JPH09123700A - 装飾板の製造方法及び装飾板 - Google Patents
装飾板の製造方法及び装飾板Info
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- JPH09123700A JPH09123700A JP28376695A JP28376695A JPH09123700A JP H09123700 A JPH09123700 A JP H09123700A JP 28376695 A JP28376695 A JP 28376695A JP 28376695 A JP28376695 A JP 28376695A JP H09123700 A JPH09123700 A JP H09123700A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、細かい図柄の着色模様の場合に
も、色のばらつきを定量的に管理することを目的とする
ものである。 【解決手段】 エレベータの一般の利用者から目立たな
い位置に、測色計による測色が可能な面積で、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,黒の原色の色部分からなるカラ
ーチャート21を設け、装飾板を製造した後にカラーチ
ャートを測色し、調色の結果を確認する。
も、色のばらつきを定量的に管理することを目的とする
ものである。 【解決手段】 エレベータの一般の利用者から目立たな
い位置に、測色計による測色が可能な面積で、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,黒の原色の色部分からなるカラ
ーチャート21を設け、装飾板を製造した後にカラーチ
ャートを測色し、調色の結果を確認する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエレベー
タのかご室の壁材や乗場の戸などの装飾パネルに使用さ
れる装飾板の製造方法及び装飾板に関するものである。
タのかご室の壁材や乗場の戸などの装飾パネルに使用さ
れる装飾板の製造方法及び装飾板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属装飾パネルでは、金属板の表
面に防錆塗装層を形成した後、手描き、模様付シート
(塩ビフィルム,布等)貼り又はスクリーン印刷などに
より、金属板素地の表面に模様や単色の着色を施してい
た。上記のうち、特にスクリーン印刷による着色は一般
的であり多く行われていた。
面に防錆塗装層を形成した後、手描き、模様付シート
(塩ビフィルム,布等)貼り又はスクリーン印刷などに
より、金属板素地の表面に模様や単色の着色を施してい
た。上記のうち、特にスクリーン印刷による着色は一般
的であり多く行われていた。
【0003】しかし、スクリーン印刷による着色方法で
は、加工工程が多く複雑であり、製造に多くの時間を必
要とする。特に、複数色の模様を形成する場合には、色
数と同数のスクリーン版を必要とし、かつ重ね塗りする
ため工程数も増えてしまう。また、模様を変える度にス
クリーン版を製作する必要があるため、製造コストが高
くなてしまう。
は、加工工程が多く複雑であり、製造に多くの時間を必
要とする。特に、複数色の模様を形成する場合には、色
数と同数のスクリーン版を必要とし、かつ重ね塗りする
ため工程数も増えてしまう。また、模様を変える度にス
クリーン版を製作する必要があるため、製造コストが高
くなてしまう。
【0004】これに対し、例えば特開昭7−10273
3号公報には、金属製の基板上に不透明樹脂層を介して
透明樹脂層を形成し、この透明樹脂層に転写形塗装シー
トに設けられた昇華形着色材を昇華させることにより、
着色模様を形成し、さらにその上にトップコート層を形
成する方法が示されている。この方法によれば、製造時
間を短縮することができるとともに、製造コストも低減
することができる。
3号公報には、金属製の基板上に不透明樹脂層を介して
透明樹脂層を形成し、この透明樹脂層に転写形塗装シー
トに設けられた昇華形着色材を昇華させることにより、
着色模様を形成し、さらにその上にトップコート層を形
成する方法が示されている。この方法によれば、製造時
間を短縮することができるとともに、製造コストも低減
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような透明樹脂
層に昇華形着色材を昇華させる装飾板の製造方法におい
ては、昇華形着色材が透明樹脂層に入り込んでいるた
め、着色模様の色は、同じ色の昇華形着色材を使用して
も、下地となる不透明樹脂層の色により異なった色に見
えることになる。このため、着色模様の色を原稿の色と
同じにすることは難しかった。
層に昇華形着色材を昇華させる装飾板の製造方法におい
ては、昇華形着色材が透明樹脂層に入り込んでいるた
め、着色模様の色は、同じ色の昇華形着色材を使用して
も、下地となる不透明樹脂層の色により異なった色に見
えることになる。このため、着色模様の色を原稿の色と
同じにすることは難しかった。
【0006】また、製造条件の違いにより生じる着色模
様の色のばらつきが許容範囲内であるかどうかを確認す
ることは、品質管理上重要であるが、これを定量的に把
握することは困難であった。即ち、色のばらつき管理に
は、一般的に光学的な測色計が使用されているが、この
測色計により測色するには、直径10mm程度の面積が
一様の色に着色されている測色面が必要である。従っ
て、細かい図柄の着色模様が多いエレベータの金属装飾
パネル等では、測色計を使用することができなかった。
様の色のばらつきが許容範囲内であるかどうかを確認す
ることは、品質管理上重要であるが、これを定量的に把
握することは困難であった。即ち、色のばらつき管理に
は、一般的に光学的な測色計が使用されているが、この
測色計により測色するには、直径10mm程度の面積が
一様の色に着色されている測色面が必要である。従っ
て、細かい図柄の着色模様が多いエレベータの金属装飾
パネル等では、測色計を使用することができなかった。
【0007】さらに、エレベータの金属装飾パネルで
は、据付後に時間が経ってからかご室や乗場の戸の一部
が破損するなどして、一部のパネルを交換する必要が生
じることがある。このとき、新しいパネルの着色模様を
交換前のものと同じにするが、最初の製造時と同一の条
