JPH09149275A - カラー画像システムにおける色管理方法およびシステム - Google Patents
カラー画像システムにおける色管理方法およびシステムInfo
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- JPH09149275A JPH09149275A JP7301001A JP30100195A JPH09149275A JP H09149275 A JPH09149275 A JP H09149275A JP 7301001 A JP7301001 A JP 7301001A JP 30100195 A JP30100195 A JP 30100195A JP H09149275 A JPH09149275 A JP H09149275A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 色管理システムにおいて、全ての画像フォー
マットに対応できる事を目的とし、各画像ファイル毎
に、その画像の詳細な色情報を記述するための画像色情
報ファイルを作成する。画像色情報ファイルのファイル
名の命名規則を各色管理システムで設ける。色管理シス
テムは、アプリケーションから画像ファイル名を受け取
り、上記色情報ファイルの命名規則に従って、該当する
画像色情報ファイルにアクセス/ロードする。
マットに対応できる事を目的とし、各画像ファイル毎
に、その画像の詳細な色情報を記述するための画像色情
報ファイルを作成する。画像色情報ファイルのファイル
名の命名規則を各色管理システムで設ける。色管理シス
テムは、アプリケーションから画像ファイル名を受け取
り、上記色情報ファイルの命名規則に従って、該当する
画像色情報ファイルにアクセス/ロードする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ、ディス
プレイ、プリンタ間等の異なるカラー入出力装置間でカ
ラー画像の色再現を実現する色管理システムにおいて、
任意フォーマットのカラー画像に対し、カラー画像毎の
正確な色再現を実現する方法およびシステムに関する。
プレイ、プリンタ間等の異なるカラー入出力装置間でカ
ラー画像の色再現を実現する色管理システムにおいて、
任意フォーマットのカラー画像に対し、カラー画像毎の
正確な色再現を実現する方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、スキャナ、ディスプレイ、プリン
タなどのカラー機器の急速な普及に伴い、色特性が異な
るカラー入出力装置間において、カラー画像の色再現を
実現する色管理が注目されており、これを実現するため
のシステムとして、色管理システムが開発されつつあ
る。現状の色管理システムは、スキャナ、ディスプレ
イ、プリンタなどの実際に利用するカラー入出力装置の
色特性を何らかの方法で獲得して、色補正処理や色変換
処理などをカラー画像に対して施す。
タなどのカラー機器の急速な普及に伴い、色特性が異な
るカラー入出力装置間において、カラー画像の色再現を
実現する色管理が注目されており、これを実現するため
のシステムとして、色管理システムが開発されつつあ
る。現状の色管理システムは、スキャナ、ディスプレ
イ、プリンタなどの実際に利用するカラー入出力装置の
色特性を何らかの方法で獲得して、色補正処理や色変換
処理などをカラー画像に対して施す。
【0003】色管理システムが必要とする色情報の簡単
な例として、R(赤)G(緑)B(青)表色系を基本と
するカラー画像機器の場合について説明する。RGB表
色系を基本とするカラー画像機器におけるデバイスRG
B値がつくり出す色と、その色のXYZ三刺激値(CI
E(国際照明委員会)が定める)の関係は、式(1)で
表すことができる。
な例として、R(赤)G(緑)B(青)表色系を基本と
するカラー画像機器の場合について説明する。RGB表
色系を基本とするカラー画像機器におけるデバイスRG
B値がつくり出す色と、その色のXYZ三刺激値(CI
E(国際照明委員会)が定める)の関係は、式(1)で
表すことができる。
【0004】
【数1】
【0005】式(1)中の、3×3行列の要素aijは、
RGB蛍光体と白色のXYZ三刺激値が与えられれば、
計算することができる。つまり、カラー画像機器に設定
されているRGB蛍光体と、白色のXYZ三刺激値が与
えられれば、その機器が扱うことのできる色再現域を獲
得することが出来る。
RGB蛍光体と白色のXYZ三刺激値が与えられれば、
計算することができる。つまり、カラー画像機器に設定
されているRGB蛍光体と、白色のXYZ三刺激値が与
えられれば、その機器が扱うことのできる色再現域を獲
得することが出来る。
【0006】さらに、ディスプレイなどのカラー画像表
示機器におおいて考慮しなければならない特性として、
ガンマ特性がある。これは、カラー画像をディスプレイ
に表示する際のブラウン管の発光特性である。一般に、
ガンマ特性がγで表されるカラー機器は、入力電圧Eと
出力輝度Iに関して、式(2)で近似される非線形な特
性を持つ。
示機器におおいて考慮しなければならない特性として、
ガンマ特性がある。これは、カラー画像をディスプレイ
に表示する際のブラウン管の発光特性である。一般に、
ガンマ特性がγで表されるカラー機器は、入力電圧Eと
出力輝度Iに関して、式(2)で近似される非線形な特
性を持つ。
【0007】
【数2】
【0008】ここで、Aは、比例定数である。NTSC
信号では、γ値を2.2と定めている。
信号では、γ値を2.2と定めている。
【0009】C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イ
エロ)、K(ブラック)などの多色インクにより色再現
を行うプリンタなどのカラー画像記録機器については、
複数の色インクによる減法混色や併置混色によって色再
現を行うため、再現される色特性は複雑になり、ディス
プレイのように数色のカラーパッチの測色によって得ら
れた色データのみを利用した線形方程式では、その色再
現域を正確に表すことはできない。カラー画像記録機器
の正確な色特性は、数百から数千色ものカラーパッチを
実際に出力し、それらを分光光度計などの測定器で測色
して、インク濃度と、その時のXYZ三刺激値との対応
関係によって表される(文献“NewAlgorith
m for UCR Using Direct Co
lorMapping”,M.Tsukuda et
al.,SPIE,Vol.2413(1995))。
エロ)、K(ブラック)などの多色インクにより色再現
を行うプリンタなどのカラー画像記録機器については、
