JPH0916527A - 大規模分散情報処理方法及びシステム - Google Patents

大規模分散情報処理方法及びシステム

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JPH0916527A
JPH0916527A JP7164888A JP16488895A JPH0916527A JP H0916527 A JPH0916527 A JP H0916527A JP 7164888 A JP7164888 A JP 7164888A JP 16488895 A JP16488895 A JP 16488895A JP H0916527 A JPH0916527 A JP H0916527A
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job group
group
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JP7164888A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Suda
慎一郎 須田
Masao Kurotani
全男 黒谷
Tsutomu Shiraishi
勉 白石
Haruo Maeda
晴男 前田
Yukitaka Saikawa
幸貴 斉川
Hidekatsu Yamamoto
英勝 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、分散システム全体としての
スループットが向上し、大規模な分散処理装置における
多数のジョブの実行制御と異常制御及び複数日に跨がる
実行制御が可能な大規模分散情報処理システムを提供す
ることである。 【構成】 本発明は、本発明は、統括管理装置におい
て、実行すべき複数のジョブを階層的にグループ化され
たジョブグループを単位として分散情報処理装置に実行
させるジョブグループを指示し、分散情報処理装置は、
統括管理装置からの指示に基づいてジョブグループのジ
ョブを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模分散情報処理方
法及びシステムに係り、特に、電子計算機システムにお
いて、ジョブを複数台の処理装置に分散させて実行する
大規模分散情報処理方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】あるジョブを実行するにあたり、時刻や
先行する他のジョブの終了を起動条件とするような実行
制御を行う場合、一台から数十台の処理装置において
は、制御が可能である。これは、クラスタ接続という構
成により、複数の処理装置で資源を共有し合い、複数台
の処理装置をあたかも一台の装置のように管理可能とす
る技術である。
【0003】従来の技術の開示として、特開昭61−2
89359と特開昭62−245361がある。この特
許公報(特開昭61−289359)に記載されている
内容は、複数のコンピュータによる分散システムにおい
て、比較的負荷の軽い計算機システムを選択して用いる
方式である。
【0004】また、特開昭62−245361は、コン
ピュータネットワークシステムに接続される複数のコン
ピュータシステムが互いに、ジョブ実行の代替コンピュ
ータとなり得るコンピュータとして定義され、実行負荷
を自動的に分散させる方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、1台から十数台までの処理装置における
ジョブの実行制御は可能であるが、通信のトラヒックの
増大等の物理的な問題により、数十台から数百台の処理
装置におけるジョブの実行制御、及び何等かの原因によ
るジョブ異常終了または、処理装置の故障が発生した場
合のリラン(再実行)が不可能である。
【0006】また、数千個から数万個のジョブの実行を
制御する場合に、管理対象が数千個から数万個も存在す
るため、実行状況の把握が容易ではなく、かつ、処理装
置間の制御用の通信トラヒックが増大し、分散システム
全体としてのスループットが低下してしまうため、百数
十台もの処理装置から構成される大規模な分散システム
での実現性がなくなる。
【0007】さらに、ジョブの実行制御は、日単位に閉
じているため、異なる日間、例えば、2日間に跨がって
処理を行うようなジョブについては、互いに独立に制御
することしかできない。本発明は、上記の点に鑑みなさ
れたもので、上記従来の問題点を解決し、分散システム
全体としてのスループットが向上し、数十台から数百台
の処理装置における数千個から数万個のジョブの実行制
御と異常制御及び複数日に跨がる実行制御が可能とな
り、さらに、その実行状況の監視を容易に実現できる大
規模分散情報処理方法及びシステムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、複数の分散情報処
理装置を管理する統括管理装置から該分散情報処理装置
に実行すべきジョブを指示する大規模分散情報処理方法
において、統括管理装置において、実行すべき複数のジ
ョブを階層的にグループ化されたジョブグループを単位
として、分散情報処理装置に実行させるジョブグループ
を指示し、分散情報処理装置は、統括管理装置からの指
示に基づいてジョブグループのジョブを実行する。
【0009】また、本発明は、統括管理装置において、
ジョブ毎の実行順序が定義されたジョブ順序定義ファイ
ルと複数のジョブを1つのジョブグループとし、ジョブ
グループの実行順序を定義したジョブグループ順序定義
ファイルを参照して、該当日に分散情報処理装置に実行
させるべきジョブグループを選択してメインスケジュー
ルファイルに書込み(ステップ1)、ジョブグループフ
ァイルを生成し(ステップ2)、メインスケジュールフ
ァイルを一定間隔で参照し、実行条件を満足するジョブ
グループを取得し(ステップ3)、生成されたジョブグ
ループファイルを分散情報処理装置に配送する(ステッ
プ4)と、取得したジョブグループの起動を分散情報処
理装置に指示し(ステップ5)、分散情報処理装置で
は、統括管理装置のジョブグループの起動の指示を認識
し(ステップ6)、統括管理装置から配送されたジョブ
グループファイルを一定間隔で参照して(ステップ
7)、該ジョブグループより所定の条件を満たすジョブ
を起動し(ステップ8)、起動した結果を統括管理装置
に通知する(ステップ10)。
【0010】また、本発明は、上記のステップ3におい
て、統括管理装置がメインスケジュールファイルを参照
する際に、状態が未実行状態または、再実行の必要があ
る状態であり、かつ、先行条件を満たしているジョブグ
ループを分散情報処理装置に起動すべきジョブグループ
として指示する。
【0011】また、本発明は、上記において、先行条件
を満たしているかを判定する際に、メインジョブグルー
プのジョブグループに前日または、前日以前に処理され
るべき依存ジョブグループが存在する場合には、該依存
ジョブグループが既に実行済であるか否かにより判定す
る。
【0012】また、本発明は、ステップ3において、統
括管理装置がメインスケジュールファイルを参照した際
に、再実行の必要がある状態の場合に、再実行の必要が
ある旨を表示手段に表示し、オペレータの指示により分
散情報処理装置に再実行を指示する。
【0013】また、本発明は、ステップ7において、分
割情報処理装置が統括管理装置から転送されたジョブグ
ループの情報を参照し、ジョブの状態が未実行かつ、先
行条件を満足するジョブを起動する。また、本発明は、
ステップ8において、分散情報処理装置が、ジョブグル
ープファイルのジョブの実行が終了すると、実行結果を
