JPH09154179A - 携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置及び置き忘れ防止機能付着信報知装置 - Google Patents

携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置及び置き忘れ防止機能付着信報知装置

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JPH09154179A
JPH09154179A JP8274127A JP27412796A JPH09154179A JP H09154179 A JPH09154179 A JP H09154179A JP 8274127 A JP8274127 A JP 8274127A JP 27412796 A JP27412796 A JP 27412796A JP H09154179 A JPH09154179 A JP H09154179A
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Japan
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portable wireless
wireless telephone
misplacement
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incoming call
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JP8274127A
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Tamotsu Tanaka
保 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用無線電話機の置き忘れ等を知らせ得る
置忘れ防止装置の提供。 【解決手段】 置忘れ防止装置200は、携帯用無線電
話機の収容ケースをベルト等に係止する係止部に設けら
れて収容ケースの係止状態を検出する係止状態検出部1
10、係止状態検出部110で検出された係止状態を基
に収容ケース90が置忘れられているか否かを判定しア
ラーム機構を駆動させる置忘れ判定部120、および置
忘れ判定部120により収容ケース90が置忘れられた
ものと判定された場合に振動や警告音等を発生するアラ
ーム機構130から構成されている。なお、収容ケース
90の係止状態は係止状態検出部110で、例えば、下
記のいずれかの方法により検出される。検出される収
容ケース90および/または収容ケース90が収容さて
いる携帯用無線電話機の重み負荷の変化の検出、収容
ケース90が外部の係止箇所に係止された場合に生ずる
歪みの検出、或いは、収容ケース90が外部の係止箇
所に係止された場合のスイッチのオン/オフ状態。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用無線電話機本
体とは独立した、携帯用無線電話機の置忘れ防止装置、
および携帯用無線電話機に着信があったことを持主に知
らせると共に携帯用無線電話機の置き忘れを持主に知ら
せ得る置き忘れ防止機能付着信報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線電話機、特に携帯用無線電話機の場
合、会議中や映画館等の公共の場所での呼出音は耳障り
であるという問題点や工事現場等で携帯用無線電話を使
用する際に呼出音が聞えないという不都合を解消するも
のとして無線電話機の着信報知装置が開発されており、
例えば、 特開平6−21875号公報には、基地局から送信さ
れた無線着信信号を受信して、この無線着信信号が自装
置宛ての信号である場合に着信報知信号を発生し出力す
るための手段を備えた携帯形移動無線通信装置に付属し
て使用される着信報知補助手段であって、携帯形移動無
線通信装置から出力された着信報知信号を取込むための
信号入力手段と、この信号入力手段により取込まれた着
信報知信号に応じて着信報知のための振動を発生する振
動発生手段と、少なくともこの振動装置を動作させるた
めの動作電圧を発生する独自のバッテリ電源と、を具備
する着信報知補助装置が開示されており、 また、実開平6−23340号公報には、使用者が携
帯する無線携帯電話本機と、これとは別に形成されて使
用者が保持する呼出器を含み、この本機は、無線携帯用
無線電話機としての無線通話機能を有すると共に、受信
信号を受けたとき呼出器に電波による呼出信号を出力す
る呼出信号出力部を有し、呼出器は、その本機からの呼
出信号を受信する呼出信号着信検出処理部を備え、か
つ、その本機からの呼出信号を受信したとき振動・音・
光のいずれか単独または複数の組合せによる呼出報知信
号を出力する呼出報知信号出力部を有している無線携帯
用無線電話機の呼出システムが開示されている。 更に、実開平7−33083号公報には無線電話機が
基地局からの呼出に応答して送出する電波を受信・検出
し、アラーム機構を駆動する無線電話の周辺設備制御回
路が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯用無線電話機はし
ばしばケースごと置忘れたり、収容ケースから外れて落
ちた場合に気付かなかったりすることがある。従来の着
信報知装置は着信を検知して携帯用無線電話機の保持者
にそれを知らせることは可能であったが、携帯用無線電
話機の置き忘れ等をその保持者に知らせることはできな
かった。また、携帯用無線電話機を置忘れた場合にそれ
がどこにあるかを探し出すことが困難な場合が多いとい
う問題点があった。本発明は、携帯用無線電話機の置き
忘れ等を知らせる携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置
および携帯用無線電話機の置き忘れ等を知らせ得る着信
報知装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに第1の発明の携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置
は、携帯用無線電話機収容ケースにおいて、電源部と、
アラーム機構と、置忘れ判定部と、収容ケースの係止状
態を検出する係止状態検出部とを備え、置忘れ判定部が
係止状態検出部で検出される携帯用無線電話機収容ケー
スの係止状態を基に携帯用無線電話機収容ケースが置忘
れ状態にあるか否かを判定し、携帯用無線電話機収容ケ
ースが置忘れ状態の場合にはアラーム機構を駆動するた
めの信号を出力することを特徴とする。
【0005】望ましい実施態様では上記携帯用無線電話
機の置き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が時間計
測手段を有し、係止状態検出部で検出される携帯用無線
電話機収容ケースの係止状態から所定時間以上該収容ケ
ースが係止されていないことを検知した場合に、該収容
ケースが置忘れ状態にあると判定し、アラーム機構を駆
動するための信号を出力することを特徴とする。
【0006】また、他の望ましい実施態様では置忘れ判
定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手
段を含み、該サンプリング間隔毎に係止状態検出部で検
出される携帯無線電話機収容ケースの係止状態を調べて
携帯無線電話機収容ケースが置忘れ状態にあるか否かを
判定し、携帯用無線電話機収容ケースが置忘れ状態の場
合にはアラーム機構を駆動するための信号を出力するこ
とを特徴とする。
【0007】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止装置の第1の望ましい実施例では、係止状態検出部
が、携帯無線電話機収容ケースおよび/または携帯用無
線電話機収容ケースに収容された携帯用無線電話機によ
る重み負荷の変化により携帯用無線電話機収容ケースの
係止,取り出し或いは離脱を検出して係止状態信号を出
力する重み負荷検出器を有し、置忘れ判定部が係止状態
検出部からの係止状態信号を基に携帯用無線電話機収容
ケースが置忘れ状態にあるか否かを判定するよう構成さ
れている。また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防止
装置の第2の望ましい実施例では、係止状態検出部が、
携帯用無線電話機収容ケースが外部の係止箇所に係止さ
れた時に生ずる歪みを検出して係止状態信号を出力する
歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が係止状態検出部か
らの係止状態信号を基に携帯用無線電話機収容ケースが
置忘れ状態にあるか否かを判定するよう構成されてい
る。なお、この場合、携帯無線電話機収容ケースに設け
られ該収容ケースを外部の係止箇所に係止するための係
止部を鈎手状に形成し、歪み検出部材を係止部が携帯用
無線電話機収容ケースと接合する基部或いは鈎手状の頂
部内側に設けるよう構成することが望ましい。
【0008】更に、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止装置の第3の望ましい実施例では、係止状態検出部
が、携帯用無線電話機収容ケースが外部の係止箇所に係
止された時に第1の状態となり、該係止箇所から取外さ
れ、或いは離脱した時に第2の状態となる電気接点或い
は光学的スイッチ機構からなり、置忘れ判定部が電気接
点或いは光学的スイッチ機構の状態を基に収容ケースが
置忘れ状態にあるか否かを判定するよう構成されてい
る。なお、この場合、携帯無線電話機収容ケースに設け
られ該収容ケースを外部の係止箇所に係止するための係
止部を鈎手状に形成し、電気接点或いは光学的スイッチ
機構を係止部が携帯用無線電話機収容ケースと接合する
基部或いは鈎手状の頂部内側に設けることが望ましい。
【0009】第2の発明の携帯用無線電話機の置き忘れ
防止機能付着信報知装置は、携帯用無線電話機収容ケー
スにおいて、電源部と、着信検出回路と、アラーム機構
と、置忘れ判定部と、該収容ケースの係止状態を検出す
る係止状態検出部とを備え、着信検出回路が、a.上記
収容ケースの携帯用無線電話機から送出される電波を受
信するための受信手段と、b.受信手段が前記電波を受
信したときに、アラーム機構を駆動するための信号を出
力する着信検出手段と、を含み、置忘れ判定部が係止状
態検出部で検出される携帯用無線電話機収容ケースの係
止状態を基に携帯用無線電話機収容ケースが置忘れ状態
にあるか否かを判定し、携帯用無線電話機収容ケースが
置忘れ状態の場合にはアラーム機構を駆動するための信
号を出力することを特徴とする。
【0010】望ましい実施態様では上記携帯用無線電話
機の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ
判定部が時間計測手段を有し、係止状態検出部で検出さ
れる携帯用無線電話機収容ケースの係止状態から所定時
間以上該収容ケースが係止されていないことを検知した
場合に、該収容ケースが置忘れ状態にあると判定し、ア
ラーム機構を駆動するための信号を出力することを特徴
とする。
【0011】また、他の望ましい実施態様では置忘れ判
定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手
段を含み、該サンプリング間隔毎に係止状態検出部で検
出される携帯用無線電話機収容ケースの係止状態を調べ
て携帯用無線電話機収容ケースが置忘れ状態にあるか否
かを判定し、携帯用無線電話機収容ケースが置忘れ状態
の場合にはアラーム機構を駆動するための信号を出力す
ることを特徴とする。
【0012】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第1の望ましい実施例では、係
止状態検出部が、携帯無線電話機収容ケースおよび/ま
たは該収容ケースに収容された携帯用無線電話機による
重み負荷の変化により携帯用無線電話機収容ケースの係
止,取り出し或いは離脱を検出して係止状態信号を出力
する重み負荷検出器を有し、置忘れ判定部が前記係止状
態検出部からの係止状態信号を基に携帯無線電話機収容
ケースが置忘れ状態にあるか否かを判定するよう構成さ
れている。
【0013】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第2の望ましい実施例では、係
止状態検出部が、携帯用無線電話機収容ケースが外部の
係止箇所に係止された時に生ずる歪みを検出して係止状
態信号を出力する歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が
係止状態検出部からの係止状態信号を基に携帯無線電話
機収容ケースが置忘れ状態にあるか否かを判定するよう
構成されている。なお、この場合、携帯無線電話機収容
ケースに設けられ該収容ケースを外部の係止箇所に係止
するための係止部を鈎手状に形成し、歪み検出部材を係
止部が携帯用無線電話機収容ケースと接合する基部或い
は鈎手状の頂部内側に設けることが望ましい。
【0014】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第3の望ましい実施例では、係
止状態検出部が、携帯用無線電話機収容ケースが外部の
係止箇所に係止された時に第1の状態となり、該係止箇
所から取外され、或いは離脱した時に第2の状態となる
電気接点或いは光学的スイッチ機構からなり、置忘れ判
定部が電気接点或いは光学的スイッチ機構の状態を基に
携帯用無線電話機収容ケースが置忘れ状態にあるか否か
を判定するよう構成されている。なお、この場合、携帯
無線電話機収容ケースに設けられ該収容ケースを外部の
係止箇所に係止するための係止部を鈎手状に形成し、電
気接点或いは光学的スイッチ機構を係止部が携帯用無線
電話機収容ケースと接合する基部或いは鈎手状の頂部内
側に設けることが望ましい。
【0015】第3の発明の携帯用無線電話機の置き忘れ
防止機能付着信報知装置は、携帯用無線電話機収容ケー
スにおいて、電源部と、着信検出回路と、アラーム機構
と、置忘れ判定部と、携帯用無線電話機の収容状態を検
出する収容状態検出部とを備え、着信検出回路が、a.
