JPH09120645A - オーディオ信号圧縮記録装置及びオーディオ信号圧縮装置並びに光記録媒体 - Google Patents

オーディオ信号圧縮記録装置及びオーディオ信号圧縮装置並びに光記録媒体

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JPH09120645A
JPH09120645A JP6526596A JP6526596A JPH09120645A JP H09120645 A JPH09120645 A JP H09120645A JP 6526596 A JP6526596 A JP 6526596A JP 6526596 A JP6526596 A JP 6526596A JP H09120645 A JPH09120645 A JP H09120645A
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JP
Japan
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data
quantized
audio signal
quantizing
compression
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Application number
JP6526596A
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English (en)
Inventor
Shoji Ueno
昭治 植野
Norihiko Fuchigami
徳彦 渕上
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−DA用のデータ圧縮より更に高い圧縮
率により、量子化ビット数16ビット、標本化周波数4
4.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化して得たデ
ータをCD−ROMに記録することができるオーディオ
信号圧縮記録装置及びオーディオ信号圧縮装置並びに光
記録媒体を提供する。 【解決手段】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
数で量子化する手段1、量子化された所定量の量子化デ
ータ毎にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮する手
段2、3、圧縮されたデータをCD−ROMXA規格の
モード2、フォーム2のユーザデータ領域あるいはCD
−ROM規格のモード2のユーザデータ領域に配するよ
うフォーマッティングする手段4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号を
高能率符号化して光記録媒体に記録するオーディオ信号
圧縮記録装置及びそのためのオーディオ信号圧縮装置、
さらに光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)は1982
年に登場して十数年が経過し、現在では様々な展開によ
りディジタルストレージメディアとして定着している。
オーディオメディアの用途を考えると、サンプリング周
波数fs =44.1kHz、量子化ビット数=16ビッ
トのこのメディアは完全に成熟期に入っている。さら
に、DVDと呼ばれる高密度ディスクがコンピュータな
どのデータ用のデジタルディスクとして利用されようと
している。なお、デジタルディスクとはCD、CD−R
OM、DVDなどオーディオやビデオ信号がデジタル信
号として記録された光ディスクをいうものとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の音楽(オーディ
オ)用のCD(以下CD−DAという)はサンプリング
周波数fs =44.1kHz、量子化ビット数=16ビ
ットで2チャンネルのオーディオ信号を記録することが
できるが、これまでのCD−DAの規格では同一データ
量をCD−ROMのフォーマットで記録することができ
なかった。これは、CD−ROMのフォーマットには同
期信号(SYNC)やアドレスやモードを含むヘッダが
あるため、オーディオ信号を記録するための記録容量が
CD−DAより少ないためである。一方、パソコンやそ
の周辺機器の発達と急速な普及により、CD−ROMド
ライブを介して、音楽などを高音質で楽しみたいという
要望がある。
【0004】さらに、DVDと呼ばれるデジタルディス
クでは音声がリニアPCMにより圧縮されずに記録され
ているため、よりハイファイ性の高い記録のためにはデ
ータ量を要し、記録時間が短くなる。このディスクのた
めには、直交変換及び/又はハフマン符号によりデータ
処理してデータ量を削減するための圧縮を行って、DV
Dのフォーマットで記録する記録装置並びにかかる方式
で記録された光ディスクが考えられる。
【0005】したがって、本発明は現在のCD−DA用
のデータ処理に比較して高い圧縮率により、量子化ビッ
ト数16ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ
以上の周波数で量子化して得たデータをCD−ROMに
記録することができるオーディオ信号圧縮記録装置及び
オーディオ信号圧縮装置を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、CDバリエイション(サ
イズ・変調方式)の範囲内でデータフォーマットが一般
に異なると見られているDVDオーディオに記録するこ
とができるオーディオ信号圧縮記録装置及びオーディオ
信号圧縮装置並びに光記録媒体を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、オーディオ信号を量子化ビット数16ビッ
ト、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波数
で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎にハ
フマン符号を適用してデータ量を削減・圧縮し、圧縮さ
れたデータをCD−ROMXA規格のモード2、フォー
ム2のユーザデータ領域又はCD−ROM規格のモード
2のユーザデータ領域あるいはDVDのユーザデータ領
域に配するようフォーマッティングし、フォーマッティ
ングされたデータを記録媒体に記録するようにしてい
る。
【0008】すなわち、本発明によれば、オーディオ信
号を量子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1
kHz又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段
と、前記量子化手段で量子化された所定量の量子化デー
タ毎にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデー
タ圧縮手段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータ
をデジタルディスクのユーザデータ領域に配するようフ
ォーマッティングするフォーマッティング手段と、前記
フォーマッティング手段でフォーマッティングされたデ
ータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する手段
とを、有するオーディオ信号圧縮記録装置が提供され
る。
【0009】また、本発明によればオーディオ信号を量
子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz
又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前記