ジョブグループファイルに反映させる(ステップ9)。
【0014】また、本発明は、上記において、ジョブグ
ループファイルのジョブの実行終了時に、異常終了した
ジョブグループ名を記憶すると共に、該ジョブグループ
名を統括管理装置に通知する(ステップ10)。また、
本発明は、統括管理装置が分散情報処理装置より異常終
了の通知を受けるまでは、表示装置に階層の上位のジョ
ブグループのみを表示し、異常終了の通知を受け取る
と、ジョブグループ全体を表示する。
【0015】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、実行すべき複数のジョブを階層的にグループ化さ
れたジョブグループを単位として、分散情報処理装置に
実行させるジョブグループを決定し、分散情報処理装置
に指示する統括管理装置100と、統括管理装置100
からの指示に基づいてジョブグループのジョブを実行す
る分散情報処理装置200とを有する。
【0016】また、上記の統括管理装置100は、ジョ
ブ毎の実行順序が定義されたジョブ順序定義ファイル1
4と、1つ以上のジョブを1つのジョブグループとし、
ジョブグループ単位に実行順序を定義したジョブグルー
プ順序定義ファイル15と、ジョブグループ順序定義フ
ァイル15から該当日に分散情報処理装置に実行させる
べきジョブグループを選択してメインスケジュールファ
イル18と、ジョブ順序ファイル14とジョブグループ
順序定義ファイル15を参照してジョブグループファイ
ル17を生成するスケジュールファイル生成手段11
と、所定の時間間隔でメインスケジュールファイル18
を検索して、該当日に実行する条件を満足しているジョ
ブグループと該ジョブグループを実行させる分散情報処
理装置200を選択するジョブグループ検索手段12
と、分散情報処理装置200に対してジョブグループ検
索手段12により選択されたジョブグループの実行を指
示するジョブグループ起動手段を有する。
【0017】また、上記のスケジュールファイル生成手
段11は、ジョブグループを実行する順序関係、複数日
に渡る先行条件をメインスケジュールファイル18に設
定する特定実行順序指定手段を含む。また、上記のジョ
ブグループ検索手段12は、メインジョブグループファ
イル18のジョブグループに前日または、前日以前に処
理されるべき依存ジョブグループが設定されている場合
には、該依存ジョブグループが既に実行済であるジョブ
グループを実行対象のジョブグループとするジョブグル
ープ選択手段を含む。
【0018】また、統括管理装置100は、分散情報処
理装置200に対して、実行すべきジョブグループの指
示を行う前に、実行すべきジョブグループのスケジュー
ル情報が定義されたジョブグループファイル17を配布
するジョブグループ配布手段14を含む。
【0019】また、分散情報処理装置200は、統括管
理装置100のジョブグループ起動手段13によるジョ
ブグループ実行指示を認識するジョブグループ起動認識
手段31と、ジョブグループ起動認識手段31によりジ
ョブの実行が指示されると、ジョブグループ配布手段1
7により取得したジョブグループファイル34を検索
し、実行すべきジョブを取得して、該ジョブの実行を指
示するジョブ検索手段32と、ジョブ検索手段32によ
り取得したジョブを実行するジョブ実行手段33と、ジ
ョブ実行手段33により実行された結果を検出し、異常
終了状態または、正常終了状態をジョブグループファイ
ルに反映させるジョブ処理結果検出手段36と、ジョブ
グループファイル34を参照してジョブグループの終了
状態を統括管理装置100に送出するジョブグループ終
了通知手段35とを含む。
【0020】また、統括管理装置100は、ジョブグル
ープ終了通知手段から取得した通知に基づいて、分散処
理装置の終了状態情報をメインスケジュールファイル1
8に反映させるジョブグループ終了認識手段15を有す
る。また、統括管理装置100は、メインスケジュール
ファイル18を参照して、異常終了しているジョブグル
ープがある場合には、異常終了ジョブグループを表示し
てオペレータに通知する異常表示手段と、オペレータか
ら再実行指示を受け付ける再実行受付手段と、再実行受
付手段により指示された異常終了ジョブグループの実行
をメインスケジュールファイル18に反映する再実行通
知手段とを有する再実行手段16を含む。
【0021】また、統括管理装置100は、異常終了が
発生するまでは、階層の上位のジョブグループのみを表
示する表示手段17を含む。
【0022】
【作用】本発明は、分散情報処理装置に実行させるべき
複数のジョブを階層化してジョブグループを構成するこ
とにより、複数のジョブを階層的な1つのジョブグルー
プとして管理することが可能となる。このため、統括管
理装置から分散情報処理装置に実行させるべきジョブを
配布する場合にもジョブグループ単位となるため、トラ
ヒックが増大することがない。従って、数十台から数百
台の処理装置による実行が可能となり、分散システムと
してスループットの低下を抑制することが可能である。
例えば、10件のジョブを1つのジョブグループとした
場合に、統括管理装置からジョブを10回分散情報処理
装置に転送する必要はなく、1つのジョブグループを1
回分散情報処理装置に転送すればよい。
【0023】また、本発明は、ジョブ実行が異常停止し
た場合でも、異常が発生したジョブ名を記憶しておくこ
とにより、分散情報処理装置がジョブ再開時点以降に実
行すべきジョブ順序に矛盾を発生させることなく、リラ
ン(再実行)が可能である。また、本発明は、ジョブス
ケジュールやジョブの進捗状況を監視して、あるジョブ
(ジョブグループ)が終了してから当該ジョブ(ジョブ
グループ)を実行する、または、しない等の判定に基づ
いてジョブを実行することにより、更新処理等のジョブ
については、無矛盾な処理が可能である。さらに、特定
の日にジョブを実行するまたは、実行しない等をジョブ
グループ単位に指定しておくことにより選択的な処理が
可能となる。
【0024】また、本発明は、複数のジョブを階層的に
組み立てているため、オペレータに対して、通常時に
は、ジョブグループの上位階層のジョブグループを表示
し、異常時には、詳細に表示するようにすることによ
り、常時詳細なジョブ情報を表示する必要がないため、
保守に関するオペレータの負担が軽減される。
【0025】
【実施例】以下、図面と共に、本発明の実施例を詳細に
説明する。図3は、本発明の分散ジョブシステムの構成
を示す。同図に示すシステムは、ジョブネットワークの
管理を行う1つの統括管理装置(以下、管理装置)10
0とジョブの実行を行う複数の分散情報処理装置(以
下、処理装置)200より構成される。管理装置100
と処理装置200はプロセッサであり、各々の装置間は
LANやFDDI等の通信制御ハードウェアとTCP/
IPのような通信プロトコルにより接続される。同図の
例では、管理装置100と各処理装置200は、100
Mbps のFDDIにより接続されている。
【0026】図4は、本発明の一実施例の分散ジョブシ
ステムの装置構成を示す。同図中、図3と同一構成部分
には、同一符号を付し、その説明を省略する。同図にお
いて、管理装置100は、スケジュールファイル生成部
11、ジョブグループ検索部12、ジョブグループ起動
部13、ジョブグループ配布部14、ジョブグループ終
了認識部15、再実行部16、及びコンソール・表示部
17と、ジョブ順序定義ファイル14、ジョブグループ
順序定義ファイル15、メインスケジュールファイル1
8、ジョブグループファイル17より構成される。
【0027】また、分散情報処理装置200は、ジョブ
グループ起動認識部31、ジョブ検索部32、ジョブ実
行部33、ジョブグループ終了通知部35、ジョブ処理
