JPH09108743A - ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ及びその組立て方法 - Google Patents

ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ及びその組立て方法

Info

Publication number
JPH09108743A
JPH09108743A JP25437596A JP25437596A JPH09108743A JP H09108743 A JPH09108743 A JP H09108743A JP 25437596 A JP25437596 A JP 25437596A JP 25437596 A JP25437596 A JP 25437596A JP H09108743 A JPH09108743 A JP H09108743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working fluid
flange
actuator
bore
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25437596A
Other languages
English (en)
Inventor
Joseph E O'brien
イー.オーブリアン ジョセフ
Robert A Haines
エイ.ハイネス ロバート
David L Hindson
エル.ハインドソン デイビド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Comau LLC
Original Assignee
Progressive Tool and Industries Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Progressive Tool and Industries Co filed Critical Progressive Tool and Industries Co
Publication of JPH09108743A publication Critical patent/JPH09108743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】小型で、自動的的なロボット式マニュピレ
ータに適合する小型で軽量なアクチュエータを提供する
こと。 【解決手段】 同軸的に延在している開口を有していて
分離した同軸的な第一及び第二の長形作動流体チャンバ
を形成するための壁手段と、少なくとも前記第一及び前
記第二の作動流体チャンバと選択的に連通してそれらの
長形作動流体チャンバにあるいはそこから作動流体の送
給・回収をするための作動流体路手段と、それぞれ前記
作動流体路手段によって供給・回収される作動流体に応
答して前記長形作動流体チャンバ内を往復運動するよう
に前記同軸的な開口を通じて延在し、且つ少なくとも第
一及び第二のピストンを連設具備している長形ロッド手
段と、でなる、ホイルハウスにフランジを形成するため
のアクチュエータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、概して、ホイル
ハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ及び
その組立て方法に関する。
【0002】このアクチュエータは、具体的には、一つ
の工具を他の工具と関連させて一般的に予め定められた
通路を動かすためののものであり、この場合、各工具
は、その工具面の前方に延在して、実質的に工具間の相
対的動作の方向に一列をなしている表面又は壁部を有し
ていて、共動する工具上のその工具面又は壁部は、横方
向に差動(オフセット動作)してそれらの位置調節動作
を行うものであり、また、それぞれが、工具が近づきつ
つあるときにそれらの共動している工具の縦表面と重な
り合って係合するものであり、特に、分離された拡張可
能な作動流体チャンバに配置されているが一本のロッド
に接続している複数の同軸ピストンを有するアクチュエ
ータに関するものである。
【0003】
【従来の技術】ホイルハウスのフランジの曲げ加工は、
クランプ工具の両側から出ているフランジを締付けてお
き、そのフランジの自由端部をワイピングブロックで擦
り、そのフランジの自由端部をホイルハウスの上方にし
かもホイルハウスから離隔した状態で曲げる。そのクラ
ンプ工具やワイピングブロックは、通常は、湾曲したホ
イルハウスフランジに合わせるためのある湾曲形状をな
している。天候が変わる時にタイヤに取付けられるチエ
ンのようなものとの干渉が生じるホイルハウスの唯一の
部分であるので、通常は、ホイルハウスの中間湾曲形状
はこのようにして曲げられるのである。そのフランジを
成形するのに必要な力を得るのには、大型のアクチュエ
ータが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのア
クチュエータの大きさと重量は、自動的なロボット式マ
ニュピレータと合わせるには大き過ぎ、それ故に、通常
の組立てラインの作業には、センターバランス機構を有
した手動式マニュピレータが必要となるのである。
【0005】そこで、小型で、自動的なロボット式マニ
ュピレータに適合する小型で軽量なアクチュエータの提
供が課題とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
を解決するために、自動式ロボット作動又はセンターバ
ランス機構を必要とせずに、十分に小型軽量のままに保
ちながら、ホイルハウス中にフランジを形成するのに十
分な力を発揮することができるアクチュエータを提供す
る。而して、この発明は、アクチュエータ又はシリンダ
に関するものであり、自動車のホイルハウスをフランジ
加工するときに、そのホイルハウスのフランジが、雪道
に変わることでタイヤに取付けられるチエンに接触した
り干渉したりすることを防止するものである。また、こ
の発明は、軽量でありながら、フランジの曲げ加工をす
るのに十分な負荷を提供できるアクチュエータを提供す
る。この装置は、また、一対の逐次動作を遂行するため
にハウジングを備えているが、そのハウジングはその中
に分離したチャンバに配置された一対の軸体を備えてい
る。各軸体は、フランジ形成の作動に必要な高い負荷を
発生するための複数のピストンを有している。クランプ
工具が、第一の軸体の一端に接続しており、ホイルハウ
スのフランジを固定するために、ハウジングに接続して
いる固定ブロックに対して進退動する。ワイピングブロ
ックが、この装置の第二の軸体に接続しており、そのワ
イピングブロックに、フランジを上方と自動車のタイヤ
から離れる方向に曲げるための往復運動をさせる。
【0007】この装置のハウジングは、主として、二つ
のチャンバに分けられていて、そこに、それぞれ第一及
び第二の軸を収納している。第一及び第二の軸体の両方
共が、シリンダ状の分離体によって画成されている独立
した四つのチャンバを有している。各チャンバ内には、
それぞれ対応する軸体に取付けたピストンが取付けられ
ている。軸体のそれぞれは、その長手軸方向に沿って延
在するボアを有しており、そのボアは、そこから分離壁
体によって画成されている各チャンバに導通させるポー
トを伴っている。そのポートは、また、チャンバのそれ
ぞれにハウジングの外から導通させてあり、それらのポ
ートが、ピストンの一側のチャンバに開通し、しかも軸
体の長手軸に沿って延在しているボアに導通しているポ
ートが、ピストンの反対側のチャンバに開通している。
かくして、作動圧は、ピストンの一側の一つの組となっ
たポートを通じて供給されて、それらの軸体を一方向に
動かし、残りのポートは、空気圧をピストンの反対側に
供給して軸体を反対方向に動かすことができるようにな
っている。軸体の端部における凸状停止部材が、クラン
プ工具とワイピングブロックの移動範囲を調節可能に制
限するために設けられている。
【0008】作動中において、そのクランプ工具は、自
動車のホイルハウスのフランジの上に対峙配置される。
そのクランプは、圧縮空気のような圧力流体の供給によ
って、第一のチャンバの底部ポートに移動し、圧力は、
第一の軸体上の四つ全てのピストンの一側に供給され、
第一の軸体は、クランプした位置でフランジを積極クラ
ンプするように外方に移動する。ワイピングブロック
は、第二のチャンバの底部ポートに作動圧を供給するこ
とによって作動し、而して、作動流体は、第二の軸体に
取付けられた四つのピストンの一側に供給される。第二
の軸体は、外方に動き、ワイピングブロックはホイルハ
ウスのフランジを曲げる。ワイピングブロックがその全
行程を移動した後に、作動流体はピストンの一側から回
収され、ワイピングブロックを折り返し動作させるため
にピストンの反対側に供給される。ワイピングブロック
が一旦復帰すると、クランプ工具は、ピストンの一側か
ら作動圧を回収してクランプ状態を解除し、ピストンの
反対側に作動圧を供給する。かくして、軸体は後退し、
クランプ工具は開放状態となり、そして、この装置は、
自動車から離れる。
【0009】それ故に、最も簡単な形として、この発明
