JPH09115075A - 煙感知器の警報送信レベル補正方法 - Google Patents

煙感知器の警報送信レベル補正方法

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JPH09115075A
JPH09115075A JP26812895A JP26812895A JPH09115075A JP H09115075 A JPH09115075 A JP H09115075A JP 26812895 A JP26812895 A JP 26812895A JP 26812895 A JP26812895 A JP 26812895A JP H09115075 A JPH09115075 A JP H09115075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】未警戒の状態を増やすことなく、より正確に煙
感知器の設定している警報送信レベルを補正する。 【解決手段】火災の煙に伴う受光量の変化で監視区域の
火災または煙濃度を検出する煙感知器の零点、試験発報
点を補正に伴ない煙感知器に設定している火災警報送信
レベル、注意表示警報送信レベル、連動送信レベル等の
警報送信レベルを補正する。煙感知器の現在までの零点
値Z1と、新たに測定した零点値Z2との差分dを求
め、その差分dが補正限界幅L内であれば、零点値Z1
を新たに得られた値Z2に補正し、試験発報点値F1を
差分dだけ補正した値F2に補正し、補正した零点値と
試験発報点値から、受光量と煙濃度の変換式を算出し補
正する。更に警報送信レベル値P1を差分dだけ補正し
た値P2に補正し、煙感知器に送って再設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙感知器に所定の
煙濃度閾値に対応して設定した火災警報送信レベル、注
意表示警報送信レベル、連動送信レベル、割込送信レベ
ル等の警報送信レベルを、煙の受光信号から煙濃度の変
換特性の補正に伴って自動的に補正する煙感知器の警報
送信レベル補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災報知設備においては、定期的
に感知器の点検を行い、感知器が正常であるか否かを点
検している。例えば、光電式(散乱光式)の煙感知器を
用いた火災報知設備においては、煙感知器のセンサ部で
火災に伴う煙の量に依存した受光量を検出して受光信号
を出力し、この受光信号を煙濃度に変換する変換式テー
ブルを受信機あるいは煙感知器自身が持っており、この
変換式を用いて煙による受光信号を煙濃度に変換して火
災を判断している。
【0003】ところが、煙感知器内の検煙部、検出素子
が塵や埃などで汚れたり、経年変化が生じたりすると、
受光信号に変化が生じ、零点(煙のない定常的な状態で
の受光信号)や発報点(火災と判断する受光信号)も変
化する。その結果、零点、発報点の変化により変換式も
変化する。このため煙感知器の受光量から正確な煙濃度
が変換できず、誤報の発生につながる。
【0004】また、煙感知器の検出信号に基づく火災判
断には、零点及び発報点に加え、発報点より低い注意表
示警報送信レベルが設定され、注意表示警報送信レベル
に達したときに注意表示警報を受信機で出すため割込信
号を送信する。この注意表示警報送信レベルは、受信機
において受光信号と煙濃度との変換式が零点とテスト用
の発報LEDを点灯させて擬似的に火災状態にした時の
受光信号(試験発報点)から算出されていることから、
注意表示警報レベルに対応した所定の煙濃度から変換式
に従って受光信号の注意表示警報送信レベルを求め、煙
感知器に送って設定している。
【0005】例えば発報点煙濃度が10[%/m]であ
ったとすると、注意表示警報を行う煙濃度は5[%/
m]に設定され、変換式から5[%/m]の煙濃度に対
応する受光信号レベルを求め、これを煙感知器に送って
注意表示警報送信レベルとして設定する。注意表示警報
送信レベルの設定を受けた煙感知器は、センサ部からの
受光信号が注意信号送信レベルに達したとき、受信機に
対し割込信号を送出して注意表示警報を行わせる。同時
に割込信号を受信した受信機は、アドレス検索コマンド
