したかチェックし(ステップS34)、ストップ
パターンが検出されたならば(YES)、右ローインデ
ィケータの検出解析を行ない(ステップS35)、左/
右ローインディケータのいずれかが検出解析できるまで
上記処理を繰り返す。
【0070】また、ステップS33の判定で左ローイン
ディケータが検出解析されたならば(YES)、ローイ
ンディケータの内容から現在のスキャンが左ローインデ
ィケータ位置において何行目を横切っているかを知る事
ができる。
【0071】同様にして、スキャンが画像の右端に達し
たかチェックし(ステップS36)、右端で無ければ
(NO)、次のデータコードワードの検出が行いチェッ
クする(ステップS37)。そして次のデータコードワ
ードが検出されたならば(YES)、ストップパターン
が検出されたかチェックする(ステップS38)。
【0072】ここで、左/右ローインディケータのいず
れかが検出解析されると、バーコードが確実に存在する
ものとして、以降の解析処理を行なう。例えば、左ロー
インディケータが検出解析できたものとすると、左ロー
インディケータの幅103からローインディケータに隣
接するデータコードワード幅を推定して、データコード
ワードの検出解析を行ない、検出解析されたかチェック
する(ステップS39)。データコードワードが検出解
析できたならば(YES)、逐次データ処理部43のR
AM45に、図16に示すようなデータ格納ワークエリ
アを設け、これにデータと当該データのクラスタを共に
格納する(ステップS40)。以降、ステップS36に
戻って、順次データコードワードの検出解析を行なう。
【0073】上記ステップS38でストップパターンが
検出され(YES)、最後に右ローインディケータの検
出解析された際に(ステップS41)、前述した第1実
施例と同様に、バーコードとスキャンの相対角度を求め
(ステップS42)、これに従って各データコードが何
行目のデータコードワードであるか推定し、データコー
ドワードの内容を上記データ格納ワークエリアから、図
8に示すデータ処理部44のRAM45上のデータ格納
用マトリクスに格納し直す。
【0074】上記ステップS41で右ローインディケー
タが検出解析ができなかった場合には(NO)、左ロー
インディケータに格納された行番号と、データコードワ
ードのクラスタから列と行を推定し、上記データ格納ワ
ークエリアからデータ格納用マトリクスに格納し直す
(ステップS43)。
【0075】この列と行の推定方法は、例えば、図17
に示す通り、検出解析できたn列N行がクラスタ0であ
ったとして、これを中心として、PDF−417のデー
タコードワードを1回のスキャンによって読み取る事が
可能なスキャン最大角と最小角に挟まれた斜線部分に関
し、n+1列では、検出解析できたデータがクラスタ
0,3,6のいずれであっても一義的にそのデータの行
が定まる。n+2列では、データがクラスタ0であれ
ば、その行は一義的に定まるが、クラスタ3,6は定ま
らない。但し、n+1以前のデータコードワードが検出
解析されていれば、それら検出解析結果より、該スキャ
ンとバーコードの相対角度を求め、取り得る行のどちら
に属するか推定することができる。
【0076】従って、1回のスキャンによってデータコ
ードワードを読み取る事が可能な傾きの範囲内では、あ
るスキャンにおいて、ローインディケータを含め1つの
データコードワードの列行が定まると、それに隣接する
データコードワードの列行は一義的に定まる。また、列
行の定まったデータコードワードに隣接するデータコー
ドワードの行列が定まらなくとも、さらに1つおいて隣
接するデータコードワードが検出解析できた時には、上
記検出解析できたデータコードワードのクラスタと上記
すでに列行の定まっているデータコードワードのクラス
タが同一なら、データコードワードの列行を一義的に定
める事ができる。また、上記クラスタが一致しなかった
場合でも、スキャンとバーコードの相対角度を求める事
ができれば、列行を定める事ができる。
【0077】ここで前述したスキャンを図4(b)に示
すスキャン100と仮定する。これまで、左ローインデ
ィケータが最初に検出解析された場合について説明した
が、右ローインディケータが最初に検出された場合も左
と右のローインディケータを入れ替えて、上記と同様に
処理するものとする(ステップS48)。
【0078】そして、スキャン100に関する検出解析
が終了したら、以降、スキャンにおいて、スキャン10
0と同様な処理を行ない、データをデータ格納用マトリ
クスに格納する。以上処理を、別途中断処理がなされる
か、バーコードを解読するに十分なデータコードワード
が読み取れるまで(ステップS49)、バーコードを1
次元撮像部により読み取りながら続行するものとする。
【0079】この間に、左/右インディケータに格納さ
