JPH09153805A - フロ−ティングa/d変換装置 - Google Patents
フロ−ティングa/d変換装置Info
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- JPH09153805A JPH09153805A JP33801295A JP33801295A JPH09153805A JP H09153805 A JPH09153805 A JP H09153805A JP 33801295 A JP33801295 A JP 33801295A JP 33801295 A JP33801295 A JP 33801295A JP H09153805 A JPH09153805 A JP H09153805A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フローティングA/D変換装置に関し、複数
のゲインの信号を切り換えて出力する際の不都合を是正
する。 【解決手段】 n個のA/D変換器1を有して、入力信
号のレベルに応じた増幅利得にて出力信号のゲインを調
整するフロ−ティングA/D変換装置であり、ゲイン差
補正初期値設定回路3と、信号間のゲイン差をN回の量
子化結果によって初期値C0 から基準値Ci を検出する
信号間ゲイン差検出回路5と、A/D変換器1から出力
されされる信号間のゲイン差を検出するゲイン差検出間
チェック回路4と、検出した信号間のゲイン差を記憶す
る補正係数値ホ−ルドメモリ6と、補正係数より信号間
のゲインを統一する信号レベル補正回路等とから成り、
切り換え時の信号間のゲイン差による歪みを抑制した
り、温度変化等によって生じるアナログ部でのゲインの
ずれに対応した調整を可能にして、ノイズ等の影響を受
けにくくする。
のゲインの信号を切り換えて出力する際の不都合を是正
する。 【解決手段】 n個のA/D変換器1を有して、入力信
号のレベルに応じた増幅利得にて出力信号のゲインを調
整するフロ−ティングA/D変換装置であり、ゲイン差
補正初期値設定回路3と、信号間のゲイン差をN回の量
子化結果によって初期値C0 から基準値Ci を検出する
信号間ゲイン差検出回路5と、A/D変換器1から出力
されされる信号間のゲイン差を検出するゲイン差検出間
チェック回路4と、検出した信号間のゲイン差を記憶す
る補正係数値ホ−ルドメモリ6と、補正係数より信号間
のゲインを統一する信号レベル補正回路等とから成り、
切り換え時の信号間のゲイン差による歪みを抑制した
り、温度変化等によって生じるアナログ部でのゲインの
ずれに対応した調整を可能にして、ノイズ等の影響を受
けにくくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローティングA
/D変換装置に係り、信号間のゲイン差検出及びゲイン
調整処理部等に適用され、信号切り換え時のゲイン差に
よる切り換え歪みを抑制する装置に関する。
/D変換装置に係り、信号間のゲイン差検出及びゲイン
調整処理部等に適用され、信号切り換え時のゲイン差に
よる切り換え歪みを抑制する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フローティングA/D変換装
置では、信号間のゲイン差が切り換え時の信号歪みとな
っており、このゲイン差歪みを抑えるためにアナログ増
幅器での利得精度を高めることで補正時の精度を確保し
たり、切り換えタイミングを工夫することで歪みの画質
や音質への影響を小さくしていた。しかしこのような手
法では、温度変化などによるゲイン変化への対応が困難
であったり、切り換え頻度が粗くなり信号レベルの変化
に効率よく追従する切り換えができず、フローティング
方式の優位性を充分に生かし切れていなかった。
置では、信号間のゲイン差が切り換え時の信号歪みとな
っており、このゲイン差歪みを抑えるためにアナログ増
幅器での利得精度を高めることで補正時の精度を確保し
たり、切り換えタイミングを工夫することで歪みの画質
や音質への影響を小さくしていた。しかしこのような手
法では、温度変化などによるゲイン変化への対応が困難
であったり、切り換え頻度が粗くなり信号レベルの変化
に効率よく追従する切り換えができず、フローティング
方式の優位性を充分に生かし切れていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フローティ
ングA/D変換装置のような複数のゲインの信号を切り
換えて出力する際、各信号の出力ゲインを同一ゲインに
統一し、切り換え時の信号間のゲイン差による歪みを抑
制したり、温度変化等によって生じるアナログ部でのゲ
インのずれに対応した調整を可能としたり、ノイズ等の
影響を受け難く、安定して信号間のゲイン差を検出し、
検出所要時間を短くすることでシステム起動時のゲイン
ずれの生じる時間を短くし、かつ、随時高性能なゲイン
補正を可能として再生される信号(画質、音質)の劣化
の防止を目的とする。
ングA/D変換装置のような複数のゲインの信号を切り
換えて出力する際、各信号の出力ゲインを同一ゲインに
統一し、切り換え時の信号間のゲイン差による歪みを抑
制したり、温度変化等によって生じるアナログ部でのゲ