を送信して割込信号の送出を行った煙感知器のアドレス
を調べ、この感知器のポーリングで収集した検出データ
の変化をグラフィック表示する等して、火災と断定する
までの推移を表示する。
【0006】このような煙感知器に設定される注意表示
警報送信レベルについても、センサ部の汚れ等によって
受光信号が多めになると、本来予定した注意表示警報送
信レベルの煙濃度に達していなくとも、受信信号のレベ
ルが高くなるため、割込信号の送出が頻繁に行われるこ
とが考えられ、誤報が多くなる。このため、定期的(1
日ないし1週間ごと)に零点受光信号と、テスト用の発
報LEDを点灯させて擬似的に火災状態にした時の試験
発報点受光信号を測定し、この2点を結ぶ直線から受光
信号と煙濃度の変換式を新たに作成し、さらに新たに作
成した変換式から煙濃度5[%/m]の注意表示警報送
信レベルを算出して煙感知器に再設定している。
【0007】このような注意表示警報送信レベル以外に
も、火災警報を行わせる火災警報送信レベル、防火戸等
を作動させる連動送信レベル等がある。これを総称し
て、以下、警報送信レベルと呼ぶ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、煙感知器の
誤報を防ぐためには、点検により絶えず正確な変換式を
求めていくことが望ましいが、点検の周期を短くする
と、点検の度に試験発報点の測定のためにテスト用のL
EDを点灯させる必要があり、未警戒状態になる期間が
多くなる。さらに、テストLEDを点灯させるので消費
電力も増加する。
【0009】逆に、点検する周期を長くすると、煙感知
器の障害検出が遅れ、また変換式が長期間補正されない
ことで、正確な煙濃度による火災判断が保証されない恐
れもある。更に、零点の測定時に、一時的に埃や煙が入
っていた場合にその値を零点としてしまい、変換式に誤
差が含まれる恐れもあった。
【0010】このように受光信号と煙濃度との変換式の
作成更新が点検周期に依存する問題は、そのまま感知器
に設定している火災警報送信レベル、注意表示警報送信
レベル、連動送信レベル等の警報送信レベルについて同
様な問題を生じている。本発明は、このような背景に基
づいてなされたものであり、その目的は、未警戒の状態
を増やすことなく、より正確に煙感知器の設定している
警報送信レベルを補正することができる煙感知器の警報
送信レベル補正方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。まず本発明は、監視
区域の火災に伴う煙濃度に応じた受光信号を煙感知器で
検出して受信機に送り、受信機で受光信号と煙濃度間の
変換特性に従って受光信号から煙濃度を求めて火災を判
断し、更に、煙感知器に所定の煙濃度閾値に対応した警
報送信レベルを予め設定し、受光信号が警報送信レベル
を越えたときに受信機に警報信号を送信する火災報知装
置を対象とする。
【0012】このような火災報知設備を対象とした本発
明の煙感知器の警報送信レベル補正方法によれば、 火災受信機により所定の零点補正周期毎に前記煙感知
器の零点値を測定し、それまで測定した零点値と新たに
測定した零点値との差分を求め、 差分が補正限界幅内であれば、零点値を新たに得られ
た値に補正すると共に試験発報点値を差分だけ補正し、 加えて、変換特性を、補正後の零点値と試験発報点値
を結んだ変換特性に補正し、更に、煙感知器の警報送信
レベルを差分だけ補正した後に煙感知器に送って再設定
する、ことを特徴とする。
【0013】また零点補正周期より長い変換特性補正周
期に達する毎に、変換特性を、補正後の零点値と煙感知
器の試験発報で測定した試験発報点値を結んだ変換特性
に補正する。例えば、零点値の測定を例えば1時間ごと
の短いサイクルで測定し、測定前と測定後の零点の差分
を求め、その差分だけ試験発報点を擬似的に補正し、同
時に警報送信レベルも差分だけ擬似的に補正して煙感知
器に再設定する。そして、1日に1回という長い周期
で、煙感知器の試験発報を行って試験発報値を測定し、
補正後の零点と試験発報点から変換式を補正すること
で、擬似的な補正による誤差が解消され正しい変換式に
補正される。
【0014】また本発明の別の形態にあっては、煙感知
器自身に、変換特性を設定して零点測定に基づく零点