れている行の数、列の数および安全保護水準の情報を得
るものとする。最終的に、上記データ格納用マトリクス
に関し、PDF−417で規定されている誤り訂正を行
ない、バーコード情報を解読する(ステップS45)。
そして、誤り訂正の処理を確認した(ステップS50)
後、その解読情報をホスト装置4に出力し、一連の読取
り動作を終了する(ステップS51)。
【0080】次に本発明による第3実施例として、PD
F−417による2次元バーコードを1次元的に読み取
るシンボル情報読取り装置について説明する。本実施例
の構成は、図11に示した第2実施例と同様の構成であ
り、情報読取りの処理方法のみが異なっている。ここで
は、情報読取りの処理方法及び、構成上動作が異なって
いる部材についてのみ説明する。
【0081】前述した第2実施例では、右インディケー
タが検出解析できないために、相対角度が算出できなか
った時には、相対角度によらずに処理するが、この第3
実施例では、相対角度記憶部69に相対角度算出部によ
る算出値を記憶しておき、これに従って、コードワード
列行処理部62により処理を行う。また、左/右ローイ
ンディケータのいずれかが検出解析できなくとも、コー
ドワード位置推定部65により、隣接するスキャンから
検出解析された左/右ローインディケータの内容から相
対角度を求め、コードワード位置を推定する。以外は、
第2実施例の読み取り処理に準じる。
【0082】本実施例において、第2実施例と同様に、
1次元撮像部より撮像された画像信号は、逐次データ処
理部43に逐次、送られる。送られた画像信号は、基本
的にメモリに記憶される事なく画像信号の発生順序に処
理され、次のスキャンによる画像信号が発生すると前の
スキャンによる信号情報は、失われるものとする。
【0083】本実施例におけるバーコードは、第1実施
例と同様なPDF−417によるバーコードを用いてい
る。また、1次元撮像素子51により読み取られた画像
は、仮想的には、図4(b)に示す通りであるが、各ス
キャンは左から右方向に行なわれるものとする。
【0084】次に図18及び図19(a),(b),
(c)に示すフローチャートを参照して、第3実施例の
読み取り動作について詳細について説明する。バーコー
ドを読取り中のある瞬間のスキャン位置をスキャン10
0とする。各スキャンは、バーおよびスペースの組み合
わせからスタート/ストップパターンを検出する。
【0085】前述した第1実施例と同様なスタート/ス
トップパターンの検出方法により、図4(b)に示すよ
うな、スタートパターンが画面の左側となるように設置
されたバーコードを読み取り(ステップS61)、最初
にスタートパターンが検出されたか否かチェックする
(ステップS62)。ただし、あるスキャンから次のス
キャンとバーコード上の位置相違、すなわち、スキャン
とバーコードの相対速度は、第2実施例と異なり、ほぼ
一定で、バーコード上をスキャンする位置も、常時一定
方向に移動し、相対角度も大きく変動しないものとす
る。
【0086】万一、スキャンのスタートパターンが欠陥
等により検出できなかった時には(NO)、ストップパ
ターンの検出を行ない、チェックする(ステップS6
4)。スタート/ストップパターン共に検出できなかっ
た場合には(NO)、スタート/ストップパターンのい
ずれかが検出されるまで順次スキャンからの検出処理を
繰り返す。
【0087】しかしステップS61で、スタートパター
ンを検出したならば(YES)、スタートパターン幅1
01からローインディケータの幅103を推定して、ス
タートパターンに隣接する左ローインディケータの検出
解析を行ない、検出解析されたかチェックする(ステッ
プS63)。左ローインディケータが検出解析できた場
合(YES)、ローインディケータの内容から現在のス
キャンが左ローインディケータ位置において何行目を横
切っているかを知る事ができ、次のステップS66に移
行する。
【0088】しかし、上記左ローインディケータが検出
解析できなかった場合には(NO)、次に右ローインデ
ィケータの検出解析を行ない、検出解析をチェックし
(ステップS65)、左/右ローインディケータのいず
れかが検出解析できるまでステップS61に戻り、前述
した処理を繰り返す。
【0089】そして、左/右ローインディケータのいず
れかが検出解析されると、バーコードが確実に存在する
ものとして、第2実施例と同様に以降の解析処理を行な
う。ステップS66では、スキャン位置が画像の右端ま
で達したかチェックし、次のデータコードが検出された
かチェックし(ステップS67)、ストップパターンの
検出を行ない、チェックする(ステップS68)。
【0090】ここで、スキャンの初めで左ローインディ
ケータが検出解析できたものとすると、左ローインディ
ケータの幅103からローインディケータに隣接するデ
ータコードワード幅を推定して、データコードワードの
