JPH09127389A - 光ファイバアレーの組立方法 - Google Patents

光ファイバアレーの組立方法

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JPH09127389A
JPH09127389A JP7286051A JP28605195A JPH09127389A JP H09127389 A JPH09127389 A JP H09127389A JP 7286051 A JP7286051 A JP 7286051A JP 28605195 A JP28605195 A JP 28605195A JP H09127389 A JPH09127389 A JP H09127389A
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Akio Enomoto
明夫 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバを狭い間隔で光ファイバアレーに並
べ、その偏波保存面を回転調整する。 【解決手段】光ファイバガイド溝を利用し、狭い間隔で
光ファイバアレーに並べ、対向する上挟板と下挟板とか
らなる治具を用い、偏波面保存光ファイバを上挟板と下
挟板で挟持し、上挟板と前記下挟板とを前記偏波面保存
光ファイバの長手方向に対して直角方向で、かつ相互に
反対方向に同一距離スライドさせ、偏波面保存光ファイ
バの偏波保存面を所定の角度にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い間隔で並んだ
偏波面保存光ファイバを有する光ファイバアレーの組立
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】偏波面保存光ファイバは、光ファイバジ
ャイロスコープ、光ファイバ干渉計の導波路などの計測
用として、あるいはコヒーレント通信用または光集積回
路の伝送路用として使用されている。図12は偏波面保
存光ファイバの一例の断面を示す図である。図12にお
いて、偏波面保存光ファイバ(15)は、中心部の楕円
形状のコア(84)とその周囲のクラッド等(83)と
から構成され、コア(84)の楕円形状の長軸と短軸に
沿って偏波保存面(82)が存在する。そして、偏波保
存面(82)にあわせて偏光を入射すると、偏光が保持
される性質を有している。
【0003】この偏波面保存光ファイバ(15)は、そ
の断面構造より決定される偏波保存面(82)を有して
いるため、例えば偏波面保存光ファイバ(15)を接続
する場合、接続すべき偏波面保存光ファイバ(15)の
両断面における偏波保存面(82)を一致させる必要が
ある。そのため、偏波面保存光ファイバ(15)を光フ
ァイバアレー(16)により接続しようとする場合は、
偏波面保存光ファイバ(15)を光ファイバアレー(1
6)にセットした際の偏波保存面(82)を所定の基準
値に一致させて設定しておく必要があり、偏波保存面
(82)を計測する必要がある。
【0004】図13は偏波面保存光ファイバの偏波保存
面を計測する方法の一例を説明するための図である。図
13において、(91)は光源、(92)は偏光子、
(15)は測定すべき偏波面保存光ファイバ、(94)
は検光子、(95)は光センサ、(96)は光パワーメ
ータである。上述した構成の装置において、偏光子(9
2)を通過した偏光が偏波面保存光ファイバ(15)の
偏波保存面にあうように偏光を入射した状態で、検光子
(94)を回転させて光パワーメータ(96)の出力が
最大となる位置を偏波保存面として求める。そして、光
ファイバアレーとして組み立てる場合は、求めた偏波保
存面が基準となる面、例えば水平面と一致するよう偏波
面保存光ファイバ(15)の端面を回転させて固定して
いる。
【0005】光ファイバジャイロスコープ等では偏波面
保存光ファイバが2芯の光ファイバアレーの一方の光フ
ァイバとして引き出され、光ファイバコイルを形成し、
他の芯として光ファイバアレーに戻る。しかしながら、
上述した従来の偏波保存面の計測方法では、光ファイバ
の両端面が離れていることが必要であり、本発明が対象
としている光ファイバアレー上に光ファイバの両端面が
近接している場合には不可能であった。したがって、光
ファイバアレー上の2芯の光ファイバを別々に従来の偏
波保存面の計測方法を用いて計測し、光ファイバアレー
上の2本の光ファイバを所定の基準値に一致させた後、
それらの光ファイバの他端同士を融着して光ファイバコ
イルを形成していた。上記光ファイバの他端同士を融着
する際にも、それらの光ファイバの偏波保存面を一致さ
せることが必要であり、光ファイバの偏波保存面を精度
よく一致させた状態で融着することは困難であった。な
お、光ファイバの融着は、放電により光ファイバの先端