値、試験発報点値及び感知器自身の警報送信レベルを擬
似補正し、また試験発報で測定した試験発報点値と補正
された零点値による変換特性の補正とこれに基づく警報
送信レベルの補正を行うようにしてもよい。更に、煙感
知器に設定する警報送信レベルとしては、火災警報を行
わせる火災警報信号を送信するための火災警報送信レベ
ル、注意表示警報を行わせる注意表示警報信号を送信す
るための注意表示警報送信レベル、又は、防排煙等の機
器を連動制御させる連動信号を送信するための連動送信
レベル等がある。また感知器から受信機に対する各種の
警報信号の送信は、割込信号として送信してもよいし、
受信機からの呼出しに対する応答信号として送信しても
よい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の煙感知器の警報送
信レベル補正方法が適用される防災監視監視のブロック
図である。図1において、受信機1からは複数系統の伝
送路8が引き出され、各系統の伝送路8には端末として
アナログ熱感知器2、アナログ煙感知器3、感知器用中
継器4、制御用中継器5が接続されている。感知器用中
継器4からは感知器回線9が引き出され、複数のオン、
オフ感知器6を接続し、終端には断線監視用の終端抵抗
6aを接続している。更に、制御用中継器5から引き出
された回線には防火戸などの制御用機器7が接続されて
いる。
【0016】1系統の伝送路8に対しては例えば最大で
127個の端末が接続可能であり、端末の各々には固有
のアドレスと種別情報が予め設定される。また感知器用
中継器4及び制御用中継器5からは最大4回線を引き出
すことができる。受信機1には、受信機全体を管理する
メインMPU11、端末との間でデータ転送を行う例え
ば2台のサブMPU12−1,12−2、操作部13、
表示部14及び電源部15が設けられている。
【0017】メインMPU11は受信制御部16を有す
る。受信制御部16は、火災受信処理に加え、所定の零
点補正周期例えば1時間に1回、サブMPU12−1,
12−2に零点補正要求コマンドを発行し、また所定の
試験発報点補正周期(変換特性補正周期)例えば1日に
1回、サブMPU12−1,12−2に変換式補正要求
コマンドを発行する。
【0018】サブMPU12−1,12−2の各々は、
伝送制御部17、補正処理部18及び火災判断部19を
有する。伝送制御部17は、通常監視状態にあっては、
ポーリングコマンドを順次送出して各端末の情報を収集
すると共に、更に例えば1秒ごとにA/D変換コマンド
を送出する処理を繰り返している。A/D変換コマンド
はアナログ熱感知器2及びアナログ煙感知器3のアドレ
スに依存しない共通コマンドであり、各端末はA/D変
換コマンドを受信すると、現在検出している熱または煙
の検出信号をA/D変換してメモリに保持する。メモリ
に保持された検出データは、A/D変換コマンドに続く
ポーリングコマンドに含まれる自己アドレスを判別した
ときに受信機に送出される。
【0019】更にサブMPU12−1,12−2の各々
は試験コマンドを発行して、アナログ熱感知器2及びア
ナログ煙感知器3の動作試験を行うことができる。本発
明が対象とするアナログ煙感知器3は、散乱光式の検煙
部(センサ部)を備え、煙の濃度に応じた散乱光の光量
を受光素子で検出して受光信号を出力する。検煙部の受
光素子に対向した位置には試験用のテストLEDが設け
られ、試験コマンドを受信するとテストLEDを点灯
し、試験発報点となる例えば18[%/m]の煙濃度に
相当する散乱光の光量を受光素子に照射する。この試験
発報点は、感知器が受光信号Xから変換式Y=aX+b
を使用して煙濃度Yの変換に使用する上での変換可能範
囲の上限値に設定されており、変換可能範囲の下限値で
ある零点と上限の試験発報点との2点を測定すること
で、より正確な変換式を得ることができる。
【0020】サブMPU12−1,12−2の火災判断
部19は、伝送制御部17により収集されたアナログ煙
感知器3からの検出データXを、予め定めたY=aX+
bの変換式に従って煙濃度Yに変換し、予め定めた発報
点の煙濃度以上となったときにメインMPU11に火災
発生を通知し、受信制御部16による火災受信処理を行
わせている。
【0021】火災判断部19は変換式Y=aX+bに使
