JPH09146618A - 数値制御装置のリミットチェック方式 - Google Patents

数値制御装置のリミットチェック方式

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JPH09146618A
JPH09146618A JP7298590A JP29859095A JPH09146618A JP H09146618 A JPH09146618 A JP H09146618A JP 7298590 A JP7298590 A JP 7298590A JP 29859095 A JP29859095 A JP 29859095A JP H09146618 A JPH09146618 A JP H09146618A
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limit check
movable area
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JP7298590A
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English (en)
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Toshiaki Otsuki
俊明 大槻
Haruhiko Kozai
治彦 香西
Soichiro Ide
聡一郎 井出
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Fanuc Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な形状の可動領域を指定できるようにす
る。 【解決手段】 可動領域指定手段1は、工作機械の2つ
の移動軸を含む平面内の任意の可動領域を指定する。関
係式作成手段2は、可動領域を含む2つの移動軸(X
軸、Y軸)の座標値を変数として、可動領域を定義する
関係式を作成する。パルス分配手段3は、移動指令に従
ってパルス分配量を演算する。工具位置演算手段4は、
パルス分配後の工具位置C(x,y)を算出する。リミ
ット判断手段5は、工具位置のX軸座標値xとY軸座標
値yとを、関係式作成手段2で作成された関係式に代入
することにより、工具位置が可動範囲内にあるか否かを
判断する。アラーム処理手段6は、工具位置が可動範囲
内にないと判断された場合にはアラーム処理を行う。こ
れにより、複雑な可動領域の指定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工具の可動範囲を限
定する数値制御装置のリミットチェック方式に関し、特
に自由な形状の領域を指定して可動範囲を限定する数値
制御装置のリミットチェック方式に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械では、安全性の意味から各
軸の移動範囲を規定し、これを越えた場合にはアラーム
状態として機械を停止させるのが一般的である。多くの
場合には、各軸の移動範囲の指定はパラメータにより設
定されている。そして、この移動範囲を任意に変更した
い場合には、パラメータの値を変更する。これにより、
各軸ごとの可動範囲を任意に設定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のような
パラメータによる可動範囲の設定は各軸で個別に行われ
るため、自由な形状を指定することができないという問
題点があった。例えば、機械の移動軸が互いに直行する
3つの軸である場合、直方体の領域でしか可動範囲を指
定することができない。
【0004】従って、ワークの形状等に沿った複雑な領
域の設定を行うことができない。その結果、ワーク加工
中に手動介入等の操作を行うと、誤操作により仕上げ形
状よりも削りすぎてしまいそのワークを不良品にしてし
まう可能性があった。特にワークが高価な場合には、こ
の不良品の発生が加工コストの面で大きな問題となる。
【0005】また、誤操作を行いワークを削りすぎてし
まうと、別のワークを用意して、最初の手順から加工を
やりなおさなければならず、生産性の低下を招いてしま
う。本発明はこのような点に鑑みてなされたものであ
り、可動範囲を限定する際に、複雑な形状の可動領域を
指定することのできる数値制御装置のリミットチェック
方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、工具の可動範囲を限定する数値制御装置
のリミットチェック方式において、2つの移動軸を含む
平面内の任意の可動領域を指定する可動領域指定手段
と、前記可動領域を定義する関係式を、各移動軸の座標
