JPH09106434A - Ocrの誤読修正方法 - Google Patents

Ocrの誤読修正方法

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JPH09106434A
JPH09106434A JP7288127A JP28812795A JPH09106434A JP H09106434 A JPH09106434 A JP H09106434A JP 7288127 A JP7288127 A JP 7288127A JP 28812795 A JP28812795 A JP 28812795A JP H09106434 A JPH09106434 A JP H09106434A
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JP
Japan
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reading
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JP7288127A
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Hiroyuki Katsuyama
弘之 勝山
Kenji Tanaka
健治 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OCRの誤読修正の対象となるキャラクタ数
を極力少なくする。 【解決手段】 キャラクタ認識の過程において、判読の
確かさの度合いにより、各キャラクタを判読確定キャラ
クタ、判読不確定キャラクタ及び判読不能キャラクタに
分類する。読み取ったキャラクタイメージを表示装置に
表示列記し、修正の対象とするのは、判読不確定キャラ
クタと判読不能キャラクタのみにする。これにより、修
正漏れを生ずることなく、容易かつ短時間で誤読修正を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OCR(光学キャ
ラクタ読み取り、Optical Charactor Reader) に関し、
特に誤読されたキャラクタや読み取れなかったキャラク
タを修正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータへの文字、数字、記号等の
キャラクタを入力するためにOCRが実用されている。
OCRには必ず誤読が発生し、これを修正する方法とし
て、例えば特開平3−161886号の誤読修正方法が
提案されている。これは、複数のキャラクタを対応する
キャラクタコードとともにイメージで記憶しておき、同
一種類のキャラクタコードのグループごとに、複数のキ
ャラクタのイメージを表示する、というものである。こ
れにより、同一キャラクタのグループから異質なものを
探し出せばよいので、容易に誤読キャラクタを発見でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法によると、
全てのキャラクタが表示されるので、100枚以上のO
CR用紙から大量のキャラクタを一気に読み込んだ場
合、表示されるキャラクタ数が多くなるため、誤読キャ
ラクタが修正されずにそのまま見逃されてしまう可能性
があった。また作業員に与える負担が大きく、作業時間
も長くなるので、経済的にも不利なほか、作業員の肩凝
り、目の疲れ等、健康に与える影響も無視できないもの
となっていた。
【0004】よって本発明の目的は、表示されるキャラ
クタ数を極力少なくすることにより作業の負担と時間と
を軽減し、修正を確実に行うことのできるOCRの誤読
修正方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、読み取られた複数のキャラ
クタを対応するキャラクタコードとともにイメージで記
憶し、同一種類のキャラクタコードのグループごとに、
キャラクタのイメージを表示装置に列記表示する過程を
含むOCRの誤読修正方法であって、キャラクタ認識過
程において各キャラクタを判読不能キャラクタ、判読不
確定キャラクタ及び判読確定キャラクタに分類し、判読
不能キャラクタ及び判読不確定キャラクタのイメージの
みを表示装置に列記表示するようにOCRの誤読修正方
法を構成した。
【0006】請求項2に記載の発明は、表示装置に列記
表示されたキャラクタのイメージを指定し、正しいキャ
ラクタをキーインしてOCRの誤読を修正するように請
求項1に記載のOCRの誤読修正方法を構成した。
【0007】請求項3に記載の発明は、複数のキャラク
タからなる項目コードが読み取られた場合、予め定めら
