JPH09105096A - ガラクトース含有多糖のアルデヒドカチオン誘導体及びこの誘導体を用いる紙の製造方法 - Google Patents

ガラクトース含有多糖のアルデヒドカチオン誘導体及びこの誘導体を用いる紙の製造方法

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JPH09105096A
JPH09105096A JP8098194A JP9819496A JPH09105096A JP H09105096 A JPH09105096 A JP H09105096A JP 8098194 A JP8098194 A JP 8098194A JP 9819496 A JP9819496 A JP 9819496A JP H09105096 A JPH09105096 A JP H09105096A
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チウ チュン−ウェイ
Roger Jeffcoat
ジェフコート ロジャー
Matthew Henley
ヘンリー マシュー
Leroy Peek
ピーク レロイ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙強化剤として有効な多糖を提供する。 【解決手段】 ガラクトース含有多糖を酵素ガラクトー
スオキシダーゼにより酸化することによってガラクトー
ス含有多糖のアルデヒドカチオン誘導体を提供する。こ
の酵素酸化された生成物は、多糖の特定の位置、すなわ
ちガラクトースユニットのC6-OHにおいてアルデヒド
官能基を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ガラクトースオキシダーゼ酵素
により選ばれた多糖をサイト特異的に酸化することによ
り得られる天然ガラクトース含有多糖の新規アルデヒド
カチオン誘導体に関する。このカチオン化された、酵素
酸化された生成物は多糖の特定の位置にアルデヒド官能
基を有しており、紙添加剤として用いた場合に優れた強
度特性を与える。
【0002】ここで「紙」とは、天然物より得られるで
あろうセルロース材料並びにポリアミド、ポリエステル
及びポリアクリル樹脂のような合成物及びアスベスト及
びガラスのような無機繊維より形成されるシート状もし
くは成形品を含む。さらに、セルロース材料と合成材料
より形成される紙も適用可能である。板紙も「紙」に含
まれる。
【0003】種々のカチオン及びアルデヒド含有多糖並
びにカチオン−アルデヒド含有誘導体を製造するため多
くの異なる方法によるスターチ及び他の多糖の改質はよ
く知られている。これらの改質された多糖の多くは、強
度、排水性及び顔料定着性のような特性を改良するため
の紙添加剤として用いられてきた。しかしながら、改質
された多糖は早期に架橋を形成し、容易に分散せず所望
の特性を与えないためしばしば有効ではないことが見出
された。
【0004】カチオン多糖は、D.B.Solarek のModified
Starches: Properties and Uses,Chapter 8, 1986 の"
Cationic Starches" に記載されているように、窒素、
硫黄もしくはリンを含むカチオン基を導入する試薬との
反応により形成される。特に有効なカチオン誘導体は3
級アミノアルキルスターチエーテル及び4級アンモニウ
ムスターチエーテルである。
【0005】スターチ、ガム及びセルロースのような多
糖にアルデヒド基を導入するために酸化及び非酸化法が
用いられてきた。用いられる酸化法は、過沃素酸、過沃
素酸塩、又はアルカリ金属鉄酸塩による処理を含む。過
沃素酸を用いるアルデヒド多糖の改良製造方法を開示し
ているJ.E.Slagerの1963年4月23日発行の米国特許第3,
086,969号、過沃素酸及びそのアルカリ金属塩を用いる
過沃素酸改質ポリガラクトマンナンガムの製造方法を開
示しているJ.W.Opieらの1966年2月22日発行の米国特許
第 3,236,832号、過沃素酸及び過沃素酸塩を用いるジア
ルデヒドガムの製造を開示しているR.A.Jeffrey らの19
62年11月6日発行の米国特許第 3,062,652号、及びアル
