JPH09103504A - 体内埋め込み式心臓デフィブリレータ - Google Patents

体内埋め込み式心臓デフィブリレータ

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JPH09103504A
JPH09103504A JP8236998A JP23699896A JPH09103504A JP H09103504 A JPH09103504 A JP H09103504A JP 8236998 A JP8236998 A JP 8236998A JP 23699896 A JP23699896 A JP 23699896A JP H09103504 A JPH09103504 A JP H09103504A
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JP
Japan
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voltage
shock
implantable cardiac
low energy
cardiac defibrillator
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Application number
JP8236998A
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English (en)
Inventor
Kjell Noren
ノレン クイェル
Pia Hagel
ハーゲル ピア
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Pacesetter AB
Original Assignee
Pacesetter AB
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/38Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for producing shock effects
    • A61N1/39Heart defibrillators
    • A61N1/3956Implantable devices for applying electric shocks to the heart, e.g. for cardioversion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除細動に必要な電気エネルギーの低減という
目的を達成したデフィブリレータを提供することであ
る。 【解決手段】 ショックパルス発生器が、非常に高い電
圧を有する1つ又は複数の低エネルギーパルスから成る
除細動ショックを発生するように構成されており、この
低エネルギーパルスの各々は、1000Vより高い電圧
及び2Jより小さいエネルギーを有する、心臓デフィブ
リレータによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して体内埋め込
み式心臓デフィブリレータに関する。より詳しく言う
と、電極リード系に接続することができる体内埋め込み
式心臓デフィブリレータであって、心臓の状態をセンシ
ングし、その状態に相応する状態信号を送信するための
センシングユニットを有し、前記状態信号から心臓の状
態を検出し、細動の状態が存在する場合に、ショックパ
ルス発生器に指令信号を送信するための制御ユニットを
有し、前記ショックパルス発生器は、前記指令信号に依
存して、少なくとも1つの除細動ショックを前記電極リ
ード系を介して心臓に送出する体内埋め込み式心臓デフ
ィブリレータに関する。
【0002】
【従来の技術】Current Problems in Cardiology,Volum
e XIV,No. 12,Dec, 1989, Chicago, Troup J.P.“Impla
ntable Cardioverters and Defibrillators”(特にP.69
9の図14及びこの図の説明文を参照)に記述されている
ような現代の体内埋め込み型自動デフィブリレータは、
頻脈と徐脈の両方のために除細動(Cardioversion)能
力とペースメーカ刺激能力とを兼ね備えており、時には
AICD(automaticimplantable Cardioverter Defibr
illators )と呼ばれる。除細動は、電気ショックの形
で大きな電界を印加することによって、全ての又は少な