複数の色インクによる減法混色や併置混色によって色再
現を行うため、再現される色特性は複雑になり、ディス
プレイのように数色のカラーパッチの測色によって得ら
れた色データのみを利用した線形方程式では、その色再
現域を正確に表すことはできない。カラー画像記録機器
の正確な色特性は、数百から数千色ものカラーパッチを
実際に出力し、それらを分光光度計などの測定器で測色
して、インク濃度と、その時のXYZ三刺激値との対応
関係によって表される(文献“NewAlgorith
m for UCR Using Direct Co
lorMapping”,M.Tsukuda et
al.,SPIE,Vol.2413(1995))。
【0010】以上のようなカラー画像機器の色特性を記
述するためのファイルのフォーマットが定められ標準化
されつつある。米国APPLE社が中心となって設立さ
れたInternational Color Con
sortiumでは、異なるプラットフォームでも利用
できるように、カラー画像機器の色特性を記述するため
のプロファイルフォーマットを提案している(参考文
献:International Color Con
sortium Profile Format(ve
r3.0a),1995)。ここで、説明の都合上、I
nternational Color Consor
tiumをICCと呼ぶ事にする。
述するためのファイルのフォーマットが定められ標準化
されつつある。米国APPLE社が中心となって設立さ
れたInternational Color Con
sortiumでは、異なるプラットフォームでも利用
できるように、カラー画像機器の色特性を記述するため
のプロファイルフォーマットを提案している(参考文
献:International Color Con
sortium Profile Format(ve
r3.0a),1995)。ここで、説明の都合上、I
nternational Color Consor
tiumをICCと呼ぶ事にする。
【0011】ICCプロファイルは、ファイルヘッダ
部、タグテーブル部、タグエレメントデータ部の3種類
の要素によるタグ形式で構成される。ここで、スキャナ
やディスプレイなどRGB表色系を基本とするカラー画
像機器の色特性を記述するICCプロファイルを図3に
簡単に示した。また、ICCでは、図4に示したよう
に、RGBやCMYKなどの異なるデバイスカラーを繋
ぐための色空間として、XYZ表色系やL* a* b* 均
等色空間によるプロファイル接続空間(PCS)を用意
し、PCSとデバイスカラーの関係を記述できるLUT
のタグを用意している。このLUTを用いる事により、
複雑な色特性を有するCMYK表色系のカラー画像機器
も、その色特性をICCプロファイルに記述できる。以
上、ICCプロファイルにより、スキャナ、ディスプレ
イ、プリンタなどのカラー画像機器の色特性を記述する
ためのプロファイルが作成できる。
部、タグテーブル部、タグエレメントデータ部の3種類
の要素によるタグ形式で構成される。ここで、スキャナ
やディスプレイなどRGB表色系を基本とするカラー画
像機器の色特性を記述するICCプロファイルを図3に
簡単に示した。また、ICCでは、図4に示したよう
に、RGBやCMYKなどの異なるデバイスカラーを繋
ぐための色空間として、XYZ表色系やL* a* b* 均
等色空間によるプロファイル接続空間(PCS)を用意
し、PCSとデバイスカラーの関係を記述できるLUT
のタグを用意している。このLUTを用いる事により、
複雑な色特性を有するCMYK表色系のカラー画像機器
も、その色特性をICCプロファイルに記述できる。以
上、ICCプロファイルにより、スキャナ、ディスプレ
イ、プリンタなどのカラー画像機器の色特性を記述する
ためのプロファイルが作成できる。
【0012】カラー画像ファイルに注目すると、画像デ
ータの色特性を考慮したものとして、BITMAP V
ERSION4.0がRGB蛍光体と白色のXYZ値
と、RGBガンマ値をファイルヘッダに記述できるよう
に改良された。さらに、ICCでは、カラー画像機器以
外に、TIFF、PICT、EPSの3種類の画像ある
いはドキュメントのファイルフォーマットに対して、新
しくICCプロファイルのタグがそのまま内蔵できるよ
うになることが述べられている。
ータの色特性を考慮したものとして、BITMAP V
ERSION4.0がRGB蛍光体と白色のXYZ値
と、RGBガンマ値をファイルヘッダに記述できるよう
に改良された。さらに、ICCでは、カラー画像機器以
外に、TIFF、PICT、EPSの3種類の画像ある
いはドキュメントのファイルフォーマットに対して、新
しくICCプロファイルのタグがそのまま内蔵できるよ
うになることが述べられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】スキャナ、ディスプレ
イ、プリンタ等の異なるカラー画像機器間において、カ
ラー画像の色再現を実現するためには、高精度な色補正
あるいは色変換処理機能を有する色管理システムやカラ
ー画像機器の詳細な色特性データが与えられても、カラ
ー画像機器およびコンピュータ間でやり取りされるカラ
ー画像の画像データが持つ色情報が何らかの方法で提供
されなければ、良好な色再現は実現できない。
イ、プリンタ等の異なるカラー画像機器間において、カ
ラー画像の色再現を実現するためには、高精度な色補正
あるいは色変換処理機能を有する色管理システムやカラ
ー画像機器の詳細な色特性データが与えられても、カラ
ー画像機器およびコンピュータ間でやり取りされるカラ
ー画像の画像データが持つ色情報が何らかの方法で提供
されなければ、良好な色再現は実現できない。
【0014】ICCで記述されている色情報を内蔵した
TIFF、PICT、EPSや、BITMAP Ver
sion4の4種類の画像フォーマットについては、こ
れらを扱えるカラー画像システムにおいて各画像の色情
報を入手することができる。しかし、上記4種類の画像
フォーマットは従来から存在しており、これらの画像フ
ォーマットが扱える現状のカラー画像アプリケーション
の画像読み込み部は、画像フォーマット中の色情報の部
分に関しては一切考慮されていない。すなわち、これら
4つのカラー画像フォーマットに新規に追加された色情
報を画像ファイルから獲得するためには、既存のカラー
画像アプリケーションにおける画像データの読み取り部
を修正しなければならないという問題がある。また、上
記4種類の画像フォーマット以外の多くの画像フォーマ
ットは、画像データの色情報について全く考慮されてい
ない。したがって、画像データから色情報が得られない
ために、高精度な色管理システムを利用しても良好な色
