JPH09122544A - 噴霧装置 - Google Patents
噴霧装置Info
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- JPH09122544A JPH09122544A JP30525695A JP30525695A JPH09122544A JP H09122544 A JPH09122544 A JP H09122544A JP 30525695 A JP30525695 A JP 30525695A JP 30525695 A JP30525695 A JP 30525695A JP H09122544 A JPH09122544 A JP H09122544A
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸入器本体にコンプレッサーが設けられてい
るため、騒音や振動を発生する。治療する場所が深夜の
病院のベッドサイドなどでは、治療を受ける患者本人以
外が同室している場合が多く、このような騒音や振動の
発生は、他人に迷惑をかける。 【解決手段】 携帯ユニットにコンプレッサー等の動力
源を備えていないので、作動音が非常に静かであり、ま
た、携帯ユニットにレギュレータを含むので、一定圧の
低圧空気を供給することができ、安定して液剤を噴霧す
ることができるという効果を得る。
るため、騒音や振動を発生する。治療する場所が深夜の
病院のベッドサイドなどでは、治療を受ける患者本人以
外が同室している場合が多く、このような騒音や振動の
発生は、他人に迷惑をかける。 【解決手段】 携帯ユニットにコンプレッサー等の動力
源を備えていないので、作動音が非常に静かであり、ま
た、携帯ユニットにレギュレータを含むので、一定圧の
低圧空気を供給することができ、安定して液剤を噴霧す
ることができるという効果を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体装置と携帯ユ
ニットからなり、携帯ユニットの霧化器から液剤を噴霧
する噴霧装置に関する。
ニットからなり、携帯ユニットの霧化器から液剤を噴霧
する噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、呼吸器疾患の治療のため
に、薬液の霧を発生させる吸入器では、コンプレッサー
により発生した高圧空気を、液状薬剤を霧化する霧化器
に通して、薬液の霧を発生させるようにしていた。
に、薬液の霧を発生させる吸入器では、コンプレッサー
により発生した高圧空気を、液状薬剤を霧化する霧化器
に通して、薬液の霧を発生させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来装置では、吸入器本体にコンプレッサーが設けられ
ているため、騒音や振動を発生する。治療する場所が深
夜の病院のベッドサイドなどでは、治療を受ける患者本
人以外が同室している場合が多く、このような騒音や振
動の発生は、他人に迷惑をかける。
従来装置では、吸入器本体にコンプレッサーが設けられ
ているため、騒音や振動を発生する。治療する場所が深
夜の病院のベッドサイドなどでは、治療を受ける患者本
人以外が同室している場合が多く、このような騒音や振
動の発生は、他人に迷惑をかける。
【0004】また、コンプレッサーの動力は、通常、交
流電源であり、したがって、電源コンセントがない部
屋、あるいは、電源コンセントまで遠い場所のベッドで
は、このような吸入器を気軽に使えないという不都合も
生じる。
流電源であり、したがって、電源コンセントがない部
屋、あるいは、電源コンセントまで遠い場所のベッドで
は、このような吸入器を気軽に使えないという不都合も
生じる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、振動がなく、静音で、電源が不要な噴霧装置
を提供することを目的としている。
のであり、振動がなく、静音で、電源が不要な噴霧装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を圧縮す
るためのコンプレッサーと、上記コンプレッサーにより
圧縮された空気を蓄積するための第1の蓄圧タンクと、
蓄圧タンクに蓄積された高圧空気を外部に引き出すため
のエアチューブを備えた本体装置と、上記エアチューブ
に着脱自在に連結する封入バルブと、上記封入バルブを
介して引き入れた高圧空気を蓄積するための第2の蓄圧
タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧空気
を設定圧力の低圧空気に減圧するためのレギュレータ
と、上記レギュレータより放出される低圧空気によって
液剤を霧化する霧化器を備えた携帯ユニットからなるも
のである。
るためのコンプレッサーと、上記コンプレッサーにより
圧縮された空気を蓄積するための第1の蓄圧タンクと、
蓄圧タンクに蓄積された高圧空気を外部に引き出すため
のエアチューブを備えた本体装置と、上記エアチューブ
に着脱自在に連結する封入バルブと、上記封入バルブを
介して引き入れた高圧空気を蓄積するための第2の蓄圧
タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧空気
を設定圧力の低圧空気に減圧するためのレギュレータ
と、上記レギュレータより放出される低圧空気によって
液剤を霧化する霧化器を備えた携帯ユニットからなるも
のである。
【0007】また、空気を圧縮するためのコンプレッサ
ーと、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積
するための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積され
た高圧空気を外部に引き出すための第1のエアチューブ
を備えた本体装置と、上記第1のエアチューブに着脱自
在に連結する第1の封入バルブと、上記第1の封入バル
ブを介して引き入れた高圧空気を蓄積するための第2の
蓄圧タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧
空気を設定圧力の低圧空気に減圧するためのレギュレー
タと、上記レギュレータより放出される低圧空気を引き
出すための第2のエアチューブを備えた携帯ユニット
と、上記第2のエアチューブに着脱自在に連結する第2
の封入バルブと、上記第2の封入バルブを介して引き入
れた低圧空気によって液剤を霧化する霧化器からなるも
のである。
ーと、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積
するための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積され
た高圧空気を外部に引き出すための第1のエアチューブ