くとも十分な数の心臓細胞を同時に脱分極させる。この
電気ショックは、心臓に供給される。この電気ショック
は、パルス発生器によって発生される電気パルスから成
る。このパルスは、多かれ少なかれ非常に複雑な空間的
及び時間的パターンで心臓に送出される。
【0003】時折意見の一致が見られないことはある
が、パルス又はショックの中のパルスに対するエネルギ
ーは、「通常の」除細動においてはある一定の閾値を越
えなくてはならない、と一般的には考えられている。し
かし、従来技術によるこのような「通常の」除細動にお
いて必要な電気エネルギーは、相当なものであり、5〜
40Jのオーダーである。供給される電圧は、700V
のオーダーであり、除細動パルスの持続時間は、10〜
25msである。パルス発生器の中のキャパシタのサイズ
は150μFのオーダーである。このような高エネルギ
ーショックを受ける生体組織は、ダメージを受けるリス
クを背負う。この理由のために、除細動に必要な電気エ
ネルギーを低減するための努力が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、除細
動に必要な電気エネルギーの低減という上記の目的を達
成したデフィブリレータを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ショックパ
ルス発生器が、非常に高い電圧を有する1つ又は複数の
低エネルギーパルスから成る除細動ショックを発生する
ように構成されており、この低エネルギーパルスの各々
は、1000Vより高い電圧及び2Jより小さいエネル
ギーを有する、心臓デフィブリレータによって解決され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のデフィブリレータは、動
物実験での発見に基づいている。すなわち、非常に高い
電圧にもかかわらず低いエネルギーしかもたない電気パ
ルス、つまり静電気によって発生しうるようなパルス
が、心臓の細動状態を停止させることができる、という
動物実験での発見に基づいている。この低エネルギーパ
ルスは、2Jより小さいエネルギー、有利には0.01
〜2Jの範囲のエネルギーを有している。このパルス
は、1000Vを越える電圧、有利には1000〜12
000Vの範囲の電圧を有する。低エネルギーパルスの
持続時間は、1〜20μsの範囲であり、有利には10
〜12μsである。
【0007】これらの観察は、高エネルギーパルスが前
述の「通常の」除細動を行うのに必要である、という広
く普及している見解とは矛盾する。低エネルギーを有す
る高電圧パルスは、経験的にはこれまで除細動を行うこ
となく、単に心臓細胞膜に穴を空ける原因となるだけで
あると考えられてきた。このような高電圧パルスによる
細胞の穿孔は有害であり、回避すべきだというのが普及
している見解であった。除細動が、高電圧の低エネルギ
ーパルスによって達成され得るという前述の観察は、そ
れゆえ従来技術においては驚異的なことである。
【0008】従って、本発明の心臓デフィブリレータに
よって送出される電気ショック、つまり高電圧の低エネ
ルギーの形の電気ショックは、心臓細動を除去し、これ
によって従来の除細動における前述の潜在的に有害な影
響を回避する。
【0009】本発明の有利な実施形態は従属請求項から
得られる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を図面に示された実施例に基づ
いて詳しく説明する。
【0011】図1のブロック図は、本発明のデフィブリ
レータを示している。図1は、デフィブリレータ・イン
プラント1を示している。このデフィブリレータ・イン
プラント1のカバーは、例えばチタニウム・カプセル3
から成る。インプラント1は、検出ブロック5、ペース
メーカー・ブロック7、電気的低エネルギー・デフィブ
リレーションのためのブロック9、電気的高エネルギー
・デフィブリレーションのためのブロック11、制御ユ
ニット13、診断ブロック15、遠隔計測ブロック17
を有している。ペースメーカー・ブロック7は、心房と
心室両方で発生しうる状態である頻脈及び徐脈両方の場
合に、心臓に刺激パルスを供給することができる。上記
のインプラント1のさまざまなブロック/ユニットは、
バス19を介して相互に通信する。
【0012】インプラント1は、遠隔計測ブロック17
を介してプログラマー21の形態の外界と通信する。こ
の通信は、主にインプラント1のプログラミング及び診
断データの伝送から成り立っている。診断データとは、
例えば、様々な種類の事象についてのデータ、センサ信
号および診断ブロック15からのECG信号である。