再現は困難となっている。
TIFF、PICT、EPSや、BITMAP Ver
sion4の4種類の画像フォーマットについては、こ
れらを扱えるカラー画像システムにおいて各画像の色情
報を入手することができる。しかし、上記4種類の画像
フォーマットは従来から存在しており、これらの画像フ
ォーマットが扱える現状のカラー画像アプリケーション
の画像読み込み部は、画像フォーマット中の色情報の部
分に関しては一切考慮されていない。すなわち、これら
4つのカラー画像フォーマットに新規に追加された色情
報を画像ファイルから獲得するためには、既存のカラー
画像アプリケーションにおける画像データの読み取り部
を修正しなければならないという問題がある。また、上
記4種類の画像フォーマット以外の多くの画像フォーマ
ットは、画像データの色情報について全く考慮されてい
ない。したがって、画像データから色情報が得られない
ために、高精度な色管理システムを利用しても良好な色
再現は困難となっている。
【0015】本発明の目的は、任意のカラー画像フォー
マットに対し、既存のカラー画像システムの画像ファイ
ルを読み込む部分を変更することなく、コンピュータの
オペレーティングシステムあるいは色管理システムが自
動的に任意のカラー画像フォーマットのカラー画像の色
情報を獲得して、カラー画像毎の正確な色管理システム
を実現するための方法およびシステムを提供する事にあ
る。
マットに対し、既存のカラー画像システムの画像ファイ
ルを読み込む部分を変更することなく、コンピュータの
オペレーティングシステムあるいは色管理システムが自
動的に任意のカラー画像フォーマットのカラー画像の色
情報を獲得して、カラー画像毎の正確な色管理システム
を実現するための方法およびシステムを提供する事にあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の色管理方法は、
カラー画像入力装置とカラー画像表示装置とカラー画像
記録装置の色再現特性の異なるカラー画像装置間でカラ
ー画像の色再現を実現する色管理システムと、前記色管
理システムを用いるカラー画像システムにおいて、任意
のフォーマットのカラー画像について前記カラー画像の
色とガンマ補正に関する情報を記述した画像色情報ファ
イルと、前記カラー画像入力装置と前記カラー画像表示
装置と前記カラー画像記録装置の色特性が記述されたデ
バイス色情報ファイルが存在し、前記画像色情報ファイ
ルのファイル名が前記カラー画像のファイル名と関連す
ることにより検索できる仕組みを持ち、前記カラー画像
システムが前記カラー画像の画像データを読み込み、前
記色管理システムが、前記カラー画像に対応する前記画
像色情報ファイルを読み込み、前記画像色情報ファイル
から得られる色空間を前記カラー画像の元色空間として
色管理システムに記憶し、前記画像色情報ファイルが無
い場合には、前記色管理システムが有するシステム色空
間を元色空間として色管理システムに記憶し、前記カラ
ー画像を出力する前記カラー画像出力装置あるいは前記
カラー画像記憶装置の前記デバイス色情報ファイルから
得られる色空間を、目的色空間として色管理システムに
記憶し、前記元色空間から前記目的色空間への色補正処
理あるいは色変換処理を構築し、前記カラー画像の画像
データに対し、前記色補正処理あるいは前記色変換処理
を施すことを特徴とする。
カラー画像入力装置とカラー画像表示装置とカラー画像
記録装置の色再現特性の異なるカラー画像装置間でカラ
ー画像の色再現を実現する色管理システムと、前記色管
理システムを用いるカラー画像システムにおいて、任意
のフォーマットのカラー画像について前記カラー画像の
色とガンマ補正に関する情報を記述した画像色情報ファ
イルと、前記カラー画像入力装置と前記カラー画像表示
装置と前記カラー画像記録装置の色特性が記述されたデ
バイス色情報ファイルが存在し、前記画像色情報ファイ
ルのファイル名が前記カラー画像のファイル名と関連す
ることにより検索できる仕組みを持ち、前記カラー画像
システムが前記カラー画像の画像データを読み込み、前
記色管理システムが、前記カラー画像に対応する前記画
像色情報ファイルを読み込み、前記画像色情報ファイル
から得られる色空間を前記カラー画像の元色空間として
色管理システムに記憶し、前記画像色情報ファイルが無
い場合には、前記色管理システムが有するシステム色空
間を元色空間として色管理システムに記憶し、前記カラ
ー画像を出力する前記カラー画像出力装置あるいは前記
カラー画像記憶装置の前記デバイス色情報ファイルから
得られる色空間を、目的色空間として色管理システムに
記憶し、前記元色空間から前記目的色空間への色補正処
理あるいは色変換処理を構築し、前記カラー画像の画像
データに対し、前記色補正処理あるいは前記色変換処理
を施すことを特徴とする。
【0017】本発明の色管理システムは、カラー画像入
力装置とカラー画像表示装置とカラー画像記録装置の色
再現特性の異なるカラー画像装置間で、カラー画像の色
再現を実現する色管理システムであって、任意のフォー
マットのカラー画像の色とガンマ補正に関する情報を記
述した画像色情報ファイルと、前記カラー画像入力装置
と前記カラー画像表示装置と前記カラー画像記録装置の
色特性を規定するデバイス色情報ファイルと、前記画像
色情報ファイルのファイル名が前記カラー画像のファイ
ル名と関連することにより検索できる仕組みと、前記カ
ラー画像に対応する前記画像色情報ファイルを読み込む
画像色情報ファイル読み込み手段と、前記画像色情報フ
ァイルから得られた色空間を前記カラー画像の元色空間
として記憶する元色空間メモリと、前記画像色情報ファ
イルが無い場合、前記カラー画像の元色空間として利用
するシステム色空間と、前記カラー画像を出力する前記
カラー画像出力装置あるいは前記カラー画像記憶装置の
前記デバイス色情報ファイルを読み込むためのデバイス
色情報ファイル読み込み手段と、前記デバイス色情報フ
ァイルから得られた色空間を、目的色空間として記憶す
る目的色空間メモリと、前記元色空間から前記目的色空
間への色信号変換処理を構築する色信号変換手段とを具
備し、前記カラー画像の色信号に対し、前記色信号変換
手段における色補正処理あるいは色変換処理を施すこと
を特徴とする。
力装置とカラー画像表示装置とカラー画像記録装置の色
再現特性の異なるカラー画像装置間で、カラー画像の色
再現を実現する色管理システムであって、任意のフォー
マットのカラー画像の色とガンマ補正に関する情報を記
述した画像色情報ファイルと、前記カラー画像入力装置
と前記カラー画像表示装置と前記カラー画像記録装置の
色特性を規定するデバイス色情報ファイルと、前記画像
色情報ファイルのファイル名が前記カラー画像のファイ
