JPH09107577A - 通信方法、通信装置及び通信ネットワーク - Google Patents

通信方法、通信装置及び通信ネットワーク

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JPH09107577A
JPH09107577A JP8219657A JP21965796A JPH09107577A JP H09107577 A JPH09107577 A JP H09107577A JP 8219657 A JP8219657 A JP 8219657A JP 21965796 A JP21965796 A JP 21965796A JP H09107577 A JPH09107577 A JP H09107577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御情報のみを管理して単に新たな位置にお
いて機能するのみならず機械の間を移動する際に全ての
状況情報を担う移動体ユーザエージェント及び関連する
ユーザプロセスを実現すること。 【解決手段】 本発明に係るユーザプロセスは、ユーザ
に係る全てのネゴシエーション及び複雑なシグナリング
を処理し、シグナリングトラフィック量を低減する。ユ
ーザプロセス(UP)は移動体端末を擬する。当該UP
は移動体端末及びそのアプリケーションの機能を全て知
っており、また、端末の現時点の状況をも知っている。
複雑なシグナリングプロシージャは、全て、移動体端末
の代理にネゴシエーションタスクを実行するこのユーザ
プロセスにおいて終了する。UPは、通信プリミティブ
類似のメッセージを用いて移動体端末と通信する。短い
通話設定時間を実現するために、UPは移動体ユーザの
移動に合わせて移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体ユーザにパー
ソナル通信サービス(PCS)を提供するネットワーク
に関し、特に、移動体ユーザを代表して移動体ユーザの
代理で複雑なシグナリング機能を実行するネットワーク
ベースエージェントに関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、より進んだパーソナル通信サ
ービス(PCS)により、種々の移動体端末において相
異なった品質を有するマルチメディア通信がユーザに提
供されるようになると期待されている。前述の端末は、
様々な機能を有することになる。特に、複雑なネゴシエ
ーション及びコンパチビリティチェック機構が必要とさ
れる。このため、ユーザ情報を伝達する通信経路が設定
される以前に複数個のメッセージがエンドデバイス間で
交換されることになる。
【0003】サービス保証を実現する大多数の大規模無
線システムにおいては、シグナリングは共有チャネルを
介して実行される。それゆえ、シグナリングチャネルが
混雑すると、そのシステムの多くのユーザに係るパフォ
ーマンスが著しく劣化する。この理由により、貴重な無
線資源を占有する複雑なシグナリングプロシージャを避
けることが望ましい。このことは、前述されたPCS環
境におけるより進んだサービスの提供のために必要とさ
れるものとは矛盾している。
【0004】従って、それぞれが著しく異なった通信メ
ディア、例えば有線及び無線メディア、に接続されてい
る場合にクライアントとサーバとの間に”間接的な”イ
ンタラクションを導入する必要があるということが認識
される。この導入は、無線クライアントが固定ネットワ
ークと通信する際に介在する中間サーバを導入すること
によって実現される。移動体(コンピュータ)端末が限
定された処理能力しか有さない、という事実は、中間サ
ーバの利用を動機付けするもう一つのファクタである。
固定ネットワーク内に存在する中間サーバは、広帯域リ
ンク及び大規模な計算資源に対してアクセスすることが
可能である。これらの特性は、サーバと移動体端末との
間で機能を注意深く分割することによって活用され得
る。この中間サーバが特定の移動体ユーザに割り当てら
れ、その移動体ユーザの代理として機能を実行する場合
には、そのサーバは”ユーザエージェント”と呼称され
る。
【0005】移動体ユーザの代理として機能するエージ
ェントが固定ネットワーク内で必要であることは、従来
技術においても提案されてきている。例えば、G.Y.Liu,
G.Q.Maguire, Jr., "Efficient Mobility Management
Support for Wireless DataServices", in Proc. of 45
th IEEE Vehicular Technology Conference (Chicago,
Illinois, July 1995)においては、ネットワークにおけ
るユーザを代理するパーソナルエージェント(Pエージ
ェント)と移動体フローティングエージェント(MFエ
ージェント)という2タイプのエージェントが提案され
ている。Pエージェントは、ユーザに係るサービスロジ
ック及びサービスデータを全て含み、通信セッションを
制御する。MFエージェントは、リモートロケーション
においてPエージェントによって割り当てられる。MF
エージェントは機能するPエージェントになり、ユーザ
にサービスを提供する。
【0006】ネットワークエージェントの別の例は、N.
Adams, R.Gold, B.Schilit, M.Tsoand R.Want, "An Inf
rared Network for Mobile Computers", in Proceeding
s of the Usenix Mobile and Location-Independent Co
mputing Symposium (August1993)に記載されたParc
Tabネットワークに見られる。ParcTabネット
ワークにおいては、エージェントはその対応するエンド
ユーザに対するリクエストの配信及び移動体の位置がセ
ルから別のセルへと移動した場合の位置の追跡を担って
いる。よって、エージェントは、特定の移動体端末への
ルーティングを管理する、移動体IPスキームにおける
移動体サポートルータと見なすことが可能である。Pa
rcTabにおいて開発された枠組みは、Watson, "App
lication design for wireless computing", in Worksh
op on Mobile Computing Systems and Applications (D
ecember 1994)において用いられており、ネットワーク
プロキシープロセスが接続を実現し、アプリケーション
プログラマインターフェースとして機能する。ここで
は、アプリケーションはプロキシーを介して常に移動体
端末と通信する。
【0007】移動体によって送出された/受信された制
御情報あるいはデータに影響を与えるか否かによってエ
ージェントを区別することが可能である。例えばPar
cTabにおいては、エージェントは移動体へ流れ込む
データを処理する。他の従来技術に係る所謂エージェン
トも、移動体へ流れ込む/移動体から流出されるデータ
に関するマルチプレクシング及びデマルチプレクシング
オペレーションを実行するが、これらのデータ処理はい
ずれもパフォーマンスを著しく低下させる。
【0008】エージェントの移動可能性の問題は重要な
問題であるが、通例、特定のアプリケーションにおける
ニーズに従って解決される。”エージェント”の概念を
用いる多くのシステムは、関与するアプリケーションの
ために固定されたエージェントを仮定することが可能で
ある。例えば、ParcTabネットワークは、屋内オ
ペレーション向けであって部屋の大きさのセルを有する
赤外ネットワークであり、よってエージェントは公知の
位置に割り当てられる。しかしながら、広範囲に亘るシ
グナリングをサポートするためには、固定されたエージ
ェントでは、ほとんどの場合において受容され得ないほ
ど大きな設定遅延をもたらす可能性がある。
【0009】従来技術に係る別のアプリケーションにお
いては、ユーザエージェントを移動可能にする方策が考
慮されてきている。Shilit and D.Duchamp, "Adaptive
Remote Paging for Mobile Computers" (Tech Report T
R CUCS-004-9 1, Dept. of Computer Science, Columbi
a University) においては、移動体端末からのデータペ
ージが、固定ネットワーク内部の機械のメインメモリを
利用する目的で、ネットワーク内にストアされる。デー
タページがユーザの移動に合わせて移動するために、そ
のローディング時間が短く保たれる。G.Y.Liu and G.Q.