用する定数a,bをメモリに保持しており、定数a,b
は電源投入に伴う初期化診断処理の際の零点測定及びテ
ストLEDの点灯による試験発報点の測定結果から求め
られる。補正処理部18は零点補正機能を有しており、
メインMPU11から例えば1時間に1回の補正要求コ
マンドを受信するごとに、アナログ煙感知器3の零点の
測定に基づく火災判断部19の補正処理を行う。またM
PU11から例えば1日に1回の変換式補正要求コマン
ドを受信すると、アナログ煙感知器3の零点及び試験発
報で測定した試験発報点に基づく火災判断部19におけ
る変換式Y=aX+bの補正処理を行う。
【0022】図2は、本発明による警報送信レベルの補
正方法が適用される図1のアナログ煙感知器3のブロッ
ク図である。このアナログ煙感知器3は、センサ部2
1、A/D変換部22、警報レベル判定部23及び伝送
制御部24で構成される。センサ部21は散乱光式の検
煙構造をもち、煙の流入による散乱光に応じた受光信号
をA/D変換部22に出力する。
【0023】A/D変換部22による受光信号から受光
データへの変換は、伝送制御部24で受信機1よりA/
D変換コマンドを受信した際に行われる。即ち、伝送制
御部24は受信機1からA/D変換コマンドを受信する
と、そのときセンサ部21より出力されている受光信号
をA/D変換部22で受光データに変換し、伝送制御部
24に内蔵しているメモリに記憶する。
【0024】伝送制御部24のメモリに記憶された受光
データは、次にA/D変換コマンドが送出されるまでに
発生されるポーリングコマンドのアドレスから自己アド
レスを判別したときに読み出され、受信機1に送出され
る。警報レベル判定部23は、A/D変換部22を介し
てセンサ部21より出力された受光信号を、予め設定さ
れた警報送信レベルと比較し、警報送信レベルを超えた
ときに伝送制御部24に対し割込信号の送信を指示す
る。警報レベル判別部23に設定される警報送信レベル
には、火災を警報するための火災警報送信レベル、プリ
アラームを出すための注意表示警報送信レベル、あるい
は防火戸などを連動制御するための連動送信レベルなど
がある。
【0025】これらの各警報送信レベルは、例えば注意
表示警報送信レベルは煙濃度5[%/m]に対応する警
報送信レベルが設定され、火災警報送信レベルは煙濃度
10[%/m]に対応する警報送信レベルが設定され、
更に連動送信レベルとしては煙濃度17[%/m]に対
応する警報送信レベルが設定される。これらの各警報送
信レベルの煙濃度に対する警報レベルの設定値は、その
ときの受光信号Xと煙濃度Yの変換式Y=aX+bに各
煙濃度の値を代入して受光信号Xを求めることで設定さ
れる。
【0026】ここで図2の煙感知器で警報レベル判定部
23に火災警報送信レベルを設定した感知器は、いわゆ
るアドレッサブル煙感知器として知られている。アドレ
ッサブル煙感知器は、警報レベル判定部23に、図1の
受信機1における火災発報煙濃度10[%/m]から変
換式により算出された検出データXのレベルが火災警報
送信レベルとして書込み設定されている。
【0027】このため、警報レベル判定部23でA/D
変換器22からの検出データXが予め設定された火災警
報送信レベルに達すると、火災と判断し、割込信号を受
信機1に送信する。この割込信号を受けた受信機1側に
あっては、割込発生元を確認するための検索コマンドを
発行し、警報レベル判定部23を備えたアドレッサブル
煙感知器からの割込信号であることを確認すると、その
アドレスを認識して、火災警報と同時に火災発生端末の
表示を行う。
【0028】更に必要があれば、割込信号を送出したア
ドレッサブル煙感知器に対し集中監視用のコマンドを送
り、A/D変換コマンドやポーリングに依存することな
く、伝送制御部24からの割込みで、より短い周期でセ
ンサ部21の受光信号によるA/D変換部22からの検
出データを受信機1に送信させて、火災の推移を集中監
視することもできる。
【0029】この警報レベル判定部23に設定された火
災警報送信レベル、注意表示警報送信レベル、連動送信
レベルなどの各種の警報送信レベルは、図1の受信機1
のサブMPU12−1,12−2の補正処理部18によ
る零点の補正、及び火災判断部19における変換式の補
正に伴って、警報受信レベルの再設定による補正が行わ