を備えた本体装置と、上記第1のエアチューブに着脱自
在に連結する第1の封入バルブと、上記第1の封入バル
ブを介して引き入れた高圧空気を蓄積するための第2の
蓄圧タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧
空気を設定圧力の低圧空気に減圧するためのレギュレー
タと、上記レギュレータより放出される低圧空気を引き
出すための第2のエアチューブを備えた携帯ユニット
と、上記第2のエアチューブに着脱自在に連結する第2
の封入バルブと、上記第2の封入バルブを介して引き入
れた低圧空気によって液剤を霧化する霧化器からなるも
のである。
【0008】また、空気を圧縮するためのコンプレッサ
ーと、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積
するための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積され
た高圧空気を浄化するフィルタユニットと、上記フィル
タユニットを通過した高圧清浄空気を外部に引き出すた
めのエアチューブを備えた本体装置と、上記エアチュー
ブに着脱自在に連結する封入バルブと、上記バルブを介
して引き入れた高圧清浄空気を蓄積するための第2の蓄
圧タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧清
浄空気を設定圧力の低圧清浄空気に減圧するためのレギ
ュレータと、上記レギュレータより放出される低圧清浄
空気によって液状薬剤を霧化する霧化器を備えた携帯ユ
ニットからなるものである。
ーと、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積
するための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積され
た高圧空気を浄化するフィルタユニットと、上記フィル
タユニットを通過した高圧清浄空気を外部に引き出すた
めのエアチューブを備えた本体装置と、上記エアチュー
ブに着脱自在に連結する封入バルブと、上記バルブを介
して引き入れた高圧清浄空気を蓄積するための第2の蓄
圧タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧清
浄空気を設定圧力の低圧清浄空気に減圧するためのレギ
ュレータと、上記レギュレータより放出される低圧清浄
空気によって液状薬剤を霧化する霧化器を備えた携帯ユ
ニットからなるものである。
【0009】また、空気を圧縮するためのコンプレッサ
ーと、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積
するための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積され
た高圧空気を浄化するフィルタユニットと、上記フィル
タユニットを通過した高圧清浄空気を外部に引き出すた
めの第1のエアチューブを備えた本体装置と、上記第1
のエアチューブに着脱自在に連結する第1の封入バルブ
と、上記第1の封入バルブを介して引き入れた高圧清浄
空気を蓄積するための第2の蓄圧タンクと、上記第2の
蓄圧タンクに蓄積された高圧清浄空気を設定圧力の低圧
清浄空気に減圧するためのレギュレータと、上記レギュ
レータから放出される低圧清浄空気を引き出すための第
2のエアチューブを備えた携帯ユニットと、上記第2の
エアチューブに着脱自在に連結する第2の封入バルブ
と、上記第2の封入バルブを介して引き入れた低圧清浄
空気によって液剤を霧化する霧化器からなるものであ
る。
ーと、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積
するための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積され
た高圧空気を浄化するフィルタユニットと、上記フィル
タユニットを通過した高圧清浄空気を外部に引き出すた
めの第1のエアチューブを備えた本体装置と、上記第1
のエアチューブに着脱自在に連結する第1の封入バルブ
と、上記第1の封入バルブを介して引き入れた高圧清浄
空気を蓄積するための第2の蓄圧タンクと、上記第2の
蓄圧タンクに蓄積された高圧清浄空気を設定圧力の低圧
清浄空気に減圧するためのレギュレータと、上記レギュ
レータから放出される低圧清浄空気を引き出すための第
2のエアチューブを備えた携帯ユニットと、上記第2の
エアチューブに着脱自在に連結する第2の封入バルブ
と、上記第2の封入バルブを介して引き入れた低圧清浄
空気によって液剤を霧化する霧化器からなるものであ
る。
【0010】また、前記第2の蓄圧タンクは、底面が広
い略扁平状に形成するとよい。また、前記第2の蓄圧タ
ンクは、上部ユニットと底部ユニットからなり、上記底
部ユニットは、上記上部ユニットに対して着脱自在に形
成するとよい。
い略扁平状に形成するとよい。また、前記第2の蓄圧タ
ンクは、上部ユニットと底部ユニットからなり、上記底
部ユニットは、上記上部ユニットに対して着脱自在に形
成するとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかる噴霧装
置を示している。この噴霧装置は、呼吸器疾患の治療の
ために、薬液の霧を発生させる吸入器として用いられる
ものである。
置を示している。この噴霧装置は、呼吸器疾患の治療の
ために、薬液の霧を発生させる吸入器として用いられる
ものである。
【0013】同図において、この噴霧装置は、高圧清浄
空気を発生するための本体装置1と、本体装置1から発
生される高圧清浄空気を蓄積し、その蓄積した高圧清浄
空気により霧状の薬液を発生させる携帯ユニット2から
なる。また、本体装置1から発生される高圧清浄空気
は、本体装置1から延長され、携帯ユニット2に着脱自
在に取り付けられるエアチューブ3により、携帯ユニッ
ト2に送られる。
空気を発生するための本体装置1と、本体装置1から発
生される高圧清浄空気を蓄積し、その蓄積した高圧清浄
空気により霧状の薬液を発生させる携帯ユニット2から
なる。また、本体装置1から発生される高圧清浄空気
は、本体装置1から延長され、携帯ユニット2に着脱自
在に取り付けられるエアチューブ3により、携帯ユニッ
ト2に送られる。
【0014】図2は、本体装置1の概略構成を示してい
る。
る。
【0015】同図において、筺体5の右側の小さな部屋
には、高圧空気を発生させるためのコンプレッサ6が収
容されており、筺体5の左側の大きい部屋には、コンプ
レッサー6により発生された高圧空気を蓄積するための
メインタンク7などが収容されている。
には、高圧空気を発生させるためのコンプレッサ6が収
容されており、筺体5の左側の大きい部屋には、コンプ
レッサー6により発生された高圧空気を蓄積するための
メインタンク7などが収容されている。