カリ金属鉄酸塩による炭水化物(例えばスターチもしく
はセルロース)の酸化方法を開示しているJ.N.BeMiller
らの1972年1月4日発行の米国特許第 3,632,802号を参
照されたい。
【0006】この酸化法の欠点は、アルデヒド基のさら
なる酸化によるカルボキシル基の形成及び低分子量生成
物への分解を含む。D.H.LeRoy らの1973年1月5日発行
の米国特許第 3,553,193号は、注意深く調節した条件に
おいてアルカリ金属亜臭素酸塩もしくは次亜臭素酸塩を
用いるスターチを酸化する方法を開示している。得られ
るアルデヒドはカルボキシル基より多くの割合のカルボ
ニル基、すなわちアルデヒド基を有しているとされてい
る。また、同じ条件においてスターチ誘導体、例えばジ
ヒドロキシプロピルスターチのようなアルコキシル化ス
ターチの側鎖を選択的に酸化する方法も開示しており、
この方法において、環上の誘導化されないスターチヒド
ロキシ基は実質的に酸化されない。
【0007】アルデヒドスターチ中のカルボキシル基の
存在は、アルデヒド置換度の明らかな低下に加えて多く
の欠点を有している。これは、カルボキシル基に起因す
る親水性の導入、カチオンスターチベースを用いた場合
(ほとんどの製紙最終用途におけるような)のカチオン
/アニオン比の逆転、及びイオン架橋となる塩の形成を
含む。
【0008】非酸化法は通常、アルデヒド含有反応体に
よる多糖の化学改質を含む。通常、化学改質は不規則で
あり、サイト特異的ではない。スターチ誘導体を包含す
るS.M.Parmerter の1970年7月7日発行の米国特許第
3,519,618号及びL.Williamsらの1973年6月19日発行の
米国特許第 3,740,391号、並びにガム誘導体を包含する
G.D.Fronmullerの1957年8月20日発行の米国特許第 2,8
03,558号を参照されたい。Parmerter のスターチ誘導体
は不飽和アルデヒド(例えばアクロレイン)との反応に
より製造され、以下の構造 スターチ−O−CH(R1)−CH(R2)−CHO (上式中、R1 及びR2 は水素、低級アルキル又はハロ
ゲンである)を有する。Williamsのスターチ誘導体はア
クリルアミドと反応させ、次いでグリオキサールとの反
応により製造され、以下の構造
【化1】 を有する。
【0009】Fronmullerのガム誘導体は、乾燥ガム(例
えばローカストビーンもしくはグアールガム)を過酢酸
で処理して粘度を低下させ、中和し、次いでグリオキサ
ールと反応させることにより製造される。水溶性セルロ
ースエーテル(例えばヒドロキシエチルセルロース)も
グリオキサールもしくは尿素誘導体と反応させ、アルデ
ヒド含有誘導体が形成される。
【0010】アルデヒド含有反応体を用いてアルデヒド
基を直接導入することの欠点は、使用前に誘導体が架橋
する可能性である。これは、セルロース繊維との架橋反
応により紙に一時的湿潤強度を与えるために生成物を用
いる場合に特に不利である。Williamsの'391特許は、グ
リオキサール化ポリマーの溶液が、10重量%固体まで希
釈しかつpHを3に調整した場合に少なくとも1週間安
定であることに注目した際にこの問題を示唆している
(カラム3、60〜63行)。Parmerter の特許は、スター
チアルデヒドが実質的に架橋していない粒状のスターチ
誘導体であることに留意し、架橋していない特性の重要
性を記載している(カラム2、40〜45行)。
【0011】D.B.Solarek らの1987年6月23日発行の米
国特許第 4,675,394号は、スターチにブロックアルデヒ
ド基を導入するための非酸化法を開示している。この方
法は低いpHにおいて容易に加水分解し、アルデヒドを
形成するアセタール基を導入することによりアルデヒド
の早期反応を防いでいる。しかしながら、低いpHでの
アルデヒド官能基の発生は多糖主鎖を分解してしまう。
ある種の用途では、この分解は望ましくない。カチオン
アルデヒド含有誘導体は紙強化剤として有効であること
も開示されている。
【0012】F.J.Germino の1967年1月10日発行の米国
特許第 3,297,604号は、ガラクトースオキシダーゼによ
