JPH09120923A - ベクトル量の性質を利用した電力消費装置 - Google Patents

ベクトル量の性質を利用した電力消費装置

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JPH09120923A
JPH09120923A JP8196876A JP19687696A JPH09120923A JP H09120923 A JPH09120923 A JP H09120923A JP 8196876 A JP8196876 A JP 8196876A JP 19687696 A JP19687696 A JP 19687696A JP H09120923 A JPH09120923 A JP H09120923A
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JP
Japan
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magnetic flux
energy
coil
power
iron core
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JP8196876A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Takeuchi
眞一郎 竹内
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  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁誘導作用によって生じた電気的エネルギー
を専ら、熱エネルギーに変換する装置を得ることを目的
としている。 【構成】負荷電流17に伴って生じる負荷磁束14を相
殺するための交流電源1回路と効率良く誘起起電力を得
るための3脚積鉄心8と、誘起起電力を与えるが、電磁
結合の無い永久磁石12を回転させる為の原動機11で
構成する。交流電源1回路に励磁電流2が流れることを
妨げない、誘起起電力を与える。 【効果】入力するエネルギーが左右のコイルに励磁電流
を流すエネルギーと中央コイルに電源を供給するエネル
ギーだけで、入力側の制約を受けずに電力を消費出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器は磁束の通路となる鉄心と、磁束
と鎖交する電流の通路となる巻き線と、これらを絶縁す
る絶縁物及びこれらの相互位置や機械的強度を保つため
の締付装置などで変圧器本体を構成している。この変圧
器本体を基本として、絶縁強度や冷却効果を高める為の
冷却媒体である絶縁油とともに、容器内に収納したもの
が油入変圧器である。乾式変圧器では、変圧器本体、温
度計などの付属装置、必要により設けられる保護枠、風
冷装置などで構成されている。 変圧器は発電機と組み合わせて使われ、エネルギーを常
時、一方向の作用と考えていて、作用と反作用の様に一
方向の作用が別々に働く事を基本にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】変圧器の二次電気回路
では、一次電気回路を流れる励磁電流に伴って生じる主 されている際には、この他には何も要らず、むしろ、こ
の他の何かが現れる事は効率の良い電力消費を妨げる可
能性すらある。エネルギーは一態より他態へと変わって
も、その総量は常に一定不変であるので、エネルギーを
消費する際には効率良く有益に使う方法が求められる。
貯水地の水は位置エネルギーを有するが、溜めているだ
けでは、エネルギーを使うことは出来ない。この場合、
水が重力を受けて、貯水地の底を押すと、反作用とし
て、水が貯水地の底から坑力を受けて、水は重力と坑力
の互いに逆向きで大きさの等しい力を受けて釣り合い、
静止状態を保っている。しかし、この水を導いて、水車
に作用させると、効率良く、機械的エネルギーを得られ
る。つまり、互いに逆向きで大きさの等しいエネルギー
の作用を受けて釣り合っている物体から、効率良く、エ
ネルギーを得られる。
【0004】本発明は、仕事をなし得る状態にあるもの
をエネルギーを有すると言い、それがなし得る仕事の量
〔J〕でエネルギー量を表し、エネルギーは一態より他
態へと変わっても、その総量は常に一定不変であるの