件でパネルを製造することは実際には困難である。ま
た、仮に生産記録などから条件を同一にして製造したと
しても、交換されない周囲のパネルの着色模様は経時的
に変色・退色しているため、全体的な着色模様としては
調和がとれなくなってしまう。
は、据付後に時間が経ってからかご室や乗場の戸の一部
が破損するなどして、一部のパネルを交換する必要が生
じることがある。このとき、新しいパネルの着色模様を
交換前のものと同じにするが、最初の製造時と同一の条
件でパネルを製造することは実際には困難である。ま
た、仮に生産記録などから条件を同一にして製造したと
しても、交換されない周囲のパネルの着色模様は経時的
に変色・退色しているため、全体的な着色模様としては
調和がとれなくなってしまう。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、下地色に応じ
て所望の色の着色模様を形成することができ、また細か
い図柄の着色模様の場合にも、色のばらつきを定量的に
管理することができ、さらに他の装飾板の着色模様に合
わせて変色・退色した状態の着色模様を形成することが
できる装飾板の製造方法及び装飾板を得ることを目的と
する。
ることを課題としてなされたものであり、下地色に応じ
て所望の色の着色模様を形成することができ、また細か
い図柄の着色模様の場合にも、色のばらつきを定量的に
管理することができ、さらに他の装飾板の着色模様に合
わせて変色・退色した状態の着色模様を形成することが
できる装飾板の製造方法及び装飾板を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
飾板の製造方法は、基板上に下地着色層を介して透明樹
脂層を形成する工程、コンピュータ上で着色模様をデザ
インする工程、着色模様が下地着色層の下地色に重ねら
れて生じる変色を修正するように、下地色に応じた色変
更情報により着色模様の画像情報に色変更処理を施す工
程、色変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色
模様を昇華形着色材により印刷し、転写形塗装シートを
製造する工程、及び転写形塗装シートの昇華形着色材を
透明樹脂層に昇華転写させる工程を含むものである。
飾板の製造方法は、基板上に下地着色層を介して透明樹
脂層を形成する工程、コンピュータ上で着色模様をデザ
インする工程、着色模様が下地着色層の下地色に重ねら
れて生じる変色を修正するように、下地色に応じた色変
更情報により着色模様の画像情報に色変更処理を施す工
程、色変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色
模様を昇華形着色材により印刷し、転写形塗装シートを
製造する工程、及び転写形塗装シートの昇華形着色材を
透明樹脂層に昇華転写させる工程を含むものである。
【0010】請求項2の発明に係る装飾板の製造方法
は、色変更情報を作成する工程は、コンピュータ上で着
色模様をデザインする際に使用可能な色のカラーパッチ
を並べた基本チャートをコンピュータで作成する工程、
基本チャートの画像情報に基づいて昇華形着色材により
複数枚の転写形塗装シートを印刷する工程、基板上に白
色の下地着色層を介して形成された透明樹脂層と、他の
基板上に白色以外の下地着色層を介して形成された透明
樹脂層とに、各転写形塗装シートの昇華形着色材を昇華
転写させ、白地チャート及び色地チャートを製造する工
程、白地及び色地チャートにおける各カラーパッチを測
色計により測色し、その結果をコンピュータに取り込む
工程、白地及び色地チャートの各カラーパッチの測色値
から、白地及び色地チャートにおける各カラーパッチ間
の中間色の疑似的なカラーパッチの測色値をそれぞれ求
める工程、及び白地チャートにおける各カラーパッチ及
び疑似的なカラーパッチのそれぞれの測色値に対応する
測色値を、色地チャートにおける各カラーパッチ及び疑
似的なカラーパッチの測色値から探して組み合わせを求
める工程を有するものである。
は、色変更情報を作成する工程は、コンピュータ上で着
色模様をデザインする際に使用可能な色のカラーパッチ
を並べた基本チャートをコンピュータで作成する工程、
基本チャートの画像情報に基づいて昇華形着色材により
複数枚の転写形塗装シートを印刷する工程、基板上に白
色の下地着色層を介して形成された透明樹脂層と、他の
基板上に白色以外の下地着色層を介して形成された透明
樹脂層とに、各転写形塗装シートの昇華形着色材を昇華
転写させ、白地チャート及び色地チャートを製造する工
程、白地及び色地チャートにおける各カラーパッチを測
色計により測色し、その結果をコンピュータに取り込む
工程、白地及び色地チャートの各カラーパッチの測色値
から、白地及び色地チャートにおける各カラーパッチ間
の中間色の疑似的なカラーパッチの測色値をそれぞれ求
める工程、及び白地チャートにおける各カラーパッチ及
び疑似的なカラーパッチのそれぞれの測色値に対応する
測色値を、色地チャートにおける各カラーパッチ及び疑
似的なカラーパッチの測色値から探して組み合わせを求
める工程を有するものである。
【0011】請求項3の発明に係る装飾板の製造方法
は、エレベータに使用される装飾板の製造方法におい
て、基板上に下地着色層を介して透明樹脂層を形成する
工程、コンピュータ上で着色模様をデザインする工程、
コンピュータ上で複数の原色の色部分からなるカラーチ
ャートを作成する工程、着色模様及びカラーチャートが
下地着色層の下地色に重ねられて生じる変色を修正する
ように、下地色に応じた色変更情報により着色模様及び
カラーチャートの画像情報に色変更処理を施す工程、色
変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色模様及
び調色カラーチャートを昇華形着色材により印刷し、転
写形塗装シートを製造する工程、転写形塗装シートの昇
華形着色材を透明樹脂層に昇華転写させる工程、及び転
写された調色カラーチャートを測色計で測色することに
より調色結果を検査する工程を含むものである。
は、エレベータに使用される装飾板の製造方法におい
て、基板上に下地着色層を介して透明樹脂層を形成する
工程、コンピュータ上で着色模様をデザインする工程、
コンピュータ上で複数の原色の色部分からなるカラーチ
ャートを作成する工程、着色模様及びカラーチャートが
下地着色層の下地色に重ねられて生じる変色を修正する