検出解析を行ない、検出解析されたかチェックし(ステ
ップS69)、データコードワードが検出解析できた場
合(YES)、逐次データ処理部43のRAM45に、
図16に示すようなデータ格納ワークエリアを設け、こ
れにデータと該データのクラスタを共に格納する(ステ
ップS70)。
【0091】上記ステップS68において、ストップパ
ターンが検出されたならば(YES)、データコードワ
ードの検出解析を行なって、右ローインディケータが検
出解析されたか否かチェックする(ステップS71)。
右ローインディケータが検出した時には(YES)、第
1実施例に示した通り、バーコードとスキャンの相対角
度を求め(ステップS72)、これに従って各データコ
ードが何行目のデータコードワードであるか推定し、デ
ータ内容を上記データ格納ワークエリアから、図8に示
すような逐次データ処理部43のRAM45上のデータ
格納用マトリクスに格納し直す(ステップS73)。
【0092】上記ステップS71で右ローインディケー
タの検出解析ができなかった場合には(NO)、前述し
た第2実施例と異なり、前回スキャンにおいて、ストッ
プパーターンが検出できた場合には(ステップS7
6)、図20(b)に示すようにスキャンNの右ローイ
ンディケータで行数=M、スキャンN+1の左ローイン
ディケータで行数Lが確定したとすると、スキャンN+
1の右ローインディケータにおける行数は、M+1また
はMと推定され、バーコードとスキャンの相対角度を求
める(ステップS77)。
【0093】また、図20(a)に示すように、スキャ
ンNで左ローインディレータが、スキャンN+1で右ロ
ーインディケータが確立した場合でも、前述した同様
に、各ローインディケータにおける行数を推定できる。
【0094】前述した第2実施例とは異なり、右ローイ
ンディケータが検出解析できなくとも、図20(b)に
示すように、前回スキャンにおいて、ストップパターン
が検出解析できた場合には(ステップS76)、スキャ
ンNの右ローインディケータで行数=M、スキャンN+
1の左ローインディケータで行数=Lが確定したとする
と、スキャンN+1の左ローインディケータにおける行
数は、M−1またはMと推定され、ステップS77いバ
ーコードとスキャンの相対角度を求めることができる。
【0095】また、図20(a)に示すようにスキャン
Nで左ローインディケータが、スキャンN+1で右ロー
インディケータが確定した場合でも、前述したと同様
に、各ローインディケータにおける行数を推定できる。
【0096】本第3実施例では、バーコードとスキャン
の相対角度が大きく変動しないため、いったん相対角度
が求められると、以降の各データコードワードの列行を
推定する事ができる。以上、1つのスキャンによって左
/右ローインディケータ共に検出解析できた場合には、
これにより相対角度を求める事ができるが、上記条件が
整わなくとも、上記2つのスキャンからも相対角度を求
める。上記説明では、2つのスキャンから相対角度を求
めたが、2つ以上のスキャンから求めてもかまわない。
【0097】これまで、左ローインディケータが最初に
検出解析された場合について説明したが、右ローインデ
ィケータが最初に検出された場合も左と右のローインデ
ィケータを入れ替えて、上記と同様に処理するものとす
る(ステップS80)。
【0098】そして、スキャン100に関する検出解析
が終了したら、以降、スキャンにおいて、スキャン10
0と同様な処理を行ない、データをデータ格納用マトリ
クスに格納する。以上処理を、別途中断処理がなされる
か、バーコードを解読するに十分なデータコードワード
が読み取れるまで(ステップS74)、バーコードを1
次元撮像部により読み取りながら続行するものとする。
【0099】以上処理を、別途中断処理がなされるか、
バーコードを解読するに十分なデータコードワードが読
み取れるまで、同一バーコードを何回でも1次元的撮像
5により読み取りながら続行するものとする。この間
に、左/右インディケータに格納されている行の数、列
の数および安全保護水準の情報を得るものとする。最終
的に、上記データ格納用マトリクスに関し、PDF−4
17で規定されている誤り訂正を行ない、バーコード情
報を解読し(ステップS75,S78)、ホスト装置4
に送信する(ステップS79)。
【0100】従って、第3実施例により、複数のスキャ
ンからバーコードと撮像素子の相対角度を求めるため、
角度の高いデータコードワードの解析を行なう事ができ
る。以上説明したように本発明により、各スキャン毎に
独立でバーコード解読を行なうため、処理に必要なハー
ドウェアを軽減でき、安価なバーコード読取装置を実現
する事ができる。
【0101】以上の実施例に基づいて説明したが、本明
細書には、以下のような発明も含まれる。 (1)PDF−417によるバーコードを読み取る撮像