上記収容ケースの携帯用無線電話機収容ケースに収容さ
れている携帯用無線電話機から送出される電波を受信す
るための受信手段と、b.受信手段が電波を受信したと
きに、アラーム機構を駆動するための信号を出力する着
信検出手段と、c.受信手段が電波を受信している場合
には、置忘れ判定部からの信号によるアラーム機構の駆
動を行わないようにするアラーム機構駆動阻止手段と、
を含み、置忘れ判定部が収容状態検出部で検出される携
帯用無線電話機の収容状態を基に該電話機が置忘れ状態
にあるか否かを判定し、該電話機が置忘れ状態の場合に
はアラーム機構を駆動するための信号を出力することを
特徴とする。
【0016】望ましい実施態様では上記携帯用無線電話
機の置き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が時間計
測手段を有し、収容状態検出部で検出される携帯用無線
電話機の収容状態から所定時間以上該電話機が収容され
ていないことを検知した場合に、該電話機が置忘れ状態
にあると判定し、アラーム機構を駆動するための信号を
出力することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ
防止装置。
【0017】また、他の望ましい実施態様では置忘れ判
定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手
段を含み、置忘れ判定部が該サンプリング間隔毎に収容
状態検出部で検出される携帯用無線電話機の収容状態を
調べて携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判
定し、該電話機が置忘れ状態の場合にはアラーム機構を
駆動するための信号を出力することを特徴とする。
【0018】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第1の望ましい実施例では、携
帯無線電話機の重み負荷の変化により携帯用無線電話機
の収容或いは取り出しを検出して収容状態信号を出力す
る重み負荷検出器を有し、置忘れ判定部が収容状態検出
部からの収容状態信号を基に携帯用無線電話機が置忘れ
状態にあるか否かを判定するよう構成されている。
【0019】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第2の望ましい実施例では、収
容状態検出部が、携帯用無線電話機が取り出された時に
生ずる歪みを検出して収容状態信号を出力する歪み検出
部材を有し、置忘れ判定部が収容状態検出部からの収容
状態信号を基に電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定
するよう構成されている。なお、この場合、歪み検出部
材を携帯用無線電話機収容ケースの底部或いは側部に設
けることが望ましい。
【0020】更にまた、上記携帯用無線電話機の置き忘
れ防止機能付着信報知装置の第3の望ましい実施例で
は、収容状態検出部が、携帯用無線電話機が携帯用無線
電話機収容ケースから取り出された時に第1の状態とな
り、該携帯用無線電話機収容ケースに収容された時に第
2の状態となる電気接点或いは光学的スイッチ機構から
なり、置忘れ判定部が電気接点或いは光学的スイッチ機
構の状態を基に携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるか
否かを判定するよう構成されている。なお、この場合、
電気接点或いは光学的スイッチ機構を係止部の携帯用無
線電話機収容ケースの底部に設けることが望ましい。
【0021】第4の本発明の携帯用無線電話機の置き忘
れ防止装置は、少なくとも、電源部,検出回路,および
振動装置または警告装置からなるアラーム機構を収容し
た本体と、本体の表側に設けられ、携帯用無線電話機或
いは該携帯用無線電話機の収容ケースを掛止または係留
可能な特設部と、特設部に設けられた置き忘れ検出部
と、を備え、検出回路が、a.上記携帯用無線電話機か
ら送出される電波を受信するための受信手段を有する着
信検出部と、b.受信手段が携帯用無線電話機から送出
される電波を受信している場合には、スイッチ手段によ
るアラーム機構の駆動を行わないようにするアラーム機
構駆動判定手段と、を含み、置き忘れ検出部が、特設部
に掛止または係留された、携帯用無線電話機或いはその
収容ケースが該特設部から取外されるか或いは離脱した
ときアラーム機構を駆動させ、携帯用無線電話機或いは
その収容ケースを特設部に掛止または係留したとき該ア
ラーム機構の駆動を停止させるスイッチ手段を有する、
ことを特徴とする。
【0022】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止装置において、更に、本体の裏側に設けられた、ベル
トまたは衣服に係止可能な係止部と、を有するよう構成
してもよく、更に、本体を自動車の車室内に取り付ける
ために本体に設けられた取り付け部と、を有するよう構
成してもよく、更にまた、上記携帯用無線電話機の置き
忘れ防止装置を携帯用無線電話機を収容した鞄またはケ
ースに設けてもよい。この場合、スイッチ手段が特設部
に掛止または係留されるものの重さの有無に対応してオ
ン/オフ状態となる重み検出スイッチであることが望ま
しい。
【0023】第5の発明の置き忘れ防止機能付着信報知
装置は、少なくとも、電源部,着信検出回路,および振
動装置または警告装置からなるアラーム機構を収容した
本体と、本体の表側に設けられ、携帯用無線電話機或い
はその収容ケースを掛止または係留可能な特設部と、特
設部に設けられた置き忘れ検出部と、アラーム機構の駆
動を停止させる停止手段と、を備え、着信検出回路が、
a.上記携帯用無線電話機から送出される電波を受信す
るための受信手段と、b.携帯用無線電話機或いはその
収容ケースが特設部に掛止或いは係留されている場合で
且つ受信手段が前記電波を受信したときに、アラーム機
構を駆動するための信号を出力する着信検出手段と、
c.受信手段が上記電波を受信している場合には、スイ
ッチ手段によるアラーム機構の駆動を行わないようにす
るアラーム機構駆動判定手段と、を含み、置き忘れ検出
部が、特設部に掛止または係留された、携帯用無線電話
機或いはその収容ケースが該特設部から離脱したとき着
信検出手段に携帯用無線電話機が取外されたか或いは離
脱したことを知らせると共にアラーム機構を駆動させ、
携帯用無線電話機或いはその収容ケースを特設部に掛止
または係留したときアラーム機構を停止させるスイッチ
手段を有する、ことを特徴とする。
【0024】また、上記置き忘れ防止機能付着信報知装
置において、着信検出回路が、更に、スイッチ手段によ
るアラーム機構の駆動開始を所定時間遅延させる遅延手
段を含むよう構成してもよく、本体裏側に設けられた、
ベルトまたは衣服に係止可能な係止部と、を有するよう
構成してもよく、更にまた、本体に設けられた、本体を
自動車の車室内に取り付けるための取り付け部と、を有
するよう構成してもよく、着信報知装置が携帯用無線電
話機を収容した鞄に設けるよう構成してもよい。この場
合、スイッチ手段が特設部に掛止または係留されるもの
の重さの有無に対応しオン/オフ状態となる重み検出ス
イッチであることが望ましい。
【0025】第6の発明の携帯用無線電話機の置き忘れ
防止装置は、電源部と、アラーム機構と、置忘れ判定部
と、携帯用無線電話機の係止状態を検出する係止状態検
出部とを備え、置忘れ判定部が係止状態検出部で検出さ
れる携帯用無線電話機の係止状態を基に該携帯用無線電
話機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、携帯用無線電
話機が置忘れ状態の場合には前記アラーム機構を駆動す
るための信号を出力することを特徴とする。
【0026】望ましい実施態様では上記携帯用無線電話
機の置き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が時間計
測手段を有し、係止状態検出部で検出される携帯用無線
電話機の係止状態から所定時間以上該携帯用無線電話機
が係止されていないことを検知した場合に、該携帯用無
線電話機が置忘れ状態にあると判定し、アラーム機構を
駆動するための信号を出力することを特徴とする。
【0027】また、他の望ましい実施例では、置忘れ判
定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手
段を含み、該サンプリング間隔毎に係止状態検出部で検
出される携帯用無線電話機の係止状態を調べて該携帯用
無線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、該携帯
用無線電話機が置忘れ状態の場合にはアラーム機構を駆
動するための信号を出力することを特徴とする。
【0028】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止装置の第2の望ましい実施例では、係止状態検出部
が、携帯無線電話機による重み負荷の変化により上記携
帯用無線電話機の係止,取り出し或いは離脱を検出して
係止状態信号を出力する重み負荷検出器を有し、置忘れ
判定部が係止状態検出部からの係止状態信号を基に上記
携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定する
よう構成されている。
【0029】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止装置の第2の望ましい実施例では、係止状態検出部
が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に係止された時
に生ずる歪みを検出して係止状態信号を出力する歪み検
出部材を有し、置忘れ判定部が係止状態検出部からの係
止状態信号を基に上記携帯用無線電話機が置忘れ状態に
あるか否かを判定するよう構成されている。なお、この
場合、携帯無線電話機に設けられ該携帯用無線電話機を
外部の係止箇所に係止するための係止部が鈎手状に形成
され、歪み検出部材を該鈎手状の頂部内側に設けるよう
構成することが望ましい。
【0030】更に、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止装置の第3の望ましい実施例では、係止状態検出部
が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に係止された時
に第1の状態となり、該係止箇所から取外され、或いは
離脱した時に第2の状態となる電気接点或いは光学的ス
イッチ機構からなり、置忘れ判定部が前記電気接点或い
は光学的スイッチ機構の状態を基に携帯用無線電話機が
置忘れ状態にあるか否かを判定するよう構成されてい
る。なお、この場合、携帯無線電話機に設けられ該携帯
用無線電話機を外部の係止箇所に係止するための係止部
を鈎手状に形成し、電気接点或いは光学的スイッチ機構
を該鈎手状の頂部内側に設けるよう構成することが望ま
しい。
【0031】第7の発明の携帯用無線電話機の置き忘れ
防止機能付着信報知装置は、電源部と、着信検出回路
と、アラーム機構と、置忘れ判定部と、該携帯用無線電
話機の係止状態を検出する係止状態検出部とを備え、着
信検出回路が、a.携帯用無線電話機から送出される電
波を受信するための受信手段と、b.受信手段が前記電
波を受信したときに、アラーム機構を駆動するための信
号を出力する着信検出手段と、を含み、置忘れ判定部が
係止状態検出部で検出される該携帯用無線電話機の係止
状態を基に該携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるか否
かを判定し、該携帯用無線電話機が置忘れ状態の場合に
はアラーム機構を駆動するための信号を出力することを
特徴とする。
【0032】望ましい実施態様では上記携帯用無線電話
機の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ
判定部が時間計測手段を有し、係止状態検出部で検出さ
れる携帯用無線電話機の係止状態から所定時間以上該携
帯用無線電話機が係止されていないことを検知した場合
に、該携帯用無線電話機が置忘れ状態にあると判定し、
アラーム機構を駆動するための信号を出力することを特
徴とする。
【0033】また、他の望ましい実施態様では、置忘れ
判定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング
手段を含み、該サンプリング間隔毎に係止状態検出部で
検出される携帯用無線電話機の係止状態を調べて該携帯
用無線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、該携
帯用無線電話機が置忘れ状態の場合にはアラーム機構を
駆動するための信号を出力することを特徴とする。
【0034】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第1の望ましい実施例では、係
止状態検出部が、携帯無線電話機による重み負荷の変化
により上記携帯用無線電話機の係止,取り出し或いは離
脱を検出して係止状態信号を出力する重み負荷検出器を
有し、置忘れ判定部が前記係止状態検出部からの係止状
態信号を基に上記携帯用無線電話機が置忘れ状態にある
か否かを判定するよう構成されている。
【0035】また、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第2の望ましい実施例では、係
止状態検出部が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に
係止された時に生ずる歪みを検出して係止状態信号を出
力する歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が係止状態検
出部からの係止状態信号を基に携帯用無線電話機が置忘
れ状態にあるか否かを判定するよう構成されている。な
お、この場合、携帯無線電話機に設けられ該携帯用無線
電話機を外部の係止箇所に係止するための係止部が鈎手
状に形成され、歪み検出部材を該鈎手状の頂部内側に設
けるよう構成することが望ましい。
【0036】更に、上記携帯用無線電話機の置き忘れ防
止機能付着信報知装置の第3の望ましい実施例では、係
止状態検出部が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に
係止された時に第1の状態となり、該係止箇所から取外
され、或いは離脱した時に第2の状態となる電気接点或
いは光学的スイッチ機構からなり、置忘れ判定部が電気
接点或いは光学的スイッチ機構の状態を基に携帯用無線
電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定するよう構成さ
れている。なお、この場合、携帯無線電話機に設けられ
該携帯用無線電話機を外部の係止箇所に係止するための
係止部を鈎手状に形成し、電気接点或いは光学的スイッ
チ機構を該鈎手状の頂部内側に設けるよう構成すること
が望ましい。
【0037】第8の発明の携帯用無線電話機の置き忘れ
防止装置は、電源部と、制御部と、信号パターン抽出部
と、所持する携帯用無線電話機の信号パターンを格納し
たメモリーと、アラーム機構と、置忘れ判定部とを備
え、信号パターン検出部が、a.携帯用無線電話機から
送出される所定電界値以上の電波を受信するための受信
手段と、b.受信電波の信号パターンを抽出して出力す
る信号パターン抽出手段と、受信手段が前記電波を受信
したときに、前記メモリーに格納されている信号パター
ンと受信電波の信号パターンを比較し、メモリーに格納
されている信号パターンと受信電波の信号パターンが所
定の閾値の範囲内で一致した場合に置忘れ判定部に信号
を出力する比較手段と、を含み、置忘れ判定部が、比較
手段からの出力信号が途絶えたときから時間計測手段に
よる時間計測を開始し、計測値が所定の時間を超えた場
合に携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるものと判定
し、アラーム機構を駆動するための信号を出力すること
を特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>図3は第1の発明の実施の形態に