れた項目コードと読み取った項目コードとを比較し、読
み取った項目コードを構成するキャラクタ中から、誤読
された可能性があると判断されるキャラクタを前記判読
不確定キャラクタに分類し、及び/又は誤読された可能
性がないと判断されるキャラクタを前記判読確定キャラ
クタに分類するように請求項1に記載のOCRの誤読修
正方法を構成した。
【0008】請求項4に記載の発明は、数値計算を含む
数字が読み取られた場合、検算を行った結果誤読された
可能性があると判断される数字を前記判読不確定キャラ
クタに分類し、及び/又は誤読された可能性がないと判
断されるキャラクタを前記判読確定キャラクタに分類す
るように請求項1に記載のOCRの誤読修正方法を構成
した。
【0009】請求項5に記載の発明は、読み取られた複
数のキャラクタを対応するキャラクタコードとともにイ
メージで記憶し、同一種類のキャラクタコードのグルー
プごとに、キャラクタのイメージを表示装置に列記表示
する過程を含むOCRの誤読修正方法であって、複数の
キャラクタからなる項目コードが読み取られた場合、予
め定められた項目コードと読み取った項目コードとを全
体比較し、1つの読み取った項目コードが1つの予め定
められた項目コードと一致したとしても、該読み取った
項目コード中の1つのキャラクタを他のキャラクタに変
化させることにより他の予め定められた項目コードに一
致する場合には、該キャラクタを1字違いキャラクタに
分類し、1字違いキャラクタのイメージのみを表示装置
に列記表示するようにOCRの誤読修正方法を構成し
た。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記予め定めら
れた項目コードそれぞれについて、1字違いキャラクタ
の位置が予め登録され、1つの読み取った項目コードが
1つの予め定められた項目コードと一致した場合に、読
み取った項目コードの1字違いキャラクタの位置のキャ
ラクタを1字違いキャラクタに分類する請求項5に記載
のOCRの誤読修正方法を構成した。
【0011】本発明は上記の構成としたので、次のよう
な作用を奏する。
【0012】請求項1に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法においては、キャラクタ認識過程において、各
キャラクタを判読不能キャラクタ、判読不確定キャラク
タ及び判読確定キャラクタに分類する。判読不能キャラ
クタはキャラクタコードを付けられなかったキャラクタ
であり、判読不確定キャラクタ、判読確定キャラクタは
付けることができたキャラクタである。判読不確定キャ
ラクタのイメージは、同一種類のキャラクタコードのグ
ループごとに表示装置に列記表示される。なおキャラク
タコードとは、例えば「JIS8ビットコード」など、
コンピュータ内で数字、欧文字等のキャラクタを符号化
して扱うために、各キャラクタそれぞれを表現するコー
ドである。
【0013】ここで判読不能キャラクタ、判読不確定キ
ャラクタ及び判読確定キャラクタとは、キャラクタ認識
の方法によってそれらの定義が異なる。端的には「キャ
ラクタ認識における判読の確かさの度合い」による分類
であり、例えばマッチング法であれば、読み取ったパタ
ーンと標準パターンとの相関関数の値がある値以上であ
れば判読確定とし、それより少ない他の値以下であれば
判読不能とし、その間の値であれば判読不確定とする。
構造解析法であれば、複数の遷移条件を一定数以上満た
せば判読確定とし、それより少ないある数以下しか満た
せなければ判読不能とし、その間を判読不確定とする。
これらの値や数の設定は、誤読の生ずる頻度や、読み取
られるキャラクタの数や種類等により、システムごとに
適当に定められる。
【0014】請求項2に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によると、表示装置に表示されているキャラク
タのイメージのうち修正したいものをカーソル等により
指定し、正しいキャラクタをキーインして直ちに誤読修
正を行うことができる。
【0015】請求項3に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によると、予め定められた項目コードと読み取
った項目コードとを比較し、その結果誤読の可能性があ
ると判断されたキャラクタは、キャラクタ認識過程にお
いて判読確定していたとしても判読不確定キャラクタに
分類され、表示装置に列記表示される。また、誤読の可
能性がないと判断されたキャラクタは判読不確定だった
としても判読確定キャラクタに分類され、表示装置に列
記表示されない。この2つの取り扱いは、どちらか一方
のみ、または両方とも採用することができる。
【0016】項目コードは、例えば4桁の数字やアルフ