を溶かし接続する。この場合、偏波保存面(82)の不
一致の原因となる光ファイバの曲がり及びねじれ癖を取
り、接着力の低下の原因となる汚れを取ることが必要と
なる。また、良好な融着条件の設定が必要である。
【0006】また、光ファイバの回転は、光ファイバを
光ファイバ回転ホルダで把持し、光ファイバアレーの固
定用溝に装着し、偏波保存面を調整し、そこに熱硬化性
接着剤を滴下し、その上に光ファイバアレーの蓋を載
せ、接着剤硬化をする方法により行われていた。
【0007】従来、光ファイバを近接用ファイバホルダ
に真空吸着して、狭ピッチ光ファイバアレーの基板の固
定用溝の上方より顕微鏡又は拡大鏡を使って装着してい
た。この方法で250μmピッチで光ファイバを並べて
装着するとき、光ファイバを光ファイバアレーの基板の
固定用溝に対し平行に降ろす必要があり、さらに、多く
の場合、光ファイバの先端を直接ピンセット等で固定用
溝に対する光ファイバの位置を微調整する必要があり、
作業者の熟練を要し、かつ多くの工数がかかっていた。
【0008】偏波面保存光ファイバの回転には、従来、
光ファイバジャケット部を磁力方式により固定し、光フ
ァイバクラッド部をバキュームにより固定し、光ファイ
バジャケット部をステッピングモータにて回転させ、バ
キュームに吸着されている光ファイバクラッド部も回転
させるファイバ回転ホルダが用いられていた。しかし、
上記ファイバ回転ホルダを2個並設し、平行に配置され
た2本の偏波面保存光ファイバを回転させる場合、上記
ファイバ回転ホルダのピッチが最小でも40mmとな
る。したがって、必要とする光ファイバの間隔が40m
m以下の場合、上記並設されたファイバ回転ホルダに、
光ファイバを湾曲させ前述のように光ファイバジャケッ
ト部を磁力方式により固定し、図14に示すように前記
ファイバ回転ホルダをハの字に並べることにより対応す
ることになる。必要とする光ファイバの間隔より10m
m以上湾曲させた広い部分の光ファイバジャケット部を
回転させることにより、光ファイバの先端まで安定に回
転させることは困難であった。これは、光ファイバの湾
曲が大きすぎるため回転力が十分伝わらないことによ
る。
【0009】また、偏波保存面を調整した後、熱硬化性
接着剤を滴下し、その上に光ファイ1アレーの蓋を載
せ、接着剤硬化をするため、光ファイバが回転してしま
い偏波保存面がずれることがある。さらに、光ファイバ
を光ファイバアレーの固定用溝に装着した状態で熱硬化
性接着剤を滴下するため、熱硬化性接着剤の量が一定と
ならず、蓋を被せたとき、熱硬化性接着剤が多すぎた場
合には基板にはみ出し、熱硬化性接着剤が少なすぎた場
合には蓋を十分接着しないなど不具合が発生し、再調整
の工数、不良品の発生が問題となっていた。また、光フ
ァイバアレー基板、光ファイバおよび光ファイバアレー
の蓋の相互の接着形態の安定性にも問題を生じやすかっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を背景としてなされたものであって、その解決課題とす
るところは、光ファイバを上方からでなく、光ファイバ
ガイド溝又は光ファイバガイド孔に沿わせて横から簡便
に光ファイバをスライドさせることにより狭ピッチに先
端をそろえることができ最終的に光ファイバアレーの基
板の固定用溝に確実にセットすることができ、さらに、
生産性の向上を図る要求に応えるものである。
【0011】また、光ファイバコイルの両端が光ファイ
バアレーに並設されている偏波面保存光ファイバの光フ
ァイバコイルを形成したまま、光ファイバコイルの両端
の偏波保存面を計測する方法を見いだすことにより、生
産性を高め、融着部における光の接続損失をなくすこと
を目的とする。
【0012】また、狭い間隔で並んだ2本の偏波面保存
ファイバの回転調整を可能とする要求に応えるものであ
る。
【0013】さらに、熱硬化性接着剤の硬化をオフライ
ンで行うことができるようにし、組立装置の稼働効率の
向上を図るものである。
【0014】
【課題を解決する手段】かかる課題を解決するため、本
発明の光ファイバアレーの組立方法は、光ファイバを収
容し、位置決めするための固定用溝が形成されてなる基
板と、前記固定用溝に装着された偏波面保存光ファイバ
と、該光ファイバを覆う蓋とからなる光ファイバアレー
の組立方法において、前記固定用溝に前記光ファイバを
装着し、熱硬化性接着剤を配置し、該蓋を前記光ファイ
バが装着された前記基板上に載せ、前記基板上に載せら
れた前記蓋に圧力を加えることにより、前記光ファイ
バ、前記基板及び前記蓋との間隙に前記熱硬化性接着剤
を流動させ、前記蓋に加えた圧力を解除し、前記光ファ
イバの偏波保存面を計測し、前記光ファイバを回転させ
ることにより、偏波保存面を所定の角度に調整し、前記
蓋に圧力を加え、その状態で前記熱硬化性接着剤を硬化
することを特徴とするものである。また、光ファイバガ