結果検出部36及びジョブグループファイル34より構
成される。最初に、管理装置100の構成から説明す
る。
【0028】ジョブ順序定義ファイル14は、ジョブ単
位にジョブが実行される実行順序関係情報が定義され、
格納される。ジョブグループ順序定義ファイル15は、
複数のジョブで1つのジョブグループが構成され、ジョ
ブグループ毎に実行されるスケジュールが決定されてい
る。図5は、本発明の一実施例のジョブグループの階層
化管理方式の概念を示し、複数のジョブを3階層で管理
する例を示す。
【0029】階層1における小四角形が1つのジョブを
表しており、矢印の先のジョブが起動される条件は、矢
印のもとのジョブが終了するという関係を持っている。
階層1において、複数の小四角形を灰色の各丸四角形で
囲んでいるが、これが複数のジョブを群化したジョブグ
ループである。
【0030】階層2は、このジョブグループの制御関係
を示す図であり、より少数のジョブグループで管理する
ことが可能である。階層2において、複数の各丸四角形
を灰色の楕円で囲んでいるが、これが複数のジョブグル
ープを群化したものである。これを監視対象とすること
により、最終的に人間は、階層3における関係図を監視
すればよいことになる。
【0031】ジョブグループ順序定義ファイル15は、
ジョブグループ単位にジョブ順序が定義されている。な
お、ジョブグループの生成については、予めどのジョブ
グループに属するかが定義されているものとする。図6
は、本発明の一実施例のジョブ順序定義ファイルとジョ
ブグループ順序定義ファイルの例を示す。
【0032】同図(A)に示す“JOB−A”、“JO
B−B”、“JOB−C”、“JOB−D”の4つのジ
ョブから構成されるジョブグループ“GROUP−
1”、“JOB−E”、“JOB−F”、“JOB−
G”から構成される“GROUP−2”があり、ジョブ
グループのレベルでは、“GROUP−1”が正常終了
してから“GROUP−2”が実行されることを示して
いる。また、ジョブのレベルでは、“GROUP−1”
は、“JOB−A”の終了後に、“JOB−B”と“J
OB−C”が実行され、これらの終了後に“JOB−
D”が実行される。“GROUP−2”は、“JOB−
E”の終了後、“JOB−F”と“JOB−G”が実行
される。
【0033】ジョブグループの前後関係は、同図(B)
に示すようにオプション“−b”で指定できる。例え
ば、 『GOURP−2 −b (GROUP−1)』 は、“GOURP−1が正常終了した後、“GROUP
−2”が実行されることを意味している。
【0034】また、“GROUP−1”において、各々
のジョブ“JOB−A”、“JOB−B”、“JOB−
C”、“JOB−D”には、同図(C)に示すように先
行関係があり、オプション“−b”で指定可能である。
例えば、 『JOB−D −b (JOB−B,JOB−C)』 は、“JOB−B”、“JOB−C”の両方が正常終了
したときに、“JOB−D”が実行されることを意味し
ている。
【0035】メインスケジュールファイル18は、スケ
ジュールファイル生成部11により予め年間の処理順序
が定義されているジョブグループ順序定義ファイル15
を参照して生成されるファイルである。図7は、本発明
の一実施例のメインスケジュールファイルの構成図であ
る。同図に示すようにメインスケジュールファイル18
は、処理を実行する日付毎に生成され、ジョブグループ
ID、処理装置のID、当該ジョブグループの状態、先
行条件として、先行ジョブグループID、先行ジョブグ
ループの起動時刻、依存タイプ、依存ジョブグループI
Dの各項目より構成される。
【0036】ここで、ジョブグループ起動部13が、ジ
ョブグループを起動すれば、当該ジョブグループの“状
態”には、「実行中」が設定され、ジョブグループ終了
認識部15がジョブグループの終了を認識すれば、当該
ジョブグループの“状態”に「終了」あるいは、「異常
終了」が設定される。“開始時刻”には、ジョブグルー
プの開始時刻を設定し、“終了時刻”にはジョブグルー
プ終了認識部15より値が返却される。
【0037】例えば、同図の例ではジョブグループID
=G1を実行させる処理装置は、“D10”である。即
ち、この指定により、ジョブグループ起動部13が、ジ
ョブグループを実行する分散処理装置“D10”に対し
て実行起動の指示を行う。また、ジョブグループ配布部
14についても同様に、当該ジョブを実行する処理装置
のIDを取得して、当該処理装置に対してジョブグルー
プファイル17を配布するものである。ジョブグループ
“G1”については、先行条件が定義されており、当該
ジョブグループ“G1”を実行する前にジョブグループ
“G0”を実行していなけばならない。しかし、同図の
例では、“G0”はまだ実行されていないため、当該ジ
ョブグループ“G1”も未実行となる。
【0038】また、ジョブグループ“G3”は、先行条
件としてジョブグループ“G7”が存在し、このジョブ
グループ“G7”は実行済であるため、ジョブグループ
“G3”が実行可能な状態となり、正常終了している。
また、ジョブグループ“G4”は、処理装置“D13”
で終了しているが、その実行結果は、「異常終了」とな
っているため、後述する再実行部16で再度実行する必
要がある。
【0039】ジョブグループファイル17は、ジョブグ
ループ毎に設定され、ジョブグループ毎にジョブ名とそ
のジョブが実行される条件及び各ジョブの実行結果が設
定される。図8は、本発明の一実施例のジョブグループ
ファイルの構成を示す。このジョブグループファイル
は、管理装置100側のジョブグループファイル17と
処理装置200側のジョブグループファイル34共に同
様の構成である。なお、同一ジョブグループ内のジョブ
は、同一処理装置上で実行される。また、先行条件に
は、あるジョブを実行する前に実行を完了しておかなけ
ればならないジョブ名が設定される。
【0040】スケジュールファイル生成部11は、先行
ジョブ関係を定義したジョブ順序定義ファイル14とジ
ョブグループ順序定義ファイル15を参照して、制御文
のシンタックスチェックを行い、上記のようなメインス
ケジュールファイル18とジョブグループファイル17
を生成する。
【0041】ジョブグループ検索部12は、一定時間間
隔で起動され、メインスケジュールファイル18の中か
ら起動条件を満たすようなジョブグループを選択する。
選択の方法として、まず、当該ジョブグループの状態が
「未処理」または、「再実行」であり、かつ、先行条件
として先行ジョブグループが存在する場合には、当該先
行条件が終了しているか否かを判定し、終了している場
合に、ジョブグループ起動部13に対して起動を行うよ
うに指示する。
【0042】また、ジョブグループ検索部12は、処理
装置200において実行されたジョブグループが異常終
了している場合には、メインスケジュールファイル18
に「異常」が設定されているので、この場合には、再実
行部16に通知する。再実行部16は、ジョブグループ
検索部12からメインスケジュールファイル18の実行
結果の欄に「異常」が設定されている旨の通知を受ける
と、当該ジョブグループ名及び状態等を表示部17に通
知する。これにより表示部17は、それまで、ジョブグ
ループのうち、上位階層のジョブグループの表示をして
いるが、異常終了となったジョブグループに含まれるジ
ョブ名等の表示を行い、異常終了している旨のメッセー
ジを表示する。この表示を確認したオペレータがコンソ
ールより再実行の指示を入力することにより、再実行部
16は、ジョブグループ検索部12に対して、メインス
ケジュールファイル18上に「異常」となっているジョ
ブグループのジョブグループIDをジョブグループ起動
部13に転送するように指示を発行する。
