JPH09122161A - 人工股関節 - Google Patents
人工股関節Info
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- JPH09122161A JPH09122161A JP30841895A JP30841895A JPH09122161A JP H09122161 A JPH09122161 A JP H09122161A JP 30841895 A JP30841895 A JP 30841895A JP 30841895 A JP30841895 A JP 30841895A JP H09122161 A JPH09122161 A JP H09122161A
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- ceramic
- stem
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/30—Joints
- A61F2/32—Joints for the hip
- A61F2/36—Femoral heads ; Femoral endoprostheses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
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- A61F2002/30001—Additional features of subject-matter classified in A61F2/28, A61F2/30 and subgroups thereof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミック製骨頭のテ−パ−孔と金属製ステ
ムのテ−パ−部の嵌合時あるいは嵌合後の接触面積を増
加させ、応力集中を緩和し、セラミック製骨頭の破壊を
防ぐ。 【解決手段】 セラミック製骨頭4と金属製ステム1と
をテ−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製ス
テム1のテ−パ−部2の頂部に凹部3を有し、嵌合の際
にテ−パ−部2が塑性変形し、セラミック製骨頭4と金
属製ステム1とが嵌合されてなること。
ムのテ−パ−部の嵌合時あるいは嵌合後の接触面積を増
加させ、応力集中を緩和し、セラミック製骨頭の破壊を
防ぐ。 【解決手段】 セラミック製骨頭4と金属製ステム1と
をテ−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製ス
テム1のテ−パ−部2の頂部に凹部3を有し、嵌合の際
にテ−パ−部2が塑性変形し、セラミック製骨頭4と金
属製ステム1とが嵌合されてなること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック製骨頭
と金属製ステムとをテ−パ−嵌合してなる人工股関節に
関するものである。
と金属製ステムとをテ−パ−嵌合してなる人工股関節に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体の関節部欠損等の治療に、人工関節
が用いられることがある。例えば人工股関節が最近大い
に使用されるようになってきている。この人工関節とし
て、人体に無害であり、磨耗が少なく長寿命のセラミッ
ク製骨頭を使用するものが注目されている。これはセラ
ミック製骨頭とそれに結合される金属製ステムとから構
成され、個々の患者に適合する大きさ、形状のものを選
択し、手術前に組み合わせて用いることができるよう
に、当初は別個に用意されている。そしてこのセラミッ
ク製骨頭と金属製ステムとを、セラミック製骨頭に設け
られた奥細状のテ−パ−孔に金属製ステムのテ−パ−部
を挿入し、樹脂製ハンマ−等でセラミック製骨頭の頂部
を叩いて打ち込むことによりテ−パ−嵌合する方法がと
られている。また近年、金属製ステムとして高強度なも
のが要請されつつあり、その材質としてコバルト−クロ
ム系合金、チタン合金などの耐腐食性で生体適合性のあ
る高強度の金属の使用も検討され始めている。
が用いられることがある。例えば人工股関節が最近大い
に使用されるようになってきている。この人工関節とし
て、人体に無害であり、磨耗が少なく長寿命のセラミッ
ク製骨頭を使用するものが注目されている。これはセラ
ミック製骨頭とそれに結合される金属製ステムとから構
成され、個々の患者に適合する大きさ、形状のものを選
択し、手術前に組み合わせて用いることができるよう
に、当初は別個に用意されている。そしてこのセラミッ
ク製骨頭と金属製ステムとを、セラミック製骨頭に設け
られた奥細状のテ−パ−孔に金属製ステムのテ−パ−部
を挿入し、樹脂製ハンマ−等でセラミック製骨頭の頂部
を叩いて打ち込むことによりテ−パ−嵌合する方法がと