量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎にハ
フマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮手
段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−
ROMXA規格のモード2、フォーム2のユーザデータ
領域に配するようフォーマッティングするフォーマッテ
ィング手段と、前記フォーマッティング手段でフォーマ
ッティングされたデータをCDフォーマットとして記録
媒体に記録する手段とを、有するオーディオ信号圧縮記
録装置が提供される。
【0010】また、本発明によれば、オーディオ信号を
量子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kH
z又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前
記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎に
ハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮
手段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをDV
Dのユーザデータ領域に配するようフォーマッティング
するフォーマッティング手段と、前記フォーマッティン
グ手段でフォーマッティングされたデータをCDフォー
マットとして記録媒体に記録する手段とを、有するオー
ディオ信号圧縮記録装置が提供される。
【0011】なお、本発明は上記のようにオーディオ信
号圧縮記録装置として捉えられるが、さらに、再生専用
のディスクの製造のためには、CDフォーマットとして
記録する工程はディスク製造工場側のタスクとなる。し
たがって、本発明はオーディオ信号圧縮装置としても捉
えることができる。
【0012】すなわち、本発明によればオーディオ信号
を量子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1k
Hz又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、
前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
縮手段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをデ
ジタルディスクのユーザデータ領域に配するようフォー
マッティングするフォーマッティング手段とを、有する
オーディオ信号圧縮装置が提供される。
【0013】また、本発明によればオーディオ信号を量
子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz
又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前記
量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎にハ
フマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮手
段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−
ROMXA規格のモード2、フォーム2のユーザデータ
領域に配するようフォーマッティングするフォーマッテ
ィング手段とを、有するオーディオ信号圧縮装置が提供
される。
【0014】また、本発明によればオーディオ信号を量
子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz
又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前記
量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎にハ
フマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮手
段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをDVD
のユーザデータ領域に配するようフォーマッティングす
るフォーマッティング手段とを、有するオーディオ信号
圧縮装置が提供される。
【0015】また、本発明によればオーディオ信号を量
子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz
又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定量
の量子化データ毎にハフマン符号を適用してデータ量を
圧縮し、圧縮されたデータをデジタルディスクのユーザ
データ領域に配するようフォーマッティングし、フォー
マッティングされたデータをCDフォーマットとして記
録した光記録媒体が提供される。
【0016】また、本発明によれば、オーディオ信号を
量子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kH
z又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定
量の量子化データ毎にハフマン符号を適用してデータ量
を圧縮し、圧縮されたデータをCD−ROMXA規格の
モード2、フォーム2のユーザデータ領域に配するよう
フォーマッティングし、フォーマッティングされたデー
タをCDフォーマットとして記録した光記録媒体が提供
される。
【0017】また、本発明によればオーディオ信号を量
子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz
又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定量
の量子化データ毎にハフマン符号を適用してデータ量を
圧縮し、圧縮されたデータをDVDのユーザデータ領域
に配するようフォーマッティングし、フォーマッティン
グされたデータをCDフォーマットとして記録した光記
録媒体が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のオーディオ信号圧縮記録
装置及びオーディオ信号圧縮装置並びに光記録媒体の実
施の形態を好ましい実施例によって説明する。図1は本
発明のオーディオ信号圧縮記録装置の好ましい実施例を
示すブロック図である。入力端子INには例えば音楽信
号などのアナログ信号が供給され、出力端子OUTは図
示省略のCD原盤作成機、すなわちマスタリング装置に
必要に応じてプリマスタリング装置を介して接続され
る。マスタリング装置自体は従来のものと本質的に変ら
ないので、ここでは説明を省略する。
【0019】図1の装置は入力端子INに接続されたA
/D変換器1と、その出力に接続された信号処理回路2
と、信号処理回路2に接続されたメモリ3と、信号処理
回路2の出力に接続されたCD−ROM符号化回路4
と、CD−ROM符号化回路4の出力に接続されたCD
符号化回路5を有している。CD−ROM符号化回路4
の出力は第1出力端子OUT1に接続され、CD符号化
回路5の出力は第2出力端子OUT2に接続されてい
る。なお、後述するように、CD符号化回路5は不要な
場合がある。
【0020】A/D変換器1はオーディオ信号を量子化
ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz又は
それ以上の周波数で量子化する量子化手段として動作す
る。標本化周波数は実施例により44.1kHz(DV
Dの場合は48kHz)又は88.2kHz(DVDの
場合は96kHz)のいずれかになっているが、44.