れる。
【0030】図3は、図1の受信機1のメインMPU1
1における零点補正制御のフローチャートである。まず
ステップS1で状態監視処理を行う。次にステップS2
で、零点補正周期に達したか否かチェックする。ここ
で、零点補正周期は例えば1時間に設定されている。零
点補正周期であれば、ステップS3で、変換式補正周期
に達したか否かチェックする。ここで変換式補正周期
は、例えば1日(24時間)に設定されている。
【0031】変換式補正周期でなければステップS4に
進み、サブMPU12−1,12−2に零点補正要求コ
マンドを送信する。尚、ステップS3で変換式補正周期
であればステップS5に進み、サブMPU12−1,1
2−2に変換式補正要求コマンドを送信する。ステップ
S6はその他の受信処理であり、この処理には火災検出
に伴う表示部12に対する警報表示処理、操作部13か
らの操作入力に伴う各種の処理が含まれる。
【0032】図4は受信機1のサブMPU12−1,1
2−2における零点補正処理のフローチャートであり、
メインMPU11から零点補正要求コマンドを受信した
ときに実行される。まずステップS11で、現在までの
零点値Z1と新たに測定した零点値Z2(以下「測定零
点値Z2」という)との差分d=Z2−Z1の絶対値が
補正限界幅Lよりも大きいかどうか判断する。この測定
零点値Z2の測定は次のように行ってもよい。定常監視
状態において、サブMPU12−1,12−2の各々は
A/D変換コマンドを送信した後のポーリングコマンド
の送信によりアナログ煙感知器3の検出データを収集
し、収集された検出データは過去10分間のものがメモ
リに保持されている。
【0033】そこで補正要求コマンドを受信した際に、
メモリに保持している収集データの中から最新のデータ
を複数読み出して、その平均値として測定零点値Z2を
求める。また補正要求コマンドを受信した後に収集され
る複数の検出データの平均値として、測定零点値Z2を
求めてもよい。ステップS11で差分dの絶対値が補正
限界幅Lを超えていない場合は、ステップS12で差分
dを補正値hとする。次にステップS14で、零点値Z
1と測定零点値Z2の大小を比較する。測定零点値Z2
の方が現在の零点値Z1よりも大きい場合は、ステップ
S15で、零点値Z1を差分dあるいは補正限界幅Lの
補正値h分だけ上方に補正する。つまり、(Z1+h)
を新たな零点値とする。ここで補正後の零点値をZ2´
とする。同時に、試験発報点値F1も補正値h分だけ上
方に擬似的に補正する。つまり、(F1+h)を新たな
試験発報点値とする。
【0034】一方、現在の零点値Z1の方が測定零点値
Z2よりも大きい場合は、ステップS16で、零点値Z
1を同様に差分dあるいは補正限界幅Lの補正値h分だ
け下方に修正する。つまり、(Z1−h)を新たな零点
値とする。ここで補正後の零点値をZ2´とする。同時
に、試験発報点値F1も補正値h分だけ下方に補正し
て、試験発報点値F2とする。つまり、(F1−h)を
新たな試験発報点値Fとする。
【0035】次にステップS17で、補正後の零点値Z
2´及び試験発報値F2が予め定めた規定レベルの範囲
内にあるかどうかチェックする。規定レベルの範囲内に
なければアナログ煙感知器3に障害が発生しているとい
うことになるので、ステップS18で端末障害発生処理
を行い、障害警報を発生する。零点値Z2´及び試験発
報値F2が規定レベル範囲内にある場合は、次にステッ
プS19で、補正後の零点値Z2´、試験発報値F2か
ら変換式を算出して補正する。更に本発明にあっては、
端末のアナログ煙感知器3の警報レベル判定部23に設
定している警報送信レベル、例えば煙濃度5[%/m]
の注意表示警報送信レベル値P1を擬似的に補正し、補
正した注意表示警報送信レベル値P2を対象となるアナ
ログ煙感知器3に送信して、図2の警報レベル判定部2
3に再設定する。
【0036】この警報送信レベルの補正の方法は、補正
した変換式から、例えば煙濃度5[%/m]に対応した
注意表示警報送信レベルP2を算出してもよいし、煙濃
度5[%/m]に対応した注意表示警報送信レベルP1
を補正値h分だけ上下に補正して求めても同じ値が得ら
れる。つまり、後者の方法の場合、測定零点値Z2の方
が現在の零点値Z1よりも大きい場合は、アナログ煙感