【0013】インプラント1は、電極リード系23を介
して心臓25に接続されている。これは、心臓にペース
メーカー・パルスとショックパルスの両方を送出するた
めであり、同時に心臓からの心拍停止を示す信号を検出
するためである。電極リード系23を1つ又は複数の心
臓外電極から構成することができる。この心臓外電極と
は、すなわち心臓の外部で使用するための電極、例えば
パッチ型の電極又はねじ込み(screw-in)型電極であ
る。また電極リード系23は、1つ又は複数の心臓内電
極だけから構成することもできるし、又は心臓外電極と
心臓内電極とを組み合わせて構成することもできる。こ
の心臓内電極とは、すなわち心臓の内部に配置するため
の電極又は心臓に隣接する血管内に配置するための電極
である。この心臓内電極を心房と心室両方に設置するこ
とができる。この心臓内電極は、ねじ込み(screw-in)
型電極、フォーク又はフックで引っかけるために設計さ
れた電極、電極リード上にリング又は導電性材質からで
きた細長い部分を有する電極でも良い。このリング又は
細長い部分を、心臓の内壁又は血管の内壁に引っかける
必要はない。心臓内電極は、通常の心臓刺激と高エネル
ギー又は低エネルギーによる除細動との両方のための電
極とすることもできる。
【0014】注意すべきことは、図1はただ概略的な図
であるということ、そして心臓25の状態を示す信号
は、身体の他の部位での生理学的変数、例えば血管内の
酸素分圧(pO)の測定からの信号も含んでいる、と
いうことである。
【0015】上記の説明のように、デフィブリレータ・
インプラント1は、これから詳しく説明する低エネルギ
ー除細動ブロック9に加えて、冒頭で説明した種類の現
代のデフィブリレータ(AICD)に備わった機能も有
している。従って、検出ブロック5は,IECG監視デ
バイス27及びセンサ信号監視デバイス29によって、
心臓の状態を監視する。これは、通常の正弦波リズムを
検出するため、もしくは徐脈、血行力学的に安定な/不
安定な頻脈、心房及び心室の不整脈、そして心室細動な
ど、治療を必要とする異常な心臓の状態を検出するため
である。
【0016】状態信号の形で検出ブロック5から得られ
たデータは、制御ユニット13に伝送される。この制御
ユニット13は、この信号に依存して、必要な治療、例
えば頻脈除去刺激を指令し、指令信号をブロック7、
9、11のうちの少なくとも1つに伝送する。例えば、
上記の頻脈除去刺激の場合にはペースメーカー・ブロッ
ク7に指令信号が送信される。従って、低エネルギー・
デフィブリレータ9を、治療のみに使用することも、又
はブロック7及び11のうちの片方又は両方と組み合わ
せて使用することもできる。
【0017】今まで説明したデフィブリレータ・インプ
ラント1の部分及び機能は、上述のように、本質的に従
来どおりのものであり、以後は、低エネルギー・デフィ
ブリレータ・ブロック9に関連する限りにおいてのみ言
及される。では、以下に低エネルギー・デフィブリレー
タ・ブロック9(これを以後はデフィブリレータと呼
ぶ)を説明する。
【0018】低エネルギー・デフィブリレータを有する
ブロック9は、タイム・コントロールユニット31及び
高電圧用のショックパルス発生器33から構成されてい
る。このタイム・コントロールユニット31によって、
パルス発生器33が、所望のパルス、パルスシーケン
ス、又はデフィブリレータ9によって送出される連続出
力信号を交互に発生する。パルス発生器33は、電極リ
ード系23に、所望の高電圧、低エネルギーのパルスを
送出するのに十分なエネルギーを供給する。
【0019】低エネルギーパルスの持続時間は、1〜2
0μsの範囲であり、有利には10〜12μsである。パ
ルスは一度に1個放出されるが、必要ならば繰り返し放
出することができる。1つのパルスは、急激な指数関数
的な上昇を示す。この上昇時間は0.1μsのオーダーで
ある。そしてこのパルスは、同様に同じ程度の時間を有
する急激な指数関数的下降を示す。これらの低エネルギ
ーパルスは、2Jより小さいエネルギーを有し、有利に
は0.1〜2Jの範囲である。そして、パルスは100
0Vを越える電圧を有し、有利には、1000〜120
00Vの範囲である。パルスの電流は、100Aのオー
ダーである。
【0020】最大1000Vまでの電圧(この電圧は、
従来の体内埋め込み型デフィブリレータで使用されるピ
ーク電圧にほぼ相応する)を放出する場合には、交流電
流を放出する発振器が使用される。この交流電流は、つ
いで非常に多数の巻線を有する変圧器によって昇圧され
る。電圧レベルをさらに上昇させるためには、異なる種