ァベットからなり、一定の項目、例えば注文書や納品書
であれば「品番」、請求書や納品書であれば「摘要」な
どを表示する。例えば読み取った項目コードに該当する
ものが予め定められた項目コードになければ、誤読が生
じているものと判断できる。また、誤読の結果、読み取
った項目コードが他の予め定められた項目コードに変わ
った場合、誤読のない場合との区別が困難である。そこ
で項目コードを構成するキャラクタ中1つのキャラクタ
だけが誤読されていることを想定し、読み取った項目コ
ードと1キャラクタ違いの項目コードを選び出し、その
キャラクタを判読不確定キャラクタとする、というよう
な比較方法が挙げられる。
【0017】請求項4に記載の発明においては、読み取
り後の検算により計算結果が合致しない場合、判読確定
している数字であっても誤読された可能性のある数字は
判読不確定キャラクタとして表示装置に列記表示され
る。また、判読不確定だった数字であっても誤読の可能
性のない数字は判読確定キャラクタとして表示装置に列
記表示されない。この2つの取り扱いは、どちらか一方
のみ、または両方とも採用することができる。
【0018】請求項5に記載の発明においては、読み取
った項目コードに含まれる複数のキャラクタの中から、
誤読の可能性があると判断されるキャラクタのイメージ
のみを表示装置に列記表示する。読み取った項目コード
は予め定められた項目コードと全体比較される。ここで
一致する項目コードがなければ、読み取った項目コード
に含まれるキャラクタの中に誤読のあることがわかる
が、たとえ一致したとしても、誤読により他の項目コー
ドにたまたま一致していることがあり得る。そこで、読
み取った項目コード中の1つのキャラクタを他のキャラ
クタに変化させることにより他の予め定められた項目コ
ードに一致する場合には、このキャラクタを誤読の可能
性のあるキャラクタとして1字違いキャラクタに分類す
る。
【0019】請求項6に記載の発明においては、それぞ
れの予め定められた項目コードごとに1字違いキャラク
タの位置が予め登録されている。1つの読み取った項目
コードと1つの予め定められた項目コードとが一致した
場合に、予め登録された1字違いキャラクタの位置のキ
ャラクタを1字違いキャラクタに分類する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図示の実施の形態について説
明する。
【0021】図1は、本発明に係るOCR誤読修正方法
の実施の形態をあらわすフローチャートであり、図2は
図1のフローチャートを実現する構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【0022】各図において、帳票等の紙に手書き、タイ
プ、あるいはゴム印等で表示されたキャラクタは、読取
部1にてイメージとして読み取られ、演算制御部2で補
正や切り抜き等の信号処理を経て、キャラクタごとにイ
メージメモリ3に格納される(ステップ1)。ここでは
イメージはビットで記憶する。
【0023】次に、演算制御部2によりマッチング等の
手法によりキャラクタ認識が行われ(ステップ2)、そ
の結果により各キャラクタは判読不能キャラクタ、判読
不確定キャラクタ、判読確定キャラクタの3種類に分類
され、それぞれイメージメモリ3にキャラクタコードと
共に(あるいはキャラクタコードのつかない判読不能キ
ャラクタとして)格納される(ステップ3)。
【0024】図3は、判読不能キャラクタ、判読不確定
キャラクタ及び判読確定キャラクタの一例を示す図であ
る。図3では0と6とのキャラクタ認識を示しており、
まず各文字は6、R、0に分類される。このうちRは判
読不能キャラクタで、キャラクタコードを何も付けるこ
とができなかったものである。6、0は、キャラクタコ
ードが付けることができたものであるが、そのうち疑わ
しいものは判読不確定キャラクタに、残りは判読確定キ
ャラクタPに分類される。判読不確定キャラクタQは、
どちらかといえば6だが0かも知れない、あるいはどち
らかといえば0だが6かも知れない、というもので、い
ずれのキャラクタ認識方法においても、適当なしきい値
を設けることにより分類可能である。同様な関係は、例
えば1と7、4と9、aとd等に見受けられ、またどん
なキャラクタにも該当しないような場合にも、その度合
いによって分類が行われる。
【0025】例えばマッチング法ならば、読み取ったパ
ターンと標準パターンとの相関関数の値がある値以上で
あれば判読確定キャラクタPとし、それより少ない他の
値以下であれば判読不能キャラクタRとし、その間の値
であれば判読不確定キャラクタQとする。構造解析法な
らば、複数の遷移条件を一定数以上満たせば判読確定キ