ように、下地色に応じた色変更情報により着色模様及び
カラーチャートの画像情報に色変更処理を施す工程、色
変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色模様及
び調色カラーチャートを昇華形着色材により印刷し、転
写形塗装シートを製造する工程、転写形塗装シートの昇
華形着色材を透明樹脂層に昇華転写させる工程、及び転
写された調色カラーチャートを測色計で測色することに
より調色結果を検査する工程を含むものである。
【0012】請求項4の発明に係る装飾板の製造方法
は、着色模様が経時的に変色・退色した先に製造の装飾
板と同様の装飾板を新しく製造する装飾板の製造方法に
おいて、先に製造の装飾板に設けられ下地色が白色のと
きに原色に見える複数の色部分からなる未調色カラーチ
ャートの各色部分を測色計により測色する工程、未調色
カラーチャートの測色結果により、先に製造の装飾板の
製造時に使用した色変更情報に修正を加える工程、修正
後の色変更情報により、着色模様の画像情報に色変更処
理を施す工程、色変更処理後の画像情報に基づいて、調
色後の着色模様を昇華形着色材により印刷し、転写形塗
装シートを製造する工程、基板上に下地着色層を介して
透明樹脂層を形成する工程、及び転写形塗装シートの昇
華形着色材を透明樹脂層に昇華転写させる工程を含むも
のである。
は、着色模様が経時的に変色・退色した先に製造の装飾
板と同様の装飾板を新しく製造する装飾板の製造方法に
おいて、先に製造の装飾板に設けられ下地色が白色のと
きに原色に見える複数の色部分からなる未調色カラーチ
ャートの各色部分を測色計により測色する工程、未調色
カラーチャートの測色結果により、先に製造の装飾板の
製造時に使用した色変更情報に修正を加える工程、修正
後の色変更情報により、着色模様の画像情報に色変更処
理を施す工程、色変更処理後の画像情報に基づいて、調
色後の着色模様を昇華形着色材により印刷し、転写形塗
装シートを製造する工程、基板上に下地着色層を介して
透明樹脂層を形成する工程、及び転写形塗装シートの昇
華形着色材を透明樹脂層に昇華転写させる工程を含むも
のである。
【0013】請求項5の発明に係る装飾板は、基板と、
この基板上に形成されている下地着色層と、この下地着
色層上に設けられ、内部に昇華形着色材が入り込んで着
色模様が形成されている透明樹脂層とを備えているエレ
ベータ用の装飾板において、透明樹脂層には、下地着色
層の下地色に重ねられたときに原色に見える複数の色部
分からなる調色カラーチャート、及び下地色が白色のと
きに原色に見える複数の色部分からなる未調色カラーチ
ャートの少なくともいずれか一方を有するカラーチャー
トが着色模様と同様に形成されているものである。
この基板上に形成されている下地着色層と、この下地着
色層上に設けられ、内部に昇華形着色材が入り込んで着
色模様が形成されている透明樹脂層とを備えているエレ
ベータ用の装飾板において、透明樹脂層には、下地着色
層の下地色に重ねられたときに原色に見える複数の色部
分からなる調色カラーチャート、及び下地色が白色のと
きに原色に見える複数の色部分からなる未調色カラーチ
ャートの少なくともいずれか一方を有するカラーチャー
トが着色模様と同様に形成されているものである。
【0014】請求項6の発明に係る装飾板は、カラーチ
ャートが取り外し可能になっているものである。
ャートが取り外し可能になっているものである。
【0015】請求項7の発明に係る装飾板は、カラーチ
ャートの近傍に製造データが記されているものである。
ャートの近傍に製造データが記されているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による装
飾板を模式的に示す断面図である。図において、金属製
の基板1上には、防錆層を兼ねる下地着色層2が形成さ
れている。この下地着色層2上には、例えばアクリル系
塗料,ポリエステル系塗料又はウレタン系塗料等の透明
塗料(クリア)からなる透明樹脂層3が形成されてい
る。この透明樹脂層3の内部には、昇華形着色材である
昇華形カラートナー4と退色抑制剤5とが入り込んでお
り、昇華形カラートナー4により着色模様が形成されて
いる。さらに、損傷防止や退色防止のために、透明樹脂
層3上には退色抑制剤5を含有した透明なトップコート
層6が形成されている。
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による装
飾板を模式的に示す断面図である。図において、金属製
の基板1上には、防錆層を兼ねる下地着色層2が形成さ
れている。この下地着色層2上には、例えばアクリル系
塗料,ポリエステル系塗料又はウレタン系塗料等の透明
塗料(クリア)からなる透明樹脂層3が形成されてい
る。この透明樹脂層3の内部には、昇華形着色材である
昇華形カラートナー4と退色抑制剤5とが入り込んでお
り、昇華形カラートナー4により着色模様が形成されて
いる。さらに、損傷防止や退色防止のために、透明樹脂
層3上には退色抑制剤5を含有した透明なトップコート
層6が形成されている。
【0017】次に、図1の装飾板の概略の製造方法につ
いて説明する。図2は図1の装飾板の製造方法を説明す
るための図である。まず、コンピュータ(図示せず)上
で着色模様を自由にデザインする。また、図2(b)に
示すように、基板1に防錆塗装を施すことにより下地着
色層2を形成する。この下地着色層2の乾燥後、図2
(c)に示すように、退色抑制剤5を含有した透明樹脂
を塗布し、下地着色層2上に透明樹脂層3を形成する。
いて説明する。図2は図1の装飾板の製造方法を説明す
るための図である。まず、コンピュータ(図示せず)上
で着色模様を自由にデザインする。また、図2(b)に
示すように、基板1に防錆塗装を施すことにより下地着
色層2を形成する。この下地着色層2の乾燥後、図2
(c)に示すように、退色抑制剤5を含有した透明樹脂
を塗布し、下地着色層2上に透明樹脂層3を形成する。
【0018】一方、図2(a)に示すような静電プロッ
ター11にコンピュータを接続し、昇華形カラートナー
4による着色模様を転写紙12に印刷することにより、
転写形塗装シート13を製造する。この後、図2(d)
に示すように、転写形塗装シート13を透明樹脂層3上
に重ね合わせる。そして、図2(e)に示すように、水
平面及び垂直面の加熱加圧ローラ14,15を用いて、