値を変数として作成する関係式作成手段と、移動指令に
従ってパルス分配量を演算するパルス分配手段と、前記
パルス分配後の工具位置を算出する工具位置算出手段
と、前記工具位置と前記関係式とを対比することによ
り、前記工具位置が可動領域内にあるか否かを判断する
リミット判断手段と、前記工具位置が可動領域内にない
と判断された場合にアラーム処理を行うアラーム処理手
段と、を有することを特徴とする数値制御装置のリミッ
トチェック方式が提供される。
【0007】この数値制御装置のリミットチェック方式
によれば、可動領域指定手段により2つの移動軸を含む
平面内の任意の可動領域が指定されると、関係式作成手
段は、各移動軸の座標値を変数として、可動領域を定義
する関係式を作成する。パルス分配手段は移動指令に従
ってパルス分配量を演算し、それに基づき、工具位置算
出手段がパルス分配後の工具位置を算出する。そして、
リミット判断手段は、工具位置と関係式とを対比するこ
とにより、工具位置が可動領域内にあるか否かを判断
し、工具位置が可動領域内にないと判断された場合に
は、アラーム処理手段がアラーム処理を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の数値制御装置のリ
ミットチェック方式の概略構成を示すブロック図であ
る。可動領域指定手段1は、工作機械の2つの移動軸を
含む平面(図中、X−Y平面)内の任意の可動領域を指
定する。
【0009】関係式作成手段2は、可動領域を含む2つ
の移動軸(X軸、Y軸)の座標値を変数として、可動領
域を定義する関係式を作成する。この関係式は、例え
ば、X軸の可動範囲を複数のブロック(a<x≦b、・
・・)に分け、各ブロックごとのY軸の可動範囲の上限
と下限をxの関数(f1(x)<y≦f2(x)、・・・)で表
すことができる。
【0010】パルス分配手段3は、移動指令に従ってパ
ルス分配量を演算する。工具位置演算手段4は、パルス
分配後の工具位置C(x,y)を算出する。リミット判
断手段5は、工具位置のX軸座標値xとY軸座標値yと
を、関係式作成手段2で作成された関係式に代入するこ
とにより、工具位置が可動範囲内にあるか否かを判断す
る。アラーム処理手段6は、工具位置が可動範囲内にな
いと判断された場合にはアラーム処理を行う。
【0011】このようにして、複雑な形状の可動領域が
指定されても、その形状を示す関係式が作成され、その
可動領域を対象としたリミットチェックが可能となる。
以上のような構成は、上記各機能に対応するソフトウェ
アを、一般的なハードウェア構成のCNCに組み込むこ
とにより実現することができる。図2は本発明を実施す
るためのハードウェアの概略構成を示す図である。図に
おいて、数値制御装置(CNC)20は基本スロット3
0と拡張スロット40とから構成されている。
【0012】基本スロット30のプロセッサ(CPU)
31は、数値制御装置20の基本機能を制御する。読み
取り専用記憶装置(ROM)32にはシステム制御用プ
ログラムが格納されている。ランダムアクセスメモリ
(RAM)33には加工プログラムや、加工物の形状デ
ータなどが格納されている。表示装置37には、CRT
や液晶表示装置が使用され、標準メッセージや任意メッ
セージが表示される。ビデオRAM36には、表示装置
37に表示するための画像データが格納されている。操
作キー38は各種データや指令の入力に使用する。バッ
テリ35によってバックアップされた不揮発性RAM3
4には長期間保存が必要な各種パラメータ等を格納して
いる。
【0013】拡張スロット40の各スロット位置には、
プログラマブルマシンコントローラ(PMC)41、軸
制御回路42、43、44、及び通信制御回路等のプリ
ント板45、46が挿入されている。このプリント板4
5、46の例としては、外部との通信を高速に行うリモ
ートバッファや、米電子工業会(EIA)が定めたデー
タ交換のためのインターフェース規格であるRS−23
2Cのインターフェースなどがある。
【0014】PMC41は、ラダー形式で形成されたシ
ーケンスプログラムで機械側を制御する。このPMC4
1には入出力回路(I/O)51が接続され、更には入
出力回路51に強電盤61aあるいは操作盤61bを含
む機械制御回路61が接続されている。軸制御回路4
2、43、44には、それぞれサーボアンプ52、5
3、54が接続され、サーボモータ62、63、64を
駆動する。プリント板45には、手動ハンドル55が接
続されている。手動ハンドル55が回転されると、その
回転に応じた移動指令パルスが出力され、この移動指令
パルスの分だけ機械軸が移動する。
【0015】次に、このようなハードウェアの構成のC
NCによりリミットチェックを行う場合について、具体