【0043】ジョブグループ起動部13は、ジョブグル
ープ検索部12から処理装置200に実行させるべきジ
ョブグループのID及び実行させるべき処理装置200
の装置IDを取得すると、実行対象の処理装置200に
ジョブグループ起動を指示する。
【0044】ジョブグループ終了認識部15は、処理装
置200の実行結果の状態を取得する。処理装置200
の処理が正常終了していれば、メインスケジュールファ
イル18のジョブグループの欄に「終了」を、異常終了
している場合には、「異常」を設定する。
【0045】ジョブグループ配布部14は、スケジュー
ルファイル生成部11により生成されたジョブグループ
ファイル17を各処理装置200に配布する。次に、処
理装置200の構成を説明する。処理装置200のジョ
ブグループ起動認識部31は、管理装置100のジョブ
グループ起動部13からの起動指示を受け取り、処理対
象のジョブグループを認識する。
【0046】ジョブ検索部32は、管理装置100のジ
ョブグループ配布部14から配布されたジョブグループ
ファイル34を参照して、ジョブグループ起動認識部3
1で認識されたジョブグループのジョブを順に取得し
て、ジョブ実行部33に転送する。
【0047】ジョブ実行部33は、ジョブ検索部32か
ら転送されたジョブの実行を行う。ジョブ処理結果検出
部36は、ジョブ実行部33で実行されたジョブの結果
を取得し、ジョブグループファイル34に結果を反映さ
せる。ジョブグループ終了通知部35は、1つの管理装
置100から指定されたジョブグループの処理が終了す
ると、当該ジョブグループの処理結果(正常終了、異常
終了)を管理装置100のジョブグループ終了認識部1
5に通知する。
【0048】次に、本発明の一連の動作を説明する。図
9は、本発明の一実施例の動作を説明するためのシーケ
ンスチャートである。 ステップ110) 最初に、スケジュールファイル生成
部11は、図7に示すようなメインスケジュールファイ
ル18を生成する。スケジュール生成部11は、年間の
処理計画に沿って処理順序が予め決定されているジョブ
グループ順序定義ファイル15及びジョブ順序定義ファ
イル14を参照して、該当日に処理するジョブグループ
とジョブを取得し、ジョブグループの各情報をメインス
ケジュールファイル18に設定する。
【0049】ステップ120) スケジュールファイル
生成部11は、ジョブ順序定義ファイル14、ジョブグ
ループ順序定義ファイル15よりジョブグループファイ
ル17を生成する。ジョブグループファイル17は、図
8に示すように、ジョブグループ毎に生成されるファイ
ルであり、ジョブグループに含まれるジョブID、先行
条件(先行ジョブID)、状態(未実行、実行中、終
了、異常終了)、結果(終了コード、開始時刻、終了時
刻)の各項目より構成される。
【0050】ステップ130) 次に、ジョブグループ
検索部12は、メインスケジュールファイル18を一定
の間隔で参照して、実行可能な条件を満たすジョブグル
ープを取得する。実行可能な条件としては、メインスケ
ジュールファイル18の状態項目が「未実行」または、
「再実行」であり、かつ先行条件が完了している状態の
ジョブグループを選択し、ジョブグループ起動部13に
転送する。
【0051】ステップ140) ジョブグループ配布部
14は、ステップ130より選択されたジョブグループ
に対応するジョブグループ17の内容を、装置IDに基
づいて処理装置200に配布しておく。このとき処理装
置200では、配布されたジョブグループファイル17
の内容をジョブグループファイル34として格納してお
く。
【0052】ステップ150) ジョブグループ起動部
13は、ジョブグループ検索部12により選択されたジ
ョブグループを処理装置200に通知し、当該ジョブグ
ループの起動を指示する。 ステップ160) ジョブグループ起動認識部31は、
管理装置100のジョブグループ起動部13からの指示
を認識し、取得した実行すべきジョブグループIDをジ
ョブ検索部32に通知する。
【0053】ステップ170) ジョブ検索部32は、
当該ジョブグループIDでジョブグループファイル34
より実行可能な条件を満たすジョブを一定間隔で検索
し、ジョブ実行部33に転送する。なお、検索において
は、未実行であり、かつ先行条件を満足するジョブを実
行可能な条件とする。
【0054】ステップ180) ジョブ実行部33は、
ジョブ検索部32から渡された実行可能なジョブを実行
する。 ステップ190) ジョブ実行部33は、実行状態をジ
ョブ処理結果検出部36に通知する。ジョブ処理結果検
出部36は、当該ジョブの開始時刻をジョブグループフ
ァイル34に書き込む。さらに、実行が終了したら、終
了時刻と終了コードをジョブグループファイル34に設
定する。終了コードは、正常終了の場合には“OK”を
設定し、異常終了の場合には“NG”を設定する。な
お、“NG”は、ジョブグループのうち1つでもジョブ
が異常終了となった場合には設定されるものとする。
【0055】ステップ200) 次に、ジョブグループ
終了通知部35は、ジョブグループファイル34を参照
して全てのジョブが終了または、1つのジョブでも異常
終了していれば終了通知を管理装置100のジョブグル
ープ終了認識部15に通知する。
【0056】ステップ210) 管理装置100のジョ
ブグループ終了認識部15は、ジョブの終了を認識す
る。 ステップ220) ジョブグループ終了認識部15は、
終了状態をメインスケジュールファイル18に反映す
る。
【0057】次に、上記のステップ220において、異
常終了が通知され、メインスケジュールファイル18の
結果の項目に“NG”が設定された場合に、再実行を行
う場合の処理について説明する。図10は、本発明の一
実施例の再実行のフローチャートである。
【0058】ステップ501) 処理装置200が故障
等により異常終了したものとし、当該通知がジョブグル
ープ終了認識部15において認識され、メインスケジュ
ールファイル18に反映されているものとする。図7の
例では、ジョブグループ“G4”が異常終了すると、終
了コードに「異常」及び終了時刻「09:10:57」
が設定される。
【0059】ステップ502) 上記のような状態であ
るメインスケジュールファイル18をジョブグループ検
索部12が検索した時に、終了コードに「異常」が存在
すると、再実行部16に対して、再実行が必要である旨
を通知する。これにより、再実行部16は、「異常」と
なっているジョブグループID、当該ジョブグループの
下層部のジョブグループ名、及び当該ジョブグループに
含まれるジョブ名等を表示部17に表示して、オペレー
タに通知する。 ステップ503) オペレータは、処理装置200のリ
カバリ処理の完了後、再実行部16に対する再実行をコ
ンソール17より指示する。
【0060】ステップ504) 再実行部16は、状態
を「異常終了」から「再実行」に書き換え、ジョブグル
ープ検索部12に対して異常終了したジョブグループに
関する情報(ジョブグループID、装置ID、先行条件
状態等)をメインスケジュールファイル18より検索す
る指示を行う。
【0061】ステップ505) ジョブグループ検索部
12は、メインスケジュールファイル18より終了コー
ドが「異常」となっている起動させるべき装置ID等の
情報を検索して、ジョブグループ起動部13に通知す
る。これにより、ジョブグループ起動部13は、装置I
Dに対応する処理装置200を起動させ、処理装置20
0のジョブ実行部33により再度実行される。
【0062】ステップ506) 処理装置200のジョ
ブ処理結果検出部36により終了状態がジョブグループ
ファイル34に反映されると、ジョブグループ終了通知
