JPH09119441A - 両端支持軸受装置及びその組立方法 - Google Patents
両端支持軸受装置及びその組立方法Info
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- JPH09119441A JPH09119441A JP30057095A JP30057095A JPH09119441A JP H09119441 A JPH09119441 A JP H09119441A JP 30057095 A JP30057095 A JP 30057095A JP 30057095 A JP30057095 A JP 30057095A JP H09119441 A JPH09119441 A JP H09119441A
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- bearing
- rotary shaft
- housing
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- tip
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立作業が困難で、且つ心出し精度や組立強
度を維持することが困難であり、部品コストが増大して
いた。 【解決手段】 機構部品を収容するハウジング30と、
ハウジング30の両側壁30a,30bに装着される軸
受33,35と、両軸受33,35に両端が支持される
回転軸25と、回転軸25の軸受間に位置する部分に固
定される機構部品26,27とを備え、ハウジング30
の一側壁30aに軸受33を装着する凹部34を形成
し、他側壁30bに軸受35を装着する貫通孔36を形
成すると共に、回転軸25の基端側をその径方向外方か
ら挿入する切欠き部37を貫通孔36に連通させて形成
した両端支持軸受装置21により課題を解決する。
度を維持することが困難であり、部品コストが増大して
いた。 【解決手段】 機構部品を収容するハウジング30と、
ハウジング30の両側壁30a,30bに装着される軸
受33,35と、両軸受33,35に両端が支持される
回転軸25と、回転軸25の軸受間に位置する部分に固
定される機構部品26,27とを備え、ハウジング30
の一側壁30aに軸受33を装着する凹部34を形成
し、他側壁30bに軸受35を装着する貫通孔36を形
成すると共に、回転軸25の基端側をその径方向外方か
ら挿入する切欠き部37を貫通孔36に連通させて形成
した両端支持軸受装置21により課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プーリ等の機構部
品を固定した回転軸の両端を軸受で支持する両端支持軸
受装置及びその組立方法に係り、特に軸受を装着するハ
ウジングの構造を改良した両端支持軸受装置及びその組
立方法に関するものである。
品を固定した回転軸の両端を軸受で支持する両端支持軸
受装置及びその組立方法に係り、特に軸受を装着するハ
ウジングの構造を改良した両端支持軸受装置及びその組
立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の両端支持軸受装置のハウ
ジングは、正面及び背面が開口され、上下面及び両側面
が閉塞された方形筒体状の枠体によって形成されてい
る。このハウジングの一側壁の内面には、一方の軸受を
装着するための凹部が形成されており、他側壁の凹部に
対向する位置には、回転軸を挿通すると共に他方の軸受
を装着するための貫通孔が形成されている。すなわち、
回転軸の両端はハウジングの両側壁に装着された軸受に
支持され、回転軸のハウジング内に位置する部分にはプ
ーリ等の機構部品が固定されている。
ジングは、正面及び背面が開口され、上下面及び両側面
が閉塞された方形筒体状の枠体によって形成されてい
る。このハウジングの一側壁の内面には、一方の軸受を
装着するための凹部が形成されており、他側壁の凹部に
対向する位置には、回転軸を挿通すると共に他方の軸受
を装着するための貫通孔が形成されている。すなわち、
回転軸の両端はハウジングの両側壁に装着された軸受に
支持され、回転軸のハウジング内に位置する部分にはプ
ーリ等の機構部品が固定されている。
【0003】このような構造を有する両端支持軸受装置
は、以下のように組み立てられる。まず、例えば大径プ
ーリ,小径プーリをハウジング内に位置させ、ハウジン