り酵素的にもしくは化学的に酸化されるガラクトース含
有多糖を開示している。この特許は、天然及び合成ポリ
マーを架橋するため、及びセルロース及び紙の強度を改
良するための種々の中間体としてのこれらの酸化された
生成物の使用を開示している。
【0013】R.N.DeMartino らの1977年6月21日発行の
米国特許第 4,031,307号は、カチオンポリガラクトマン
ナン組成物及びポリガラクトマンナンガムの4級アンモ
ニウムエーテルの製造方法を開示している。
【0014】カチオン改質及びサイト特異的酸化された
天然多糖の組成物は従来開示されておらず、そのような
多糖を強化剤として用いた場合に驚くべきかつ予想外の
紙強化特性が達成されることが見出された。
【0015】本発明は、選ばれた多糖を酵素ガラクトー
スオキシダーゼにより酸化することによって得られるガ
ラクトース含有多糖のアルデヒドカチオン誘導体を提供
する。この酵素酸化された生成物は多糖の特定の位置、
すなわちガラクトースユニットのC6-OH基にアルデヒ
ド官能基を有しており、そのカチオン誘導体は紙強化剤
として使用した場合に改良されたかつ驚くべき特性を示
す。
【0016】本発明のアルデヒドカチオン誘導体の製造
において有効な多糖はあらゆるガラクトース含有多糖で
あり、特に天然ガラクトース含有多糖である。これらは
4位にガラクトース形状を含む多糖であり、C6-OH
位において酸化され、アルデヒド基を形成する。適用可
能なガラクトース含有多糖は、ポリガラクトマンナンガ
ム、例えばローカストビーンガム及びグアールガム、並
びにタマリンドガム及びアラビアゴムを含む。上記のポ
リガラクトマンナンガムは、主にマンノースユニットの
長鎖及びガラクトースユニットの側鎖からなるヘテロ多
糖であり、M.Tessler の1981年6月30日に発行された米
国特許第 4,276,414号に開示されている。
【0017】グアールガムはC4 位にガラクトース形状
を含む多糖の1種であり、以下に示すように、このガラ
クトース形状もしくはユニットは酵素ガラクトースオキ
シダーゼにより酸化され、ユニットの特定の位置、すな
わちC6-OH位にアルデヒド基を形成する。
【化2】
【0018】本発明のガラクトース含有多糖のアルデヒ
ド誘導体は1以上のカチオン基をも含む。選ばれた多糖
のカチオン化は、例えばSolarek の"Cationic Starche
s" 及びM.Tessler の1978年10月10日発行の米国特許第
4,119,487号に開示されているように、アミノ、イミ
ノ、アンモニウム、スルホニウムもしくはホスホニウム
基を含む反応体との公知の化学反応により行われる。そ
のようなカチオン誘導体は、エーテルもしくはエステル
結合により結合した1級、2級、3級及び4級アミン並
びにスルホニウム及びホスホニウム基を含む窒素含有基
を含むものを包含する。好ましい誘導体は3級アミノ基
及び4級アンモニウムエーテル基を含むものである。
【0019】3級アミン基を含むスターチのような多糖
を製造する一般的方法はアルカリ性条件においてスター
チをジアルキシアミノアルキルハリドと反応させること
を含み、この方法はC.Caldwellらの1957年11月12日発行
の米国特許第 2,813,093号に記載されている。他の方法
はD.Solarek らの1987年1月23日発行の米国特許第 4,6
75,394号に開示されている。1級及び2級アミン多糖、
例えばスターチは、多糖をアミノアルキル無水物、アミ
ノアルキルエポキシドもしくはハリド、又はアルキル基
に加えてアリールを含む対応する化合物と反応させるこ
とにより製造される。
【0020】4級アンモニウム基は、米国特許第 2,81
3,093号に記載されているように、スターチの3級アミ
ノアルキルエーテルの適当な処理によって多糖及びスタ
ーチ分子に導入される。又は、4級基は、米国特許第
4,119,487号に開示されているように、エピハロヒドリ
ンと3級アミンもしくは4級アミン塩との反応生成物に
より処理し、例えば3-(トリメチルアンモニウムクロリ
ド)-2-ヒドロキシプロピルエーテル置換基を与えること
により多糖分子に直接導入される。
【0021】カチオンスルホニウム誘導体の製造は、M.