部35により終了状態が管理装置100に通知される。 ステップ507) ジョブグループ終了認識部15は、
再実行により取得した終了結果を表示部17に表示する
ように制御すると共に、当該終了状態をメインスケジュ
ールファイル18に反映させる。このとき、正常終了し
ていれば、ステップ502において「異常」となってい
た終了コードを「終了」に書き換え、さらに、状態を
「終了」とする。
【0063】次に、上記図9のステップ110における
メインスケジュールファイルの生成動作を詳細に説明す
る。図11は、本発明の一実施例のメインスケジュール
ファイル設定処理のフローチャートである。
【0064】ステップ601) 管理装置100のシス
テムは、システム時刻をタイマ監視し、所定の時刻が到
来したことをスケジュールファイル生成部11に通知す
る。なお、この場合は、日付変更に伴い、メインスケジ
ュールファイル生成処理の開始としているが、随時行う
ようにしてもよい。
【0065】ステップ602) スケジュールファイル
生成部11は、ジョブグループ順序定義ファイル15か
ら該当日の分の処理対象データを読み出す。 ステップ603) 読み出されたデータに実行日または
実行禁止日が設定されている場合には、ステップ604
に移行し、設定されていない場合には、ステップ605
に移行する。
【0066】ステップ604) 実行日が当日である場
合には、ステップ605に移行し、当日以外の日付であ
ればメインスケジュールファイル18には登録しない。 ステップ605) メインスケジュールファイル18に
当日処理すべきジョブグループの情報を設定する。
【0067】ステップ606) ジョブグループに先行
条件が付与されていれば、ステップ607に移行する。 ステップ607) スケジュールファイル生成部11
は、メインスケジュールファイル18の先行条件の項目
欄に、先行ジョブグループID、依存タイプ、依存ジョ
ブグループID等を設定する。
【0068】次に上記の手法により、メインスケジュー
ルファイル18が設定されていた場合のジョブグループ
の実行について説明する。図12は、本発明の一実施例
の先行ジョブグループが存在する例を示す図である。同
図において、管理装置100のメインスケジュールファ
イル18に、ジョブグループとして4つのグループが設
定されている。ジョブグループaは、ジョブxx,ジョ
ブyy,ジョブzzの3つのジョブを有する独立型のジ
ョブグループである。また、ジョブグループbは、先行
処理を行うジョブグループに依存するジョブグループで
あり、所定の時刻に実行されるジョブグループである。
ジョブグループcは、先行ジョブグループに依存する依
存型のジョブグループである。ジョブグループdは、特
定の日に処理されるジョブグループである。
【0069】同図において、管理装置100のジョブグ
ループ検索部12において、ジョブグループaが取得さ
れ、ジョブグループ起動部13を介して、処理装置20
0のジョブ検索部32が起動されると、ジョブ検索部3
2は、ジョブグループファイル34より当該ジョブグル
ープaより最初にジョブxxが検索される。ジョブ検索
部32は、ジョブ実行部33に対して最初にジョブxx
を渡し、ジョブxxの処理が終了すると、次にジョブy
yの先行ジョブが完了しているかを判定し、完了してい
る場合には、ジョブ実行部33にジョブyyを渡す。そ
して、ジョブzzの先行ジョブが完了しているかを判定
し、完了している場合には、ジョブ実行部33にジョブ
zzを渡す。
【0070】また、1つのジョブが終了する毎に、ジョ
ブ処理結果をジョブグループファイル34に反映する。
例えば、ジョブxxの処理が開始される前のジョブグル
ープファイル34の内容は、 ジョブID:xx 条件:− 状態:未実行 結果: 終了コード:− 開始時刻:− 終了時刻:− であるとする。ジョブxxの処理が終了すると、ジョブ
グループファイル34は ジョブID:xx 条件:− 状態:終了 結果: 終了コード:OK 開始時刻:95,01,05,15:45:00 終了時刻:95,01,05,16:00:00 のように更新される。
【0071】また、ジョブyyのジョブ開始前のジョブ
グループファイル34の内容は、 ジョブID:yy 条件:job-xx 状態:未実行 結果: 終了コード:− 開始時刻:− 終了時刻:− であるとする。ジョブyyの処理が終了すると、ジョブ
グループファイル34は ジョブID:yy 条件:job-xx 状態:終了 結果: 終了コード:OK 開始時刻:95,01,05,16:01:00 終了時刻:95,01,05,16:10:00 のように更新される。
【0072】また、ジョブxxについては、アプリケー
ションap01が起動され、さらにアプリケーションa
p01から業務プログラムap01()が起動される。
この処理が終了すると、次に、メインスケジュールファ
イル18より、先行ジョブグループに依存するジョブグ
ループbとジョブグループcが検索される。このとき、
ジョブグループbは、所定の時刻が到来していなけれ
ば、該時刻の到来まで待機してから実行される。ジョブ
グループcは、ジョブグループaのみを先行条件として
おり、ジョブグループaは終了しているので実行され
る。
【0073】次に、特定日がジョブグループ順序定義フ
ァイル15のジョブグループに付与されている場合のメ
インスケジュールファイル18の生成について説明す
る。図13は、本発明の一実施例の特定日の処理を説明
するための図である。同図に示す内容は、管理装置10
0のスケジュールファイル生成部11が、当日の日付に
基づいてジョブグループ順序定義ファイル15を参照し
た時の内容である。当日処理として、ジョブグループ
a、ジョブグループb、ジョブグループcが存在する
が、ジョブグループaは、特定日が指定され、禁止日が
1月1日、1月2日、1月3日となっている。従って、
メインスケジュールファイル18の生成日付が当該日付
に対応する場合には、ジョブグループaは実行されな
い。ジョブグループbは、特定日の指定がないため、毎
日定期的に所定の時刻に処理される。ジョブグループc
は、特定日の指定として、実行日が1月8日、2月1
日、3月1日の3日間のみ実行されることを示す。
【0074】従って、メインスケジュールファイル18
を生成する該当日が2月5日である場合に処理されるべ
きジョブグループはジョブグループa,bであるため、
2月5日のメインスケジュールファイル18に設定され
るジョブグループは、aとbである。また、該当日が2
月1日の場合には、すべてのジョブグループが実行され
るため、全てのジョブグループがメインスケジュールフ
ァイル18に設定される。また、当該日が1月1日に設
定されるジョブグループは、ジョブグループbのみとな
る。
【0075】このようにして、処理装置200において
実行されるべきジョブグループをメインスケジュールフ
ァイル18に設定していくことにより、複数の日に処理
されるようなジョブであっても正確に実施することが可
能となる。次に、上記図9のステップ140における実
行条件を満たすジョブグループを選択する処理について
説明する。この実行条件として、先行条件として処理が
複数の日に跨がって処理されるような場合を図14を用
いて説明する。
【0076】ここで、年間のジョブグループの実行スケ
ジュールは、ジョブグループ順序ファイル15で定義さ
れているものとする。同図では、ジョブグループ順序定
義ファイル15の一例を示す。ジョブグループ順序定義
ファイル15のジョブグループの前後関係をオプション
“−b”で表し、前日のジョブグループとの前後関係は
オプション“−i”、実行日はオプション“+d”、実
行禁止日はオプション“−d”により指定可能である。
また、実行日、実行禁止日の指定のないものは、毎日起
動される。