で、電力が消費されると総て熱に変わるので、電磁誘導
作用によって生じた電気的エネルギーを消費して熱に変
える装置を得ることを目的としている。決して、機械的
エネルギーを電気的エネルギーに変える装置ではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】内鉄形三相3脚積鉄心の
それぞれの脚に同数のコイルを巻き付けて、左右のコイ
ルを電源に接続し、回路を閉じて、それぞれのコイルを
流れる電流に伴って生じる磁束が、共に、鉄心の中央脚
を貫通する時、互いに逆向きに貫通し、相殺されて、現
れない様に、左右のコイルを電源に接続する。中央のコ
イルを貫通して現れる磁束を、鉄心の外側から永久磁石
を回転させて、回転磁界を作り、中央脚に継続して与え
る。中央コイルを負荷と接続して回路を閉じる。又、磁
力線が貫通する鉄心端部を積み方向に段々に積層する。
【0006】中央コイルの回路を励磁電流が流れ、この
電流から生じる磁束が左右のコイルを貫通し、その結
果、左右のコイルの回路に励磁電流が流れずに、左右の
コイルの回路が電圧平衡する事の無い様に、回路が自己
誘導作用で電圧平衡するのに必要な磁束の大きさは、左
右のコイルの回路の方が、常に、中央のコイルの回路の
大きさの半分を越える大きさとなる電圧に、両回路の電
圧を設定し、維持する。
【0007】
【作用】他の回路から電圧平衡に必要な、左右のコイル
を貫通する磁束が得られないので、電源に接続された左
右のコイルには励磁電流が流れて、この電源回路は電圧
平衡しいてる。これは、変圧器の一次側電気回路で負荷
が無い状態と同じである。鉄心の外側から、鉄心中央脚
に交番磁束を継続して与え、交番磁束が中央コイルを貫
通すると、中央コイルに、左右のコイルに励磁電流が流
れる事を妨げない、電源が得られる。この電源と負荷を
接続して負荷電流が流れると、この電流に伴って磁束が
生じる。この磁束は左右のコイルを貫通し、永久磁石を
貫通しない。何故なら、永久磁石の透磁率が鉄心の透磁
率に比べて無視出来る程、小さいからである。左右のコ
イルに、この磁束が貫通すると、一次負荷電流が流れ
て、この磁束は相殺され、鉄心には、見掛け上、磁束が
現れない。何故なら、電磁誘導作用はコイルを貫通する
磁束の変化を妨げるからである。実験によって、確認す
ると、この一次負荷電流は一次負荷電流の回路の電源の
電圧の位相に関係無く、左右のコイルを貫通する。負荷
電流に伴って生じる磁束に応じて、この磁束を相殺す
る。更に、左コイルと右コイルを流れる一次負荷電流の
向きを確かめると、互いに逆向きで、大きさが等しく、
左右のコイルを循環して流れ、一次負荷電流の回路の電
源を通って流れる電流は、見掛け上、現れない。この事
は、始めに、負荷電流に伴って生じる磁束が右と左のコ
イルを大きさが等しく、互いに逆向きに貫通する仕組み
にしている事が一因である。その結果、中央コイルに、
現れて、貫通する磁束は負荷電流が流れても、流れ無く
とも、見掛け上、変わらない。又、負荷で消費する電力
(出力)に対して、入力するエネルギーは左右のコイル
に励磁電流を流すエネルギーと中央コイルに電源を供給
するエネルギーだけである。又、磁力線が貫通する、鉄
心部分は鉄心端部を積み方向に段々に積層して、フリン
ジングによる過熱を防止する。参考文献[磁気回路の鉄
心と鉄心の途中に空隙があると、殆どの磁束は鉄心の積
み方向に直交して貫通するが、空隙の端の部分の磁束は
フリンジングして、ほぼ鉄心の積み方向に貫通し、大き
なうず電流が流れ、鉄心はいたずらに過熱してしまう。
これを防ぐには、鉄心端部を積み方向に段々に積層する
(磯部昭二:電気工学の周辺,開発社{199
2})]。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、3脚積鉄心8に左コイル5と右コイル6
の向きを互いに逆に、中央コイル15と同数、それぞれ
の脚に巻き付ける。左コイル5と右コイル6を並列に交
流電源1と導体19で接続し、開閉器9で回路の入り切
りをする。中央コイル15と負荷16を接続し、開閉器
9で入り切りする。交流電源1の回路を閉じると、左コ
イル5に励磁電流2が流れ、右コイル6にも励磁電流2
が流れ、主磁束3が3脚積鉄心8の脚を貫通する。中央
コイル15脚を貫通する主磁束3は互いに逆向きで大き
さが等しい為、見掛け上、現れない。原動機11の回転
