JPH09103459A - 排便促進装置 - Google Patents
排便促進装置Info
- Publication number
- JPH09103459A JPH09103459A JP26519295A JP26519295A JPH09103459A JP H09103459 A JPH09103459 A JP H09103459A JP 26519295 A JP26519295 A JP 26519295A JP 26519295 A JP26519295 A JP 26519295A JP H09103459 A JPH09103459 A JP H09103459A
- Authority
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- Japan
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- pressing
- defecation
- energy
- power
- housing
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H2205/00—Devices for specific parts of the body
- A61H2205/08—Trunk
- A61H2205/083—Abdomen
Landscapes
- Percussion Or Vibration Massage (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は排便促進装置に関するもので、熱・
振動・その他の物理エネルギーを伴った押圧面でマッサ
ージを行うことにより排便を促進することを目的とした
ものである。 【解決手段】 この排便促進装置1には、押圧手段2と
エネルギー供給手段3が配設されている。利用者は操作
スイッチ4を押してバッテリー5からエネルギー供給手
段3に電力を供給してやることによって、エネルギー供
給手段3を動作させることが出来る。エネルギー供給手
段3としてはヒーター、振動素子などの利用が可能であ
り、容易に排便促進のマッサージが出来るため便秘の解
消が図れるという効果がある。
振動・その他の物理エネルギーを伴った押圧面でマッサ
ージを行うことにより排便を促進することを目的とした
ものである。 【解決手段】 この排便促進装置1には、押圧手段2と
エネルギー供給手段3が配設されている。利用者は操作
スイッチ4を押してバッテリー5からエネルギー供給手
段3に電力を供給してやることによって、エネルギー供
給手段3を動作させることが出来る。エネルギー供給手
段3としてはヒーター、振動素子などの利用が可能であ
り、容易に排便促進のマッサージが出来るため便秘の解
消が図れるという効果がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトイレ内において利
用者の排便促進を行う為のマッサージを補助する排便促
進装置に関するものである。
用者の排便促進を行う為のマッサージを補助する排便促
進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】便秘は日常よく知られた排便困難な病態
であるが、大きくは器質性便秘と機能性便秘の二種類に
分けられる。器質性便秘は腸が狭いなどの物理的障害が
原因であるが、現代人の多くを悩ませているのは機能性
便秘の方である。機能性便秘は、さらに「直腸型」・
「弛緩性」・「けいれん性」の三種類に分類される。
であるが、大きくは器質性便秘と機能性便秘の二種類に
分けられる。器質性便秘は腸が狭いなどの物理的障害が
原因であるが、現代人の多くを悩ませているのは機能性
便秘の方である。機能性便秘は、さらに「直腸型」・
「弛緩性」・「けいれん性」の三種類に分類される。
【0003】通常、消化物が直腸内に入ることにより、
腸が押し広げられ排便反射を引き起こす。それが脳に伝
えられると便意を催し、腸に対して収縮が始まり排便に
至る。しかし、日常生活においては、様々な社会的制約
から便意を催してもすぐにトイレで排便するということ
ができない場合が多い。直腸の壁が押されているのを感
じるのは、便に含まれている連鎖脂肪酸であるとされて
いるが、この刺激は短時間しか持続しないため、やがて
便意を感じなくなってしまう。これが直腸型の便秘であ
る。
腸が押し広げられ排便反射を引き起こす。それが脳に伝
えられると便意を催し、腸に対して収縮が始まり排便に