Rutenberg らの1961年6月発行の米国特許第 2,989,520
号に記載されており、水性アルカリ性媒体中、多糖とβ
−ハロゲノアルキルスルホニウム塩、ビニルスルホニウ
ム塩もしくはエポキシアルキルスルホニウム塩との反応
を含む。カチオンホスホニウム誘導体の製造はA.Aszalo
s の1963年2月12日発行の米国特許第 3,077,469号に開
示されており、水性アルカリ性媒体中、多糖とβ−ハロ
ゲノアルキルホスホニウム塩との反応を含む。
【0022】他の好適なカチオン多糖は、上記文献に示
されているように当該分野において公知の反応体及び方
法を用いて提供される。通常、カチオン基は、取扱い及
び製造の容易さのため、アルデヒドを形成する前に多糖
に加えられる。アルデヒドが乾燥形態で最初に形成され
る場合、再分散させることは困難である。多糖上のカチ
オン置換基の量は様々であり、通常約0.005 〜1.5 、好
ましくは約0.01〜0.5の置換度(D.S.)が用いられる。
多量のカチオン置換基又は高い置換度を用いてよいが、
それはコストがかかり、製造困難であり、従って経済的
に好ましくない。ここで「置換度(D.S.)」とは、無水
ヘキソースもしくは無水ペントースユニットあたりの置
換基もしくはサイトの平均数を意味する。
【0023】上記のように、ベース材料として有効な多
糖は、C4 位にガラクトース形状を有するガラクトース
含有多糖である。酵素ガラクトースオキシダーゼを用い
て本発明により酸化された場合、多糖の特定の位置、す
なわちガラクトースユニットのC6-OHにおいてアルデ
ヒドが形成される。酸化反応は選ばれた多糖を水溶液中
に分散させ、次いで酸素雰囲気下において酵素ガラクト
ースオキシダーゼを加えることにより行われる。この反
応は酸化が完了するよう又は所望の酸化度、すなわちア
ルデヒド含量が達成されるまで十分な時間行われる。酵
素ガラクトースオキシダーゼによるガラクトース含有多
糖の酸化反応を行う際において、反応速度及び反応の完
全さは、ほとんどの酵素触媒反応と同様に、触媒の濃度
(活性ユニットの量によって決定される)、基質の濃
度、pH及び温度によってきまる。アルデヒド濃度は、
形成したアルデヒド誘導体の還元値であり、実施例2に
記載の方法を用いて求められるデキストロース当量(D.
E.)で表される。形成したアルデヒド誘導体は好ましく
は少なくとも5 D.E. のアルデヒド含量もしくは還元値
を有し、より好ましくは少なくとも10 D.E. のアルデヒ
ド含量もしくは還元値を有する。最大D.E.値もしくはア
ルデヒド含量は用いる多糖ベース材料によってきまる。
例えば、通常約38/62 のガラクトース/マンノース比を
有するグアールガムの場合、D.E.はほぼ40であり、他の
多糖の場合はいくぶん高い(異なる多糖ガラクトース/
マンノース比に対する、B.V.McClearyの"Carbohydrate
Research"、71、(1979)、p.216 を参照されたい)。
【0024】本発明のアルデヒドカチオン多糖誘導体
は、乾燥及び湿潤強度、とりわけ一時的湿潤強度を与え
る紙添加剤として有効である。これらのアルデヒドカチ
オン誘導体はビーター添加剤として用いてよく、パルプ
へのその添加は湿潤パルプの乾燥ウェブもしくはシート
への最終転換の前の製紙工程のいずれの段階で行っても
よい。従って、例えば、これらはハイドロパルパー、ビ
ーター、種々のストックチェストもしくはヘッドボック
スであるパルプに加えてもよい。この添加剤は湿潤ウェ
ブに噴霧してもよい。
【0025】アルデヒドカチオン誘導体は、あらゆるタ
イプのセルロース繊維、合成繊維、もしくはこれらの組
合せより製造されたパルプに添加してよい。用いてよい
セルロース材料は、漂白及び未漂白亜硫酸、漂白及び未
漂白ソーダ、天然亜硫酸、半化学粉砕木材、粉砕木材又
はこれらの繊維のあらゆる組合せである。種々のレーヨ
ンもしくは再生セルロースタイプの繊維も所望により用
いてよい。
【0026】アルデヒドカチオン誘導体により改質され
るパルプに所望の不活性無機充填材を加えてよい。その
ような材料は、クレー、二酸化チタン、タルク、炭酸カ
ルシウム、硫酸カルシウム、及び珪藻土を含む。ロジン
もしくは合成内部サイズ剤も所望により存在してもよ
い。
【0027】紙パルプに混入されるアルデヒドカチオン