は、長形で同軸的に配置された少なくとも第一及び第二
の流体チャンバを包含しているアクチュエータを提供す
るものである。その第一及び第二の流体チャンバは、そ
れらを通って延在している同軸的に配列されたボアを有
している。作動流体路手段が、少なくとも第一及び第二
の流体チャンバと選択的に連通して、それらの流体チャ
ンバから作動流体を除去するようになっている。長形ロ
ッド手段が、前記同軸的に配列したボアを通じて延在
し、これらの長形ロッド手段は、また、これらに接続し
ている少なくとも第一及び第二のピストンを有してい
て、それぞれ、作動流体路手段による作動流体の供給・
回収に応答して第一及び第二の流体チャンバの中で往復
動ができるようになっている。
【0010】この発明を概念として纏めると次のように
なる。すなわち、先ず、ホイルハウスにフランジを形成
するためのアクチュエータにおいて、同軸的に延在して
いるボアを有していて分離した同軸的な第一及び第二の
長形作動流体チャンバを形成するための壁手段と、少な
くとも前記第一及び前記第二の作動流体チャンバと選択
的に連通してそれらの長形作動流体チャンバにあるいは
そこから作動流体の送給・回収をするための作動流体路
手段と、それぞれ前記作動流体路手段によって供給・回
収される作動流体に応答して前記長形作動流体チャンバ
内を往復運動するように、前記同軸的なボアを通じて延
在し、且つ少なくとも第一及び第二のピストンを連設具
備している長形ロッド手段と でなる、ホイルハウスに
フランジを形成するためのアクチュエータを提供する。
【0011】この発明概念に、壁手段が、更に、少なく
とも、長形で同軸的な第三の作動流体チャンバを画成し
ているおり、前記第三の作動流体チャンバは、前記第一
と第二の作動流体チャンバの前記同軸的なボアと同軸的
に延在するボアを有しており、前記作動流体路手段が、
少なくとも前記第三の長形作動流体チャンバに連通して
いて作動流体を供給したりそこから作動流体を回収した
りできるようにしてあり、前記長形ロッド手段は、前記
同軸のボアを通じて延在し、且つ少なくとも第三のピス
トンを連設具備していて前記作動流体路手段によって作
動流体の供給・回収に応答して前記第三の作動流体チャ
ンバ内を往復動するようにした構成を加えた態様も効果
的である。
【0012】そして、最初の発明概念に前述の構成を加
えて、更に、前記壁手段は、更に、少なくとも第四の分
離された長形で同軸の作動流体チャンバを画成してお
り、この作動流体チャンバは、前記第一,第二,第三の
同軸なボアと同軸的に延在しているボアを備えている構
成を加えた態様も提案する。
【0013】また、最初の発明概念に加えて、更に、前
記作動流体路手段は、少なくとも部分的に前記長形ロッ
ド手段を通じて延在していて、それぞれ前記第一及び第
二の作動流体チャンバ内で、前記第一及び第二のピスト
ンの少なくとも対応側部を連通している構成も加えた態
様も提案している。
【0014】同じく、最初の発明概念に、更に、前記長
形ロッド手段は、前記第一及び第二の作動流体チャンバ
に対応する部分に長手方向に間隔を置いて段状の逐次縮
径部を有している構成を加えたものも提案している。
【0015】更に、最初の発明概念にこの構成を加え
て、更に、前記第一及び第二のピストンは、等しい外周
を有しており、且つ前記第一及び第二のボアを通じて前
記ロッド手段に接続しているようにした。
【0016】また、最初の発明概念に、更に、前記壁手
段は、長形ボアを延在具備し、この長形ボアの中に滑動
自在に係合して前記第一及び第二の作動流体チャンバを
画成している第一及び第二の長形スリーブ又はライナ手
段と、前記長形ボアの中に滑動自在に係合し且つ前記第
一及び第二の長形スリーブ手段の間に介在して前記第一
及び第二の作動流体チャンバの間の固定分離壁を形成し
ている中間壁手段とを有しているハウジングを包含させ
た構成を加えた態様も提案している。
【0017】そして、最初の発明概念にこの構成を加え
て、更に、前記作動流体路手段は、少なくとも部分的
に、前記ハウジングと、前記第一及び第二のスリーブ手
段との間に形成されていて前記第一及び第二の作動流体
チャンバと連通している構成を加えた。
【0018】また、最初の発明概念に、前記壁手段は、
第一の長形延在ボアを延在具備し、この長形ボアの中に
滑動自在に係合して前記第一及び第二の作動流体チャン
バを画成している第一及び第二の長形スリーブ又はライ
ナ手段と、前記長形ボアの中に滑動自在に係合し且つ前
記第一及び第二の長形スリーブ又はライナ手段の間に介
在して前記第一及び第二の作動流体チャンバの間の固定
分離壁を形成している中間壁手段とを有しているハウジ
ングを包含させた構成を加え、更に、前記ハウジング
は、第二の長形延在ボアと、この第二の長形延在ボア内
に滑動自在に係合しており、且つ第一及び第二のピスト
ンチャンバを画成している内面第一及び第二のライナ手
段と、前記第二の長形延在ボア中に滑動自在に係合し、
且つ前記第一及び第二のライナ手段の間に介在して前記
第一及び第二のピストンチャンバ間に固定分離壁を形成
している中間壁手段とを有しており、前記第一及び第二
のピストンチャンバはそこに同軸的に延在するボアを有
し、第二の作動流体路手段が前記第一及び第二のピスト
ンチャンバと選択的に連通していてピストンチャンバに
作動流体を供給したりそこから作動流体を回収したりす
ることができるようにしてあり、第二の長形ロッド手段
が、前記第一及び第二のピストンチャンバの前記同軸延
在ボアを通じて延在して、少なくともこれに連設した第
一及び第二のピストンを有して、前記第二の作動流体路
手段によって作動流体が供給・回収されるのに応答して
前記第一及び第二のピストンチャンバ内でそれぞれ往復
動できるようにした構成を加えた、ホイルハウスにフラ
ンジを形成するためのアクチュエータとすることもあ
る。
【0019】また、最初の発明概念に、前記壁手段は、
長形ボアを延在具備し、この長形ボアの中に滑動自在に
係合して前記第一及び第二の作動流体チャンバを画成し
ている第一及び第二の長形スリーブ手段と、前記長形ボ
アの中に滑動自在に係合し且つ前記第一及び第二の長形
スリーブ手段の間に介在して前記第一及び第二の作動流
体チャンバの間の固定分離壁を形成している中間壁手段
とを有しているハウジングを包含させた構成を加え、更
に、前記壁手段は、前記ハウジングを通じて延在してい
る前記長形ボアの反対端部に接続している第一及び第二
の端部キャップ手段を包含していて、前記長形ボアを、
少なくとも前記ロッド手段の一端部を前記端部キャップ
手段の一つを通じて外方に突出させた状態で閉鎖するよ
うにした、ホイルハウスにフランジを形成するためのア
クチュエータとした。
【0020】そして、また、最初の発明概念に、前記壁
手段は、第一の長形延在ボアを延在具備し、この第一の
長形ボアの中に滑動自在に係合して前記第一及び第二の
作動流体チャンバを画成している第一及び第二の長形ス
リーブ又はライナ手段と、前記第一の長形延在ボアの中
に滑動自在に係合し且つ前記第一及び第二の長形スリー
ブ又はライナ手段の間に介在して前記第一及び第二の作
動流体チャンバの間の固定分離壁を形成している中間壁
手段とを有しているハウジングを包含させた構成を加
え、更に、前記壁手段は、前記ハウジングを通じて延在
している前記第一の長形延在ボアの反対端部に接続して
いる第一及び第二の端部キャップ手段を包含していて、
前記第一の長形延在ボアを、少なくとも前記ロッド手段
の一端部を前記端部キャップ手段の一つを通じて外方に
突出させた状態で閉鎖するようにした構成を加え、更
に、少なくとも一つのホイルハウス用ダイス手段が、前
記端部キャップ手段の一つから外方に突出している前記
ロッド手段の一端部に接続している構成を加えて、ホイ
ルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータと
した。
【0021】そしてまた、この構成に対して、更に、前
記ハウジングに接続している対向支持手段を備えてい
て、そのフランジ形成動作中に前記ハウジング及び前記
ホイルハウス用ダイス手段を支持するようにしてあり、
前記対向支持手段は、前記ホイルハウスを間に介入させ
るように前記ダイス手段と対向する関係に配置できるよ
うにしてある構成を加えた態様も提案している。
【0022】また、最初の発明概念に、前記壁手段は、
長形ボアを延在具備し、この長形ボアの中に滑動自在に
係合して前記第一及び第二の作動流体チャンバを画成し
ている第一及び第二の長形スリーブ手段と、前記長形ボ
アの中に滑動自在に係合し且つ前記第一及び第二の長形
スリーブ手段の間に介在して前記第一及び第二の作動流
体チャンバの間の固定分離壁を形成している中間壁手段
とを有しているハウジングを包含させた構成を加え、更
に、前記壁手段は、前記ハウジングを通じて延在してい
る前記長形ボアの反対端部に接続している第一及び第二
の端部キャップ手段を包含していて、前記長形ボアを、
少なくとも前記ロッド手段の一端部を前記端部キャップ
手段の一つを通じて外方に突出させた状態で閉鎖する構
成を加え、更に、前記ホイルハウスのフランジを形成し
ながら、前記ホイルハウス用ダイス手段の動きを案内す
る案内手段を有している構成を加えて、ホイルハウスに