ャラクタPとし、それより少ないある数以下しか満たせ
なければ判読不能キャラクタRとし、その間を判読不確
定キャラクタQとする。しきい値の設定は、誤読の生ず
る頻度や、読み取られるキャラクタの数や種類等によ
り、システムごとに適当に定めることができる。
【0026】次に、判読不能キャラクタRの修正を行う
(ステップ4)。判読不能キャラクタRのイメージはC
RT5に列記表示され、カーソルで指定し、キーボード
6でキーインすることにより、各判読不能キャラクタR
にはキャラクタコードが与えられ、判読が確定する。
【0027】R修正が終了したら、読み取ったキャラク
タに項目コードが含まれているか否かが判断される(ス
テップ5)。項目コードとは、ある特定の項目を表わす
複数のキャラクタ群で、例えば「品番」「摘要」などの
項目を表わし、通常は「123a」のような数字やアル
ファベットの群である。OCR用紙には通常項目コード
が記載されていることを表わす記号等が予め印刷されて
いるので、演算制御部2は項目コードの有無を容易に判
断することができる。
【0028】項目コードが含まれていた場合、演算制御
部2は項目コードメモリ4に予め記憶されているマスタ
ーコードを呼び出し、読み取った項目コードとの比較を
行う(ステップ51)。具体的な比較方法は以下の通り
である。
【0029】(1)まず、読み取った項目コードに対応
するものがマスターコードになければ、誤読が生じてい
るものと判断できる。このとき、その項目コードに判読
不確定キャラクタQが含まれていれば、そのキャラクタ
のみを判読不確定キャラクタQとし、他のキャラクタは
判読確定キャラクタPとする。判読不確定キャラクタQ
が含まれていない場合には、再チェック(ステップ8)
まで一旦放置する。
【0030】(2)誤読の結果、読み取った項目コード
が正しくない他の項目コードに変化することもあり得
る。この場合、項目コードを構成するキャラクタ中1つ
のキャラクタだけが誤読されていることを想定する。読
み取った項目コードと1キャラクタ違いのマスターコー
ドを選び出し、そのキャラクタのみを1字違いキャラク
タGとする。例えば「123a」が読み取られた場合、
マスターコードには「123d」「723a」はある
が、「1**a」のように「2」「3」が他のキャラク
タに置き換えられたマスターコードが存在しなければ、
「1」と「a」のみを1字違いキャラクタGとする。
【0031】実際には、1字違いキャラクタGの位置は
予め項目コードメモリ3に登録されている。すなわち上
記の例において「123a」が読み取られ、マスターコ
ード「123a」と一致したら、即最初のキャラクタ及
び4番目のキャラクタが1字違いキャラクタGに分類さ
れる。これにより処理速度を格段に速くすることが可能
である。
【0032】なお、この実施の形態においては、1字違
いキャラクタGが判読確定キャラクタPであっても、こ
れを判読不確定キャラクタQに分類し直しているが、逆
に1字違いキャラクタG以外のキャラクタが判読不確定
キャラクタQであった場合、これを判読確定キャラクタ
Pに分類し直すこともできる。これはシステムごとの自
由な設定事項である。
【0033】すなわち、(2)に挙げた例において、
「2」「3」がステップ2のキャラクタ認識において判
読不確定キャラクタQに分類されていたとしても判読確
定キャラクタPに分類し直すこともでき、逆に「1」
「a」が判読確定キャラクタPに分類されていたとして
も、判読不確定キャラクタQに分類し直すこともでき
る。どちらか一方だけの取り扱いをすることも、両方の
取り扱いをすることも可能である。
【0034】分類し直されたキャラクタイメージは、再
びイメージメモリ3にキャラクタコードと共に格納され
る(ステップ52)。
【0035】項目コードのチェック後、数値計算が含ま
れるか否かが判断される(ステップ6)。数値計算の有
無の表示はOCR用紙に予め印刷され、あるいは記憶し
ている数字の配列パターンにより演算制御部2が容易に
判断できる。
【0036】数値計算が含まれていた場合、演算制御部
2は検算を行い(ステップ61)、分類し直してイメー
ジメモリ3に格納し直す(ステップ62)。判読確定キ
ャラクタPと判読不確定キャラクタQとの再分類の考え
方は、項目コード処理の考え方と同様であるが、この実
施の形態においては検算により誤りが推定される部分に
判読不確定キャラクタQが含まれていれば、そのキャラ
クタのみを判読不確定キャラクタQとし、他のキャラク
タは判読確定キャラクタPとする。判読不確定キャラク
タQが含まれていない場合には、再チェック(ステップ
8)まで一旦放置する。
【0037】以上の処理が終了すると、誤読修正を開始
する(ステップ7)。ここでの誤読修正は、ステップ