Maguire Jr., "A Virtual Distributed System Archite
cture for Supporting Global Distributed Mobile Com
puting" (Tech. Report, Royal Institute of Technolo
gy, TRITA-IT R 9501) においては、移動体ユーザを追
跡するために予測アルゴリズムが組み込まれている。移
動体ユーザがそれらの新たな位置において資源をアクセ
スすることを保証するために、移動体フローティングエ
ージェントが移動体ユーザに近接した位置に配置され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の目
的は、従来技術に係るエージェントの利用を改善するた
めに、制御情報のみを管理して単に新たな位置において
機能するのみならず機械の間を移動する際に全ての状況
情報を担う移動体ユーザエージェント及び関連するユー
ザプロセスを実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
ノード内に存在してPCS環境における移動体端末に対
するエージェントとして機能するユーザプロセスに係る
ものである。本発明に係るユーザプロセスは、ユーザに
係る全てのネゴシエーション及び複雑なシグナリングを
処理し、貴重な無線インターフェースを介して伝達され
なければならないシグナリングトラフィック量を低減す
る。ユーザプロセスは移動体端末を擬する。当該ユーザ
プロセスは移動体端末及びそのアプリケーションの機能
を全て知っており、また、端末の現時点の状況をも知っ
ている。複雑なシグナリングプロシージャは、全て、移
動体端末の代理にネゴシエーションタスクを実行するこ
のユーザプロセスにおいてターミネートされる。ユーザ
プロセスは、通信プリミティブ類似の単純なメッセージ
を用いて移動体端末と通信する。短い通話設定時間を実
現するために、ユーザプロセスは移動体ユーザの移動に
合わせて移動する。
【0012】本明細書においては、本発明に係るユーザ
プロセスを移動させる機構の3つの実施例が記載され
る。”ナイーブ”アプローチは伝送されるべきデータサ
イズを最適化し、オーバーヘッドを低下させる。このア
プローチは、異質な環境に亘って移動する際に柔軟性を
実現する。第二のアプローチである”ターン”アプロー
チは、プログラムの計算量が多く、非同期の移動が本質
的であるような場合に適している。最後のアプローチ
は”Condor”アプローチと呼称され、チェックポ
イントの形態での高い信頼性を実現するが、移動遅延が
大きいという問題点があり、ネットワークプロセッサに
おいて必要となるメモリ量が多い。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、パーソナル通信サービ
ス(PCS)環境における移動体ユーザの代理として機
能するネットワークベースエージェントに係るものであ
る。当該エージェントは、ユーザプロセスと呼称される
が、関連している移動体端末の代わりに通話処理に係る
複雑なシグナリング機能を実行し、貴重な無線インター
フェースを介して伝達されなければならないシグナリン
グトラフィック量を減少させる。通話設定遅延を短くす
るために、ユーザプロセスは移動体端末の移動に合わせ
て移動する。
【0014】前述されているように、ユーザエージェン
トはPCS環境で機能する。図1には、PCSネットワ
ーク例10の配置が簡潔に示されている。図示されてい
るように、各々のネットワーク10は、クラスタ12と
呼称される領域に分割されている。各々のクラスタ12
には、ユーザシグナリングサーバ14、通話サーバ16
及び接続サーバ18が存在している。ユーザシグナリン
グサーバ14は、クラスタ内で機能する移動体端末の代
理であるユーザプロセス20を複数個含んでいる。クラ
スタ12内では、本明細書において移動体端末と呼称さ
れている移動局24がユーザシグナリングサーバ14に
割り当てられている。ユーザプロセス20は、現時点で
移動体端末にサービスを提供している基地局23を介し
てその移動体端末と通信する。ここで、基地局23は、
移動体と無線通信を行なうために、例えばチャネルサー
バ及び無線ポート28を有している。通話サーバ16は
通話のネットワーク状態を管理しており、接続サーバ1
8は、ユーザ情報(音声あるいはデータ)が伝達される
通信経路の設定を担っている。接続サーバ18と基地局
23との間には、複数個のチャネルサーバ25及び例え
ばATM交換機などの交換機17が配置されており、当
業者には自明のことであるが、各々通信経路の設定に関
与している。
【0015】各々のネットワークは、ネットワーク内で
の移動体端末の位置の追跡を担うロケーションサーバ2
2を複数個有している。ロケーションサーバ22は、ク
ラスタに関連しているのではないが、移動体端末のクラ
スタ境界に亘る移動を追跡する。移動体端末は、電源が
投入されると、ロケーションサーバを登録する。クラス
タベースネットワークに係るより詳細な記述は、例え
ば、1994年10月17日付けで出願された"Method
And System For Distributed Control In Wireless Cel
lular And Personal Communication Systems"という表
題の米国特許出願第08/324,427号に見い出さ
れる。
【0016】図2には、移動体端末24の登録手続きが
図示されている。この登録には、移動体端末によって提
供されるプロファイル26が含まれる。このプロファイ
ル26は、ユーザプロセスを生成するために必要とされ
る移動体端末24のコンパチビリティ情報、いかなるア
プリケーションが実行されているか、及び、その他のユ
ーザ固有の情報、が含まれる。ユーザプロファイルデー
タの一例は、セルラユーザが着呼を希望しているか否か
を表わすIS−95のMOB_TERMパラメータであ
る。ロケーションサーバ22は、移動体端末24の現時
点のクラスタを記録する役割、及びユーザシグナリング
サーバ14に移動体端末の代理として機能するユーザプ
ロセスを開始させる役割を担っている。このユーザプロ
セスはユーザプロファイルと共にロードされ、ユーザの
代理として機能する。
【0017】移動体端末の電源が切られる際の同様のフ
ローにおいては、ロケーションサーバが、ユーザシグナ
リングサーバにユーザプロセスの実行を終了するように
指示する。
【0018】ユーザプロセスの機能を例示する目的で、
通話設定に係るシナリオが次に記述される。図3に示さ
れているように、移動体端末24宛の通話がなされる
と、ネットワークはその通話を着呼側移動体端末の代理
として機能しているユーザプロセス20に提供する。着
呼側移動体端末24と発呼側あるいはネットワークとの
間でなされなければならないネゴシエーションあるいは
コンパチビリティチェックがある場合には、それらはユ
ーザプロセスとの更なるやり取りを介してこの通話設定
時点でなされる。ユーザプロセス20は、着呼を決める
と、移動体端末24を呼び出し、その正確な位置、例え
ばクラスタ内の特定の無線ポート28、を決定する。す
なわち、移動体はアイドリング状態においてもクラスタ
の粒度の範囲で追跡されていてその正確な位置が通話設
定時に決定され、このことによって登録数と必要な呼び
出し量との間のトレードオフが最適化される。
【0019】移動体端末24が通話設定を行なおうとす
る場合には、図4に示されているように、ユーザプロセ
ス20に通知し、なにがしかのタイプの通話を要求す
る。ユーザプロセス20はその通話タイプを移動体端末
上で実行されている特定のサービス及びアプリケーショ
ンにマッピングし、通話要求を生成する。移動体端末と
着呼側との間で行われなければならないネゴシエーショ
ンが存在する場合には、それらはユーザプロセスとのイ
ンタラクションを通じて実行される。
【0020】これまでに簡潔に記述されているように、
本発明は、ユーザプロセスの移動可能性管理の問題を、
ユーザプロセスが実質的に移動体ユーザと共に移動する
ことを可能にすることによって取り扱う。移動体端末2
4がクラスタ境界に亘って移動する場合には、それに対
して新たなユーザシグナリングサーバ15がロケーショ
ンサーバ22によって割り当てられる。本発明に従っ
て、ユーザプロセスは現時点のロケーションから新たな