フランジを形成するためのアクチュエータとした。
【0023】そして、また、この発明は、 ホイルハウ
スにフランジを形成するためのアクチュエータにおい
て、同軸的に延在している長形の延在ボアを有していて
分離した同軸的な第一及び第二の長形作動流体チャンバ
を画成している壁手段を有しており、この壁手段は、前
記長形の延在ボアの中に滑動自在に係合して前記第一及
び第二の作動流体チャンバを画成している第一及び第二
の長形スリーブ又はライナ手段、及び前記長形ボアの中
に滑動自在に係合し且つ前記第一及び第二の長形スリー
ブ又はライナ手段の間に介在することにより前記第一及
び第二の作動流体チャンバの間の固定分離壁を形成して
いる中間壁手段とを有しているハウジングを包含してお
り、更に、少なくとも前記第一及び前記第二の作動流体
チャンバと選択的に連通してそれらの長形作動流体チャ
ンバにあるいはそこから作動流体の送給・回収をするた
めの作動流体路手段と、それぞれ前記作動流体路手段に
よって供給・回収される作動流体に応答して前記長形作
動流体チャンバ内を往復運動するように前記同軸的なボ
アを通じて延在し、且つ少なくとも第一及び第二のピス
トンを連設具備している長形ロッド手段と、とでなり、
前記長形ロッド手段は、また、前記第一及び第二の作動
流体チャンバに対応する部分に長手方向に間隔を置いて
段状の逐次縮径部を有している、ホイルハウスにフラン
ジを形成するためのアクチュエータ二番目に独立した発
明概念として提供する。
【0024】この二番目の発明概念の、ホイルハウスに
フランジを形成するためのアクチュエータにおいて、前
記作動流体路手段は、少なくとも部分的に前記長形ロッ
ド手段内に延在することにより、それぞれ前記第一及び
前記第二の作動流体チャンバ中の前記第一及び前記第二
のピストンの対応する側部を連通しているようにした。
【0025】更に、三番目の発明概念として、ホイルハ
ウスにフランジを形成するためのアクチュエータにおい
て、全長にわたって均等な直径のボアを有する長形ハウ
ジングと、第一のロッド受けボアを延設してあり前記ハ
ウジングの一端部に設けた端部キャップと、前記第一の
ロッド受けボアに挿通係合できる第一直径部を有してお
り、且つ長手方向に沿って互いに間隔を置いて第一及び
第二のショルダ部を有して少なくとも第一及び第二の縮
径部を画成しており、更に、第一の径は前記第一の縮径
より大であると共に、前記第一の縮径部は前記第二の縮
径部よりも大であるロッド手段と、前記第一のショルダ
に隣接する前記ロッド手段の前記第一の縮径部と係合で
きて、前記均等な径のボアより小なる外径の第一ピスト
ンと、前記ハウジングの前記均等な径のボアと係合でき
る外径と前記第一のピストンの前記外径と係合できる内
径とを有する、第一のシリンダ状スリーブ又はライナ手
段と、前記ハウジングの均等な径のボアと係合できる第
一の周面、及び前記第一のシリンダ状のスリーブ又はラ
イナ手段の内径部に係合できる第二の周面とを有してラ
ジアル方向に延出していて、前記ロッド手段の第一の縮
径部と係合できて前記第一のピストンを第一ピストンチ
ャンバに内蔵するボアを有している、中間ピストンチャ
ンバ壁と、前記第二のショルダに隣接している前記ロッ
ド手段における第二の縮径部と係合でき、且つ前記ボア
の均等な直径より小なる外径を有している第二のピスト
ンと、 前記ハウジングの前記均等な直径のボアと係合
できる外径、及び前記第二のピストンの前記外径と係合
できる内径を有する第二のシリンダ状スリーブ又はライ
ナ手段と、前記ハウジングの対向する一端部に設けられ
て第二のロッド受けボアを延在具備している第二の端部
キャップと、でなる、ホイルハウスにフランジを形成す
るためのアクチュエータを提供するものである。
【0026】また、第四番目の発明概念としては、ホイ
ルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータの
組立て方法であって、その工程は、ボアを延在具備して
いるハウジング手段を配置するステップと、前記ロッド
受けボアを有する第一の端部キャップを接続して、前記
ハウジング中の前記ボアを閉鎖するステップと、第一の
端部から第二の端部にかけて延在し長手方向に間隔を置
いて逐次的に縮径している縮径部を有しているロッド手
段を、前記第一の端部キャップ手段に設けたロッド受け
ボアに対して、前記第一及び第二の行程端部間で往復動
させるように挿通するステップと、第一のスリーブ又は
ライナ手段を、前記ハウジングの前記ボア内に挿入して
前記第一端部キャップ手段に突き合わせるステップと、
前記ロッド手段と前記第一のスリーブ又はライナ手段と
を接合させるために、前記ロッド手段の第一の縮径部に
接続していて前記ロッド手段を前記第一及び第二の行程
端部間で往復動するようにした第一のピストンを、前記
第一のロッド手段上に接続するステップと、前記第一の
端部キャップ,前記第一のスリーブ又はライナ手段,前
記中間壁手段とで画成される第一の作動流体チャンバの
中に前記第一のピストンを封入するために、ラジアル方
向に延出している中間壁手段を、前記ロッド手段に滑動
自在に挿入するステップと、前記中間壁手段を前記第一
及び第二のスリーブ又はライナ手段の間に介在させるた
めに、前記第二のスリーブ手段を、前記ハウジングの前
記ボアに挿入するステップと、前記ロッド手段と前記第
二のスリーブ又はライナ手段とを係合させるために、前
記ロッド手段の第二の縮径部に接続している第二のピス
トンを、前記ロッド手段上に接続させるステップと、前
記ハウジング中の前記ボアの対向端部の一つを閉鎖する
ために、第二の端部キャップ手段を前記ハウジングに接
続するステップと、からなる。
【0027】このステップに対して、更に、前記第二の
ピストンを、前記第二の中間壁手段,前記第二のスリー
ブ又はライナ手段,前記中間壁手段とで画成される第二
の作動流体チャンバに内蔵するために、ラジアル方向に
延出している第二の中間壁手段を、前記ロッド手段に滑
動自在に挿入するステップを加えてなるホイルハウスに
フランジを形成するためのアクチュエータの組立て方法
を提供する。
【0028】そして、更に、前記第三のピストンを、前
記第三の中間壁手段,前記第三のスリーブ又はライナ手
段,前記第二の中間壁手段とで画成される第三の作動流
体チャンバの中に封入するために、ラジアル方向に延出
している第三の中間壁手段を、前記ロッド手段に滑動自
在に挿入するステップと、前記第三の中間壁手段を、前
記第三及び第四のスリーブ又はライナ手段の間に介在さ
せるために、第四のピストンを、前記ハウジングの前記
ボアに挿入するステップと、前記ロッド手段と前記第四
のスリーブ又はライナ手段とを係合させるために、前記
ロッド手段の第四の縮径部に接続している第四のピスト
ンを前記ロッド手段に接続するステップと、を加えたホ
イルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ
の組立て方法を提供する。
【0029】最後に、第二のボアを延在具備するハウジ
ング手段を配置するステップと、前記ハウジング中の前
記第二のボアの一端を閉鎖するために、ロッド受けボア
を延在具備する第一キャップ手段を接続するステップ
と、第一の端部から第二の端部に延在して長手方向に従
って間隔を置いて逐次縮径させる縮径部を有する第二の
ロッド手段を、前記第一及び第二の行程端部の間で往復
動させるために、前記第一のキャップ手段の前記ロッド
受けボアに挿通するステップと、前記第一のキャップ手
段に対して突き合わせるために、前記ハウジング手段の
前記第二のボアに第一のスリーブ又はライナ手段を挿入
するステップと、前記第一及び前記第二の行程端部間で
前記第二のロッド手段と共に往復動するよう前記ロッド
手段の第一の縮径部に接続している第一のピストンヘッ
ドを、前記第二のロッド手段と前記第一のスリーブ又は
ライナ手段とを係合させるために、前記第二のロッド手
段上に接続するステップと、ラジアル方向に延出してい
る中間板手段を、前記第一のキャップ手段,前記第一の
スリーブ又はライナ手段,前記中間板手段で画成される
第一のピストンチャンバの中に前記第一のピストンヘッ
ドが封入されるように、前記第二のロッド手段に挿入す
るステップと、前記第一及び前記第二のスリーブ又はラ
イナ手段の間に前記中間板手段を介在させるために、第
二のスリーブ又はライナ手段を前記ハウジングにおける
前記第二のボアに挿入するステップと、前記体にのロッ
ド手段と前記第二のスリーブ又はライナ手段とを係合さ
せるために、前記第二のロッド手段の第二の縮径部に接
続されたピストンヘッドを、前記第二のロッド手段に接
続させるステップと、前記ハウジングにおける前記第二
のボアの対向端部を閉鎖するために、前記第二のキャッ
プ手段を前記ハウジングに接続するステップと、を包含
するホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュ
エータの組立て方法を提供する。
【0030】この発明の最も好適な態様に関する以下の
説明と図面とを参照することによって、当業者は、この
発明の他の目的や効果を容易に理解でるであろう。
【0031】
【発明の実施の形態】この発明の装置及び方法は、添付
図面に従って詳細に説明される。すなわち、ホイルハウ