イド機構を利用し、前記固定用溝に前記光ファイバを装
着するとともに、前記蓋の裏面に熱硬化性接着剤を塗布
し、該蓋を前記光ファイバが装着された前記基板上に載
せ、前記基板上に載せられた前記蓋に圧力を加えること
により、前記光ファイバ、前記基板及び前記蓋との間隙
に前記熱硬化性接着剤を流動させ、前記蓋に加えた圧力
を解除し、前記光ファイバの偏波保存面を計測し、前記
光ファイバを回転させることにより、偏波保存面を所定
の角度に調整し、前記蓋に圧力を加え、その状態で前記
熱硬化性接着剤を硬化することを特徴とするものであ
る。
【0015】本発明の偏波面保存光ファイバアレーの組
立方法は、熱硬化性接着剤を平面を有する蓋側に塗布す
るため、均一な量の滴触ができ、さらに、基板の固定用
溝に光ファイバガイド機構を利用し、光ファイバを装着
し、前記蓋を仮押さえし、光ファイバ、光ファイバアレ
ー基板及び光ファイバアレーの蓋との間隙に熱硬化性接
着剤を流動させた後、偏波保存面の回転調整をするた
め、偏波保存面は精度よく決まり、かつ、熱硬化性接着
剤の潤滑効果が生じ、スムーズな回転状態を得ることが
できる。
【0016】上記の発明に従う光ファイバガイド機構の
好ましい態様には次のものがある。第1の方法は、先端
の溝幅寸法が前記光ファイバの直径よりやや大きく、後
端の溝幅は広い平面漏斗形状である光ファイバガイド溝
と、該光ファイバガイド溝に対して前記光ファイバを吸
着するための少なくとも一個の真空吸着孔と、からなる
治具を用い、前記光ファイバの先端を前記治具の光ファ
イバガイド溝の後端の幅広側から装着し、前記真空吸着
孔を介して前記光ファイバの浮上を防止しつつ、前記光
ファイバの先端を前記光ファイバガイド溝に沿って前進
させる方法である。
【0017】先端の溝幅寸法は前記光ファイバの直径よ
りやや大きく、後端の溝幅は広い平面漏斗形状である光
ファイバガイド溝を利用し、光ファイバの先端を光ファ
イバガイド溝の幅の広い部分である漏斗形状の後端から
挿入できるため、最初の位置決めが極めて容易である。
また、位置決めした後、光ファイバを漏斗形状の先端に
向かって押してやれば光ファイバの先端は漏斗形状の光
ファイバガイド溝に沿って進み、光ファイバアレー基板
の固定用溝に確実に装着される。また、光ファイバガイ
ド溝に対して前記光ファイバを吸着するための少なくと
も一個の真空吸着孔を設けた治具を用いることにより、
光ファイバが真空吸着され、光ファイバを押し込む際
に、その浮上が防止され、スムーズな装着が可能とな
る。
【0018】また、第2の方法は、先端の孔径が前記光
ファイバの直径よりやや大きく、後端の孔が大きい漏斗
形状である光ファイバガイド孔が設けられている治具を
用い、前記光ファイバの先端を前記治具後端の漏斗形状
の口から挿入する方法である。
【0019】先端の孔径は前記光ファイバの直径よりや
や大きく、後端の孔径は広い漏斗形状である光ファイバ
ガイド孔を利用し、光ファイバの先端を光ファイバガイ
ド孔の広い部分である漏斗形状の後端から挿入できるた
め、最初の位置決めが極めて容易である。また、位置決
めした後、光ファイバを漏斗形状の先端に向かって押し
てやれば光ファイバの先端は漏斗形状のガイド孔に沿っ
て進み、光ファイバアレー基板の固定用溝に確実に装着
される。
【0020】なお、光ファイバアレーの基板を、載置す
る部分の光ファイバ挿入側が光ファイバ挿入側の反対側
より低くすることにより、光ファイバを挿入する際に、
光ファイバの先端が光ファイバアレーの基板の端面にあ
たることなくスムーズに行うことが可能となる。
【0021】また、上記の発明に従う偏波面保存光ファ
イバの偏波保存面の計測方法の好ましい態様には次のも
のがある。第1の方法は、図6に示すように、光ファイ
バコイルの両端が光ファイバアレーに並設されている偏
波面保存光ファイバの一端面に光源からの光を第1のレ
ンズを介して入射し、前記偏波面保存光ファイバの他端
から出射する光を第2のレンズを介して光検出器で光フ
ァイバの偏波保存面を計測する方法であって、光ファイ
バコイルの一端面に前記光源の像が略結像し、かつ前記
光源からの光が前記偏波面保存光ファイバの他端に入射
せず、さらに前記偏波面保存光ファイバの他端の像が前
記光検出器の受光面位置に略結像する光学系を用いる方
法である。また、第2の方法は、図7に示すように、前
記第1のレンズと前記第2のレンズとを一体とした方法
である。さらに、第3の方法は、前記第1のレンズ、前
記第2のレンズと前記光検出器との間にビームスプリッ
タを設け、前記光ファイバの他端から出射する光を前記
第2のレンズ、前記ビームスプリッタを介して前記光検
出器に入射し、前記光源からの光を前記ビームスプリッ
タの分岐方向から入射する方法である。
【0022】前記第2のレンズの焦点を精度良く光検出
器に合わせることにより、偏波保存面の測定精度を高め