類の受動型電圧マルチプライアを使用すればよい。これ
はキャパシタ及びダイオードの回路網から構成される。
このキャパシタ及びダイオードの回路網は、当業者なら
ば周知の技術によって構成される。
【0021】図2は、低エネルギー・デフィブリレータ
9のブロック図である。この低エネルギー・デフィブリ
レータ9は、デフィブリレータ・インプラント1のバッ
テリ電圧に接続された発振器35、変圧器37、電圧マ
ルチプライア39及び高電圧スイッチ41から構成され
ている。発振器35、変圧器37、電圧マルチプライア
39、高電圧スイッチ41は、共にショックパルス発生
器33を構成している。
【0022】発振器35の出力信号は、約3Vのピーク
・ピーク値を有する交流電圧である。この電圧は、次に
変圧器37で昇圧され、例えばピーク・ピーク電圧が1
000V(図3参照)に達するほどになる。
【0023】図3は、ショックパルス発生器33に使用
される電圧マルチプライア39の概略図である。電圧マ
ルチプライア39は、当業者には周知の電圧乗算原理に
従って作られる。電圧マルチプライア39への入力信号
は、変圧器37によって昇圧された交流電流である。そ
して出力信号は、入力信号のピーク・ピーク値の偶数倍
の高電圧直流電流である。電圧マルチプライアは、所定
の数のダイオードD1〜 D12及び所定の数のキャパ
シタC1〜 C12から構成されている。(図では12
個に設定されている)ダイオード及びキャパシタの数
は、発生される出力電圧に依存する。図3の実施例によ
れば、電圧マルチプライア39は、直列接続された2つ
のキャパシタ列、C1,C3... C11とC2,C
4... C12とを有し、キャパシタC1及びC2の片方
の側は、変圧器37に接続されている。
【0024】ダイオードD1〜 D12は、キャパシタ
列を相互に連結している。 D1は、C2が変圧器37
に接続されている点から、その順方向にC1とC3との
間の点へと接続されている。 D2は、この点から、そ
の順方向にC2とC4との間の点へと接続されている。
D3は、この点から、その順方向にC3とC5との間の
点へと接続され...等々と同じように接続されている。
最後には、回路はC11とC12との間に順方向で接続
されているD12によって閉じられている。図3は、入
力電圧のピーク・ピーク値の偶数倍の電圧をキャパシタ
列C2〜C12の全て又は一部を介してタップから取り
出すことができることを示している。図3に図示された
電圧マルチプライア39の実施例は、ピーク・ピーク電
圧Usを、変圧器37の2次側から6段階で、このレベ
ルの12倍の直流電圧12Usに昇圧させる。当業者に
とっては、どのようにしてこの回路網を簡略化又は拡大
させて異なる電圧レベルに到達させるかは明らかであ
る。電圧マルチプライア39の出力電圧レベルの制御
は、変圧器37の1次側で行うのが最も簡単である。
【0025】電圧マルチプライア39(キャパシタ及び
ダイオード)のいずれの素子を介するピーク電圧も、変
圧器37の2次側のピーク・ピーク電圧の2倍である。
従って、1000Vのピーク・ピーク電圧を2次側で使
用するこの実施例の場合、いずれの素子を介するピーク
電圧も約2000Vである。それゆえ、どの素子もピー
ク出力電圧の影響を受けない。これは、このタイプの回
路の利点である。結果的に、実用的な物理的に小さい素
子の利用が可能になる。これは、体内に埋め込まれるデ
バイスにおいてこれらの素子を使用するための必要条件
である。
【0026】電圧マルチプライア39で発生された高電
圧を除細動のために患者に切換接続(スイッチング)す
ることは、本発明では高電圧スイッチ41によって実施
される。図2参照。このスイッチの2つの異なった実施
例の詳細図が図4及び図5に図示されている。これらの
図では、符号HV(高電圧)は、電圧マルチプライア3
9からの出力信号を指す。図3では、HVは、符号2U
s、4Us...12Usのうちの1つに相応する。
【0027】図4は、本発明の心臓デフィブリレータの
第1の有利な実施例の高電圧スイッチ41を図示してい
る。このスイッチは、ガス放電管43を能動素子として
有している。放電管は、例えば250Vから20000
Vまでの点弧電圧で利用される。消弧状態では、放電管
は極端に高いインピーダンス、すなわち100MΩから
10000MΩを有する。電圧が点弧電圧を越えると、
アークが非常に迅速に(0.1μsより短い時間で)点火
する。そして、大電流が流れる。ガス放電管43にかか
る電圧は、RC回路網によって発生される。このRC回
路網は、直列接続されたN個のキャパシタC1〜 C
N、及び直列接続されたM個の抵抗器R1〜 RMで構