ス12のフランジ10は、クランプ工具18でこれを両
側から咬持(クランプ)して曲げられ、ワイピングブロ
ック16でフランジ10の自由端部14を摺擦し、その
フランジ10の自由端部14は、上方にホイルハウス1
2から離隔して曲げられる。クランプ工具18とワイピ
ングブロック16とは、共にホイルハウス12の湾曲し
た形状に合わせて湾曲した形状を有している。特に、タ
イヤチエンのような別に装着される器具を収容するため
に拡大されなければならない場合に、ホイルハウス12
の湾曲した中間部分だけが、自動車のタイヤと間隔を置
いて曲げられる。
【0032】この発明の装置は全体を符号20で示して
あるが、これは、第一の被加工部材又は部分を、第二の
被加工部材の縁部に沿ってその第二の被加工部材と重な
り合うように組合わせる。この組合せは、全体的にも部
分的にも、第一の被加工部材を曲げることによって完了
する。その曲げ加工は、第一の被加工部材をその弾性限
界を越えて曲げることによって完遂される。この発明の
装置20は、ワイピングブロック16のような手段を包
含しており、これによって、複数の被加工部材を、その
内の一つに弾性限界を越えた歪み加工を施して併置又は
合わせ、あるいは相互に固定する。この発明の装置20
は、また、第一の被加工部材に係合するクランプ工具1
8のような手段と、第二の被加工部材に係合して、二枚
の被加工部材を併置関係にしたり、又はそれらの被加工
部材の一枚を密着係合させてそれらの二枚の被加工部材
を一体化するための、ワイピングブロック16のような
手段とを包含している。この発明の装置20は、幅方向
に平坦な薄いシート又は板状の被加工部材にフランジを
形成するのに曲げ加工をすることに用いられるものであ
り、ここで用いられるダイス上に取付けられた壁手段
は、その薄い被加工部材が皺になったり不測に曲がった
りしないように機能する。
【0033】この装置20は、フランジ10を形成する
ために、曲げ加工を遂行するのに必要な負荷を供給する
ことができる軽量設計の機構を提供する。この装置20
は、ボア内部に有するハウジング22を包含しており、
このボアに、相互に分離されたチャンバ28,30を設
け、このチャンバ28,30内にそれぞれ配置された対
をなす第一及び第二の軸体24,26を有しており、一
対の逐次ステップを実行するようになっている。各軸体
24,26は、フランジを形成加工に必要な高い負荷を
それぞれ発生するピストン32,34を有している。ク
ランプ工具18は、第一の軸体24の一端部に連結して
おり、ホイルハウス12のフランジ10を固定するため
に、ハウジング22に連結してある固定ブロック36に
対して近接・離隔の往復動をするようになっている。ワ
イピングブロック16をこの装置20の第二の軸体26
に連結してあることで、そのワイピングブロック16
に、自動車のタイヤが配置されるべきところから離隔す
るようにフランジ10の自由端部を曲げるための往復動
をさせることができる。
【0034】この装置20のハウジング22は、実質的
に、第一及び第二の軸体24,26を内蔵するために二
つのチャンバ28,30に分かれている。第一及び第二
の軸体24,26の両方ともが、それぞれ、シリンダデ
バイダ手段42,44によって画成された四つの独立し
たチャンバ38,40を有している。各チャンバ38,
40の中で、ピストン32,34がそれぞれ対応する軸
体24,26に取付けてある。各軸体24,26は、ボ
ア46,48をそれぞれ備えており、このボア46,4
8は、そのボア46,48からシリンダデバイダ手段4
2,44によって画成されている各チャンバ38,40
に導通しているポート50を伴って、軸体24,26の
長手軸方向に延在している。また、ポート54,56
が、ハウジング22の外から各チャンバ32,34に導
通するように設けられており、而してそれらのポート5
4,56は、ピストン32,34の一側でチャンバ3
8,40に開通し、軸体24,26の長手軸方向に延在
するボア46,48に導通するポート50,52はピス
トン32,34の反対側でチャンバ38,40に開通し
ている。それ故に、作動流体が、ピストン32,34の
一側にある一組のポートを通じて供給され軸体24,2
6を一方向に動かし、残りのポートが、軸体24,26
を反対方向に動かすためにピストン32,34の反対側
に作動流体を供給する。軸体24,26の端部に可調節
的に設けた凸状停止部材58,60が、それぞれ、クラ
ンプ工具18とワイピングブロック16の移動行程を止
める凸部を提供している。
【0035】作動においては、先ず、クランプ工具18
は、自動車のホイルハウス12のフランジ10上に開放
状態で配置される。そして、そのクランプ18は、第一
のチャンバ28の底部62に作動流体圧を供給すること
によって起動され、その作動流体圧は、軸体24の四つ
の全ピストン32の一側に供給され、而して、その第一
の軸体24は、フランジ10をクランプ位置で積極的に
咬持する。そこで、ワイピングブロック16は、第二の
チャンバ30の底部のポート64に作動流体圧を供給す
ることによって起動され、而して、その作動流体圧は、
第二の軸体26に取付けた四つのピストンの一側に供給
されて、第二の軸体26は外方に移動し、ワイピングブ
ロック16は、ホイルハウス12のフランジ10を曲げ
加工する。そのワイピングブロック16がその移動行程
を移動し終わると、作動流体圧は、ピストン34の一側
から回収され、ワイピングブロック16に復路摺擦動を
させるためにピストン34の反対側に供給される。一度
ワイピングブロック16が、復路摺擦動すると、そのク
ランプ工具18は、ピストン32の一側から作動流体圧
を回収することによって開放状態となり、その作動流体
圧は、ピストン32の反対側に供給される。かくして、
軸体24は後退し、クランプ工具18は、開放状態とな
り、そして、この発明の装置20は、その自動車から撤
去される。
【0036】この発明の装置20は、フランジ形成装置
としては50%も軽量化されているが、ホイルハウスの
フランジ形成に必要な負荷圧力を発揮することができ
る。この発明の装置20は、2段の逐次ステップ動作を
遂行するために複数のタンデムピストン32,34を伴
った一対の平行な軸体24,26を有する一本のハウジ
ング22を用いている。
【0037】この発明の装置20は、ワイピングブロッ
ク16のような一つの工具を、支持手段126のような
他の工具に合わせて一般的に予め定められた通路に沿っ
て動かすための起動手段122を包含している。各工具
は、一つの表面又は壁部128を包含しており、それ
は、その工具の前面方向と、実質的にこれら工具間で相
対的な動きをする方向に列をなす方向に延在して、その
共動する工具126上のその表面の表面又は壁部は、そ
の被加工部材をそれら工具の間に設定調節すべく横方向
にオフセット動作(相対前後調節動作)し、そして、そ
れぞれが、成形加工のためにそれら工具126が近づき
つつあるときに、共動している工具126の横表面13
0に重なり合って係合するように配置されている。
【0038】この発明は、ホイルハウス12にフランジ
10を形成する他の態様の起動手段手段122を提供す
る。その起動手段122は、少なくとも第一及び第二の
分離された同軸で長形の流体チャンバ又はピストンチャ
ンバ136,138を画成している壁手段134を有す
るシリンダ132を包含している。第一及び第二の流体
又はピストンチャンバ136,138は、それらを通じ
て同軸的に配置されたボア140を有している。作動流
体路手段142が、少なくとも第一及び第二の流体又は
ピストンチャンバ136,138に選択的に連通して、
圧力下の作動流体をそれらチャンバ136,138に供
給したりそれらから回収したりすることができるように
なっている。長形ロッド手段144が、同軸的に配置さ
れているボア140を通じて延在しており、これに連結
している少なくとも第一及び第二のピストン146,1
48を具備していて、作動流体路手段142によって作
動流体が供給・回収されるのに応答して第一及び第二の
流体又はピストンチャンバ136,138中を往復動す
るようになっている。
【0039】壁手段134は、また、少なくとも、分離
された、長形で同軸に配列された第三の作動流体又はピ
ストンチャンバ150を包含している。この第三の作動
流体又はピストンチャンバ150は、他の、第一及び第
二の流体又はピストンチャンバ136,138の同軸的
に配列されたボア140と同軸的に延在するボア140
を有している。作動流体路手段142は、また、第三の
作動流体又はピストンチャンバ150と選択的に連通し
て、そこに圧力下の作動流体を供給したりまたそこから
回収したりすることができるようになっている。また、
長形のロッド手段144が、同軸的に配列してあるボア
140を通じて延在しており、且つ少なくとも、これに
連結している第三のピストン152を包含していて、作
動流体路手段142による第三の作動流体又はピストン
チャンバ150への作動流体の供給・回収に応答して、
第三のピストン152を、それぞれ、第三の作動流体又
はピストンチャンバ150内で往復動させるようになっ
ている。
【0040】その壁手段134は、また、少なくとも、
第一,第二,第三の作動流体又はピストンチャンバ13