的な可動領域を用いて説明する。図3は可動領域の例を
示す図である。この可動領域10は6つの境界線11〜
16で囲まれた内部の領域である。境界線11は点P1
(100 0)と点P2 (0 50)とを結ぶ直線であ
る。境界線12は点P2 (0 50)と点P3 (0 1
00)とを結ぶ直線である。境界線13は点P3 (0
100)と点P4 (−100 0)とを結ぶ直線であ
る。境界線14は点P4 (−100 0)と点P5 (0
−100)とを結ぶ半径「100」の円弧である。境
界線15は点P5 (0 −100)と点P 6 (100
−100)とを結ぶ直線である。境界線16は点P
6 (100 −100)と点P1 (100 0)とを結
ぶ直線である。
【0016】ここで、可動領域を設定するために、まず
可動領域の境界線を定義する。境界線を定義する手段と
して、例えば、加工プログラムと同様にGコードを用い
て指定することができる。図4は可動領域設定プログラ
ムを示す図である。なお、このプログラムの番号は「O
7000」である。
【0017】シーケンスナンバーN010のブロックは
境界線11の始点の位置(X100. Y0.)を示し
ている。シーケンスナンバーN020は境界線11が直
線(G01)であることと、及びその終点の位置(X
0. Y50.)を示している。シーケンスナンバーN
030のブロックは、境界線12が直線(G01)であ
ること、及びその終点の位置(Y100.)を示してい
る。シーケンスナンバーN040のブロックは、境界線
13が直線(G01)であることと、及びその終点の位
置(X−100. Y0.)を示している。シーケンス
ナンバーN050のブロックは、境界線14が円弧(G
03)であることと、その円弧の半径(R100.)、
及びその終点の位置(X0. Y−100.)を示して
いる。シーケンスナンバーN060のブロックは、境界
線15が直線(G01)であることと、及びその終点の
位置(X100.)を示している。シーケンスナンバー
N070のブロックは、境界線16が直線(G01)で
あることと、及びその終点の位置(Y0.)を示してい
る。そして、シーケンスナンバーN080のブロック
で、境界線の定義が終了したこと(M02)を示してい
る。
【0018】このような可動領域設定プログラムを複数
用意しておく。そして、実際にリミットチェックを行い
ながら加工を行う際には、どの可動領域設定プログラム
を使用するのかを指定する。さらに、定義された境界線
の内側を可動領域とするのか、外側を可動領域とするの
かを指定する。
【0019】図5は可動領域設定指令を含むプログラム
の例を示す図である。このプログラムの番号は「O10
00」である。この例では、「M200」を可動領域指
令コード、「P・・・」を可動領域設定プログラム番
号、「Q・」を平面指定コード、「R・」を内側/外側
指定コードとしている。ここで、可動領域指令コード
は、リミットチェックの有効/無効のモードの切り換え
指令である。平面指定コードは、「Q0」をX−Y平
面、「Q1」をY−Z平面、「Q2」をZ−X平面とす
る。また、内側/外側指定コードは、「R0」を内側、
「R1」を外側とする。
【0020】シーケンスナンバーN010のブロック
は、アブソリュートディメンション(G90)で中間点
(X100. Y200. Z50)を指定し、リファ
レンス点への自動復帰(G28)を指令している。シー
ケンスナンバーN100のブロックは、X−Y平面(Q
0)において、プログラム番号「O7000」で定義さ
れた境界線の内側(R0)を可動領域とした可動領域設
定指令(M200)である。シーケンスナンバーN20
0のブロックは、可動領域解除指令(M200)であ
る。シーケンスナンバーN300のブロックは、プログ
ラムの終了指令である。
【0021】このプログラムのシーケンスナンバーN2
00からN300までの間においてリミットチェックが
実行される。リミットチェックを行う際には、可動領域
を定義する関係式が作成される。その為、以下のような
手順で可動領域の解析及び関係式の作成が行われる。
【0022】まず、平面第1軸(この例ではX軸)の可
動範囲を求める。この例では
【0023】
【数1】−100≦X≦100 ・・・(1) となる。
【0024】次に、可動領域設定プログラムの指令ブロ
ックごとに、求められた可動範囲の平面第1軸をブロッ
ク化する。これにより、式(1)は以下の3つのブロッ
クに分けられる。第1ブロック
【0025】
【数2】−100≦X<0 ・・・(2) 第2ブロック
【0026】
【数3】X=0 ・・・(3) 第3ブロック
【0027】
【数4】0<X≦100 ・・・(4) 次に、各ブロックごとに平面第2軸(Y軸)の境界値を
示す以下のような関係式が作成される。