ることができる。
【0023】光源の落射照明軸と、光ファイバの他端か
ら光検出器の撮像側光学系の光路の軸とを一致させない
ことにより、偏波面保存光ファイバの光入射端面に前記
照明を集光させ、かつ、前記偏波面保存光ファイバの観
察端面に前記落射照明が当たらないようにすることが可
能となる。このことにより、偏波面保存光ファイバの光
入射端面に多くの光量を入射することができ、偏波面保
存光ファイバの観察端面からは、光入射端面に入射され
た偏光のみが出射され、精度の高い測定が可能となる。
また、偏波保存面の計測は上記説明のCCD等でパター
ン認識する以外に、偏光フィルターとパワーメータの組
み合わせによっても可能である。
【0024】また、上記の発明に従う偏波面保存光ファ
イバの回転方法の好ましい態様は、光ファイバの位置を
変えることなく前記偏波保存面を所定の角度に回転調整
する方法であって、対向する上挟板と前記下挟板で光フ
ァイバを長手方向に対して直角方向に挟持し、前記上挟
板と前記下挟板とを前記偏波面保存光ファイバの長手方
向に対して直角方向で、かつ相互に反対方向に同一距離
スライドさせる方法である。
【0025】前記上挟板と前記下挟板を前記偏波面保存
光ファイバの長手方向に対して直角方向で、かつ相互に
反対方向に同一距離スライドさせる方法の好ましい態様
には次のものがある。第1の方法は、軸芯に対して互い
に相反する方向に同距離偏芯している第1の偏芯カムと
第2の偏芯カムとが前記上挟板と前記下挟板の間隔で備
えられた軸と、前記上挟板は前記軸を貫通させ、前記第
1の偏芯カムを嵌め合う第1の孔と、前記下挟板は前記
上挟板に対応する、前記軸を貫通させ、前記第2の偏芯
カムを嵌め合う第2の孔と、を備えてなる治具を用いる
方法である。第2の方法は、軸芯に対して互いに相反す
る方向に同距離偏芯している第1の直線変位カムと第2
の直線変位カムとが前記上挟板と前記下挟板の間隔で備
えられた軸と、前記上挟板は前記軸を貫通させ、前記第
1の直線変位カムを嵌め合う第3の孔と、前記下挟板は
前記上挟板に対応する、前記軸を貫通させ、前記第2の
直線変位カムを嵌め合う第4の孔と、を備えてなる治具
を用いる方法である。ここで、カムを嵌め合う第1〜第
4の孔の形状は、内周面にカムの外周面が摺動する平面
が有り、かつ、カムが回転できる大きさがあるものであ
る。
【0026】本発明の偏波面保存光ファイバの回転方法
は、前記上挟板と前記下挟板で光ファイバを挟み、その
前記上挟板と前記下挟板がそれぞれ相反する方向に同一
距離スライドさせ、初期に設定した光ファイバの位置を
変更することなく光ファイバを回転させ偏波保存面を所
定の角度に調整することが可能となる。したがって、前
記回転治具を並設することにより、初期に設定した光フ
ァイバ間隔を変えることなく、個々の偏波保存面の調整
が可能となる。また、二枚の板がそれぞれ相反する方向
に同一距離スライドさせる機構としては次のものがあ
る。第1の方法は、軸芯に対して互いに相反する方向に
同距離偏芯している第1の偏芯円カムと第2の偏芯円カ
ムとを備えた軸を回転させ、第1の板と第2の板に形成
された孔の側面の平面部を、それぞれ第1の偏芯円カム
と第2の偏芯円カムが押すことにより、二枚の板がそれ
ぞれ相反する方向へ同じ寸法スライドさせることを可能
とする方法である。
【0027】第2の方法は、偏芯円カムに換え、直線変
位カムを使用することにより、カムの回転角度と光ファ
イバの回転角度との変化の関係が直線関係となり、回転
角度の調整を容易とする方法である。前記上挟板と前記
下挟板がそれぞれ最大で0.5πrスライドすれば所定
の偏波保存面に調整できるため、狭い間隔で並んだ2本
の偏波面保存光ファイバの回転調整を可能とすることが
できる。したがって、偏波面保存光ファイバの半径rが
100μmのとき、前記上挟板と前記下挟板の必要なス
ライド寸法は約157μmである。二組の前記上挟板と
前記下挟板がそれぞれ挟持する偏波面保存光ファイバの
間隔は、必要とする光ファイバの間隔より10mm以
下、好ましくは5mm以下、より好ましくは必要とする
光ファイバの間隔と同じ間隔である。湾曲が大きくなる
ほど、回転力が十分伝わらず、光ファイバ先端まで安定
に回転させることが困難になるからである。
【0028】また、上記の発明に従う蓋に圧力を加え、
その状態で前記熱硬化性接着剤を硬化する方法の好まし
い態様には、光ファイバアレーの基板を載置する部分を
別体の治具を用いるものがある。光ファイバアレーを載
置する部分が本体と別体の治具とすることにより、熱硬
化性接着剤の硬化をオフラインで行うことが可能とな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に従う光
ファイバアレーの組み立てフローチャート図を示す。図
2はピッチ250μmの二芯の一括整列型光ファイバア