誘導体の割合は、特定のパルプ及び所望の特性(例えば
湿潤強度、一時的湿潤強度もしくは乾燥強度)によって
異なる。通常、パルプの乾燥重量を基準として約0.05〜
15%を用いることが好ましく、約0.1 〜5%がより好ま
しい。好ましい範囲内において、用いられる正確な量は
用いられるパルプのタイプ、操作条件、紙の最終用途、
及び付与すべき特性によってきまる。5%を越える量の
使用は排除されるが、所望の結果を達成するためには通
常必要ない。
【0028】以下の実施例は本発明の実施態様を説明す
るものである。この実施例において、特に示さない限
り、部及びパーセントはすべて重量基準であり、温度は
摂氏である。
【0029】実施例1 この実施例は、ガラクトース含有多糖、すなわちグアー
ルガム、タマリンドガム及びローカストビーンガムのカ
チオン誘導体の製造を説明する。
【0030】100g(乾燥基準)のグアールガムを285ml
のイソプロパノールに攪拌し、このスラリーに3g の水
酸化ナトリウム及び80mlの水に溶解した1g のホウ砂を
加えた。よく攪拌しながら、5g の3-クロロ-1- ヒドロ
キシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(Dow Qua
t 188)をこのスラリーに加え、この混合物を窒素雰囲気
で40℃において16時間反応させた。次いでこの混合物を
塩酸(イソプロパノール中18%)でpH8に中和し、濾
過し、80%イソプロパノールで3回洗浄した。次いでこ
のサンプルを風乾し、実施例2のガラクトースオキシダ
ーゼ処理に用いた。脱脂したタマリンドガム及びローカ
ストビーンガムの他のサンプルも同様にして製造した。
【0031】実施例2 以下のようにしてガラクトースオキシダーゼ処理したカ
チオンガムを製造した。実施例1において製造したカチ
オングアールガム10g を1g の防腐剤DowcideA と共
に、攪拌しながら1リットルの脱イオン水に加えた。リ
ン酸を加えてこの分散液のpHを3に調整し、約30分間
維持し、次いでpH7に再調整した。この混合物を沸騰
水浴中で1時間加熱し、室温に冷却し、次いでSigma Ch
emical Co.製のガラクトースオキシダーゼ(2500 ユニッ
ト)(1ユニットは、ペルオキシダーゼ及びo-トリジン
システム中において、25℃、pH6.0 において1.0/min
のΔA425 の活性を有する)及びSigma Chemical Co.製
のカタラーゼ(250,000ユニット)(1ユニットは25℃、
pH7.0 において1分あたり1.0 μモルのH2 2 を分
解するが、H2 2 濃度は10.3から9.2mM に低下する)
を加え、反応の間に発生するH2 2 を除去した。この
反応は所望のアルデヒド含量(酸化度)が達成されるま
で酸素雰囲気において行った。以下に示す方法によりア
ルデヒド含量を測定し、デキストロース当量(D.E.)で表
した。沸騰水浴中で30分間酵素を不活化して反応を停止
させた。
【0032】実施例1で製造したカチオンタマリンドガ
ム及びローカストビーンガムのサンプルも同様にしてガ
ラクトースオキシダーセにより処理した。改良を加えた
M.Macleod and R.Robsonの方法(Biochem J. 23, 517 (1
929)) を用いてガラクトースオキシダーゼ処理したカチ
オンガムの還元値(アルデヒド含量)を調べた。デキス
トロースの標準曲線はデキストロースのサンプル1mg、
5mg及び10mgを滴定することにより求めた。
【0033】1.58×10-3M I2 、1.87×10-3M KI及び
3.74×10-3M KClの溶液50mlに周知の量のデキストロ
ースを加え、次いで10mlの6.1 ×10-4M 炭酸ナトリウム
溶液を加えた。この混合物を1時間攪拌しながら総体積
を110ml にした。1NのH2SO 4 を10ml加え、この溶液
を、指示薬として3滴の1%可溶化スターチ溶液を用い
て0.005Nの炭酸ナトリウム安定化チオ硫酸ナトリウム溶
液で滴定した。
【0034】実験サンプルとして、20mgのガラクトース
オキシダーゼ処理したガムを用い、形成したアルデヒド
の還元値を標準デキストロース曲線を参照して消費され
た沃素の当量を計算することによりデキストロース当量
(D.E.)として求めたアルデヒド含量(D.E.)として示す結