6,138,150の同軸的なボア140と同軸的に配
されたボア140有して同軸的に延在する長形で同軸的
な第四の流体又はピストンチャンバ154を包含してい
る。作動流体路手段142は、また、第四の作動流体又
はピストンチャンバ154に選択的に連通して、その第
四の作動流体又はピストンチャンバ154に対して作動
流体の供給・回収を行なうことができるようになってい
る。長形のロッド手段144が、また、同軸的に配され
たボア140を通じて延在しており、そして、少なくと
も、それに連結した状態で第四のピストン156を包含
していて、その第四のピストン156を、作動流体路手
段142によって作動流体を供給・回収するのに応答し
て代任の作動流体又はピストンチャンバ154内を往復
動させることができるようになっている。
【0041】作動流体路手段142は、少なくとも部分
的に、長形のロッド手段144を通じて延在しており、
これによって、それぞれ、第一及び第二のチャンバ13
6,138内の第一及び第二のピストン146,148
の少なくとも対応する側の間を連通するようになってい
る。長形のロッド手段144は、また、少なくとも、第
一及び第二の作動流体又はピストンチャンバ136,1
38に対応して、長手方向に沿って間隔を置いた段階的
縮径をなす縮径部を包含している。第一及び第二のピス
トン146,148は、同じ外周を有しており、ロッド
手段144の段階的縮径部に対応した異なる直径にした
第一及び第二のボアを通じてロッド手段144に連結し
ている。
【0042】壁手段134は、ハウジング22を包含し
ており、このハウジング22には、少なくとも一つの長
形のボア158が通って延在している。第一及び第二の
長形のスリーブ又はライナ手段160,162がそのボ
ア158に滑動自在に係合しており、その内面164,
166は、それぞれ、第一及び第二の作動流体又はピス
トンチャンバ136,138を画成している。中間壁手
段168が、ボア158に滑動自在に係合し、しかも、
第一及び第二の長形のスリーブ又はライナ手段160,
162の間に介在することにより、第一及び第二の作動
流体又はピストンチャンバ136,138の間の固定分
離壁を形成している。作動流体路手段142は、少なく
とも部分的に、ハウジング22と第一及び第二の長形の
スリーブ又はライナ手段160,162ののような手段
との間に形成されて、第一及び第二の作動流体又はピス
トンチャンバ136,138と連通する。
【0043】ハウジング22は、第二の長形なボア17
0を延在具備している。第一及び第二の作動流体又はピ
ストンチャンバ136,138は、この第二の長形なボ
ア170に滑動自在に係合することができる。第一及び
第二の作動流体又はピストンチャンバ136,138
は、ハウジング22に設けた第一のボアで説明したよう
な内面164,166を有している。中間壁手段168
は、第二の長形なボア170の中に滑動自在に係合で
き、また第一及び第二のスリーブ又はライナ手段16
0,162の間に介在して、第一及び第二の作動流体又
はピストンチャンバ136,138との間の固定分離壁
手段を形成している。第一及び第二の作動流体又はピス
トンチャンバ136,138は、同軸的なボア140を
延在具備している。第二の作動流体路手段172が設け
られていて、第二の長形なボア170の第一及び第二の
作動流体又はピストンチャンバ136,138と選択的
に連通してそれら第一及び第二の作動流体又はピストン
チャンバ136,138に圧力下の作動流体を供給する
ようになっている。第二の長形なロッド手段174が第
一及び第二の作動流体又はピストンチャンバ136,1
38の同軸的なボア140を通じて延在しており、少な
くとも、それらに連結した第一及び第二のピストン14
6,148を備えていて、それらを第二の作動流体路手
段172による作動流体の供給・回収に応答して第一及
び第二の作動流体又はピストンチャンバ136,138
の中を往復動させる。壁手段134は、ハウジング22
を通って延在しているボアの対向端部に接続した第一及
び第二の端部キャップ手段176,178を包含するこ
ともあり、それによって、長形なロッド144の少なく
とも一端部がその端部キャップ手段176,178の一
つを通じて外方に延出するのを許容しながらそのボアを
閉鎖することができる。
【0044】この発明の装置20は、また、自動車のサ
イドパネルのホイルハウスのフランジを成形加工するた
めに、第二の長形なロッド手段174の一端に接続して
いる少なくとも一つのホイルハウスフランジ用ダイス手
段180を包含している。対向している支持部材126
がハウジング22に接続されていて、フランジ成形の工
程においてハウジング22とダイス手段180とを支持
する。支持部材126は、ホイルハウスの加工対象であ
るフランジをその間に置くように、クランプ工具18と
対峙する関係に位置付けることができ、また、ワイピン
グブロック16のようなダイス手段180が、自動車の
サイドパネルのクランプされたフランジに対して動い
て、フランジをダイス手段180と支持部材126との
間にある表面128間で曲げ加工することができるよう
になっている。案内手段182が、自動車のサイドパネ
ルのホイルハウスにおける加工部分のフランジを形成す
るときにダイス手段180と支持部材126との動きを
案内するために設けられている。
【0045】この発明のアクチュエータ122は、ハウ
ジング22に一つのボアを延設し、そのハウジング22
のボアの一端を閉鎖するために第一の端部キャップ17
6を接続するステップでなる方法によって組立てられ
る。第一の端部キャップ176は、そこに延在するロッ
ド受けボア140を有している。ロッド手段144が、
第一端部キャップ176のロッド受けボア140に挿通
されて行程の第一端と第二端との間を往復動する。その
ロッド手段144は、第一の端部から第二の端部にかけ
て長手方向に間隔を置いて逐次縮径する縮径部を有して
いる。第一のスリーブ又はライナ手段160は、第一の
端部キャップ手段176に突き当ててハウジング22の
ボアに挿通される。第一のピストン146は、ロッド手
段144に接続されてロッド手段144と第一のスリー
ブ又はライナ手段160とを連結する。第一のピストン
146は、ロッド手段144の第一の縮径部182に接
続されてそのロッド手段144を行程の第一端及び第二
端の間を往復できるようにしている。ラジアル方向に延
出している中間壁手段168が、ロッド手段144の中
に滑動自在に挿入されて、第一の端部キャップ176,
第一のスリーブ又はライナ手段160,第二のスリーブ
又はライナ手段162で画成されている第一の作動流体
又はピストンチャンバ136中に第一のピストン146
を内蔵させる。第二のスリーブ又はライナ手段162
は、ハウジング22の中のボアに挿入されて、ラジアル
方向に延出している中間壁手段168を第一のスリーブ
又はライナ手段160と第二のスリーブ又はライナ手段
162との間に介在させる。第二のピストン148をロ
ッド手段144に連結することができてロッド手段14
4と第二のスリーブ又はライナ手段162とを係合させ
る。第二のピストン148はロッド手段144の第二の
縮径部148に接続している。また、第二の端部キャッ
プ178がハウジング22に接続してそのハウジング2
2の対向する一端部を閉鎖する。
【0046】この発明のアクチュエータ132は、ま
た、ラジアル方向に延出する第二の中間壁手段168を
ロッド手段144に滑動自在に挿入して、ラジアル方向
に延出する第二の中間壁手段168,第二のスリーブ又
はライナ手段162,第二の中間壁手段168で画成さ
れた第二の作動流体又はピストンチャンバ138に内蔵
させる。第三のスリーブ又はライナ手段186がハウジ
ング22のボアの中に挿入できて、第二の中間壁手段1
68を第二及び第三のスリーブ又はライナ手段148,
186の間に介在させる。第三のピストン152が、ロ
ッド手段144に連結できて、ロッド手段144と第三
のスリーブ又はライナ手段186とを係合させる。その
第三のピストン152は、ロッド手段144の第三の縮
径部190に接続される。
【0047】この組立て方法は、また、ラジアル方向に
延出している第三の中間壁手段192をロッド手段14
4に滑動自在に挿入して、ラジアル方向に延出している
第三の中間壁手段192,第三のスリーブ又はライナ手
段186,第二の中間壁手段185で画成されている第
三の作動流体又はピストンチャンバ150に内蔵させ
る。第四のスリーブ又はライナ手段196がハウジング
22のボアに挿入され、第三の中間壁手段192を第三
及び第四のスリーブ又はライナ手段186,196の間
に介在させる。第四のピストン156がロッド手段14
4に連結され、ロッド手段144と第四のスリーブ又は
ライナ手段196とを係合させる。第四のピストン15
6は、ロッド手段144の第四の縮径部200に連結し
ている。
【0048】アクチュエータ132の組立て方法は、ま
た、第二の長形なボア170を延設してあるハウジング
22を包含していて、このボア170には第一のキャッ
プ手段176又は第三のキャップ手段が接続してありハ
ウジング22中の第二のボア170の一端を閉鎖する。
第二のロッド手段174の組付け工程は、駆動用の第一
