JPH0911137A - 研磨具 - Google Patents

研磨具

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Publication number
JPH0911137A
JPH0911137A JP18326795A JP18326795A JPH0911137A JP H0911137 A JPH0911137 A JP H0911137A JP 18326795 A JP18326795 A JP 18326795A JP 18326795 A JP18326795 A JP 18326795A JP H0911137 A JPH0911137 A JP H0911137A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass cloth
polishing tool
glass
plate
cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP18326795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Taguchi
秀男 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITTO-BOO GIKEN KK
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
NITTO-BOO GIKEN KK
Nitto Boseki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NITTO-BOO GIKEN KK, Nitto Boseki Co Ltd filed Critical NITTO-BOO GIKEN KK
Priority to JP18326795A priority Critical patent/JPH0911137A/ja
Publication of JPH0911137A publication Critical patent/JPH0911137A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴室や洗面所等の鏡やカランに固着するカル
シウム分やシリカ分等の鉱物質のしみ状の汚れを容易
に、且つ、表面を傷付けること無く掻き落とすことがで
きる研磨具の提供を目的とする。 【構成】 細幅状のFRP積層板の端部に少なくとも1
枚のガラスクロスがガラスクロスの端を前記積層板端部
に挟持され成形されている研磨具、また、板状体にガラ
スクロスが接着された研磨具、及び、軟質シート状体に
ガラスクロスが接着された研磨具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室や洗面所等の鏡や
水道カラン周囲等に固着するカルシウムやシリカ、金属
錆等の除去作業に適する研磨具に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室や洗面所等の水の飛散や水蒸気の多
い場所にある鏡やカラン等には、水滴の蒸発した後に水
滴中に含まれていた微量のカルシウムやシリカ等の鉱物
質分が付着する。これらの鉱物質が長期間積層されて鏡
の表面やカランの周囲に汚れとしてしみ状に固着し、外
観を阻害する。特にホテルや旅館等においては美観の問
題からこの固着した汚れを除去するため定期的に除去作
業を行わねばならない。この除去作業は、磨き粉やたわ
し、ブラッシ、サンドペーパー、バフ布などを用いて擦
り落としたり、酸性の液状洗剤を用いて固着した鉱物質
を溶かして落とす等の方法が採られている。しかし、こ
れらの方法も磨き粉をたわしやブラシにつけて磨く方法
やバフ布を用いる方法は、固着した鉱物質を落とすのに
時間がかかり、また、完全に落とすことが難しい。ま
た、サンドペーパーによる方法は汚れ落としには有効で
あるが鏡やカランの表面を傷付けてしまう。酸性の液状
洗剤を用いる方法は鉱物質を溶かすのには適するが、酸
性が強いと金属を腐食したりタイルの目地を溶かしてし
まう危険もあるため、使用する際に他の場所に付着しな
いように注意しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浴室や洗面所等の鏡や
カランに固着するカルシウム分やシリカ分のような鉱物
質や金属錆等のしみ状の汚れを容易に、且つ、表面を傷
付けること無く掻き落とすことができる研磨具の提供を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、細幅状の
FRP積層板の端部に少なくとも1枚のガラスクロス
が、該ガラスクロスの端を前記積層板端部に挟持され成
形されている研磨具とすることにより上記課題の解決が
可能であることを見出だした。また、板状体にガラスク
ロスが接着された研磨具とすることにより、更には前記
板状体のかわりに軟質シート状体を用いることにより、
また、前記板状体のガラスクロス面を凸面、あるいは凹
面として僅かに湾曲させることによっても課題の解決が
可能であることを見出だしたものである。
【0005】本発明の第一発明である細幅状のFRP積
層板の端部にガラスクロスを有する研磨具は、図1に示
すような方法で作成される。細幅状にカットしたガラス
繊維プリプレグを複数枚用意する。図1における1、1
´がガラス繊維プリプレグを示す。1´プリプレグは1
より若干短めにカットする。2はガラスクロスを示す。
ガラスクロスも細幅状にカットし図1に示すようにプリ
プレグとの間に重ねる。ガラスクロスの枚数は、1枚で
も良いが研磨具の寿命を考慮すると3〜4枚が望まし
い。この様にプリプレグとガラスクロスを部分的に積層