果を次の実施例3の表に示す。
【0035】実施例3 この実施例は紙強化剤としての本発明のガラクトース含
有多糖の使用を説明し、比較する。
【0036】試験及び対照添加剤を含む紙ハンドシート
を以下のようにして製造した。12リットルの水(pH
7)を含むヘッドボックスに400ml の水に溶解した1.2g
の北部ソフトウッド(northern softwood) クラフト紙(6
40CSF-Canadian Standard Freeness) を加えた。攪拌し
ながら、0.5 %濃度で(w/w) 、繊維10トンあたり10lb
(4.5kg) で加えた。この混合物を94メッシュのペーパー
マシンワイヤーを通して排水し、湿潤シートを吸取り紙
の間に挟み、Noble & Woodドラムドライヤー中で予備乾
燥した。吸取り紙を取り除き、シートを105 ℃のオーブ
ン内で30分間硬化させた。強度をテストする前に、シー
トを一定の室温で、50%相対湿度において少なくとも2
時間コンディショニングした。
【0037】紙試験において、引張強度は破断長さ(m)
として記録した。この破断長さは、一端でつりさげ、そ
れ自身の重量で折れる、一定の幅のストリップの計算さ
れた限界長さである。破断長さ(m、風乾)は式B.L.=10
2,000 T/R=3,658 T'/R'(式中、Tは引張強度(kN/m)で
あり、T’は引張強度(lb/in) であり、Rはgrammage(g
/m2 、風乾)であり、そしてR’は単位面積あたりの重
量(lb/1000ft2) である)を用いて計算される。紙片は
TAPPI T 400 サンプリング法により選択される。湿潤強
度及び一時的湿潤強度については、紙サンプルが完全に
湿潤するまで含浸することにより蒸留水で飽和させて評
価した。強度はTAPPI T 494 om-82 により評価した。測
定は一定の速度の伸び装置、すなわちTAPPI Procedure
T 456 om-82(1982) に記載されているFinch wet streng
th device を用いて行った。乾燥強度はTAPPI T 494 om
-81 により評価した。
【0038】以下の表は、ガラクトースオキシダーゼ処
理したカチオングアールガムを用いることにより得られ
た紙強度の改質を示している。
【0039】
【表1】
【0040】この結果は、カチオン改質のみでは紙強度
は改良されず、ガラクトースオキシダーゼ処理により湿
潤強度のみが改質されることを示している。しかしなが
ら、カチオン改質及びガラクトースオキシダーゼ処理の
両方を用いて、湿潤強度と乾燥強度が共にかなり改良さ
れる。
【0041】実施例4 この実施例は、実施例3と同じ方法による、紙強化剤と
してのガラクトースオキシダーゼ処理したカチオン脱脂
タマリンドガムの使用を説明する。
【0042】
【表2】
【0043】この結果は、カチオン改質及びガラクトー
スオキシダーゼ処理を行ったタマリンドガムを用いた場
合に湿潤強度と乾燥強度が共に改良されることを示して
いる。
【0044】実施例5 この実施例は、紙強化剤としてのガラクトースオキシダ
ーゼ処理したカチオンローカストビーンガムの有効性を
示している。実施例3と同じ方法を用いた。
【0045】
【表3】
【0046】この結果は、カチオン改質及びガラクトー
スオキシダーゼ処理を行ったローカストビーンガムを用
いた場合に湿潤強度と乾燥強度が共にかなり改良される
ことを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャー ジェフコート アメリカ合衆国,ニュージャージー 08807,ブリッジウォーター,ダウ ロー ド 847 (72)発明者 マシュー ヘンリー アメリカ合衆国,インディアナ 46143, グリーンウッド,ダービーシャー ドライ ブ 1427 (72)発明者 レロイ ピーク アメリカ合衆国,ニュージャージー 08848,ミルフォード,ボックス 78,ア ールディーナンバー3

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥強度、湿潤強度、一時湿潤強度及び
    これらの組合せを有する紙の製造方法であって、ウェブ
    形成前のいずれかの段階においてパルプ含有材料に強化
    助剤として有効量のアルデヒドカチオン多糖誘導体を添