ル名と関連することにより検索できる仕組みと、前記カ
ラー画像に対応する前記画像色情報ファイルを読み込む
画像色情報ファイル読み込み手段と、前記画像色情報フ
ァイルから得られた色空間を前記カラー画像の元色空間
として記憶する元色空間メモリと、前記画像色情報ファ
イルが無い場合、前記カラー画像の元色空間として利用
するシステム色空間と、前記カラー画像を出力する前記
カラー画像出力装置あるいは前記カラー画像記憶装置の
前記デバイス色情報ファイルを読み込むためのデバイス
色情報ファイル読み込み手段と、前記デバイス色情報フ
ァイルから得られた色空間を、目的色空間として記憶す
る目的色空間メモリと、前記元色空間から前記目的色空
間への色信号変換処理を構築する色信号変換手段とを具
備し、前記カラー画像の色信号に対し、前記色信号変換
手段における色補正処理あるいは色変換処理を施すこと
を特徴とする。
【0018】本発明の色管理システムは、請求項3記載
の色管理システムにおいて、前記色管理システムを用い
るカラー画像システムが、前記色管理システムによる色
変換処理を施したカラー画像を保存する際、前記カラー
画像に対応する画像色情報ファイルを新規作成あるいは
情報更新する画像色情報ファイル記述手段を有すること
を特徴とする。
の色管理システムにおいて、前記色管理システムを用い
るカラー画像システムが、前記色管理システムによる色
変換処理を施したカラー画像を保存する際、前記カラー
画像に対応する画像色情報ファイルを新規作成あるいは
情報更新する画像色情報ファイル記述手段を有すること
を特徴とする。
【0019】本発明の作用を説明する。なお、カラー画
像の表示機器はRGBの3色蛍光体を持ったディスプレ
イ、カラー画像の出力機器はCMY3色インクあるいは
CMYK4色インクで印刷できるプリンタ、そして前記
ディスプレイと前記プリンタが接続されたコンピュータ
に、色を補正あるいは変換する色管理システムと前記色
管理システムを利用したカラー画像システムが組み込ま
れており、前記カラー画像システムが、RGB表色系の
原カラー画像をディスプレイに表示し、プリンタに出力
する場合について説明する。
像の表示機器はRGBの3色蛍光体を持ったディスプレ
イ、カラー画像の出力機器はCMY3色インクあるいは
CMYK4色インクで印刷できるプリンタ、そして前記
ディスプレイと前記プリンタが接続されたコンピュータ
に、色を補正あるいは変換する色管理システムと前記色
管理システムを利用したカラー画像システムが組み込ま
れており、前記カラー画像システムが、RGB表色系の
原カラー画像をディスプレイに表示し、プリンタに出力
する場合について説明する。
【0020】まず、RGB表色系のカラー画像の色再現
を実現するために必要となる色特性の情報は、R、G、
B蛍光体のXYZ三刺激値と、基準白色のXYZ三刺激
値と、R、G、Bそれぞれに掛けるガンマ補正データで
ある。これらの色情報を書き込むためのファイルを、各
画像毎につき一つ作成する。これを画像色情報ファイル
と呼ぶ事にする。画像色情報ファイルの内容を図5に示
す。図5中の項目において、R、G、Bのガンマ曲線
は、図6(a)に示したようなこの画像を表示すべきデ
ィスプレイのガンマ特性を表すものであり、R、G、B
のガンマ補正曲線は、図6(b)に示したような、実際
の画像データに施すカーブを表すもので、ガンマ曲線の
逆変換により得られる。画像色情報ファイルフォーマッ
トには、拡張性を考慮してICCプロファイルのような
タグ形式を利用する事もできる。
を実現するために必要となる色特性の情報は、R、G、
B蛍光体のXYZ三刺激値と、基準白色のXYZ三刺激
値と、R、G、Bそれぞれに掛けるガンマ補正データで
ある。これらの色情報を書き込むためのファイルを、各
画像毎につき一つ作成する。これを画像色情報ファイル
と呼ぶ事にする。画像色情報ファイルの内容を図5に示
す。図5中の項目において、R、G、Bのガンマ曲線
は、図6(a)に示したようなこの画像を表示すべきデ
ィスプレイのガンマ特性を表すものであり、R、G、B
のガンマ補正曲線は、図6(b)に示したような、実際
の画像データに施すカーブを表すもので、ガンマ曲線の
逆変換により得られる。画像色情報ファイルフォーマッ
トには、拡張性を考慮してICCプロファイルのような
タグ形式を利用する事もできる。
【0021】任意フォーマットのカラー画像全てに対
し、図5に示した画像色情報ファイルを一つ作成する。
このとき画像色情報ファイルのファイル名を、対応する
カラー画像のファイル名を利用して命名することによ
り、各カラー画像のファイルに対応する画像色情報ファ
イルを選択できる。一般に広く利用されている画像のフ
ァイル名は、例えばJPG形式の場合、AAAA.jp
gというように、その画像ファイル名には、「.jp
g」の拡張子が付く場合が多い。その他の画像フォーマ
ットの場合にも同様である。いま、AAAA.jpgに
おいて「AAAA」の部分を画像識別部と呼び、「.j
pg」を画像形式拡張子と呼ぶ事にする。いま、画像識
別部に「.ici」という拡張子が付いたものを、画像
色情報ファイルであることを表すことにした場合、カラ
ー画像ファイル名が、image1.bmpであるBI
TMAP形式のカラー画像に対応する画像色情報ファイ
ルのファイル名は、image1.iciとなる。この
ようにして画像色情報ファイルの命名規則を定めること
により、各カラー画像ファイルに対応する画像色情報フ
ァイルを選択できる仕組みが構築できる。
し、図5に示した画像色情報ファイルを一つ作成する。
このとき画像色情報ファイルのファイル名を、対応する
カラー画像のファイル名を利用して命名することによ
り、各カラー画像のファイルに対応する画像色情報ファ
イルを選択できる。一般に広く利用されている画像のフ
ァイル名は、例えばJPG形式の場合、AAAA.jp
gというように、その画像ファイル名には、「.jp
g」の拡張子が付く場合が多い。その他の画像フォーマ
ットの場合にも同様である。いま、AAAA.jpgに
おいて「AAAA」の部分を画像識別部と呼び、「.j
pg」を画像形式拡張子と呼ぶ事にする。いま、画像識
別部に「.ici」という拡張子が付いたものを、画像
色情報ファイルであることを表すことにした場合、カラ
ー画像ファイル名が、image1.bmpであるBI
TMAP形式のカラー画像に対応する画像色情報ファイ
ルのファイル名は、image1.iciとなる。この
ようにして画像色情報ファイルの命名規則を定めること
により、各カラー画像ファイルに対応する画像色情報フ
ァイルを選択できる仕組みが構築できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。