られている。また近年、金属製ステムとして高強度なも
のが要請されつつあり、その材質としてコバルト−クロ
ム系合金、チタン合金などの耐腐食性で生体適合性のあ
る高強度の金属の使用も検討され始めている。
【0003】このセラミック製骨頭と金属製ステムとを
テ−パ−嵌合する場合、構造上生じうる各々のテ−パ−
角度の微差により、セラミック製骨頭のテ−パ−孔と金
属製ステムのテ−パ−部とが全面的に当接した状態とは
なり難く、そのために当接部分の限られた部分に応力が
集中するために、セラミック製骨頭が打ち込み時の荷重
のかかり方によっては破壊する可能性がある。この対策
として特開昭63−105759号報では金属製ステム
のテ−パ−部にスリットを設け、該スリット部が荷重の
増加により弾性変形して、セラミック製骨頭のテ−パ−
孔と金属製ステムのテ−パ−部の接触面積を増加させ、
応力集中を緩和し、セラミック製骨頭の破壊を防ぐ方法
を開示している。
テ−パ−嵌合する場合、構造上生じうる各々のテ−パ−
角度の微差により、セラミック製骨頭のテ−パ−孔と金
属製ステムのテ−パ−部とが全面的に当接した状態とは
なり難く、そのために当接部分の限られた部分に応力が
集中するために、セラミック製骨頭が打ち込み時の荷重
のかかり方によっては破壊する可能性がある。この対策
として特開昭63−105759号報では金属製ステム
のテ−パ−部にスリットを設け、該スリット部が荷重の
増加により弾性変形して、セラミック製骨頭のテ−パ−
孔と金属製ステムのテ−パ−部の接触面積を増加させ、
応力集中を緩和し、セラミック製骨頭の破壊を防ぐ方法
を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の金属製ステムの
テ−パ−部にスリットを設ける方法では、以下の問題が
発生する恐れがある。すなわち、スリット部分が弾性
変形してセラミック製骨頭のテ−パ−孔と金属製ステム
のテ−パ−部との接触面積を増加させようとしても、弾
性変形のため変形後のテ−パ−部の断面は必ずしも円形
にならず、従って接触面積をそれほど増加させることは
できない。スリットを形成することによりテ−パ−部
側面とスリット部の境界に尖部が形成され、その尖部が
セラミック製骨頭のテ−パ−孔面に傷を生じさせ、嵌合
時にセラミック製骨頭の破壊原因になる可能性がある。
スリット部の幅が大きい場合、必要以上に金属製ステ
ムがセラミック製骨頭に挿入されてしまい、テ−パ−孔
の奥に当たり破壊原因となる可能性がある。特に前述の
高強度金属をステムに用いた場合には、その可能性が高
い。本発明は以上の問題を生じることなく、セラミック
製骨頭のテ−パ−孔と金属製ステムのテ−パ−部の嵌合
時あるいは嵌合後の接触面積を増加させ、応力集中を緩
和し、セラミック製骨頭の破壊を防ぐものである。
テ−パ−部にスリットを設ける方法では、以下の問題が
発生する恐れがある。すなわち、スリット部分が弾性
変形してセラミック製骨頭のテ−パ−孔と金属製ステム
のテ−パ−部との接触面積を増加させようとしても、弾
性変形のため変形後のテ−パ−部の断面は必ずしも円形
にならず、従って接触面積をそれほど増加させることは
できない。スリットを形成することによりテ−パ−部
側面とスリット部の境界に尖部が形成され、その尖部が
セラミック製骨頭のテ−パ−孔面に傷を生じさせ、嵌合
時にセラミック製骨頭の破壊原因になる可能性がある。
スリット部の幅が大きい場合、必要以上に金属製ステ
ムがセラミック製骨頭に挿入されてしまい、テ−パ−孔
の奥に当たり破壊原因となる可能性がある。特に前述の
高強度金属をステムに用いた場合には、その可能性が高
い。本発明は以上の問題を生じることなく、セラミック
製骨頭のテ−パ−孔と金属製ステムのテ−パ−部の嵌合
時あるいは嵌合後の接触面積を増加させ、応力集中を緩
和し、セラミック製骨頭の破壊を防ぐものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、セラミック製骨頭と金属製ステム
とをテ−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製
ステムのテ−パ−部頂部に凹部を有することを特徴とす
る人工股関節を要旨とする。
の請求項1の発明は、セラミック製骨頭と金属製ステム
とをテ−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製
ステムのテ−パ−部頂部に凹部を有することを特徴とす
る人工股関節を要旨とする。
【0006】請求項2の発明は、セラミック製骨頭と金
属製ステムとをテ−パ−嵌合してなる人工股関節におい
て、金属製ステムのテ−パ−部頂部に凹部を有し、嵌合
の際に該テ−パ−部が塑性変形し、該セラミック製骨頭
と該金属製ステムとが嵌合されてなることを特徴とする
人工股関節を要旨とする。
属製ステムとをテ−パ−嵌合してなる人工股関節におい
て、金属製ステムのテ−パ−部頂部に凹部を有し、嵌合