部と撮像部により読み取った画像信号を記憶する記憶部
と上記信号よりバーコードのスタートまたはストップパ
ターンを検出してバーコードを構成するモジュール幅を
推定し、スタートまたはストップパターンを検出してバ
ーコードを構成するコードワード幅を推定する処理を行
なう解読部とから成る処理装置において、バーコードの
左/右ローインディケータを同一スキャンで読み取り、
ローインディケータに格納された行番号の左/右ローイ
ンディケータによる違いからバーコードと撮像素子との
相対角度を求める手段を設けた事を特徴とするシンボル
情報読取り装置。
【0102】(2)PDF−417バーコードのスター
トパターンに隣接して左ローインディケータが存在する
か、又はストップパターンに隣接して右ローインディケ
ータが存在する事よりバーコードの存在を判定する手段
を設けた事を特徴とする上記(1)記載のシンボル情報
読取り装置。
【0103】(3)バーコードの左又は右インディケー
タからバーコードの列行に関する情報を読み取れる以前
に検出解析したデータコードワードを、バーコードで規
定された最大数に従って処理する手段を設けた事を特徴
とする上記(1)記載のシンボル情報読取り装置。
【0104】(4)当該スキャンの前のスキャンで検出
したデータコード位置を記憶し、当該スキャンのコード
ワード位置を推定する手段を設けた事を特徴とする上記
(1)記載のシンボル情報読取り装置。
【0105】(5)スタートパターンと左インディケー
タ又は、ストップパターンと右インディケータを検出し
た検出位置を記憶し、上記情報から隣接するスキャンの
コードワード検出を行なった後、上記検出位置から今ま
でと逆方向に隣接するスキャンのコードワードを検出す
る手段を設けた事を特徴とする上記(1)記載のシンボ
ル情報読取り装置。
【0106】(6)PDF−417によるバーコードを
読み取る撮像部と撮像部により読み取った画像信号より
バーコードのスタートまたはストップパターンを検出し
てバーコードを構成するモジュール幅を推定し、スター
トまたはストップパターンを検出してバーコードを構成
するコードワード幅を推定する処理を行なう解読部とか
ら成る処理装置において、バーコードの左又は右インデ
ィケータからバーコードの列行に関する情報を読み取れ
る以前に検出解析したデータコードワードを、バーコー
ドで規定された最大数に従って処理する手段を設けた事
を特徴とするシンボル情報読取り装置。
【0107】(7)バーコードの左又は右インディケー
タからバーコードの列行に関する情報を読み取れる以前
に検出解析したデータコードワードを、バーコードで規
定された最大数に従って処理する手段を設けた事を特徴
とする上記(6)記載のシンボル情報読取り装置。
【0108】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、バ
ーコードがいかなる方向にセットされている事には対応
できないが、2次元バーコード(PDF−417)を1
回のスキャンによって読み取る事が可能な傾きまでを許
容範囲とする事で、2次元的に情報を読み取る装置にお
いては、高価な演算処理を行なう素子を用いる事なく処
理可能となるため、装置価格を低減するシンボル情報読
取り装置を提供できる。
【0109】さらに、1次元的に撮像する装置において
は、1次元的情報を逐次処理するため、簡素な構成で膨
大な記憶容量を必要とせず、装置価格をより低減する事
ができるシンボル情報読取り装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例として、2次元バーコ
ードを読み取るシンボル情報読取り装置の概略的な構成
を示す図である。
【図2】図1に示した解読部の構成を示す図である。
【図3】図1に示したシンボル情報読取り装置の具体的
な構成例を示す図である。
【図4】図4(a)はPDF−417によるバーコード
の一例を示す図、図4(b)は読み取る場合のバーコー
ドの位置とスキャン方向との関係を示す図である。
【図5】図5は、バーコードパターンを概略的な表現で
示す図である。
【図6】第1実施例の読み取り動作を説明するためのフ
ローチャートの前半部を示す図である。
【図7】第1実施例の読み取り動作を説明するためのフ
ローチャートの後半部を示す図である。
【図8】検出解析したデータコードワード内容を格納す
る状態を示す図である。
【図9】バーコードの左/右ローインディケータ、デー
タコードワード域および誤り訂正域データをクラスタ区
分して表した図である。
【図10】安全保護水準と誤り訂正符号との関係を示す
図である。
【図11】本発明による第2実施例としての2次元バー
コードを1次元的に読み取るシンボル情報読取り装置の
概略的な構成例を示す図である。
【図12】図11に示したデータ処理部の構成例を示す
図である。