レーの基板(18)に直径200μmの光ファイバ(1
5)を二本装着する治具の第1例を示す。漏斗形状の溝
の先端の幅寸法は220μmとし、漏斗形状の溝の後端
の幅寸法は1000μmとし、溝の深さは250μmの
断面形状コの字状の溝とした。漏斗形状の幅広平行部に
それぞれ2箇所の直径0.1mmの真空吸着孔(7、8、
9、10)を設けた。それらの真空度は100mmHg
〜400mmHgとした。まず、1本目の光ファイバ
(15)の一端を光ファイバを狭ピッチで揃えることが
できる漏斗形状の光ファイバガイド溝(3)の一方に挿
入し、2本目の光ファイバ(15)の一端を前記漏斗形
状の光ファイバガイド溝(37)の他の一方に挿入す
る。前記真空吸着孔(7、8、9、10)により、前記
二本の光ファイバ(15)を固定した。
【0030】従来は、光ファイバを近接用光ファイバホ
ルダに真空吸着して、一括整列型光ファイバアレーの基
板の固定用溝(V溝)の上方より顕微鏡又は拡大鏡を使
って装着し、さらに、光ファイバの先端を直接ピンセッ
ト等で微調整する従来の方法の場合二本装着するのに1
20秒かかっていたが、本発明の治具を使った場合は3
0秒で二本装着することができるようになった。以上は
光ファイバガイド溝の断面形状をコの字状で説明したが
本発明はコの字状に限るものではなく、溝の断面形状U
字状、V字状等の他の適当なものでも構わない。また、
本発明は溝の深さは一定であるものに限るものではな
い。
【0031】次に、図3はピッチ250μmの二芯の一
括整列型光ファイバアレーの基板(18)に直径200
μmの光ファイバ(15)を二本装着する治具の第2例
を示す。第1例と同様、ピッチ250μmの二芯の一括
整列型光ファイバアレーの基板(18)に直径200μ
mの光ファイバ(15)を二本装着するものである。漏
斗形状のガイド孔の先端の幅寸法は220μm、高さ寸
法は250μmとし、漏斗形状の溝の後端の寸法は幅寸
法および高さ寸法は、それぞれ1000μmとした。光
ファイバガイド孔の断面形状を矩形で説明したが本発明
は矩形に限るものではなく、ガイド孔の断面形状は円
形、楕円形、三角形等の他の適当なものでも構わない。
【0032】図4は光ファイバアレーの基板の固定用溝
に光ファイバが挿入される部分の斜視図である。図5に
示されているように、一括整列型光ファイバアレーの基
板(18)を載置する部分は、光ファイバを光ファイバ
ガイド溝に沿わせてスライドさせるとき、光ファイバの
先端が一括整列型光ファイバアレーの基板(18)の端
面に当たらないように水平面に対して0.7度の傾斜を
持たせ、挿入側の固定用溝の高さが光ファイバガイド溝
の高さより50μm低くなるようにした。これにより、
光ファイバガイド溝を介して挿入される光ファイバの先
端が光ファイバアレーの基板の端面に当たることが無い
ようにした。
【0033】光ファイバアレーの蓋の裏側に滴触方式に
より二液型熱硬化性接着剤を塗布し、光ファイバアレー
基板(18)の上に載せる。図4に示す押し棒(43)
を下げて光ファイバアレーの蓋に圧力を加えることによ
り、前記光ファイバ、前記基板及び前記蓋との間隙に空
隙がないように二液型熱硬化性接着剤を流動させる。次
に押し棒(43)を上げ、光ファイバを回転させること
ができるようにする。なお、押し棒(43)を上げると
きに、押し棒(43)に設けられたばね(45)を利用
できるようにした。
【0034】図8は本発明の一括整列型二芯光ファイバ
アレー上の光ファイバ端面観察方法の実施の形態を示す
図である。(21)は測定対象である光ファイバコイ
ル、(22)は前記第1のレンズと前記第2のレンズと
が共通である対物レンズ、(23)はビームスプリッ
タ、(24)はCCDカメラ、(27)は白色光源であ
る。上述した構成の装置では白色光源(27)から出射
する白色光をビームスプリッタ(23)、対物レンズ
(22)を介して偏波面保存光ファイバの一端面(入射
光ファイバ端面)(21a)に入射した状態で、偏波面
保存光ファイバ1の他端面(出射光ファイバ端面)(2
1b)を、対物レンズ(22)、ビームスプリッタ(2
3)を介して拡大してCCDカメラ(24)で撮像す
る。撮像した画像は、画像処理装置において画像処理さ
れ、モニタに求められた偏波保存面(82)とともに表
示される。なお、白色光源(27)の位置は、入射光が
入射光ファイバ端面(21a)に焦点が合うように調整
する。また、CCDカメラ(24)の位置は、出射光フ
ァイバ端面(21b)からの出射光がCCDカメラ(2
4)の焦点に合うように調整する。
【0035】次に、図2に示すように、前記1本目の光
ファイバ(15)を回転させる第1の回転治具の上挟板
(35)と前記下挟板を真空吸着孔(7)と真空吸着孔
(8)との間に設け、前記2本目の光ファイバ(21)
を回転させる第2の回転治具の上挟板と前記下挟板を真
