JPH09163880A - 水路の水流調整開閉装置 - Google Patents
水路の水流調整開閉装置Info
- Publication number
- JPH09163880A JPH09163880A JP35173295A JP35173295A JPH09163880A JP H09163880 A JPH09163880 A JP H09163880A JP 35173295 A JP35173295 A JP 35173295A JP 35173295 A JP35173295 A JP 35173295A JP H09163880 A JPH09163880 A JP H09163880A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- opening
- waterway
- heavy
- water flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 田畑の用水路及び側溝から、田畑に水を引き
込む時の水量を、重鍾を自由に挿脱できる開閉板を以て
自動的に流水量を調整できるようにした装置である。 【構成】 用水路等に装設した開閉板には、上部の回動
軸と回動軸の下方に垂下可動板を一体的に取着する。こ
の垂下可動板に対して、表面又は裏面のいずれか一方に
各種形状の重鍾挿入ポケツトを装設し、その重鍾挿入ポ
ケツトに重鍾を自由に増減して開閉板を傾斜させて水量
の流出を調整することを特徴としている。
込む時の水量を、重鍾を自由に挿脱できる開閉板を以て
自動的に流水量を調整できるようにした装置である。 【構成】 用水路等に装設した開閉板には、上部の回動
軸と回動軸の下方に垂下可動板を一体的に取着する。こ
の垂下可動板に対して、表面又は裏面のいずれか一方に
各種形状の重鍾挿入ポケツトを装設し、その重鍾挿入ポ
ケツトに重鍾を自由に増減して開閉板を傾斜させて水量
の流出を調整することを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、農家等が田畑に堰等の
水路からの水を引き込む時の水量を、水位、流水及び水
圧等によつて開閉板が可動して自動的に調整できる水路
の水流調整開閉装置に関するものである。
水路からの水を引き込む時の水量を、水位、流水及び水
圧等によつて開閉板が可動して自動的に調整できる水路
の水流調整開閉装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に田畑に水を溜める場合又は田畑の
水量を調整しようとする場合には、堰等の水路の中に石
材又は砂袋等のブロツクを入れて水路を塞ぎ止めること
によつて、田畑等に水を引き入れる方法が一般的に実施
されている現状である。
水量を調整しようとする場合には、堰等の水路の中に石
材又は砂袋等のブロツクを入れて水路を塞ぎ止めること
によつて、田畑等に水を引き入れる方法が一般的に実施
されている現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水量を調整
する方法にあつては、大雨等の時に水路に積層した石材
及び各ブロツク等が大きな障害となつて流水が農道等に
溢れて農道自体を破損したり、田畑に大量の土砂を流し
込んだりする等の多大な被害を招くことが多々散見され
る。また、水量が不足状態の場合等においては、他の田
畑に流水を送ることが出来ないと云う欠点があつた。本
発明は、上記の如き各欠点を鑑みてなされたものであ
り、その主たる目的とする所は、水路に開閉板を可動自
在に設け、その開閉板に重鍾挿入ポケツトを設けること
によつて重鍾量を増減することで、流水の溜り量を規則
正しく自由に調整できると共に、大雨時等においては、
冠水して農道や畔道等を破壊したり、田畑の中に大量の
土砂等の流入を防止できるようにしたものである。ま
た、開閉板に大量の埃等が溜つても、重さによつて開閉
板が可動して下流に自動的に流出して水路を塞ぐことが
ないと云う便利さを有する水路の水流調整開閉装置を提
供するものである。
する方法にあつては、大雨等の時に水路に積層した石材
及び各ブロツク等が大きな障害となつて流水が農道等に
溢れて農道自体を破損したり、田畑に大量の土砂を流し
込んだりする等の多大な被害を招くことが多々散見され
る。また、水量が不足状態の場合等においては、他の田
畑に流水を送ることが出来ないと云う欠点があつた。本
発明は、上記の如き各欠点を鑑みてなされたものであ
り、その主たる目的とする所は、水路に開閉板を可動自
在に設け、その開閉板に重鍾挿入ポケツトを設けること
によつて重鍾量を増減することで、流水の溜り量を規則
正しく自由に調整できると共に、大雨時等においては、
冠水して農道や畔道等を破壊したり、田畑の中に大量の
土砂等の流入を防止できるようにしたものである。ま
た、開閉板に大量の埃等が溜つても、重さによつて開閉
板が可動して下流に自動的に流出して水路を塞ぐことが
ないと云う便利さを有する水路の水流調整開閉装置を提
供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における水流調整開閉装置は、用水路等に開
閉板を吊り下げ、この開閉板には上部の回動軸とその回
動軸の下方に垂下可動板を一体に取着する，該回動軸
は、水路の側壁等に可動自在に架設する。該垂下可動板
には、表裏のいずれか一方に各種形状を有する重鍾挿入
ポケツトを装設してなるものである。
に、本発明における水流調整開閉装置は、用水路等に開
閉板を吊り下げ、この開閉板には上部の回動軸とその回
動軸の下方に垂下可動板を一体に取着する，該回動軸
は、水路の側壁等に可動自在に架設する。該垂下可動板
には、表裏のいずれか一方に各種形状を有する重鍾挿入
ポケツトを装設してなるものである。
【０００５】
【作用】本発明は、上述の如き構成からなり、今この作