軸に永久磁石12を取り付け、フリンジングによる過熱
を防ぐ為に、磁力線の貫通する鉄心端部を積み方向に段
々に積層した、端部積層部18を持つ3脚積鉄心8の中
央脚の回りに回転させ、回転磁界を作り、中央脚を貫通
し、中央コイル15を貫通する、左コイル5や右コイル
6に励磁電流2が流れる事を妨げない、誘起磁束13を
継続して与える。中央コイル15と負荷16で作る回路
を閉じると、負荷電流17が流れ、伴って生じる負荷磁
束14が3脚積鉄心8の脚を貫通する。負荷磁束14が
左コイル5又は右コイル6を貫通すると、コイルを貫通
する磁束の変化を妨げる様に、一次負荷電流7が流れ、
一次負荷電流7に伴って生じる相殺磁束4が3脚積鉄心
8の脚を貫通し、3脚積鉄心8の脚には負荷電流17が
流れても、磁束は相殺されて、見掛け上、現れない。中
央脚を貫通する誘起磁束13の変化を妨げる磁束は、見
掛け上、現れないので、中央コイル15には電磁誘導作
用が継続して現れ、閉じられた中央コイル15で作る回
路は継続して電力を消費出来る。
【0009】
【発明の効果】入力するエネルギーは左右のコイルに励
磁電流を流すエネルギーと中央コイルに電源を供給する
エネルギーだけで、入力側の制約を受けずに電力を消費
出来る。言い換えると、機械的エネルギーを電気的エネ
ルギーに変換するのが目的ではないので、出来るだけ機
械的エネルギーを使わずに、電気的エネルギーを熱エネ
ルギーに変換している。電気的エネルギーが熱エネルギ
ーに総て変わっても、エネルギーの総量に変化は無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】負荷電流17に伴って生じる負荷磁束14を相
殺するための交流電源1回路と効率良く誘起起電力を得
るための3脚積鉄心8と、誘起起電力を与えるが、電磁
結合の無い永久磁石12を回転させる為の原動機11及
び、交流電源1回路に励磁電流2が流れることを妨げな
い、誘起起電力を与える事を図示している。
【符号の説明】
1 交流電源 11 原動機 2 励磁電流 12 永久磁石 3 主磁束 13 誘起磁束 4 相殺磁束 14 負荷磁束 5 左コイル 15 中央コイ
ル 6 右コイル 16 負荷 7 一次負荷電流 17 負荷電流 8 3脚積鉄心 18 端部積層
部 9 開閉器 19 導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁誘導作用によって生じた電気的エネル
    ギーを機械的エネルギーを電気的エネルギーに変換する
    事に使わずに、専ら、電力を消費する装置。
JP8196876A 1995-06-22 1996-06-21 ベクトル量の性質を利用した電力消費装置 Pending JPH09120923A (ja)

Priority Applications (2)

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JP8196876A JPH09120923A (ja) 1995-06-22 1996-06-21 ベクトル量の性質を利用した電力消費装置
JP9269897A JPH1070876A (ja) 1996-06-21 1997-03-06 ベクトル量の性質を利用した電力装置

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JP7-192394 1995-06-22
JP8196876A JPH09120923A (ja) 1995-06-22 1996-06-21 ベクトル量の性質を利用した電力消費装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103454980A (zh) * 2013-07-31 2013-12-18 江阴天润信息技术有限公司 一种机械运动控制方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103454980A (zh) * 2013-07-31 2013-12-18 江阴天润信息技术有限公司 一种机械运动控制方法及装置
CN103454980B (zh) * 2013-07-31 2016-05-25 江阴天润信息技术有限公司 一种机械运动控制方法及装置

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