成される。このRC回路網の等価キャパシタンスCeq
vはC/Nであり、等価抵抗ReqvはM・Rである。
直列抵抗Reqvは、負荷Rload(患者)よりもは
るかに大きくなければならない。 Reqvに対する典
型的な値は10MΩ、Ceqvに対する典型的な値は2
50nFである。
【0028】この高電圧スイッチの1つの利点は、制御
入力端子が必要ないことである。ガス放電管にかかる電
圧が、所定の点弧電圧に達するまで上昇する。すると、
放電が起こる。適当に選択された素子を使用するなら
ば、高エネルギー除細動ブロック11において高エネル
ギー除細動パルスをスイッチングするために、上記のタ
イプの高電圧スイッチを使用できるのは明らかである。
【0029】図5は、本発明の心臓デフィブリレータの
第2の有利な実施例の図2の高電圧スイッチ41を図示
している。ここでは、スイッチは、直列接続されたN個
の同一のサブ回路L1〜LNで構成されている。各サブ
回路には、主サイリスタSCR1(シリコン制御整流
器)が組み込まれている。直列接続されたサブ回路L1
〜LNは、全電圧を等しく分圧する。各サイリスタSC
R1にかかる電圧は、例えば1000Vでもよい。
【0030】このスイッチの作動には特有の問題が発生
する。作動を光学的手段によって行えば、例えば光電サ
イリスタLASCR1(光電作動式シリコン制御整流
器)を使用したり、光トランジスタも使用できるのだ
が、そうすれば、このことによって、作動時にスイッチ
との電気的接触が回避される。 図中のLASCR1の
箇所にある矢印は、光の入射とこれらの素子の作動とを
示す。これらの素子が作動した場合、今度はこれらの素
子が、高電圧を切換接続するために主サイリスタSCR
1をトリガする。抵抗器R1が抵抗器R2よりはるかに
大きい値を有するならば、低電圧LASCR1を使用す
ることができる。実際には、小さな点滅管が光学的トリ
ガとして使用され、光ファイバ導体が点滅光(フラッシ
ュ・ライト)を各LASCR1に伝える。これによっ
て、電気的に絶縁されたスイッチ制御が可能となる。L
ASCR1スイッチが同時に作動し、高い周波数の過渡
状態に対して保護されるように、 これらLASCR1
スイッチをマッチングさせることも重要である。この目
的のために、いくつかの他の素子(R3、R4、RD、
C1、CD)を概略的に回路には組み込んであるが、こ
こでは言及しない。というのも、これらは、本発明の直
接的な一部分ではないからである。この図は、2つの接
続点(S+、S−)も示している。
【0031】図6は、第2の有利な実施例の高電圧スイ
ッチ41の簡略化された概略図である。図7及び図8
は、電圧マルチプライア39からの出力信号HVに接続
されたスイッチ41に、負荷Rload(患者)が接続
されている回路図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデフィブリレータのブロック図であ
る。
【図2】本発明のデフィブリレータの中のショックパル
ス発生器のブロック図である。
【図3】ショックパルス発生器の中の電圧マルチプライ
アの回路図である。
【図4】本発明のデフィブリレータの中の高電圧スイッ
チの第1の実施例の回路図である。
【図5】本発明のデフィブリレータの中の高電圧スイッ
チの第2の実施例の回路図である。
【図6】第2の実施例の高電圧スイッチの簡略化された
概略図である。
【図7】第2の実施例の高電圧スイッチを接続する位置
を示す回路図である。
【図8】第2の実施例の高電圧スイッチを接続する位置
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 デフィブリレータ・インプラント 2 カバー 5 検出ブロック 7 ペースメーカー・ブロック 9 低エネルギー除細動ブロック 11 高エネルギー除細動ブロック 13 制御ユニット 15 診断ブロック 17 遠隔計測ブロック 19 バス 21 プログラマー 23 電極リード系 25 心臓 27 IECG監視デバイス 29 センサ信号監視デバイス 31 タイム・コントロール・ユニット 33 ショックパルス発生器 35 発振器 37 変圧器 39 電圧マルチプライア 41 高電圧スイッチ 43 ガス放電管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極リード系(23)に接続することが
    できる体内埋め込み式心臓デフィブリレータ(1)であ
    って、 心臓の状態をセンシングし、その状態に相応する状態信
    号を送信するためのセンシング・ユニット(5)を有し
    前記状態信号から心臓の状態を検出し、細動の状態が存