【0016】また、筺体5の正面上部には、エアチュー
ブ3を収容するための収容部8が設けられている。な
お、この収容部8は、蓋9により開閉される。
ブ3を収容するための収容部8が設けられている。な
お、この収容部8は、蓋9により開閉される。
【0017】図3は、携帯ユニット2の一例を示してい
る。
る。
【0018】同図において、携帯ユニット2は、高圧清
浄空気を蓄積するとともに、蓄積した高圧清浄空気を噴
霧用の所定圧力の低圧清浄空気に減圧するためのサブタ
ンクユニット10と、サブタンクユニット10により発
生された低圧清浄空気を引き入れて、薬液の霧を発生さ
せるための霧化ユニット11からなる。
浄空気を蓄積するとともに、蓄積した高圧清浄空気を噴
霧用の所定圧力の低圧清浄空気に減圧するためのサブタ
ンクユニット10と、サブタンクユニット10により発
生された低圧清浄空気を引き入れて、薬液の霧を発生さ
せるための霧化ユニット11からなる。
【0019】また、サブタンクユニット10と、霧化ユ
ニット11は、エアチューブ12により着脱自在に連結
されている。
ニット11は、エアチューブ12により着脱自在に連結
されている。
【0020】図4は、本体装置1のシステム図を示して
いる。
いる。
【0021】同図において、コンプレッサー6から発生
された高圧空気は、逆止弁15と増圧弁16からなる増
圧器を介してより高圧にされた状態で、メインタンク7
に送り込まれる。
された高圧空気は、逆止弁15と増圧弁16からなる増
圧器を介してより高圧にされた状態で、メインタンク7
に送り込まれる。
【0022】メインタンク7に蓄積された空気は、空気
中に含まれる塵埃を除去するための空気圧フィルタ1
8、空気中に含まれる液滴を除去するためのオイルミス
トセパレータ19、および、異臭を除去するための脱臭
フィルタ20を順次介して浄化され、それによって形成
された高圧清浄空気は、エアチューブ3に連絡される。
ここで、エアチューブ3の先端には、高圧清浄空気を閉
止するためのエアチャック21が設けられている。した
がって、常時は、メインタンク7の圧は、このエアチャ
ック21により閉止されている。
中に含まれる塵埃を除去するための空気圧フィルタ1
8、空気中に含まれる液滴を除去するためのオイルミス
トセパレータ19、および、異臭を除去するための脱臭
フィルタ20を順次介して浄化され、それによって形成
された高圧清浄空気は、エアチューブ3に連絡される。
ここで、エアチューブ3の先端には、高圧清浄空気を閉
止するためのエアチャック21が設けられている。した
がって、常時は、メインタンク7の圧は、このエアチャ
ック21により閉止されている。
【0023】また、メインタンク7には、蓄積した水分
を配設するためのドレンバルブ22が設けられている。
を配設するためのドレンバルブ22が設けられている。
【0024】また、コンプレッサー6には、電源スイッ
チ23、および、圧力スイッチ24を介して、交流電源
が供給され、それにより、コンプレッサー6が作動す
る。圧力スイッチ24は、メインタンク7の圧力が所定
値(例えば、8気圧)になると、コンプレッサー6への
電源を遮断するものであり、これにより、コンプレッサ
ー6は、メインタンク7の圧力が所定値よりも小さいと
きにはオン作動され、メインタンク7の圧力が所定値よ
りも大きくなるとオフ作動される。その結果、メインタ
ンク7の圧力は、所定値に保持される。
チ23、および、圧力スイッチ24を介して、交流電源
が供給され、それにより、コンプレッサー6が作動す
る。圧力スイッチ24は、メインタンク7の圧力が所定
値(例えば、8気圧)になると、コンプレッサー6への
電源を遮断するものであり、これにより、コンプレッサ
ー6は、メインタンク7の圧力が所定値よりも小さいと
きにはオン作動され、メインタンク7の圧力が所定値よ
りも大きくなるとオフ作動される。その結果、メインタ
ンク7の圧力は、所定値に保持される。
【0025】図5(a)は、携帯ユニット2のサブタン
クユニット10のシステム図を示している。
クユニット10のシステム図を示している。
【0026】同図において、封入バルブ26は、エアチ
ューブ3の先端に設けられたエアチャック21が連結す
るものであり、封入バルブ26にエアチャック21を装
着すると、エアチャック21の閉止が解除され、エアチ
ューブ3を通って送られてくる高圧清浄空気が、封入バ
ルブ26を通って引き入れられる。
ューブ3の先端に設けられたエアチャック21が連結す
るものであり、封入バルブ26にエアチャック21を装
着すると、エアチャック21の閉止が解除され、エアチ
ューブ3を通って送られてくる高圧清浄空気が、封入バ
ルブ26を通って引き入れられる。
【0027】この封入バルブ26を通って引き入れられ
た高圧清浄空気は、逆止弁27を通り、サブタンク28
に蓄積される。
た高圧清浄空気は、逆止弁27を通り、サブタンク28
に蓄積される。
【0028】サブタンク28に蓄積された高圧清浄空気
は、レギュレータ29により、設定圧力(例えば、0.
5気圧)の低圧清浄空気に減圧され、その低圧清浄空気
は、エアチューブ12に連絡される。ここで、エアチュ
ーブ12の先端には、低圧清浄空気を閉止するためのエ
アチャック30が設けられている。したがって、常時
は、サブタンク28の圧は、このエアチャック30によ
り閉止されている。
は、レギュレータ29により、設定圧力(例えば、0.
5気圧)の低圧清浄空気に減圧され、その低圧清浄空気
は、エアチューブ12に連絡される。ここで、エアチュ
ーブ12の先端には、低圧清浄空気を閉止するためのエ
アチャック30が設けられている。したがって、常時
は、サブタンク28の圧は、このエアチャック30によ
り閉止されている。
【0029】また、同図(b)に示すように、携帯ユニ
ット2の霧化ユニット11には、エアチャック30が着
脱自在に連結される封入バルブ31が設けられている。
したがって、霧化ユニット11の封入バルブ31に、サ
ブタンクユニット10のエアチューブ12のエアチャッ
ク30を連結すると、エアチャック30の閉止が解除さ
れ、エアチューブ12を通って送られてくる低圧清浄空
気が、封入バルブ31を通って引き入れられ、霧化ユニ
ット11に供給される。
ット2の霧化ユニット11には、エアチャック30が着
脱自在に連結される封入バルブ31が設けられている。
したがって、霧化ユニット11の封入バルブ31に、サ
ブタンクユニット10のエアチューブ12のエアチャッ
ク30を連結すると、エアチャック30の閉止が解除さ
れ、エアチューブ12を通って送られてくる低圧清浄空
気が、封入バルブ31を通って引き入れられ、霧化ユニ
ット11に供給される。
【0030】また、図6(a),(b)に示したよう
に、サブタンクユニット10のサブタンク28は、全体
として、上面中央が凹んだ略扁平状に形成されており、
また、上部ユニット28aと底部ユニット28bに分解
することができる。上部ユニット28aと底部ユニット