の際に該テ−パ−部が塑性変形し、該セラミック製骨頭
と該金属製ステムとが嵌合されてなることを特徴とする
人工股関節を要旨とする。
【0007】ここで言うセラミック製骨頭とは、材質と
して人体に無害で、緻密質、高強度であり、さらに耐磨
耗性に優れたジルコニア質、アルミナ質等のセラミック
焼結体からなるものが好ましく用いられる。そして球形
状ないし半球形状を有し、さらに金属製ステムと嵌合で
きるように奥細状のテ−パ−孔を有しているものを言
う。また金属製ステムにはコバルト−クロム系合金、チ
タン合金などの耐腐食性かつ生体適合性の金属が好まし
く使用され、セラミック製骨頭と嵌合される側の一端部
にはテ−パ−部が形成されている。
して人体に無害で、緻密質、高強度であり、さらに耐磨
耗性に優れたジルコニア質、アルミナ質等のセラミック
焼結体からなるものが好ましく用いられる。そして球形
状ないし半球形状を有し、さらに金属製ステムと嵌合で
きるように奥細状のテ−パ−孔を有しているものを言
う。また金属製ステムにはコバルト−クロム系合金、チ
タン合金などの耐腐食性かつ生体適合性の金属が好まし
く使用され、セラミック製骨頭と嵌合される側の一端部
にはテ−パ−部が形成されている。
【0008】金属製ステムのテ−パ−部頂部の凹部と
は、セラミック製骨頭のテ−パ−孔に金属製ステムのテ
−パ−部を嵌合する時に、金属製ステムのテ−パ−部の
頂部近辺に塑性変形を起こさせ、テ−パ−孔とテ−パ−
部の当接面積を増加させるために必要なものである。従
って、凹部を形成する周壁の肉厚が厚いと塑性変形が十
分に起こらず、テ−パ−孔とテ−パ−部の当接面積を増
加させることができない。また、肉厚を薄くし過ぎると
塑性変形が十分となるが、金属製ステムのテ−パ−部頂
部の強度が低下するため好ましくない。あるいはテ−パ
−部頂部が塑性変形され過ぎて、必要以上に金属製ステ
ムがセラミック製骨頭に挿入されてしまう可能性もあり
好ましくない。
は、セラミック製骨頭のテ−パ−孔に金属製ステムのテ
−パ−部を嵌合する時に、金属製ステムのテ−パ−部の
頂部近辺に塑性変形を起こさせ、テ−パ−孔とテ−パ−
部の当接面積を増加させるために必要なものである。従
って、凹部を形成する周壁の肉厚が厚いと塑性変形が十
分に起こらず、テ−パ−孔とテ−パ−部の当接面積を増
加させることができない。また、肉厚を薄くし過ぎると
塑性変形が十分となるが、金属製ステムのテ−パ−部頂
部の強度が低下するため好ましくない。あるいはテ−パ
−部頂部が塑性変形され過ぎて、必要以上に金属製ステ
ムがセラミック製骨頭に挿入されてしまう可能性もあり
好ましくない。
【0009】凹部を形成する周壁の肉厚は、ステムの材
質、詳しくは硬度に依る。つまり硬度が高い材質のもの
ほど肉厚を薄くし塑性変形を起こさせ易くする必要があ
り、なおかつ金属製ステム頂部の強度を保つ必要があ
る。例えばステムの材質が硬度HRc=30〜40のチ
タン系合金の場合、肉厚を1〜3mmとするのが好まし
い。また硬度HRc=35〜50のコバルト−クロム系
合金の場合は、肉厚を0.5〜2mmとするのが好まし
い。
質、詳しくは硬度に依る。つまり硬度が高い材質のもの
ほど肉厚を薄くし塑性変形を起こさせ易くする必要があ
り、なおかつ金属製ステム頂部の強度を保つ必要があ
る。例えばステムの材質が硬度HRc=30〜40のチ
タン系合金の場合、肉厚を1〜3mmとするのが好まし
い。また硬度HRc=35〜50のコバルト−クロム系
合金の場合は、肉厚を0.5〜2mmとするのが好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の人工股関節に用いられる
テ−パ−部(2)の頂部に凹部(3)を有する金属製ス
テム(1)の部分断面図を図1に示す。材質は例えばコ
バルト−クロム系合金(硬度HRc=35、引張強度1
27Kg/mm2)またはチタン合金(Ti−6Al−
4V:硬度HRc=40、引張強度91.4Kg/mm
2)などからなり、テ−パ−部(2)頂部の外径は10
mmφであり、テ−パ−角は6゜である。その頂部に、
図1のように肉厚1.5mm、深さ5mmとなる凹部
(3)を設けている。図2には金属製ステム(1)と嵌
合するセラミック製骨頭(4)の断面図を示した。これ
は、アルミナ質のセラミックからなり、22mmφの外
形であり、テ−パ−角が6゜20´のテ−パ−孔(5)
を形成したものである。
テ−パ−部(2)の頂部に凹部(3)を有する金属製ス
テム(1)の部分断面図を図1に示す。材質は例えばコ
バルト−クロム系合金(硬度HRc=35、引張強度1
27Kg/mm2)またはチタン合金(Ti−6Al−
4V:硬度HRc=40、引張強度91.4Kg/mm
2)などからなり、テ−パ−部(2)頂部の外径は10
mmφであり、テ−パ−角は6゜である。その頂部に、
図1のように肉厚1.5mm、深さ5mmとなる凹部
(3)を設けている。図2には金属製ステム(1)と嵌
合するセラミック製骨頭(4)の断面図を示した。これ