グの一側壁内面に形成された凹部に先端側軸受を装着し
た後、他側壁に形成された貫通孔から回転軸を挿入し、
大径プーリ,小径プーリの各軸孔に順に挿通して、その
先端部を凹部に装着した先端側軸受に挿入支持する。
は、以下のように組み立てられる。まず、例えば大径プ
ーリ,小径プーリをハウジング内に位置させ、ハウジン
グの一側壁内面に形成された凹部に先端側軸受を装着し
た後、他側壁に形成された貫通孔から回転軸を挿入し、
大径プーリ,小径プーリの各軸孔に順に挿通して、その
先端部を凹部に装着した先端側軸受に挿入支持する。
【0004】次に、大径プーリ,小径プーリのそれぞれ
の回転止めネジを締結し、他側壁の貫通孔に基端側軸受
を装着すると共に、これに回転軸の基端部を挿入支持し
た後、軸受押さえを貫通孔に取り付けてこの軸受が脱落
しないようにしている。
の回転止めネジを締結し、他側壁の貫通孔に基端側軸受
を装着すると共に、これに回転軸の基端部を挿入支持し
た後、軸受押さえを貫通孔に取り付けてこの軸受が脱落
しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の両端
支持軸受装置にあっては、機構部品をハウジング内に位
置させた後、他側壁の貫通孔から回転軸を挿入して機構
部品の軸孔に挿通させているので、圧入等の組立作業が
困難であるという問題があった。
支持軸受装置にあっては、機構部品をハウジング内に位
置させた後、他側壁の貫通孔から回転軸を挿入して機構
部品の軸孔に挿通させているので、圧入等の組立作業が
困難であるという問題があった。
【0006】組立作業を容易にするためには、ハウジン
グを軸心部に沿って二分割することが考えられるが、こ
の構造を採用すると、心出し精度や組立強度を維持する
ことが困難であり、部品コストが増大するという問題が
あった。
グを軸心部に沿って二分割することが考えられるが、こ
の構造を採用すると、心出し精度や組立強度を維持する
ことが困難であり、部品コストが増大するという問題が
あった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑み、装置の組立作
業が容易で、且つ心出し精度や組立強度を容易に維持す
ることができ、部品コストを増大させることのない両端
支持軸受装置及びその組立方法を提供することを目的と
している。
業が容易で、且つ心出し精度や組立強度を容易に維持す
ることができ、部品コストを増大させることのない両端
支持軸受装置及びその組立方法を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、機構部品を収容するハウジングと、このハウジン
グの両側壁に装着される先端側軸受及び基端側軸受と、
これら軸受にその両端が支持される回転軸と、この回転
軸の軸受間に位置する部分に固定される機構部品とを備
えており、上記ハウジングの一側壁に、先端側軸受を装
着するための凹部を形成し、その他側壁に、基端側軸受
を装着するための貫通孔を形成すると共に、上記回転軸
の基端側をその径方向外方から挿入するための切欠き部
を上記貫通孔に連通させて形成した両端支持軸受装置に
より、達成される。
れば、機構部品を収容するハウジングと、このハウジン
グの両側壁に装着される先端側軸受及び基端側軸受と、
これら軸受にその両端が支持される回転軸と、この回転
軸の軸受間に位置する部分に固定される機構部品とを備
えており、上記ハウジングの一側壁に、先端側軸受を装
着するための凹部を形成し、その他側壁に、基端側軸受
を装着するための貫通孔を形成すると共に、上記回転軸
の基端側をその径方向外方から挿入するための切欠き部
を上記貫通孔に連通させて形成した両端支持軸受装置に
より、達成される。
【0009】また、回転軸に機構部品及び先端側軸受を
組み付けた後、ハウジングの一側壁に形成した切欠き部
付き貫通孔に、上記回転軸の基端側をその径方向から挿
入して、上記機構部品及び先端側軸受を組み付けた回転
軸をハウジング内に収容し、上記先端側軸受を他側壁に
形成した凹部に装着すると共に、回転軸の基端部を基端
側軸受に挿入支持して、該基端側軸受を上記貫通孔に装
着した後、この基端側軸受の軸受押さえで上記切欠き部
を閉塞するようにした両端支持軸受装置の組立方法によ
り、達成される。
組み付けた後、ハウジングの一側壁に形成した切欠き部
付き貫通孔に、上記回転軸の基端側をその径方向から挿
入して、上記機構部品及び先端側軸受を組み付けた回転