【0077】このようにスケジュールファイル生成部1
1は、毎日所定の時刻になると、システム日付により当
日処理すべきジョブグループをジョブグループ順序定義
ファイル15から取得して、メインスケジュールファイ
ル18を生成する。このとき、実行禁止日の指定のある
ジョブグループは、その日のメインスケジュールファイ
ル18には設定しない。また、実行日の指定のあるジョ
ブグループは、指定日にのみメインスケジュールファイ
ル18に設定される。また、読み込んだジョブグループ
順序定義ファイル15のジョブグループの起動条件に、
前日のジョブグループの指定がある場合には、ジョブグ
ループ検索部12は、前日のメインジョブグループファ
イル16を参照して、前日のジョブグループの実行状態
を認識する。この処理は、ジョブグループの中に、必
ず、所定の日の定刻に実行しなければならないジョブも
含まれるため、前日に仮に処理されていなくとも定刻に
実行されるジョブと、前日に処理されていない限り実行
できないジョブグループが含まれる。
【0078】同図の例において、メインジョブグループ
ファイル16に設定されるジョブグループは、“GRO
UP−1”、“GROUP−2”、“GROUP−3”
及び“GROUP−4”の4つのジョブグループであ
る。同図において、n−1日にメインジョブグループフ
ァイル18に設定されるジョブグループは、“GROU
P−1”、“GROUP−2”、“GROUP−3”で
ある。従って、処理装置200では、まず、“GROU
P−1”の処理を実行し、その後に、“GROUP−
2”と“GROUP−3”の処理を行うものである。
【0079】また、n日にメインジョブグループファイ
ル18に設定されるジョブグループは、“GROUP−
1”、“GROUP−2”、“GROUP−4”であ
る。従って、処理装置200では、前日の“GROUP
−2”の処理が終了し、かつ、“GROUP−1”の処
理が終了した後に、“GROUP−2”の処理を行い、
“GROUP−4”をn日だけ行う。
【0080】また、n+1日にメインジョブグループフ
ァイル18に設定されるジョブグループは、“GROU
P−1”、“GROUP−2”、“GROUP−3”で
ある。従って、処理装置200では、n日の“GROU
P−2”の処理が終了しており、かつ、“GROUP−
1”の処理が終了した後に、“GROUP−2”の処理
を行う。また、“GROUP−1”の処理の終了後に
“GROUP−3”の処理を行う。
【0081】図15は、本発明の一実施例の複数日の処
理を説明するための図である。ここで、前日のスケジュ
ールに関係なく起動時刻になれば無条件に実行するジョ
ブグループを独立タイプのジョブグループとし、前日の
スケジュールが全て終了していなければ実行できないジ
ョブグループを依存タイプのジョブグループとし、前日
指定のジョブグループが終了しなれば実行できないジョ
ブグループをジョブグループ依存タイプとする。
【0082】同図中、4月30日においてジョブグルー
プA、Bは、実行済、ジョブグループC,Dは、実行中
であるものとする。上記の(A)の状態において、5月
1日を迎えた場合に、ジョブグループAは、独立タイプ
であるので、実行可能であるため、実行させる。次に、
ジョブグループBは、前日のジョブグループBに依存す
るジョブグループであり、4月30日にジョブグループ
Bは実行済であるため、実行させる。ジョグブループC
は、4月30日の処理が完了していないため、5月1日
には実行させない。ジョブグループDは、ジョブグルー
プCと同様に、前日ジョブグループDに依存しており、
4月30日現在実行中であるため、完了していないの
で、実行させない。
【0083】即ち、図15の例において、5月1日に実
行できるジョブグループは、ジョブグループAとジョブ
グループBのみとなる。例えば、売上のデータ収集業務
は、定刻に必ず実行させ、売上データの累計処理は、前
日の売上集計が終了してから実行させるような場合に、
売上データ収集業務は、独立タイプのジョブグループと
して構築し、累計処理や統計処理はあるジョブグループ
の処理が完了していない場合には起動させない依存タイ
プのジョブグループとして構築することが可能である。
【0084】なお、前述の再実行部16の処理では、オ
ペレータから再実行の指示があった場合に、再実行処理
を起動しているが、この例に限定されることなく、処理
装置200側でリカバリ完了の通知を管理装置100に
対して通知し、管理装置100側で自動的に再実行処理
を起動するようにしてもよい。具体的には、処理装置2
00のジョブ処理結果検出部36において、異常終了を
検出した場合には、処理装置においてリセット処理を行
い、異常終了したジョブグループIDを記憶しておき、
リセット処理等のリカバリ処理を行い、ジョブグループ
終了通知部35を介してリセット完了通知及び異常終了
したジョブグループIDを管理装置100に転送する。
これにより、管理装置100の再実行部16がリセット
完了通知を受け取ると、受け取ったジョブグループID
について再実行を自動的に起動させる。
【0085】このように、本実施例によれば、管理装置
において、当日実行するジョブの集合であるジョブグル
ープのメインスケジュールファイル18を、ジョブグル
ープ順序定義ファイル15、ジョブ順序定義ファイル1
4を参照して生成する。さらに、ジョブグループを構成
するジョブの順序定義情報やジョブ実行の進捗状況をジ
ョブグループファイル17、34で管理することによ
り、管理装置100では、ジョブグループで管理して、
ジョブグループを処理装置200に渡し、処理装置20
0ではジョブ毎の処理を行うことにより、管理装置10
0と処理装置200間におけるトラヒックは、全てジョ
ブグループ単位となるため低減される。
【0086】さらに、実行日や実行禁止日等種々のジョ
ブ実行における制限がある場合であっても、実行すべき
日には、メインスケジュールファイル18に当該ジョブ
グループを設定し、実行禁止日には、設定しないように
それらの制限を反映してメインスケジュールファイル1
8を生成する。
【0087】また、前日への先行条件がある場合でも、
当該先行ジョブグループが処理されているか否かをメイ
ンスケジュールファイル18自体を参照することによ
り、確認が可能であり、先行ジョブグループの実行後に
処理しなければ、矛盾が発生するような更新処理等に有
用である。
【0088】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0089】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、まず、複
数のジョブを1つのジョブグループとして管理すると共
に、ジョブ実行及びジョブグループ実行の前後関係を定
義したファイルに基づいて実行順序が制御されるため、
分散システム全体としてのスループットが向上する。
【0090】また、管理装置側で、ジョブグループを処
理すべき処理装置をスケジュール情報と共に管理して転
送するため、数十台から数百台の処理装置における数千
個から数万個のジョブの実行制御が可能となると共に、
数百個のジョブグループを数十個の監視単位で監視する
ことが可能である。
【0091】また、処理装置側で異常終了した場合に、
当該異常が発生したジョブグループを記憶するととも
に、管理装置にも異常終了を通知し、管理装置からの指
示により処理装置で再実行することにより、無矛盾な異
常制御が可能となる。また、あるジョブグループを複数
の日に実行する、あるいは、特定の日に実行する、ま
た、異なる日間のジョブグループ毎の条件に柔軟に適用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の分散ジョブシステムの構成図である。