インのずれに対応した調整を可能としたり、ノイズ等の
影響を受け難く、安定して信号間のゲイン差を検出し、
検出所要時間を短くすることでシステム起動時のゲイン
ずれの生じる時間を短くし、かつ、随時高性能なゲイン
補正を可能として再生される信号(画質、音質)の劣化
の防止を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、n個のA/D変換手段を有し
て、入力信号のレベルに応じた増幅利得にて出力信号の
ゲインをそれぞれ調整するフロ−ティングA/D変換装
置において、ゲイン補正係数の初期値C0 を定める手段
と、信号間のゲイン差をN回の量子化結果によって前記
初期値C0 から基準値Ciを検出する手段と、前記A/
D変換手段から出力されされる信号間のゲイン差を検出
するための手段と、前記検出した信号間のゲイン差を補
正係数Cn としてホールドする手段と、前記補正係数C
n より信号間のゲインを統一する手段とからなることを
特徴とするフロ−ティングA/D変換装置を提供するも
のである。
決するための手段として、n個のA/D変換手段を有し
て、入力信号のレベルに応じた増幅利得にて出力信号の
ゲインをそれぞれ調整するフロ−ティングA/D変換装
置において、ゲイン補正係数の初期値C0 を定める手段
と、信号間のゲイン差をN回の量子化結果によって前記
初期値C0 から基準値Ciを検出する手段と、前記A/
D変換手段から出力されされる信号間のゲイン差を検出
するための手段と、前記検出した信号間のゲイン差を補
正係数Cn としてホールドする手段と、前記補正係数C
n より信号間のゲインを統一する手段とからなることを
特徴とするフロ−ティングA/D変換装置を提供するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、好ましい実施例により説明する。図1は本発明の第
1実施例に係るフロ−ティングA/D変換装置の概略ブ
ロック図である。同図において、入力信号Siがn個か
ら成る増幅器1(1-1,・・・,1-n)によって増幅さ
れる。この時、各増幅器の増幅利得は、それぞれ異なる
値のA1,A2,・・・,Anである。これらの各増幅
利得で増幅した信号は、A/D変換器2によって量子化
され、データD1 ,D2 ,・・・,Dn に変換される。
き、好ましい実施例により説明する。図1は本発明の第
1実施例に係るフロ−ティングA/D変換装置の概略ブ
ロック図である。同図において、入力信号Siがn個か
ら成る増幅器1(1-1,・・・,1-n)によって増幅さ
れる。この時、各増幅器の増幅利得は、それぞれ異なる
値のA1,A2,・・・,Anである。これらの各増幅
利得で増幅した信号は、A/D変換器2によって量子化
され、データD1 ,D2 ,・・・,Dn に変換される。
【0006】3はゲイン差補正初期値設定回路で、この
回路3は起動後の数サンプルのデータによってゲイン差
補正初期値を求める。この回路3は初期値設定後は処理
経路から切りはなすことで以降のデータ処理への負担が
軽減される。次に、4はゲイン差検出区間チェック回路
で、入力信号レベルを判定し、S/Nの影響が小さく且
つ信号がクリップレベルに達していないかをデ−タD1
・・・Dn によって判定し、後述の信号間ゲイン差検出
回路5及び補正係数値ホールドメモリ6を制御するもの
である。
回路3は起動後の数サンプルのデータによってゲイン差
補正初期値を求める。この回路3は初期値設定後は処理
経路から切りはなすことで以降のデータ処理への負担が
軽減される。次に、4はゲイン差検出区間チェック回路
で、入力信号レベルを判定し、S/Nの影響が小さく且
つ信号がクリップレベルに達していないかをデ−タD1
・・・Dn によって判定し、後述の信号間ゲイン差検出
回路5及び補正係数値ホールドメモリ6を制御するもの
である。
【0007】5は信号間ゲイン差検出回路で、ゲイン差
補正初期値設定回路3から得られた補正係数初期値を基
に精度の高いゲイン差補正係数を算出する回路であり、
サンプリング毎に得られた結果を帰還処理することで検
出精度を高めており、ゲイン差検出区間チェック回路4
によって与えられる検出区間内の各サンプリングデータ
に対して実行される。また、各サンプリングにおいて算
出された補正係数は補正係数値ホールドメモリ6に検出
区間外の間はホールドし、検出区間内では随時検出値を
更新する。また、この更新及びホールドした係数が次の
検出機会(サンプル)において帰還利用される。
補正初期値設定回路3から得られた補正係数初期値を基
に精度の高いゲイン差補正係数を算出する回路であり、
サンプリング毎に得られた結果を帰還処理することで検
出精度を高めており、ゲイン差検出区間チェック回路4
によって与えられる検出区間内の各サンプリングデータ
に対して実行される。また、各サンプリングにおいて算
出された補正係数は補正係数値ホールドメモリ6に検出
区間外の間はホールドし、検出区間内では随時検出値を
更新する。また、この更新及びホールドした係数が次の
検出機会(サンプル)において帰還利用される。
【0008】7は信号レベル補正回路で、補正係数値ホ
ールドメモリ6にホールドされている各信号のゲイン補