2、5、6で分類・再分類された判読不確定キャラクタ
Qについてのみ行われる。
【0038】図4に示すように、演算制御部2は、キャ
ラクタコードごとにグループ分けされた判読不確定キャ
ラクタ「Q」のイメージを列記表示する。図4では0、
1、2のキャラクタコードが付された判読不確定キャラ
クタQが表示されている。
【0039】オペレータは誤読があるか否か目視で探
し、キーボード6を操作して誤読修正を行う。例えば誤
読文字eについては、カーソルを移動させて誤読文字e
を指定し、「7」をキーインする。これによりキャラク
タコードは書き換えられ、判読が確定される。もちろん
「R」の各キャラクタも指定され、正しい文字が入力さ
れる。
【0040】1画面についての修正が終了したら次画面
を表示させ、さらに修正を続け、全ての判読不確定キャ
ラクタQを列記表示させて修正を加えたら、ステップ7
の誤読修正作業は終了する。
【0041】1度目の誤読修正作業が終了した後、再チ
ェックを行う(ステップ8)。この時点では不確定キャ
ラクタQは修正されているので、1度目のチェックで一
旦放置されたもの、及び判読確定させたにも拘らずチェ
ックに引っかかったものの該当部分の全てのキャラクタ
を再び判読不確定キャラクタQに分類し直し、CRT5
に列記表示して再修正する。したがって、4キャラクタ
の項目コードであれば4キャラクタ全てが表示され、多
数行の計算ならば多くの数字が表示されることになる
が、1度誤読修正が行われているので、その数はあまり
多くなり得ない。これで誤読修正作業が終了する。
【0042】以上のように図示のOCRの誤読修正方法
によると、キャラクタ認識における判読の確かさの度合
いの相違によって判読不確定キャラクタQを分類するよ
うにしたので、CRT5に表示列記されて修正の対象と
なるキャラクタからは誤読の可能性の少ない判読確定キ
ャラクタPを除外し、判読不確定キャラクタQ及び判読
不能キャラクタRのみに限定でき、これによって、修正
作業の負担を軽減し、作業時間を短縮するとともに、修
正ミスの発生を最小限に抑えることができる。
【0043】また、項目コードが含まれる場合、予め記
憶された項目コードと比較することによって判読不確定
キャラクタQを分類することにより、さらに修正作業の
対象となるキャラクタ数を少なくし、あるいは誤読を確
実に修正することができる。
【0044】さらに、数値計算が含まれる場合、検算に
よって判読不確定キャラクタを分類して修正作業対象の
キャラクタ数を少なくし、あるいは誤読を確実に修正す
ることができる。
【0045】なお、キャラクタ認識過程において判読確
定キャラクタP、判読不確定キャラクタQ、判読不能キ
ャラクタRの分類を行わない従来のOCR誤読修正方法
に、項目コードチェックの過程のみを応用することによ
り、項目コード部分の修正作業の対象キャラクタを少な
くし、あるいは誤読を確実に修正することができること
は明らかである。
【0046】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
あることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
るOCRの誤読修正方法によれば、キャラクタ認識にお
ける判読の確かさの度合いにより判読確定キャラクタ、
判読不能キャラクタに加え、判読不確定キャラクタを分
類し、誤読の可能性の少ない判読確定キャラクタは誤読
修正の対象から除外して、修正の対象となるキャラクタ
を最小限にしたので、誤読見逃しの可能性を少なくしつ
つ、修正のための作業負担及び作業時間を最小限とし、
また修正ミスの発生を最小限に防止することができる。
【0048】請求項2に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によれば、表示装置に列記表示されたキャラク
タのイメージを指定し、正しいキャラクタをキーインし
て誤読修正するので、作業が容易でミスが出にくい。
【0049】請求項3に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によれば、項目コードに含まれるキャラクタに
ついて判読確定キャラクタと判読不確定キャラクタとを
再分類することにより、修正の対象となるキャラクタ数
を少なくし、及び/又は修正ミスを最小限にすることが
できる。
【0050】請求項4に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によれば、検算によって数値計算に関わる数字
について判読確定キャラクタと判読不確定キャラクタと
を再分類することにより、修正の対象となるキャラクタ
数を少なくし、及び/又は修正ミスを最小限にすること
ができる。