ユーザシグナリングサーバ15へと移動する。ユーザプ
ロセスは、新たに開始されるのではなく移動することが
必要である。なぜなら、ユーザプロセスは、ユーザに係
る保存されなければならない現在の状態を含んでいるか
らである。これらのパラメータには、例えば、ユーザ端
末が現時点でアクティブになっている全ての通話の識別
子等が含まれる。さらに、ユーザプロファイル情報が無
線インターフェースを介して反復してダウンロードされ
ることは望ましくない。無線インターフェースに不必要
な負荷を課するのみならず、ユーザのセキュリティに係
るリスクを増大させることになるからである。
【0021】クラスタ間の移動は管理された事象である
ため、従来技術に係るプロセス移動法の目的であったト
ランスペアレントなプロセス移動は必要とされない。ク
ラスタ間の移動の場合には、プロセスそれ自体が新たな
ロケーションで実行されることを要求する。それゆえ、
プロセスはそれ自体が移動中であることを認識してお
り、移動に係る計画を立案してその援助を行なうことが
可能である。任意のプロセスではなく特定のプロセスが
移動するため、移動しつつあるプロセスに特有の情報の
利用がなされる。例えば、移動しなければならないユー
ザプロセスはオープンされたファイルに係るディスクリ
プタを有さず、いかなる信号をも有さない。よって、本
発明に係る機構は、特定の目的の信号処理あるいはファ
イル処理ルーチンを有する必要がない。
【0022】しかしながら、この場合には、移動は、通
信ロジックがアプリケーションの処理ロジックに強くカ
ップリングされており、よって、移動後にプロセスのた
めの通信チャネルを再設定する手段を実現しなければな
らない、という事実によって複雑になっている。T.Ahma
d, M.Clary, O.Densmore, S.Gadol, A.Keller and R.Pa
ng, "The DIANA approach to mobile computing", Mobi
datajournal, Vol.1,No.1, Nov. 1994,においては、通
信ロジックをアプリケーションの処理ロジックから分離
する新たなアプリケーションアーキテクチャが提案され
ている。この特徴は、移動機構が、通信ロジックではな
く、処理ロジックに固有のコンポーネントのみの移動を
取り扱う必要がある場合に、特に魅力的である。
【0023】移動プロセスに係る種々のステップが図5
に示されている。(元のもの14とターゲットのもの1
5の)ユーザシグナリングサーバは、相異なったクラス
タ内の相異なった2つのノードに存在している。移動体
局24は、クラスタを変更する場合には、レジストレー
ションメッセージをロケーションサーバ22宛に生成す
る。ロケーションサーバ22は、ターゲットのユーザシ
グナリングサーバ15に通知してプロセスを移動させる
(移動メッセージ)。ターゲットユーザシグナリングサ
ーバは元のユーザシグナリングサーバ14と通信し、元
のユーザシグナリングサーバ14は、例えば全てのデー
タ及びスタックページ、ユーザの状態、及び全てのユー
ザプロファイル情報等のユーザプロセス20に関連する
全ての情報をターゲットユーザシグナリングサーバ15
に転送する。元のユーザシグナリングサーバ14は、移
動がなされている間に当該ユーザプロセス宛に到達する
全てのメッセージをバッファするために、ユーザプロセ
スの代わりにスタブプロセスを管理する。新たなユーザ
プロセス21は、元のユーザシグナリングサーバ14に
位置するスタブプロセスに対してバッファされた全ての
メッセージを要求し、その後に通常の処理を再開する。
スタブプロセスは、アイドリング時間が経過した後に終
了する。
【0024】ユーザプロセスをネットワーク内で管理し
かつ移動することにより、無線によるシグナリングトラ
フィックの減少と通話設定時間の短縮という2つの主要
な利点が導かれる。共有されている無線シグナリングチ
ャネルを介して生成されるシグナリングトラフィック量
の低減の利点は、ユーザプロセスをネットワーク内で管
理することによる。図3及び図4において明らかなよう
に、通話設定に関しては移動体端末24とユーザプロセ
ス20との間でやり取りされる必要があるメッセージは
ほとんどない。その代わり、ユーザプロセスとネットワ
ーク内の他のユーザあるいはサービスとの間で大量のシ
グナリングメッセージが交換される。加えて、ユーザプ
ロセスが着呼を望まない場合には、ユーザ端末の呼び出
しもなされない。このことにより、ネットワーク内で必
要とされる呼び出しトラフィックの量(これは公知のボ
トルネックである)が低減される。通話設定時間の短縮
は、ユーザプロセスが移動体端末近傍に存在していると
いう事実による。
【0025】別のアプローチは、ユーザプロセスを、そ
れがパワーアップレジストレーションの間に生成された
ユーザシグナリングサーバ内につなぎ留めて(anch
or)おくことである。ユーザが移動すると、無線ポー
トがつなぎ留められたユーザプロセスの位置で更新され
る。このことにより、移動体端末の新たな無線ポート
が、移動体内で生成された通話要求あるいは他のメッセ
ージを適切なユーザプロセス宛に送出することが可能に
なる。同様に、移動体が移動体追跡用に用いられるクラ
スタを変更する際には、ユーザプロセスは新たな呼び出
しエリアデータで更新される必要があり、そのことによ
って着呼伝達目的で移動体を呼び出すことが可能にな
る。欠点は、移動体がそのユーザエージェント(UP)
が位置するユーザシグナリングサーバから遠くに移動し
てしまう可能性があるために、シグナリングメッセージ
が複数回転送されることになり、通話設定時間が増大す
る可能性があることである。
【0026】図11は、無線ポート28が任意のシグナ
リングサーバ14と通信することを可能にするために用
いられる2つの方式を示した図である。第一の方式は、
コネクションレスデータグラムルータ13を介したもの
である。この場合には、移動体端末24が最初の無線ポ
ートから新たな無線ポート11へ移動すると、クラスタ
内の他の無線ポートが新たなユーザシグナリングサーバ
のデータグラムアドレスで更新される。
【0027】第二の方式においては、非同期転送モード
(ATM)仮想チャネル接続15、17等の接続指向シ
グナリングリンクが、無線ポートからユーザシグナリン
グサーバへ用いられる。これらのシグナリングリンク
は、予め設定されているかあるいはユーザの移動に合わ
せて設定される。コネクションレスアプローチの利点
は、無線ポート更新が接続設定手続きよりも単純である
ことである。他方、接続指向シグナリングは、通常、デ
ータグラムルータを介したシグナリングよりも高速であ
る。
【0028】いずれの事象においても、ユーザプロセス
の移動を解析する際には、ユーザプロセスに係る可能な
インプリメンテーションを正当化する目的で、関連した
オーバーヘッドコストが解析される。シグナリング負荷
を考慮する際には、ローカルエリアの外側へ伝達されな
ければならず、そのために長距離あるいはクロスネット
ワークシグナリング回線を混雑させることになるシグナ
リングメッセージに最も関心がある。
【0029】ユーザによるクラスタの変更と共にユーザ
プロセスを移動させるという提案は、ユーザプロセスを
移動させることによって被るオーバーヘッドが移動手続
きそのものであるということを意味している。図2から
図4に示されているように、ユーザプロセスの移動に起
因する登録手続きあるいは通話制御に関連する、余分な
シグナリングオーバーヘッドは存在しない。
【0030】図5に示されたクラスタ変更の流れは、移
動及び移動終了コマンドが、ロケーションサーバが移動
体ユーザが位置するクラスタとは独立に位置している場
合に、長距離シグナリング回線上を伝達されなければな
らないことを示している。図5における転送コマンド
は、2つの隣接するクラスタ間でのメッセージ交換を必
要とする。それゆえ、ユーザプロセスの移動に関連する
長距離シグナリングオーバーヘッドは、ユーザシグナリ
ングサーバとロケーションサーバとの間での移動/移動
終了メッセージの交換に限定される。これらのメッセー
ジは、およそ150バイト程度である。
【0031】移動に係るオーバーヘッドを推定するため
に、以下、PCSネットワークの特性に関して表1にま
とめられている一般的な仮定を利用する。
【表1】 端末の移動方向が[0,2π]の範囲で一様に分布して
いることを仮定し、例えばR.Thomas, H.Gilbert and G.