正係数(C1 ・・・Cn )によって各信号をゲイン調整
する(Cn ×Dn )。これによってゲイン統一された信
号は、フロ−ティング切替え回路8において入力レベル
応じた信号として出力に選択される。
ールドメモリ6にホールドされている各信号のゲイン補
正係数(C1 ・・・Cn )によって各信号をゲイン調整
する(Cn ×Dn )。これによってゲイン統一された信
号は、フロ−ティング切替え回路8において入力レベル
応じた信号として出力に選択される。
【0009】次に、図3は前記ゲイン差補正初期値設定
回路3の詳細ブロック図である。この回路は量子化され
た各信号データ(D1 ・・・Dn )を起動後の信号入力
後の数サンプルのみに対して動作するものであり、3−
3及び3−6の各スイッチ回路によって係数算出の全体
処理より切り放される。3−4は基準信号データD1 と
各信号(D2 ・・・Dn )との比を演算するための回路
であり、除算処理を用いることで1サンプル又は数サン
プルでおおよその各データ比を得ることができる。これ
によって得られた各値は係数初期値テーブルメモリ3−
5に保持し、以降の処理における初期係数として用いる
構成となっている。
回路3の詳細ブロック図である。この回路は量子化され
た各信号データ(D1 ・・・Dn )を起動後の信号入力
後の数サンプルのみに対して動作するものであり、3−
3及び3−6の各スイッチ回路によって係数算出の全体
処理より切り放される。3−4は基準信号データD1 と
各信号(D2 ・・・Dn )との比を演算するための回路
であり、除算処理を用いることで1サンプル又は数サン
プルでおおよその各データ比を得ることができる。これ
によって得られた各値は係数初期値テーブルメモリ3−
5に保持し、以降の処理における初期係数として用いる
構成となっている。
【0010】また、図4は前記ゲイン差検出区間チェッ
ク回路4の詳細ブロック図である。この回路4は量子化
された各信号データ(D1 ・・・Dn )がゲイン差検出
に適した値か否かをチェックし、適したデータのみを以
降の信号間ゲイン検出回路3に供給するものである。4
−5は検出に適したデータのみをゲイン差検出回路5に
供給するためのスイッチである。このスイッチ4−5
は、レベルチェック回路4−3,4−4のチェック信号
によって制御される。レベルチェック回路4−5はゲイ
ン差検出時における信号のS/N影響を小さくするため
に入力レベルがVthSNレベル以上の時を判断するもので
あり、レベルチェック回路4−4の各レベルでの判定は
各信号がクリップレベル以下かを判定するための回路で
ある。ここでの例では、各レベル判定を基準信号をD1
とした上でこのD1 データによって各信号のレベル判定
に代用している。もちろん各々の信号を用いた判定を行
うことでもこのブロックを構成できる。
ク回路4の詳細ブロック図である。この回路4は量子化
された各信号データ(D1 ・・・Dn )がゲイン差検出
に適した値か否かをチェックし、適したデータのみを以
降の信号間ゲイン検出回路3に供給するものである。4
−5は検出に適したデータのみをゲイン差検出回路5に
供給するためのスイッチである。このスイッチ4−5
は、レベルチェック回路4−3,4−4のチェック信号
によって制御される。レベルチェック回路4−5はゲイ
ン差検出時における信号のS/N影響を小さくするため
に入力レベルがVthSNレベル以上の時を判断するもので
あり、レベルチェック回路4−4の各レベルでの判定は
各信号がクリップレベル以下かを判定するための回路で
ある。ここでの例では、各レベル判定を基準信号をD1
とした上でこのD1 データによって各信号のレベル判定
に代用している。もちろん各々の信号を用いた判定を行
うことでもこのブロックを構成できる。
【0011】また、図5は前記信号間ゲイン差検出回路
5の詳細ブロック図である。この回路5は、量子化され
検出区間内にある各データにおいて、基準信号とのゲイ
ン差を検出するものである。ここでは、基準信号をD1
とし、出力基準ゲイン係数をC1 (0)とした場合の例
である。5−3は基準信号を出力レベルに調整するた
め、データD1 と係数C1 (0)の乗算を行うもの乗算
器である。5−4は各信号と基準出力信号C1 (0)×
D1 と各信号データDn とのゲイン差を検出するための
ゲイン差演算部である。
5の詳細ブロック図である。この回路5は、量子化され
検出区間内にある各データにおいて、基準信号とのゲイ
ン差を検出するものである。ここでは、基準信号をD1
とし、出力基準ゲイン係数をC1 (0)とした場合の例
である。5−3は基準信号を出力レベルに調整するた
め、データD1 と係数C1 (0)の乗算を行うもの乗算
器である。5−4は各信号と基準出力信号C1 (0)×
D1 と各信号データDn とのゲイン差を検出するための
ゲイン差演算部である。
【0012】更に、図6は信号間ゲイン差演算部5−4
内の一つである演算部5−4−1を示した図である。た
だし、繁雑さを避けるために増幅器を2個用いた場合で
示してある。この演算部5−4−1は、補正係数値ホ−
ルドメモリ6、信号レベル補正回路7において、ゲイン
補正したデータDncorの大きさを比較部5−4−1