【0051】請求項5に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によれば、項目コードに含まれるキャラクタに
ついて1字違いキャラクタを分類することにより、修正
の対象となるキャラクタ数を少なくし、及び/又は修正
ミスを最小限にすることができる。
【0052】請求項6に記載の発明に係るOCRの誤読
修正方法によれば、1字違いキャラクタを大規模なハー
ドや複雑な演算を必要とすることなく、容易かつ短時間
で分類することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るOCRの誤読修正方法の
実施の形態を示すフローチャートである。
【図2】図2は、図1の実施の形態が実現される構成を
示す回路ブロック図である。
【図3】図3は、図1の実施の形態における判読確定キ
ャラクタ、判読不確定キャラクタ、判読不能キャラクタ
の分類の例を示す図である。
【図4】図4は、図1の実施の形態における画面表示の
一例を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取られた複数のキャラクタを対応す
    るキャラクタコードとともにイメージで記憶し、同一種
    類のキャラクタコードのグループごとに、キャラクタの
    イメージを表示装置に列記表示する過程を含むOCRの
    誤読修正方法であって、キャラクタ認識過程において各
    キャラクタを判読不能キャラクタ、判読不確定キャラク
    タ及び判読確定キャラクタに分類し、判読不能キャラク
    タ及び判読不確定キャラクタのイメージのみを表示装置
    に列記表示することを特徴とするOCRの誤読修正方
    法。
  2. 【請求項2】 表示装置に列記表示されたキャラクタの
    イメージを指定し、正しいキャラクタをキーインしてO
    CRの誤読を修正する請求項1に記載のOCRの誤読修
    正方法。
  3. 【請求項3】 複数のキャラクタからなる項目コードが
    読み取られた場合、予め定められた項目コードと読み取
    った項目コードとを比較し、読み取った項目コードを構
    成するキャラクタ中から、誤読された可能性があると判
    断されるキャラクタを前記判読不確定キャラクタに分類
    し、及び/又は誤読された可能性がないと判断されるキ
    ャラクタを前記判読確定キャラクタに分類する請求項1
    に記載のOCRの誤読修正方法。
  4. 【請求項4】 数値計算を含む数字が読み取られた場
    合、検算を行った結果誤読された可能性があると判断さ
    れる数字を前記判読不確定キャラクタに分類し、及び/
    又は誤読された可能性がないと判断されるキャラクタを
    前記判読確定キャラクタに分類する請求項1に記載のO
    CRの誤読修正方法。
  5. 【請求項5】 読み取られた複数のキャラクタを対応す
    るキャラクタコードとともにイメージで記憶し、同一種
    類のキャラクタコードのグループごとに、キャラクタの
    イメージを表示装置に列記表示する過程を含むOCRの
    誤読修正方法であって、複数のキャラクタからなる項目
    コードが読み取られた場合、予め定められた項目コード
    と読み取った項目コードとを全体比較し、1つの読み取
    った項目コードが1つの予め定められた項目コードと一
    致したとしても、該読み取った項目コード中の1つのキ
    ャラクタを他のキャラクタに変化させることにより他の
    予め定められた項目コードに一致する場合には、該キャ
    ラクタを1字違いキャラクタに分類し、1字違いキャラ
    クタのイメージのみを表示装置に列記表示することを特
    徴とするOCRの誤読修正方法。
  6. 【請求項6】 前記予め定められた項目コードそれぞれ
    について、1字違いキャラクタの位置が予め登録され、
    1つの読み取った項目コードが1つの予め定められた項
    目コードと一致した場合に、読み取った項目コードの1
    字違いキャラクタの位置のキャラクタを1字違いキャラ
    クタに分類する請求項5に記載のOCRの誤読修正方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5632110B1 (ja) * 2014-03-20 2014-11-26 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 文字データ修正方法、文字データ修正装置およびプログラム
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