JPH09123U

JPH09123U - 靴外面部の内側面偏平型スキー靴

Info

Publication number: JPH09123U
Application number: JP8359991U
Authority: JP
Inventors: 敏明福島
Original assignee: 敏明福島
Priority date: 1991-05-07
Filing date: 1991-05-07
Publication date: 1997-03-28

Abstract

(57)【要約】【目的】スキー靴の外面部の内側面を偏平にするこ
とで、スキー靴ならびにスキー板を平行にしやすくし、
パラレル、ウェデルンによる滑走時のスキー板先端の重
なりによる転倒を防止する。【構成】スキー靴の外面部内側面に偏平部（１）、及
び必要に応じて偏平板（３）を設ける。なお、偏平板
（３）はネジ等で装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、靴の外面部の内側面を偏平にしたスキー靴に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、長靴型のスキー靴があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のスキー靴は、次のような欠点があった。スキー板をそろえて滑るとき、スキー靴の外面部の内側面が脚部から足先部までほぼ円筒形のため、脚をそろえたつもりでも、スキーを板をそろえ切れず、スキー板先端を重ねてしまい転倒することが生じた。本案は、この欠点を除くために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

スキー靴の外面部の内側面を偏平にする。本考案は以上の構成からなる内側面偏平型スキー靴である。

【０００５】

【作用】

両足首を思い切って合わせれば、スキー靴及びスキー板の平行を意識せずとも偏平部（１）の作用によりスキー板の平行を保て、スキー板をそろえて滑ることができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。図１、図２に示すように、スキー靴の外面部の内側面に偏平部（１）を設ける。なお、図１の（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すように、スキー靴の足先部から脚部全体まで任意の範囲で偏平部（１）を設けることができる。（Ａ）は、スキー靴の脚部の前頭部と足先部をつなぐ形の一辺をつくり、全体として大型偏平部を設けた場合の例。（Ｂ）は、脚部から足先部までの内側面に偏平部を設けた場合の例。（Ｃ）は、脚部のみに偏平部を設けた場合の例。さらに、図３に示すように、偏平部（１）に重ねる形で偏平板（３）を設け、各スキーヤーの足の特性や外部状況に応じてスキー板の開閉の程度を変えることができる角度微調整装置とすることもできる。偏平板（３）の取り付け方法及び作動方法については、図３のようにネジ（４）により固定及び作動させる簡単な形状を一例として示したが、他にも従来考えうるその種の装置の方法で充分である。なおまた、緩衝部（２）は従来のスキー靴と同様の方法でつくられることで充分である。

【０００７】

【考案の効果】

両足首を簡単に力いっぱい付けるだけで、本案スキー靴の偏平部が平面接触することにより、自然にスキー板全体の平行を保つ効果が発揮される。その結果、パラレル、ウェデルンのようなスキー技術の修得が容易になる。さらに、中・上級者にとっても、不整雪面等悪条件下でのスキー先端の重なりによる転倒防止にも効果的である。さらに、（Ａ）（Ｂ）の場合、両足をそろえるとラッセル車の頭部の形状になり、新雪等、雪がスキー靴前面にたまるのを防ぐ効果も加わる。