a、5−4−1bによって比較し、その結果によって加
減調整部5−4−1dで係数を加減調整する。また、こ
こで用いる係数は加減調整値メモリテ−ブル5−4−1
cによって設定する。
内の一つである演算部5−4−1を示した図である。た
だし、繁雑さを避けるために増幅器を2個用いた場合で
示してある。この演算部5−4−1は、補正係数値ホ−
ルドメモリ6、信号レベル補正回路7において、ゲイン
補正したデータDncorの大きさを比較部5−4−1
a、5−4−1bによって比較し、その結果によって加
減調整部5−4−1dで係数を加減調整する。また、こ
こで用いる係数は加減調整値メモリテ−ブル5−4−1
cによって設定する。
【0013】次に、ゲイン差検出につき、演算部5−4
−1におけるデ−タD1 とデ−タD2 とのゲイン差検出
を例にとり、図7及び図8のフローチャートを用いて説
明する。図7は補正係数の加減調整を1/fs内(1サ
ンプリング当たり)に1回行い、図8は加減調整を1/
fs内に3度までの調整を行って補正係数を求める場合
の処理手順である。図7の例では、Step7-1 でゲイン差
を検出する2つの信号データD1 ,D2 を入力する。St
ep7-2 で出力基準ゲイン係数C1 (0)(基準信号D1
を出力基準に調整する係数)をゲイン差補正初期値設定
回路3から読み込む。Step7-3 で前サンプルまでに求め
たデ−タD2 の補正係数C2 (n)を補正係数値ホール
ドメモリ6より読み込む。但し、初回の調整の場合は設
定した初期値C2 (0)を読み込む。
−1におけるデ−タD1 とデ−タD2 とのゲイン差検出
を例にとり、図7及び図8のフローチャートを用いて説
明する。図7は補正係数の加減調整を1/fs内(1サ
ンプリング当たり)に1回行い、図8は加減調整を1/
fs内に3度までの調整を行って補正係数を求める場合
の処理手順である。図7の例では、Step7-1 でゲイン差
を検出する2つの信号データD1 ,D2 を入力する。St
ep7-2 で出力基準ゲイン係数C1 (0)(基準信号D1
を出力基準に調整する係数)をゲイン差補正初期値設定
回路3から読み込む。Step7-3 で前サンプルまでに求め
たデ−タD2 の補正係数C2 (n)を補正係数値ホール
ドメモリ6より読み込む。但し、初回の調整の場合は設
定した初期値C2 (0)を読み込む。
【0014】Step7-4 及びStep7-5 において、各読み込
まれた係数によって各々の信号をゲイン補正し、補正デ
ータD1cor、D2corを算出する。Step7-6 においてこの
D1corとD2corの差ΔDcor を求め、Step7-7 〜Step7-
8 で加減調整値ΔC2nを決定し入力する。このΔC2nの
決定はΔDcor とD1 の大きさを基に決定する。この手
法については後述する。Step7-9 においてD1corとD2c
orの大小関係を判定し、この結果によってStep7-10にお
いて係数を加減調整し、Step7-11で調整された係数をホ
ールドする。つまり、D2 cor の方が小さい場合には用
いた係数が所期の値Ciより小さかったことを意味する
ため、加減調整値ΔC2nを用いた係数C2 (n)に加え
る。また、D2corの方が大きかった時はΔC2nを引くこ
とになり、D2cor=D1corの場合には用いた係数で正し
くゲイン補正できているため用いた係数をホールドす
る。このStep7-1 〜Step7-11を検出区間内の1/fs内
毎に1度実行することで、数サンプルに対してこの処理
が行われると、検出係数C2nは所期の値Ci に収束す
る。
まれた係数によって各々の信号をゲイン補正し、補正デ
ータD1cor、D2corを算出する。Step7-6 においてこの
D1corとD2corの差ΔDcor を求め、Step7-7 〜Step7-
8 で加減調整値ΔC2nを決定し入力する。このΔC2nの
決定はΔDcor とD1 の大きさを基に決定する。この手
法については後述する。Step7-9 においてD1corとD2c
orの大小関係を判定し、この結果によってStep7-10にお
いて係数を加減調整し、Step7-11で調整された係数をホ
ールドする。つまり、D2 cor の方が小さい場合には用
いた係数が所期の値Ciより小さかったことを意味する
ため、加減調整値ΔC2nを用いた係数C2 (n)に加え
る。また、D2corの方が大きかった時はΔC2nを引くこ
とになり、D2cor=D1corの場合には用いた係数で正し
くゲイン補正できているため用いた係数をホールドす
る。このStep7-1 〜Step7-11を検出区間内の1/fs内
毎に1度実行することで、数サンプルに対してこの処理
が行われると、検出係数C2nは所期の値Ci に収束す
る。
【0015】次に、図8の例では、Step8-1 でゲイン差
を検出する2つの信号データを入力する。Step8-2 で出
力基準ゲイン係数C1 (0)(基準信号D1 を出力基準
に調整する係数)をゲイン差補正初期値設定回路3から
読み込む。Step8-4 で前サンプルまでに求めたD2 の補
正係数C2 (n)を係数ホールドメモリより読み込む。
但し、初回の調整の場合は設定した初期値C2 (0)を
読み込む。Step8-3 及びStep8-5 において各読み込まれ