軸をハウジング内に収容し、上記先端側軸受を他側壁に
形成した凹部に装着すると共に、回転軸の基端部を基端
側軸受に挿入支持して、該基端側軸受を上記貫通孔に装
着した後、この基端側軸受の軸受押さえで上記切欠き部
を閉塞するようにした両端支持軸受装置の組立方法によ
り、達成される。
【0010】上記発明によれば、ハウジングの一側壁に
先端側軸受を装着するための凹部を形成し、その他側壁
に基端側軸受を装着するための貫通孔を形成している。
さらに、この他側壁には、回転軸の基端側をその径方向
外方から挿入するための切欠き部が、上記貫通孔に連通
するように形成されている。従って、従来のように回転
軸をその軸方向外方から貫通孔に挿通させる必要はな
く、その径方向外方から貫通孔に挿入させることができ
るので、装置の組立作業が容易になる。
先端側軸受を装着するための凹部を形成し、その他側壁
に基端側軸受を装着するための貫通孔を形成している。
さらに、この他側壁には、回転軸の基端側をその径方向
外方から挿入するための切欠き部が、上記貫通孔に連通
するように形成されている。従って、従来のように回転
軸をその軸方向外方から貫通孔に挿通させる必要はな
く、その径方向外方から貫通孔に挿入させることができ
るので、装置の組立作業が容易になる。
【0011】即ち、その組立作業は、以下のような方法
で行われる。まず、機構部品及び先端側軸受が、回転軸
に組み付けられる。その後、ハウジングの一側壁に形成
した切欠き部付き貫通孔に、上記回転軸の基端側がその
径方向から挿入される。これにより、上記機構部品及び
先端側軸受を組み付けた回転軸を、ハウジング内に収容
することができる。そして、上記先端側軸受が他側壁に
形成した凹部に装着され、又、回転軸の基端部が基端側
軸受に挿入支持されて、この基端側軸受が上記貫通孔に
装着されることになる。
で行われる。まず、機構部品及び先端側軸受が、回転軸
に組み付けられる。その後、ハウジングの一側壁に形成
した切欠き部付き貫通孔に、上記回転軸の基端側がその
径方向から挿入される。これにより、上記機構部品及び
先端側軸受を組み付けた回転軸を、ハウジング内に収容
することができる。そして、上記先端側軸受が他側壁に
形成した凹部に装着され、又、回転軸の基端部が基端側
軸受に挿入支持されて、この基端側軸受が上記貫通孔に
装着されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0013】本実施の形態に係る両端支持軸受装置は、
例えば、図4に示すような電子部品実装機1に搭載され
る。この種の電子部品実装機1は、半導体チップ,抵
抗,コンデンサ,トランジスタ,IC,ボリューム及び
コネクタ等の電子部品を、基板上に自動装着する機械で
ある。本発明に係る両端支持軸受装置は、図4におい
て、フィード組立部2に搭載されている。なお、図4
中、3は架台、4はバックアップ組立部、5はカッタユ
ニット、6はロケーター組立部、7は操作盤、8はツー
ルチェンジ組立部、9はノズルチェンジ組立部、10は
光学組立部、11はトレー収納部、12は電源ユニッ
ト、13はエンギス組立部、14はコンベア、15はカ
ッセット架台、16はパーツカセットを示すものであ
る。
例えば、図4に示すような電子部品実装機1に搭載され
る。この種の電子部品実装機1は、半導体チップ,抵
抗,コンデンサ,トランジスタ,IC,ボリューム及び
コネクタ等の電子部品を、基板上に自動装着する機械で
ある。本発明に係る両端支持軸受装置は、図4におい
て、フィード組立部2に搭載されている。なお、図4
中、3は架台、4はバックアップ組立部、5はカッタユ
ニット、6はロケーター組立部、7は操作盤、8はツー
ルチェンジ組立部、9はノズルチェンジ組立部、10は
光学組立部、11はトレー収納部、12は電源ユニッ
ト、13はエンギス組立部、14はコンベア、15はカ
ッセット架台、16はパーツカセットを示すものであ
る。
【0014】また、図5は、電子部品実装機の要部を具
体的に示す斜視図である。図示するように、電子部品実
装機1は、パーツカセット16から順次供給される電子
部品17を、フィードユニット18により1部品ずつ送
り出し、各電子部品17を吸着ノズル19で吸い上げて
予め半田ペーストや接着剤を塗布した基板20上に搬送
した後、この基板20上の所定の位置に実装するように
なっている。
体的に示す斜視図である。図示するように、電子部品実
装機1は、パーツカセット16から順次供給される電子