28bの間には、機密性を確保するためのOリング28
cが配設されている。また、上部ユニット28aには、
サブタンク28に蓄積された高圧清浄空気の圧力を示す
ための圧力計28dが設けられている。また、支持部材
28eは、霧化ユニット11を支持するためのものであ
り、バルブ28fは、エアチューブ12を連結するため
のものである。
に、サブタンクユニット10のサブタンク28は、全体
として、上面中央が凹んだ略扁平状に形成されており、
また、上部ユニット28aと底部ユニット28bに分解
することができる。上部ユニット28aと底部ユニット
28bの間には、機密性を確保するためのOリング28
cが配設されている。また、上部ユニット28aには、
サブタンク28に蓄積された高圧清浄空気の圧力を示す
ための圧力計28dが設けられている。また、支持部材
28eは、霧化ユニット11を支持するためのものであ
り、バルブ28fは、エアチューブ12を連結するため
のものである。
【0031】このようにして、サブタンク28が全体と
して略扁平状に形成されているので、携帯ユニット2を
略水平で平らな場所に設置すると、携帯ユニット2の姿
勢が安定し、したがって、患者等が間違って触れたとき
に転倒して霧化ユニット11に収容していた薬液がこぼ
れるなどの不都合を回避することができる。
して略扁平状に形成されているので、携帯ユニット2を
略水平で平らな場所に設置すると、携帯ユニット2の姿
勢が安定し、したがって、患者等が間違って触れたとき
に転倒して霧化ユニット11に収容していた薬液がこぼ
れるなどの不都合を回避することができる。
【0032】また、サブタンク28を、上部ユニット2
8aと底部ユニット28bに分解することができるの
で、サブタンク28の内部を清掃することができ、サブ
タンク28を常に清潔にして使用することができる。
8aと底部ユニット28bに分解することができるの
で、サブタンク28の内部を清掃することができ、サブ
タンク28を常に清潔にして使用することができる。
【0033】図7は、レギュレータ29の一例を示して
いる。
いる。
【0034】同図において、レギュレータ29は、高圧
清浄空気を低圧清浄空気に減圧するための本体ユニット
29aと、低圧清浄空気の圧力を設定するための上部ユ
ニット29bからなる。
清浄空気を低圧清浄空気に減圧するための本体ユニット
29aと、低圧清浄空気の圧力を設定するための上部ユ
ニット29bからなる。
【0035】本体ユニット29aにおいて、高圧チャン
バ29cには、連通口29dを介して高圧清浄空気が流
入し、本体ユニット29aの上部に設けられている低圧
チャンバ29eと高圧チャンバ29cは、連通孔29f
を介して連絡されている。また、連通孔29fには、低
圧清浄空気を取り出すための連通口29gが設けられて
いる。
バ29cには、連通口29dを介して高圧清浄空気が流
入し、本体ユニット29aの上部に設けられている低圧
チャンバ29eと高圧チャンバ29cは、連通孔29f
を介して連絡されている。また、連通孔29fには、低
圧清浄空気を取り出すための連通口29gが設けられて
いる。
【0036】上部ユニット29bには、低圧チャンバ2
9eに連絡する部屋29hが形成されており、この部屋
29hと低圧チャンバ29eを仕切る態様に、ダイヤフ
ラム29iが配設されている。
9eに連絡する部屋29hが形成されており、この部屋
29hと低圧チャンバ29eを仕切る態様に、ダイヤフ
ラム29iが配設されている。
【0037】上部ユニット29bの部屋29hには、ダ
イヤフラム29iを上側から付圧する調圧スプリング2
9jが収容されており、部屋29hの上部からは、この
調圧スプリング29jの自由長を調節するための調圧ネ
ジ29kがねじ込まれている。
イヤフラム29iを上側から付圧する調圧スプリング2
9jが収容されており、部屋29hの上部からは、この
調圧スプリング29jの自由長を調節するための調圧ネ
ジ29kがねじ込まれている。
【0038】また、本体ユニット29aの連結孔29f
には、ダイヤフラム29iを下側から付圧するステム2
9mが収容されており、このステム29mの下側にはボ
ール弁29nおよび弁バネ29pが配設されている。こ
れにより、弁バネ29pの力がボール弁29nを介して
ステム29mに伝達され、ダイヤフラム29iに下側か
ら付圧する。
には、ダイヤフラム29iを下側から付圧するステム2
9mが収容されており、このステム29mの下側にはボ
ール弁29nおよび弁バネ29pが配設されている。こ
れにより、弁バネ29pの力がボール弁29nを介して
ステム29mに伝達され、ダイヤフラム29iに下側か
ら付圧する。
【0039】以上の構成で、高圧清浄空気を高圧チャン
バ29cに流入させる前の状態では、調圧スプリング2
9jがダイヤフラム29iに作用する力が弁バネ29p
の力よりも大きく、したがって、同図に実線で示したよ
うに、ボール弁29nが連通孔29fの高圧チャンバ側
の開口部を解放している。
バ29cに流入させる前の状態では、調圧スプリング2
9jがダイヤフラム29iに作用する力が弁バネ29p
の力よりも大きく、したがって、同図に実線で示したよ
うに、ボール弁29nが連通孔29fの高圧チャンバ側
の開口部を解放している。
【0040】この状態で、高圧清浄空気を高圧チャンバ
29cに流入させると、連通孔29fを通過して高圧清
浄空気が低圧チャンバ29eに流れ込み、それにより、
低圧チャンバ29eの空気圧が上昇する。
29cに流入させると、連通孔29fを通過して高圧清
浄空気が低圧チャンバ29eに流れ込み、それにより、
低圧チャンバ29eの空気圧が上昇する。
【0041】そして、低圧チャンバ29eの空気圧によ
りダイヤフラム29iに作用する力と、弁バネ29pに
よりステム29mがダイヤフラム29iに作用する力の
合成力が、調圧スプリング29jがダイヤフラム29i
に作用する力よりも大きくなると、ダイヤフラム29i
が上方に変形し、その結果、同図に破線で示したよう
に、ボール弁29nが連通孔29fの高圧チャンバ側の
開口部を閉じる。
りダイヤフラム29iに作用する力と、弁バネ29pに
よりステム29mがダイヤフラム29iに作用する力の
合成力が、調圧スプリング29jがダイヤフラム29i
に作用する力よりも大きくなると、ダイヤフラム29i
が上方に変形し、その結果、同図に破線で示したよう
に、ボール弁29nが連通孔29fの高圧チャンバ側の
開口部を閉じる。
【0042】これにより、高圧清浄空気は、高圧チャン
バ29cから低圧チャンバ29eに移動しなくなる。
バ29cから低圧チャンバ29eに移動しなくなる。
【0043】一方、高圧清浄空気が低圧チャンバ29e
に流れ込む時点より、連通口29gからは、連通孔29
fを介して流れ込んだ(高圧)清浄空気が流出し、ボー
ル弁29nが連通孔29fの口を閉じると、低圧チャン
バ29eに蓄積されている空気が、連通孔29fおよび