Mazziotto, "Influence of mobile station on the per
formance of a Radio Mobile cellular network", Pro
c. of 3rd NordicSem., paper 9.4, Copenhagen, Denma
rk (1988.9)に記載されている液体流易動度(flui
d flow mobility)モデルを用いると、
移動体がセルラ境界を横断するレートは R=ρvL/π で与えられる。
【0032】表1に与えられた値を用いると、単一のク
ラスタは毎秒5.85回の境界横断を経験することにな
る。ネットワーク内に128個のクラスタが存在するこ
とを考えると、本発明に係る方法は、ネットワーク全体
で900Kbpsの長距離シグナリングオーバーヘッド
を負うことになる。これは、クラスタ当たりでは7Kb
psに相当する。よって、より速い接続設定を可能にす
るためにユーザプロセスを移動させることによって負わ
なければならないオーバーヘッドは重要なトレードオフ
になる。
【0033】プロセス移動に係る方式を選択する際には
幾つか考慮すべき点が存在する。第一に、プロセスをあ
るノードから別のノードへ移動させる際の遅延はできる
限り小さいことが要求される。これは、ユーザプロセス
がその移動の際にはメッセージの処理を全く行なわない
からであり、よって、移動するために必要となる時間
は、メッセージが移動中にたまたま元のロケーションに
おいてキューに入れられた場合の通話設定遅延として明
白となる。他方、移動の開始に係る遅延は大きな問題で
はない。なぜなら、ユーザプロセスは、移動が開始され
ることを待機している間はアクティブのままであるから
である。動作環境の柔軟性も問題であり、このことによ
って特定目的のオペレーティングシステムを必要とする
いくつかの方式が除外される。
【0034】これらの要求を考慮して、本発明に係る3
つの相異なった実施例が考察される。これらは、全て必
要とされる柔軟性を実現しているものである。相異なっ
た負荷(ここでは移動プロセスのデータサイズである)
に対する移動速度の観点からの性能比較がなされる。そ
れぞれの場合において、全てのノードがユーザプロセス
の実行コードを有していることが仮定される。このこと
によって、移動元のノードから移動先のノードへと転送
されなければならない情報量が低減され、移動遅延が低
減されるからである。
【0035】考察されるアプローチ、すなわちCond
orアプローチ、TERNアプローチ、及びNAIVE
アプローチは、オペレーティングシステムの内部へのア
クセスを必要としないため、オペレーティング環境とい
う意味でフレキシブルである。Condorアプローチ
は、全てユーザレベルで実行され得る。TERNアプロ
ーチにおける唯一の必要事項は、TERNアプローチが
システムのカーネル仮想メモリにアクセスすることが可
能でなければならない、ということである。NAIVE
アプローチは、プロセスが、その変数をセーブして移動
の後に再読み出しすることによって、移動それ自体を管
理することが可能であることを必要とする。
【0036】大部分の移動方式は、例えばソケットシス
テム呼び出し等の通信に係るシステム呼び出しを扱わな
い。なぜなら、トランジット(転送)メッセージの形態
におけるヒドゥンステート(hidden stat
e)の問題があるからである。本明細書に記載されてい
る方式においては、全てのトランジットメッセージが移
動後にプロセス宛に順次伝達されることを必要とするの
みであり、マシンA内のユーザプロセス宛として企図さ
れたメッセージが、当該ユーザプロセスがマシンBに移
動した後に当該ユーザプロセス宛に実際に伝達されたか
否かには関与しない。メッセージのリダイレクションの
問題は、移動体IP機構において直面した問題と同様の
ものである。移動体IP機構の場合には、移動体局が移
動する場合にパケットが新たなアドレスにおける当該移
動体局に到達することを保証することが必要である。本
発明に係る方法においては、移動フェーズの間に到達す
るあらゆるメッセージをストアするテンポラリスタブが
生成され、ストアされたメッセージは移動したプロセス
が安定した後に転送される。
【0037】ユーザプロセス移動方式の第一の望ましい
実施例は、Condor移動システムに基づくものであ
る。Condor移動システムは、M.Litzkow and M.So
lomon, "Supproting checkpointing and process migra
tion outside the Unix Kernel", in Usenix Winter Co
nference, San Francisco, California(1992)及びM.J.L
itzkow, M.Livny andM.W.Mutka, "Condor - A Hunter o
f Idle Workstations", 8th International Conference
on Distributed Computing Systems, San Jose, Calif
ornia(1988.6)に記載されている。Condorシステ
ムはプロセス移動を完全にユーザレベルでサポートし、
UNIXプラットフォーム上でインプリメントされてい
る。この技法の中心となるのは、チェックポインティン
グのノーテーションである。プロセスはあるマシン上で
チェックポイントされ、別のマシン上で再開される。プ
ロセスに関する限り、移動は、元のマシンでは信号とs
etjmp呼び出しの到達のように見え、新たなマシン
ではlongjmp呼び出しからの復帰のように見え
る。
【0038】Condorアプローチの背景にある基本
的な考え方は、元のユーザプロセスのメモリのコアをダ
ンプして、新たなロケーションにおいてそのプロセスを
再生成することである。言い換えれば、メモリ内にある
全てを転送し、その後にユーザプロセスが開始される。
図7には、本発明に従ったユーザプロセス20の実施例
が示されている。図示されているように、ユーザプロセ
ス20は2つの主要部、コア40とエグゼキュータブル
42とを有している。コア40は、ユーザ領域44、ス
タック46及びデータストレージ48を有している。エ
グゼキュータブル42は、テキスト50、初期化された
データ52及びシンボル/デバッグ情報54を有してい
る。前述されているように、Condorアプローチは
本質的にユーザプロセスをあるマシンから別のマシンへ
とチェックポイントする。新たなマシン(すなわちユー
ザシグナリングサーバ)においてチェックポイントされ
る新たなユーザプロセス21は、スタック46、シンボ
ル/デバッグ情報54、初期化されたデータ52及びテ
キスト50を含んでいる。
【0039】移動体局がクラスタを変更した後にユーザ
プロセスを移動させるCondorアプローチのインプ
リメンテーションに関与するステップは、図8の流れ図
に示されているようにまとめられており、以下のように
なる: 1.ユーザシグナリングサーバ(USS)がユーザプロ
セス宛にSIGTSTP信号を送出する(110)。 2.ユーザプロセスが、元のユーザプロセス宛に送出さ
れたメッセージをバッファする子スタブプロセスをフォ
ークオフする(120)。 3.親ユーザプロセスがsetjmpを実行して重要な
レジスタ(PC、SP等)をバッファにセーブし、コア
をダンプし、終了する(130)。 4.USSが情報(データ及びスタックページ)をコア
からターゲットUSS宛に転送する(140)。 5.ターゲットUSSがそのノードに存在するエグゼキ
ュータブル内のテキストセグメント、元のUSSから受
信したスタック及びデータセグメントを用いて新たなユ
ーザプロセスを生成する(140)。 6.ユーザセグメントが通信チャネルを設定する。 7.ユーザプロセスがスタブプロセス宛にREADYメ
ッセージを送出し、それまでにバッファされた全ての未
決メッセージを受信する(150)。 8.ユーザプロセスがlongjmpを実行し、先に中
断したところからの実行を継続する。
【0040】これらの全てのステップがユーザレベルで
実現されることに留意されたい。生成された新たなユー
ザプロセスはチェックポイントファイルであって、マシ
ンあるいはネットワークがクラッシュした場合には後に
参照され得る。Condorは汎用機構であるため、移
動は非同期で開始される、すなわち、プロセスはコード
のいずれのポイントにおいても停止されて移動させられ
ることが可能であり、移動要求に迅速に応答することが
可能である。
【0041】本発明に係る移動方式の第二の望ましい実
施例はTERNに基づくものである。TERNはトラン