た係数によって各々の信号をゲイン補正し、補正データ
D1cor、D2corを算出する。Step8-6 で1回目/fsの
加減調整値Xを読み込む。Step8-7 においてD1corとD
2corの大小関係を判定し、この結果によってStep8-8 に
おいて係数をXで加減調整し、Step8-9 でこのXで調整
された係数によってもう一度D2 をゲイン補正しD2cor
を求める。Step8-11で2回目/fsの加減調整値Yを読
み込み、Step8-11〜Step8-12でYを用いた係数の加減調
整を行い、更に、Step8-13〜Step8-16で3回目/fsの
加減調整値Zを用いて同様な調整を行い得られた係数を
次の検出調整が行われるまでホールドする。このStep8-
1 〜Step8-17を検出区間内の1/fs内毎に1度実行す
ることで、数サンプルに対してこの処理が行われると、
検出係数C2nは所期の値Ci に収束する。
を検出する2つの信号データを入力する。Step8-2 で出
力基準ゲイン係数C1 (0)(基準信号D1 を出力基準
に調整する係数)をゲイン差補正初期値設定回路3から
読み込む。Step8-4 で前サンプルまでに求めたD2 の補
正係数C2 (n)を係数ホールドメモリより読み込む。
但し、初回の調整の場合は設定した初期値C2 (0)を
読み込む。Step8-3 及びStep8-5 において各読み込まれ
た係数によって各々の信号をゲイン補正し、補正データ
D1cor、D2corを算出する。Step8-6 で1回目/fsの
加減調整値Xを読み込む。Step8-7 においてD1corとD
2corの大小関係を判定し、この結果によってStep8-8 に
おいて係数をXで加減調整し、Step8-9 でこのXで調整
された係数によってもう一度D2 をゲイン補正しD2cor
を求める。Step8-11で2回目/fsの加減調整値Yを読
み込み、Step8-11〜Step8-12でYを用いた係数の加減調
整を行い、更に、Step8-13〜Step8-16で3回目/fsの
加減調整値Zを用いて同様な調整を行い得られた係数を
次の検出調整が行われるまでホールドする。このStep8-
1 〜Step8-17を検出区間内の1/fs内毎に1度実行す
ることで、数サンプルに対してこの処理が行われると、
検出係数C2nは所期の値Ci に収束する。
【0016】ここで、図7の例のように加減調整値ΔC
n をΔDcor とD1 の大きさより決定する手法として、
図9及び図10に示す例がある。図9は9−1によって
入力信号のレベルが予め分割された幾つかのレベル区間
のいずれの区間にあるかをチェックし、9−2によって
予め用意した各区間に応じた演算係数am を指定し、9
−3においてこの演算係数am とΔDcor を乗じて係数
加減調整値を設定する。これにより、加減値を係数のC
i への収束状態に応じて比較的適切に設定することがで
き、少ないサンプル数(加減調整回数)で係数Cn を所
期の値Ci に収束することが可能となる。
n をΔDcor とD1 の大きさより決定する手法として、
図9及び図10に示す例がある。図9は9−1によって
入力信号のレベルが予め分割された幾つかのレベル区間
のいずれの区間にあるかをチェックし、9−2によって
予め用意した各区間に応じた演算係数am を指定し、9
−3においてこの演算係数am とΔDcor を乗じて係数
加減調整値を設定する。これにより、加減値を係数のC
i への収束状態に応じて比較的適切に設定することがで
き、少ないサンプル数(加減調整回数)で係数Cn を所
期の値Ci に収束することが可能となる。
【0017】また、図10の例では信号レベルの大きさ
とΔDcor の大きさによって予め設定した加減値テーブ
ルより適切な加減値ΔC2n-mを読みとる。つまり、10
−1によって入力信号のレベルをチェックし、10−2
でΔDcor の大きさをチェックし、これらの結果より1
0−3の加減調整値テーブルより加減値を読みとる。
尚、この加減調整値テーブルは、図11に示すように補
正信号誤差ΔDcor と基準レベルD1 によって定めたテ
−ブルで実現できる。
とΔDcor の大きさによって予め設定した加減値テーブ
ルより適切な加減値ΔC2n-mを読みとる。つまり、10
−1によって入力信号のレベルをチェックし、10−2
でΔDcor の大きさをチェックし、これらの結果より1
0−3の加減調整値テーブルより加減値を読みとる。
尚、この加減調整値テーブルは、図11に示すように補
正信号誤差ΔDcor と基準レベルD1 によって定めたテ
−ブルで実現できる。
【0018】なお、図8に示したような加減調整を1/
fs内に3度まで行うような手法では、この3度の加減
調整値(X、Y、Z)の加減コンビネーションによって
実質の1/fs内で調整される加減量が決められる。ま
た、この(X、Y、Z)の間にはX−Y=2Zの関係を
持たせることで、検出値Cnは初期値Ciに対してCi
±Z内に収束させることができる。
fs内に3度まで行うような手法では、この3度の加減
調整値(X、Y、Z)の加減コンビネーションによって
実質の1/fs内で調整される加減量が決められる。ま