用を説明すると、各種の水路の側壁に回動軸を以て可動
自在に装設された開閉板は、回動軸の下方に設けてある
垂下可動板の表裏いずれかに設けてある重鍾挿入ポケツ
トに対して水量を少量づつ流出させる場合は、該重鍾挿
入ポケツトに各種の重鍾となる鍾りを多数挿入して開閉
板を下方に押し下げて底部との隙間を小さくして水の流
出量を少なくする。次に、水路に多量の水を流出する場
合は、重鍾挿入ポケツト内に入れる重鍾の量を少なくす
ることによつて開閉板が水圧によつて押されて跳ね上が
り、底部との隙間を大きくして多量の水を流出すること
ができる。また、開閉板は多量の埃等が溜つた場合で
も、押圧されて跳ね上がり水量を適宜コントロールして
水路に常時適量を流水できるものである。
用を説明すると、各種の水路の側壁に回動軸を以て可動
自在に装設された開閉板は、回動軸の下方に設けてある
垂下可動板の表裏いずれかに設けてある重鍾挿入ポケツ
トに対して水量を少量づつ流出させる場合は、該重鍾挿
入ポケツトに各種の重鍾となる鍾りを多数挿入して開閉
板を下方に押し下げて底部との隙間を小さくして水の流
出量を少なくする。次に、水路に多量の水を流出する場
合は、重鍾挿入ポケツト内に入れる重鍾の量を少なくす
ることによつて開閉板が水圧によつて押されて跳ね上が
り、底部との隙間を大きくして多量の水を流出すること
ができる。また、開閉板は多量の埃等が溜つた場合で
も、押圧されて跳ね上がり水量を適宜コントロールして
水路に常時適量を流水できるものである。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の水流調整開閉装置を図面を参
照して説明すると、図１及び図２は、開閉板（１）を用
水路（５）に装設した状態を示したもので、該開閉板
（１）は、合成樹脂製又はステンレス等の金属製を以て
構成されている。
照して説明すると、図１及び図２は、開閉板（１）を用
水路（５）に装設した状態を示したもので、該開閉板
（１）は、合成樹脂製又はステンレス等の金属製を以て
構成されている。
【０００７】前記開閉板（１）には、上部に該用水路
（５）等の架設される自由に可動する回動軸（３）を装
設する、該回動軸（３）には、下方に向かつて回動軸
（３）と共に、自由に回動する垂板可動板（２）を一体
に形成してある。該垂下可動板（２）は、用水路（５）
の底部との間に所定の隙間を設けて装設され、且つ腐食
及び強度を維持するためにステンレス等の金属又は合成
樹脂等の構成材料を以て形成されている。
（５）等の架設される自由に可動する回動軸（３）を装
設する、該回動軸（３）には、下方に向かつて回動軸
（３）と共に、自由に回動する垂板可動板（２）を一体
に形成してある。該垂下可動板（２）は、用水路（５）
の底部との間に所定の隙間を設けて装設され、且つ腐食
及び強度を維持するためにステンレス等の金属又は合成
樹脂等の構成材料を以て形成されている。
【０００８】次に、該垂下可動板（２）には、表面又は
裏面にいずれか一方に各種形状に形成された、上方より
重鍾を入れることができる筒状等の重鍾挿入ポケツト
（４）を少なくとも１個以上所定位置に装設してある。
この重鍾挿入ポケツト（４）の内部には挿入室（７）が
形成され、その挿入室（７）には、挿入が容易な部品や
取り除くことが容易な鉄製品又はコンクリート塊等の重
鍾を使用するものである。また、図５に示す点線の垂下
可動板（２ａ）及び重鍾挿入ポケツト（４ａ）は、内部
に挿入した重鍾を少なくして軽量として押圧され、流水
を大量に送出している状態を示したものである。
裏面にいずれか一方に各種形状に形成された、上方より
重鍾を入れることができる筒状等の重鍾挿入ポケツト
（４）を少なくとも１個以上所定位置に装設してある。
この重鍾挿入ポケツト（４）の内部には挿入室（７）が
形成され、その挿入室（７）には、挿入が容易な部品や
取り除くことが容易な鉄製品又はコンクリート塊等の重
鍾を使用するものである。また、図５に示す点線の垂下
可動板（２ａ）及び重鍾挿入ポケツト（４ａ）は、内部
に挿入した重鍾を少なくして軽量として押圧され、流水
を大量に送出している状態を示したものである。
【０００９】符号（６）は支持金具を示し、支持金具
（６）は、各種の形状より形成された軸受の役目を果た
すもので、用水路（５）の側部に位置する該回動軸
（３）を回動自在に装着したものである。符号（８）は
用水路（５）の上流を示し、（９）は用水路（５）の下
流を示し、（１０）は用水路（５）に設けた分岐水路管
を示したものである。また、（１１）は用水路の側方の
農道を示したもので、（１２）は図５に示す如く、流量
が溜つた状態の上流水面を示し、（１３）は開閉板が可
動して水量が調整された状態の下流水面を示したもので
ある。
（６）は、各種の形状より形成された軸受の役目を果た
すもので、用水路（５）の側部に位置する該回動軸
（３）を回動自在に装着したものである。符号（８）は
用水路（５）の上流を示し、（９）は用水路（５）の下
流を示し、（１０）は用水路（５）に設けた分岐水路管
を示したものである。また、（１１）は用水路の側方の
農道を示したもので、（１２）は図５に示す如く、流量
が溜つた状態の上流水面を示し、（１３）は開閉板が可
動して水量が調整された状態の下流水面を示したもので
ある。
【００１０】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、水量、流水及び水圧等に応じて引水の水量を重鍾の
重さの増減によつて容易に水量調整できる便利な効果
と、従来の如く水路を塞ぎ止めたものと比較して、大雨
等の場合には水圧が増大して開閉板を押圧するため、冠
水して農道や畔道等を破壊する等の憂いがなく常時水流
を調整できると云う実利的な効果がある。そして、開閉
板は、上部の回動軸と下方の垂下可動板とを一体的に取