おける携帯用無線電話機の置忘れ防止装置(以下、単に
置忘れ防止装置と記す)の一例を示す概略斜視図であ
り、置忘れ防止装置200は携帯用無線電話機を収容す
る収容ケース90の本体91および収容ケース90を外
部の係止箇所(例えば、ベルト或いは上着やズボンのポ
ケット、または定置箇所に設けられたフック等)に係止
或いは係留するための係止部(例えば、ホルダーや留め
輪等)96に設けられている。
【0039】収容ケース90の本体91は断面が幅45
〜60mm(ミリ),厚さ25〜40mm程度で、高さ
が100〜160mm程度の寸法の直方体の形状をな
し、蓋92を有すると共に内側に携帯用無線電話機を収
容可能に構成された空間99を有し、更に、底部92に
は図1(a)に示す置忘れ防止装置200の構成部分で
ある置忘れ判定部120,アラーム機構130および時
間計測手段140、或いは図1(b)に示す置忘れ判定
部120’,アラーム機構130およびサンプリング計
測手段150と、これらに電源を供給するためのバッテ
リーを含む電源部とを含む回路部93が設けられてい
る。また、係止部96には収容ケース90の係止状態を
検出する係止状態検出部110が設けられており、係止
状態検出部110と置忘れ判定部120は収容ケース9
1の側面内側に沿って設けられ係止状態検出部110で
生じた検出電流を置忘れ判定部120に与えるための導
線、或いは係止状態検出部110で生じた機械的な変化
を伝達する伝達手段(例えば、ばねやケーブル等)によ
り接続或いは接触している(実施例1〜3参照)。な
お、電源部は図示を省略しているが、空気亜鉛電池等の
寿命の長い電池や充電可能な電池、或いはバッテリー等
の電源を収容するため、回路93に電源等を収容可能な
空間として形成されている。また、電源部にはバッテリ
ー等の電源を交換するための電源交換口等(図示せず)
が設けられ、さらに、電力をアラーム機構130を含む
に回路93の構成要素に供給するため、電源内部には接
点等が設けられ、電気的に回路93の各構成部分と接続
するよう構成されている。
【0040】更に、図3(b)に示すように本体91の
外側部にはアラーム中止スイッチ94,アラーム音等調
整スイッチ95,電源スイッチ96および電源表示ラン
プ97等が設けられている。
【0041】図1は置忘れ防止装置200の基本的構成
を示すブロック図であり、置忘れ防止装置200は、係
止部96に設けられ収容ケース90の係止状態(すなわ
ち、収容ケース90がベルト或いは上着やズボンのポケ
ット、またはフック等の外部係止箇所に係止されている
か否か)を検出する係止状態検出部110(実施例1〜
3参照)、係止状態検出部110で検出された収容ケー
ス90の係止状態を基に収容ケース90が置忘れられて
いるか否かを判定しアラーム機構を駆動させる置忘れ判
定部120、および置忘れ判定部120により収容ケー
ス90が置忘れられたものと判定された場合に振動、警
告音(或いは置忘れ告知メッセージ)、或いは光等によ
る警告(或いは報知)を行なうアラーム機構130を有
している。
【0042】なお、収容ケース90が一時的に取外され
た場合や、後述するように通話のために携帯用無線電話
機が収容ケース90から取り出された場合と置忘れ状態
とを判別するために図1(a)では収容ケース90が取
外されたり、携帯用無線電話機が収容ケース90から取
り出された時点から時間計測を開始する時間計測手段1
40を備えており、この場合は置忘れ判定部120は一
定時間(例えば、5分後)経過後に警告を出すように構
成されている(後述;図2(a)参照)。また、図1
(b)では所定時間間隔毎に係止状態検出部110で検
出される収容ケース90の係止状態を調べる時間間隔を
置忘れ判定部120に与えるサンプルング手段150を
備えており、この場合は置忘れ判定部120は一定条件
(例えば、サンプリング間隔を1分としたとき、連続す
る5つのサンプリング間隔を確認したとき)を満たす場
合に警告を出すように構成されている(後述;図2
(b)参照)。
【0043】また、収容ケース90の係止状態は係止状
態検出部110で、例えば、下記のいずれかの方法によ
り検出される(実施例1〜3参照)。 収容ケース90および/または収容ケース90に収
容されている携帯用無線電話機の重み負荷の変化の検
出、 収容ケース90が外部の係止箇所に係止された場合
に生ずる歪みの検出、或いは、 収容ケース90が外部の係止箇所に係止された場合
のスイッチのオン/オフ状態。 なお、時間計測手段140は収容ケース90が外部係止
箇所から離脱または取り外された場合(或いは、携帯用
無線電話機が収容ケース90から取り出された場合)に
タイマー(図示せず)からの時刻信号に基づいてカウン
トアップ等による時間計測を開始し、収容ケース90が
外部係止箇所に係止または取り外された場合(或いは、
携帯用無線電話機が収容ケース90に収容されていない
場合)に計測値をゼロクリアする。
【0044】図2は置忘れ防止装置200,200’の
基本的動作を示すフローチャートであり、(a)は時間
計測手段140を備えた図1(a)に対応し、(b)は
サンプリング手段150を備えた図1(b)に対応する
フローチャートである。
【0045】図2(a)で、係止状態検出部110が収
容ケース90の係止状態情報を検出しそれを置忘れ判定
部120与える(ステップS1)。置忘れ判定部120
は係止状態検出部110からの係止状態情報を受け取っ
て収容ケース90が外部係止箇所に係止されているか否
か(或いは、携帯用無線電話機が収容ケース90に収容
されているか否か)を調べ(ステップS2)、係止され
ている(或いは、収容されている)場合にはステップS
3で時間計測手段140の計測値をゼロクリアしてステ
ップS1に戻り、そうでない場合には時間計測手段14
0はカウントアップ等により時間計測を行なう(ステッ
プS4)。
【0046】次に、置忘れ判定部120は収容ケース9
0が外部係止箇所から取り外された状態(或いは、携帯
用無線電話機が収容ケース90に取り出された状態)が
所定時間(例えば5分)継続しているかを計測値を調べ
ることにより判定し、計測値が所定値以上の場合は置忘
れ状態にあると判断してアラーム機構信号を出力する
(ステップS5)。
【0047】アラーム機構130は置忘れ判定部120
からのアラーム機構信号に基づいて駆動され、連続或い
は断続的に一定期間、振動、警告音、光等によるアラー
ム動作を行なう(ステップS6)。
【0048】アラーム機構130が動作しても収容ケー
ス或いは携帯用無線電話機が置忘れでない場合(例え
ば、承知の上で収容ケース90を取外していたり、通話
中等の場合)には使用者がアラーム中止スイッチ94を
押してアラーム機構130のアラーム動作を中止でき
(ステップS7)、この場合はアラーム動作を中止して
ステップS1に戻る(ステップS8)。アラーム中止ス
イッチ94が押されない場合にはアラーム動作により使
用者本人或いは他人に収容ケース90或いは携帯用無線
電話機の置忘れを知らせることができる。また、本人が
置忘れに気付いた場合に置忘れた収容ケース90をアラ
ーム音等から簡単に探し出すことができる。
【0049】図2(b)で、係止状態検出部110が収
容ケース90の係止状態情報を検出しそれを置忘れ判定
部120に与える(ステップS1)。
【0050】置忘れ判定部120は係止状態検出部11
0からの係止状態情報を受け取って収容ケース90が外
部係止箇所に係止されているか否か(或いは、携帯用無
線電話機が収容ケース90に収容されているか否か)を
調べ、係止されている(或いは、収容されている)場合
にはステップS1に戻る(ステップS2’)。
【0051】次に、置忘れ判定部120は収容ケース9
0が外部係止箇所から取り外された状態(或いは、携帯
用無線電話機が収容ケース90に収容ていない状態)が
サンプリング期間の場合にはサンプリング手段150に
よりカウント値を1だけ増し、サンプリング期間でない
場合にはステップS1に戻る(ステップS4’)。
【0052】次に、収容ケース90が外部係止箇所から
取り外された状態(或いは、携帯用無線電話機が収容ケ
ース90に収容されていない状態)が連続するサンプリ
ング期間(例えば3期間)の間継続しているかをカウン
ト値から調べ、継続していない場合にはステップS1に
り、継続している場合には置忘れ状態にあると判断して
アラーム機構信号を出力する(ステップS5’)。
【0053】以下、ステップS6〜S7は図2(a)と
同様であり説明を省略する。図2(a),(b)の説明
で収容ケース90が外部係止箇所から取り外された場合
(或いは、携帯用無線電話機が収容ケース90から取り
出された場合)に置忘れ判定部120が置忘れ状態と判
定する条件を5分そのような状態が継続している場合、
或いはサンプリング期間を1分としたとき連続する5サ
ンプリング期間継続している場合としたが、これに限ら
れることなく、3分或いは3サンプリング期間等、実験
値或いは経験値を基に適宜設定してもよく、また、収容
ケース90に時間(または、サンプリング間隔或いは回
数)を設定可能に構成した時間設定ボタン(図示せず)
を設け、使用者が所望の時間(または、サンプリング間
隔或いは回数)を設定可能に構成してもよい。
【0054】<第2の実施の形態>第2の発明の実施の
形態における携帯用無線電話機の置忘れ防止機能付着信
報知装置300は図3に示したと同様な大きさの収容ケ
ースの本体および係止部に設けられている(以下、収容
ケースに関しては図3を用いて説明する)。
【0055】収容ケース90の底部92には図4(a)
に示す置忘れ判定部120,アラーム機構130,時間
計測手段140,および着信判定部160、または図4
(b)に示す置忘れ判定部120’,アラーム機構13
0,サンプリング計測手段150および着信判定部16
0と、これらに電源を供給するためのバッテリーを含む
電源部が設けられている。
【0056】なお、電源部は図示を省略しているが、空
気亜鉛電池等の寿命の長い電池や充電可能な電池、或い
はバッテリー等の電源を収容するため、回路93に電源
等を収容可能な空間として形成されている。また、電源
部にはバッテリー等の電源を交換するための電源交換口
およびその蓋部(図示せず)が設けられ、さらに、電力
をアラーム機構130を含むに回路93の構成要素に供
給するため、電源内部には接点等が設けられ、電気的に
回路93の各構成部分と接続するよう構成されている。
【0057】また、係止部96には収容ケース91の係
止状態を検出する係止状態検出部110が設けられてお
り、係止状態検出部110と置忘れ判定部120は収容
ケース91の側面内側に沿って設けられ係止状態検出部
110で生じた検出電流を置忘れ判定部120に与える
ための導線、或いは係止状態検出部110で生じた機械
的な変化を伝達する(例えば、ばねやケーブル等)によ
り接続或いは接触している(実施例1〜3参照)。
【0058】更に、図3(b)に示すように本体91の
外側部にはアラーム中止スイッチ94,アラーム音等調
整スイッチ95,電源スイッチ96および電源表示ラン
プ97等が設けられている。
【0059】図4は置忘れ防止機能付着信報知装置30
0,300’の基本的構成を示すブロック図であり、置
忘れ防止機能付着信報知装置300,300’は、係止
部96に設けられ収容ケース90の係止状態を検出する
係止状態検出部110(実施例1〜3参照)、係止状態
検出部110で検出された収容ケース90の係止状態を
基に収容ケース90が置忘れられてか否かを判定しアラ
ーム機構を駆動させる置忘れ判定部120、および置忘
れ判定部120により収容ケース90が置忘れられたも
のと判定された場合、または収容ケース90に収容され
た携帯用無線電話機99に着信があった場合に振動、警
告音(或いは置忘れ告知メッセージ)、或いは光等によ
る警告(或いは報知)を行なうアラーム機構130、お
よび収容ケース90に収容された携帯用無線電話機99
からの電波を受信する受信手段171と携帯用無線電話
機99の着信を検出し、アラーム機構130を駆動する
ための信号を出力する着信検出手段172からなる着信
判定部170を有している。
【0060】受信手段171は実開平5−66982号
に開示されているようなアンテナとを有している。着信
検出手段172は電界強度が設定値δ以上の受信電波の
有無を検出し電界の変化に応じた電圧を出力する検波手
段と、検波手段の出力電圧を増幅する増幅手段を有して
いる。
【0061】また、収容ケース90が一時的に取外され
たり、後述するように通話のために携帯用無線電話機が
収容ケース90から取り出された場合と置忘れ状態とを
判別するために前述した実施の形態1の図1(a)或い
は図1(b)の場合と同様の時間計測手段140或いは
サンプリング手段150を備えている。
【0062】また、係止状態検出部110での収容ケー
ス90の係止状態の検出方法や時間計測手段140の動
作も前述した実施の形態1の場合と同様である。
【0063】アラーム機構130の動作に至る置忘れ防
止機構の動作も実施の形態1の図2と同様であり、アラ
ーム機構130は置忘れ判定部120からのアラーム機
構信号により駆動され、連続或いは断続的に一定期間、
振動、警告音、光等によるアラーム動作を行なう。
【0064】なお、図4ではアラーム機構130を着信
検出手段172からの信号と置忘れ判定部120で共有
し、いずれからの信号でもアラーム機構130が動作す
るよう構成されているが、アラーム機構を着信検出手段
172からの信号により動作する着信報知用アラーム機
構(例えば、振動装置)と、置忘れ判定部120からの
信号により動作する置忘れ防止用アラーム機構(例え
ば、警告音発生装置)とを別にするよう構成してもよ
く、この場合は着信か置忘れかを容易に判別できるので
好適である。
【0065】アラーム機構130が動作しても収容ケー
ス或いは携帯用無線電話機が置忘れでない場合(例え
ば、承知の上で収容ケース90を取外していたり、通話
中等の場合)には使用者がアラーム中止スイッチ94を
押してアラーム機構130のアラーム動作を中止でき、
この場合はアラーム動作を中止する(図2のステップS
8参照)。アラーム中止スイッチ94が押されない場合
にはアラーム動作により使用者本人或いは他人に収容ケ
ース90或いは携帯用無線電話機の置忘れを知らせるこ
とができる。また、本人が置忘れに気付いた場合に置忘
れた収容ケース90をアラーム音等から簡単に探し出す
ことができる。
【0066】また、収容ケース90に着信判定部170
が設けられているので携帯用無線電話機と着信判定部1
70の距離がほぼゼロのため、収容ケース90に携帯用
無線電話機が収容されている場合に着信があると、確実
に着信を判定できる。そこで受信電界強度の設定値δを
小さく(受信電界距離を0〜5cm以内に設定)できる
ので他人の携帯用無線電話機への着信による誤動作が生
じない。
【0067】<第3の実施の形態>第4の発明の実施の
形態における携帯用無線電話機の置忘れ防止機能付着信
報知装置400は図3に示したと同様な大きさの収容ケ
ースの本体および係止部に設けられている(以下、収容
ケースに関しては図7(サイズおよび外部構造は図3と
ほぼ同じであり、図3と同じ記号を用いて説明する)。
【0068】図7で、収容ケース90の底部92には図
5(a)に示す収容状態検出部115,置忘れ判定部1
20,アラーム機構130,時間計測手段140,着信
判定部160,およびアラーム機構駆動阻止手段19
0、または図5(b)に示す収容状態検出部115,置
忘れ判定部120’,アラーム機構130,サンプリン
グ計測手段150,着信判定部160,およびアラーム
機構駆動阻止手段190と、これらに電源を供給するた
めのバッテリーを含む電源部が設けられている。
【0069】なお、電源部は図示を省略しているが、空
気亜鉛電池等の寿命の長い電池や充電可能な電池、或い
はバッテリー等の電源を収容するため、回路93に電源
等を収容可能な空間として形成されている。また、電源
部にはバッテリー等の電源を交換するための電源交換口
およびその蓋部(図示せず)が設けられ、さらに、電力
をアラーム機構130を含むに回路93の構成要素に供
給するため、電源内部には接点等が設けられ、電気的に
回路93の各構成部分と接続するよう構成されている。
【0070】更に、図7(b)に示すように本体91の