【提出日】平成５年１月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

【０００２】

【従来の技術】

従来、長靴型のスキー靴があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

【０００４】

【課題を解決するための手段】

【０００５】

【作用】

両足首を思い切って合わせれば、スキー靴及びスキー板の平行を意識せずとも、偏平部（１）の作用によりスキー板の平行を保て、スキー板をそろえて滑ることができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。図１、図２に示すように、スキー靴の外面部の内側面に偏平部（１）を設ける。なお、図１の（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すように、スキー靴の足先部から脚部全体まで任意の範囲で偏平部（１）を設けることができる。（Ａ）は、スキー靴の脚部の前頭部と足先部をつなぐ形の一辺をつくり、全体として大型偏平部を設けた場合の例。（Ｂ）は、脚部から足先部までの内側面に偏平部を設けた場合の例。（Ｃ）は、脚部のみに偏平部を設けた場合の例。さらに、図３に示すように、偏平部（１）に重ねる形で偏平板（３）を設け、各スキーヤーの足の特性や外部状況に応じてスキー板の開閉の程度を変えることができる角度微調整装置とすることもできる。偏平板（３）の取り付け方法及び作動方法については、図３のようにネジ（４）により固定及び作動させる簡単な形状を一例として示したが、他にも従来考えうるその種の装置の方法で充分である。なお、スキー靴の外靴素材の重さを軽減するために、偏平部を作ったことで従来のスキー靴に比べ突起している部分の内側を図５（Ｘ）のように中空部（７）を持たせるか、あるいは図５（Ｙ）（Ｚ）のように凹型に作ることができる。（Ｙ）の場合、その凹型に合わせてインナーブーツ（５）も突起部（８）を持つ形に作る。（Ｚ）の場合は、（Ｙ）のインナーブーツの突起を独立部あるいはパッド（９）とし外靴に固定し、インナーブーツの脱着を容易にした形である。さらに図１（Ａ）の変形として図６（α）のようにスキー靴前部の偏平突起部の斜辺を充分な強度を持たせ柱状に作り、スキー靴前部の偏平突起部に横穴（１０）がある形に形成することができる。さらにまた図６（α）の斜辺部を頑丈軽量の金属パイプ（１２）にした図６（ β）のような形に形成することができる。図６（β）の場合、緩衝機構はパイプ（１２）のスキー靴への埋め込み部分にスプリング等（１１）を入れれば良く、簡単に斜辺部の緩衝機構を設けることができる形となる。なおまた、緩衝部（２）、インナーブーツ（５）、外靴（６）、ホールド機構などは従来のスキー靴と同様の素材・方法でつくられることで充分である。

【０００７】

【考案の効果】

両足首を簡単に力いっぱい付けるだけで、本案スキー靴の偏平部が平面接触することにより、自然にスキー板全体の平行を保つ効果が発揮される。その結果、パラレル、ウェデルンのようなスキー技術の修得が容易になる。さらに、中・上級者にとっても、不整雪面等悪条件下でのスキー先端の重なりによる転倒防止にも効果的である。さらに、（Ａ）（Ｂ）の場合、両足をそろえるとラッセル車の頭部の形状になり、新雪等、雪がスキー靴前面にたまるのを防ぐ効果も加わる。さらにまた、（α）（β）の場合、図７に示すようにスキー靴両足を揃えて重なった横穴に指を通して握れば片手でたやすくスキー靴両足を運搬できる画期的な効果も生じる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案外面部内側面偏平型スキー靴の斜視図で
ある

【図２】本考案外面部内側面偏平型スキー靴の正面図で
ある

【図３】本考案の他の実施例としての偏平板角度微調整
装置の斜視図

【図４】本考案外面部内側面偏平型スキー靴の使用状態
例図

【符号の説明】

（１）は偏平部（２）は緩衝部（従来のスキー靴と同様）（３）は偏平板（角度微調整装置）（４）はネジ

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【手続補正書】

【提出日】平成５年１月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】明細書

【考案の名称】靴外面部の内側面偏平型スキー靴

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図３】本考案の他の実施例としての偏平板角度微調整
装置の右足斜視図

【図５】本考案外面部内側面偏平型スキー靴の重量軽減
例の左足横断面図

【図６】本考案外面部内側面偏平型スキー靴の重量軽減
例の追加例斜視図

【図７】本考案外面部内側面偏平型スキー靴の重量軽減
例の追加例効果図

【符号の説明】（１）は偏平部（２）は緩衝部（従来のスキー靴と同様）（３）は偏平板（角度微調整装置）（４）はネジ（５）はインナーブーツ（６）は外靴（７）は中空部（８）はインナーブーツ突起部（９）はインナーブーツ独立部あるいはパッド（１０）は横穴（１１）はスプリング等（１２）はパイプ

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】靴の外面部の内側面を偏平にしたスキー
靴。