空吸着孔(9)と真空吸着孔(10)との間に設けた。
真空吸着孔(7)と真空吸着孔(9)との間隔、及び真
空吸着孔(8)と真空吸着孔(10)との間隔は、1m
mとした。回転治具には、図9及び図10に示すような
互いにカム軸(30)に対して相反する方向に同距離偏
芯している第1の直線変位カム(31)と第2の直線変
位カム(32)とを備えた。これらのカムのカム線図を
図11に示した。上挟板(35)と下挟板(37)とに
それぞれ形成された第3の孔(28)及び第4の孔(2
9)の内周面にカムの外周面が摺動するように組付け
た。なお、図10(c)に第3の孔(28)及び第4の
孔(29)の形状を示した。上挟板(35)と下挟板
(37)とにそれぞれ形成された第3及び第4の孔の内
周面の平面部にそれぞれ第1の直線変位カム(31)と
第2の直線変位カム(32)の外周面が常に一定の位置
になるように上挟板(35)と下挟板(37)の側面に
貫通孔を設け、その貫通孔内にコイルばねを設け、コイ
ルばね(39)を用いて第1の直線変位カム(31)と
第2の直線変位カム(32)を押しつけた。
【0036】光ファイバアレーの載置部分を組立装置本
体と別体の治具とし、その別体の治具を硬化用の治具
(12)になるようにした。この硬化用治具と組立装置
本体との合わせ面での硬化用治具の光ファイバガイド溝
幅は330μm、光ファイバガイド溝間の壁の幅は50
μmとし、組立装置本体のガイド溝幅は230μm、光
ファイバガイド溝間の壁の幅は150μmとし、挿入さ
れてきた光ファイバの先端が硬化用治具の端面に当たる
ことが無いようにした。硬化用治具の組立装置本体への
固定は真空吸着を利用した。光ファイバアレーの基板は
サイド位置決め板により所定の位置に載置し、側面およ
び下面からの真空吸着により固定する。
【0037】硬化治具および光ファイバアレーの基板を
吸着している真空系を止め、硬化用治具を光ファイバア
レー組立装置本体から外し、オフラインで接着剤の硬化
処理をする。次に、別途用意してある硬化治具を光ファ
イバアレー組み立て装置本体に載置し、次の光ファイバ
アレーの組み立てをする。
【0038】
【発明の効果】本発明の偏波面保存ファイバアレーの組
立方法は、熱硬化性接着剤を平面を有する蓋側に塗布す
るため、均一な量の滴触ができ、さらに、基板の固定用
溝に光ファイバを装着し、前記蓋を仮押さえし、光ファ
イバ、光ファイバアレー基板及び光ファイバアレーの蓋
との間隙に空隙がないように熱硬化性接着剤を流動させ
た後、偏波保存面の回転調整をするため、偏波保存面は
精度よく決まり、かつ、熱硬化性接着剤の潤滑効果を利
用し、スムーズな回転状態を得ることができる。
【0039】また従来の方法は、近接用ファイバホルダ
を用い、光ファイバを光ファイバアレーの基板の溝に対
し平行に降ろす必要があり、さらに、多くの場合、光フ
ァイバの先端を直接ピンセット等で溝に対する光ファイ
バの位置を微調整する必要があり、作業者の熟練を要し
ていた。本発明に従う光ファイバを狭ピッチで揃える方
法は、上方からでなく、ガイド溝又はガイド孔に沿わせ
て横から簡便にスライドすることにより狭ピッチに先端
をそろえることができ最終的に固定用溝に確実にセット
することができるようになった。従って、本発明の治具
を用いることにより作業者の熟練は不要となった。
【0040】偏波保存面を計測する際、落射照明軸と撮
像側光学系の光路をとを一致させないことにより、狭ピ
ッチで並んだ光ファイバアレーの特定の光ファイバの光
入射端面に前記落射照明が当たり、かつ、前記偏波面保
存光ファイバの観察端面に前記落射照明を当てないこと
が可能となる。したがって、光ファイバアレーに並設さ
れている入力側と出力側の光ファイバがコイルを形成し
た状態で偏波保存面を計測することができる。その結
果、従来の入力側と出力側の光ファイバをそれぞれ単独
で偏波保存面を計測した後、入力側と出力側の光ファイ
バを融着していたのに比べ大幅な工数削減、光の接続損
失の削除等を図ることができる。
【0041】本発明に従う偏波面保存光ファイバの回転
治具は、ファイバのわずかな動きでファイバを回転させ
ることができるため、本発明の治具を2個並設すること
により、2本のファイバを平行に近い状態で配置するこ
とができコンパクトで精度のよい回転調整が可能とな
る。
【0042】また、本発明に従う硬化治具は、装置本体
と別体の治具としたことにより、熱硬化性接着剤の硬化
をオフラインですることが可能となり、光ファイバアレ
ーの組み立て装置の稼働率を向上することができる。し
たがって、本発明の治具を用いた光ファイバアレーの組
立方法は生産性の向上を図ることができた。また、自動
化の容易な組み立て方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法のフローチャート図である。
【図2】本発明に従う光ファイバガイド溝及び光ファイ