明する。
【0023】本発明の第1の実施例である任意の画像フ
ォーマットに対応したカラー画像毎の色再現を実現する
色管理システムをブロックで示した図1を参照して説明
する。まず、本発明の色管理システム3と、カラー画像
システム2と画像メモリ100と表示用画像バッファ1
01とデバイス色情報ファイル選択手段5を備えたコン
ピュータ1には、RGB表色系のカラー画像表示装置2
00が接続されており、カラー画像表示装置200の色
特性を表す図3で示したようなデバイス色情報ファイル
50と任意フォーマットのRGB表色系のカラー画像フ
ァイル51とカラー画像ファイル51の色情報を表す図
5で示したような画像色情報ファイル52とが与えられ
ているものとする。
ォーマットに対応したカラー画像毎の色再現を実現する
色管理システムをブロックで示した図1を参照して説明
する。まず、本発明の色管理システム3と、カラー画像
システム2と画像メモリ100と表示用画像バッファ1
01とデバイス色情報ファイル選択手段5を備えたコン
ピュータ1には、RGB表色系のカラー画像表示装置2
00が接続されており、カラー画像表示装置200の色
特性を表す図3で示したようなデバイス色情報ファイル
50と任意フォーマットのRGB表色系のカラー画像フ
ァイル51とカラー画像ファイル51の色情報を表す図
5で示したような画像色情報ファイル52とが与えられ
ているものとする。
【0024】コンピュータ1中のカラー画像システム2
は、カラー画像を扱う一般のアプリケーションと考えて
も良い。まず、カラー画像システム2中の画像データ読
み込み手段4は、カラー画像ファイル51を読み込み、
画像データを画像メモリ100に記録する。
は、カラー画像を扱う一般のアプリケーションと考えて
も良い。まず、カラー画像システム2中の画像データ読
み込み手段4は、カラー画像ファイル51を読み込み、
画像データを画像メモリ100に記録する。
【0025】色管理システム3中の画像色情報読み込み
手段8は、画像データ読み込み手段4で読み込まれたカ
ラー画像ファイル51に対応する画像色情報ファイル5
2を読み込み、得られた色情報を元色空間メモリ102
に記録する。コンピュータ1中のデバイス色情報ファイ
ル選択手段5は、コンピュータ1に登録されているカラ
ー画像表示装置の全てのデバイス名を表示し、現在使用
しているカラー画像表示装置200のデバイス名をユー
ザーに指定させ、指定されたカラー画像表示装置200
のデバイス名を色管理システム3中のデバイス色情報読
み込み手段9に渡す。デバイス色情報読み込み手段9
は、該当するデバイス色情報ファイル50を読み込み、
得られた色情報を目的色空間メモリ103に記録する。
フロー制御手段10は、元色空間メモリ102と目的色
空間メモリ103に色情報が設定されたことを確認する
と、元色空間から目的色空間への色補正処理を作成する
ための色補正処理作成手段11に作成を開始する指示を
出す。色補正処理手段11は、元色空間から得られる式
(1)と、目的色空間から得られる以下の式(3)の2
つ式を得る。
手段8は、画像データ読み込み手段4で読み込まれたカ
ラー画像ファイル51に対応する画像色情報ファイル5
2を読み込み、得られた色情報を元色空間メモリ102
に記録する。コンピュータ1中のデバイス色情報ファイ
ル選択手段5は、コンピュータ1に登録されているカラ
ー画像表示装置の全てのデバイス名を表示し、現在使用
しているカラー画像表示装置200のデバイス名をユー
ザーに指定させ、指定されたカラー画像表示装置200
のデバイス名を色管理システム3中のデバイス色情報読
み込み手段9に渡す。デバイス色情報読み込み手段9
は、該当するデバイス色情報ファイル50を読み込み、
得られた色情報を目的色空間メモリ103に記録する。
フロー制御手段10は、元色空間メモリ102と目的色
空間メモリ103に色情報が設定されたことを確認する
と、元色空間から目的色空間への色補正処理を作成する
ための色補正処理作成手段11に作成を開始する指示を
出す。色補正処理手段11は、元色空間から得られる式
(1)と、目的色空間から得られる以下の式(3)の2
つ式を得る。
【0026】
【数3】
【0027】ここで、元色空間と目的色空間の白色が同
じである場合、式(1)と式(3)から、元色空間のR
GBと目的色空間のR′G′B′の以下の関係式(4)
を得ることができる。
じである場合、式(1)と式(3)から、元色空間のR
GBと目的色空間のR′G′B′の以下の関係式(4)
を得ることができる。
【0028】
【数4】
【0029】今、左辺の3×3定数行列の逆行列を両辺
に掛けることにより、元色空間RGBから目的色空間
R′G′B′への色補正処理を実現する色補正式(5)
が得られる。
に掛けることにより、元色空間RGBから目的色空間
R′G′B′への色補正処理を実現する色補正式(5)
が得られる。
【0030】
【数5】
【0031】カラー画像システム2における画像処理手
段7は、画像サイズ変更や、画像フィルタなどのさまざ
まな処理を搭載し、ユーザーの指示に従って画像メモリ
100中の画像データに対し処理を施す。画像表示手段
6は、画像メモリ100中の画像データを、コンピュー
タ1中の表示用画像バッファ101に書き込む。
段7は、画像サイズ変更や、画像フィルタなどのさまざ
まな処理を搭載し、ユーザーの指示に従って画像メモリ
100中の画像データに対し処理を施す。画像表示手段
6は、画像メモリ100中の画像データを、コンピュー
タ1中の表示用画像バッファ101に書き込む。
【0032】色管理システム3中の色補正処理手段12
は、表示用画像バッファ101に書き込まれた画像デー
タに対して、色補正処理作成手段11で作成された元色
空間から目的色空間への色補正式(5)に従った色補正
処理を施す。カラー画像表示装置200は、色補正処理
が施された画像データを表示する。
は、表示用画像バッファ101に書き込まれた画像デー
タに対して、色補正処理作成手段11で作成された元色
空間から目的色空間への色補正式(5)に従った色補正
処理を施す。カラー画像表示装置200は、色補正処理
が施された画像データを表示する。
【0033】本発明の第2の実施例である任意の画像フ
ォーマットに対応したカラー画像毎の色再現を実現する
色管理システムをブロックで示した図2を参照して説明
する。本発明の色管理システム17は、RGB表色系の
カラー画像表示装置200とCMY(K)表色系のカラ
ー画像記録装置201が接続されたコンピュータシステ
ム16に存在し、コンピュータシステム16には、カラ
ー表示画像表示装置200およびカラー画像記録装置2
01の色特性を示したICCプロファイルなどのフォー