転写形塗装シート13を適当な温度,圧力で加熱加圧転
写する。この転写は、真空転写によってもよい。これに
より、転写形塗装シート13上の昇華形カラートナー4
が昇華して透明樹脂層3の内部に入り込み、透明樹脂層
3に着色模様が転写形成される。
ター11にコンピュータを接続し、昇華形カラートナー
4による着色模様を転写紙12に印刷することにより、
転写形塗装シート13を製造する。この後、図2(d)
に示すように、転写形塗装シート13を透明樹脂層3上
に重ね合わせる。そして、図2(e)に示すように、水
平面及び垂直面の加熱加圧ローラ14,15を用いて、
転写形塗装シート13を適当な温度,圧力で加熱加圧転
写する。この転写は、真空転写によってもよい。これに
より、転写形塗装シート13上の昇華形カラートナー4
が昇華して透明樹脂層3の内部に入り込み、透明樹脂層
3に着色模様が転写形成される。
【0019】この後、図2(f)に示すように転写紙1
2を剥がし、退色抑制剤5を含有した透明樹脂を塗布
し、これを乾燥させてトップコート層6を形成すれば、
装飾板が出来上がる。
2を剥がし、退色抑制剤5を含有した透明樹脂を塗布
し、これを乾燥させてトップコート層6を形成すれば、
装飾板が出来上がる。
【0020】また、この実施の形態1では、装飾板が製
品として使用される際に目立たない位置に、図3に示す
ようなカラーチャート21及び製造データ22が着色模
様とともに印刷される。カラーチャート21は、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の
4原色をそのまま印刷した未調色カラーチャート21a
と、4原色がそれぞれの色に見えるように下地色に応じ
て調色して印刷した調色カラーチャート21bとからな
っている。未調色カラーチャート21aの各色部分は、
下地色が白色でなければ、見かけ上の色は異なってい
る。また、カラーチャート21の各色部分は、例えば正
方形で、それぞれ測色計による測色が可能な面積を有し
ている。
品として使用される際に目立たない位置に、図3に示す
ようなカラーチャート21及び製造データ22が着色模
様とともに印刷される。カラーチャート21は、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の
4原色をそのまま印刷した未調色カラーチャート21a
と、4原色がそれぞれの色に見えるように下地色に応じ
て調色して印刷した調色カラーチャート21bとからな
っている。未調色カラーチャート21aの各色部分は、
下地色が白色でなければ、見かけ上の色は異なってい
る。また、カラーチャート21の各色部分は、例えば正
方形で、それぞれ測色計による測色が可能な面積を有し
ている。
【0021】次に、上記の工程において、下地着色層2
の色に応じて転写形塗装シート13に印刷する色を調色
する方法について説明する。図4は図2の転写形塗装シ
ート13の印刷方法を説明する工程図である。まず、コ
ンピュータ上で原画を作成する(ステップS1)。次
に、コンピュータ内に記憶されている色変更情報の中か
ら使用した下地色に応じた情報を選択する(ステップS
2)。これにより、コンピュータ内で原画に対して色変
更処理が施される(ステップS3)。即ち、色変更処理
により原画の色を変え、装飾板に印刷したときに所期の
色が得られるようにする。
の色に応じて転写形塗装シート13に印刷する色を調色
する方法について説明する。図4は図2の転写形塗装シ
ート13の印刷方法を説明する工程図である。まず、コ
ンピュータ上で原画を作成する(ステップS1)。次
に、コンピュータ内に記憶されている色変更情報の中か
ら使用した下地色に応じた情報を選択する(ステップS
2)。これにより、コンピュータ内で原画に対して色変
更処理が施される(ステップS3)。即ち、色変更処理
により原画の色を変え、装飾板に印刷したときに所期の
色が得られるようにする。
【0022】さらに、カラーチャート21及び製造デー
タ22の情報を入力して、色変更処理後の着色模様の情
報に合成する(ステップS4)。このとき、調色カラー
チャート21bについては、原画と同様に色変更処理を
施す。そして、コンピュータを静電プロッター11に接
続し、昇華形カラートナー4による着色模様,カラーチ
ャート21及び製造データ22を転写シート12に印刷
する(ステップS5)。
タ22の情報を入力して、色変更処理後の着色模様の情
報に合成する(ステップS4)。このとき、調色カラー
チャート21bについては、原画と同様に色変更処理を
施す。そして、コンピュータを静電プロッター11に接
続し、昇華形カラートナー4による着色模様,カラーチ
ャート21及び製造データ22を転写シート12に印刷
する(ステップS5)。
【0023】次に、上記の色変更処理に使用される色変
更情報の作成方法について説明する。この色変更情報
は、使用した下地色により、原画の色にどのような変更
を与えるかを示す情報である。具体的には、ある下地色
を指定した場合、原画色Aに対して実際に使用する色
(実際にAに見える色)はB、原画色Cに対しては実際
に使用する色はDというように、色変更の対応関係を示
す情報である。
更情報の作成方法について説明する。この色変更情報
は、使用した下地色により、原画の色にどのような変更
を与えるかを示す情報である。具体的には、ある下地色
を指定した場合、原画色Aに対して実際に使用する色
(実際にAに見える色)はB、原画色Cに対しては実際
に使用する色はDというように、色変更の対応関係を示
す情報である。
【0024】まず、図5に示すように、コンピュータで
着色模様のデザインを行う際に指定可能な色を全て含む
基本チャート23を作成する。基本チャート23の個々
の矩形部分がそれぞれ指定可能な色を表し、以下これら
の矩形部分をカラーパッチと呼ぶ。次に、基本チャート
23の画像情報を静電プロッタ11を用いて転写紙12
に出力し、上記と同様に装飾板を製造する。
着色模様のデザインを行う際に指定可能な色を全て含む
基本チャート23を作成する。基本チャート23の個々
の矩形部分がそれぞれ指定可能な色を表し、以下これら
の矩形部分をカラーパッチと呼ぶ。次に、基本チャート
23の画像情報を静電プロッタ11を用いて転写紙12
に出力し、上記と同様に装飾板を製造する。
【0025】このとき、装飾板は、下地着色層2の色が
白色のものと他の色のものとの2種類を製造する。図6
に示すように、下地色が白色の装飾板に形成されたチャ