連通口29gを通って、外部に流れ出す。
に流れ込む時点より、連通口29gからは、連通孔29
fを介して流れ込んだ(高圧)清浄空気が流出し、ボー
ル弁29nが連通孔29fの口を閉じると、低圧チャン
バ29eに蓄積されている空気が、連通孔29fおよび
連通口29gを通って、外部に流れ出す。
【0044】このようにして、低圧チャンバ29eに蓄
積されていた空気が、外部に流れ出すようになると、こ
のときには、高圧チャンバ29cから低圧チャンバ29
eへの空気の流通がないから、低圧チャンバ29eの空
気圧が徐々に低下する。そして、低圧チャンバ29eの
空気圧によりダイヤフラム29iに作用する力と、弁バ
ネ29pによりステム29mがダイヤフラム29iに作
用する力の合成力が、調圧スプリング29jがダイヤフ
ラム29iに作用する力よりも小さくなると、ダイヤフ
ラム29iが元の状態に復帰するように動き、これによ
り、ボール弁29nが連通孔29fの高圧チャンバ側の
開口部を解放する。
積されていた空気が、外部に流れ出すようになると、こ
のときには、高圧チャンバ29cから低圧チャンバ29
eへの空気の流通がないから、低圧チャンバ29eの空
気圧が徐々に低下する。そして、低圧チャンバ29eの
空気圧によりダイヤフラム29iに作用する力と、弁バ
ネ29pによりステム29mがダイヤフラム29iに作
用する力の合成力が、調圧スプリング29jがダイヤフ
ラム29iに作用する力よりも小さくなると、ダイヤフ
ラム29iが元の状態に復帰するように動き、これによ
り、ボール弁29nが連通孔29fの高圧チャンバ側の
開口部を解放する。
【0045】それにより、高圧チャンバ29cから低圧
チャンバ29eに高圧清浄空気が流通し、低圧チャンバ
29eの空気圧が上昇し、上述したように、低圧チャン
バ29eの空気圧によりダイヤフラム29iに作用する
力と、弁バネ29pによりステム29mがダイヤフラム
29iに作用する力の合成力が、調圧スプリング29j
がダイヤフラム29iに作用する力よりも大きくなり、
ダイヤフラム29iが変形して、ボール弁29nが連通
孔29fの高圧チャンバ側の開口部を閉止する。
チャンバ29eに高圧清浄空気が流通し、低圧チャンバ
29eの空気圧が上昇し、上述したように、低圧チャン
バ29eの空気圧によりダイヤフラム29iに作用する
力と、弁バネ29pによりステム29mがダイヤフラム
29iに作用する力の合成力が、調圧スプリング29j
がダイヤフラム29iに作用する力よりも大きくなり、
ダイヤフラム29iが変形して、ボール弁29nが連通
孔29fの高圧チャンバ側の開口部を閉止する。
【0046】以上の作用が繰り返されることにより、連
通口29dより流入した高圧清浄空気は、低圧チャンバ
29eにいったん蓄積された後に、連通口29gを通っ
て外部に流出するとともに、その流出する空気の圧力
が、調圧スプリング29jの作用力に対応した値に調節
される。
通口29dより流入した高圧清浄空気は、低圧チャンバ
29eにいったん蓄積された後に、連通口29gを通っ
て外部に流出するとともに、その流出する空気の圧力
が、調圧スプリング29jの作用力に対応した値に調節
される。
【0047】図11は、霧化ユニット11の一例を示し
ている。
ている。
【0048】同図において、霧化ユニット11の入り口
側中央部には、ノズル11aが設けられており、ノズル
11aの周囲には、薬液11bを滞留するための薬液だ
め11cが設けられている。
側中央部には、ノズル11aが設けられており、ノズル
11aの周囲には、薬液11bを滞留するための薬液だ
め11cが設けられている。
【0049】霧化ユニット11は、薬液だめ11cの上
部から徐々に先細りになっていて、ノズル11aの先端
を若干超えた位置から絞られ、内部に混合部11dを構
成し、吐出口11eに連絡している。
部から徐々に先細りになっていて、ノズル11aの先端
を若干超えた位置から絞られ、内部に混合部11dを構
成し、吐出口11eに連絡している。
【0050】したがって、霧化ユニット11に低圧清浄
空気を送り込むと、この低圧清浄空気はノズル11aで
絞られて高速化し、ノズル11aから放出される。この
高速気流はノズル11aの先端から混合部11dに至る
部分の周囲の空気を巻き込むので、薬液だめ11cの上
部の空間の空気が負圧になり、薬液11bが気化して、
混合部11dに送り込まれる。
空気を送り込むと、この低圧清浄空気はノズル11aで
絞られて高速化し、ノズル11aから放出される。この
高速気流はノズル11aの先端から混合部11dに至る
部分の周囲の空気を巻き込むので、薬液だめ11cの上
部の空間の空気が負圧になり、薬液11bが気化して、
混合部11dに送り込まれる。
【0051】それにより、混合部11dでは、気化した
薬液11dが、ノズル11aから放出された清浄空気と
混合し、その混合気が吐出口11eから放出される。
薬液11dが、ノズル11aから放出された清浄空気と
混合し、その混合気が吐出口11eから放出される。
【0052】このようにして、霧化ユニット11から
は、薬液11dが含まれる霧が放出される。
は、薬液11dが含まれる霧が放出される。
【0053】さて、この装置を用いて、吸入治療するた
めには、まず、本体装置1を病院のナースステーション
等の適宜な場所に設置する。本体装置1の電源スイッチ
23をオンすると、圧力スイッチ24を介して電源がコ
ンプレッサー6に供給され、これにより、コンプレッサ
ー6が動作し、高圧空気が放出される。
めには、まず、本体装置1を病院のナースステーション
等の適宜な場所に設置する。本体装置1の電源スイッチ
23をオンすると、圧力スイッチ24を介して電源がコ
ンプレッサー6に供給され、これにより、コンプレッサ
ー6が動作し、高圧空気が放出される。
【0054】この高圧空気は、増圧器17によりさらに
高圧にされた後に、メインタンク7に流入し、メインタ
ンク7に蓄積された高圧空気は、空気圧フィルタ18、
オイルミストセパレータ19および脱臭フィルタ20を
順次介して浄化され、高圧清浄空気としてエアチューブ
3を通ってエアチャック21に至る。このとき、エアチ
ャック21により高圧空気が閉止されるので、メインタ
ンク7の高圧空気の圧力が徐々に上昇し、その圧力が設
定圧になると、圧力スイッチ24がオフ動作し、それに
より、コンプレッサー6の動作が停止する。
高圧にされた後に、メインタンク7に流入し、メインタ
ンク7に蓄積された高圧空気は、空気圧フィルタ18、
オイルミストセパレータ19および脱臭フィルタ20を
順次介して浄化され、高圧清浄空気としてエアチューブ
3を通ってエアチャック21に至る。このとき、エアチ
ャック21により高圧空気が閉止されるので、メインタ
ンク7の高圧空気の圧力が徐々に上昇し、その圧力が設
定圧になると、圧力スイッチ24がオフ動作し、それに
より、コンプレッサー6の動作が停止する。
【0055】このようにして、本体装置1の電源スイッ