部品17を、フィードユニット18により1部品ずつ送
り出し、各電子部品17を吸着ノズル19で吸い上げて
予め半田ペーストや接着剤を塗布した基板20上に搬送
した後、この基板20上の所定の位置に実装するように
なっている。
【0015】本実施の形態に係る両端支持軸受装置21
は、上記フィードユニット18を左右に動作させるフィ
ード組立部2の一部を構成している。このフィード組立
部2において、フィードモータ22の駆動力は、モータ
軸プーリ23及び駆動側段付きベルト24を介して、両
端支持軸受装置21の回転軸25に固定された大径プー
リ26に伝達される。この回転軸25には、大径プーリ
26と隣接して小径プーリ27が固定されている。ま
た、フィードユニット18に対して小径プーリ27と反
対側には、従動プーリ28が軸支されている。これら小
径プーリ27と従動プーリ28との間には、従動側段付
きベルト29が掛け渡されており、この従動側段付きベ
ルト29がフィードユニット18を動作させるように成
っている。
は、上記フィードユニット18を左右に動作させるフィ
ード組立部2の一部を構成している。このフィード組立
部2において、フィードモータ22の駆動力は、モータ
軸プーリ23及び駆動側段付きベルト24を介して、両
端支持軸受装置21の回転軸25に固定された大径プー
リ26に伝達される。この回転軸25には、大径プーリ
26と隣接して小径プーリ27が固定されている。ま
た、フィードユニット18に対して小径プーリ27と反
対側には、従動プーリ28が軸支されている。これら小
径プーリ27と従動プーリ28との間には、従動側段付
きベルト29が掛け渡されており、この従動側段付きベ
ルト29がフィードユニット18を動作させるように成
っている。
【0016】すなわち、本実施の形態に係る両端支持軸
受装置21は、フィードモータ22の回転を大径プーリ
26及び小径プーリ27を介して減速し、従動側段付き
ベルト29を駆動する装置であり、フィードモータ22
を正逆回転してフィードユニット18を左右に動作させ
るようになっている。なお、図5では、回転軸25の両
端を支持する軸受や、両軸受を装着するハウジングの図
示を省略している。
受装置21は、フィードモータ22の回転を大径プーリ
26及び小径プーリ27を介して減速し、従動側段付き
ベルト29を駆動する装置であり、フィードモータ22
を正逆回転してフィードユニット18を左右に動作させ
るようになっている。なお、図5では、回転軸25の両
端を支持する軸受や、両軸受を装着するハウジングの図
示を省略している。
【0017】図3は、本発明に係る両端支持軸受装置の
一実施の形態における構成部品を示す分解斜視図であ
る。図示するように、本実施の形態の両端支持軸受装置
21には、上記大径プーリ26及び小径プーリ27等の
機構部品を収容するハウジング30が備えられている。
このハウジング30は、正面及び背面が開口され、上下
面及び両側面が閉塞された方形筒体状の枠体によって形
成されており、その一方の側壁30aにはこれを架台3
に固定するためのフランジ部30cが張設されている。
このフランジ部30cにはボルト孔31が穿設され、こ
のボルト孔31には架台に締結するためのボルト32が
挿通される。
一実施の形態における構成部品を示す分解斜視図であ
る。図示するように、本実施の形態の両端支持軸受装置
21には、上記大径プーリ26及び小径プーリ27等の
機構部品を収容するハウジング30が備えられている。
このハウジング30は、正面及び背面が開口され、上下
面及び両側面が閉塞された方形筒体状の枠体によって形
成されており、その一方の側壁30aにはこれを架台3
に固定するためのフランジ部30cが張設されている。
このフランジ部30cにはボルト孔31が穿設され、こ
のボルト孔31には架台に締結するためのボルト32が
挿通される。
【0018】また、このハウジング30の側壁30aの
内面には、上記回転軸25の先端側軸受33を装着する
ための円形状の凹部34が形成されている。一方、ハウ
ジング30の他方の側壁30bの凹部34に対向する位
置には、上記回転軸25の基端側をその径方向から挿入
すると共に、その基端側軸受35を装着するための円形
状の貫通孔36が形成されている。この貫通孔36の周
縁部の一部には、この貫通孔36を外部と連通させる切
欠き部37が形成されている。
内面には、上記回転軸25の先端側軸受33を装着する
ための円形状の凹部34が形成されている。一方、ハウ