のロッド手段144で説明したのと同じであり、第一の
スリーブ又はライナ手段160を挿入し、第一ピストン
ヘッド146を連結し、ラジアル方向に延出している中
間壁手段168を挿入し、第二のスリーブ又はライナ手
段162を挿入し、第二のピストンヘッド148を連結
し、第二の端部キャップ手段178を接続する工程を含
んでいる。好適な実施態様においては、ロッド手段の一
つは、クランプ工具18に連結しているが、その他のロ
ッド手段は、ワイピングブロック16に連結している。
それらのロッド手段144,174は、前述したよう
に、ホイルハウス12の中にフランジ10を形成するた
めに相互に独立して作動できるようになっている。
【0049】この発明は、現在最も実用的であると考え
られる態様で説明がなされているのであるが、これに限
定されるものとして理解されるべきものではなく、この
発明の本質からして多くの変形例や均等な構成もこの発
明の技術的範囲に入るものと理解されるべきである。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、ホイルハウスのフラ
ンジの形成加工に用いるアクチュエータの大きさと重量
は、自動的なロボット式マニュピレータと合わせて軽量
な構成となり、通常の組立てラインの作業に直ちに適用
でき、而して、センターバランス機構を有した手動式マ
ニュピレータなどは必要とすることなく正確な自動操業
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉の位置にあるクランプ工具とワイピングブロ
ックを伴った、ホイルハウス上に形成されたフランジを
形成するためのこの発明の装置の横断面図
【図2】共に開放位置にあるクランプ工具とワイピング
ブロックの詳細を示す横断面図
【図3】ロッドの行程端部に設けた対応停止部材で開放
位置となっているクランプ工具とワイピングブロックと
の詳細を示す横断面図
【図4】クランプ工具が閉の位置にありワイピングブロ
ックが開放位置にある状態の詳細を示す横断面図
【図5】この発明の装置の端面図
【図6】この発明の装置の平面図
【符号の説明】
10・・・・・・・フランジ 12・・・・・・・ホイルハウス 14・・・・・・・フランジの自由端 16・・・・・・・ワイピングブロック 18・・・・・・・クランプ工具 20・・・・・・・アクチュエータ 22・・・・・・・ハウジング 24,26・・・・第一及び第二の軸体 28,30・・・・第一及び第二の長形作動流体チャン
バ 32,34・・・・第一及び第二のピストン 134・・・・・・壁手段 140・・・・・・ボア 142・・・・・・作動流体路手段 160,162・・スリーブ又はライナ手段 176,178・・端部キャップ手段 144,174・・長形ロッド手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エイ.ハイネス アメリカ合衆国,ミシガン 48093,ウォ ーレン,カッスル 14185 (72)発明者 デイビド エル.ハインドソン アメリカ合衆国,ミシガン 48302,ブル ームフィールド ヒルズ,ウェスト スク ウェア レイク ロード 1615

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルハウスにフランジを形成するため
    のアクチュエータにおいて、 同軸的に延在しているボアを有していて分離した同軸的
    な第一及び第二の長形作動流体チャンバを形成するため
    の壁手段と、 少なくとも前記第一及び前記第二の作動流体チャンバと
    選択的に連通してそれらの長形作動流体チャンバにある
    いはそこから作動流体の送給・回収をするための作動流
    体路手段と、 それぞれ前記作動流体路手段によって供給・回収される
    作動流体に応答して前記長形作動流体チャンバ内を往復
    運動するように、前記同軸的なボアを通じて延在し、且
    つ少なくとも第一及び第二のピストンを連設具備してい
    る長形ロッド手段と、 でなる、ホイルハウスにフランジを形成するためのアク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 壁手段が、更に、少なくとも、長形で同軸的な第三の作
    動流体チャンバを画成しており、前記第三の作動流体チ
    ャンバは、前記第一と第二の作動流体チャンバの前記同
    軸のボアと同軸的に延在するボアを有しており、 前記作動流体路手段が、少なくとも前記第三の長形作動
    流体チャンバに連通していて作動流体を供給したりそこ
    から作動流体を回収したりできるようにしてあり、 前記長形ロッド手段は、前記同軸のボアを通じて延在
    し、且つ少なくとも第三のピストンを連設具備していて
    前記作動流体路手段によって作動流体の供給・回収に応
    答して前記第三の作動流体チャンバ内を往復動するよう
    にした、ホイルハウスにフランジを形成するためのアク
    チュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記壁手段は、更に、少なくとも第四の分離された長形
    で同軸の作動流体チャンバを画成しており、この作動流
    体チャンバは、前記第一,第二,第三の同軸なボアと同
    軸的に延在しているボアを備えている、ホイルハウスに
    フランジを形成するためのアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記作動流体路手段は、少なくとも部分的に前記長形ロ
    ッドを通じて延在していて、それぞれ前記第一及び第二
    の作動流体チャンバ内で、前記第一及び第二のピストン
    の少なくとも対応側部を連通している、ホイルハウスに
    フランジを形成するためのアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記長形ロッド手段は、前記第一及び第二の作動流体チ
    ャンバに対応する部分に長手方向に間隔を置いて段状の
    逐次縮径部を有している、ホイルハウスにフランジを形
    成するためのアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記第一及び第二のピストンは、等しい外周を有してお
    り、且つ前記第一及び第二のボアを通じて前記ロッド手
    段に接続している、ホイルハウスにフランジを形成する
    ためのアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記壁手段は、第一の長形延在ボアを延在具備し、この
    第一の長形延在ボアの中に滑動自在に係合して前記第一
    及び第二の作動流体チャンバを画成している第一及び第
    二の長形スリーブ又はライナ手段と、前記第一の長形延
    在ボアの中に滑動自在に係合し且つ前記第一及び第二の
    長形スリーブ又はライナ手段の間に介在して前記第一及
    び第二の作動流体チャンバの間の固定分離壁を形成して
    いる中間壁手段とを有しているハウジングを包含してい
    る、ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュ
    エータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記作動流体路手段は、少なくとも部分的に、前記ハウ
    ジングと、前記第一及び第二のスリーブ手段との間に形
    成されていて、前記第一及び第二の作動流体チャンバと
    連通している、ホイルハウスにフランジを形成するため
    のアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の、ホイルハウスにフラ
    ンジを形成するためのアクチュエータにおいて、更に、 前記ハウジングは、第二の長形延在ボアと、この第二の
    長形延在ボア内に滑動自在に係合しており、且つ第一及
    び第二のピストンチャンバを画成している内面を有して
    いる第一及び第二のスリーブ又はライナ手段と、 前記第二の長形延在ボア中に滑動自在に係合し、且つ前
    記第一及び第二のスリーブ又はライナ手段の間に介在し
    て前記第一及び第二のピストンチャンバ間に固定分離壁
    を形成している中間壁手段と、 を有しており、 前記第一及び第二のピストンチャンバはそこに同軸的に
    延在する第一の長形延在ボアを有し、 第二の作動流体路手段が前記第一及び第二のピストンチ
    ャンバと選択的に連通していてピストンチャンバに作動
    流体を供給したりそこから作動流体を回収したりするこ
    とができるようにしてあり、 第二の長形ロッド手段が、前記第一及び第二のピストン
    チャンバの前記同軸的な第一の長形延在ボアを通じて延
    在して、少なくともこれに連設した第一及び第二のピス
    トンを有して、前記第二の作動流体路手段によって作動
    流体が供給・回収されるのに応答して前記第一及び第二
    のピストンチャンバ内でそれぞれ往復動できるようにし
    た、ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュ
    エータ。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の、ホイルハウスにフ
    ランジを形成するためのアクチュエータにおいて、更
    に、 前記壁手段は、前記ハウジングを通じて延在している前
    記長形ボアの反対端部に接続している第一及び第二の端
    部キャップ手段を包含していて、前記長形ボアを、少な
    くとも前記ロッド手段の一端部を前記端部キャップ手段
    の一つを通じて外方に突出させた状態で閉鎖するように
    した、ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチ
    ュエータ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の、ホイルハウスに
    フランジを形成するためのアクチュエータにおいて、更
    に、 少なくとも一つのホイルハウス用ダイス手段が、前記端
    部キャップ手段の一つから外方に突出している前記ロッ
    ド手段の一端部に接続している、ホイルハウスにフラン
    ジを形成するためのアクチュエータ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の、ホイルハウスに
    フランジを形成するためのアクチュエータにおいて、更
    に、 前記ハウジングに接続している対向支持手段を備えてい
    て、そのフランジ形成動作中に前記ハウジング及び前記
    ホイルハウス用ダイス手段を支持するようにしてあり、
    前記対向支持手段は、前記ホイルハウスを間に介入させ
    るように前記ダイス手段と対向する関係に配置できるよ
    うにしてある、ホイルハウスにフランジを形成するため
    のアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の、ホイルハウスに
    フランジを形成するためのアクチュエータにおいて、更
    に、 前記ホイルハウスのフランジを形成しながら、前記ホイ
    ルハウス用ダイス手段の動きを案内する案内手段を有し
    ている、ホイルハウスにフランジを形成するためのアク
    チュエータ。
  14. 【請求項14】 ホイルハウスにフランジを形成するた
    めのアクチュエータにおいて、 同軸的に延在している長形の延在ボアを有していて分離
    した同軸的な第一及び第二の長形作動流体チャンバを画
    成している壁手段を有しており、 この壁手段は、前記長形の延在ボアの中に滑動自在に係
    合して前記第一及び第二の作動流体チャンバを画成して
    いる第一及び第二の長形スリーブ又はライナ手段、及び
    前記長形ボアの中に滑動自在に係合し且つ前記第一及び
    第二の長形スリーブ又はライナ手段の間に介在すること
    により前記第一及び第二の作動流体チャンバの間の固定
    分離壁を形成している中間壁手段とを有しているハウジ
    ングを包含しており、 更に、少なくとも前記第一及び前記第二の作動流体チャ
    ンバと選択的に連通してそれらの長形作動流体チャンバ
    にあるいはそこから作動流体の送給・回収をするための
    作動流体路手段と、 それぞれ前記作動流体路手段によって供給・回収される
    作動流体に応答して前記長形作動流体チャンバ内を往復
    運動するように前記同軸的なボアを通じて延在し、且つ
    少なくとも第一及び第二のピストンを連設具備している
    長形ロッド手段と、 とでなり、 前記長形ロッド手段は、また、前記第一及び第二の作動
    流体チャンバに対応する部分に長手方向に間隔を置いて
    段状の逐次縮径部を有している、ホイルハウスにフラン
    ジを形成するためのアクチュエータ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の、ホイルハウスに
    フランジを形成するためのアクチュエータにおいて、 前記作動流体路手段は、少なくとも部分的に前記長形ロ
    ッド手段内に延在することにより、それぞれ前記第一及
    び前記第二の作動流体チャンバ中の前記第一及び前記第
    二のピストンの対応する側部を連通している、ホイルハ
    ウスにフランジを形成するためのアクチュエータ。
  16. 【請求項16】 ホイルハウスにフランジを形成するた
    めのアクチュエータにおいて、 全長にわたって均等な直径のボアを有する長形ハウジン
    グと、 第一のロッド受けボアを延設してあり前記ハウジングの
    一端部に設けた第一の端部キャップ手段と、 前記第一のロッド受けボアに挿通係合できる第一直径部
    を有しており、且つ長手方向に沿って互いに間隔を置い
    て第一及び第二のショルダ部を有して少なくとも第一及
    び第二の縮径部を画成しており、更に、第一の径は前記
    第一の縮径部より大であると共に、前記第一の縮径部は
    前記第二の縮径部よりも大である長形なロッド手段と、 前記第一のショルダに隣接する前記ロッドの前記第一の
    縮径部と係合できて、前記均等な径のボアより小なる外
    径の第一ピストンと、 前記ハウジングの前記均等な径のボアと係合できる外径
    と前記第一のピストンの前記外径と係合できる内径とを
    有する、第一のシリンダ状スリーブ又はライナ手段と、 前記ハウジングの均等な径のボアと係合できる第一の周
    面、及び前記第一のシリンダ状のスリーブ又はライナ手
    段の内径部に係合できる第二の周面とを有してラジアル
    方向に延出していて、前記ロッド手段の第一の縮径部と
    係合できて前記第一のピストンを第一ピストンチャンバ
    に封入しているボアを有している、中間ピストンチャン
    バ壁と、 前記第二のショルダに隣接している前記ロッド手段にお
    ける第二の縮径部と係合でき、且つ前記ボアの均等な直
    径より小なる外径を有している第二のピストンと、 前記ハウジングの前記均等な直径のボアと係合できる外
    径、及び前記第二のピストンの前記外径と係合できる内
    径を有する第二のシリンダ状スリーブ又はライナ手段
    と、 前記ハウジングの対向する一端部に設けられて第二のロ
    ッド受けボアを延在具備している第二の端部キャップ手
    段と、 でなる、ホイルハウスにフランジを形成するためのアク
    チュエータ。
  17. 【請求項17】 ホイルハウスにフランジを形成するた
    めのアクチュエータの組立て方法であって、 ボアを延在具備しているハウジング手段を配置するステ
    ップと、 ロッド受けボアを有する第一の端部キャップを接続し
    て、ハウジング中の前記ボアを閉鎖するステップと、 第一の端部から第二の端部にかけて延在し長手方向に間
    隔を置いて逐次的に縮径している縮径部を有しているロ
    ッド手段を、前記第一の端部キャップ手段に設けたロッ
    ド受けボアに対して、前記第一及び第二の行程端部間で
    往復動させるように挿通するステップと、 第一のスリーブ又はライナ手段を、前記ハウジングの前
    記ボア内に挿入して前記第一端部キャップ手段に突き合
    わせるステップと、 前記ロッド手段と前記第一のスリーブ又はライナ手段と
    を接合させるために、前記ロッド手段の第一の縮径部に
    接続していて前記ロッド手段を前記第一及び第二の行程
    端部間で往復動するようにした第一のピストンを、前記
    第一のロッド手段上に接続するステップと、 前記第一の端部キャップ,前記第一のスリーブ又はライ
    ナ手段,前記中間壁手段とで画成される第一の作動流体
    チャンバの中に前記第一のピストンを封入するために、
    ラジアル方向に延出している中間壁手段を、前記ロッド
    手段に滑動自在に挿入するステップと、 前記中間壁手段を前記第一及び第二のスリーブ又はライ
    ナ手段の間に介在させるために、前記第二のスリーブ又
    はライナ手段を、前記ハウジングの前記ボアに挿入する
    ステップと、 前記ロッド手段と前記第二のスリーブ又はライナ手段と
    を係合させるために、前記ロッド手段の第二の縮径部に
    接続している第二のピストンを、前記ロッド手段上に接
    続させるステップと、 前記ハウジング中の前記ボアの対向端部の一つを閉鎖す
    るために、第二の端部キャップ手段を前記ハウジングに
    接続するステップと、 からなるホイルハウスにフランジを形成するためのアク
    チュエータの組立て方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載された、ホイルハウ
    スにフランジを形成するためのアクチュエータの組立て
    方法であって、 更に、前記第二のピストンを、前記第二の中間壁手段,
    前記第二のスリーブ又はライナ手段,前記中間壁手段と
    で画成される第二の作動流体チャンバの中に内蔵するた
    めに、ラジアル方向に延出している第二の中間壁手段
    を、前記ロッド手段に滑動自在に挿入するステップを包