1kHz以上の適当な値とすることができる。音楽信号
を対象とする場合は、通常左右の2チャンネルである
が、サラウンドその他の必要に応じて4チャンネルや6
チャンネルなどとすることができる。ここでは2チャン
ネルである場合について説明する。A/D変換器1で得
られた量子化データは1チャンネル当り、例えば2m
(mは正の整数)を単位として、信号処理回路2を介して
メモリ3に書込まれる。その後、信号処理回路2がこの
m個のデータの処理を開始する。
【0021】図2は信号処理回路2の一例を示すブロッ
ク図である。2m個のデータはその周波数スペクトルを
バンド分割するための複数のフィルタ6a,6b,6
c...6nを有するフィルタバンク6に与えられる。
このフィルタバンク6としては、QMF(クワドラチャ
ー・ミラー・フィルタ)を用いることができる。フィル
タバンク6は例えば64の帯域に分割するために64個
のフィルタを有している。これらの複数のフィルタの出
力端子は選択手段としてのスイッチ回路7を介して正規
化部11に接続され、データはバンド毎にまとめて正規
化・量子化される。正規化部11の出力端子はハフマン
符号化回路8に接続され、各バンド毎にハフマン符号が
適用される。ここで正規化レベル(ビット数)とコード
ブックのインデックスを補助情報、ハフマン符号化後の
処理データを主情報として、新たなデータフレームを作
成し、これを順次メモリ3に書き込む。次にメモリ3か
らこの新たなデータフレームを読み出し、アロケーショ
ン回路9を介して図1のCD−ROM符号化回路4へ出
力する。
【0022】CD−ROM符号化回路4では、図3によ
って後述する所定のフォーマットとなるように、各セク
タに同期信号(SYNC)やヘッダ、サブヘッダなどを
付加し、各セクタのユーザデータ領域に信号処理回路2
から与えられる圧縮オーディオデータを配して出力す
る。CD−ROM符号化回路4の出力データは第1出力
端子OUT1を介して出力され、例えば磁気テープに記
録されて、再生専用のCDを製造するためのプリマスタ
リング装置やマスタリング装置に供給される。一方、C
D−ROM符号化回路4の出力データは、書込み可能
な、いわゆるライトワンスタイプのCDの場合は、CD
符号化回路5に与えられ、CDフォーマット化され、第
2出力端子OUT2を介して図示省略の記録ヘッドによ
り記録される。
【0023】次に図3とともに本発明のいくつかの態様
について説明する。図3はCDの種々のフォーマットを
セクタ単位で示したもので、第1段には通常の音楽用C
Dである、CD−DAを示し、以下第2段から第6段ま
で各種CD−ROMを示している。本発明の実施例とし
ては次の6つの態様がある。なお、DVDを示す図4に
ついては後述する。
【0024】
【表1】 (1) CD−ROM XA モード2、フォーム2 (図3の6段目) 標本化周波数 :44.1kHz 量子化ビット数:16ビット (2) CD−ROM XA モード2、フォーム2 (図3の6段目) 標本化周波数 :88.2kHz 量子化ビット数:16ビット (3) CD−ROM モード2 (図3の4段目) 標本化周波数 :44.1kHz 量子化ビット数:16ビット (4) CD−ROM モード2 (図3の4段目) 標本化周波数 :88.2kHz 量子化ビット数:16ビット (5) DVD (図4) 標本化周波数 :48kHz 量子化ビット数:16ビット (6) DVD (図4) 標本化周波数 :96kHz 量子化ビット数:16ビット
【0025】CD−ROM XA モード2、フォーム
2ではユーザデータは2324バイトである。また、C
D−ROM モード2では、ユーザデータは2336バ
イトである。これらの規格では、比較的ユーザデータの
データ量、すなわちバイト数が多いので、1枚のディス
クに記録収納可能なデータ量が多く、有利である。
【0026】また、上記(1)、(2)のCD−ROM
XA モード2 フォーム2を用いた場合は、独自の
割当てのサブヘッダを規定することができる。サブヘッ
ダの内容を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】上記サブヘッダ中、サブモードバイトのビ
ット5〜2をこの符号化IDに用いることで、サブヘッ
ダを見ながら、このフォーマットのデコードを行うこと
ができる。以下の表3と表4に、サブヘッダ中のサブモ
ードと、コーディング情報の内容を示す。サブヘッダに
はフォーマット時の条件を記録することができるが、そ
の手法として2つの方法がある。その一つはそのセクタ
のフォーマット条件を入れる方法であり、他の方法はフ
ォーマット条件を複数のセクタに分けて記録する方法で
あり、この場合これら複数のセクタの情報を集合して解
読可能となる。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】上記4つの態様中、標本化周波数が88.