マットに従ったデバイス色情報ファイルを格納したデバ
イス色情報ファイルデータベース53を備え、任意フォ
ーマットのカラー画像ファイル51とカラー画像ファイ
ル51の色情報を表す図5で示したような画像色情報フ
ァイル52が与えられるものとする。さらに、コンピュ
ータシステム16は、カラー画像処理アプリケーション
150とオペレーティングシステム151とデバイスド
ライバ152を有する。
ォーマットに対応したカラー画像毎の色再現を実現する
色管理システムをブロックで示した図2を参照して説明
する。本発明の色管理システム17は、RGB表色系の
カラー画像表示装置200とCMY(K)表色系のカラ
ー画像記録装置201が接続されたコンピュータシステ
ム16に存在し、コンピュータシステム16には、カラ
ー表示画像表示装置200およびカラー画像記録装置2
01の色特性を示したICCプロファイルなどのフォー
マットに従ったデバイス色情報ファイルを格納したデバ
イス色情報ファイルデータベース53を備え、任意フォ
ーマットのカラー画像ファイル51とカラー画像ファイ
ル51の色情報を表す図5で示したような画像色情報フ
ァイル52が与えられるものとする。さらに、コンピュ
ータシステム16は、カラー画像処理アプリケーション
150とオペレーティングシステム151とデバイスド
ライバ152を有する。
【0034】カラー画像処理アプリケーション150に
おいて読み込まれたカラー画像ファイル51をカラー画
像表示装置200に表示したりカラー画像記録装置20
1に出力する際、カラー画像ファイル51の画像データ
信号54は、オペレーティングシステム151およびデ
バイスドライバ152を通り、色補正処理あるいは色変
換処理が施されるそれぞれの装置に渡される。
おいて読み込まれたカラー画像ファイル51をカラー画
像表示装置200に表示したりカラー画像記録装置20
1に出力する際、カラー画像ファイル51の画像データ
信号54は、オペレーティングシステム151およびデ
バイスドライバ152を通り、色補正処理あるいは色変
換処理が施されるそれぞれの装置に渡される。
【0035】まず、色管理システム17において、カラ
ー画像処理アプリケーション150で読み込まれたカラ
ー画像ファイル51に対応する画像色情報ファイル52
を画像色情報読み込み手段8によって読み込み、得られ
た色情報を元色空間として元色空間メモリ102に記録
する。次に、デバイス色情報読み込み手段9は、オペレ
ーティングシステム151あるいはデバイスドライバ1
52からの指示を受けて、カラー画像表示装置200と
カラー画像記録装置201の色情報を、デバイス色情報
ファイルデータベース53から得て、カラー画像表示装
置200の色情報は表示色空間メモリ104に記録し、
カラー画像記録装置201の色情報は記録色空間メモリ
105に記録する。そして、カラー画像表示色補正処理
手段13は、カラー画像表示装置200にカラー画像フ
ァイル51を表示する際の元色空間から表示色空間への
式(5)に従った色補正処理を構築する。色変換処理手
段14は、カラー画像記録装置201にカラー画像ファ
イル51を出力する際の元色空間あるいは表示色空間か
ら記録色空間への色変換処理を構築する。ここで、元色
空間あるいは表示色空間から記録色空間への色変換処理
は、特開平6−339016に記載の自動色再現域変換
方法に従って構築することができるが、その他の手法も
利用できる。色空間選択手段15は、元色空間メモリ1
02あるいは表示色空間メモリ104に記録された色情
報を選択し、色変換処理手段14に入力する。ここで、
どちらの色情報を選択するかは、カラー画像ファイル5
1がカラー画像表示色補正処理手段13によって色補正
処理された色補正画像データ信号55を出力する場合に
は、表示色空間メモリ104からの色情報を選択し、カ
ラー画像ファイル51の色補正処理が施されていない画
像データ信号54を出力する場合には、元色空間メモリ
102からの色情報を選択する。
ー画像処理アプリケーション150で読み込まれたカラ
ー画像ファイル51に対応する画像色情報ファイル52
を画像色情報読み込み手段8によって読み込み、得られ
た色情報を元色空間として元色空間メモリ102に記録
する。次に、デバイス色情報読み込み手段9は、オペレ
ーティングシステム151あるいはデバイスドライバ1
52からの指示を受けて、カラー画像表示装置200と
カラー画像記録装置201の色情報を、デバイス色情報
ファイルデータベース53から得て、カラー画像表示装
置200の色情報は表示色空間メモリ104に記録し、
カラー画像記録装置201の色情報は記録色空間メモリ
105に記録する。そして、カラー画像表示色補正処理
手段13は、カラー画像表示装置200にカラー画像フ
ァイル51を表示する際の元色空間から表示色空間への
式(5)に従った色補正処理を構築する。色変換処理手
段14は、カラー画像記録装置201にカラー画像ファ
イル51を出力する際の元色空間あるいは表示色空間か
ら記録色空間への色変換処理を構築する。ここで、元色
空間あるいは表示色空間から記録色空間への色変換処理
は、特開平6−339016に記載の自動色再現域変換
方法に従って構築することができるが、その他の手法も
利用できる。色空間選択手段15は、元色空間メモリ1
02あるいは表示色空間メモリ104に記録された色情
報を選択し、色変換処理手段14に入力する。ここで、
どちらの色情報を選択するかは、カラー画像ファイル5
1がカラー画像表示色補正処理手段13によって色補正
処理された色補正画像データ信号55を出力する場合に
は、表示色空間メモリ104からの色情報を選択し、カ
ラー画像ファイル51の色補正処理が施されていない画
像データ信号54を出力する場合には、元色空間メモリ
102からの色情報を選択する。
【0036】デバイスドライバ152は、色補正処理あ
るいは色変換処理が施されていない画像データ信号54
を、カラー画像表示装置200に表示する場合には、カ
ラー画像表示色補正処理手段13による色補正処理を施
した色補正画像データ信号55をカラー画像表示装置2
00に送る。また、デバイスドライバ152は、画像デ
ータ信号54あるいは色補正画像データ信号55をカラ
ー画像記録装置202に出力する場合には、色変換処理
手段14による色変換処理を施した色変換画像データ信
号56をカラー画像記録装置201に送る。
るいは色変換処理が施されていない画像データ信号54
を、カラー画像表示装置200に表示する場合には、カ
ラー画像表示色補正処理手段13による色補正処理を施
した色補正画像データ信号55をカラー画像表示装置2
00に送る。また、デバイスドライバ152は、画像デ
ータ信号54あるいは色補正画像データ信号55をカラ