【図4】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図5】本発明の一実施例のジョブグループの階層化管
理方式の概念を示す図である。
【図6】本発明の一実施例のジョブ順序定義ファイルと
ジョブグループ順序定義ファイルの例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例のメインスケジュールファイ
ルの構成図である。
【図8】本発明の一実施例のジョブグループファイルの
構成図である。
【図9】本発明の一実施例の動作を説明するためのシー
ケンスチャートである。
【図10】本発明の一実施例の再実行のフローチャート
である。
【図11】本発明の一実施例のメインスケジュールファ
イル設定処理のフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例の先行ジョブグループが存
在する例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の特定日の処理を説明する
ための図である。
【図14】本発明の一実施例の複数日実行制御を説明す
るための図である。
【図15】本発明の一実施例の複数日ジョブグループの
処理を説明するための図である。
【符号の説明】
11 スケジュールファイル生成手段、スケジュールフ
ァイル生成部 12 ジョブグループ検索手段、ジョブグループ検索部 13 ジョブグループ起動手段、ジョブグループ起動部 14 ジョブ順序定義ファイル 15 ジョブグループ順序定義ファイル 16 再実行手段、再実行部 17 ジョブグループファイル 18 メインスケジュールファイル 31 ジョブグループ起動認識手段、ジョブグループ起
動認識部 32 ジョブ検索手段、ジョブ検索部 33 ジョブ実行手段、ジョブ実行部 34 ジョブグループファイル 35 ジョブグループ終了通知手段、ジョブグループ終
了通知部 36 ジョブ処理結果検出手段、ジョブ処理結果検出部 100 統括管理装置 200 分散情報処理装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、数千個から数万個のジョブの実行を
制御する場合に、管理対象が数千個から数万個も存在す
るため、実行状況の把握が容易ではなく、かつ、処理装
置間の制御用の通信トラヒックが増大し、分散システム
全体としてのスループットが低下してしまうため、数百
もの処理装置から構成される大規模な分散システムで
の実現性がなくなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本発明は、ステップ7において、
情報処理装置が統括管理装置から転送されたジョブグ
ループの情報を参照し、ジョブの状態が未実行かつ、先
行条件を満足するジョブを起動する。また、本発明は、
ステップ8において、分散情報処理装置が、ジョブグル
ープファイルのジョブの実行が終了すると、実行結果を
ジョブグループファイルに反映させる(ステップ9)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】メインスケジュールファイル18は、スケ
ジュールファイル生成部11により予め年間の処理順序
が定義されているジョブグループ順序定義ファイル15
を参照して生成されるファイルである。図7は、本発明
の一実施例のメインスケジュールファイルの構成図であ
る。同図に示すようにメインスケジュールファイル18
は、処理を実行する日付毎に生成され、ジョブグループ
ID、処理装置のID、当該ジョブグループの状態、
該ジョブグループの起動時刻、先行条件として、先行ジ
ョブグループID、依存タイプ、依存ジョブグループI
Dの各項目より構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】同図において、ジョブグループaが管理装
置100のジョブグループ検索部12によって取得さ
れ、ジョブグループ起動部13を介して、処理装置20
0のジョブ検索部32が起動されると、ジョブ検索部3
2は、当該ジョブグループaについてのジョブグループ
ファイル34より最初にジョブxxを検索する。ジョブ
検索部32は、ジョブ実行部33に対して最初にジョブ
xxを渡し、ジョブxxの処理が終了すると、次にジョ
ブyyの先行ジョブが完了しているかを判定し、完了し
ている場合には、ジョブ実行部33にジョブyyを渡
す。そして、ジョブzzの先行ジョブが完了しているか
を判定し、完了している場合には、ジョブ実行部33に
ジョブzzを渡す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/00 320 9364−5L G06F 15/00 320D (72)発明者 白石 勉 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 前田 晴男 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 斉川 幸貴 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 山本 英勝 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分散情報処理装置を管理する統括
    管理装置から該分散情報処理装置に実行すべきジョブを
    指示する大規模分散情報処理方法において、 前記統括管理装置において、実行すべき複数のジョブを
    階層的にグループ化されたジョブグループを単位とし
    て、前記分散情報処理装置に実行させるジョブグループ
    を指示し、 前記分散情報処理装置は、前記統括管理装置からの指示
    に基づいて前記ジョブグループのジョブを実行すること
    を特徴とする大規模分散情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記統括管理装置において、ジョブ毎の
    実行順序が定義されたジョブ順序定義ファイルと複数の
    ジョブを1つのジョブグループとし、該ジョブグループ
    の実行順序を定義したジョブグループ順序定義ファイル
    を参照して、該当日に前記分散情報処理装置に実行させ
    るべきジョブグループを選択してメインスケジュールフ
    ァイルを生成すると共に、ジョブグループファイルを生
    成し、 前記メインスケジュールファイルを一定間隔で参照し、
    実行条件を満足するジョブグループを取得し、 前記ジョブグループファイルを前記分散情報処理装置に
    配送し、 取得した前記ジョブグループの起動を前記分散情報処理
    装置に指示し、 前記分散情報処理装置では、前記統括管理装置のジョブ
    グループの起動の指示を認識し、 前記統括管理装置から配送された前記ジョブグループフ
    ァイルを一定間隔で参照して、該ジョブグループより所
    定の条件を満たすジョブを起動し、 起動した結果を前記統括管理装置に通知する請求項1記
    載の大規模分散情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記統括管理装置において、前記メイン
    スケジュールファイルの参照時に、状態が未実行状態ま
    たは、再実行の必要がある状態であり、かつ、先行条件
    を満たしているジョブグループを分散情報処理装置に起
    動すべきジョブグループとして指示する請求項2記載の
    大規模分散情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記先行条件を満たしているかを判定す