た、この(X、Y、Z)の間にはX−Y=2Zの関係を
持たせることで、検出値Cnは初期値Ciに対してCi
±Z内に収束させることができる。
【0019】次に、第2実施例につき説明する。図2
は、その第2実施例に係るフロ−ティングA/D変換装
置の概略ブロック図である。同図において、入力信号S
iがn個から成る増幅器11によって増幅される。この
時、各増幅器の増幅利得は、それぞれ異なる値のA1,
A2,・・・,Anである。これらの各増幅利得で増幅
した信号は、A/D変換器12によって量子化され、デ
ータD1 、D2 、・・・Dn に変換される。
は、その第2実施例に係るフロ−ティングA/D変換装
置の概略ブロック図である。同図において、入力信号S
iがn個から成る増幅器11によって増幅される。この
時、各増幅器の増幅利得は、それぞれ異なる値のA1,
A2,・・・,Anである。これらの各増幅利得で増幅
した信号は、A/D変換器12によって量子化され、デ
ータD1 、D2 、・・・Dn に変換される。
【0020】13はゲイン差補正初期値テ−ブルメモリ
で、予め増幅器設計時に与えられた各増幅器の利得(A
1・・・An)の比(A2 /A1,・・・,An/A
1)を記憶させており、信号間ゲイン差検出回路15の
係数算出処理の初期値として用いる。これはメモリに予
め適切な値を保持しておくことで初期値算出などの処理
負担を軽減できる。このゲイン差補正初期値テ−ブルメ
モリ13は図3に示したと同様の構成である。
で、予め増幅器設計時に与えられた各増幅器の利得(A
1・・・An)の比(A2 /A1,・・・,An/A
1)を記憶させており、信号間ゲイン差検出回路15の
係数算出処理の初期値として用いる。これはメモリに予
め適切な値を保持しておくことで初期値算出などの処理
負担を軽減できる。このゲイン差補正初期値テ−ブルメ
モリ13は図3に示したと同様の構成である。
【0021】14はゲイン差検出区間チェック回路で、
入力信号レベルを判定し、S/Nの影響が小さく且つ信
号がクリップレベルに達していないかをデ−タD1 ・・
・Dn によって判定し、その他の各処理ブロックを制御
するものである。
入力信号レベルを判定し、S/Nの影響が小さく且つ信
号がクリップレベルに達していないかをデ−タD1 ・・
・Dn によって判定し、その他の各処理ブロックを制御
するものである。
【0022】前記信号間ゲイン差検出回路15は、ゲイ
ン差補正初期値テ−ブルメモリ13による補正係数初期
値を基に精度の高いゲイン差補正係数算出する回路であ
り、サンプリング毎に得られた結果を帰還処理すること
で検出精度を高めており、ゲイン差検出区間チェック回
路14によって与えられる検出区間内の各サンプリング
データに対して実行される。また、各サンプリングにお
いて算出された補正係数は補正係数値ホールドメモリ1
6に検出区間外の間はホールドし、検出区間内では随時
検出値を更新する。また、この更新及びホールドした係
数が次の検出機会(サンプル)において帰還利用され
る。
ン差補正初期値テ−ブルメモリ13による補正係数初期
値を基に精度の高いゲイン差補正係数算出する回路であ
り、サンプリング毎に得られた結果を帰還処理すること
で検出精度を高めており、ゲイン差検出区間チェック回
路14によって与えられる検出区間内の各サンプリング
データに対して実行される。また、各サンプリングにお
いて算出された補正係数は補正係数値ホールドメモリ1
6に検出区間外の間はホールドし、検出区間内では随時
検出値を更新する。また、この更新及びホールドした係
数が次の検出機会(サンプル)において帰還利用され
る。
【0023】17は信号レベル補正回路で、補正係数値
ホールドメモリ16にホールドしている各信号のゲイン
補正係数(C1 ・・・Cn )によって各信号をゲイン調
整する(Cn ×Dn )。これによってゲイン統一された
信号は、フロ−ティング切り替え回路18において入力
レベル応じた信号として出力に選択される。なお信号間
ゲイン差検出回路15及び補正係数値ホールドメモリ1
6内の各処理の内容および各ブロック間の関係は図5〜
図11で説明したと同様である。
ホールドメモリ16にホールドしている各信号のゲイン
補正係数(C1 ・・・Cn )によって各信号をゲイン調
整する(Cn ×Dn )。これによってゲイン統一された
信号は、フロ−ティング切り替え回路18において入力
レベル応じた信号として出力に選択される。なお信号間
ゲイン差検出回路15及び補正係数値ホールドメモリ1
6内の各処理の内容および各ブロック間の関係は図5〜
図11で説明したと同様である。
【0024】上述したように、本実施例のフローティン
グA/D変換装置によれば次のような効果を有する。例
えば、図12に示すように異なる利得で増幅された信号
は、図12(A)に示すように量子化後(D1 、D2 )
においてもレベル差を持っており、理想状態ならばD2
/D1 =A2 /A1 =一定となるはずである。ところ
が、実際には図12(B)に示すようにD2 /D1 は一
定ではなく信号レベルかある程度大きい(D1 >VthS
N)場合には、D2 /D1 はA2 /A1 に比較的近い値
を得るもののD2 /D1 =A2 /A1 =一定にはならな