チ23をオンすると、コンプレッサー6が作動を開始
し、メインタンク7に蓄積される高圧空気の圧力が設定
値に達すると、コンプレッサー6の動作が停止する。ま
た、メインタンク7の圧力は、タンクに付設されている
圧力計(図2参照)により、ユーザから確認することが
できる。なお、この後、メインタンク7の高圧空気を携
帯ユニット2に移して、メインタンク7の空気圧が設定
値よりも小さくなると、圧力スイッチ29が再びオン動
作し、それにより、コンプレッサー6に電源が供給され
るので、メインタンク7への高圧空気の蓄積が再開され
る。
チ23をオンすると、コンプレッサー6が作動を開始
し、メインタンク7に蓄積される高圧空気の圧力が設定
値に達すると、コンプレッサー6の動作が停止する。ま
た、メインタンク7の圧力は、タンクに付設されている
圧力計(図2参照)により、ユーザから確認することが
できる。なお、この後、メインタンク7の高圧空気を携
帯ユニット2に移して、メインタンク7の空気圧が設定
値よりも小さくなると、圧力スイッチ29が再びオン動
作し、それにより、コンプレッサー6に電源が供給され
るので、メインタンク7への高圧空気の蓄積が再開され
る。
【0056】次に、メインタンク7に蓄積されている高
圧空気を携帯ユニット2に移すために、本体装置1のエ
アチューブ3のエアチャック21を、携帯ユニット2の
封入バルブ26に装着する。このとき、携帯ユニット2
のエアチューブ12のエアチャック30は、霧化ユニッ
ト11の封入バルブ31に接続しないでおく。例えば、
霧化ユニット11の支持部材28eをサブタンク28か
ら取り外して、霧化ユニット11とともに治療を受ける
場所(例えば、ベッドサイド等)に置いておけばよい。
このようにすると、携帯ユニット2のサブタンクユニッ
ト10のみをユーザがナースセンタに運ぶだけでよいの
で、便利である。
圧空気を携帯ユニット2に移すために、本体装置1のエ
アチューブ3のエアチャック21を、携帯ユニット2の
封入バルブ26に装着する。このとき、携帯ユニット2
のエアチューブ12のエアチャック30は、霧化ユニッ
ト11の封入バルブ31に接続しないでおく。例えば、
霧化ユニット11の支持部材28eをサブタンク28か
ら取り外して、霧化ユニット11とともに治療を受ける
場所(例えば、ベッドサイド等)に置いておけばよい。
このようにすると、携帯ユニット2のサブタンクユニッ
ト10のみをユーザがナースセンタに運ぶだけでよいの
で、便利である。
【0057】これにより、エアチャック21の閉止状態
が解除されるので、メインタンク7から放出され、空気
圧フィルタ18、オイルミストセパレータ19および脱
臭フィルタ20を順次介して浄化されて形成される高圧
清浄空気は、エアチューブ3、エアチャック21、およ
び、封入バルブ26を通り、さらに、逆止弁27を介し
て、サブタンク28に流入する。また、サブタンク28
に蓄積された高圧清浄空気は、レギュレータ29により
設定値の低圧清浄空気に変換された後に、エアチューブ
12を通って、エアチャック30に至る。
が解除されるので、メインタンク7から放出され、空気
圧フィルタ18、オイルミストセパレータ19および脱
臭フィルタ20を順次介して浄化されて形成される高圧
清浄空気は、エアチューブ3、エアチャック21、およ
び、封入バルブ26を通り、さらに、逆止弁27を介し
て、サブタンク28に流入する。また、サブタンク28
に蓄積された高圧清浄空気は、レギュレータ29により
設定値の低圧清浄空気に変換された後に、エアチューブ
12を通って、エアチャック30に至る。
【0058】このとき、エアチャック30が霧化ユニッ
ト11の封入バルブ31に連結されていないので、エア
チャック30はエアチューブ12を通って放出されよう
とする低圧清浄空気を封止し、それにより、サブタンク
28の内部の圧力が徐々に上昇して、メインタンク7の
内部圧力とほぼ同じ値となる。また、ユーザは、このサ
ブタンク28の空気圧の値を圧力計28dの指示により
確認することができる。
ト11の封入バルブ31に連結されていないので、エア
チャック30はエアチューブ12を通って放出されよう
とする低圧清浄空気を封止し、それにより、サブタンク
28の内部の圧力が徐々に上昇して、メインタンク7の
内部圧力とほぼ同じ値となる。また、ユーザは、このサ
ブタンク28の空気圧の値を圧力計28dの指示により
確認することができる。
【0059】このようにして、携帯ユニット2のサブタ
ンク28に所用の高圧清浄空気を蓄積すると、携帯ユニ
ット2を治療を受ける場所まで運び、サブタンク28に
支持ユニット28eを取り付け、霧化ユニット11を支
持部材28eにセットした後、霧化ユニット11の吐出
口11eから薬液11bを注入し、エアチューブ12の
エアチャック30を封入バルブ31に連結すると、エア
チャック30の閉止状態が解除され、それにより、サブ
タンク28に蓄積された高圧清浄空気は、レギュレータ
29により設定値の低圧清浄空気に変換された後に、エ
アチューブ12、エアチャック30、および、封止バル
ブ31を介して霧化ユニット11に至り、薬液11bが
霧化されて、霧化ユニット11から薬液11bの霧が放
出され、患者は治療を受けることができる。
ンク28に所用の高圧清浄空気を蓄積すると、携帯ユニ
ット2を治療を受ける場所まで運び、サブタンク28に
支持ユニット28eを取り付け、霧化ユニット11を支
持部材28eにセットした後、霧化ユニット11の吐出
口11eから薬液11bを注入し、エアチューブ12の
エアチャック30を封入バルブ31に連結すると、エア
チャック30の閉止状態が解除され、それにより、サブ
タンク28に蓄積された高圧清浄空気は、レギュレータ
29により設定値の低圧清浄空気に変換された後に、エ
アチューブ12、エアチャック30、および、封止バル
ブ31を介して霧化ユニット11に至り、薬液11bが
霧化されて、霧化ユニット11から薬液11bの霧が放
出され、患者は治療を受けることができる。
【0060】このようにして、本実施例では、治療場所
で使う携帯ユニット2にコンプレッサー等の動力源が含
まれていないので、作動音が非常に静かであり、病室の
ベッドサイドで使用しても周囲の他人に迷惑をかけるこ
とがない。
で使う携帯ユニット2にコンプレッサー等の動力源が含
まれていないので、作動音が非常に静かであり、病室の
ベッドサイドで使用しても周囲の他人に迷惑をかけるこ
とがない。
【0061】また、携帯ユニット2のサブタンク28に
高圧清浄空気を蓄積し、その高圧清浄空気をレギュレー
タ29によって低圧に減圧した後に、薬液11bの霧化
に使用しているので、サブタンク28に必要な容量を小
さくすることができる。例えば、サブタンク28に蓄積
する高圧清浄空気の圧力を8気圧に設定し、レギュレー
タ29の減圧値を0.5気圧に設定し、治療に必要な薬
液11bの霧を放出する時間を5分間とすると、サブタ
ンク28に必要な容量は2リットルとなり、携帯ユニッ