知器3に対する例えば煙濃度5[%/m]に対応した注
意表示警報送信レベル値P1を補正値h分だけ上方に補
正し、補正した注意表示警報送信レベル値P2をアナロ
グ煙感知器3に送って、図2の警報レベル判定部23に
再設定する。逆に現在の零点値Z1の方が測定零点値Z
2よりも大きい場合は、注意表示警報送信レベル値P1
を補正値h分だけ下方に補正し、補正した注意表示警報
送信レベル値P2をアナログ煙感知器3に送って再設定
する。
【0037】図5は、変換式補正要求コマンドを受信し
た際に実行されるサブMPU12−1,12−2におけ
る変換式補正処理のフローチャートである。まずステッ
プS21からステップS24までは、図4に示したステ
ップS1からステップS14と同じ動作を行う。ステッ
プS24で測定零点値Z2の方が現在の零点値Z1より
も大きい場合は、ステップS25で零点値Z1を補正値
h分だけ上方に補正する。この補正後の零点値をZ2´
とする。
【0038】一方、現在の零点値Z1の方が測定零点値
Z2よりも大きい場合は、ステップS26で零点値Z1
を補正値h分だけ下方に補正する。この補正後の零点値
をZ2´とする。次にステップS27で、試験コマンド
を送って試験動作を行わせ、テストLEDの発行で試験
発報点値F2を測定する。なおテストLEDは試験終了
コマンドを送ることで消灯される。そして、現在の試験
発報点値F1から新たに測定された試験発報点値F2に
補正する。
【0039】次にステップS28で、補正後の零点値Z
2´及び試験発報点値F2が規定のレベル範囲内にある
かどうかチェックする。規定のレベル範囲内になけれ
ば、ステップS29で端末障害発生処理を行い、障害警
報を発生する。零点値Z2´及び試験発報点値F2が規
定レベル範囲内にある場合は、次のステップS30で、
補正後の零点値Z2´、試験発報点値F2から変換式を
算出する。更に算出した変換式から警報送信レベルを算
出し、アナログ煙感知器3に送って警報レベル判定部2
3に再設定する。これによって、零点値、試験発報点
値、警報送信レベル値が例えば1日に1回という零点補
正に比べると長い周期で正しく補正される。
【0040】図6は、本発明による零点補正前と零点補
正後の変換特性図である。図6において、横軸に煙濃度
Y[%/m]をとり、縦軸に煙感知器の検出データ即ち
受光素子からの受光信号のA/D変換値Xをとってい
る。この変換特性は例えばY=aX+bの1次式で表わ
され、補正前はY=0[%/m]のときX=Z1である
ことから、定数bはb=−aZ1となり、 Y=aX−aZ1 となっている。
【0041】この状態で、1時間に1回の零点補正要求
コマンドを受信すると、零点補正のために測定零点値Z
2を測定し、現在の零点値Z1と測定零点値Z2の差分
d=Z2−Z1が補正限界値Lより小さければ、現在の
零点値Z1は測定零点値Z2に更新される。同時に、現
在の試験発報点値F1を差分dだけ変化させて試験発報
点値F2に修正する。測定零点値Z2、試験発報点値F
2が規定のレベル範囲に入っていれば、この測定零点値
Z2、試験発報点値F2を有効な値として更新する。
【0042】更に図6の変換特性にあっては、端末のア
ナログ煙感知器3に設定する警報送信レベルとして煙濃
度5[%/m]の注意表示警報送信レベルを示してい
る。注意表示警報送信レベル値は、補正前はP1であ
り、これを差分dだけ変化させてP2に補正する。この
ような注意表示警報送信レベル値P1のP2への補正は
受信機1で行われ、補正した結果をアナログ煙感知器3
に送信して、警報レベル判定部23に再設定することに
なる。
【0043】尚、差分dが補正限界値Lより大きい場合
は、現在の零点値Z1に補正限界値Lだけ変化させた零
点値Z2とする。同時に、現在の試験発報点値F1を補
正限界値Lだけ変化させ、試験発報点値F2に修正し、
零点値Z2´、試験発報点値F2が規定のレベル範囲内
に入っていれば、この零点値Z2´、試験発報点値F2
を有効な値として更新する。
【0044】同様に、注意表示警報送信レベル値P1に
ついても、補正限界値Lだけ変化させて注意表示警報送
信レベル値P2に補正し、アナログ煙感知器3に送っ
て、図2に示した警報レベル判定部23に再設定する。
更に、零点測定によりY=0[%/m]のときのA/D