バ回転機構の平面図である。
【図3】本発明に従う光ファイバガイド孔の断面図であ
る。
【図4】本発明に従う光ファイバガイド溝の部分斜視図
である。
【図5】本発明に従う光ファイバアレー基板の載置部の
断面図である。
【図6】本発明に従う光ファイバの偏波面測定方法の説
明図である。
【図7】本発明に従う光ファイバの偏波面測定方法の説
明図である。
【図8】本発明に従う光ファイバの偏波面測定方法の説
明図である。
【図9】(a)本発明に従う光ファイバの回転用治具の
主要部の部分斜視図である。 (b)本発明に従う光ファイバの回転用治具の主要部の
正面断面図である。 (c)本発明に従う光ファイバの回転用治具の主要部の
主要部の側面断面図である。
【図10】(a)本発明に従う光ファイバの回転用治具
のカム軸の断面図である。 (b)本発明に従う光ファイバの回転用治具の第3及び
第4の孔の形状の平面図である。
【図11】本発明に従うカム線図である。
【図12】偏波面保存光ファイバの一例の断面図であ
る。
【図13】偏波面保存光ファイバの偏波保存面を計測す
る方法の一例の説明図である。
【図14】従来技術による回転調整方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光ファイバガイド溝治具 2 光ファイバガイド孔治具 3 光ファイバガイド溝 4 光ファイバガイド孔 5 光ファイバガイド溝間の壁 7 真空吸着孔 8 真空吸着孔 9 真空吸着孔 10 真空吸着孔 12 硬化治具 15 偏波面保存光ファイバ 16 光ファイバアレー 17 光ファイバの固定用溝 18 光ファイバアレーの基板 21 光ファイバ 22 対物レンズ 22a第1のレンズ 22b第2のレンズ 23 ビームスプリッタ 24 CCDカメラ 27 白色光源 28 第3の孔 29 第4の孔 30 カム軸 31 第1の直線変位カム 32 第2の直線変位カム 33 偏芯カム 34 偏芯カム 35 上挟板 37 下挟板 38 コイルばね 39 コイルばね 40 基台 43 押し棒 45 ばね 82 偏波保存面 83 クラッド 84 コア 86 ファイバ回転ホルダ 91 光源 92 偏光子 94 検光子 95 光センサ 96 光パワーメータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを収容し、位置決めするため
    の固定用溝が形成されてなる基板と、前記固定用溝に装
    着された偏波面保存光ファイバと、該光ファイバを覆う
    蓋とからなる光ファイバアレーの組立方法において、前
    記固定用溝に前記光ファイバを装着し、熱硬化性接着剤
    を配置し、該蓋を前記光ファイバが装着された前記基板
    上に載せ、前記基板上に載せられた前記蓋に圧力を加え
    ることにより、前記光ファイバ、前記基板及び前記蓋と
    の間隙に前記熱硬化性接着剤を流動させ、前記蓋に加え
    た圧力を解除し、前記光ファイバの偏波保存面を計測
    し、前記光ファイバを回転させることにより、偏波保存
    面を所定の角度に調整し、前記蓋に圧力を加え、その状
    態で前記熱硬化性接着剤を硬化することを特徴とする光
    ファイバアレーの組立方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバを収容し、位置決めするため
    の固定用溝が形成されてなる基板と、前記固定用溝に装
    着された偏波面保存光ファイバと、該光ファイバを覆う
    蓋とからなる光ファイバアレーの組立方法において、光
    ファイバガイド機構を利用し、前記固定用溝に前記光フ
    ァイバを装着するとともに、前記蓋の裏面に熱硬化性接
    着剤を塗布し、該蓋を前記光ファイバが装着された前記
    基板上に載せ、前記基板上に載せられた前記蓋に圧力を
    加えることにより、前記光ファイバ、前記基板及び前記
    蓋との間隙に前記熱硬化性接着剤を流動させ、前記蓋に
    加えた圧力を解除し、前記光ファイバの偏波保存面を計
    測し、前記光ファイバを回転させることにより、偏波保
    存面を所定の角度に調整し、前記蓋に圧力を加え、その
    状態で前記熱硬化性接着剤を硬化することを特徴とする
    光ファイバアレーの組立方法。
  3. 【請求項3】前記光ファイバガイド機構は、先端の溝幅
    寸法が前記光ファイバの直径よりやや大きく、後端の溝
    幅が広い平面漏斗形状である光ファイバガイド溝と、該
    光ファイバガイド溝に対して前記光ファイバを吸着する
    ための少なくとも一個の真空吸着孔と、からなる治具を
    用い、前記光ファイバの先端を前記治具の光ファイバガ
    イド溝の後端の幅広側から装着し、前記真空吸着孔を介
    して前記光ファイバの浮上を防止しつつ、前記光ファイ