    る際に、 前記メインジョブグループのジョブグループに前日また
    は、前日以前に処理されるべき依存ジョブグループが存
    在する場合には、該依存ジョブグループが既に実行済で
    あるか否かにより判定する請求項3記載の大規模分散情
    報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記統括管理装置において、前記メイン
    スケジュールファイルを参照した際に、再実行の必要が
    ある状態の場合に、 再実行の必要がある旨を表示手段に表示し、 オペレータの指示により前記分散情報処理装置に再実行
    を指示する請求項3記載の大規模分散情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記統括管理装置において、前記分散情
    報処理装置より異常終了の通知を受けるまでは、前記表
    示装置に階層の上位のジョブグループのみを表示し、異
    常終了の通知を受け取ると、ジョブグループ全体を表示
    する請求項5記載の大規模分散情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記分割情報処理装置において、 前記統括管理装置から転送された前記ジョブグループの
    情報を参照し、前記ジョブの状態が未実行かつ、先行条
    件を満足するジョブを起動する請求項2記載の大規模分
    散情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記分散情報処理装置において、前記ジ
    ョブグループファイルのジョブの実行が終了すると、実
    行結果を前記ジョブグループファイルに反映させる請求
    項2の大規模分散情報処理方法。
  9. 【請求項9】 前記分散情報処理装置において、前記ジ
    ョブグループファイルのジョブの実行終了時に、異常終
    了したジョブグループ名を記憶すると共に、該ジョブグ
    ループ名を前記統括管理装置に通知する請求項8記載の
    大規模分散情報処理方法。
  10. 【請求項10】 実行すべき複数のジョブを階層的にグ
    ループ化されたジョブグループを単位として、分散情報
    処理装置に実行させるジョブグループを決定し、前記分
    散情報処理装置に指示する統括管理装置と、 前記統括管理装置からの指示に基づいてジョブグループ
    のジョブを実行する分散情報処理装置とを有することを
    特徴とする大規模分散情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記統括管理装置は、 ジョブ毎の実行順序が定義されたジョブ順序定義ファイ
    ルと、 1つ以上のジョブを1つのジョブグループとし、該ジョ
    ブグループ単位に実行順序を定義したジョブグループ順
    序定義ファイルと、 前記ジョブグループ順序定義ファイルから該当日に前記
    分散情報処理装置に実行させるべきジョブグループを選
    択して登録するメインスケジュールファイルと、前記ジ
    ョブ順序定義ファイルと前記ジョブグループファイルを
    参照して、ジョブグループファイルを生成するスケジュ
    ールファイル生成手段と、 所定の時間間隔で前記メインスケジュールファイルを検
    索して、該当日に実行する条件を満足しているジョブグ
    ループと該ジョブグループを実行させる分散情報処理装
    置を選択するジョブグループ検索手段と、 前記分散情報処理装置に対してジョブグループ検索手段
    により選択されたジョブグループの実行を指示するジョ
    ブグループ起動手段を有する請求項10記載の大規模分
    散情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記スケジュールファイル生成手段
    は、 前記ジョブグループを実行する順序関係、複数日に渡る
    先行条件を前記メインスケジュールファイルに設定する
    特定実行順序指定手段を含む請求項11記載の大規模分
    散情報処理システム。
  13. 【請求項13】 前記ジョブグループ検索手段は、 前記メインジョブグループファイルのジョブグループに
    前日または、前日以前に処理されるべき依存ジョブグル
    ープが設定されている場合には、該依存ジョブグループ
    が既に実行済であるジョブグループを実行対象のジョブ
    グループとするジョブグループ選択手段を含む請求項1
    1記載の大規模分散処理システム。
  14. 【請求項14】 前記統括管理装置は、 前記分散情報処理装置に対して、実行すべきジョブグル
    ープの指示を行う前に、実行すべきジョブグループのス
    ケジュール情報が定義された前記ジョブグループファイ
    ルを配布するジョブグループ配布手段を含む請求項11
    記載の大規模分散情報処理システム。
  15. 【請求項15】 前記分散情報処理装置は、 前記統括管理装置の前記ジョブグループ起動手段による
    ジョブグループ実行指示を認識するジョブグループ起動
    認識手段と、 前記ジョブグループ起動認識手段によりジョブの実行が
    指示されると、前記ジョブグループ配布手段により取得
    したジョブグループファイルを検索し、実行すべきジョ
    ブを取得して、該ジョブの実行を指示するジョブ検索手
    段と、 前記ジョブ検索手段により取得した前記ジョブを実行す
    るジョブ実行手段と、 前記ジョブ実行手段により実行された結果を検出し、異
    常終了状態または、正常終了状態を前記ジョブグループ
    ファイルに反映させるジョブ処理結果検出手段と、 前記ジョブグループファイルを参照してジョブグループ
    の終了状態を前記統括管理装置に送出するジョブグルー
    プ終了通知手段とを含む請求項11及び14記載の大規
    模分散情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記統括管理装置は、 前記ジョブグループ終了通知手段から取得した通知に基
    づいて、前記分散処理装置の終了状態情報を前記メイン
    スケジュールファイルに反映させるジョブグループ終了
    認識手段を有する請求項11記載の大規模分散情報処理
    システム。
  17. 【請求項17】 前記統括管理装置は、 前記メインスケジュールファイルを参照して、異常終了
    しているジョブグループがある場合には、異常終了ジョ
    ブグループを表示してオペレータに通知する異常表示手
    段と、 前記オペレータから再実行指示を受け付ける再実行受付
    手段と、 前記再実行受付手段により指示された前記異常終了ジョ
    ブグループの実行を前記メインスケジュールファイルに
    反映する再実行通知手段と、 を有する再実行手段を含む請求項11記載の大規模分散
    情報処理システム。
  18. 【請求項18】 前記統括管理装置は、 異常終了が発生するまでは、階層の上位のジョブグルー
    プのみを表示する表示手段を含む請求項11記載の大規
    模分散情報処理システム。
  19. 【請求項19】 前記再実行手段は、 前記分散処理装置において、ジョブ実行が異常終了した
    場合に、前記分散処理装置自体でリカバリ処理を行った
    リセット完了通知の受信を契機として再実行を行う自動
    再実行手段を含む請求項11記載の大規模分散情報処理
    システム。
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