スペアレントなプロセス移動機構であり、M.Kannan, "T
ERN- migration mechanism and the communication lay
er", B.Tech project report, Dept. of Computer Scie
nce, IIT Madras, 1992及びK.G.Venkatasubramanian, "
Preprocessing and Run-Time System Call support for
TERN", B.Tech project report, Dept. of Computer S
cience, IIT Madras, 1992に記載されている。Cond
orとは異なり、この方式においてはチェックポイント
ファイルは生成されない。この方式は、実行されている
プロセスのプロセスデータ及びスタックサイズなどの情
報を必要とする。このことによってカーネル仮想メモリ
へのアクセスが必要となるが、通常これは一般ユーザに
は制限されている。このアクセス要求は、ユーザシグナ
リングサーバがネットワークノード内に存在していて限
定されたサービス環境にあるために問題にならない。
【0042】図9には、本方式に従った移動アプローチ
の実施例が示されている。ユーザプロセス20はソース
ノード70及びデスティネーションノード72に含まれ
ている。各々のユーザプロセスのアドレス空間には、テ
キストセグメント74、データセグメント76及びスタ
ックセグメント78が含まれている。TERNにおいて
は、スタック及びデータページ76、78がユーザプロ
セスの仮想アドレス空間から直接コピーされる。TER
Nの背景にある基本的な考え方は、デスティネーション
においてプロセスを開始し、スタック及びデータページ
を適切な仮想アドレス空間にコピーすることである。よ
って、コアのダンプは不要であり、以下に示されている
ようにより高い効率が実現される。TERNはCond
orと同様に汎用機構であり、移動は非同期で開始され
ることが可能で、移動要求に迅速に応答することができ
る。
【0043】TERNを用いたユーザプロセス移動に関
与するステップは図10の流れ図にまとめられており、
以下のようになる: 1.ソースノードのユーザシグナリングサーバ(US
S)がユーザプロセスを停止し、そのプロセスの引数及
び環境をターゲットUSSに転送する(210)。 2.USSがあらゆる着信メッセージをバッファする目
的でスタブプロセスを設定する(210)。 3.ターゲットノードのUSSが、ソースUSSから得
た引数及び環境を用いて新たなユーザプロセスを実行す
る(220)。 4.ソースノードのUSSが移動するプロセスのデータ
及びスタックサイズを計算し、その情報をターゲットU
SS宛に転送する。ターゲットUSSは、新たなユーザ
プロセスがそのスタック及びデータページを適切に拡張
することを保証する(220)。 5.データページが転送され、ターゲットシグナリング
サーバ上で実行されているユーザプロセスの仮想アドレ
ス空間上に書き込まれる(230)。 6.スタックページが転送されて書き込まれる(23
0)。 7.ユーザプロセスが通信チャネルを設定する。 8.ユーザプロセスがスタブプロセス宛にREADYメ
ッセージを送出し、バッファされた全ての未決メッセー
ジを受信する(240)。 9.レジスタの内容が転送され、新たなユーザプロセス
が、先に中断されたところから再開される(250)。
【0044】前述されているように、このプロセス移動
に係る要求事項と他のプロセス移動機構に係る要求事項
との主要な差異の一つは、先験的にどのプロセスが移動
する予定であるかが知られているということである。よ
って、汎用移動機構は不要であり、効率を挙げるために
は必要な論理変数のみの転送を行なうだけでよい。本発
明の第三の望ましい実施例として提供される第三のアプ
ローチは、NAIVEアプローチと呼称されるユーザプ
ロセス移動方式を利用する。それに関与するステップは
図12にまとめられており、以下のようなものである: 1.ターゲットノードのユーザシグナリングサーバが新
たなユーザプロセスを実行する(310)。 2.元のユーザプロセスが新たなユーザプロセスとの接
続を設定する(320)。 3.元のユーザプロセスが移動されるべき変数全てを含
むデータストラクチャを転送する(330)。 4.新たなユーザプロセスが通信チャネルを設定する
(340)。 5.元のユーザプロセスがスタブプロセスになり、新た
なユーザプロセス宛にあらゆるメッセージを転送する
(350)。 6.新たなユーザプロセスが処理を再開する(36
0)。
【0045】この際、移動に関して重要な変数は適切な
データストラクチャ内に配置され、ユーザプロセスコー
ドの修正が移動機構に対して最小の効果しか与えないよ
うにされる。移動されるべき変数の例としては、通話接
続及び移動体の状態に係るパパラメータが含まれる。通
話接続に固有の関連するデータには、例えば接続のタイ
プ、ユーザ数、ユーザの識別、通話タイプ、通話転送及
び移動体局が着呼するか否かが含まれる。移動体の状態
に固有の情報には、例えば端末の識別、どのアプリケー
ションが実行されているか(例えばXサーバが実行され
ている)、コンパチビリティチェック(例えばビデオカ
ード)等が含まれる。
【0046】NAIVEアプローチとTERN及びCo
ndorアプローチとの間には2つの主要な差異が存在
することに留意されたい。NAIVEアプローチにおい
ては、移動手続きはプログラムロジックに近密に関連し
ており、それゆえNAIVEアプローチにおいてはユー
ザプロセスはどの情報が転送されるかを決定することが
可能であって移動手続きの効率を著しく向上させること
が可能である。例えば、移動体局がアイドリング状態に
ある場合には、その移動体局がアクティブ状態にある場
合よりもはるかに少ない量の情報のみが転送されればよ
い。このような場合にはユーザプロセスはプログラムロ
ジックの一部として決定を行ない、転送される必要があ
るデータの量を調節する。他方、TERN及びCond
orアプローチにおいては、移動手続きはプログラムロ
ジックとは独立である。さらに、NAIVEアプローチ
においては、移動はコード内のある種のポイントにおい
てのみ、すなわち重要な変数が全て安定化されてセーブ
された後に開始されるが、TERN及びCondorア
プローチにおいては移動プロセスは非同期で開始され
る。
【0047】表2は、3つのプロセス移動機構のまとめ
を、プロセス移動機構において一般に魅力的と思われる
特性と関係付けて示したものである。
【表2】 NAIVEアプローチは欠点となりうるものを2つ有し
ている。第一に、このアプローチはプログラムロジック
とは独立ではない。しかしながら、このことは本発明の
実施を過度に複雑化するものではない。加えて、この依
存性のために、移動の間に転送されなければならないデ
ータ量を最適化することが可能になる。第二は、プロセ
ス移動が非同期で開始され得ないということである。前
述されているように、このことは本発明の実施に関して
は問題ではない。なぜなら、移動の開始を待機している
間はユーザプロセスはアクティブであり、移動が開始さ
れた後に終了するまでにかかる時間は重要視していない
からである。
【0048】TERN及びCondorアプローチは欠
点となりうるものを2つ有している。第一に、転送され
なければならないデータ量は最適化され得ない。さら
に、いずれのアプローチとも、異種のシステムに亘って
は機能しない。Condorアプローチはさらに欠点を
有している。Condorアプローチにおいては、プロ
セス移動の間にコアのダンプを実現するために、ユーザ
シグナリングサーバ上に大量のメモリが必要になる。
【0049】以下、これらの方式のバイトあたりのコス
トと移動自体の性能に関連する問題点が調べられる。前
述されているように、最重要要求事項の一つはプロセス
移動に関連して負わなければならない遅延が短いことで
ある。よって、これら3つの方法の各々に関して移動に
必要な時間が測定された。明らかに、この時間はユーザ
シグナリングサーバ間で転送されなければならない情報
量に依存する。
【0050】議論された3つの方式はUNIXプラット
フォーム上にインプリメントされた。代表的なデータ点
が、プロセスを相異なったイーサネットローカルエリア
ネットワーク(LAN)上に位置する2つのマシン間で
移動させることによって得られた。データサイズは1k
バイトから1Mバイトまで可変され、3つのアプローチ
の各々において移動に必要となる時間が測定された。3
つの方式は、予想されるように、データサイズで直線的
に変化した。しかしながら、バイトあたりのオーバーヘ
ッドは各々のアプローチで異なり、全体としてのシステ