ト2のサイズを大幅に小さくすることができる。
高圧清浄空気を蓄積し、その高圧清浄空気をレギュレー
タ29によって低圧に減圧した後に、薬液11bの霧化
に使用しているので、サブタンク28に必要な容量を小
さくすることができる。例えば、サブタンク28に蓄積
する高圧清浄空気の圧力を8気圧に設定し、レギュレー
タ29の減圧値を0.5気圧に設定し、治療に必要な薬
液11bの霧を放出する時間を5分間とすると、サブタ
ンク28に必要な容量は2リットルとなり、携帯ユニッ
ト2のサイズを大幅に小さくすることができる。
【0062】このように、本実施例は、作動音が非常に
静かであり、かつ、治療に使う携帯ユニット2が非常に
小さいサイズであるので、治療場所を選ばず、ユーザの
任意の時刻および場所で必要な治療を受けることができ
る。
静かであり、かつ、治療に使う携帯ユニット2が非常に
小さいサイズであるので、治療場所を選ばず、ユーザの
任意の時刻および場所で必要な治療を受けることができ
る。
【0063】また、携帯ユニット2の霧化ユニット11
を着脱することができるので、異なる複数の霧化ユニッ
ト11を、同一の携帯ユニット2に適用することがで
き、吸入器の使い勝手が大幅に向上する。また、量産効
果を期待でき、装置コストを大幅に低減することもでき
る。
を着脱することができるので、異なる複数の霧化ユニッ
ト11を、同一の携帯ユニット2に適用することがで
き、吸入器の使い勝手が大幅に向上する。また、量産効
果を期待でき、装置コストを大幅に低減することもでき
る。
【0064】ところで、上述した実施例では、本発明を
治療用の吸入器に適用した場合について説明したが、本
発明は、これ以外の噴霧装置、例えば、絵の具等を噴霧
するエアブラシや、殺虫剤等を噴霧する園芸用の噴霧装
置等、本体装置と分離した携帯ユニットを用いて液剤を
噴霧することが好適な噴霧装置であれば、同様にして本
発明を適用することができる。
治療用の吸入器に適用した場合について説明したが、本
発明は、これ以外の噴霧装置、例えば、絵の具等を噴霧
するエアブラシや、殺虫剤等を噴霧する園芸用の噴霧装
置等、本体装置と分離した携帯ユニットを用いて液剤を
噴霧することが好適な噴霧装置であれば、同様にして本
発明を適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯ユニットにコンプレッサー等の動力源を備えていな
いので、作動音が非常に静かであり、また、携帯ユニッ
トにレギュレータを含むので、一定圧の低圧空気を供給
することができ、安定して液剤を噴霧することができる
という効果を得る。
携帯ユニットにコンプレッサー等の動力源を備えていな
いので、作動音が非常に静かであり、また、携帯ユニッ
トにレギュレータを含むので、一定圧の低圧空気を供給
することができ、安定して液剤を噴霧することができる
という効果を得る。
【0066】また、携帯ユニットのレギュレータと、霧
化ユニットとを着脱自在に設けたので、霧化ユニットを
適宜な機能のものに容易に交換することができ、使い勝
手が非常に良好になるという効果も得る。
化ユニットとを着脱自在に設けたので、霧化ユニットを
適宜な機能のものに容易に交換することができ、使い勝
手が非常に良好になるという効果も得る。
【0067】また、吸入器として用いる際に、携帯ユニ
ットにコンプレッサー等の動力源を備えていないので、
作動音が非常に静かであり、また、携帯ユニットにレギ
ュレータを含むので、一定圧の低圧空気を供給すること
ができて安定して薬液を噴霧することができるととも
に、必要な治療時間を確保するために第2の蓄圧タンク
に必要な容量を低減することができ、装置を大幅に小型
化することができるという効果も得る。また、携帯ユニ
ットの作動音が静かで、かつ、小型に形成できるので、
治療を受ける時間および場所を問わず、効果的な治療を
迅速に行えるという顕著な効果も奏する。
ットにコンプレッサー等の動力源を備えていないので、
作動音が非常に静かであり、また、携帯ユニットにレギ
ュレータを含むので、一定圧の低圧空気を供給すること
ができて安定して薬液を噴霧することができるととも
に、必要な治療時間を確保するために第2の蓄圧タンク
に必要な容量を低減することができ、装置を大幅に小型
化することができるという効果も得る。また、携帯ユニ
ットの作動音が静かで、かつ、小型に形成できるので、
治療を受ける時間および場所を問わず、効果的な治療を
迅速に行えるという顕著な効果も奏する。
【0068】また、携帯ユニットのレギュレータと、霧
化ユニットとを着脱自在に設けたので、霧化ユニットを
適宜な機能のものに容易に交換することができ、使い勝
手が非常に良好になるとともに、量産効果を期待でき、
吸入器を非常に安価に提供できるようになるという効果
も得る。
化ユニットとを着脱自在に設けたので、霧化ユニットを
適宜な機能のものに容易に交換することができ、使い勝
手が非常に良好になるとともに、量産効果を期待でき、
吸入器を非常に安価に提供できるようになるという効果
も得る。
【0069】また、携帯ユニットの第2の蓄圧タンクを
底面が広い略扁平状に形成したので、患者等が誤って触
れた際に転倒することがなく、安心して治療を受けるこ
とができる。
底面が広い略扁平状に形成したので、患者等が誤って触
れた際に転倒することがなく、安心して治療を受けるこ
とができる。
【0070】また、携帯ユニット2の第2の蓄圧タンク
を分解清掃することができるので、第2の蓄圧タンクを
常に清潔に保っておくことができ、治療用装置として好
適である。
を分解清掃することができるので、第2の蓄圧タンクを
常に清潔に保っておくことができ、治療用装置として好
適である。
【図1】本発明の一実施例にかかる噴霧装置を示した概
略図。
略図。
【図2】本体装置の概略構成を示した概略部分透視斜視
図。
図。
【図3】携帯ユニット2の一例を示した概略斜視図。
【図4】本体装置の構成を示したシステム図。
【図5】携帯ユニットの構成を示したシステム図。
【図6】サブタンクユニットのサブタンクの詳細を示し
た概略平面図および概略正面図。
た概略平面図および概略正面図。
【図7】レギュレータの一例を示した概略断面図。
【図8】霧化ユニットの一例を示した概略断面図。
1 本体装置 2 携帯ユニット 3,12 エアチューブ 6 コンプレッサー 7 メインタンク 10 サブタンクユニット 11 霧化ユニット 17 増圧器 18 空気圧フィルタ 19 オイルミストセパレータ 20 脱臭フィルタ 21,30 エアチャック 23 電源スイッチ 24 圧力スイッチ 26,31 封入バルブ 27 逆止弁 28 サブタンク 28a 上部ユニット 28b 底部ユニット 29 レギュレータ
Claims (6)
- 【請求項1】 空気を圧縮するためのコンプレッサー
と、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積す