至る。しかし、日常生活においては、様々な社会的制約
から便意を催してもすぐにトイレで排便するということ
ができない場合が多い。直腸の壁が押されているのを感
じるのは、便に含まれている連鎖脂肪酸であるとされて
いるが、この刺激は短時間しか持続しないため、やがて
便意を感じなくなってしまう。これが直腸型の便秘であ
る。
【0004】弛緩型は、老化などによって腸の筋力が低
下し、排便できなくなるくらいまで直腸に便をため込ん
でしまうこと等によって生ずる。またけいれん性(興奮
性結腸ともいう)では、ストレスなどを引き金として体
内に分泌されたエンドルフィンなどの体内麻薬が、腸を
異常に収縮させ特にS字結腸において腸がくびれること
で便が小さく細切れになってしまう。
下し、排便できなくなるくらいまで直腸に便をため込ん
でしまうこと等によって生ずる。またけいれん性(興奮
性結腸ともいう)では、ストレスなどを引き金として体
内に分泌されたエンドルフィンなどの体内麻薬が、腸を
異常に収縮させ特にS字結腸において腸がくびれること
で便が小さく細切れになってしまう。
【0005】これらの機能性便秘の対策としては、食事
療法や運動療法といった生活習慣の改善に関するものが
よく知られている。生活習慣の改善によって、生体本来
のサーカディアンリズム(概日リズム)を取り戻し消化
器系の活性化を促すことを狙っている。また特に食事療
法については、食物繊維などを含んだ食品を多く摂取す
ることにより便の粘性を適度に保つことを図っている。
療法や運動療法といった生活習慣の改善に関するものが
よく知られている。生活習慣の改善によって、生体本来
のサーカディアンリズム(概日リズム)を取り戻し消化
器系の活性化を促すことを狙っている。また特に食事療
法については、食物繊維などを含んだ食品を多く摂取す
ることにより便の粘性を適度に保つことを図っている。
【0006】また、便秘薬の利用や外部からの刺激によ
って便秘の解消を図るものもある。便秘薬には、腸壁か
らの水分の分泌を促すものや、食物繊維などに似た成分
で便を柔らかくするものなどがある。外部からの刺激と
しては、温水洗浄便座の流水によるものなどが知られて
いる。肛門に水流を当てることによって、肛門反射を促
し便意を促進させるというものである。
って便秘の解消を図るものもある。便秘薬には、腸壁か
らの水分の分泌を促すものや、食物繊維などに似た成分
で便を柔らかくするものなどがある。外部からの刺激と
しては、温水洗浄便座の流水によるものなどが知られて
いる。肛門に水流を当てることによって、肛門反射を促
し便意を促進させるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】生活習慣の改善は、便
秘の解消のみならず、自らが積極的に健康維持に関わる
という点で最も意義深く本質的な方法であろう。ただ、
食事や運動のメニューをどのようにして決めればよいの
かという問題については、既往症や年齢的な問題から個
人によって条件が異なり、専門的な知識を要する。
秘の解消のみならず、自らが積極的に健康維持に関わる
という点で最も意義深く本質的な方法であろう。ただ、
食事や運動のメニューをどのようにして決めればよいの
かという問題については、既往症や年齢的な問題から個
人によって条件が異なり、専門的な知識を要する。
【0008】また、便秘薬の使用は一時的には大きな効
果をもたらす。しかし、これを常用することによる弊害
も見逃せない。例えば、弛緩性便秘などの場合では便秘
薬によって排便が促進されるため、腸の感覚がさらに鈍
化し便秘が進行する場合があったり、けいれん性の便秘
の場合でも、もともと腸の働きが過度なことによるので
便秘薬が下痢を引き起こすことがあるという問題があ
る。
果をもたらす。しかし、これを常用することによる弊害
も見逃せない。例えば、弛緩性便秘などの場合では便秘
薬によって排便が促進されるため、腸の感覚がさらに鈍
化し便秘が進行する場合があったり、けいれん性の便秘
の場合でも、もともと腸の働きが過度なことによるので
便秘薬が下痢を引き起こすことがあるという問題があ
る。
【0009】外部からの刺激による排便促進は、薬物の
利用に比べて比較的副作用の少ない効果のある方法とい
える。特に、水流による刺激は主として肛門括約筋への
刺激としては有効である。肛門括約筋には平滑筋である
内肛門括約筋と骨格筋である外肛門括約筋があり、外肛
門括約筋の方は任意に締めたり緩めたりできるが、内肛
門括約筋は平滑筋のため意志で動かすことができない。