ム性能に重大な影響を与えた。
【0051】図6から明らかなように、TERN及びN
AIVEアプローチはバイトあたりのコストが低く、デ
ータサイズと共に増大していく。TERNアプローチ
は、Condorアプローチよりも、プロセスの仮想ア
ドレス空間に直接書き込むことが実行可能ファイルファ
イルへの読み書きよりもより低コストであるために、性
能が良好である。
【0052】実際のシステムの性能に係るキーポイント
はユーザプロセスのデータサイズであり、そのうちのど
の位の量が移動に関して重要であるかということであ
る。ここで考察しているユーザプロセスのインプリメン
テーションにおいては、データサイズはおよそ72kバ
イトであって、これはTERNアプローチを用いた場合
に移動されなければならないものである。このサイズ
は、UNIXプラットフォーム上で移動する際に平均7
50ミリ秒を必要とする。NAIVEアプローチの場合
には、プロファイルサイズ及びユーザが通話をしている
か否かに依存して、移動されるべきデータサイズを45
から100バイトの範囲に最適化することが可能であっ
た。この場合には、平均で150ミリ秒が移動の際に必
要であった。このことは、NAIVEアプローチを用い
た場合に転送されるべきデータ量を最適化することが可
能であることの利点を示している。
【0053】この差は、ユーザプロセスが複数のプロト
コルレイヤー及びライブラリから構成されているという
事実によるものである。NAIVEアプローチを用いる
場合には、ユーザプロセスは”安定”状態にある場合に
のみ移動する。この状態は、より低いレイヤーのデータ
エレメントが移動に関連する限り必然ではない状態であ
る。このことにより、前述されているように移動の開始
が遅れるが、ここで考慮されているアプリケーションで
は問題ではない。
【0054】TERNアプローチは、ユーザプロセス
が、ここで考察されているシステムよりもより多数の処
理示強実体に発展している場合に有効な方法である。例
えば、ユーザエージェントがエンドデバイスとの間で交
換されつつあるデータを処理する場合には、移動される
べき少数の変数からなる組を明確に分離することが可能
ではない場合がある。他方、Condorアプローチ
は、信頼性に係るチェックポインティングあるいは他の
理由が必要とされる場合にのみ魅力的である。
【0055】以上、ユーザプロセスの移動機構に係る3
つの実施例が記述されてきた。NAIVEアプローチ
が、転送されるべきデータサイズ量が最適化されること
が可能であってオーバーヘッドが小さい、という点で最
も有用であるように思える。このアプローチは、異種環
境に亘る移動の際にもフレキシビリティを有している。
第二の方式として考えられるTERNアプローチは、プ
ログラムが大量の計算を行ない、かつ、非同期での移動
が不可欠である場合に有用である。最後に考慮されるべ
きアプローチであるCondorアプローチは、チェッ
クポインティングの形態を有する高い信頼性を実現する
が、移動に係る遅延が大きく、ネットワークプロセッサ
に対して大量のメモリを要求する。
【0056】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0057】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ネ
ットワークノード内に存在してPCS環境における移動
体端末に対するエージェントとして機能するユーザプロ
セスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動ユーザエージェントが用いら
れるネットワークの望ましい実施例の一例を示す図。
【図2】移動体端末に最初に電源が投入された場合のパ
ワーアップレジストレーションプロシージャを示す図。
【図3】着呼の際に本発明に係るユーザプロセスによっ
てなされるステップを示す図。
【図4】発呼の際に本発明に係るユーザプロセスによっ
てなされるステップを示す図。
【図5】クラスタ変更の際に本発明に係るユーザプロセ
スによってなされるステップを示す図。
【図6】本発明に係る移動ユーザエージェントの3つの
望ましい実施例のパフォーマンスを示す図。
【図7】第一の望ましい移動方式の実施例を示す図。
【図8】図7に示された移動方式に係る流れ図。
【図9】第二の望ましい移動方式の実施例を示す図。
【図10】図9に示された移動方式に係る流れ図。
【図11】前記ネットワーク内における無線ポートがあ
らゆるユーザシグナリングサーバと通信することを可能
にする2つの方式を示す図。
【図12】第三の望ましい移動方式に係る流れ図。
【符号の説明】
10 PCSネットワーク例 12 クラスタ 14 ユーザシグナリングサーバ 15 ターゲットユーザシグナリングサーバ 16 通話サーバ 17 ATM交換機 18 接続サーバ 20、21 ユーザプロセス 22 ロケーションサーバ 23 基地局 24 移動体端末 25 チャネルサーバ 28 無線ポート 40 コア 42 エグゼキュータブル 44 ユーザ領域 46 スタック領域 48 データ領域 50 テキスト 52 初期化済みデータ 54 シンボル及びデバッグ情報 70 ソースノード 72 デスティネーションノード 74 テキストセグメント 76 データセグメント 78 スタックセグメント 11 無線ポート 13 データグラムルータ 15、17 交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラマチャンドラン ラムジー アメリカ合衆国,07733 ニュージャージ ー,マタワン,ファーン レイン 2 (72)発明者 マラティー ヴィーララガヴァン アメリカ合衆国,07716 ニュージャージ ー,アトランティック ハイランズ,シア ーズ アヴェニュー 199

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークにおける通話処理方法
    において、前記ネットワークは無線通信に対して適応さ
    れた移動体局を有しており、前記方法が、 (A)移動体局を前記ネットワーク内で登録する段階
    と、 この際、前記ネットワーク内のシグナリングサーバにお
    ける前記移動体局の登録に応答して個別のユーザエージ
    ェントが設定され、前記ユーザエージェントは前記移動
    体局に関連していてその動作プロファイルを有してい
    る、 (B)前記移動体局の代理の前記シグナリングサーバに
    おいて前記通信ネットワークの無線インターフェースを
    介したシグナリング負荷を低減するために通話処理機能
    を取り扱う目的で前記ユーザエージェントを前記動作プ
    ロファイルと共に利用する段階と、を有することを特徴
    とする通信方法。
  2. 【請求項2】 (C)前記移動体局の前記ネットワーク
    の第一領域から前記ネットワークの第二領域への移動に
    応答して前記ユーザエージェントを前記第一領域内の第
    一ユーザシグナリングサーバから前記第二領域内の第二
    ユーザシグナリングサーバへと移動させる段階を更に有
    することを特徴とする請求項第1項に記載の通信方法。
  3. 【請求項3】 移動体局及びユーザシグナリングサーバ
    の各々がクラスタに関連付けられており、前記方法が、 (D)前記移動体局が相異なったターゲットクラスタへ
    移動する際に前記ユーザエージェントを前記ターゲット
    クラスタ内のターゲットユーザシグナリングサーバへ移
    動する段階と、 ここで、前記ユーザエージェントの動作パラメータは前
    記移動体局に近接した新たなロケーションにおける利用
    のために保存されており、そのことによって通話設定時
    間が低減されるを更に有することを特徴とする請求項第
    1項に記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザエージェントの動作パラメー
    タが前記移動体局に近接した新たなロケーションにおけ
    る利用のために保存されていることを特徴とする請求項
    第2項に記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザプロセスが前記ユーザシグナ
    リングサーバにつなぎ留められている(anchore
    d)ことを特徴とする請求項第1項に記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 前記ネットワークが前記移動体局との無
    線通信を可能にする単一あるいは複数個の無線ポートを