【0028】第1ブロック(式2)においては、 境界1:
【0029】
【数5】y=x+100 ・・・(5) 境界2:
【0030】
【数6】y=−(1002 −x2 1/2・・・(6) 第2ブロック(式3)においては、 境界1:
【0031】
【数7】y=100 ・・・(7) 境界2:
【0032】
【数8】y=−100 ・・・(8) 第3ブロック(式4)においては、 境界1:
【0033】
【数9】y=−0.5x+50 ・・・(9) 境界2:
【0034】
【数10】 y=−100 ・・・(10) リミットチェックを行う時には、これらの関係式とパル
ス分配後の工具位置のX軸とY軸との座標値とを対比す
ることにより、可動領域の内部であるか外部であるかが
判断される。つまり、この例では境界線の内側の領域が
可動領域であるため、まず、X軸の値が式(1)の条件
を満たしているか否かを判断し、式(1)の条件を満た
していなければ可動領域を外れることを検出し、式
(1)の条件を満たている場合にには、X軸の値に対す
るY軸の値を式(2)〜式(10)と対比する。
【0035】X軸の値に対するY軸の値が、各ブロック
の境界1よりも小さく、かつ境界2よりも大きければ、
分配後の位置が可動領域内であることが分かる。逆に、
境界1以上であるか、あるいは境界2以下であれば、可
動領域を外れることが検出される。
【0036】この可動領域のリミットチェックは可動領
域解除が指令されるまで行われる。なお、このリミット
チェックは分配周期ごとに行う。つまり、分配実行前に
分配後の位置を予測し、分配後の位置が可動領域外にな
る場合にはその分配を行わずに軸移動を停止してアラー
ム状態とする。
【0037】以上説明したような処理がCNC内で行わ
れる。そこで、CNCのプロセッサが実行する処理手順
をフローチャートを用いて説明する。図6は軸移動処理
のフローチャートである。 〔S1〕可動領域設定指令があるか否かを判断する。可
動領域設定指令があればステップ2(S2)に進み、な
ければステップ7(S7)に進む。 〔S2〕可動領域設定プログラムを読み込む。 〔S3〕可動領域の解析を行い、可動領域のリミットチ
ェックを行うための関係式を作成する。 〔S4〕リミットチェックを行いながら移動指令を分配
する。 〔S5〕すべての移動が終了したかどうかを判断する。
移動が終了していれば加工を終了し、移動が終了してい
なければステップ6(S6)に進む。 〔S6〕可動領域解除指令があるか否かを判断し、指令
があればステップ1(S1)に進み、指令がなければス
テップ4(S4)に進む。 〔S7〕リミットチェックを行わず移動指令を分配す
る。 〔S8〕すべての移動が終了したかどうかを判断する。
移動が終了していなければステップ1(S1)に進み、
移動が終了していれば加工を終了する。
【0038】図7は可動領域の解析処理(S3)の詳細
を示すフローチャートである。 〔S31〕可動領域指令より、「指定平面」と「内側/
外側指定」の情報を得る。 〔S32〕可動領域設定プログラムより平面第1軸の可
動領域を解析する。 〔S33〕平面第1軸を可動領域設定プログラムに従い
ブロック化する。 〔S34〕第1軸の各ブロックにおける第1軸と第2軸
との関係式を作成する。
【0039】図8はリミットチェックをともなう分配処
理(S4)の詳細を示すフローチャートである。 〔S41〕分配周期の間に各移動軸に対して出力すべき
分配量を計算する。 〔S42〕分配後に工具位置が到達する位置を算出し、
位置情報を作成する。 〔S43〕分配後の工具位置の平面第1軸が可動範囲内
にあるか否かを判断し、可動範囲内にあればステップ4
4(S44)に進み、可動範囲外であればステップ47
(S47)に進む。 〔S44〕分配後の工具位置の平面第2軸が可動範囲内
にあるか否かを、第1軸のとの関係式に基づいて判断
し、可動範囲内にあればステップ45(S45)に進
み、可動範囲外であればステップ47(S47)に進
む。 〔S45〕ステップ41(S41)で算出された分配量
を各移動軸に対して分配する。 〔S46〕移動指令で指令された移動の分配が終了した
か否かを判断し、分配が終了していなければステップ4
1(S41)に進み、分配が終了していれば分配処理を
終了する。 〔S47〕軸移動を停止してアラーム状態とし、加工処
理を終了する。
【0040】以上にようにして、自由な形状の領域を可
動領域として設定することが可能となる。このような機
能を有するCNCに、例えばワークの仕上げ形状にそっ
た可動領域を設定すると、プログラミング時のミスや手
動介入操作時の誤操作によりワークを切りすぎてしまう
ような事態を防止することができる。この結果、不良ワ
ークの発生率が低下し製造コストが低減される。これに
ともない、不良ワークの発生によって加工を最初の手順