い。また、VthSN>D1 では信号のS/Nの影響により
D2 /D1 はA2 /A1 の値とは大きく異なる。即ち、
本実施例では、このようなサンプル毎のデータ比が一定
しない信号系において、図12(C)に示すように、D
2 /D1 の値をほぼA2 /A1 の値に保つことが可能
で、安定したゲイン補正ができ、同時に信号切り換え時
にゲイン差による不連続歪みを抑制することが可能であ
る。
グA/D変換装置によれば次のような効果を有する。例
えば、図12に示すように異なる利得で増幅された信号
は、図12(A)に示すように量子化後(D1 、D2 )
においてもレベル差を持っており、理想状態ならばD2
/D1 =A2 /A1 =一定となるはずである。ところ
が、実際には図12(B)に示すようにD2 /D1 は一
定ではなく信号レベルかある程度大きい(D1 >VthS
N)場合には、D2 /D1 はA2 /A1 に比較的近い値
を得るもののD2 /D1 =A2 /A1 =一定にはならな
い。また、VthSN>D1 では信号のS/Nの影響により
D2 /D1 はA2 /A1 の値とは大きく異なる。即ち、
本実施例では、このようなサンプル毎のデータ比が一定
しない信号系において、図12(C)に示すように、D
2 /D1 の値をほぼA2 /A1 の値に保つことが可能
で、安定したゲイン補正ができ、同時に信号切り換え時
にゲイン差による不連続歪みを抑制することが可能であ
る。
【0025】また、図13は一方の信号D2 がクリップ
した場合を前記の図12と同様に示したものである。更
に、図14には本実施例のゲイン差検出において、検出
係数C(n)が所期の値Ci=A2 /A1 に収束する様子
を示している。図14(A)では加減値をΔCとし、係
数の初期値をC2(0)とC1(0)の2種類で行った
場合を示している。ここに示すように、初期値がCiに
近い方が求めたCnがCiに速く収束する。つまり、本
実施例における初期値設定法を用いて適切な初期値を与
えることで、いち早く係数を所期の値とすることが可能
となる。
した場合を前記の図12と同様に示したものである。更
に、図14には本実施例のゲイン差検出において、検出
係数C(n)が所期の値Ci=A2 /A1 に収束する様子
を示している。図14(A)では加減値をΔCとし、係
数の初期値をC2(0)とC1(0)の2種類で行った
場合を示している。ここに示すように、初期値がCiに
近い方が求めたCnがCiに速く収束する。つまり、本
実施例における初期値設定法を用いて適切な初期値を与
えることで、いち早く係数を所期の値とすることが可能
となる。
【0026】また、図14(B)に示すように、同じ初
期値で加減値がΔC1<ΔC2の各場合では加減値の大
きいΔC2の方がCiへの収束時間は短くできるもの
の、収束後のばらつきは加減値の小さいΔC1を用いた
場合である。そこで、本実施例では、加減値をテーブル
化又は加減値を演算処理にて求めることで図14(C)
に示すようにCnがCiに近づくつれて加減値ΔCnを
小さくすることができ、効率よくCnをCiに収束させ
更に収束(検出)誤差も小さくすることができる。
期値で加減値がΔC1<ΔC2の各場合では加減値の大
きいΔC2の方がCiへの収束時間は短くできるもの
の、収束後のばらつきは加減値の小さいΔC1を用いた
場合である。そこで、本実施例では、加減値をテーブル
化又は加減値を演算処理にて求めることで図14(C)
に示すようにCnがCiに近づくつれて加減値ΔCnを
小さくすることができ、効率よくCnをCiに収束させ
更に収束(検出)誤差も小さくすることができる。
【0027】また、図14(D)に示すように、1/f
s内に加減調整を(X、Y、Z)の3値を用いて3度ま
で行うことで(図14C)の場合と同様、Cnを効率よ
くCiに近づけ、収束後はCi−Z<Cn<Ci+Zの
精度を得ることができる。
s内に加減調整を(X、Y、Z)の3値を用いて3度ま
で行うことで(図14C)の場合と同様、Cnを効率よ
くCiに近づけ、収束後はCi−Z<Cn<Ci+Zの
精度を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のフローティングA/D変換装置
によれば、複数のゲインの信号を切り換えて出力する
時、各信号の出力ゲインを同一ゲインに統一し、切り換
え時の信号間のゲイン差による歪みを抑制したり、温度
変化等によって生じるアナログ部でのゲインのずれに対
応した調整を可能としたり、ノイズ等の影響を受け難
く、安定して信号間のゲイン差を検出し、検出所要時間
を短くすることでシステム起動時のゲインずれの生じる
時間を短くし、かつ、随時高性能なゲイン補正を可能と
して再生される信号(画質、音質)の劣化の防止ができ
る等の効果を奏する。
によれば、複数のゲインの信号を切り換えて出力する
時、各信号の出力ゲインを同一ゲインに統一し、切り換
え時の信号間のゲイン差による歪みを抑制したり、温度
変化等によって生じるアナログ部でのゲインのずれに対
応した調整を可能としたり、ノイズ等の影響を受け難
く、安定して信号間のゲイン差を検出し、検出所要時間
を短くすることでシステム起動時のゲインずれの生じる
時間を短くし、かつ、随時高性能なゲイン補正を可能と