るための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積された
高圧空気を外部に引き出すためのエアチューブを備えた
本体装置と、 上記エアチューブに着脱自在に連結する封入バルブと、
上記封入バルブを介して引き入れた高圧空気を蓄積する
ための第2の蓄圧タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄
積された高圧空気を設定圧力の低圧空気に減圧するため
のレギュレータと、上記レギュレータより放出される低
圧空気によって液剤を霧化する霧化器を備えた携帯ユニ
ットからなることを特徴とする噴霧装置。 - 【請求項2】 空気を圧縮するためのコンプレッサー
と、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積す
るための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積された
高圧空気を外部に引き出すための第1のエアチューブを
備えた本体装置と、 上記第1のエアチューブに着脱自在に連結する第1の封
入バルブと、上記第1の封入バルブを介して引き入れた
高圧空気を蓄積するための第2の蓄圧タンクと、上記第
2の蓄圧タンクに蓄積された高圧空気を設定圧力の低圧
空気に減圧するためのレギュレータと、上記レギュレー
タより放出される低圧空気を引き出すための第2のエア
チューブを備えた携帯ユニットと、 上記第2のエアチューブに着脱自在に連結する第2の封
入バルブと、上記第2の封入バルブを介して引き入れた
低圧空気によって液剤を霧化する霧化器からなることを
特徴とする噴霧装置。 - 【請求項3】 空気を圧縮するためのコンプレッサー
と、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積す
るための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積された
高圧空気を浄化するフィルタユニットと、上記フィルタ
ユニットを通過した高圧清浄空気を外部に引き出すため
のエアチューブを備えた本体装置と、 上記エアチューブに着脱自在に連結する封入バルブと、
上記バルブを介して引き入れた高圧清浄空気を蓄積する
ための第2の蓄圧タンクと、上記第2の蓄圧タンクに蓄
積された高圧清浄空気を設定圧力の低圧清浄空気に減圧
するためのレギュレータと、上記レギュレータより放出
される低圧清浄空気によって液状薬剤を霧化する霧化器
を備えた携帯ユニットからなることを特徴とする噴霧装
置。 - 【請求項4】 空気を圧縮するためのコンプレッサー
と、上記コンプレッサーにより圧縮された空気を蓄積す
るための第1の蓄圧タンクと、蓄圧タンクに蓄積された
高圧空気を浄化するフィルタユニットと、上記フィルタ
ユニットを通過した高圧清浄空気を外部に引き出すため
の第1のエアチューブを備えた本体装置と、 上記第1のエアチューブに着脱自在に連結する第1の封
入バルブと、上記第1の封入バルブを介して引き入れた
高圧清浄空気を蓄積するための第2の蓄圧タンクと、上
記第2の蓄圧タンクに蓄積された高圧清浄空気を設定圧
力の低圧清浄空気に減圧するためのレギュレータと、上
記レギュレータから放出される低圧清浄空気を引き出す
ための第2のエアチューブを備えた携帯ユニットと、 上記第2のエアチューブに着脱自在に連結する第2の封
入バルブと、上記第2の封入バルブを介して引き入れた
低圧清浄空気によって液剤を霧化する霧化器からなるこ
とを特徴とする噴霧装置。 - 【請求項5】 前記第2の蓄圧タンクは、底面が広い略
扁平状に形成されていることを特徴とする請求項1、請
求項2、請求項3、または、請求項4記載の噴霧装置。 - 【請求項6】 前記第2の蓄圧タンクは、上部ユニット
と底部ユニットからなり、上記底部ユニットは、上記上
部ユニットに対して着脱自在に形成されていることを特
徴とする請求項3、請求項4、又は、請求項5記載の噴
霧装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30525695A JPH09122544A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 噴霧装置 |
TW085108592A TW317509B (ja) | 1995-10-31 | 1996-07-16 | |
KR1019960035988A KR970020205A (ko) | 1995-10-31 | 1996-08-28 | 분무장치 |
CN96123352A CN1076988C (zh) | 1995-10-31 | 1996-10-28 | 雾化系统 |
EP96117342A EP0771571A1 (en) | 1995-10-31 | 1996-10-29 | Atomiser system having pressure supply unit and atomiser sub-units |
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JPH09122544A true JPH09122544A (ja) | 1997-05-13 |
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Family Applications (1)
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JP30525695A Pending JPH09122544A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 噴霧装置 |
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JP (1) | JPH09122544A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101336526B1 (ko) * | 2012-04-16 | 2013-12-03 | 현대위아 주식회사 | 공작기계용 주축대의 이물질 유입 방지 및 세척장치 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30525695A patent/JPH09122544A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101336526B1 (ko) * | 2012-04-16 | 2013-12-03 | 현대위아 주식회사 | 공작기계용 주축대의 이물질 유입 방지 및 세척장치 |
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