    有しており、前記方法が、 (E)前記ユーザエージェントに関連している前記移動
    体局が移動するに連れて前記無線ポートを前記ユーザエ
    ージェントの位置で更新する段階を更に有することを特
    徴とする請求項第5項に記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 前記ネットワークが前記移動体局との無
    線通信を可能にする単一あるいは複数個の無線ポートを
    有しており、前記無線ポートと前記ユーザエージェント
    が存在するユーザシグナリングサーバとの間のシグナリ
    ングリンクが前記移動体局が前記ネットワーク全体に亘
    って移動する際に設定されることを特徴とする請求項第
    5項に記載の通信方法。
  8. 【請求項8】 前記ネットワークが前記ネットワーク内
    での移動体局の位置を追跡する少なくとも一つのロケー
    ションサーバを有しており、前記方法が、 (F)クラスタ変更に際して前記移動体局から前記ロケ
    ーションサーバ宛に登録メッセージを生成する段階と、 ここで、前記ロケーションサーバは前記ターゲットユー
    ザシグナリングサーバ宛に前記移動体局の前記ユーザエ
    ージェントを移動させるように信号を出す、を更に有す
    ることを特徴とする請求項第3項に記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 (G)前記ターゲットユーザシグナリン
    グサーバにおいてユーザエージェントプロファイルパラ
    メータを要求して前記第一ユーザシグナリングサーバか
    ら受信する段階を更に有することを特徴とする請求項第
    8項に記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 (H)移動の間に前記ユーザエージェ
    ントの代わりに前記ユーザエージェント宛のメッセージ
    をバッファするように機能するスタブプロセスを前記第
    一ユーザシグナリングサーバにおいて管理する段階を更
    に有することを特徴とする請求項第2項に記載の通信方
    法。
  11. 【請求項11】 前記スタブプロセスが、所定のアイド
    リングタイムアウト時間の後に終了することを特徴とす
    る請求項第10項に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記ユーザエージェントが前記第二ユ
    ーザシグナリングサーバに位置させられた後に前記スタ
    ブプロセスに対してバッファされた情報を要求し、その
    後に前記エージェントによる通常の処理が再開されるこ
    とを特徴とする請求項第10項に記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記ユーザエージェントが前記移動体
    局の現時点での状態に関して更新され、前記通話処理機
    能が通話受容及び拒否及びデータ伝送のコンパチビリテ
    ィチェックを含むことを特徴とする請求項第2項に記載
    の通信方法。
  14. 【請求項14】 前記ユーザエージェントがユーザプロ
    セスであって、 前記(C)移動段階が、さらに、 (C1)前記第二ユーザシグナリングサーバにおいて新
    たなユーザプロセスを実行する段階と、 (C2)前記第一ユーザシグナリングサーバにおける直
    前のユーザプロセスと前記新たなユーザプロセスとの間
    の通信接続を設定する段階と、 (C3)前記直前のユーザプロセスから移動変数を含む
    データストラクチャを転送する段階と、 (C4)前記新たなユーザプロセスにおいて通信チャネ
    ルを設定する段階と、前記直前のプロセスをスタブプロ
    セスとして管理する段階と、 (C5)移動の間に受信されたメッセージを前記新たな
    ユーザプロセス宛に転送する段階と、を有することを特
    徴とする請求項第2項に記載の通信方法。
  15. 【請求項15】 前記データストラクチャが前記移動体
    局の通話及び接続データ及び現時点での状況に係るデー
    タエレメントを含むことを特徴とする請求項第14項に
    記載の通信方法。
  16. 【請求項16】 前記通話接続データが、ユーザ数、ユ
    ーザ識別、通話タイプ、通話転送及び移動体通話終了状
    況とからなるグループから選択されることを特徴とする
    請求項第15項に記載の通信方法。
  17. 【請求項17】 前記移動体端末の前記現時点での状況
    に係るデータエレメントがコンパチビリティチェック手
    続き及び前記移動体局で実行されているアプリケーショ
    ンを含むことを特徴とする請求項第15項に記載の通信
    方法。
  18. 【請求項18】 前記ユーザエージェントがユーザプロ
    セスであって、前記移動方法が、さらに、 (I)新たなユーザプロセスを前記ターゲットユーザシ
    グナリングサーバにおいて開始する段階と、 (J)スタック及びデータページを前記ターゲットユー
    ザシグナリングサーバにコピーする段階と、 これによって、前記新たなユーザプロセスが動作を開始
    する、を更に有することを特徴とする請求項第3項に記
    載の通信方法。
  19. 【請求項19】 前記ユーザエージェントがユーザプロ
    セスであり、 前記(C)移動段階が、 (C1)ソースノードにおける前記第一ユーザシグナリ
    ングサーバ上の第一ユーザプロセスを停止させてそのデ
    ータレジスタ内容をセーブする段階と、 (C2)前記第一ユーザプロセスの引数及び環境を前記
    サーバユーザシグナリングサーバ宛に転送する段階と、 (C3)前記第一ユーザプロセスへの着信メッセージを
    バッファするスタブプロセスを生成する段階と、 (C4)前記第二ユーザシグナリングサーバのターゲッ
    トノードにおいて新たなユーザプロセスを前記ソースノ
    ードの前記ユーザシグナリングサーバから得た前記引数
    及び環境を用いて実行する段階と、 (C5)前記ソースノードの前記第一ユーザシグナリン
    グサーバにおいて前記第一ユーザプロセスの移動に係る
    データ及びスタックサイズを計算する段階と、 (C6)前記データスタックサイズを前記ターゲットユ
    ーザシグナリングサーバ宛に転送する段階と、このこと
    によって、前記新たなユーザプロセスがそのスタック及
    びデータページを拡張することが可能になり、 (C7)前記ターゲットユーザシグナリングサーバ上で
    実行されている前記新たなユーザプロセスに対して前記
    データページを転送して書き込む段階と、 (C8)前記スタックページを転送して書き込む段階
    と、 (C9)前記新たなユーザプロセスにおいて通信チャネ
    ルを設定する段階と、 (C10)前記新たなユーザプロセスから前記スタブプ
    ロセス宛にメッセージを送出してバッファされた未決メ
    ッセージを受信する段階と、 (C11)前記レジスタ内容を転送する段階と、このこ
    とによって前記新たなユーザプロセスは中断されたとこ
    ろから再開される、を更に有することを特徴とする請求
    項第2項に記載の通信方法。
  20. 【請求項20】 前記ユーザエージェントがユーザプロ
    セスであり、 前記(C)移動段階が、 (C1)ターゲットユーザシグナリングサーバから前記
    第一ユーザプロセス宛にストップ信号を送出する段階
    と、 (C2)前記第一ユーザプロセス宛に送出されたメッセ
    ージをバッファする子スタブプロセスを生成する段階
    と、 (C3)レジスタ及びコアダンプをバッファにセーブす
    る目的でターゲットユーザプロセスからレジスタセーブ
    コマンドを実行する段階と、 (C4)前記コアから前記ターゲットユーザシグナリン
    グサーバ宛にデータ及びスタックページを転送する段階
    と、 (C5)前記ターゲットユーザシグナリングサーバにお
    いて関連するノードに存在するエグゼキュータブルのテ
    キストセグメントを前記第一ユーザシグナリングサーバ
    から受信したスタック及びデータセグメントと共に用い
    て新たなユーザプロセスを生成する段階と、 (C6)前記新たなユーザプロセスにおいて通信チャネ
    ルを設定する段階と、前記新たなユーザプロセスから前
    記スタブプロセス宛にメッセージを送出しバッファされ
    た未決メッセージを受信する段階と、 (C7)前記ユーザプロセスが移動を開始したところか