して再生される信号(画質、音質)の劣化の防止ができ
る等の効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例に係るフローティングA/
D変換装置の概略ブロック図である。
D変換装置の概略ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るフローティングA/
D変換装置の概略ブロック図である。
D変換装置の概略ブロック図である。
【図3】図3は前記ゲイン差補正初期値設定回路3の詳
細ブロック図である。
細ブロック図である。
【図4】図4は前記ゲイン差検出区間チェック回路4の
詳細ブロック図である。
詳細ブロック図である。
【図5】図5は前記信号間ゲイン差検出回路5の詳細ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】図6は信号間ゲイン差演算部5−4の概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】ゲイン検出処理の係数加減調整を1/fs内に
1回のみ行う場合を示すフローチャートである。
1回のみ行う場合を示すフローチャートである。
【図8】ゲイン検出処理の係数加減調整を1/fs内に
3度まで行う場合を示すフローチャートである。
3度まで行う場合を示すフローチャートである。
【図9】ゲイン補正係数の加減調整における加減調整値
を演算処理を用いて設定する場合の概略構成図ある。
を演算処理を用いて設定する場合の概略構成図ある。
【図10】ゲイン補正係数の加減調整における加減調整
値をテーブル化して設定する場合の処理構成図概略構成
図ある。。
値をテーブル化して設定する場合の処理構成図概略構成
図ある。。
【図11】加減調整値設定のテーブル化を示す図であ
る。
る。
【図12】異なるゲインを与えたクリップしていない信
号間のサンプルデータ間の比と本実施例の装置によって
求めるゲイン補正係数を示しグラフである。
号間のサンプルデータ間の比と本実施例の装置によって
求めるゲイン補正係数を示しグラフである。
【図13】異なるゲインを与え一方がクリップした信号
間のサンプルデータ間の比と本実施例の装置によって求
めるゲイン補正係数を示したグラフである。
間のサンプルデータ間の比と本実施例の装置によって求
めるゲイン補正係数を示したグラフである。
【図14】補正係数を1/fs毎に加減調整して係数を
所期の値に収束させるようすを示した図である。
所期の値に収束させるようすを示した図である。
1 増幅器 2 A/D変換器 3 ゲイン差補正初期値設定回路 4 ゲイン差検出区間チェック回路 5 信号間ゲイン差検出回路 6 補正係数値ホールドメモリ 7 信号レベル補正回路
Claims (1)
- 【請求項1】n個のA/D変換手段を有して、入力信号
のレベルに応じた増幅利得にて出力信号のゲインをそれ
ぞれ調整するフロ−ティングA/D変換装置において、 ゲイン補正係数の初期値C0 を定める手段と、 信号間のゲイン差をN回の量子化結果によって前記初期
値C0 から基準値Ciを検出する手段と、 前記A/D変換手段から出力されされる信号間のゲイン
差を検出するための手段と、 前記検出した信号間のゲイン差を補正係数Cn としてホ
ールドする手段と、 前記補正係数Cn より信号間のゲインを統一する手段と
からなることを特徴とするフロ−ティングA/D変換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33801295A JPH09153805A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | フロ−ティングa/d変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33801295A JPH09153805A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | フロ−ティングa/d変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09153805A true JPH09153805A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18314125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33801295A Pending JPH09153805A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | フロ−ティングa/d変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09153805A (ja) |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33801295A patent/JPH09153805A/ja active Pending
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