着してあるので、垂下可動板は回動軸に強固に取着され
ると共に、水圧によつて自由自在に可動できる効果があ
る。また、垂下可動板には、表面又は裏面のいずれか一
方に各種形状の重鍾挿入ポケツトを装設したことによ
り、各種の重鍾に挿脱が容易にできる便利な効果と、水
量、水圧及び流出量に対応して重鍾の挿脱による増減に
よつて流出量を自由自在に調整できる効果がある、更
に、本発明によれば、用水路及び側溝等に容易に装設で
きる効果と、田畑等に水を引き込む手段の他に、貯め水
用として洗濯、野菜洗い、防火用水等にも使用できると
云う便利な効果がある。
で、水量、流水及び水圧等に応じて引水の水量を重鍾の
重さの増減によつて容易に水量調整できる便利な効果
と、従来の如く水路を塞ぎ止めたものと比較して、大雨
等の場合には水圧が増大して開閉板を押圧するため、冠
水して農道や畔道等を破壊する等の憂いがなく常時水流
を調整できると云う実利的な効果がある。そして、開閉
板は、上部の回動軸と下方の垂下可動板とを一体的に取
着してあるので、垂下可動板は回動軸に強固に取着され
ると共に、水圧によつて自由自在に可動できる効果があ
る。また、垂下可動板には、表面又は裏面のいずれか一
方に各種形状の重鍾挿入ポケツトを装設したことによ
り、各種の重鍾に挿脱が容易にできる便利な効果と、水
量、水圧及び流出量に対応して重鍾の挿脱による増減に
よつて流出量を自由自在に調整できる効果がある、更
に、本発明によれば、用水路及び側溝等に容易に装設で
きる効果と、田畑等に水を引き込む手段の他に、貯め水
用として洗濯、野菜洗い、防火用水等にも使用できると
云う便利な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の装置の用水路での装着使用状態を示す
一部欠除した全体斜面図である
一部欠除した全体斜面図である
【図２】同じく本発明の用水路に装設した状態の開閉板
の正面図である。
の正面図である。
【図３】同じく本発明の開閉板の正面図である。
【図４】同じく本発明の開閉板の側面図である。
【図５】本発明の用水路での装設作動状態を示した縦断
側面図である。
側面図である。
【図６】同じく本発明の図３Ａ−Ａ線における横断平面
図である。
図である。
１ 開閉板 ２ 垂下可動板 ３ 回動軸 ４ 重鍾挿入ポケツト ５ 用水路 ６ 支持金具 ７ 挿入室
Claims (1)
- 【請求項１】 円水路等の水流量を自動調整する開閉板
を有する水路の水流調整開閉装置において、開閉板には
上部の回動軸と、回動軸の下方に垂下可動板を一体的に
取着し、該回動軸は、水路の側壁等に可動自在に架設
し、該垂下可動板には、表面又は裏面のいずれか一方に
各種形状を有する重鍾挿入ポケツトを装設したことを特
徴とした水路の水流調整開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35173295A JPH09163880A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 水路の水流調整開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35173295A JPH09163880A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 水路の水流調整開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09163880A true JPH09163880A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18419237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35173295A Pending JPH09163880A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 水路の水流調整開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09163880A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013200261A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Toshiba Corp | 使用済燃料プールの溢水抑制装置及びその製造方法 |
| CN112005843A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-12-01 | 中国农业科学院农田灌溉研究所 | 一种间歇式大流量农田灌溉阀 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP35173295A patent/JPH09163880A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013200261A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Toshiba Corp | 使用済燃料プールの溢水抑制装置及びその製造方法 |
| CN112005843A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-12-01 | 中国农业科学院农田灌溉研究所 | 一种间歇式大流量农田灌溉阀 |
| CN112005843B (zh) * | 2020-09-02 | 2021-12-28 | 中国农业科学院农田灌溉研究所 | 一种间歇式大流量农田灌溉阀 |
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