2kHzである、(2)と(4)では、2ブロックで1
フレームを構成することとなる。したがって、44.1
kHzの場合と比較して、記録できる時間は半分とな
る。標本化周波数が44.1kHzである、(1)と
(3)では信号処理回路2では1チャンネル当たり51
2個のサンプルデータが処理され、標本化周波数が8
8.2kHzである、(2)と(4)では、1チャンネ
ル当たり1024個のサンプルデータが処理される。し
たがって、フィルタバンクのバンド数が64であれば、
前者では512/64=8個分のデータに、後者では1
024/64=16個分のデータにハフマン符号を適用
することとなる。このように、バンド毎にハフマン符号
を適用すると、同一帯域では相関性が高いことから、1
ビット以上向上し、圧縮率が高くなる。
【0032】上記実施例は、信号処理回路2が可逆圧縮
方式である場合について説明したが、必要に応じて可逆
圧縮と非可逆圧縮を組み合わせた、いわゆる準可逆符号
化方式のものを適用することにより、更にデータ量を圧
縮することができる。
【0033】次に本発明によるデータ圧縮率がどの程度
であるかについて検討する。表5は音楽の3つのジャン
ル別に、圧縮効果を実測した結果を示したものである。
なお、表中の1段目の1644はビット数が16で、標
本化周波数が44.1kHzzであることを示してい
る。各ジャンルにおいて、5乃至10曲を選定して調査
した。
【0034】
【表5】
【0035】表5中の数字は基のデータ量を100とし
たときの圧縮後のデータ量を示している。この表から分
るように、例えば、1644をクラシック音楽に適用す
ると、平均で50%、最大で60%の圧縮が可能である
ことが分る。ポップスやジャズ・フュージョンではクラ
シック程の圧縮はできないが、平均的に23%から35
%の圧縮率が得られる。
【0036】表5に示した圧縮の効果は、先に触れた準
可逆符号化方式を用いない場合のものであり、準可逆符
号化装置を用いることにより、さらに圧縮率を高くする
ことができる。
【0037】上記本発明の実施例の4つの態様は、その
いずれかを選択できるように、本発明の圧縮記録装置又
は圧縮装置の使用者が手動で図示省略のセレクトボタン
などを操作することにより、切り替えて使用できる構成
とすることができる。なお、標本化周波数を44.1k
Hzより高く設定した場合は、44.1kHzのときの
一定線速度より更に速い線速度となるよう、ディスクの
回転数を制御する必要がある。標本化周波数を44.1
kHzより高く設定した場合は、高域の周波数特性が改
善され、高音質化が図られる。図4はDVDのフォーマ
ットを図3と同様にセクタ単位で示すデータ配置模式図
である。図4に示されるように、DVDでは通常1パッ
クが2048バイト(1論理セクタ)で構成され、その
中のパケット(ユーザデータ)2034バイトが利用で
きる。なお、図4において、「パックスタート」は同期
信号となるSYNCパターンを有し、「SCR」は時間
情報であるシステム・クロック・レファレンスであり、
「Mux rate」は転送レート(マルチプレックシ
ングレート)であり、「パケット(ユーザデータ)」は
パケットヘッダとデータなどからなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ーディオ信号を量子化ビット数16ビット、標本化周波
数44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化し、量
子化された所定量の量子化データ毎にハフマン符号を適
用してデータ量を圧縮し、圧縮されたデータをCD−R
OMXA規格のモード2、フォーム2のユーザデータ領
域あるいはCD−ROM規格のモード2のユーザデータ
領域あるいはDVDのユーザデータ領域に配するようフ
ォーマッティングするようにしているので、音声信号を
高圧縮率で圧縮して、CD−ROM又はDVDに記録す
ることができる。したがって、音楽の内容によっては、
CD−DAより記録時間を長くすることも可能であり、
新規格のDVDオーディオを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオ信号圧縮記録装置の好まし
い実施例を示すブロック図である。
【図2】図1中の信号処理回路2の一例を示すブロック
図である。
【図3】CDの種々のフォーマットをセクタ単位で示し
たデータ配置摸式図である。
【図4】DVDのフォーマットをセクタ単位で示したデ
ータ配置摸式図である。
【符号の説明】
1 A/D変換回路(量子化手段) 2 信号処理回路(メモリ3とともにデータ圧縮手段を
構成する) 3 メモリ 4 CD−ROM符号化回路(フォーマッティング手
段) 5 CD符号化回路 6 フィルタバンク(バンド分割手段) 7 スイッチ回路(選択手段) 8 ハフマン符号化回路 9 アロケーション回路 11 正規化部 IN 入力端子 OUT1、OUT2 出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
    縮手段と、 前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをデジタルディ
    スクのユーザデータ領域に配するようフォーマッティン
    グするフォーマッティング手段と、 前記フォーマッティング手段でフォーマッティングされ
    たデータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する
    手段とを、 有するオーディオ信号圧縮記録装置。
  2. 【請求項2】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