外側部にはアラーム中止スイッチ94,アラーム音等調
整スイッチ95,電源スイッチ96および電源表示ラン
プ97等が設けられている。
【0071】図5は置忘れ防止機能付着信報知装置40
0,400’の基本的構成を示すブロック図であり、置
忘れ防止装置400は、収容ケース90の底部93に設
けられ携帯用無線電話機99の収容状態を検出する収容
状態検出部115(実施例4〜6参照)、収容状態検出
部115で検出された携帯用無線電話機99の収容状態
を基に携帯用無線電話機99が置忘れられているか否か
を判定しアラーム機構を駆動させる置忘れ判定部12
0、および置忘れ判定部120により携帯用無線電話機
99が置忘れられたものと判定された場合、または収容
ケース90に収容された携帯用無線電話機99に着信が
あった場合に振動、警告音(或いは置忘れ告知メッセー
ジ)、或いは光等による警告(或いは報知)を行なうア
ラーム機構130、および収容ケース90に収容された
携帯用無線電話機99からの電波を受信する受信手段1
71と携帯用無線電話機99の着信および通話を検出
し、アラーム機構130を駆動するための信号を出力す
る着信検出手段172’からなる着信判定部170と、
携帯用無線電話機99が通話中の場合には、置忘れ判定
部120による信号が出力されてもアラーム機構130
を動作させないためのアラーム機構駆動阻止手段180
が設けられている。
【0072】受信手段171は実開平5−66982号
に開示されているようなアンテナとを有している。着信
検出手段172’は電界強度が設定値δ以上の受信電波
の有無を検出し電界の変化に応じた電圧を出力する検波
手段と、検波手段の出力電圧を増幅する増幅手段を有し
ている。着信検出手段172’は増幅前の信号を制御信
号としてアラーム機構駆動阻止手段180に出力し、ま
た、増幅された信号を信号としてアラーム機構130に
出力する。
【0073】アラーム機構駆動阻止手段180は着信検
出手段172’からの制御信号によりスイッチ動作を行
なうスイッチ部材からなっており、着信検出手段17
2’からの制御信号がある場合(制御信号がオンのと
き)にはオフとなり置忘れ防止手段から送出されるアラ
ーム機構130の信号を遮断し、制御信号がない場合
(制御信号がオフのとき)にはオンとなって置忘れ防止
手段から送出されるアラーム機構130の信号を通過さ
せる。
【0074】また、携帯用無線電話機99が通話以外で
一時的に収容ケース90から取り出されたり、後述する
ように通話のために携帯用無線電話機99が収容ケース
90から取り出され、通話を終了したが収容ケース90
に収容されない場合に置忘れ状態とみなしていいかどう
かを判別するためにために図5(a)では携帯用無線電
話機99が収容ケース90が取り出されると時間計測を
開始し、携帯用無線電話機99での通話が開始すると計
測値をゼロクリアし、通話が終了すると時間計測を開始
する時間計測手段140を備えており、通話が終了して
も一定時間内(例えば、5分)に収容ケース90に携帯
用無線電話機99が収容されない場合に警告を出すよう
に構成されている(後述;図6(a)参照)。また、図
5(b)では所定時間間隔毎に収容状態検出部110で
検出される収容ケース90の収容状態を調べる時間間隔
を置忘れ判定部120に与えるサンプルング手段150
を備えており、この場合は置忘れ判定部120は携帯用
無線電話機99が収容ケース90が取り出されるとサン
プリング間隔のカウントを開始し、携帯用無線電話機9
9での通話が開始するとカウント値をゼロクリアし、通
話が終了するとカウントを開始するサンプリング手段1
50を備えており、通話が終了して一定条件(例えば、
サンプリング間隔を2分としたとき、連続する3つのサ
ンプリング間隔を確認したとき)内に収容ケース90に
携帯用無線電話機99が収容されない場合に警告を出す
ように構成されている(後述;図6(b)参照)。
【0075】また、収容ケース90への携帯用無線電話
機99の収容状態は収容状態検出部110で、例えば、
下記のいずれかの方法により検出される(実施例4〜6
参照)。 係止された携帯用無線電話機99の重み負荷の変化
の検出、 携帯用無線電話機99取り出された場合に収容ケー
ス93の底部に設けられた歪み検出部材に生ずる歪みの
検出、或いは、 携帯用無線電話機99が収容ケース90から取り出
された場合のスイッチのオン/オフ状態。 なお、時間計測手段140は携帯用無線電話機99が収
容ケース90から取り出されるか、通話が終了した場合
にタイマー(図示せず)からの時刻信号に基づいてカウ
ントアップ等による時間計測を開始し、携帯用無線電話
機99による通話の開始或いは収容ケース90に携帯用
無線電話機99が収容された場合)に計測値をゼロクリ
アする。
【0076】図6は置忘れ防止機能付着信報知装置40
0,400’の基本的動作を示すフローチャートであ
り、(a)は時間計測手段140を備えた図5(a)に
対応し、(b)はサンプリング手段150を備えた図5
(b)に対応するフローチャートである。
【0077】図6(a)で、収容状態検出部110が収
容ケース90の収容状態情報を検出しそれを置忘れ判定
部120に与える(ステップS11)。
【0078】置忘れ判定部120は収容状態検出部11
0からの収容状態情報を受け取って携帯用無線電話機9
9が収容ケース90に収容されているかを調べ(ステッ
プS12)、収容されている場合には時間計測手段14
0の計測値をゼロクリアしてステップS11に戻る(ス
テップS13)。
【0079】次に、置忘れ判定部12は携帯用無線電話
機99が通話中か否かを着信検出手段172’からの信
号により判定し、着信または通話中の場合には時間計測
手段140の計測値をゼロクリアしてから(ステップS
14)、待ち状態を継続する(ステップS15)。
【0080】着信が遮断または通話が終了した場合には
時間計測手段140の計測値をカウントアップし(ステ
ップS16)、次に、計測値を調べて携帯用無線電話機
99が収容ケース90に収容されていない状態が所定時
間(例えば5分)継続している場合には置忘れ状態にあ
ると判断してアラーム機構信号を出力する(ステップS
17)。
【0081】アラーム機構130は置忘れ判定部120
からのアラーム機構信号により駆動され、連続或いは断
続的に一定期間、振動、警告音、光等によるアラーム動
作を行なう(ステップS18)。
【0082】アラーム機構130が動作しても携帯用無
線電話機99が置忘れでない場合(例えば、承知の上で
携帯用無線電話機99を収容ケース90から取り出して
いるような場合)には使用者がアラーム中止スイッチ9
4を押してアラーム機構130のアラーム動作を中止で
き(ステップS19)、この場合はアラーム動作を中止
してステップS11に戻る(ステップS20)。アラー
ム中止スイッチ94が押されない場合にはアラーム動作
により使用者本人或いは他人に収容ケース90或いは携
帯用無線電話機の置忘れを知らせることができる。ま
た、本人が置忘れに気付いた場合に置忘れた収容ケース
90をアラーム音等から簡単に探し出すことができる。
【0083】図6(b)で、収容状態検出部110が収
容ケース90の収容状態情報を検出しそれを置忘れ判定
部120に与える(ステップS11)。
【0084】置忘れ判定部120は収容状態検出部11
0からの収容状態情報を受け取って携帯用無線電話機9
9が収容ケース90に収容されているかを調べ、収容さ
れている場合にはステップS11に戻る(ステップS1
2’)。次に、置忘れ判定部12は携帯用無線電話機9
9が通話中か否かを着信検出手段172’からの信号に
より判定し、待ち状態を継続する(ステップS1
4’)。
【0085】着信が遮断または通話が終了した場合には
置忘れ判定部120は携帯用無線電話機99が収容ケー
ス90から取り出された状態がサンプリング期間の場合
にはサンプリング手段150によりカウント値を1だけ
増し、サンプリング期間でない場合にはステップS1に
戻る(ステップS16’)。
【0086】次に、携帯用無線電話機99が収容ケース
90が取り出された状態が連続するサンプリング期間
(例えば5期間)の間継続しているかをカウント値から
調べ、継続していない場合にはステップS1に戻り、継
続している場合には置忘れ状態にあると判断してアラー
ム機構信号を出力する(ステップS17’)。
【0087】以下、ステップS18〜S20は図6
(a)と同様であり説明を省略する。図6(a),
(b)の説明で携帯用無線電話機99が収容ケース90
から取り出された場合に置忘れ判定部120が置忘れ状
態と判定する条件を5分間そのような状態が継続する場
合、或いはサンプリング期間を1分としたとき連続する
5サンプリング期間継続している場合としたが、これに
限られることなく、3分或いは3サンプリング期間等、
実験値或いは経験値を基に適宜設定すればよく、また、
収容ケース90に時間(または、サンプリング間隔或い
は回数)を設定可能に構成した時間設定ボタン(図示せ
ず)を設け、使用者が所望の時間(または、サンプリン
グ間隔或いは回数)を設定可能に構成してもよい。
【0088】なお、図5ではアラーム機構130を着信
検出手段172’からの信号と置忘れ判定部120で共
有し、いずれからの信号でもアラーム機構130が動作
するよう構成されているが、アラーム機構を着信検出手
段172’からの信号により動作する着信報知用アラー
ム機構(例えば、振動装置)と、置忘れ判定部120か
らの信号により動作する置忘れ防止用アラーム機構(例
えば、警告音発生装置)とを別にするよう構成してもよ
く、この場合は着信か置忘れかを容易に判別できるので
好適である。
【0089】また、収容ケース90に設けられた着信判
定部170’と携帯用無線電話機の距離は通話可能な距
離(おおよそ1メートル以内)とすればよいので、収容
ケース90に携帯用無線電話機が収容されている場合に
着信があると、確実に着信を判定できる。
【0090】<第4の実施の形態>図12は第4の発明
の実施の形態の一例を示す図であり、(a)は正面側か
らの斜視図、(b)は裏面側からの斜視図、(c)は側
面図である。図12で、100は置忘れ防止装置、1は
本体、2は特設部、3は係止部、4は停止手段(ボタン
型スイッチ)、11は電源部、12は回路基板部、13
はアラーム機構部、21は置き忘れ検出部7としてのス
イッチ機構である。
【0091】図12で、置忘れ防止装置100は断面が
幅30〜50mm(ミリ),厚さ12〜18mm程度
で、高さが45〜60mm程度の寸法の直方体の形状を
なす合成樹脂製の本体1と、表側に設けられ、携帯用無
線電話機または携帯用無線電話機の収容ケースの係止部
(例えば、ホルダー)を引掛けた場合、それを掛止する
ことのできるように受け口のような開口として構成され
ると共にスイッチ機構21(図13参照)を設けた特設
部2と、裏側に設けられ、ベルト(或いは衣服)に係止
可能に構成された係止部3(図12ではホルダー)と、
後述するようにアラーム機構の動作を所持者が途中で中
止させるための停止手段4としてボタン型スイッチと、
電源スイッチ(図示せず)を有している。
【0092】なお、特設部2は携帯用無線電話機または
携帯用無線電話機の収容ケースの係止部を係留可能(例
えば、ベルトに通せるよう)に構成されていてもよく、
停止手段4はボタン型スイッチに限られず通常のオン/
オフスイッチでもよい。また、ボタン型スイッチの場合
は1度押すとアラーム機構の動作が中止(スイッチオ
ン)され、携帯用無線電話機(または携帯用無線電話機
の収容ケース)が特設部に掛止或いは係留されると、ス
イッチオフとなるよう構成することが望ましい(停止手
段4は図12では正面(表側)中央下部に設けてある
が、側面に設けてよく、裏面を除く本体1の適当な場所
に設ければよい)。
【0093】電源部11は、空気亜鉛電池等の寿命の長
い電池や充電可能な電池、或いはバッテリー等の電源を
収容するため、本体1に電源等を収容可能な空間として
形成されている。また、電源部11は電源等を交換する
ための電源交換口16およびその蓋部(図示せず)が設
けられ、さらに、電力を後述する着信検出部等の回路や
アラーム機構としての振動装置(または、警告装置)に
供給するため、電源内部には接点等が設けられ、電気的
に着信検出部等の回路や振動装置(または、警告装置)
等と接続するよう構成されている。
【0094】回路基板12部には後述する受信回路,着
信検出部等を含む回路30が集積化された基板が取り付
けられている。
【0095】アラーム機構部13は振動装置、または音
或いは合成音声を出す警告装置からなり、後述する着信
検出回路からの信号或いは後述するスイッチ機構21が
オンの場合に振動または警告音(或いは警告音声)を発
して所持者に着信或いは置き忘れを知らせるアラーム機
構35(図14参照)が取り付けられている。なお、振
動装置は偏心モータを用いて構成することができるが、
偏心モータに限られることなく公知の振動部材を用いる
ことができる。また、警告装置を用いる場合も同様に、
ベル等の音発生器だけでなく着信と置き忘れの区別がで
きるよう発生音の音色を変えることのできる音発生器や
合成音声を発する合成音声発生器など公知の警告部材を
用いることができる。
【0096】スイッチ機構21は、図13に示すよう
に、携帯用無線電話機(または携帯用無線電話機の収容
ケース18)がそれらに設けてあるホルダー等の係止部
19により特設部2に掛止或いは係留されるとスイッチ
オフとなり、携帯用無線電話機を使用するために特設部
2から取りはずしたり、携帯用無線電話機の収容ケース
18から携帯用無線電話機を取り出したり、携帯用無線
電話機または携帯用無線電話機の収容ケース18が特設
部2から脱落したりするとスイッチオンとなるよう構成
されている。
【0097】なお、スイッチ機構21として、通常の接
触型のオン/オフ・スイッチや、ホルダー等の掛止(係
留)或いは離脱を光により検知してオン/オフ状態とな
る光検知器等を用いることができるが、望ましくは携帯
用無線電話機或いは携帯用無線電話機の収容ケース18
の重みが加わるとスイッチオフとなり、携帯用無線電話
機或いは携帯用無線電話機の収容ケース18の重みがな
くなるとスイッチオンとなる重み検知型のオン/オフ・
スイッチ或いは重さにより作動するオン/オフ・スイッ
チを用いることが望ましい(この場合は特設部2に携帯
用無線電話機或いは携帯用無線電話機の収容ケースが係
止される部分(図12では部分25にスイッチ機構21
が設けてもよい)。また、スイッチのオン/オフ状態と
特設部2に携帯用無線電話機或いは携帯用無線電話機の
収容ケース18が掛止(係留)され或いは離脱した状態
との対応付けは上述の場合と逆でもよい。
【0098】図14は受信回路,着信検出回部を含む回
路30のブロック図であり、回路30は携帯用無線電話
機から送出される電波を受信するための受信回路51
と、受信手段が電波を受信している場合には、スイッチ
手段によるアラーム機構の駆動を行わないようにするア
ラーム機構駆動判定手段53とを含んでいる。また、受
信回路51はアンテナ9とアンテナ9で受信した電波か
ら携帯用無線電話機の周波数帯域の周波数を抽出する帯
域フィルタを有している。
【0099】置き忘れ検出部7は携帯用無線電話機また
は携帯用無線電話機の収容ケース18が特設部2から取
り外されたり脱落したようなときにアラーム機構35を
駆動させ、携帯用無線電話機または携帯用無線電話機の
収容ケース18が特設部2に掛止または係留されたとき
アラーム機構35の駆動を停止させるよう構成した上述
のスイッチ機構21を有しており、スイッチ機構21が
オンの場合は遅延手段6を介してアラーム機構35を駆
動させ、スイッチ機構21がオフの場合はアラーム機構
35の駆動を停止させる。
【0100】なお、所持者が携帯用無線電話機の置き忘
れや脱落に気付いた場合には電源スイッチ(図示せず)
をオフにしてアラーム機構の駆動を停止できるので、停
止手段4は必ずしも必要ではない。
【0101】また、本実施の形態では携帯用無線電話機
の収容ケースを特設部2に掛止或いは係留する場合につ
いて述べたが、図18に示すように携帯用無線電話機2
5に掛止或いは係留のための部材(例えば、ホルダー)
を取り付け、そのような携帯用無線電話機を特設部2に
掛止或いは係留する場合にも適用できる。なお、この場
合の他の望ましい例を別途に第6の実施の形態として示
す。
【0102】<第5の実施の形態>第5の発明の置き忘