    バの先端を前記光ファイバガイド溝に沿って前進させる
    特許請求の範囲第2項に記載の光ファイバアレーの組立
    方法。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバガイド機構は、先端の孔
    径が前記光ファイバの直径よりやや大きく、後端の孔径
    が大きい漏斗形状である光ファイバガイド孔が設けられ
    ている治具を用い、前記光ファイバの先端を前記治具の
    後端の漏斗形状の口から挿入する特許請求の範囲第2項
    に記載の光ファイバアレーの組立方法。
  5. 【請求項5】 前記偏波面保存光ファイバの偏波保存面
    の計測方法は、光ファイバコイルの両端が、光ファイバ
    アレーに並設されている偏波面保存光ファイバの一端面
    に光源からの光を第1のレンズを介して入射し、前記偏
    波面保存光ファイバの他端から出射する光を第2のレン
    ズを介して光検出器で光ファイバの偏波保存面を計測す
    る方法であって、光ファイバコイルの一端面に前記光源
    の像が略結像し、かつ前記光源からの光が前記偏波面保
    存光ファイバの他端に入射せず、さらに前記偏波面保存
    光ファイバの他端の像が前記光検出器の受光面位置に略
    結像する光学系を用いる特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の光ファイバアレーの組立方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のレンズと前記第2のレンズと
    が一体である特許請求の範囲第5項に記載の光ファイバ
    アレーの組立方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のレンズ、前記第2のレンズと
    前記光検出器との間にビームスプリッタを設け、前記光
    ファイバの他端から出射する光を前記第2のレンズ、前
    記ビームスプリッタを介して前記光検出器に入射し、前
    記光源からの光を前記ビームスプリッタの分岐方向から
    入射する特許請求の範囲第5項または第6項に記載の光
    ファイバアレーの組立方法。
  8. 【請求項8】 前記偏波面保存光ファイバの回転方法
    は、偏波面保存光ファイバの位置を変えることなく、前
    記偏波保存面を所定の角度に回転調整する方法であっ
    て、対向する上挟板と前記下挟板で光ファイバを長手方
    向に対して直角方向に挟持し、前記上挟板と前記下挟板
    とを前記偏波面保存光ファイバの長手方向に対して直角
    方向で、かつ相互に反対方向に同一距離スライドさせる
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の光ファイバ
    アレーの組み立て方法。
  9. 【請求項9】 前記上挟板と前記下挟板を前記偏波面保
    存光ファイバの長手方向に対して直角方向で、かつ相互
    に反対方向に同一距離スライドさせる方法は、軸芯に対
    して互いに相反する方向に同距離偏芯している第1の偏
    芯カムと第2の偏芯カムとが前記上挟板と前記下挟板の
    間隔で備えられた軸と、前記上挟板は前記軸を貫通さ
    せ、前記第1の偏芯カムを嵌め合う第1の孔と、前記下
    挟板は前記上挟板に対応する、前記軸を貫通させ、前記
    第2の偏芯カムを嵌め合う第2の孔と、を備えてなる治
    具を用いる特許請求の範囲第8項に記載の光ファイバア
    レーの組立方法。
  10. 【請求項10】 前記上挟板と前記下挟板を前記偏波面
    保存光ファイバの長手方向に対して直角方向で、かつ相
    互に反対方向に同一距離スライドさせる方法は、軸芯に
    対して互いに相反する方向に同距離偏芯している第1の
    直線変位カムと第2の直線変位カムとが前記上挟板と前
    記下挟板の間隔で備えられた軸と、 前記上挟板は前記軸を貫通させ、前記第1の直線変位カ
    ムを嵌め合う第3の孔と、 前記下挟板は前記上挟板に対応する、前記軸を貫通さ
    せ、前記第2の直線変位カムを嵌め合う第4の孔と、を
    備えてなる治具を用いる特許請求の範囲第8項に記載の
    光ファイバアレーの組立方法。
  11. 【請求項11】 前記蓋に圧力を加え、その状態で前記
    熱硬化性接着剤を硬化する方法は、光ファイバアレーの
    基板を載置する部分を別体の治具を用いる特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の光ファイバアレーの組立
    方法。
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