直腸型の便秘の場合、便が直前まで到達しているにも関
わらずその情報が伝えられず、内肛門括約筋が弛緩しな
いために排便に支障が起こっているわけであるから、こ
れを刺激することは理にかなっているように思われる。
利用に比べて比較的副作用の少ない効果のある方法とい
える。特に、水流による刺激は主として肛門括約筋への
刺激としては有効である。肛門括約筋には平滑筋である
内肛門括約筋と骨格筋である外肛門括約筋があり、外肛
門括約筋の方は任意に締めたり緩めたりできるが、内肛
門括約筋は平滑筋のため意志で動かすことができない。
直腸型の便秘の場合、便が直前まで到達しているにも関
わらずその情報が伝えられず、内肛門括約筋が弛緩しな
いために排便に支障が起こっているわけであるから、こ
れを刺激することは理にかなっているように思われる。
【0010】しかしながら、弛緩性の便秘においては肛
門だけが刺激されても直腸の運動が伴わないと排便には
至らない。けいれん性の便秘においても、直腸が本来の
適度な運動状態に戻らなければ便秘の解消とはいえず、
水流による刺激が全ての機能性便秘に有効であるとはい
えない。また、直腸性の場合でも本来は腸からの便意が
伝えられ内肛門括約筋が弛緩するのが望ましいのは明ら
かであるから、必ずしも水流の刺激による通便は一時的
なものであってそれが便秘を解消するとは断言できな
い。
門だけが刺激されても直腸の運動が伴わないと排便には
至らない。けいれん性の便秘においても、直腸が本来の
適度な運動状態に戻らなければ便秘の解消とはいえず、
水流による刺激が全ての機能性便秘に有効であるとはい
えない。また、直腸性の場合でも本来は腸からの便意が
伝えられ内肛門括約筋が弛緩するのが望ましいのは明ら
かであるから、必ずしも水流の刺激による通便は一時的
なものであってそれが便秘を解消するとは断言できな
い。
【0011】このような観点からすると、マッサージは
腸への積極的な働きかけを行うことから本来の排便反射
から排便行為までのメカニズムを自然に誘発することの
できる優れた方法であることがわかる。しかし、トイレ
内で座りながら自分の掌で腹部を押さえるのは特に高齢
者にとっては大きな負担であると共に、特に冬期には掌
の表面温度が低く、直に腹部を押すのは寒さのために困
難であるという課題があった。
腸への積極的な働きかけを行うことから本来の排便反射
から排便行為までのメカニズムを自然に誘発することの
できる優れた方法であることがわかる。しかし、トイレ
内で座りながら自分の掌で腹部を押さえるのは特に高齢
者にとっては大きな負担であると共に、特に冬期には掌
の表面温度が低く、直に腹部を押すのは寒さのために困
難であるという課題があった。
【0012】次にマッサージを行うためにトイレに携帯
可能なマッサージ機を持ち込むことも考えられる。場
合、限られたトイレの空間内では置場所や電池が切れた
場合の電力の供給に課題があった。
可能なマッサージ機を持ち込むことも考えられる。場
合、限られたトイレの空間内では置場所や電池が切れた
場合の電力の供給に課題があった。
【0013】また、外部から電力を供給する場合には接
点が危険であると共に、蓄電手段を内蔵した場合ではそ
の重量で長時間押圧することが特に高齢者では困難であ
るという課題があった。
点が危険であると共に、蓄電手段を内蔵した場合ではそ
の重量で長時間押圧することが特に高齢者では困難であ
るという課題があった。
【0014】さらに、マッサージは有効な誘便手段では
あるものの、どうしても肛門反射が起こらない場合には
やはり排便が困難であるという課題があった。
あるものの、どうしても肛門反射が起こらない場合には
やはり排便が困難であるという課題があった。
【0015】そして、押圧面は直に皮膚に接触するの
で、抗菌性を十分考慮しなければならないという課題が
あった。
で、抗菌性を十分考慮しなければならないという課題が
あった。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、その
第1の目的は、熱・振動・その他の物理エネルギーを伴
った押圧面でマッサージを行うことにより排便を促進す
ることである。
第1の目的は、熱・振動・その他の物理エネルギーを伴
った押圧面でマッサージを行うことにより排便を促進す
ることである。
【0017】第2の目的は、電力供給を外部から行い使
用中の電力の確保を確実に行うことである。
用中の電力の確保を確実に行うことである。
【0018】第3の目的は、給電部・受電部を密閉して