れ防止機能付着信報知装置(以下、単に着信報知装置と
記す)の構成を前述の置き忘れ防止装置100と比較す
ると、見掛け上の構成は図1の置き忘れ防止装置100
と同様でよいので、本発明に基づく着信報知装置の実施
の形態の説明では図12を用いるものとし、記号も同じ
ものを用いるものとする。なお、図12の本体1〜スイ
ッチ機構21の機能及び構成についても同様であり、説
明を省略する。
【0103】図14は受信回路,着信検出回等を含む回
路40のブロック図であり、回路40は携帯用無線電話
機から送出される電波を受信するための受信回路51
と、携帯用無線電話機または携帯用無線電話器機を収容
した収容ケースが特設部に掛止或いは係留されている場
合で且つ受信手段が電波を受信したときに、アラーム機
構を駆動するための信号を出力する着信検出手段52
と、を有する着信検出部5と、受信手段が電波を受信し
ている場合には、スイッチ手段によるアラーム機構の駆
動を行わないようにするアラーム機構駆動判定手段53
とを有している。また、受信回路51はアンテナ9とア
ンテナ9で受信した電波から携帯用無線電話機の周波数
帯域の周波数を抽出する帯域フィルタを有している。
【0104】なお、携帯用無線電話機は通話時以外は、
通常、そのままか或いは収容ケースに入れられて着信報
知装置100に掛止あるいは係留されており、携帯用無
線電話機と着信報知装置とは極く近接(10cm以内)
しているので、アンテナ9は回路30上に形成されてい
てもよい。また、閾値は携帯用無線電話機と着信報知装
置が10〜15cm程度離れている場合の受信レベル値
を設定しておけばよい。これにより、着信の場合、携帯
用無線電話機を取り外せば受信レベルが閾値より低下す
るので、アラーム機構35の動作は停止することにな
る。
【0105】また、置き忘れや脱落の場合はアラーム機
構35が駆動されるので所持者は携帯用無線電話機の置
き忘れや脱落を知ることができる。また、着信して通話
のために携帯用無線電話機が取り出された場合は携帯用
無線電話機は通常本体1から10cm以上は離れるので
受信レベルの低下によりアラーム機構35は作動しなく
なるが、スイッチ機構21により再びアラーム機構35
が駆動されこととなるが、このような場合に備えて、ア
ラーム機構駆動判定手段53を設けてあるので、着信時
にはアラーム機構35は動作しない。すなわち、アラー
ム機構駆動判定手段53は着信があった時点でアラーム
機構35を動作させないようスイッチ機構21からのア
ラーム機構35への信号の伝達を遮断するよう構成され
ている。
【0106】なお、所持者が発信のために携帯用無線電
話機を取り出した場合にはスイッチ機構21が作動する
ので、停止手段4を設けておくことが望ましい。なお、
所持者がボタン型スイッチのような停止手段4によりア
ラーム機構35の動作を停止させるための時間を与える
ために、アラーム機構30の動作を遅延させるための遅
延手段6を設けてもよい。
【0107】遅延手段6は、携帯用無線電話機が特設部
2から取り外されたとき、スイッチ機構35により直ち
にはアラーム機構35を駆動させないようにアラーム機
構35の駆動開始時間を遅延させする。従って、遅延時
間としては、携帯用無線電話機を取り出してから、中断
手段4を操作する時間に相当する時間(5〜10秒位)
が望ましい。また、遅延手段6は公知の遅延回路または
タイマにより構成できる。
【0108】置き忘れ検出部7は携帯用無線電話機また
は携帯用無線電話機の収容ケース18が特設部2から離
脱したときにアラーム機構35を駆動させ、携帯用無線
電話機または携帯用無線電話機の収容ケース18が特設
部2に掛止または係留されたときアラーム機構35の駆
動を停止させるスイッチ機構21を有しており、スイッ
チ機構21がオンの場合は遅延手段6を介してアラーム
機構35を駆動させ、スイッチ機構21がオフの場合は
アラーム機構35の駆動を停止させる。
【0109】また、本実施の形態では携帯用無線電話機
の収容ケースを特設部2に掛止或いは係留する場合につ
いて述べたが、図18に示すように携帯用無線電話機2
5に掛止或いは係留のための部材(例えば、ホルダー)
を取り付け、そのような携帯用無線電話機を特設部2に
掛止或いは係留する場合にも適用できる。なお、この場
合の他の望ましい例を別途に第7の実施の形態として示
す。
【0110】<第6の実施の形態>第6の発明の携帯用
無線電話機の置忘れ防止機能付着信報知装置(以下、単
に置忘れ防止機能付着信報知装置と記す)は、図18に
示すように携帯用無線電話機25に掛止或いは係留のた
めの部材3(例えば、ホルダー)を取り付け、そのよう
な携帯用無線電話機25を特設部2に掛止或いは係留す
る場合に適用するためのものであり、その外観および回
路配置等は図14,15に示したと同様であり、内部構
成は図1(a),(b)のブロック図に示したと同様の
構成を有している。なお、図14の回路基板部12には
図4の置忘れ判定部120および時間計測手段140或
いはサンプリング手段150が、アラーム機構部13に
はアラーム機構130が設けられ、また、スイッチ機構
21は係止状態検出部110に相当する。また、係止状
態検出部110による携帯用無線電話機25の係止状態
は、例えば、下記のいずれかの方法により検出される。
【0111】 係止される携帯用無線電話機25の重
み負荷の変化の検出、 携帯用無線電話機25が係止された場合に生ずる歪
みの検出、或いは、 携帯用無線電話機25が係止された場合のスイッチ
のオン/オフ状態。 なお、時間計測手段140は携帯用無線電話機25が特
設部2から離脱または取り外された場合からの時刻信号
に基づいてカウントアップ等による時間計測を開始し、
携帯用無線電話機25が特設部2に係止された場合に計
測値をゼロクリアする。また、置忘れ防止装置の基本的
動作は収容ケース90の代りに携帯用無線電話機25と
すれば前述の図2(a),(b)に示すフローチャート
と同様であり、説明を省略する。
【0112】<第7の実施の形態>第7の発明の携帯用
無線電話機の置忘れ防止装置(以下、単に置忘れ防止装
置と記す)は、図18に示すように携帯用無線電話機2
5に掛止或いは係留のための部材3(例えば、ホルダ
ー)を取り付け、そのような携帯用無線電話機を特設部
2に掛止或いは係留する場合に適用するためのものであ
り、その外観および回路配置等は図14,15に示した
と同様であり、内部構成は図5(a),(b)のブロッ
ク図に示したと同様の構成を有している(但し、図5の
収容状態検出部115を係止状態検出部110と読み替
えるものとする)。なお、図14の回路基板部12には
図5の置忘れ判定部120と着信判定部170および時
間計測手段140或いはサンプリング手段150が、ア
ラーム機構部13にはアラーム機構130が設けられ、
また、スイッチ機構21は係止状態検出部110に相当
する。また、係止状態検出部110による携帯用無線電
話機25の係止状態は、例えば、下記のいずれかの方法
により検出される。
【0113】 係止される携帯用無線電話機25の重
み負荷の変化の検出、 携帯用無線電話機25が係止された場合に生ずる歪
みの検出、或いは、 携帯用無線電話機25が係止された場合のスイッチ
のオン/オフ状態。 なお、時間計測手段140は携帯用無線電話機25が特
設部2から取り外されるか、通話が終了した場合にタイ
マー(図示せず)からの時刻信号に基づいてカウントア
ップ等による時間計測を開始し、携帯用無線電話機25
による通話の開始或いは携帯用無線電話機25が特設部
2に係止されたに計測値をゼロクリアする。また、置忘
れ防止装置の基本的動作は収容ケース90の代りに携帯
用無線電話機25とし、収容状態検出部115を係止状
態検出部110とすれば前述の図6(a),(b)に示
すフローチャートと同様であり、説明を省略する。
【0114】<第8の実施の形態>図19は第8の発明
の置忘れ防止装置の実施の形態の一例を示す図であり、
(a)は正面側からの斜視図、(b)は裏面側からの斜
視図、(c)は側面図である。図19で、500は置忘
れ防止装置、501は置忘れ防止装置を収容する本体、
503は本体をベルト等に係止するための係止部、50
4はアラーム停止スイッチ(例えば、ボタン型スイッ
チ)、511は電源収容部、512は後述する信号パタ
ーン抽出部560、メモリー570、置忘れ判定部58
0が設けられた回路基板、513はアラーム機構収容部
である。電源収容部511は空気亜鉛電池等の寿命の長
い電池や充電可能な電池、或いはバッテリー等の電源を
収容するため、本体501に電源等を収容可能な空間と
して形成されている。また、電源収容部511には電源
等を交換するための電源交換口516等設けられてい
る。
【0115】アラーム機構収容部513にはアラーム機
構駆動スイッチおよび振動,警告音或いは音声,または
光等で警告を発するための振動装置,警告音発生装置或
いはメッセージ発生装置,または光発生装置等のアラー
ム装置を収容している。
【0116】また、置忘れ防止装置500は断面が幅3
0〜50mm(ミリ),厚さ12〜18mm程度で、高
さが45〜60mm程度の寸法の直方体の形状をなす合
成樹脂製の本体501と、ベルト(或いは衣服)に係止
可能に構成された係止部513(図19ではホルダー)
と、後述するようにアラーム機構の動作を所持者が途中
で中止させるためのアラーム停止手段としてのスイッチ
504と、電源スイッチ505および電源表示ランプを
有している。
【0117】図20は置忘れ防止装置500の構成例を
示すブロック図であり、置忘れ防止装置500は、図2
0(a)に示すように、電源部540、制御部550、
信号パターン抽出部560、メモリー570、置忘れ判
定部580、アラーム機構590を有している。
【0118】電源部540は空気亜鉛電池等の寿命の長
い電池や充電可能な電池、或いはバッテリー等の電源
と、電力を後述する回路やアラーム装置としての振動装
置(または、警告装置)に供給するため、接点等が設け
られ、電気的に着信検出部等の回路や振動装置(また
は、警告装置)等と接続するよう構成されている。
【0119】制御部550はCPUで構成されることが
望ましく、信号パターン抽出部560以下、置忘れ防止
装置500全体の動作を制御する。信号パターン抽出部
560は、図20(b)に示すように、受信手段56
1,信号パターン抽出手段562,および比較手段56
3を有している。受信手段561は携帯用無線電話機か
らの所定の電界強度λ以上の電波を受信するアンテナお
よび受信回路からなり、信号パターン抽出手段562は
受信電波の信号パターンを抽出しデジタル変換して出力
し、比較手段563は受信手段561が電波を受信した
ときにメモリー570に格納されている信号パターンを
読み出して受信電波の信号パターンと比較し、メモリー
570に格納されている信号パターンと受信電波の信号
パターンが所定の閾値の範囲内で一致する場合に置忘れ
判定部580に信号を出力する。この場合、電界強度を
選択できるよう距離選択スイッチを設けるよう構成する
ことが望ましい。また、信号パターンの閾値ηは信号パ
ターン設定時の環境誤差を吸収するためのものであり、
実験値または経験値を設定すればよく、ゼロでもよい。
また、電界強度λは使用者の携帯用無線電話機と置忘れ
防止装置500の距離によって定まる値であり、予め設
定(例えば、3m)しておいてもよく、また、数種類の
距離(例えば、3m,5m,10m)を選択できるよう
に構成し、距離選択スイッチを設けて使用者が選択でき
るようにしてもよい。
【0120】メモリー570には置忘れ防止装置550
の使用者が所持する携帯用無線電話機に取り付けられた
電波発信器或いは携帯用無線電話機から発射される特定
周波数の電波の信号パターンが格納されている。なお、
メモリー570への信号パターンの格納は置忘れ防止装
置500の信号パターン設定モードで行なわれる。信号
パターン設定モードへの切換えは図示しないモード切換
スイッチを操作することにより行なわれ、信号パターン
設定モードの下では置忘れ防止装置500の使用者が所
持する携帯用無線電話機に取り付けられた電波発信器或
いは携帯用無線電話機から発射される特定周波数の電波
を受信すると、置忘れ防止装置500は信号パターン抽
出部560で抽出されデジタル化された信号パターンを
置忘れ判定部580に出力することなくメモリー570
に格納(設定)する。このため、信号パターン抽出手段
562とメモリー570の間に信号パターン設定モード
ではオンとなり通常モードではオフとなる第1のスイッ
チ(図示せず)を設け、信号パターン抽出手段562と
比較手段563の間に信号パターン設定モードではオフ
となり通常モードではオンとなる第2のスイッチ(図示
せず)を設けるか、プログラムによるスイッチ制御(図
21のステップS84参照)を行なう。
【0121】置忘れ判定部580は、信号パターン抽出
部560(すなわち、比較手段563)からの出力信号
が途絶えた時点から時間計測手段による時間計測を開始
し、計測値が所定の時間(例えば、10秒)を超えた場
合に携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるものと判定
し、アラーム機構を駆動するための制御信号(値=1)
を出力する。なお、上記所定の時間は予め設定しておい
てもよいが、数種類(例えば、10秒,20秒,30
秒)を設定しておき、時間選択スイッチを設けて使用者
に選択できるように構成してもよく、或いは一定の時間
内(例えば、1分)で使用者が任意に設定できるよう、
時間設定スイッチを設けるよう構成してもよい。また、
置忘れ判定部580はアラーム停止スイッチ504が操
作されるとアラーム機構590の駆動を停止するための
制御信号(値=0)を出力する。
【0122】アラーム機構590は駆動スイッチ591
およびアラーム装置595からなり、駆動スイッチ59
1は置忘れ判定部580からの制御信号により開閉して
電源部540からアラーム装置595に電力を供給し、
アラーム装置595を動作させたり、電力の供給を遮断
してアラーム装置595を動作を中止させる。
【0123】図21は置忘れ防止装置500の基本的動
作を示すフローチャートである。図21で、受信手段5
61は電波を受信すると(S81)、受信電波の電界強
度を調べそれが設定された距離に基づく電界強度λ未満
の場合にはステップS81に戻る(ステップS82)。
電界強度が閾値λ以上の場合には信号パターン抽出手段
562で受信電波の信号パターンを抽出する(ステップ
S83)。次に、信号パターン設定スイッチがオンか否
かを調べ(ステップS84)、オンの場合には抽出した
信号パターンをメモリー570に格納する(ステップS
85)。この場合、先に格納した信号パターンがある場
合にはそれを今回抽出した信号パターンで書換えるよう
構成してもよく、また、先に格納した信号パターンと今
回抽出した信号パターンから新たな信号パターンを作成
してそれを今回の信号パターンとして前回の信号パター
ンとするように構成してもよい。
【0124】次に、信号パターン設定スイッチがオフの
場合には、比較手段563によりメモリー570から取
り出した信号パターンと受信信号の信号パターンを比較
して閾値ηの範囲で一致する場合には置忘れ判定部58
0に信号を出力してステップS87に移行し、一致しな
い場合にはメモリーステップS81に戻る(ステップS
86)。
【0125】ステップS86では、置忘れ判定部580
が比較手段563からの信号が出力されているかを調べ
出力されている場合はステップS81に戻り、所定時間
出力が途絶えている場合には携帯用無線電話機が置忘れ
状態にあると判断してアラーム機構590を駆動するた
めの制御信号を出力する(ステップS88)。なお、信
号パターン抽出部560からの信号が所定時間内に出力
された場合はステップS81に戻る。また、時間計測手
段は信号パターン抽出部560からの信号が所定時間内
に出力された場合およびアラーム機構590に制御信号
を送る場合にゼロクリアされる。
【0126】アラーム機構590はアラーム停止スイッ
チ504が押されるか、所定時間(例えば、15秒)を
経過するまで連続あるいは断続的にアラーム動作を行な
う(ステップS89,S90)。
【0127】
【実施例】
<実施例1>図8は第1の発明および第2の発明の係止
状態検出部の一実施例を示す図であり、本実施例は係止
状態検出部として図に示すように係止部(ホルダ)が収