は、アルミナ質のセラミックからなり、22mmφの外
形であり、テ−パ−角が6゜20´のテ−パ−孔(5)
を形成したものである。
【0011】セラミック製骨頭(4)と金属製ステム
(1)とを嵌合する場合には、図3に示すようにセラミ
ック製骨頭(4)のテ−パ−孔(5)に金属製ステム
(1)のテ−パ−部(2)を挿入し、樹脂製ハンマ−等
(図示せず)で叩いて、セラミック製骨頭(4)のテ−
パ−孔(5)に金属製ステム(1)のテ−パ−部(2)
を打ち込むことにより、図4に示すように嵌合して人工
股関節となる。嵌合の際に、テ−パ−部(2)に凹部
(3)を設けたことにより、テ−パ−部(2)に塑性変
形が起こり、テ−パ−孔(5)と、テ−パ−部(2)の
接触面積が大きくなり、両者間の応力集中が緩和され、
セラミック製骨頭(4)の破壊する可能性が低くなる。
(1)とを嵌合する場合には、図3に示すようにセラミ
ック製骨頭(4)のテ−パ−孔(5)に金属製ステム
(1)のテ−パ−部(2)を挿入し、樹脂製ハンマ−等
(図示せず)で叩いて、セラミック製骨頭(4)のテ−
パ−孔(5)に金属製ステム(1)のテ−パ−部(2)
を打ち込むことにより、図4に示すように嵌合して人工
股関節となる。嵌合の際に、テ−パ−部(2)に凹部
(3)を設けたことにより、テ−パ−部(2)に塑性変
形が起こり、テ−パ−孔(5)と、テ−パ−部(2)の
接触面積が大きくなり、両者間の応力集中が緩和され、
セラミック製骨頭(4)の破壊する可能性が低くなる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の人工股関節に用いることが
できるテ−パ−部の頂部に凹部を有する金属製ステムの
例を実施例として示す。
できるテ−パ−部の頂部に凹部を有する金属製ステムの
例を実施例として示す。
【0013】実施例1 図5に実施例1の金属製ステム(11)のテ−パ−部
(12)の断面図を示した。テ−パ−部(12)の頂部
の凹部(13)は半球状であり、凹部を半球状とするこ
とにより、テ−パ−部(12)の頂部を特に塑性変形さ
せることができる。
(12)の断面図を示した。テ−パ−部(12)の頂部
の凹部(13)は半球状であり、凹部を半球状とするこ
とにより、テ−パ−部(12)の頂部を特に塑性変形さ
せることができる。
【0014】実施例2 図6に実施例2の金属製ステム(21)のテ−パ−部
(22)の断面図を示した。テ−パ−部(22)の頂部
の凹部(23)は、テ−パ−部(22)の肉厚がほぼ一
定となるように奥ほど広くなっている。テ−パ−部(2
2)の肉厚がほぼ一定となるような凹部(23)とする
ことにより、嵌合する力が比較的小さい場合でも塑性変
形を起こさせることができる。
(22)の断面図を示した。テ−パ−部(22)の頂部
の凹部(23)は、テ−パ−部(22)の肉厚がほぼ一
定となるように奥ほど広くなっている。テ−パ−部(2
2)の肉厚がほぼ一定となるような凹部(23)とする
ことにより、嵌合する力が比較的小さい場合でも塑性変
形を起こさせることができる。
【0015】実施例3 図7に実施例3の金属製ステム(31)のテ−パ−部
(32)の断面図を示した。テ−パ−部(32)の頂部
の凹部(33)は、円筒状であり、発明の実施の形態の
欄で示した凹部(3)と同等な円筒状のものであるが、
深さがセラミック製骨頭と嵌合する深さ程度としたもの
である。凹部(33)の深さを変えることにより塑性変
形させる部位の範囲を調整することができる。
(32)の断面図を示した。テ−パ−部(32)の頂部
の凹部(33)は、円筒状であり、発明の実施の形態の
欄で示した凹部(3)と同等な円筒状のものであるが、
深さがセラミック製骨頭と嵌合する深さ程度としたもの
である。凹部(33)の深さを変えることにより塑性変
形させる部位の範囲を調整することができる。
【0016】
【発明の効果】セラミック製骨頭と金属製ステムとをテ
−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製ステム
のテ−パ−部頂部に凹部を有する構造とし、該テ−パ−
部が塑性変形することによりセラミック製骨頭と金属製
ステムとがより大きな当接面積をもってテ−パ−嵌合す
ることができる。当接面積が増加することにより、応力
集中を緩和し、ひいてはセラミック製骨頭の破壊を防ぐ
ことができる。本方法は、金属製ステムの材質が高強度
な材料である場合にも有効である。
−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製ステム
のテ−パ−部頂部に凹部を有する構造とし、該テ−パ−
部が塑性変形することによりセラミック製骨頭と金属製
ステムとがより大きな当接面積をもってテ−パ−嵌合す
ることができる。当接面積が増加することにより、応力
集中を緩和し、ひいてはセラミック製骨頭の破壊を防ぐ
ことができる。本方法は、金属製ステムの材質が高強度
な材料である場合にも有効である。