ートを白地チャート24、他方の装飾板に形成されたチ
ャートを色地チャート25と称する。次に、白地及び色
地チャート24,25における各カラーパッチを測色計
により測色し、その結果をコンピュータに取り込む。
白色のものと他の色のものとの2種類を製造する。図6
に示すように、下地色が白色の装飾板に形成されたチャ
ートを白地チャート24、他方の装飾板に形成されたチ
ャートを色地チャート25と称する。次に、白地及び色
地チャート24,25における各カラーパッチを測色計
により測色し、その結果をコンピュータに取り込む。
【0026】この後、コンピュータに搭載された色変更
情報算出手段により、白地チャート24の各カラーパッ
チの測色値に最も近い測色値のカラーパッチを色地チャ
ート25から探して、両チャート24,25のカラーパ
ッチ間の組み合わせを求める。図7は白地及び色地チャ
ート24,25のカラーパッチ間の対応関係を示す説明
図である。各カラーパッチは、色指定値(Cn,Mn,
Yn,Kn)として表される。このような組み合わせ
は、規則的なものであり、この規則が色変更情報算出手
段により算出され、色変更情報として出力される。
情報算出手段により、白地チャート24の各カラーパッ
チの測色値に最も近い測色値のカラーパッチを色地チャ
ート25から探して、両チャート24,25のカラーパ
ッチ間の組み合わせを求める。図7は白地及び色地チャ
ート24,25のカラーパッチ間の対応関係を示す説明
図である。各カラーパッチは、色指定値(Cn,Mn,
Yn,Kn)として表される。このような組み合わせ
は、規則的なものであり、この規則が色変更情報算出手
段により算出され、色変更情報として出力される。
【0027】ここで、上記の説明では、指定可能な色全
てについて白地チャート24及び色地チャート25を作
る方法を示したが、指定可能な色は数百万色以上あり、
実際にこれら全てについて白地及び色地チャート24,
25を作るのは困難である(時間が許せば不可能ではな
いが)。従って、実際の運用では、数百〜数千の代表色
についてのチャート24,25を作ることになる。しか
し、精度の高い色変更情報を作成するには、カラーパッ
チの数は数千色でも不足する(粗すぎる)。
てについて白地チャート24及び色地チャート25を作
る方法を示したが、指定可能な色は数百万色以上あり、
実際にこれら全てについて白地及び色地チャート24,
25を作るのは困難である(時間が許せば不可能ではな
いが)。従って、実際の運用では、数百〜数千の代表色
についてのチャート24,25を作ることになる。しか
し、精度の高い色変更情報を作成するには、カラーパッ
チの数は数千色でも不足する(粗すぎる)。
【0028】そこで、代表色のカラーパッチの測色値を
コンピュータに取り込んだ後、白地及び色地チャート2
4,25の各カラーパッチの実際の測色値から、白地及
び色地チャート24,25における各カラーパッチ間の
中間色の疑似的なカラーパッチの測色値をそれぞれ求め
る。即ち、補間を行う。例えば、2つのカラーパッチの
測色値から1つの中間色のCMYK値と色度値とを求め
るには、両者のCMYK値と色度値とをそれぞれ平均す
ればよい。このとき、中間色は、2つのカラーパッチ間
に複数求めてもよく、また3つ以上のカラーパッチの測
色値から1つの中間色を求めることも可能である。この
ように、疑似的なカラーパッチの測色値を白地側及び色
地側のデータにそれぞれ追加した後、上記と同様にして
測色値の組み合わせを求める。
コンピュータに取り込んだ後、白地及び色地チャート2
4,25の各カラーパッチの実際の測色値から、白地及
び色地チャート24,25における各カラーパッチ間の
中間色の疑似的なカラーパッチの測色値をそれぞれ求め
る。即ち、補間を行う。例えば、2つのカラーパッチの
測色値から1つの中間色のCMYK値と色度値とを求め
るには、両者のCMYK値と色度値とをそれぞれ平均す
ればよい。このとき、中間色は、2つのカラーパッチ間
に複数求めてもよく、また3つ以上のカラーパッチの測
色値から1つの中間色を求めることも可能である。この
ように、疑似的なカラーパッチの測色値を白地側及び色
地側のデータにそれぞれ追加した後、上記と同様にして
測色値の組み合わせを求める。
【0029】以上のような方法により、1色の下地色に
関する色変更情報が作成されるが、他の下地色の色変更
情報も同様の方法で作成される。また、運用時に新たな
下地色を追加する必要が生じた場合にも、管理者が同様
の方法でその下地色に関する色変更情報を作成する。
関する色変更情報が作成されるが、他の下地色の色変更
情報も同様の方法で作成される。また、運用時に新たな
下地色を追加する必要が生じた場合にも、管理者が同様
の方法でその下地色に関する色変更情報を作成する。
【0030】このような色変更情報を作成しておくこと
により、下地色が種々変更されても、選択した下地色に
応じて所望の色の着色模様を形成することができ、原画
の色をより確実かつ容易に再現することができる。上述
したように、透明樹脂層3に昇華形カラートナー4を昇
華させる場合、下地色の影響を受け易いため、このよう
な調色方法が特に有効となる。
により、下地色が種々変更されても、選択した下地色に
応じて所望の色の着色模様を形成することができ、原画
の色をより確実かつ容易に再現することができる。上述
したように、透明樹脂層3に昇華形カラートナー4を昇
華させる場合、下地色の影響を受け易いため、このよう
な調色方法が特に有効となる。
【0031】また、装飾板に調色カラーチャート21b
を設けておけば、装飾板の製造後に調色カラーチャート
21bの色部分を測色計で測色することにより、実際に
製造された装飾板において調色が正確に行われているか
どうかを確認することができる。即ち、着色模様が細か
い場合にも、色のばらつきを定量的に把握することがで
き、有効な品質管理を行うことができる。
を設けておけば、装飾板の製造後に調色カラーチャート
21bの色部分を測色計で測色することにより、実際に
製造された装飾板において調色が正確に行われているか
どうかを確認することができる。即ち、着色模様が細か
い場合にも、色のばらつきを定量的に把握することがで
き、有効な品質管理を行うことができる。
【0032】さらに、図2(d)に示したような転写形
塗装シート13の転写時に、着色模様に方向性がないも
のや複数の同じ着色模様を製造したときには、転写形塗