容ケース90の本体91と接合する基部に収容ケースの
重さの変化を検出する重み負荷検出器71を設けた例で
ある。重み負荷検出器71は収容ケース90の重みが加
わるとスイッチオフとなり、携帯用無線電話機或いは携
帯用無線電話機の収容ケース90の重みがなくなるとス
イッチオンとなり、オン/オフに対応する2状態(或い
は2値)の信号を係止状態信号として出力する重み検知
型のオン/オフ・スイッチ或いは重さにより作動し、オ
ン/オフに対応する2状態(或いは2値)の信号を係止
状態信号として出力するオン/オフ・スイッチで構成さ
れている。
【0128】これによりベルト等からの携帯用無線電話
器ごとの収容ケース90の離脱、或いは携帯用無線電話
機が収容ケース90から取り出されると、重み負荷検出
器71から信号係止状態信号(レベル=H、或いは値=
1)が置忘れ判定部130に出力されるので前述したよ
うに置忘れ判定部では一定条件(時間条件等)のもとで
それが置忘れ状態であるか否かを判定できる。
【0129】<実施例2>図9は第1の発明および第2
の発明の係止状態検出部の他の実施例を示す図であり、
本実施例は係止状態検出部として図9(a)或いは
(b)に示すように係止部(ホルダ)が収容ケース90
の本体91と接合する基部或,或いは鈎型の係止部96
の頂部内側に収容ケース90をベルト等の外部係止箇所
に係止した際に生ずる歪みを検出する歪み検出器72を
設けた例である。歪み検出器72は収容ケース90の重
みが加わると電圧αを発生するピエゾ素子のような歪み
検出部材からなり、携帯用無線電話機或いは携帯用無線
電話機の収容ケース90の重みがなくなると電圧=δ
(≦δ<<α)となり、電圧の大小を係止状態信号とし
て出力する。
【0130】これによりベルト等からの携帯用無線電話
器ごとの収容ケース90の離脱、或いは携帯用無線電話
機が収容ケース90から取り出されると、歪み検出器7
1から信号係止状態信号(レベル=HorL)が置忘れ
判定部130に出力されるので前述したように置忘れ判
定部では一定条件(時間条件等)のもとでそれが置忘れ
状態であるか否かを判定できる。
【0131】<実施例3>図10(a),(b)は第1
の発明および第2の発明の係止状態検出部の他の実施例
を示す図であり、本実施例は係止状態検出部として係止
部(ホルダ)91が収容ケース90の本体91と接合す
る基部(図10(a)或いは鈎型の係止部の頂部(図1
0(b))に収容ケース90の着脱によりオン/オフと
なる電気接点(スイッチ)73A,74B、或いは74
A,74Bを設けた例であり、オン/オフに対応する2
状態(或いは2値)の信号を係止状態信号として出力す
るオン/オフ・スイッチ部で構成されている。
【0132】また、図10(c)のようにスイッチ部と
して収容ケース90の着脱を光で検知する光検知器等を
用いることができる。図10(c)の例は鈎型の係止部
91の頂部内側に発光部75Aおよび受光部75Bを設
けた例であり、バンド等に収容ケース90が係止される
と光が遮られてスイッチオンとなり、収容ケース90が
ベルト等から離脱或いは取外されるとスイッチオフとな
り、オン/オフに対応する2値の信号が係止状態信号と
して出力される。
【0133】上記構成によりベルト等からの携帯用無線
電話器ごとの収容ケース90の離脱、或いは携帯用無線
電話機が収容ケース90から取り出されると、オン/オ
フ・スイッチ部から信号係止状態信号(レベル=H、或
いは値=1)が置忘れ判定部130に出力されるので前
述したように置忘れ判定部では一定条件(時間条件等)
のもとでそれが置忘れ状態であるか否かを判定できる。
【0134】<実施例4>図11は第3の発明の収容状
態検出部の一実施例を示す図であり、本実施例は収容状
態検出部として図に示すように収容部(ホルダ)が収容
ケース90の底部92に収容ケースの重さの変化を検出
する重み負荷検出器81を設けた例である。
【0135】重み負荷検出器81は携帯用無線電話機が
収容ケース90から取り出されて重みがなくなるとスイ
ッチオンとなり、携帯用無線電話機が収容ケース90が
収容ケース90に収容されるとその重みでスイッチオフ
となり、オン/オフに対応する2状態(或いは2値)の
信号を収容状態信号として出力する重み検知型のオン/
オフ・スイッチ或いは重さにより作動し、オン/オフに
対応する2状態(或いは2値)の信号を収容状態信号と
して出力するオン/オフ・スイッチで構成されている。
【0136】これにより収容ケース90から携帯用無線
電話器が取り出されれると、重み負荷検出器71から信
号収容状態信号(レベル=H、或いは値=1)が置忘れ
判定部130に出力されるので前述したように置忘れ判
定部では一定条件(時間条件等)のもとでそれが置忘れ
状態であるか否かを判定できる。
【0137】<実施例5>図12は第1の発明および第
2の発明の収容状態検出部の他の実施例を示す図であ
り、本実施例は収容状態検出部として図12(a)或い
は(b)に示すように収容部(ホルダ)が収容ケース9
0の底部92或いは側部内側に携帯用無線電話器を収容
ケース90に収容した際に生ずる歪みを検出する歪み検
出器82を設けた例である。
【0138】歪み検出器82は携帯用無線電話器の重み
が加わると電圧αを発生するピエゾ素子のような歪み検
出部材からなり、携帯用無線電話機の重みがなくなると
電圧=δ(≦δ<<α)となり、電圧の大小を収容状態
信号として出力する。
【0139】これによりベルト等からの携帯用無線電話
器ごとの収容ケース90の離脱、或いは携帯用無線電話
機が収容ケース90から取り出されると、歪み検出器7
1から信号収容状態信号(レベル=HorL)が置忘れ
判定部130に出力されるので前述したように置忘れ判
定部では一定条件(時間条件等)のもとでそれが置忘れ
状態であるか否かを判定できる。
【0140】<実施例6>図13(a),(b)は第1
の発明および第2の発明の収容状態検出部の他の実施例
を示す図であり、本実施例は収容状態検出部として収容
ケース90の底部92に携帯用無線電話器の収容、取り
出しによりオン/オフとなる電気接点(スイッチ)を設
けた例であり、オン/オフに対応する2状態(或いは2
値)の信号を収容状態信号として出力するオン/オフ・
スイッチ部で構成されている。
【0141】また、図13(c)のようにスイッチ部と
して収容ケース90の着脱を光で検知する光検知器等を
用いることができる。図10(c)の例は収容ケース9
0の側部部内側に発光部87Aおよび受光部87Bを設
けた例であり、収容ケース90に携帯用無線電話器が収
容されると光が遮られてスイッチオンとなり、収容ケー
ス90から取り出されるとスイッチオフとなり、オン/
オフに対応する2値の信号が収容状態信号として出力さ
れる。
【0142】上記構成により収容ケース90からの携帯
用無線電話器ごとの収容/取り出しによりオン/オフ・
スイッチ部から信号収容状態信号(レベル=H、或いは
値=1)が置忘れ判定部130に出力されるので前述し
たように置忘れ判定部では一定条件(時間条件等)のも
とでそれが置忘れ状態であるか否かを判定できる。
【0143】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、自動車の室内に取り付けるよう置忘れ防止機能付着
信報知装置を構成したり、鞄やアタッシュケースなどに
置忘れ防止機能付着着信報知装置を設けてもよく、種々
の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の置き
忘れ防止装置および第2の発明の置忘れ防止機能付着信
報知装置によれば収容ケースが離脱すると置忘れ判定部
が置忘れか否かを判定してアラーム機構を動作させるの
で、携帯用無線電話機の置忘れに所持者ばかりでなく第
3者も簡単に気付くことができ置忘れ防止効果が向上し
た。また、置き忘れた携帯用無線電話機入り収容ケース
を探す際にもアラーム機構による振動音或いは警告音に
より容易に見つけ出すことができる。
【0145】また、第3の発明の置忘れ防止機能付着信
報知装置によれば携帯用無線電話機が収容ケースから取
り出されたままになっている場合にアラーム機構を動作
させるので携帯用無線電話機の置忘れに所持者ばかりで
なく第3者も簡単に気付き置忘れ防止効果が向上した。
なお、この場合、通話中はアラーム機構を動作させない
ようにするアラーム機構駆動阻止手段を備えているので
通話のため携帯用無線電話機がケースから取り出されて
も置忘れと混同することがない。
【0146】第4の発明の置き忘れ防止装置によれば、
携帯電話の通話時以外の場合に作動するアラーム機構と
置き忘れ検出部を設けているので、携帯用無線電話機を
置き忘れたり、収容ケースから外れて落ちた場合にもそ
れを検知して保持者に知らせ得るる。携帯用無線電話機
の置き忘れ等をその保持者に知らせることができる。
【0147】また、第5の発明の置き忘れ防止機能付着
信報知装置によれば、携帯用無線電話機と携帯用無線電
話機を掛止または係留する着信報知装置との距離が極め
て近く、受信レベル検出値をその距離に対応する高い受
信レベル値としているので、近くに他人の携帯用無線電
話機があり、それが呼出されて応答信号を出してもアラ
ーム機構が作動することはなく、誤動作を防止でき、更
に、置き忘れ検出部を設けているので、携帯用無線電話
機を置き忘れたり、収容ケースから外れて落ちた場合に
もそれを検知して保持者に知らせることができる。
【0148】第6の発明の置き忘れ防止装置によれば携
帯用無線電話機が取外されたり離脱すると置忘れ判定部
が置忘れか否かを判定してアラーム機構を動作させるの
で、携帯用無線電話機の置忘れに所持者ばかりでなく第
3者も簡単に気付くことができ置忘れ防止効果が向上し
た。
【0149】第7の発明の置忘れ防止機能付着信報知装
置によれば携帯用無線電話機が置っき放しになっている
場合にアラーム機構を動作させるので携帯用無線電話機
の置忘れに所持者ばかりでなく第3者も簡単に気付き置
忘れ防止効果が向上した。なお、この場合、通話中はア
ラーム機構を動作させないようにするアラーム機構駆動
阻止手段を備えているので通話のため携帯用無線電話機
が取り出されても置忘れと混同することがない。
【0150】第8の発明の置き忘れ防止装置によれば、
携帯用無線電話機に取り付けられた電波発信器或いは携
帯用無線電話機からの特定の周波数の信号パターンを予
め登録しておき、携帯用無線電話機に取り付けられた電
波発信器或いは携帯用無線電話機からの電波が所定の電
界値以上の場合にその信号パターンと登録されている信
号パターンを比較し一致する場合に信号が出力され、そ
の信号が所定時間途絶えると置忘れ防止装置が作動する
ので、置き忘れ防止装置の使用者とその使用者が保持す
る携帯用無線電話機との距離によって置忘れか否かを判
定でき、容易に置忘れに気付くことができ置忘れ防止効
果が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の置忘れ防止装置の基本的構成を示
すブロック図である。
【図2】第1の発明の置忘れ防止装置および第2の発明
の置忘れ防止機能付着信報知装置の基本的動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】第1の発明の置忘れ防止装置および第2の発明
の置忘れ防止機能付着信報知装置の一例を示す概略斜視
図である。
【図4】第2の発明の置忘れ防止機能付着信報知装置の
基本的構成を示すブロック図である。
【図5】第3の発明の置忘れ防止機能付着信報知装置の
基本的構成を示すブロック図である。
【図6】第3の発明の置忘れ防止機能付着信報知装置の
基本的動作を示すフローチャートである。
【図7】第3の発明の置忘れ防止機能付着信報知装置の
一例を示す概略斜視図である。
【図8】第1及び第2の発明の係止状態検出部の一実施
例を示す図である。
【図9】第1及び第2の発明の係止状態検出部の他の実
施例を示す図である。
【図10】第1及び第2の発明の係止状態検出部の他の
実施例を示す図である。
【図11】第3の発明の収容状態検出部の一実施例を示
す図である。
【図12】第3の発明の収容状態検出部の他の実施例を
示す図である。
【図13】第3の発明の収容状態検出部の他の実施例を
示す図である。
【図14】第4の発明の置忘れ防止装置および第5の発
明の置忘れ防止機能付着信報知装置の一例を示す概略斜
視図である。
【図15】第4および第5の発明の特設部に設けたスイ
ッチ機構の説明図である。
【図16】第4の発明の置忘れ防止装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図17】第5の発明の置忘れ防止機能付着信報知装置
の構成例を示すブロック図である。
【図18】第6および第7の発明の携帯用無線電話機の
置忘れ防止機能付着信報知装置の側面図である。
【図19】第8の発明の置忘れ防止装置の実施の形態の
一例を示す図である。
【図20】第8の発明の置忘れ防止装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図21】第8の発明の置忘れ防止機能付着信報知装置
の基本的動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1,91 本体 2 特設部 3,96 係止部 4,504 停止手段 5,172,172’ 着信検出手段 6 遅延手段 21 スイッチ機構(置忘れ検出部;スイッチ手段) 30 着信検出回路 35,130,590 アラーム機構 51,51’,171 受信回路(受信手段) 52 着信検出回路 53 アラーム機構駆動判定手段 90 携帯用無線電話機収容ケース 100 着信報知器 110 係止状態検出部 115 収容状態検出部 120 置忘れ判定部 140 時間計測手段 150 サンプリング手段 200,500 置忘れ防止装置 300,400 置忘れ防止機能付着信報知器 540 電源部 550 制御部 560 信号パターン抽出部 570 メモリー 580 置忘れ判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 109L

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用無線電話機収容ケースにおいて、
    電源部と、アラーム機構と、置忘れ判定部と、該収容ケ
    ースの係止状態を検出する係止状態検出部とを備え、 前記置忘れ判定部が前記係止状態検出部で検出される前
    記収容ケースの係止状態を基に該収容ケースが置忘れ状
    態にあるか否かを判定し、前記収容ケースが置忘れ状態
    の場合には前記アラーム機構を駆動するための信号を出
    力することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防
    止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯用無線電話機の置
    き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が時間計測手段
    を有し、前記係止状態検出部で検出される携帯用無線電
    話機収容ケースの係止状態から所定時間以上該収容ケー
    スが係止されていないことを検知した場合に、該収容ケ
    ースが置忘れ状態にあると判定し、前記アラーム機構を
    駆動するための信号を出力することを特徴とする携帯用
    無線電話機の置き忘れ防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の携帯用無線電話機の置
    き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が所定のサンプ
    リング間隔を与えるサンプリング手段を含み、該サンプ
    リング間隔毎に係止状態検出部で検出される携帯用無線
    電話機収容ケースの係止状態を調べて該収容ケースが置
    忘れ状態にあるか否かを判定し、該収容ケースが置忘れ
    状態の場合には前記アラーム機構を駆動するための信号
    を出力することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘
    れ防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の携帯用無
    線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状態検出部
    が、携帯無線電話機収容ケースおよび/または該収容ケ
    ースに収容された携帯用無線電話機による重み負荷の変
    化により上記収容ケースの係止,取り出し或いは離脱を
    検出して係止状態信号を出力する重み負荷検出器を有
    し、置忘れ判定部が前記係止状態検出部からの係止状態
    信号を基に上記収容ケースが置忘れ状態にあるか否かを
    判定することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ
    防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3に記載の携帯用無
    線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状態検出部
    が、携帯用無線電話機収容ケースが外部の係止箇所に係
    止された時に生ずる歪みを検出して係止状態信号を出力
    する歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が前記係止状態
    検出部からの係止状態信号を基に前記収容ケースが置忘
    れ状態にあるか否かを判定することを特徴とする携帯用
    無線電話機の置き忘れ防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の携帯用無線電話機の置
    き忘れ防止装置において、携帯無線電話機収容ケースに
    設けられ該収容ケースを外部の係止箇所に係止するため
    の係止部が鈎手状に形成され、歪み検出部材が係止部が
    携帯用無線電話機収容ケースと接合する基部或いは鈎手
    状の頂部内側に設けられたことを特徴とする携帯用無線
    電話機の置き忘れ防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2または3に記載の携帯用無
    線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状態検出部
    が、携帯用無線電話機収容ケースが外部の係止箇所に係
    止された時に第1の状態となり、該係止箇所から取外さ
    れ、或いは離脱した時に第2の状態となる電気接点或い
    は光学的スイッチ機構からなり、置忘れ判定部が前記電
    気接点或いは光学的スイッチ機構の状態を基に前記収容
    ケースが置忘れ状態にあるか否かを判定することを特徴
    とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の携帯用無線電話機の置
    き忘れ防止装置において、携帯無線電話機収容ケースに
    設けられ該収容ケースを外部の係止箇所に係止するため
    の係止部が鈎手状に形成され、電気接点或いは光学的ス
    イッチ機構が係止部が携帯用無線電話機収容ケースと接
    合する基部或いは鈎手状の頂部内側に設けられたことを
    特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置。
  9. 【請求項9】 携帯用無線電話機収容ケースにおいて、
    電源部と、着信検出回路と、アラーム機構と、置忘れ判
    定部と、該収容ケースの係止状態を検出する係止状態検
    出部とを備え、 前記着信検出回路が、 a.前記収容ケースの携帯用無線電話機から送出される
    電波を受信するための受信手段と、 b.受信手段が前記電波を受信したときに、前記アラー
    ム機構を駆動するための信号を出力する着信検出手段
    と、 を含み、 前記置忘れ判定部が前記係止状態検出部で検出される前
    記収容ケースの係止状態を基に該収容ケースが置忘れ状
    態にあるか否かを判定し、該収容ケースが置忘れ状態の
    場合には前記アラーム機構を駆動するための信号を出力
    することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止
    機能付着信報知装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の携帯用無線電話機の
    置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ判定
    部が時間計測手段を有し、前記係止状態検出部で検出さ
    れる携帯用無線電話機収容ケースの係止状態から所定時
    間以上該収容ケースが係止されていないことを検知した
    場合に、該収容ケースが置忘れ状態にあると判定し、前
    記アラーム機構を駆動するための信号を出力することを
    特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信
    報知装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の携帯用無線電話機の
    置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ判定
    部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手段
    を含み、サンプリング間隔毎に係止状態検出部で検出さ
    れる前記収容ケースの係止状態を調べて携帯用無線電話
    機収容ケースが置忘れ状態にあるか否かを判定し、ケー
    スが置忘れ状態の場合には前記アラーム機構を駆動する
    ための信号を出力することを特徴とする携帯用無線電話
    機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  12. 【請求項12】 請求項9,10または11に記載の携
    帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置にお
    いて、係止状態検出部が、携帯無線電話機収容ケースお
    よび/または該収容ケースに収容された携帯用無線電話
    機による重み負荷の変化により携帯用無線電話機収容ケ
    ースの係止,取り出し或いは離脱を検出して係止状態信
    号を出力する重み負荷検出器を有し、置忘れ判定部が前
    記係止状態検出部からの係止状態信号を基に前記収容ケ
    ースが置忘れ状態にあるか否かを判定することを特徴と
    する携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項9,10または11に記載の携
    帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置にお
    いて、係止状態検出部が、携帯用無線電話機収容ケース
    が外部の係止箇所に係止された時に生ずる歪みを検出し
    て係止状態信号を出力する歪み検出部材を有し、置忘れ
    判定部が前記係止状態検出部からの係止状態信号を基に
    前記収容ケースが置忘れ状態にあるか否かを判定するこ
    とを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付
    着信報知装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、携帯無線
    電話機収容ケースに設けられ該収容ケースを外部の係止
    箇所に係止するための係止部が鈎手状に形成され、歪み
    検出部材が係止部が携帯用無線電話機収容ケースと接合
    する基部或いは鈎手状の頂部内側に設けられたことを特
    徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報
    知装置。
  15. 【請求項15】 請求項9,10または11に記載の携
    帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置にお
    いて、係止状態検出部が、携帯用無線電話機収容ケース
    が外部の係止箇所に係止された時に第1の状態となり、
    該係止箇所から取外され、或いは離脱した時に第2の状
    態となる電気接点或いは光学的スイッチ機構からなり、
    置忘れ判定部が前記電気接点或いは光学的スイッチ機構
    の状態を基に前記収容ケースが置忘れ状態にあるか否か
    を判定することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘
    れ防止機能付着信報知装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、携帯無線
    電話機収容ケースに設けられ該収容ケースを外部の係止
    箇所に係止するための係止部が鈎手状に形成され、電気
    接点或いは光学的スイッチ機構が係止部が携帯用無線電
    話機収容ケースと接合する基部或いは鈎手状の頂部内側
    に設けられたことを特徴とする携帯用無線電話機の置き
    忘れ防止機能付着信報知装置。
  17. 【請求項17】 携帯用無線電話機収容ケースにおい
    て、電源部と、着信検出回路と、アラーム機構と、置忘
    れ判定部と、携帯用無線電話機の収容状態を検出する収
    容状態検出部とを備え、 前記着信検出回路が、 a.前記収容ケースの携帯用無線電話機から送出される
    電波を受信するための受信手段と、 b.受信手段が前記電波を受信したときに、前記アラー
    ム機構を駆動するための信号を出力する着信検出手段
    と、 c.前記受信手段が前記電波を受信している場合には、
    置忘れ判定部からの信号によるアラーム機構の駆動を行
    わないようにするアラーム機構駆動阻止手段と、 を含み、 前記置忘れ判定部が前記収容状態検出部で検出される前
    記電話機の収容状態を基に該電話機が置忘れ状態にある
    か否かを判定し、該電話機が置忘れ状態の場合には前記
    アラーム機構を駆動するための信号を出力することを特
    徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報
    知装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ判
    定部が時間計測手段を有し、収容状態検出部で検出され
    る携帯用無線電話機の収容状態から所定時間以上携帯用
    無線電話機が収容されていないことを検知した場合に、
    該電話機が置忘れ状態にあると判定し、アラーム機構を
    駆動するための信号を出力することを特徴とする携帯用
    無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ判
    定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手
    段を含み、該サンプリング間隔毎に収容状態検出部で検
    出される携帯用無線電話機の収容状態を調べて携帯用無
    線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、該電話機
    が置忘れ状態の場合にはアラーム機構を駆動するための
    信号を出力することを特徴とする携帯用無線電話機の置
    き忘れ防止機能付着信報知装置。
  20. 【請求項20】 請求項17,18または19に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置に
    おいて、収容状態検出部が、携帯無線電話機の重み負荷
    の変化により携帯用無線電話機の収容或いは取り出しを
    検出して収容状態信号を出力する重み負荷検出器を有
    し、置忘れ判定部が前記収容状態検出部からの収容状態
    信号を基に前記電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定
    することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止
    機能付着信報知装置。
  21. 【請求項21】 請求項17,18または19に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置に
    おいて、収容状態検出部が、携帯用無線電話機が取り出
    された時に生ずる歪みを検出して収容状態信号を出力す
    る歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が前記収容状態検
    出部からの収容状態信号を基に前記電話機が置忘れ状態
    にあるか否かを判定することを特徴とする携帯用無線電
    話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  22. 【請求項22】 請求項17,18または19に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置に
    おいて、歪み検出部材が携帯用無線電話機収容ケースの
    底部或いは側部に設けられたことを特徴とする携帯用無
    線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  23. 【請求項23】 請求項17,18または19に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置に
    おいて、収容状態検出部が、携帯用無線電話機が携帯用
    無線電話機収容ケースから取り出された時に第1の状態
    となり、該収容ケースに収容された時に第2の状態とな
    る電気接点或いは光学的スイッチ機構からなり、置忘れ
    判定部が前記電気接点或いは光学的スイッチ機構の状態
    を基に前記電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定する
    ことを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能
    付着信報知装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、電気接点
    或いは光学的スイッチ機構が係止部の携帯用無線電話機
    収容ケースの底部に設けられたことを特徴とする携帯用
    無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  25. 【請求項25】 少なくとも、電源部,検出回路,およ
    び振動装置または警告装置からなるアラーム機構を収容
    した本体と、本体の表側に設けられ、携帯用無線電話機
    或いは該帯用無線電話機の収容ケースを掛止または係留
    可能な特設部と、前記特設部に設けられた置き忘れ検出
    部と、を備え、 前記検出回路が、 a.前記携帯用無線電話機から送出される電波を受信す
    るための受信手段を有する着信検出部と、 b.前記受信手段が前記電波を受信している場合には、
    スイッチ手段によるアラーム機構の駆動を行わないよう
    にするアラーム機構駆動判定手段と、 を含み、 前記置き忘れ検出部が、 前記特設部に掛止または係留された、前記携帯用無線電
    話機或いは前記収容ケースが該特設部から取外されるか
    或いは離脱したとき前記アラーム機構を駆動させ、前記
    携帯用無線電話機或いは前記収容ケースを特設部に掛止
    または係留したとき該アラーム機構の駆動を停止させる
    スイッチ手段を有する、ことを特徴とする携帯用無線電
    話機の置き忘れ防止装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置において、更に、本体の裏側に設け
    られた、ベルトまたは衣服に係止可能な係止部と、を有
    することを特徴とする。