からやりなおすような作業が減少し、生産性の向上にも
つながる。
【0041】また、可動領域指定プログラムを、加工プ
ログラムと同じようなGコードを用いたフォーマットで
作成できるため、加工プログラムに慣れているCNCの
ユーザは非常に容易に可動領域指定プログラムを作成す
ることができる。しかも、ワークの仕上げ形状にそった
可動領域を設定する場合には、ワークの仕上げ加工用の
加工プログラムとほぼ同じ内容で可動領域指定プログラ
ムが作成できるため、プログラミングかかる手間は非常
に少ない。
【0042】なお、上記の例では1つの平面(X−Y)
についての可動領域設定について説明したが、同時にY
−Z平面やZ−X平面の可動領域を指定することも可能
である。複数の平面の可動領域を同時に指定することに
より、3次元空間での可動領域の指定も可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、2つ
の移動軸を含む平面内の任意の可動領域を指定し、各移
動軸の座標値を変数として可動領域を定義する関係式を
作成しておき、軸移動の際には、パルス分配後の工具位
置と関係式とを対比することにより、工具位置が可動領
域内にあるか否かを判断し、工具位置が可動領域内にな
いと判断された場合にはアラーム処理を行うようにした
ため、複雑な可動領域を指定したリミットチェックが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御装置のリミットチェック方式
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施するためのハードウェアの概略構
成を示す図である。
【図3】可動領域の例を示す図である。
【図4】可動領域設定プログラムを示す図である。
【図5】可動領域設定指令を含むプログラムの例を示す
図である。
【図6】軸移動処理のフローチャートである。
【図7】可動領域の解析処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図8】リミットチェックをともなう分配処理の詳細を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 可動領域指定手段 2 関係式作成手段 3 パルス分配手段 4 工具位置演算手段 5 リミット判断手段 6 アラーム処理手段 10 可動領域 11〜16 境界線 20 CNC 30 基本スロット 40 拡張スロット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具の可動範囲を限定する数値制御装置
    のリミットチェック方式において、 2つの移動軸を含む平面内の任意の可動領域を指定する
    可動領域指定手段と、 前記可動領域を定義する関係式を、各移動軸の座標値を
    変数として作成する関係式作成手段と、 移動指令に従ってパルス分配量を演算するパルス分配手
    段と、 前記パルス分配後の工具位置を算出する工具位置算出手
    段と、 前記工具位置と前記関係式とを対比することにより、前
    記工具位置が可動領域内にあるか否かを判断するリミッ
    ト判断手段と、 前記工具位置が可動領域内にないと判断された場合にア
    ラーム処理を行うアラーム処理手段と、 を有することを特徴とする数値制御装置のリミットチェ
    ック方式。
  2. 【請求項2】 前記関係式作成手段は、一方の移動軸の
    可動範囲を複数のブロックに分割し、各ブロックごとの
    他方の移動軸の可動範囲を演算することにより、前記可
    動領域を定義する関係式を作成することを特徴とする請
    求項1記載の数値制御装置のリミットチェック方式。
  3. 【請求項3】 前記可動領域指定手段は、加工プログラ
    ムにおける移動指令と同様の指令コードを用いて、前記
    可動領域を指定することを特徴とする請求項1記載の数
    値制御装置のリミットチェック方式。
  4. 【請求項4】 前記リミット判断手段は、加工プログラ
    ム内の可動領域設定指令と可動領域解除指令との間にあ
    る移動指令に対して、前記工具位置が可動領域内にある
    か否かの判断をおこなうことを特徴とする請求項1記載
    の数値制御装置のリミットチェック方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011111088A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 三菱電機株式会社 数値制御装置及び数値制御装置の制御方法
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