変換値XとしてX=Z2が得られたことから、定数bは
b=aZ2となり、変換式は Y=aX−aZ2 に修正され、火災判断部19の変換式を更新する。当
然、Y=0[%/m],X=Z2と、Y=18[%/
m],X=F2の2点から変換式を算出しても同じ結果
となる。尚、前述したように、補正した変換式Y=aX
−aZ2にY=5[%/m]を代入して注意表示警報送
信レベル値P2を算出して、アナログ煙感知器3に送っ
て警報レベル判定部23に再設定してもよく、結果的に
は、注意表示警報送信レベルを差分d若しくは補正限界
値Lだけ補正したことになる。
【0045】図7は本発明の対象となる煙感知器の他の
実施例を示したブロック図であり、この実施例にあって
は煙感知器自身に図1の受信機1のサブMPU12−
1,12−2に設けている補正処理部18の機能を設け
たことを特徴とする。補正処理部18は、煙感知器自身
において、図3,図4及び図5のフローチャートに示し
た零点測定周期ごとの擬似的な零点、発報点及び警報送
信レベルの補正と、補正後の値を使用した変換式の更新
を行う。
【0046】更に、発報点補正周期に達すると、変換式
の補正処理を、自分自身のセンサ部21に対する試験動
作を行って零点及び試験発報点を求め、この2点から正
しい変換式への更新を行う。このため図7の煙感知器に
あっては、図1の受信機1側で零点発報点変換式の補正
が行われても、その結果に基づく警報送信レベルの送信
による再設定を不要とすることができる。
【0047】尚、上記の実施形態にあっては、煙感知器
で受光信号が警報送信レベルを越えたとき、受信機1に
対し割込信号を送信する場合に例にとっているが、割込
信号を送信せず、受信機1からのポーリングコマンドに
対する応答データとして各種の警報信号を送信するよう
にしてもよい。割込信号の送信とするか否かは、送信す
る警報信号の緊急性や重要度等に応じて適宜に定めるこ
とができる。
【0048】また上記の実施形態の数値は一例にすぎ
ず、本発明はこれらの数値による限定は受けない。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、零点値のみを短時間のサイクルで測定し、その測定
結果に基づいて火災警報送信レベル、注意表示警報送信
レベル、連動レベルなどの煙感知器に設定している適宜
の警報送信レベルが補正されることで、発報試験を伴う
補正で未警戒の状態を増やすことなく、より正確な警報
送信レベルの零点変動に追従した補正が行われ、各種の
警報送信レベルに基づく火災警報、注意表示警報、連動
制御の誤報、誤動作や遅れを防止し、信頼性の高い防災
監視ができる。
【0050】更に、零点測定より長い例えば1日ないし
1週間という周期で試験発報により試験発報点を測定し
て変換特性を正しい値に修正するので、擬似的な修正で
誤差が蓄積されても、この時点で正しい変換式に戻り、
より信頼性の高い煙感知器に設定された警報送信レベル
を使用した防災監視が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割込送信レベル補正方法が適用される
防災監視装置のブロック図
【図2】受信機での補正結果の送信設定を受ける本発明
の対象となる煙感知器のブロック図
【図3】受信機のメインMPUよる補正制御の全体的な
処理のフローチャート
【図4】受信機のサブMPUにおける零点補正処理のフ
ローチャート
【図5】受信機のサブMPUにおける変換式補正処理の
フローチャート
【図6】零点補正前と零点補正後の変換特性図
【図7】感知器自身で補正を行う本発明の対象となる煙
感知器のブロック図
【符号の説明】
1:受信機 2,3,4,5:端末 11:メインMPU 12−1,12−2:サブMPU 13:操作部 14:表示部 15:電源部 16:受信制御部 17:伝送制御部 18:補正処理部 19:火災判断部 21:センサ部 22:A/D変換部 23:警報レベル判定部 24:伝送制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸田 知直 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視区域の火災に伴う煙濃度に応じた受光