装シート13の向きを間違えたり、転写形塗装シート1
3と基板1との組み合わせを間違えたりし易いが、カラ
ーチャート21及び製造データ22を記すことにより、
これらが目印となり、上記のような間違えの発生が防止
される。
塗装シート13の転写時に、着色模様に方向性がないも
のや複数の同じ着色模様を製造したときには、転写形塗
装シート13の向きを間違えたり、転写形塗装シート1
3と基板1との組み合わせを間違えたりし易いが、カラ
ーチャート21及び製造データ22を記すことにより、
これらが目印となり、上記のような間違えの発生が防止
される。
【0033】次に、未調色カラーチャート21aの利用
方法について説明する。例えば、複数枚の装飾板をエレ
ベータに設置してから何年か経過した後、それらのうち
の一部、例えば乗場の戸のうちの1枚のみを破損等のた
め交換しなければならない場合、新しい戸の装飾板の着
色模様は、交換されない戸の装飾板の着色模様と同様に
変色・退色したような色にすることが必要である。未調
色カラーチャート21aは、着色模様の経時的な変色・
退色を定量的に把握し、変色・退色した色を再現するた
めに使用されるものである。
方法について説明する。例えば、複数枚の装飾板をエレ
ベータに設置してから何年か経過した後、それらのうち
の一部、例えば乗場の戸のうちの1枚のみを破損等のた
め交換しなければならない場合、新しい戸の装飾板の着
色模様は、交換されない戸の装飾板の着色模様と同様に
変色・退色したような色にすることが必要である。未調
色カラーチャート21aは、着色模様の経時的な変色・
退色を定量的に把握し、変色・退色した色を再現するた
めに使用されるものである。
【0034】上記のような装飾板の再製造を行う場合、
破損した装飾板の未調色カラーチャート21aの各色部
分を測色計により測色して、そのデータをコンピュータ
に取り込む。また、製造データ22等から、最初の製造
時の調色に使用した色変更情報や未調色カラーチャート
21aの測色値を探し、これらの情報もコンピュータに
取り込む。そして、色変更情報算出手段により、最初の
製造時に使用した色変更情報を修正する。
破損した装飾板の未調色カラーチャート21aの各色部
分を測色計により測色して、そのデータをコンピュータ
に取り込む。また、製造データ22等から、最初の製造
時の調色に使用した色変更情報や未調色カラーチャート
21aの測色値を探し、これらの情報もコンピュータに
取り込む。そして、色変更情報算出手段により、最初の
製造時に使用した色変更情報を修正する。
【0035】具体的には、未調色カラーチャート21a
の測色値と、白地チャート24におけるカラーパッチの
色指定値との新たな組み合わせを見つけることにより、
変色・退色による影響を予測し、例えば図8に示すよう
に、白地及び色地チャート24,25のカラーパッチ間
の対応関係に修正を加える。この後、修正後の色変更情
報を使用して、上記と同様の手順で装飾板を再製造す
る。
の測色値と、白地チャート24におけるカラーパッチの
色指定値との新たな組み合わせを見つけることにより、
変色・退色による影響を予測し、例えば図8に示すよう
に、白地及び色地チャート24,25のカラーパッチ間
の対応関係に修正を加える。この後、修正後の色変更情
報を使用して、上記と同様の手順で装飾板を再製造す
る。
【0036】このように、修正された色変更情報に基づ
いて色変更処理を行うことにより、経時的に変色・退色
した後の着色模様を、難しいノウハウや経験によること
なく、より確実に形成することができる。
いて色変更処理を行うことにより、経時的に変色・退色
した後の着色模様を、難しいノウハウや経験によること
なく、より確実に形成することができる。
【0037】ここで、カラーチャート21を使用した色
管理方法の原理について説明する。図1に示したよう
に、透明樹脂層3に昇華形カラートナー4を入り込ませ
て形成した着色模様は、背面にある下地着色層2の下地
色の影響を受け易いことは既に述べた通りである。これ
は、例えば白い紙に水色のセロファンが重なっているよ
うな状態であり、紙の色が黄色味を帯びれば、人の目に
はセロファンが緑色に見えるようなものである。
管理方法の原理について説明する。図1に示したよう
に、透明樹脂層3に昇華形カラートナー4を入り込ませ
て形成した着色模様は、背面にある下地着色層2の下地
色の影響を受け易いことは既に述べた通りである。これ
は、例えば白い紙に水色のセロファンが重なっているよ
うな状態であり、紙の色が黄色味を帯びれば、人の目に
はセロファンが緑色に見えるようなものである。
【0038】このような色の見かけの変化の例を図9に
示す。a*及びb*は、L*a*b*表色系(JIS
Z8729)における色度を示すものである。ここで測
定されている色は、Y(イエロー),M(マゼンタ),
C(シアン),K(黒),R(赤:YMの混色),G
(緑:YCの混色),B(青:MCの混色),W(白:
下地色・未着色を示す)である。
示す。a*及びb*は、L*a*b*表色系(JIS
Z8729)における色度を示すものである。ここで測
定されている色は、Y(イエロー),M(マゼンタ),
C(シアン),K(黒),R(赤:YMの混色),G
(緑:YCの混色),B(青:MCの混色),W(白:
下地色・未着色を示す)である。
【0039】図において、作成された元のままであれば
色の再現領域は実線で示す形に表現されるはずである
が、下地色が少し赤みのある黄色になると、破線で示す
ような色の領域となる。つまり、透明樹脂層3に入って
いる色は変化しないが、経時変化などにより下地色が変
化すると見かけの色は変わってしまう。
色の再現領域は実線で示す形に表現されるはずである
が、下地色が少し赤みのある黄色になると、破線で示す
ような色の領域となる。つまり、透明樹脂層3に入って
いる色は変化しないが、経時変化などにより下地色が変
化すると見かけの色は変わってしまう。
【0040】そこで、未調色カラーチャート21aの測
色結果と、最初の製造時の未調色カラーチャート21a
の測色結果とから色がどのように変化しているかを予測
する。即ち、図9の破線で示した領域を予測する。そし
て、予測結果をもとに、色変更情報を修正する。なお、
色の変化の予測と修正する色変更情報とは、使用される
静電プロッタ11の記録特性や昇華形カラートナー4の
昇華発色特性などに基づいて個別に作成されるものであ
る。
色結果と、最初の製造時の未調色カラーチャート21a