したものをプレス機にいれ、加圧加熱しプリプレグを硬
化させると細幅状のFRP積層板の端部にガラスクロス
を有する研磨具が得られる。
【0006】本発明の第一発明の研磨具の形状は、特に
限定はされず汚れを落とそうとする部分の形状やスペー
スにより作業者の使いやすい形状とすることができる。
しかし、強度面や作業効率を考えると、薄すぎたり、細
すぎたりすると不都合である。一般的には、厚さは1〜
5mm、幅は10〜50mmが望ましい。また、積層板
の端部に挟持されるガラスクロスは、厚さが0.1〜
4.0mm程度のものを使用することができる。織り組
織としては平織りが望ましい。ガラスクロスの中には一
般に言われるガラスクロスの他にガラスロービングクロ
スやガラスステープルクロス等も含まれる。
【0007】積層板に用いられる樹脂は、特に限定され
ないが、一定の強度を有する積層板が可能であり、価格
もそれ程高くなく、取扱いも容易であることを考えると
熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ
樹脂が適する。熱硬化性樹脂に触媒や硬化剤、溶剤やモ
ノマー等を配合しワニスを調合する。ワニスには使用さ
れる場所により適宜充填剤等も配合できる。ワニスにガ
ラスクロスやガラスペーパー、ガラスマット等を用いて
常法によりプリプレグを作成する。プリプレグは一定の
大きさに切断され、上記したようにガラスクロスと積層
されプレスにより端部にガラスクロスを挟持した積層板
が得られる。積層板の端部に挟持されたガラスクロスの
長さは特に限定されないが通常10〜20mm程度が望
ましい。
【0008】本発明の第二発明である板状体にガラスク
ロスが接着された研磨具は以下のようにして作成され
る。第二発明の研磨具は、図2の3に例示されるような
ものであり、板状体4の上に接着剤層6を介してガラス
クロス5が接着されている。板状体としては樹脂製のも
の、金属製のもの、FRP製のものなどが使用され、場
合によってはゴム状のものも使用される。板状体の厚さ
は使用時に変形しない程度の厚さが必要で少なくとも1
mmの厚さは必要である。全体の形状は正方形でも良い
し長方形でも可能である。板状体の上に接着されるガラ
スクロスは厚さが0.2mm以上のものが使用され、特
に厚さの厚いロービングガラスクロスやステープルクロ
スが望ましい。これは厚さが0.2mmより薄い場合は
接着剤層がガラスクロス表面の直ぐ近くまで、場合によ
っては表面までしみ出してきてしまい、ガラス繊維が有
する磨耗効果を減殺してしまうことになるからである。
【0009】ガラスクロスと板状体を接着する接着剤
は、使用される板状体の材質に適合したものであれば特
に限定されないが、接着成分が澱粉やポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロース等の親水性のものを
主成分とするものは避けたほうが良い。ポリ酢酸ビニル
系やポリアクリル酸エステル系、ポリウレタン系等の熱
可塑性樹脂系接着剤、また、ポリエステル樹脂やエポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂系接着剤、ゴム系接着剤等を使
用することができる。板状体に前記した接着剤を塗布、
一定時間放置したのちガラスクロスを圧着し接着層を完
全に乾燥する。接着剤の塗布量はガラスクロスの片面を
板状体に接着するだけの量であれば十分で、塗布量が多
すぎると圧着したときに接着剤がガラスクロスの表面に
しみ出してきてしまい、前記したようにガラス繊維が有
する磨耗効果を減殺してしまう
【0010】本発明第三発明は、第二発明の板状体のか
わりに図3に示すように軟質シート状体を用いたもので
ある。軟質シート状体8とガラスクロス5とを接着剤9
で接着されたものである。軟質シート状体としては、ウ
レタン樹脂やゴム、軟質塩ビ等が用いられ、また、フェ
ルトやキヤンバス地のような厚手の布等の繊維質基材も
用いることができる。第三発明の場合はシート状体とガ
ラスクロスを接着する接着剤9もウレタン系やゴム系等
の軟質の接着剤を用いる必要がある。使用されるガラス
クロスとしては第二発明の場合と同じである。また、本
発明第二発明の変形として、ガラスクロス面を凸面、あ
るいは凹面として板状体を僅かに湾曲させた研磨具が考
えられる。僅かに湾曲した板状体は、FRP製の板状体
を作成する際に、プリプレグを積層し加熱加圧する時に
僅かに湾曲した型を使用することにより可能である。
【0011】
【作用】本発明の研磨具は、細幅状FRP積層板の端部
に挟持されたガラスクロス、または、板状体或いはシー
ト状体の表面に接着されたガラスクロスが磨耗材として
汚れ落としの働きをする。ガラスクロスに用いられるガ
ラス繊維は直径が3〜30μm程度のフィラメントを数
百〜数千本を集束したものである。ガラス繊維は有機繊
維と異なり硬度を有しており、且つ、細い繊維状で数百
本以上集束されて織物とされているため、鏡や水道のカ
ランに付着した鉱物質の汚れを落とすのに磨耗材として
作用する。ガラス繊維は硬度は有しているが繊維として
は柔軟性を有しており、また、そのガラス繊維が数百本
以上集束されて織物とされているため鏡やカランの表面
に対してはクッション作用が働き傷付けにくい。本発明
の第一発明の研磨具は、汚れの付着している部分が狭い
場所であったり、複雑な形状である場合に適する。同様
に第二発明の研磨具は、鏡などの平らな表面で広い場所
の場合に適する。また、第三発明の研磨具は、湾曲させ
ることができるため水道管などのパイプ状の表面の汚れ
落としに適する。ガラスクロス面を湾曲させた研磨具
は、力を部分的に集中することができるため落ちにくい
汚れの部分の使用に適する。
【0012】
【実施例】
<実施例1> [細幅状FRP積層板の端部にガラスクロスが挟持され