【0017】また、テ−パ−部が塑性変形することによ
りセラミック製骨頭と金属製ステムとがより大きな当接
面積を持って嵌合する構成であるため、スリットを設け
て弾性変形させる場合に生じるテ−パ−部の断面の変形
が起こらない。また、スリット等を設けた場合に形成さ
れる可能性のある尖った構造を有しない。さらに、テ−
パ−部を塑性変形する際に必要な応力が、必要以上に金
属製ステムをセラミック製骨頭に挿入されてしまうこと
を防ぐことができる。
りセラミック製骨頭と金属製ステムとがより大きな当接
面積を持って嵌合する構成であるため、スリットを設け
て弾性変形させる場合に生じるテ−パ−部の断面の変形
が起こらない。また、スリット等を設けた場合に形成さ
れる可能性のある尖った構造を有しない。さらに、テ−
パ−部を塑性変形する際に必要な応力が、必要以上に金
属製ステムをセラミック製骨頭に挿入されてしまうこと
を防ぐことができる。
【図1】 本発明のテ−パ−部の頂部に凹部を有する金
属製ステムの部分断面図。
属製ステムの部分断面図。
【図2】 セラミック製骨頭の断面図。
【図3】 本発明の嵌合の状態を説明する概略図。
【図4】 本発明の嵌合での塑性変形の様子を説明する
概略図。
概略図。
【図5】 本発明の実施例1の金属製ステムを示す部分
断面図。
断面図。
【図6】 本発明の実施例2の金属製ステムを示す部分
断面図。
断面図。
【図7】 本発明の実施例3の金属製ステムを示す部分
断面図。
断面図。
1:金属製ステム 2:金属製ステムのテ−パ−部 3:金属製ステムのテ−パ−部の頂部の凹部 4:セラミック製骨頭 5:セラミック製骨頭のテ−パ−孔 11:実施例1の金属製ステム 12:実施例1の金属製ステムのテ−パ−部 13:実施例1の金属製ステムのテ−パ−部の頂部の凹
部 21:実施例2の金属製ステム 22:実施例2の金属製ステムのテ−パ−部 23:実施例2の金属製ステムのテ−パ−部の頂部の凹
部 31:実施例3の金属製ステム 32:実施例3の金属製ステムのテ−パ−部 33:実施例3の金属製ステムのテ−パ−部の頂部の凹
部
部 21:実施例2の金属製ステム 22:実施例2の金属製ステムのテ−パ−部 23:実施例2の金属製ステムのテ−パ−部の頂部の凹
部 31:実施例3の金属製ステム 32:実施例3の金属製ステムのテ−パ−部 33:実施例3の金属製ステムのテ−パ−部の頂部の凹
部
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック製骨頭と金属製ステムとをテ
−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製ステム
のテ−パ−部頂部に凹部を有することを特徴とする人工
股関節。 - 【請求項2】 セラミック製骨頭と金属製ステムとをテ
−パ−嵌合してなる人工股関節において、金属製ステム
のテ−パ−部頂部に凹部を有し、嵌合の際に該テ−パ−
部が塑性変形し、該セラミック製骨頭と該金属製ステム
とが嵌合されてなることを特徴とする人工股関節。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30841895A JPH09122161A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 人工股関節 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30841895A JPH09122161A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 人工股関節 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09122161A true JPH09122161A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17980826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30841895A Pending JPH09122161A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 人工股関節 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09122161A (ja) |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30841895A patent/JPH09122161A/ja active Pending
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Legal Events
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