    信号を煙感知器で検出して受信機に送り、該受信機で受
    光信号と煙濃度間の変換特性に従って前記受光信号から
    煙濃度を求めて火災を判断し、更に、煙感知器に所定の
    煙濃度閾値に対応した警報送信レベルを予め設定し、前
    記受光信号が前記警報送信レベルを越えたときに前記受
    信機に警報信号を送信する防災監視装置に於いて、 前記火災受信機により所定の零点補正周期毎に前記煙感
    知器の零点値を測定し、それまで測定した零点値と新た
    に測定した零点値との差分を求め、 該差分が補正限界幅内であれば、零点値を新たに得られ
    た値に補正すると共に試験発報点値を該差分だけ補正
    し、 前記変換特性を、補正後の零点値と試験発報点値を結ん
    だ変換特性に補正し、 更に、前記煙感知器の警報送信レベルを該差分だけ補正
    した後に前記煙感知器に送って再設定することを特徴と
    する煙感知器の送信警報レベル補正方法。
  2. 【請求項2】監視区域の火災に伴う煙濃度に応じた受光
    信号を煙感知器で検出して受信機に送り、該受信機で受
    光信号と煙濃度間の変換特性に従って前記受光信号から
    煙濃度を求めて火災を判断し、更に、煙感知器に所定の
    煙濃度閾値に対応した警報送信レベルを予め設定し、前
    記受光信号が前記警報送信レベルを越えたときに前記受
    信機に警報信号を送信する防災監視装置に於いて、 前記煙感知器自身に受光信号と煙濃度の変換特性を設定
    し、所定の零点補正周期毎に自己の零点を測定し、それ
    まで測定した零点値と新たに測定した零点値との差分を
    求め、 該差分が補正限界幅内であれば、零点値を新たに得られ
    た値に補正すると共に試験発報点値を該差分だけ補正
    し、 前記変換特性を、補正後の零点値と試験発報点値を結ん
    だ変換特性に補正し、 更に、前記警報送信レベルを該差分だけ補正した値に再
    設定することを特徴とする煙感知器の送信警報レベル補
    正方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の煙感知器の送信警報
    レベル補正方法に於いて、 前記零点補正周期より長い変換特性補正周期に達する毎
    に、前記変換特性を、補正後の零点値と前記煙感知器の
    試験発報で測定した試験発報点値を結んだ変換特性に補
    正することを特徴とする煙感知器の送信警報レベル補正
    方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の煙感知器の送信警報
    レベル補正方法に於いて、 前記煙感知器に設定する警報送信レベルは、火災警報を
    行わせる火災警報信号を送信するための火災警報送信レ
    ベル、注意表示警報を行わせる注意表示警報信号を送信
    するための注意表示警報送信レベル、又は、防排煙等の
    機器を連動制御させる連動信号を送信するための連動送
    信レベルであることを特徴とする煙感知器の送信警報レ
    ベル補正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237152A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Occ Corp 海底観測システム
CN104933821A (zh) * 2015-06-15 2015-09-23 华南理工大学 一种计算输电线路走廊山火烟雾浓度报警阈值的方法
JP2019175083A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 能美防災株式会社 煙感知器及び煙検知システム
JP2020071648A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 ホーチキ株式会社 火災報知設備
CN113077615A (zh) * 2021-03-22 2021-07-06 杭州海康威视数字技术股份有限公司 报警信息处理方法、装置及电子设备

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