ジング30の他方の側壁30bの凹部34に対向する位
置には、上記回転軸25の基端側をその径方向から挿入
すると共に、その基端側軸受35を装着するための円形
状の貫通孔36が形成されている。この貫通孔36の周
縁部の一部には、この貫通孔36を外部と連通させる切
欠き部37が形成されている。
【0019】上述したように、一方の側壁30aの内面
の凹部34には先端側軸受33が装着され、他方の側壁
30bの貫通孔36には基端側軸受35が装着される
が、回転軸25はその両端部で両軸受33,35に支持
される。本実施の形態にあっては、先端側軸受33及び
基端側軸受35として、ベアリングを採用しているが、
これに限るものではなく、他の形式の軸受を採用しても
良い。
の凹部34には先端側軸受33が装着され、他方の側壁
30bの貫通孔36には基端側軸受35が装着される
が、回転軸25はその両端部で両軸受33,35に支持
される。本実施の形態にあっては、先端側軸受33及び
基端側軸受35として、ベアリングを採用しているが、
これに限るものではなく、他の形式の軸受を採用しても
良い。
【0020】この回転軸25の両端部には、止輪溝3
8,39がそれぞれ周方向に沿って形成されており、各
止輪溝38,39にはベアリング33,35の位置規制
などを行う止輪40,41が固定される。回転軸25の
先端側の止輪溝38は、ベアリング33より軸方向外側
に形成されている。一方、回転軸25の基端側の止輪溝
39は、ベアリング35より軸方向内側に形成されてい
る。
8,39がそれぞれ周方向に沿って形成されており、各
止輪溝38,39にはベアリング33,35の位置規制
などを行う止輪40,41が固定される。回転軸25の
先端側の止輪溝38は、ベアリング33より軸方向外側
に形成されている。一方、回転軸25の基端側の止輪溝
39は、ベアリング35より軸方向内側に形成されてい
る。
【0021】そして、回転軸25の軸受33,35間に
位置する部分には、上記大径プーリ26及び小径プーリ
27等の機構部品が固定される。これら大径プーリ26
及び小径プーリ27の外周部には、上記駆動側段付きベ
ルト24及び従動側段付きベルト29に係合するよう
に、軸方向に沿って複数の段部26a,27aが形成さ
れている。この大径プーリ26は、回転軸25に回転止
めネジ(図示せず)を締結して固定される。一方、小径
プーリ27は、これに従動側段付きベルト29を介して
フィードユニット18の負荷が掛かるので、回転止めネ
ジ(図示せず)を締結して固定すると共に、回転軸25
に取り付けたキー42を噛ませて固定している。なお、
本実施の形態にあっては、回転軸25に固定する機構部
品としてプーリを採用したが、これに限るものではな
く、ギヤ等の他の形式の機構部品を採用しても良い。
位置する部分には、上記大径プーリ26及び小径プーリ
27等の機構部品が固定される。これら大径プーリ26
及び小径プーリ27の外周部には、上記駆動側段付きベ
ルト24及び従動側段付きベルト29に係合するよう
に、軸方向に沿って複数の段部26a,27aが形成さ
れている。この大径プーリ26は、回転軸25に回転止
めネジ(図示せず)を締結して固定される。一方、小径
プーリ27は、これに従動側段付きベルト29を介して
フィードユニット18の負荷が掛かるので、回転止めネ
ジ(図示せず)を締結して固定すると共に、回転軸25
に取り付けたキー42を噛ませて固定している。なお、
本実施の形態にあっては、回転軸25に固定する機構部
品としてプーリを採用したが、これに限るものではな
く、ギヤ等の他の形式の機構部品を採用しても良い。
【0022】また、基端側軸受35を装着する貫通孔3
6に連通する切欠き部37は、この基端側軸受35の軸
受押さえ43を使用して閉塞されるように成っている。
すなわち、この軸受押さえ43にはボルト孔44が穿設
され、このボルト孔44にはハウジング30に締結する
ためのボルト45が挿通される。
6に連通する切欠き部37は、この基端側軸受35の軸
受押さえ43を使用して閉塞されるように成っている。
すなわち、この軸受押さえ43にはボルト孔44が穿設
され、このボルト孔44にはハウジング30に締結する
ためのボルト45が挿通される。
【0023】以上のように、本実施の形態の両端支持軸
受装置21の構成部品は形成されており、その組立方法
を図1及び図2を用いて説明する。まず、回転軸25の
所定の位置に、小径プーリ27を回転止めネジ及びキー
42で固定すると共に、大径プーリ26を回転止めネジ