た研磨具]プリプレグ用及び磨耗材用ガラスクロスとし
てWEA18W[日東紡績(株)製]を使用、このガラ
スクロスをエポキシ樹脂ワニスに含浸し、樹脂分50%
となるように調整し乾燥、プリプレグとする。上記プリ
プレグを幅20mm、長さ200mmにカットしたもの
を8枚と、幅20mm、長さ190mmにカットしたも
のを3枚用意する。カットされたプリプレグを長さ20
0mmのもの2枚おきに長さ190mmのものを1枚重
ね、長さ190mmのプリプレグの端部に、幅200m
mにカットしたガラスクロスを挟み、このように積層さ
れたプリプレグをプレスにいれ、加熱加圧する。得られ
た研磨具は、厚さ2mmの積層板の端部にガラスクロス
が3枚挟持されたものである。
【0013】<実施例2> [板状体の表面にガラスクロスが接着された研磨具]実
施例1で用いたプリプレグを80mm×80mmにカッ
トし、15枚積層したものを加熱加圧し、厚さ2.5m
mの積層板を得た。この積層板に溶剤型のゴム系接着剤
を塗布し、その上にガラスロービングクロス WR 3
20C[日東紡績(株)製]を重ね圧着する。ガラスロ
ービングクロスの厚さは0.35mm、質量は320g
/m2 である。 <実施例3> [軟質シート状体の表面にガラスクロスが接着された研
磨具]軟質ゴムシート(厚さ1mm)の表面に溶剤型の
ゴム系接着剤を塗布し、その上に実施例2で用いたガラ
スロービングクロスを重ね圧着する。湾曲可能な研磨具
が得られた。
【0014】実施例1及び2の研磨具を用いて、温泉の
風呂場のガラス及び鏡のクリーニング、また、キッチン
のガスレンジのクリーニング、墓石のクリーニング、船
舶の錆落としクリーニングを行ったところ良好な結果が
得られた。実施例3の研磨具を用いて、トイレの水道管
等のパイプ表面のクリーニング、キッチンや風呂場のカ
ラン表面のクリーニング、また、自転車、バイク等のク
リーニングを行ったところ良好な結果が得られた。
【0015】
【発明の効果】本発明の研磨具は、浴室や洗面所等の鏡
や水道カランの周囲に付着する鉱物質の汚れを落とすこ
とができ、磨耗材の形態を織物としているため、鏡やカ
ランの表面に傷をつけずに汚れ落としをすることができ
る。また、対象物の形態に応じて適当な研磨具を選択す
ることができ、効率的な汚れ落としが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一発明の研磨具作製法の説明図
【図2】本発明の第二発明の研磨具を示す
【図3】本発明の第三発明の研磨具を示す
【符号の説明】
1,1´.プリプレグ 2,5 .ガラスクロス 3,7 .研磨具 4 .板状体 6 .接着剤 8 .軟質シート状体 9 .軟質接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細幅状のFRP積層板の端部に少なくと
    も1枚のガラスクロスが、該ガラスクロスの端を前記積
    層板端部に挟持され成形されていることを特徴とする研
    磨具。
  2. 【請求項2】 板状体にガラスクロスが接着されている
    ことを特徴とする研磨具。
  3. 【請求項3】 軟質シート状体にガラスクロスが接着さ
    れていることを特徴とする研磨具。
  4. 【請求項4】 請求項2における板状体がガラスクロス
    の接着面を凸面に、または凹面に僅かに湾曲しているこ
    とを特徴とする研磨具。
JP18326795A 1995-06-28 1995-06-28 研磨具 Pending JPH0911137A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18326795A JPH0911137A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 研磨具

Applications Claiming Priority (1)

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JP18326795A JPH0911137A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 研磨具

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JPH0911137A true JPH0911137A (ja) 1997-01-14

Family

ID=16132680

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JP18326795A Pending JPH0911137A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 研磨具

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JP (1) JPH0911137A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019062A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 海福砂輪有限公司 研磨ディスク及びその研磨ディスクの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019062A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 海福砂輪有限公司 研磨ディスク及びその研磨ディスクの製造方法

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