    ら実行を再開させるために前記新たなユーザプロセスに
    おいてレジスタリストアコマンドを実行する段階と、を
    更に有することを特徴とする請求項第2項に記載の通信
    方法。
  21. 【請求項21】 移動体局を含む通信ネットワークにお
    いてユーザプロセスを移動させる方法において、 前記ユーザプロセスは前記ネットワークにおけるクラス
    タ内に存在するユーザシグナリングサーバ内で機能し、 前記ユーザプロセスは個別の移動体局に関連していて前
    記移動体局の代理として通話処理機能を実行し、 前記ユーザプロセスは前記移動体局がクラスタを変更す
    ることに伴って移動を開始し、前記方法が、 (A)ターゲットユーザシグナリングサーバにおいて新
    たなユーザプロセスを実行する段階と、 (B)第一ユーザシグナリングサーバにおける直前のプ
    ロセスと前記新たなユーザプロセスとの間の通信接続を
    設定する段階と、 (C)前記直前のユーザプロセスから移動変数を含むデ
    ータストラクチャを転送する段階と、 (D)前記新たなユーザプロセスにおいて通信チャネル
    を設定する段階と、 (E)前記直前のユーザプロセスをスタブプロセスとし
    て管理する段階と、 (F)前記スタブプロセスにおいて移動の間に受信した
    メッセージを前記新たなユーザプロセスへ転送する段階
    と、を有することを特徴とする通信方法。
  22. 【請求項22】 前記データストラクチャが前記移動体
    局の通話及び接続データ及び現時点での状態を含むこと
    を特徴とする請求項第21項に記載の通信方法。
  23. 【請求項23】 ネットワークにおいて用いられる通信
    装置において、 前記ネットワークは無線通信に適応させられた移動体局
    を有しており、 前記装置が、 (A)前記ネットワーク内において移動体局を登録する
    手段と、 (B)前記ネットワーク内のシグナリングサーバにおい
    て前記移動体局の登録に応答してユーザエージェントを
    設定する手段と、ここで、前記ユーザエージェントは前
    記移動体局に関連していてその動作プロファイルを有し
    ている、 (C)前記通信ネットワークの無線インターフェースを
    介したシグナリング負荷を低減する目的で前記シグナリ
    ングサーバにおいて前記移動体局の代理に通話処理機能
    を取り扱うユーザエージェントと、を有することを特徴
    とする通信装置。
  24. 【請求項24】 前記移動体局が、前記ネットワーク内
    のクラスタに関連しており、 前記ユーザエージェントが、前記移動体局が相異なった
    クラスタに移動する際に前記相異なったクラスタ内の別
    のユーザシグナリングサーバに移動するように機能でき
    ることを特徴とする請求項第23項に記載の通信装置。
  25. 【請求項25】 前記ユーザプロセスがユーザシグナリ
    ングサーバにつなぎ留められており、前記ネットワーク
    が前記移動体局との無線通信を可能にする単一あるいは
    複数個の無線ポートを有しており、前記装置が、 (D)前記ユーザエージェントに係る前記移動体局が移
    動する場合に前記ユーザエージェントの位置で前記無線
    ポートを更新する手段を更に有することを特徴とする請
    求項第23項に記載の通信装置。
  26. 【請求項26】 前記ユーザプロセスがユーザシグナリ
    ングサーバにつなぎ留められており、前記ネットワーク
    が前記移動体局との無線通信を可能にする単一あるいは
    複数個の無線ポートを有しており、前記移動体局が前記
    ネットワーク全体に亘って移動する際に前記無線ポート
    と前記ユーザエージェントが存在するユーザシグナリン
    グサーバとの間でシグナリングリンクが設定されること
    を特徴とする請求項第23項に記載の通信装置。
  27. 【請求項27】 移動体局を内部に有する通信ネットワ
    ークにおいて、 前記移動体局の各々は前記ネットワーク内のクラスタに
    関連しており、 前記ネットワークが、 前記ネットワークの前記各々のクラスタに関連した少な
    くとも一つのユーザシグナリングサーバと、ここで、前
    記ユーザシグナリングサーバは前記クラスタ内の通話サ
    ーバに接続されている、を有しており、 前記ユーザシグナリングサーバが、 少なくとも一つのユーザエージェントと、 ここで、前記ユーザエージェントは活動中の個々の移動
    体局に関連しており、前記移動体局の代理に通話処理機
    能を取り扱うことが可能であって、そのことによって前
    記移動体局と前記ユーザシグナリングサーバとの間の無
    線インターフェースを介したトラフィックを低減してい
    るを有することを特徴とする通信ネットワーク。
  28. 【請求項28】 前記ユーザエージェントが、さらに、
    前記移動体局が相異なったクラスタに移動する際に前記
    相異なったクラスタ内の別のユーザシグナリングサーバ
    に移動するように機能することが可能であることを特徴
    とする請求項第27項に記載の通信ネットワーク。
  29. 【請求項29】 前記クラスタの各々が、 前記クラスタ内でユーザ音声/データ情報が転送される
    通信経路を設定する少なくとも一つの接続サーバと、 前記クラスタ内の通話に係るネットワーク状態を管理す
    る少なくとも一つの通話サーバと、を更に有することを
    特徴とする請求項第28項に記載の通信ネットワーク。
  30. 【請求項30】 前記ネットワークが、さらに、前記ネ
    ットワーク内での移動体局の位置を追跡する少なくとも
    一つのロケーションサーバを有することを特徴とする請
    求項第29項に記載の通信ネットワーク。
  31. 【請求項31】 前記移動体局がクラスタ変更に際して
    関連するロケーションサーバ宛に登録メッセージを生成
    するように機能することが可能であって、前記ロケーシ
    ョンサーバがターゲットユーザシグナリングサーバ宛に
    前記移動体局に係る前記ユーザエージェントを移動させ
    るように信号を送出することを特徴とする請求項第30
    項に記載の通信ネットワーク。
  32. 【請求項32】 前記ターゲットユーザシグナリングサ
    ーバが直前のユーザシグナリングサーバに対して関連す
    るユーザエージェントパラメータを要求してそれらを受
    信するように機能することが可能であることを特徴とす
    る請求項第31項に記載の通信ネットワーク。
  33. 【請求項33】 前記直前のユーザシグナリングサーバ
    が、移動の間の前記ユーザエージェント宛のメッセージ
    を前記ユーザエージェントの代わりにバッファするスタ
    ブプロセスを管理するように機能することが可能である
    ことを特徴とする請求項第28項に記載の通信ネットワ
    ーク。
  34. 【請求項34】 前記スタブプロセスが所定のアイドリ
    ング時間の後に終了することを特徴とする請求項第33
    項に記載の通信ネットワーク。
  35. 【請求項35】 前記ユーザエージェントが前記ターゲ
    ットユーザシグナリングサーバ内に位置した後に前記ス
    タブプロセス宛にバッファされた情報を要求し、その後
    に前記エージェントによって通常の処理が再開されるこ
    とを特徴とする請求項第34項に記載の通信ネットワー
    ク。
  36. 【請求項36】 前記ユーザエージェントが前記ユーザ
    プロセスを動作させ、、前記ユーザプロセスが、 ターゲットユーザシグナリングサーバにおいて新たなユ
    ーザプロセスを実行し、 前記新たなユーザプロセスと第一ユーザシグナリングサ
    ーバにおける直前のユーザプロセスとの間の通信接続を
    設定し、 前記直前のユーザプロセスから移動変数を含むデータス
    トラクチャを転送し、 前記新たなユーザプロセスにおいて通信チャネルを設定
    し、 前記直前のユーザプロセスをスタブプロセスとして管理
    し、 移動の間に受信されたメッセージを前記新たなユーザプ
    ロセス宛に転送することによって移動するように機能す
    ることが可能であることを特徴とする請求項第28に記
    載の通信ネットワーク。
  37. 【請求項37】 前記ユーザエージェントが前記移動体
    局に係るパワーダウンの後に登録を終了することを特徴
    とする請求項第1項に記載の通信方法。
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