で固定する。さらに、回転軸25の先端部を先端側軸受
33に挿通して、その先端に形成された止輪溝40に止
輪40を固定する。この止輪40は先端側軸受33の軸
方向外側に固定されるので、先端側軸受33は回転軸2
5から脱落しない。
受装置21の構成部品は形成されており、その組立方法
を図1及び図2を用いて説明する。まず、回転軸25の
所定の位置に、小径プーリ27を回転止めネジ及びキー
42で固定すると共に、大径プーリ26を回転止めネジ
で固定する。さらに、回転軸25の先端部を先端側軸受
33に挿通して、その先端に形成された止輪溝40に止
輪40を固定する。この止輪40は先端側軸受33の軸
方向外側に固定されるので、先端側軸受33は回転軸2
5から脱落しない。
【0024】このように大径プーリ26、小径プーリ2
7及び先端側軸受33を回転軸25に組み付けた後、図
1(b)に示すように、ハウジング30の側壁30bに
形成した切欠き部37と連通する貫通孔36に、上記回
転軸25の基端側をその径方向から挿入する。この回転
軸25の基端側を切欠き部37から貫通孔36へ挿入し
ながら、上記大径プーリ26、小径プーリ27及び先端
側軸受33を組み付けた回転軸25をハウジング30内
に収容する。
7及び先端側軸受33を回転軸25に組み付けた後、図
1(b)に示すように、ハウジング30の側壁30bに
形成した切欠き部37と連通する貫通孔36に、上記回
転軸25の基端側をその径方向から挿入する。この回転
軸25の基端側を切欠き部37から貫通孔36へ挿入し
ながら、上記大径プーリ26、小径プーリ27及び先端
側軸受33を組み付けた回転軸25をハウジング30内
に収容する。
【0025】したがって、大径プーリ26をハウジング
30の側壁30bに接触させないようにして、先端側軸
受33を組み付けた回転軸25の先端部をハウジング3
0内に収容するためには、図2に示すように、上記側壁
30bから機構部品(大径プーリ)26までの最短距離
Aと、先端側軸受33から回転軸25の先端部までの最
大距離Bとが、A≧Bの関係を有することが必要であ
る。
30の側壁30bに接触させないようにして、先端側軸
受33を組み付けた回転軸25の先端部をハウジング3
0内に収容するためには、図2に示すように、上記側壁
30bから機構部品(大径プーリ)26までの最短距離
Aと、先端側軸受33から回転軸25の先端部までの最
大距離Bとが、A≧Bの関係を有することが必要であ
る。
【0026】さらに、回転軸25の基端側を切欠き部3
7から貫通孔36へ挿入するので、切欠き部37の開口
幅は、回転軸25の基端側の外径より大きくなければな
らない。すなわち、図1(a)(b)に示すように、上
記切欠き部37の最小開口幅Cと上記回転軸25の最大
外径Dとが、C≧Dの関係を有することが必要である。
7から貫通孔36へ挿入するので、切欠き部37の開口
幅は、回転軸25の基端側の外径より大きくなければな
らない。すなわち、図1(a)(b)に示すように、上
記切欠き部37の最小開口幅Cと上記回転軸25の最大
外径Dとが、C≧Dの関係を有することが必要である。
【0027】次に、図2に示すように、回転軸25の先
端部に組み付けた先端側軸受33を側壁30aに形成し
た凹部34に装着すると共に、回転軸25の基端部を基
端側軸受35に挿入支持すると共に、その基端部に形成
した止輪溝39に止輪41を固定する。そして、基端側
軸受35を上記貫通孔36に装着した後、軸受押さえ4
3で基端側軸受35を固定すると共に、当該貫通孔36
と連通する切欠き部37を閉塞する。軸受押さえ43で
切欠き部37を閉塞するので、基端側軸受35は切欠き
部37から脱落せず、貫通孔36に確実に保持される。
端部に組み付けた先端側軸受33を側壁30aに形成し
た凹部34に装着すると共に、回転軸25の基端部を基
端側軸受35に挿入支持すると共に、その基端部に形成
した止輪溝39に止輪41を固定する。そして、基端側
軸受35を上記貫通孔36に装着した後、軸受押さえ4
3で基端側軸受35を固定すると共に、当該貫通孔36
と連通する切欠き部37を閉塞する。軸受押さえ43で
切欠き部37を閉塞するので、基端側軸受35は切欠き
部37から脱落せず、貫通孔36に確実に保持される。
【0028】なお、本実施の形態にあっては、予め回転
軸25に大径プーリ26,小プーリ27及び先端側軸受
33を組み付けているが、これに限るものではなく、基
端側軸受35も予め回転軸に25に組み付けておいても