    在する場合に、ショックパルス発生器(33)に指令信
    号を送信するための制御ユニット(13)を有し、 前記ショックパルス発生器(33)は、前記指令信号に
    依存して、少なくとも1つの除細動ショックを前記電極
    リード系(23)を介して心臓に送出する体内埋め込み
    式心臓デフィブリレータにおいて、 前記ショックパルス発生器(33)は、非常に高い電圧
    を有する1つ又は複数の低エネルギーパルスから成る除
    細動ショックを発生するように構成されており、 前記低エネルギーパルスの各々は、1000Vより高い電圧
    及び2Jより小さいエネルギーを有することを特徴とす
    る体内埋め込み式心臓デフィブリレータ。
  2. 【請求項2】 低エネルギーパルスの持続期間は1〜2
    0μsの範囲内であり、有利には10〜12μsであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の体内埋め込み式心臓デフ
    ィブリレータ。
  3. 【請求項3】 ショックパルス発生器(33)は、発振
    器(35)、変圧器(37)、電圧マルチプライア(3
    9)、高電圧スイッチ(41)から構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の体内埋め込み式心
    臓デフィブリレータ。
  4. 【請求項4】 高電圧スイッチ(41)は、ガス放電管
    (43)を有することを特徴とする請求項3記載の体内
    埋め込み式心臓デフィブリレータ。
  5. 【請求項5】 高電圧スイッチ(41)は、少なくとも
    1つのサイリスタ(SCR1)を有し、 該サイリスタ(SCR1)は、例えば光トランジスタに
    よって、又は光電作動サイリスタ( LSCR1)によ
    って光学的に作動されることを特徴とする請求項3記載
    の体内埋め込み式心臓デフィブリレータ。
  6. 【請求項6】 電極リード系(23)は、1つ又は複数
    の心臓外電極、例えばパッチ型電極、及び/又は1つ又
    は複数の心臓内電極、例えば通常の心臓刺激用電極を有
    することを特徴とする請求項1〜5までのうちの1項記
    載の体内埋め込み式心臓デフィブリレータ。
  7. 【請求項7】 体内埋め込み式心臓デフィブリレータ
    は、付加的に、少なくとも通常の心臓刺激のためのユニ
    ット(7)及び電気的高エネルギーショックのためのユ
    ニット(11)を有し、 ショックパルス発生器(33)は、非常に高電圧の低エ
    ネルギーパルスを発生する際に、前記刺激ユニット及び
    高エネルギーショック・ユニットとインタラクティブ動
    作するように構成されていることを特徴とする請求項1
    〜6までのうちの1項記載の体内埋め込み式心臓デフィ
    ブリレータ。
JP8236998A 1995-09-20 1996-09-06 体内埋め込み式心臓デフィブリレータ Pending JPH09103504A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9503257A SE9503257D0 (sv) 1995-09-20 1995-09-20 Implanterbar hjärtdefibrillator
SE9503257-9 1995-09-20

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Publication Number Publication Date
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ID=20399539

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JP8236998A Pending JPH09103504A (ja) 1995-09-20 1996-09-06 体内埋め込み式心臓デフィブリレータ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5722994A (ja)
EP (1) EP0764451B1 (ja)
JP (1) JPH09103504A (ja)
DE (1) DE69630848T2 (ja)
SE (1) SE9503257D0 (ja)

Cited By (3)

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