絶縁性を高め安全性を向上させると共に、誘導加熱を用
いて発熱手段に用いるヒーター・電源部などを不要に
し、より軽量・低コストを実現することである。
絶縁性を高め安全性を向上させると共に、誘導加熱を用
いて発熱手段に用いるヒーター・電源部などを不要に
し、より軽量・低コストを実現することである。
【0019】第4の目的は、水流による排便促進とマッ
サージを併用することにより排便促進効果を高めること
である。
サージを併用することにより排便促進効果を高めること
である。
【0020】第5の目的は、抗菌剤を分散させることに
より皮膚と接触する押圧部分を衛生的に保つことであ
る。
より皮膚と接触する押圧部分を衛生的に保つことであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するため、人体を押圧する押圧手段と、前記押圧
手段に熱、振動または他の物理エネルギーを供給するエ
ネルギー供給手段とを備えた構成としてある。
を達成するため、人体を押圧する押圧手段と、前記押圧
手段に熱、振動または他の物理エネルギーを供給するエ
ネルギー供給手段とを備えた構成としてある。
【0022】本発明は上記第2の目的を達成するため、
人体を押圧する押圧面を有する押圧手段と、前記押圧面
に熱、振動または他の物理エネルギーを供給するエネル
ギー供給手段と、受電手段と、蓄電手段とを一体化した
筺体と、前記筺体を保持する保持手段と、前記保持手段
に配設された給電手段とを備えた構成としてある。
人体を押圧する押圧面を有する押圧手段と、前記押圧面
に熱、振動または他の物理エネルギーを供給するエネル
ギー供給手段と、受電手段と、蓄電手段とを一体化した
筺体と、前記筺体を保持する保持手段と、前記保持手段
に配設された給電手段とを備えた構成としてある。
【0023】本発明は上記第3の目的を達成するため、
人体を押圧する押圧面を有する押圧手段と、電磁誘導に
よって受電した電力より熱、振動またはその他の物理エ
ネルギーを生成し前記押圧面に供給するエネルギー変換
手段とを一体化した筺体と、前記筺体の外部に配設され
絶縁体で密閉された給電手段とを備えた構成としてあ
る。
人体を押圧する押圧面を有する押圧手段と、電磁誘導に
よって受電した電力より熱、振動またはその他の物理エ
ネルギーを生成し前記押圧面に供給するエネルギー変換
手段とを一体化した筺体と、前記筺体の外部に配設され
絶縁体で密閉された給電手段とを備えた構成としてあ
る。
【0024】本発明は上記第4の目的を達成するため、
肛門に水流を噴射する噴射手段と、前記噴射手段を操作
する操作手段とを備え、肛門に水流を噴射していると同
時に押圧手段により人体の押圧を行えることを特徴とす
る構成としてある。
肛門に水流を噴射する噴射手段と、前記噴射手段を操作
する操作手段とを備え、肛門に水流を噴射していると同
時に押圧手段により人体の押圧を行えることを特徴とす
る構成としてある。
【0025】本発明は上記第5の目的を達成するため、
少なくとも押圧面は、抗菌剤を分散して成形されてい
る。
少なくとも押圧面は、抗菌剤を分散して成形されてい
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は上記した第1の構成によ
って、エネルギー供給手段が熱、振動または他の物理エ
ネルギーを押圧手段に伝える。利用者はこの押圧手段を
用いて例えば腹部をマッサージすることにより排便の促
進を図ることができるのである。
って、エネルギー供給手段が熱、振動または他の物理エ
ネルギーを押圧手段に伝える。利用者はこの押圧手段を
用いて例えば腹部をマッサージすることにより排便の促
進を図ることができるのである。
【0027】また、第2の構成によって、保持手段によ
って保持された筺体の受電手段に対し、給電手段から電
力が供給される。供給された電力は蓄電手段に蓄えら
れ、この電力によりエネルギー供給手段が押圧手段に対
して物理エネルギーを供給することができるのである。
って保持された筺体の受電手段に対し、給電手段から電
力が供給される。供給された電力は蓄電手段に蓄えら
れ、この電力によりエネルギー供給手段が押圧手段に対
して物理エネルギーを供給することができるのである。
【0028】また、第3の構成によって、給電手段から
エネルギー変換手段に電力搬送が行われた後、エネルギ
ー変換手段自身の抵抗でエネルギー変換手段が発熱する
のである。
エネルギー変換手段に電力搬送が行われた後、エネルギ
ー変換手段自身の抵抗でエネルギー変換手段が発熱する
のである。