良い。
軸25に大径プーリ26,小プーリ27及び先端側軸受
33を組み付けているが、これに限るものではなく、基
端側軸受35も予め回転軸に25に組み付けておいても
良い。
【0029】このように、本実施形態の両端支持軸受装
置21は、ハウジング30の一方の側壁30aに先端側
軸受33を装着するための凹部34を形成すると共に、
他方の側壁30bに基端側軸受35を装着するための貫
通孔36を形成している。さらに、この側壁30bに
は、回転軸25の基端側をその径方向外方から挿入する
ための切欠き部37が、上記貫通孔36に連通するよう
に形成されている。従って、回転軸25をその径方向外
方から貫通孔36に挿入することができるので、従来の
ように回転軸をその軸方向外方から貫通孔に挿通させる
必要はなく、装置の組立作業を極めて容易に行うことが
できる。
置21は、ハウジング30の一方の側壁30aに先端側
軸受33を装着するための凹部34を形成すると共に、
他方の側壁30bに基端側軸受35を装着するための貫
通孔36を形成している。さらに、この側壁30bに
は、回転軸25の基端側をその径方向外方から挿入する
ための切欠き部37が、上記貫通孔36に連通するよう
に形成されている。従って、回転軸25をその径方向外
方から貫通孔36に挿入することができるので、従来の
ように回転軸をその軸方向外方から貫通孔に挿通させる
必要はなく、装置の組立作業を極めて容易に行うことが
できる。
【0030】その組立作業は、上述したような組立方法
により行うが、基端側軸受35を貫通孔36に装着した
後、この貫通孔36と連通する切欠き部37を基端側軸
受35の軸受押さえ44で閉塞するので、基端側軸受3
5を貫通孔36に確実に保持することができる。さら
に、ハウジング30に切欠き部37を形成しただけであ
り、ハウジング30をその軸方向に沿って二分割に形成
していないので、心出し精度及び組立強度を容易に維持
することができ、又、部品コストを増大させることがな
いものである。
により行うが、基端側軸受35を貫通孔36に装着した
後、この貫通孔36と連通する切欠き部37を基端側軸
受35の軸受押さえ44で閉塞するので、基端側軸受3
5を貫通孔36に確実に保持することができる。さら
に、ハウジング30に切欠き部37を形成しただけであ
り、ハウジング30をその軸方向に沿って二分割に形成
していないので、心出し精度及び組立強度を容易に維持
することができ、又、部品コストを増大させることがな
いものである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る両端支
持軸受装置及びその組立方法によれば、装置の組立作業
が容易で、且つ心出し精度や組立強度を容易に維持する
ことができ、部品コストを増大させることがない。
持軸受装置及びその組立方法によれば、装置の組立作業
が容易で、且つ心出し精度や組立強度を容易に維持する
ことができ、部品コストを増大させることがない。
【図1】本発明に係る両端支持軸受装置の一実施形態で
あり、(a)はその一側壁の外観を示す側面図、(b)
はその組立の途中状況を示す一部破断正面図である。
あり、(a)はその一側壁の外観を示す側面図、(b)
はその組立の途中状況を示す一部破断正面図である。
【図2】本実施形態の両端支持軸受装置の組立完了状況
を示す一部破断正面図である。
を示す一部破断正面図である。
【図3】本実施形態の両端支持軸受装置の構成部品を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図4】本実施形態の両端支持軸受装置を搭載する電子
部品実装機の全体構成を示す斜視図である。
部品実装機の全体構成を示す斜視図である。
【図5】電子部品実装機の要部を具体的に示す斜視図で
ある。
ある。
21 両端支持軸受装置 25 回転軸 26 大径プーリ 27 小径プーリ 26a,27a 段部 30 ハウジング 30a,30b 側壁 30c フランジ部 31 ボルト孔 32 ボルト 33 先端側軸受 34 凹部 35 基端側軸受 36 貫通孔 37 切欠き部 38,39 止輪溝 40,41 止輪 42 キー 43 軸受押さえ 44 ボルト孔 45 ボルト
Claims (8)
- 【請求項1】 機構部品を収容するハウジングと、 このハウジングの両側壁に装着される先端側軸受及び基
端側軸受と、 これら軸受にその両端が支持される回転軸と、 この回転軸の軸受間に位置する部分に固定される機構部