    縮手段と、 前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをデジタルディ
    スクのユーザデータ領域に配するようフォーマッティン
    グするフォーマッティング手段とを、 有するオーディオ信号圧縮装置。
  3. 【請求項3】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎に
    ハフマン符号を適用してデータ量を圧縮し、圧縮された
    データをデジタルディスクのユーザデータ領域に配する
    ようフォーマッティングし、フォーマッティングされた
    データをCDフォーマットとして記録した光記録媒体。
  4. 【請求項4】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
    縮手段と、 前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−ROM
    XA規格のモード2、フォーム2、あるいはCD−RO
    M規格のモード2のユーザデータ領域に配するようフォ
    ーマッティングするフォーマッティング手段と、 前記フォーマッティング手段でフォーマッティングされ
    たデータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する
    手段とを、 有するオーディオ信号圧縮記録装置。
  5. 【請求項5】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
    縮手段と、 前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−ROM
    XA規格のモード2、フォーム2、あるいはCD−RO
    M規格のモード2のユーザデータ領域に配するようフォ
    ーマッティングするフォーマッティング手段とを、 有するオーディオ信号圧縮装置。
  6. 【請求項6】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎に
    ハフマン符号を適用してデータ量を圧縮し、圧縮された
    データをCD−ROMXA規格のモード2、フォーム
    2、あるいはCD−ROM規格のモード2のユーザデー
    タ領域に配するようフォーマッティングし、フォーマッ
    ティングされたデータをCDフォーマットとして記録し
    た光記録媒体。
  7. 【請求項7】 オーディオ信号を量子化ビット数16ビ
    ット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波
    数で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
    縮手段と、 前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをDVDのユー
    ザデータ領域に配するようフォーマッティングするフォ
    ーマッティング手段と、 前記フォーマッティング手段でフォーマッティングされ
    たデータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する
    手段とを、 有するオーディオ信号圧縮記録装置。
  8. 【請求項8】 前記オーディオ信号が2チャンネル信号
    であり、前記データ圧縮手段が1チャンネル当り2m
    (mは正の整数)の量子化データ毎に前記ハフマン符号を
    適用してデータ量を圧縮するよう構成されている請求項
    1、4、7のいずれか1つに記載のオーディオ信号圧縮
    記録装置。
  9. 【請求項9】 前記データ圧縮手段が、前記量子化され
    た信号を複数のバンドに分割するバンド分割手段と、前
    記バンド分割手段の出力信号に応答可能なハフマン符号
    化回路と、前記バンド分割手段によりバンド分割された
    データをバンド毎に前記ハフマン符号化回路に供給する
    選択手段とを有する請求項1、4、78のいずれか1つ
    に記載のオーディオ信号圧縮記録装置。
  10. 【請求項10】 オーディオ信号を量子化ビット数16
    ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周
    波数で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧
    縮手段と、 前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをDVDのユー
    ザデータ領域に配するようフォーマッティングするフォ
    ーマッティング手段とを、 有するオーディオ信号圧縮装置。
  11. 【請求項11】 オーディオ信号を量子化ビット数16
    ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周
    波数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎
    にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮し、圧縮され
    たデータをDVDのユーザデータ領域に配するようフォ
    ーマッティングし、フォーマッティングされたデータを
    CDフォーマットとして記録した光記録媒体。
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