ー画像記録装置202に出力する場合には、色変換処理
手段14による色変換処理を施した色変換画像データ信
号56をカラー画像記録装置201に送る。
【0037】最後に、カラー画像処理アプリケーション
150が、カラー画像ファイルを保存する場合、色管理
システム17は、そのカラー画像ファイルに対応する画
像色情報ファイルを更新あるいは新規作成する。色管理
システム17中の画像色情報ファイル記述手段19は、
保存するカラー画像に最適な色情報を、元色空間メモリ
102、表示色色空間メモリ104、記録色空間105
から選択し、画像色情報ファイル52の内容を更新す
る。ここで、もともと画像色情報ファイルが存在しなか
った場合には、新たに画像色情報ファイル52を作成す
る。
150が、カラー画像ファイルを保存する場合、色管理
システム17は、そのカラー画像ファイルに対応する画
像色情報ファイルを更新あるいは新規作成する。色管理
システム17中の画像色情報ファイル記述手段19は、
保存するカラー画像に最適な色情報を、元色空間メモリ
102、表示色色空間メモリ104、記録色空間105
から選択し、画像色情報ファイル52の内容を更新す
る。ここで、もともと画像色情報ファイルが存在しなか
った場合には、新たに画像色情報ファイル52を作成す
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の方法およびシステムにより、全
ての画像フォーマットに対応した色管理が実現できる。
各カラー画像毎に色情報ファイルを作成するので既存の
画像フォーマットの変更を必要とせず、さらに、現在広
く用いられている各画像フォーマットの画像ロード/セ
ーブユーティリティと、既存のカラー画像アプリケーシ
ョンを変更することなく全てのカラー画像について正確
な色管理が実現できる。
ての画像フォーマットに対応した色管理が実現できる。
各カラー画像毎に色情報ファイルを作成するので既存の
画像フォーマットの変更を必要とせず、さらに、現在広
く用いられている各画像フォーマットの画像ロード/セ
ーブユーティリティと、既存のカラー画像アプリケーシ
ョンを変更することなく全てのカラー画像について正確
な色管理が実現できる。
【図1】色管理システムの一実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】色管理システムの一実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】ICCプロファイルを示す説明図である。
【図4】RGB空間とCMYK空間を接続するプロファ
イル接続空間(PCS)を示す説明図である。
イル接続空間(PCS)を示す説明図である。
【図5】画像色情報ファイルを示す説明図である。
【図6】(a)RGB表色系のカラー画像表示装置のガ
ンマ特性曲線を示す説明図である。(b)RGB表色系
のカラー画像に施すガンマ補正曲線を示す説明図であ
る。
ンマ特性曲線を示す説明図である。(b)RGB表色系
のカラー画像に施すガンマ補正曲線を示す説明図であ
る。
1 コンピュータ 2 カラー画像システム 3 色管理システム 4 画像データ読み込み手段 5 デバイス色情報ファイル選択手段 6 画像表示手段 7 画像処理手段 8 画像色情報読み込み手段 9 デバイス色情報読み込み手段 10 フロー制御手段 11 色補正処理作成手段 12 色補正処理手段 13 カラー画像表示色補正処理手段 14 色変換処理手段 15 色空間選択手段 16 コンピュータシステム 17 色管理システム 18 システム色空間 19 画像色情報ファイル記述手段 50 デバイス色情報ファイル 51 カラー画像ファイル 52 画像色情報ファイル 53 デバイス色情報ファイルデータベース 54 画像データ信号 55 色補正画像データ信号 56 色変換画像データ信号 100 画像メモリ 101 表示用画像バッファ 102 元色空間メモリ 103 目的色空間メモリ 104 表示色空間メモリ 105 記録色空間メモリ 150 カラー画像処理アプリケーション 151 オペレーティングシステム 152 デバイスドライバ 200 カラー画像表示装置 201 カラー画像記録装置
Claims (4)
- 【請求項1】色再現特性の異なる複数のカラー画像装置
間でカラー画像の色再現を行う色管理方法において、 任意フォーマットのカラー画像ファイル毎に対応づけら
れた、カラー画像の色とガンマ補正に関する情報が記述
された画像色情報ファイルからカラー画像の元色空間を
求め、 前記複数のカラー画像装置の色特性が記述されたデバイ
ス色情報ファイルから目的色空間を求め、 前記元色空間から前記目的色空間への色補正処理又は色
変換処理を行うことを特徴とする色管理方法。 - 【請求項2】カラー画像入力装置とカラー画像表示装置
とカラー画像記録装置の色再現特性の異なるカラー画像
装置間でカラー画像の色再現を実現する色管理システム
と、前記色管理システムを用いるカラー画像システムに
おいて、任意のフォーマットのカラー画像について前記
カラー画像の色とガンマ補正に関する情報を記述した画
像色情報ファイルと、前記カラー画像入力装置と前記カ
ラー画像表示装置と前記カラー画像記録装置の色特性が
記述されたデバイス色情報ファイルが存在し、前記画像
色情報ファイルのファイル名が前記カラー画像のファイ
ル名と関連することにより検索できる仕組みを持ち、前
記カラー画像システムが前記カラー画像の画像データを
読み込み、前記色管理システムが、前記カラー画像に対
応する前記画像色情報ファイルを読み込み、前記画像色
情報ファイルから得られる色空間を前記カラー画像の元
色空間として色管理システムに記憶し、前記画像色情報
ファイルが無い場合には、前記色管理システムが有する
システム色空間を元色空間として色管理システムに記憶
し、前記カラー画像を出力する前記カラー画像出力装置
あるいは前記カラー画像記憶装置の前記デバイス色情報
ファイルから得られる色空間を、目的色空間として色管
理システムに記憶し、前記元色空間から前記目的色空間
への色補正処理あるいは色変換処理を構築し、前記カラ
ー画像の画像データに対し、前記色補正処理あるいは前
記色変換処理を施すことを特徴とする色管理方法。 - 【請求項3】カラー画像入力装置とカラー画像表示装置
とカラー画像記録装置の色再現特性の異なるカラー画像
装置間で、カラー画像の色再現を実現する色管理システ
ムであって、任意のフォーマットのカラー画像の色とガ
ンマ補正に関する情報を記述した画像色情報ファイル
と、前記カラー画像入力装置と前記カラー画像表示装置
と前記カラー画像記録装置の色特性を規定するデバイス
色情報ファイルと、前記画像色情報ファイルのファイル