    加することから本質的になり、前記アルデヒドカチオン
    多糖誘導体が、カチオン化され、次いでガラクトースオ
    キシダーゼとの反応により酸化されてガラクトースユニ
    ットのC6 位にアルデヒド基を与えた天然ガラクトース
    含有多糖であり、前記アルデヒドカチオン多糖誘導体が
    D.S.により表し約0.005 〜1.5 のカチオン含量及び
    D.E.により表し約5〜40のアルデヒド含量を有する
    ものであることを特徴とする紙の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記多糖がポリガラクトマンナンガムで
    ある、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記多糖がグアールガム、ローカストビ
    ーンガム、タマリンドガム及びアラビアゴムからなる群
    より選ばれる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記アルデヒドカチオン多糖誘導体が3
    級アルキルもしくはアリールアミン又は4級アルキルも
    しくはアリールアンモニウムエーテルカチオン基を含
    む、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記アルデヒドカチオン多糖誘導体がパ
    ルプの乾燥重量を基準として約0.05〜15重量%の量で加
    えられる、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記多糖がグアールガム、ローカストビ
    ーンガム、タマリンドガム及びアラビアゴムからなる群
    より選ばれる、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記アルデヒドカチオン多糖誘導体が3
    級アルキルもしくはアリールアミン又は4級アルキルも
    しくはアリールアンモニウムエーテルカチオン基を含
    む、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アルデヒドカチオン多糖誘導体が
    D.S.により表し約0.01〜0.5 のカチオン含量及び
    D.E.により表し約10〜40のアルデヒド含量を有する
    ものである、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 アルデヒドカチオン多糖誘導体であっ
    て、前記多糖が天然ガラクトース含有多糖であり、この
    ガラクトースがガラクトースオキシダーゼとの反応によ
    り酸化されてガラクトースユニットのC6 位にアルデヒ
    ドが与えられたものである、アルデヒドカチオン多糖誘
    導体。
  10. 【請求項10】 前記多糖がグアールガム、ローカスト
    ビーンガム、タマリンドガム及びアラビアゴムからなる
    群より選ばれる、請求項9記載の多糖誘導体。
  11. 【請求項11】 前記ガラクトース含有多糖がカチオン
    化され、次いでガラクトースオキシダーゼとの反応によ
    り酸化されてガラクトースユニットのC6 位にアルデヒ
    ドが与えられたものであり、このアルデヒドカチオン多
    糖誘導体がD.S.により表し約0.005 〜1.5 のカチオ
    ン含量及びD.E.により表し約5〜40のアルデヒド含
    量を有するものである、請求項9記載の多糖誘導体。
  12. 【請求項12】 前記多糖がグアールガム、ローカスト
    ビーンガム、タマリンドガム及びアラビアゴムからなる
    群より選ばれる、請求項11記載の多糖誘導体。
  13. 【請求項13】 3級アルキルもしくはアリールアミン
    又は4級アルキルもしくはアリールアンモニウムエーテ
    ルカチオン基を含む、請求項12記載の多糖誘導体。
JP8098194A 1995-04-21 1996-04-19 ガラクトース含有多糖のアルデヒドカチオン誘導体及びこの誘導体を用いる紙の製造方法 Pending JPH09105096A (ja)

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