    含するホイルハウスにフランジを形成するためのアクチ
    ュエータの組立て方法。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載された、ホイルハウ
    スにフランジを形成するためのアクチュエータの組立て
    方法であって、 更に、第三のピストンを、第三の中間壁手段,第三のス
    リーブ又はライナ手段,第二の中間壁手段とで画成され
    る第三の作動流体チャンバの中に内蔵するために、ラジ
    アル方向に延出している第三の中間壁手段を、前記ロッ
    ド手段に滑動自在に挿入するステップと、 前記第三の中間壁手段を、第三及び第四のスリーブ又は
    ライナ手段の間に介在させるために、第四のピストン
    を、前記ハウジングの前記ボアに挿入するステップと、 前記ロッド手段と前記第四のスリーブ又はライナ手段と
    を係合させるために、前記ロッド手段の第四の縮径部に
    接続している第四のピストンを前記ロッド手段に接続す
    るステップと、を包含する方法で組立てられた、ホイル
    ハウスにフランジを形成するためのアクチュエータの組
    立て方法。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載された、ホイルハウ
    スにフランジを形成するためのアクチュエータの組立て
    方法であって、 更に、第二のボアを延在具備するハウジング手段を配置
    するステップと、 前記ハウジング中の前記第二のボアの一端を閉鎖するた
    めに、ロッド受けボアを延在具備する第一キャップ手段
    を接続するステップと、 第一の端部から第二の端部に延在して長手方向に従って
    間隔を置いて逐次縮径させる縮径部を有する第二のロッ
    ド手段を、前記第一及び第二の行程端部の間で往復動さ
    せるために、前記第一のキャップ手段の前記ロッド受け
    ボアに挿通するステップと、 前記第一のキャップ手段に対して突き合わせるために、
    前記ハウジングの前記第二のボアに第一のスリーブ又は
    ライナ手段を挿入するステップと、 前記第一及び前記第二の行程端部間で前記第二のロッド
    手段と共に往復動するよう前記ロッド手段の第一の縮径
    部に接続している第一のピストンヘッドを、前記第二の
    ロッド手段と前記第一のスリーブ又はライナ手段とを係
    合させるために、前記第二のロッド手段上に接続するス
    テップと、 ラジアル方向に延出している中間板手段を、前記第一の
    キャップ手段,前記第一のスリーブ又はライナ手段,前
    記中間板手段で画成される第一のピストンチャンバの中
    に前記第一のピストンヘッドが封入されるように、前記
    第二のロッド手段に挿入するステップと、 前記第一及び前記第二のスリーブ又はライナ手段の間に
    前記中間板手段を介在させるために、第二のスリーブ又
    はライナ手段を前記ハウジングにおける前記第二のボア
    に挿入するステップと、 前記体にのロッド手段と前記第二のスリーブ又はライナ
    手段とを係合させるために、前記第二のロッド手段の第
    二の縮径部に接続されたピストンヘッドを、前記第二の
    ロッド手段に接続させるステップと、 前記ハウジングにおける前記第二のボアの対向端部を閉
    鎖するために、前記第二のキャップ手段を前記ハウジン
    グ手段に接続するステップと、 を包含する方法で組立てられた、ホイルハウスにフラン
    ジを形成するためのアクチュエータの組立て方法。
JP25437596A 1995-09-29 1996-09-26 ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ及びその組立て方法 Pending JPH09108743A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US53606095A 1995-09-29 1995-09-29
US08/536060 1995-09-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09108743A true JPH09108743A (ja) 1997-04-28

Family

ID=24136964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25437596A Pending JPH09108743A (ja) 1995-09-29 1996-09-26 ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ及びその組立て方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH09108743A (ja)
IT (1) ITMI961989A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7614269B2 (en) 2003-08-19 2009-11-10 Honda Motor Co., Ltd. Method and device for machining flange part of wheel arch
CN102069119A (zh) * 2010-11-01 2011-05-25 蚌埠通达汽车零部件有限公司 汽车油箱箱体折边装置
CN104564897A (zh) * 2014-12-29 2015-04-29 东风汽车公司 集成式驱动对中液压缸

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7614269B2 (en) 2003-08-19 2009-11-10 Honda Motor Co., Ltd. Method and device for machining flange part of wheel arch
CN102069119A (zh) * 2010-11-01 2011-05-25 蚌埠通达汽车零部件有限公司 汽车油箱箱体折边装置
CN104564897A (zh) * 2014-12-29 2015-04-29 东风汽车公司 集成式驱动对中液压缸

Also Published As

Publication number Publication date
ITMI961989A1 (it) 1998-03-30
ITMI961989A0 (it) 1996-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6108896A (en) Process and tool assembly for riveting parts
JP2634384B2 (ja) 車輌のマニホルドの液圧成形方法及び装置
JP4611525B2 (ja) 接近予備ストロークと工具を作動させるための作業用ストロークとを実現するアクチュエータ
US5040278A (en) Power-driven pincer-type tool holder for use in handling apparatuses
JPH09108767A (ja) リベット締め装置及びこの装置の作動方法
EP1100637B1 (en) Device and method for expansion forming
US7100260B2 (en) Programmable apparatus and method for body panel and clinch nut attachment
US5431089A (en) Force generating mechanism
CA2265371A1 (en) Multi-piece hydroforming tool
JPH09108743A (ja) ホイルハウスにフランジを形成するためのアクチュエータ及びその組立て方法
US3393549A (en) Tube machine
US20040144229A1 (en) Adjustable work support
US7370570B2 (en) Fluid pressure cylinder
KR101817135B1 (ko) 차량용 행거 로드 성형장치
JP3720216B2 (ja) プレス型の成形補助装置
WO2000027563A2 (en) Metal forming apparatus and method of use
JPS60115339A (ja) 二輪車用ヘッドパイプの成形装置
CN210358916U (zh) 一种扣压机
GB2305695A (en) Actuator for forming a flange on a wheelhouse
CN116673400B (zh) 一种挡泥板模具
CN213469193U (zh) 滚边头
DE19842104B4 (de) Stanznietverfahren
CN215657650U (zh) 一种螺栓热墩装置
JP3035151U (ja) 中間部に小径軸部を有する棒状部品の圧造成形機
CA2593395C (en) Hydroforming apparatus