の測色結果とから色がどのように変化しているかを予測
する。即ち、図9の破線で示した領域を予測する。そし
て、予測結果をもとに、色変更情報を修正する。なお、
色の変化の予測と修正する色変更情報とは、使用される
静電プロッタ11の記録特性や昇華形カラートナー4の
昇華発色特性などに基づいて個別に作成されるものであ
る。
【0041】ここで、図10はエレベータの乗場を示す
正面図、図11は図10のXI−XI線断面図、図12
は図10のA部拡大図である。図に示すように、エレベ
ータの乗場の戸31に装飾板を使用する場合、例えば乗
場の戸31の上端部にカラーチャート21を設ければ、
その部分は乗場三方枠32の上板により隠れるため、一
般の利用者にはカラーチャート21が見えないことにな
る。
正面図、図11は図10のXI−XI線断面図、図12
は図10のA部拡大図である。図に示すように、エレベ
ータの乗場の戸31に装飾板を使用する場合、例えば乗
場の戸31の上端部にカラーチャート21を設ければ、
その部分は乗場三方枠32の上板により隠れるため、一
般の利用者にはカラーチャート21が見えないことにな
る。
【0042】実施の形態2.図13はこの発明の実施の
形態2による装飾板の要部を示す斜視図であり、トップ
コート層は省略している。この例では、装飾板の一部に
凹部41が設けられており、この凹部41には、カラー
チャート21が設けられたカラーチャート板42が嵌め
込まれている。カラーチャート板42は、基板42a,
下地着色層42b及び透明樹脂層42cを有し、例えば
シアノアクリルレート系,アクリル系,エポキシ系,ウ
レタン系,塩ビ系,酢酸ビニル系,ゴム系の樹脂からな
る接合樹脂層43を介して凹部41の底部に接着されて
いる。また、カラーチャート板42は、その表面が装飾
板の表面と面一になっている。
形態2による装飾板の要部を示す斜視図であり、トップ
コート層は省略している。この例では、装飾板の一部に
凹部41が設けられており、この凹部41には、カラー
チャート21が設けられたカラーチャート板42が嵌め
込まれている。カラーチャート板42は、基板42a,
下地着色層42b及び透明樹脂層42cを有し、例えば
シアノアクリルレート系,アクリル系,エポキシ系,ウ
レタン系,塩ビ系,酢酸ビニル系,ゴム系の樹脂からな
る接合樹脂層43を介して凹部41の底部に接着されて
いる。また、カラーチャート板42は、その表面が装飾
板の表面と面一になっている。
【0043】このような構成では、カラーチャート板4
2が装飾板と別体になっているため、ヘラのような道具
を使うことにより、図14に示すように、カラーチャー
ト板42を装飾板から取り外すことができる。このよう
に、カラーチャート板42を取り外すことで、カラーチ
ャート21の測色が容易になるとともに、カラーチャー
ト板42のみを工場に送り、装飾板を製造することもで
きる。
2が装飾板と別体になっているため、ヘラのような道具
を使うことにより、図14に示すように、カラーチャー
ト板42を装飾板から取り外すことができる。このよう
に、カラーチャート板42を取り外すことで、カラーチ
ャート21の測色が容易になるとともに、カラーチャー
ト板42のみを工場に送り、装飾板を製造することもで
きる。
【0044】実施の形態3.なお、上記実施の形態2で
はカラーチャート板42を凹部41に嵌め込んで、装飾
板の表面を平らにした例を示したが、図15に示すよう
に、凹部41の加工を省いて、そのまま装飾板の表面に
カラーチャート板42を取り付けてもよい。これによ
り、製造コストを低減することができる。
はカラーチャート板42を凹部41に嵌め込んで、装飾
板の表面を平らにした例を示したが、図15に示すよう
に、凹部41の加工を省いて、そのまま装飾板の表面に
カラーチャート板42を取り付けてもよい。これによ
り、製造コストを低減することができる。
【0045】また、基板1の材料は特に限定されず、例
えば有機材料、無機材料又は複合材料であってもよい。
えば有機材料、無機材料又は複合材料であってもよい。
【図1】 この発明の実施の形態1による装飾板を模式
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
【図2】 図1の装飾板の製造方法を説明するための図
である。
である。
【図3】 カラーチャート及び製造データの一例を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】 図2の転写形塗装シートの印刷方法を説明す
る工程図である。
る工程図である。
【図5】 基本チャートの一例を示す正面図である。
【図6】 白地及び色地チャートの一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図7】 白地及び色地チャートのカラーパッチ間の対
応関係を示す説明図である。
応関係を示す説明図である。
【図8】 白地及び色地チャートのカラーパッチ間の対
応関係の修正方法を示す説明図である。
応関係の修正方法を示す説明図である。
【図9】 色の見かけの変化の例を示す色度図である。
【図10】 エレベータの乗場の一例を示す正面図であ
る。
る。
【図11】 図10のXI−XI線断面図である。
【図12】 図10のA部拡大図である。
【図13】 この発明の実施の形態2による装飾板の要
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図14】 図13のカラーチャート板を取り外す状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図15】 この発明の実施の形態3による装飾板の要
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
1 基板、2 下地着色層、3 透明樹脂層、4 昇華
形カラートナー(昇華形着色材)、13 転写形塗装シ
ート、21 カラーチャート、21a 未調色カラーチ
ャート、21b 調色カラーチャート、22 製造デー
タ、23 基本チャート、24 白地チャート、25
色地チャート。
形カラートナー(昇華形着色材)、13 転写形塗装シ
ート、21 カラーチャート、21a 未調色カラーチ
ャート、21b 調色カラーチャート、22 製造デー
タ、23 基本チャート、24 白地チャート、25
色地チャート。
Claims (7)
- 【請求項1】 基板上に下地着色層を介して透明樹脂層