品とを備えており、 上記ハウジングの一側壁に、先端側軸受を装着するため
の凹部を形成し、 その他側壁に、基端側軸受を装着するための貫通孔を形
成すると共に、上記回転軸の基端側をその径方向外方か
ら挿入するための切欠き部を上記貫通孔に連通させて形
成したことを特徴とする両端支持軸受装置。 - 【請求項2】 上記切欠き部が、基端側軸受の軸受押さ
えで閉塞されることを特徴とする請求項1に記載の両端
支持軸受装置。 - 【請求項3】 上記ハウジングの他側壁から機構部品ま
での最短距離Aと、先端側軸受から回転軸の先端部まで
の最大距離Bとが、A≧Bの関係を有することを特徴と
する請求項1に記載の両端支持軸受装置。 - 【請求項4】 上記ハウジングの他側壁から機構部品ま
での最短距離Aと、先端側軸受から回転軸の先端部まで
の最大距離Bとが、A≧Bの関係を有することを特徴と
する請求項2に記載の両端支持軸受装置。 - 【請求項5】 上記切欠き部の最小開口幅Cと上記回転
軸の最大外径Dとが、C≧Dの関係を有することを特徴
とする請求項1に記載の両端支持軸受装置。 - 【請求項6】 上記切欠き部の最小開口幅Cと上記回転
軸の最大外径Dとが、C≧Dの関係を有することを特徴
とする請求項2に記載の両端支持軸受装置。 - 【請求項7】 上記切欠き部の最小開口幅Cと上記回転
軸の最大外径Dとが、C≧Dの関係を有することを特徴
とする請求項3に記載の両端支持軸受装置。 - 【請求項8】 回転軸に機構部品及び先端側軸受を組み
付けた後、 ハウジングの一側壁に形成した切欠き部付き貫通孔に、
上記回転軸の基端側をその径方向から挿入して、上記機
構部品及び先端側軸受を組み付けた回転軸をハウジング
内に収容し、 上記先端側軸受を他側壁に形成した凹部に装着すると共
に、回転軸の基端部を基端側軸受に挿入支持して、この
基端側軸受を上記貫通孔に装着した後、 この基端側軸受の軸受押さえで上記切欠き部を閉塞する
ようにしたことを特徴とする両端支持軸受装置の組立方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30057095A JPH09119441A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 両端支持軸受装置及びその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30057095A JPH09119441A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 両端支持軸受装置及びその組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119441A true JPH09119441A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17886437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30057095A Pending JPH09119441A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 両端支持軸受装置及びその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09119441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9808544B2 (en) | 2005-08-31 | 2017-11-07 | Ultraviolet Sciences, Inc. | Ultraviolet light treatment chamber |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP30057095A patent/JPH09119441A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9808544B2 (en) | 2005-08-31 | 2017-11-07 | Ultraviolet Sciences, Inc. | Ultraviolet light treatment chamber |
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