  27. 【請求項27】 請求項25に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置において、更に、本体を自動車の車
    室内に取り付けるために本体に設けられた取り付け部
    と、を有することを特徴とする。
  28. 【請求項28】 請求項25に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置が携帯用無線電話機を収容した鞄ま
    たはケースに設けられていることを特徴とする。
  29. 【請求項29】 請求項25ないし28のいずれか1項
    に記載の携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置におい
    て、スイッチ手段が特設部に掛止または係留されるもの
    の重さの有無に対応してオン/オフ状態となる重み検出
    スイッチであることを特徴とする。
  30. 【請求項30】 少なくとも、電源部,検出回路,およ
    び振動装置または警告装置からなるアラーム機構を収容
    した本体と、本体の表側に設けられ、携帯用無線電話機
    或いは該携帯用無線電話機の収容ケースを掛止または係
    留可能な特設部と、前記特設部に設けられた置き忘れ検
    出部と、アラーム機構の駆動を停止させる停止手段と、
    を備え、 前記検出回路が、 a.前記携帯用無線電話機から送出される電波を受信す
    るための受信手段と、 b.前記携帯用無線電話機或いは前記収容ケースが前記
    特設部に掛止或いは係留されている場合で且つ受信手段
    が前記電波を受信したときに、前記アラーム機構を駆動
    するための信号を出力する着信検出手段と、 c.前記受信手段が前記電波を受信している場合には、
    スイッチ手段によるアラーム機構の駆動を行わないよう
    にするアラーム機構駆動判定手段と、 を含み、 前記置き忘れ検出部が、 前記特設部に設けられた、前記携帯用無線電話機または
    前記収容ケースが該特設部から取外されるか或いは離脱
    したとき前記着信検出手段に携帯用無線電話機が取外さ
    れるか或いは離脱したことを知らせると共に前記アラー
    ム機構を駆動させ、前記携帯用無線電話機或いは前記収
    容ケースを特設部に掛止または係留したとき前記アラー
    ム機構を停止させるスイッチ手段を有する、ことを特徴
    とする置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の置き忘れ防止機能
    付着信報知装置において、 検出回路が、更に、スイッチ手段によるアラーム機構の
    駆動開始を所定時間遅延させる遅延手段を含むことを特
    徴とする。
  32. 【請求項32】 請求項30または31に記載の置き忘
    れ防止機能付着信報知装置において、更に、本体裏側に
    設けられた、ベルトまたは衣服に係止可能な係止部と、
    を有することを特徴とする。
  33. 【請求項33】 請求項30または31に記載の置き忘
    れ防止機能付着信報知装置において、更に、本体に設け
    られた、本体を自動車の車室内に取り付けるための取り
    付け部と、を有することを特徴とする。
  34. 【請求項34】 請求項30または31に記載の置き忘
    れ防止機能付着信報知装置において、着信報知装置が携
    帯用無線電話機を収容した鞄に設けられていることを特
    徴とする。
  35. 【請求項35】 請求項30ないし34のいずれか1項
    に記載の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、ス
    イッチ手段が特設部に掛止または係留されるものの重さ
    の有無に対応してオン/オフ状態となる重み検出スイッ
    チであることを特徴とする。
  36. 【請求項36】 電源部と、アラーム機構と、置忘れ判
    定部と、携帯用無線電話機の係止状態を検出する係止状
    態検出部とを備え、 前記置忘れ判定部が前記係止状態検出部で検出される前
    記携帯用無線電話機の係止状態を基に該携帯用無線電話
    機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、前記携帯用無線
    電話機が置忘れ状態の場合には前記アラーム機構を駆動
    するための信号を出力することを特徴とする携帯用無線
    電話機の置き忘れ防止装置。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が時間計測
    手段を有し、前記係止状態検出部で検出される携帯用無
    線電話機の係止状態から所定時間以上該携帯用無線電話
    機が係止されていないことを検知した場合に、該携帯用
    無線電話機が置忘れ状態にあると判定し、前記アラーム
    機構を駆動するための信号を出力することを特徴とする
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置。
  38. 【請求項38】 請求項36に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置において、置忘れ判定部が所定のサ
    ンプリング間隔を与えるサンプリング手段を含み、該サ
    ンプリング間隔毎に係止状態検出部で検出される携帯用
    無線電話機の係止状態を調べて該携帯用無線電話機が置
    忘れ状態にあるか否かを判定し、該携帯用無線電話機が
    置忘れ状態の場合には前記アラーム機構を駆動するため
    の信号を出力することを特徴とする携帯用無線電話機の
    置き忘れ防止装置。
  39. 【請求項39】 請求項36,37または38に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状
    態検出部が、携帯無線電話機による重み負荷の変化によ
    り上記携帯用無線電話機の係止,取り出し或いは離脱を
    検出して係止状態信号を出力する重み負荷検出器を有
    し、置忘れ判定部が前記係止状態検出部からの係止状態
    信号を基に上記携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるか
    否かを判定することを特徴とする携帯用無線電話機の置
    き忘れ防止装置。
  40. 【請求項40】 請求項36,37または38に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状
    態検出部が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に係止
    された時に生ずる歪みを検出して係止状態信号を出力す
    る歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が前記係止状態検
    出部からの係止状態信号を基に前記携帯用無線電話機が
    置忘れ状態にあるか否かを判定することを特徴とする携
    帯用無線電話機の置き忘れ防止装置。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置において、携帯無線電話機に設けら
    れ該携帯用無線電話機を外部の係止箇所に係止するため
    の係止部が鈎手状に形成され、歪み検出部材が該鈎手状
    の頂部内側に設けられたことを特徴とする携帯用無線電
    話機の置き忘れ防止装置。
  42. 【請求項42】 請求項36,37または38に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状
    態検出部が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に係止
    された時に第1の状態となり、該係止箇所から取外さ
    れ、或いは離脱した時に第2の状態となる電気接点或い
    は光学的スイッチ機構からなり、置忘れ判定部が前記電
    気接点或いは光学的スイッチ機構の状態を基に携帯用無
    線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定することを特
    徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止装置において、携帯無線電話機に設けら
    れ該携帯用無線電話機を外部の係止箇所に係止するため
    の係止部が鈎手状に形成され、電気接点或いは光学的ス
    イッチ機構が該鈎手状の頂部内側に設けられたことを特
    徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置。
  44. 【請求項44】 電源部と、着信検出回路と、アラーム
    機構と、置忘れ判定部と、該携帯用無線電話機の係止状
    態を検出する係止状態検出部とを備え、 前記着信検出回路が、 a.携帯用無線電話機から送出される電波を受信するた
    めの受信手段と、 b.受信手段が前記電波を受信したときに、前記アラー
    ム機構を駆動するための信号を出力する着信検出手段
    と、 を含み、 前記置忘れ判定部が前記係止状態検出部で検出される前
    記携帯用無線電話機の係止状態を基に該携帯用無線電話
    機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、該携帯用無線電
    話機が置忘れ状態の場合には前記アラーム機構を駆動す
    るための信号を出力することを特徴とする携帯用無線電
    話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  45. 【請求項45】 請求項44に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ判
    定部が時間計測手段を有し、前記係止状態検出部で検出
    される携帯用無線電話機の係止状態から所定時間以上該
    携帯用無線電話機が係止されていないことを検知した場
    合に、該携帯用無線電話機が置忘れ状態にあると判定
    し、前記アラーム機構を駆動するための信号を出力する
    ことを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能
    付着信報知装置。
  46. 【請求項46】 請求項44に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、置忘れ判
    定部が所定のサンプリング間隔を与えるサンプリング手
    段を含み、該サンプリング間隔毎に係止状態検出部で検
    出される携帯用無線電話機の係止状態を調べて該携帯用
    無線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定し、該携帯
    用無線電話機が置忘れ状態の場合には前記アラーム機構
    を駆動するための信号を出力することを特徴とする携帯
    用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  47. 【請求項47】 請求項44,45または46に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置に
    おいて、係止状態検出部が、携帯無線電話機による重み
    負荷の変化により上記携帯用無線電話機の係止,取り出
    し或いは離脱を検出して係止状態信号を出力する重み負
    荷検出器を有し、置忘れ判定部が前記係止状態検出部か
    らの係止状態信号を基に上記携帯用無線電話機が置忘れ
    状態にあるか否かを判定することを特徴とする携帯用無
    線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  48. 【請求項48】 請求項44,45または46に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置において、係止状
    態検出部が、携帯用無線電話機が外部の係止箇所に係止
    された時に生ずる歪みを検出して係止状態信号を出力す
    る歪み検出部材を有し、置忘れ判定部が前記係止状態検
    出部からの係止状態信号を基に前記携帯用無線電話機が
    置忘れ状態にあるか否かを判定することを特徴とする携
    帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、携帯無線
    電話機に設けられ該携帯用無線電話機を外部の係止箇所
    に係止するための係止部が鈎手状に形成され、歪み検出
    部材が該鈎手状の頂部内側に設けられたことを特徴とす
    る携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装
    置。
  50. 【請求項50】 請求項44,45または46に記載の
    携帯用無線電話機の置き忘れ防止機能付着信報知装置に
    おいて、係止状態検出部が、携帯用無線電話機が外部の
    係止箇所に係止された時に第1の状態となり、該係止箇
    所から取外され、或いは離脱した時に第2の状態となる
    電気接点或いは光学的スイッチ機構からなり、置忘れ判
    定部が前記電気接点或いは光学的スイッチ機構の状態を
    基に携帯用無線電話機が置忘れ状態にあるか否かを判定
    することを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防止
    機能付着信報知装置。
  51. 【請求項51】 請求項50に記載の携帯用無線電話機
    の置き忘れ防止機能付着信報知装置において、携帯無線
    電話機に設けられ該携帯用無線電話機を外部の係止箇所
    に係止するための係止部が鈎手状に形成され、電気接点
    或いは光学的スイッチ機構が該鈎手状の頂部内側に設け
    られたことを特徴とする携帯用無線電話機の置き忘れ防
    止機能付着信報知装置。
  52. 【請求項52】 電源部と、制御部と、信号パターン抽
    出部と、所持する携帯用無線電話機の信号パターンデー
    タを格納したメモリーと、アラーム機構と、時間計測手
    段を含む置忘れ判定部とを備え、 前記信号パターン検出部が、 a.携帯用無線電話機から送出される所定電界値以上の
    電波を受信するための受信手段と、 b.受信電波の信号パターンを抽出して出力する信号パ
    ターン抽出手段と、 受信手段が前記電波を受信したときに、前記メモリーに
    格納されている信号パターンと受信電波の信号パターン
    を比較し、メモリーに格納されている信号パターンと受
    信電波の信号パターンが所定の閾値の範囲内で一致した
    場合に置忘れ判定部に信号を出力する比較手段と、 を含み、 前記置忘れ判定部が、前記比較手段からの出力信号が途
    絶えたときから時間計測手段による時間計測を開始し、
    計測値が所定の時間を超えた場合に前記携帯用無線電話
    機が置忘れ状態にあるものと判定し、前記アラーム機構
    を駆動するための信号を出力することを特徴とする携帯
    電話機の置忘れ防止装置。
JP8274127A 1995-09-26 1996-09-25 携帯用無線電話機の置き忘れ防止装置及び置き忘れ防止機能付着信報知装置 Pending JPH09154179A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016010070A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 ローム株式会社 モバイル機器およびその制御方法
CN110250823A (zh) * 2019-05-24 2019-09-20 曾秀英 一种电子产品展示用无线充电设备

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