を形成する工程、 コンピュータ上で着色模様をデザインする工程、 上記着色模様が上記下地着色層の下地色に重ねられて生
じる変色を修正するように、上記下地色に応じた色変更
情報により上記着色模様の画像情報に色変更処理を施す
工程、 上記色変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色
模様を昇華形着色材により印刷し、転写形塗装シートを
製造する工程、及び上記転写形塗装シートの上記昇華形
着色材を上記透明樹脂層に昇華転写させる工程を含むこ
とを特徴とする装飾板の製造方法。 - 【請求項2】 色変更情報を作成する工程は、 コンピュータ上で着色模様をデザインする際に使用可能
な色のカラーパッチを並べた基本チャートを上記コンピ
ュータで作成する工程、 上記基本チャートの画像情報に基づいて昇華形着色材に
より複数枚の転写形塗装シートを印刷する工程、 基板上に白色の下地着色層を介して形成された透明樹脂
層と、他の基板上に白色以外の下地着色層を介して形成
された透明樹脂層とに、上記各転写形塗装シートの上記
昇華形着色材を昇華転写させ、白地チャート及び色地チ
ャートを製造する工程、 上記白地及び色地チャートにおける各カラーパッチを測
色計により測色し、その結果をコンピュータに取り込む
工程、 上記白地及び色地チャートの各カラーパッチの測色値か
ら、上記白地及び色地チャートにおける各カラーパッチ
間の中間色の疑似的なカラーパッチの測色値をそれぞれ
求める工程、及び上記白地チャートにおける各カラーパ
ッチ及び疑似的なカラーパッチのそれぞれの測色値に対
応する測色値を、上記色地チャートにおける各カラーパ
ッチ及び疑似的なカラーパッチの測色値から探して組み
合わせを求める工程を有することを特徴とする請求項1
記載の装飾板の製造方法。 - 【請求項3】 エレベータに使用される装飾板の製造方
法において、 基板上に下地着色層を介して透明樹脂層を形成する工
程、 コンピュータ上で着色模様をデザインする工程、 上記コンピュータ上で複数の原色の色部分からなるカラ
ーチャートを作成する工程、 上記着色模様及び上記カラーチャートが上記下地着色層
の下地色に重ねられて生じる変色を修正するように、上
記下地色に応じた色変更情報により上記着色模様及び上
記カラーチャートの画像情報に色変更処理を施す工程、 上記色変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色
模様及び調色カラーチャートを昇華形着色材により印刷
し、転写形塗装シートを製造する工程、 上記転写形塗装シートの上記昇華形着色材を上記透明樹
脂層に昇華転写させる工程、及び転写された調色カラー
チャートを測色計で測色することにより調色結果を検査
する工程を含むことを特徴とする装飾板の製造方法。 - 【請求項4】 着色模様が経時的に変色・退色した先に
製造の装飾板と同様の装飾板を新しく製造する装飾板の
製造方法において、 上記先に製造の装飾板に設けられ下地色が白色のときに
原色に見える複数の色部分からなる未調色カラーチャー
トの上記各色部分を測色計により測色する工程、 上記未調色カラーチャートの測色結果により、上記先に
製造の装飾板の製造時に使用した色変更情報に修正を加
える工程、 修正後の色変更情報により、上記着色模様の画像情報に
色変更処理を施す工程、 上記色変更処理後の画像情報に基づいて、調色後の着色
模様を昇華形着色材により印刷し、転写形塗装シートを
製造する工程、 基板上に下地着色層を介して透明樹脂層を形成する工
程、及び上記転写形塗装シートの上記昇華形着色材を上
記透明樹脂層に昇華転写させる工程を含むことを特徴と
する装飾板の製造方法。 - 【請求項5】 基板と、この基板上に形成されている下
地着色層と、この下地着色層上に設けられ、内部に昇華
形着色材が入り込んで着色模様が形成されている透明樹
脂層とを備えているエレベータ用の装飾板において、 上記透明樹脂層には、上記下地着色層の下地色に重ねら
れたときに原色に見える複数の色部分からなる調色カラ
ーチャート、及び下地色が白色のときに原色に見える複
数の色部分からなる未調色カラーチャートの少なくとも
いずれか一方を有するカラーチャートが上記着色模様と
同様に形成されていることを特徴とする装飾板。 - 【請求項6】 カラーチャートが取り外し可能になって
いることを特徴とする請求項5記載の装飾板。 - 【請求項7】 カラーチャートの近傍に製造データが記
されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載
の装飾板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28376695A JPH09123700A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 装飾板の製造方法及び装飾板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28376695A JPH09123700A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 装飾板の製造方法及び装飾板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09123700A true JPH09123700A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17669849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28376695A Pending JPH09123700A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 装飾板の製造方法及び装飾板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09123700A (ja) |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28376695A patent/JPH09123700A/ja active Pending
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