【図13】第2実施例のシンボル情報読取り装置の具体
的な構成例を示す図である。
【図14】第2実施例のシンボル情報読取り装置による
読み取り動作を説明するためのフローチャートの前半部
である。
【図15】第2実施例のシンボル情報読取り装置による
読み取り動作を説明するためのフローチャートの後半部
である。
【図16】逐次データ処理部のRAMに設けられるデー
タ格納ワークエリアの一例を示す図である。
【図17】列と、データ格納部の番号及びクラスタ格納
部ととの関係を示す図である。
【図18】第3実施例のシンボル情報読取り装置による
読み取り動作を説明するためのフローチャートの前半部
である。
【図19】第3実施例のシンボル情報読取り装置による
読み取り動作を説明するためのフローチャートの後半部
である。
【図20】左/右ローインディケータの行数とスキャン
との関係を示す図ある。
【図21】PDF−417の2次元バーコードの特徴を
示す図である。
【符号の説明】
1…バーコード、2…2次元撮像部、3…解読部、4…
ホスト装置、5…記憶部(フレームメモリ)、6…処理
部(デコード部)、7…通信回線、8…データ処理部、
9…RAM、10…プロクラムメモリ、11…2次元画
像読取り素子、12…読取り素子駆動部、13…撮像光
学系、14…画像読取り部、15…スタートパターン左
インディケータ検出解析部、16…ストップパターン右
インディケータ検出解析部、17…相対角度検出部、1
8…コードワード検出解析部、19…コードワード列行
処理部、20…最大列行設定部、21…バーコード存在
判定スキャン位置記憶部、22…最大画像上下端検出
部、23…バーコード上下端検出部、24…誤り訂正処
理部、25…ホスト送信処理部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報をバーとスペースの組み合わせによ
    りパターンとして表記され、スタート及びストップを認
    識するための識別パターンを上記パターンの両端に有す
    るバーコードを、マトリックスに配置された撮像素子に
    より画像信号として得る撮像手段と、 上記撮像手段により得た画像信号を一時的に記憶する記
    憶手段と、 上記記憶手段から読出した画像信号において、上記撮像
    手段の撮像素子の列に相当してスキャンして、上記画像
    信号からバーコードのスタートまたはストップパターン
    を検出してバーコードを構成するモジュール幅を推定
    し、スタートまたはストップパターンを検出してバーコ
    ードを構成するコードワード幅を推定する処理を行なう
    解読手段と、 上記バーコードの左/右ローインディケータを同一のス
    キャンで読み取り、ローインディケータに格納された行
    番号の左/右ローインディケータによる違いからバーコ
    ードと上記撮像手段の撮像素子の列との相対角度を求め
    る手段と、を具備することを特徴とするシンボル情報読
    取り装置。
  2. 【請求項2】 上記バーコードのスタートパターンに隣
    接して、左ローインディケータが存在するか、若しくは
    ストップパターンに隣接して、右ローインディケータが
    存在する事よりバーコードの存在を判定する手段を、さ
    らに具備することを特徴とする請求項1記載のシンボル
    情報読取り装置。
  3. 【請求項3】 情報をバーとスペースの組み合わせによ
    りパターンとして表記され、スタート及びストップを認
    識するための識別パターンを上記パターンの両端に有す
    るバーコードをマトリックスに配置された撮像素子によ
    り画像信号として得る撮像手段と、 上記撮像手段により得た画像信号を一時的に記憶する記
    憶手段と、 上記記憶手段から読出した画像信号において、上記撮像
    手段の撮像素子の列に相当してスキャンして、上記画像
    信号からバーコードのスタートまたはストップパターン
    を検出してバーコードを構成するモジュール幅を推定
    し、スタートまたはストップパターンを検出してバーコ
    ードを構成するコードワード幅を推定する処理を行なう
    解読手段と、 上記バーコードの左ローインディケータ若しくは右ロー
    インディケータから該バーコードの列行に関する情報を
    読み取る以前に検出解析したデータコードワードを、予
    め設定されたバーコードで規定される最大数に従って処
    理する手段と、を具備することを特徴とするシンボル情
    報読取り装置。
JP7159305A 1995-06-26 1995-06-26 シンボル情報読取り装置 Withdrawn JPH0916708A (ja)

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