名が前記カラー画像のファイル名と関連することにより
検索できる仕組みと、前記カラー画像に対応する前記画
像色情報ファイルを読み込む画像色情報ファイル読み込
み手段と、前記画像色情報ファイルから得られた色空間
を前記カラー画像の元色空間として記憶する元色空間メ
モリと、前記画像色情報ファイルが無い場合、前記カラ
ー画像の元色空間として利用するシステム色空間と、前
記カラー画像を出力する前記カラー画像出力装置あるい
は前記カラー画像記憶装置の前記デバイス色情報ファイ
ルを読み込むためのデバイス色情報ファイル読み込み手
段と、前記デバイス色情報ファイルから得られた色空間
を、目的色空間として記憶する目的色空間メモリと、前
記元色空間から前記目的色空間への色信号変換処理を構
築する色信号変換手段とを具備し、前記カラー画像の色
信号に対し、前記色信号変換手段における色補正処理あ
るいは色変換処理を施すことを特徴とする色管理システ
ム。 - 【請求項4】請求項3記載の色管理システムにおいて、
前記色管理システムを用いるカラー画像システムが、前
記色管理システムによる色変換処理を施したカラー画像
を保存する際、前記カラー画像に対応する画像色情報フ
ァイルを新規作成あるいは情報更新する画像色情報ファ
イル記述手段を有することを特徴とする色管理システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07301001A JP3134744B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | カラー画像システムにおける色管理方法およびシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07301001A JP3134744B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | カラー画像システムにおける色管理方法およびシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149275A true JPH09149275A (ja) | 1997-06-06 |
JP3134744B2 JP3134744B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17891642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07301001A Expired - Fee Related JP3134744B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | カラー画像システムにおける色管理方法およびシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134744B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018029373A (ja) * | 2011-05-27 | 2018-02-22 | ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション | 様々なレベルのメタデータを含む色管理を制御するスケーラブルシステム |
CN111080745A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-04-28 | 福建天泉教育科技有限公司 | 一种PowerPoint中图片重新着色的方法及终端 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP07301001A patent/JP3134744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018029373A (ja) * | 2011-05-27 | 2018-02-22 | ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション | 様々なレベルのメタデータを含む色管理を制御するスケーラブルシステム |
US11218709B2 (en) | 2011-05-27 | 2022-01-04 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Scalable systems for controlling color management comprising varying levels of metadata |
US11736703B2 (en) | 2011-05-27 | 2023-08-22 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Scalable systems for controlling color management comprising varying levels of metadata |
US11917171B2 (en) | 2011-05-27 | 2024-02-27 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Scalable systems for controlling color management comprising varying levels of metadata |
US12081778B2 (en) | 2011-05-27 | 2024-09-03 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Scalable systems for controlling color management comprising varying levels of metadata |
CN111080745A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-04-28 | 福建天泉教育科技有限公司 | 一种PowerPoint中图片重新着色的方法及终端 |
CN111080745B (zh) * | 2019-11-18 | 2023-04-28 | 福建天泉教育科技有限公司 | 一种PowerPoint中图片重新着色的方法及终端 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3134744B2 (ja) | 2001-02-13 |
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