【0029】また、第4の構成によって、利用者が操作
手段を操作することによって噴射手段が水流を肛門へ噴
射する。同時に押圧手段を用いて腹部などをマッサージ
することにより、水流とマッサージの相乗的な排便促進
効果が得られるのである。
手段を操作することによって噴射手段が水流を肛門へ噴
射する。同時に押圧手段を用いて腹部などをマッサージ
することにより、水流とマッサージの相乗的な排便促進
効果が得られるのである。
【0030】また、第5の構成によって、押圧手段を構
成する成形物に分散された抗菌剤の作用で、表面上で成
長する雑菌やカビの繁殖を阻止し、使用者の不快感を解
消することができるのである。
成する成形物に分散された抗菌剤の作用で、表面上で成
長する雑菌やカビの繁殖を阻止し、使用者の不快感を解
消することができるのである。
【0031】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 (実施例1)図1は実施例1の構成を示すブロック図で
ある。図1において排便促進装置1には、押圧手段2と
エネルギー供給手段3が配設されている。利用者は操作
スイッチ4を押してバッテリー5からエネルギー供給手
段3に電力を供給してやることによって、エネルギー供
給手段3を動作させることができる。エネルギー供給手
段3としては、ヒーター、振動素子などの利用が可能で
ある。
説明する。 (実施例1)図1は実施例1の構成を示すブロック図で
ある。図1において排便促進装置1には、押圧手段2と
エネルギー供給手段3が配設されている。利用者は操作
スイッチ4を押してバッテリー5からエネルギー供給手
段3に電力を供給してやることによって、エネルギー供
給手段3を動作させることができる。エネルギー供給手
段3としては、ヒーター、振動素子などの利用が可能で
ある。
【0032】利用者は排便促進装置1のグリップ部6を
もって、腹部に押圧手段2をあててマッサージできるよ
う構成されている。排便促進装置1を両手で保持してや
れば、押圧手段2により力が加わりやすいようになる。
図2は、人体腹部内の大腸の模式図である。回腸、盲腸
は省略してある。マッサージは、大腸7の上を矢印に沿
って上行結腸・横行結腸・下行結腸の順に時計回りに押
すように行う。また特にS字結腸8に対し集中して押圧
刺激を繰り返し行うと効果がある。
もって、腹部に押圧手段2をあててマッサージできるよ
う構成されている。排便促進装置1を両手で保持してや
れば、押圧手段2により力が加わりやすいようになる。
図2は、人体腹部内の大腸の模式図である。回腸、盲腸
は省略してある。マッサージは、大腸7の上を矢印に沿
って上行結腸・横行結腸・下行結腸の順に時計回りに押
すように行う。また特にS字結腸8に対し集中して押圧
刺激を繰り返し行うと効果がある。
【0033】従って、この構成によれば、容易に排便促
進のマッサージができるため便秘の解消が図れるという
効果が期待できる。
進のマッサージができるため便秘の解消が図れるという
効果が期待できる。
【0034】(実施例2)図3において、筺体9は押圧
手段2、エネルギー供給手段3、受電手段10、蓄電手
段11を一体化している。一方、給電手段12は筺体9
保持する保持手段13の下部に配設されている。利用者
は操作スイッチ4を押してエネルギー供給手段を動作さ
せることができる。
手段2、エネルギー供給手段3、受電手段10、蓄電手
段11を一体化している。一方、給電手段12は筺体9
保持する保持手段13の下部に配設されている。利用者
は操作スイッチ4を押してエネルギー供給手段を動作さ
せることができる。
【0035】給電手段12は受電手段10に対して電力
搬送を行う。受電手段10で受電した電力は、蓄電手段
11に蓄えられる。ここで、給電手段12と受電手段1
0の間での電力搬送は接点(図示せず)を用いて行って
もよいが、コイル間で生じる電磁誘導現象を応用しても
よい。
搬送を行う。受電手段10で受電した電力は、蓄電手段
11に蓄えられる。ここで、給電手段12と受電手段1
0の間での電力搬送は接点(図示せず)を用いて行って
もよいが、コイル間で生じる電磁誘導現象を応用しても
よい。
【0036】従って、この構成によれば、外部から電力
の供給ができるため本体の電源を交換する必要がなくな
るという効果が期待できる。
の供給ができるため本体の電源を交換する必要がなくな
るという効果が期待できる。
【0037】(実施例3)図4において、エネルギー変
換手段14は筺体9の内部に配設されている。エネルギ
ー変換手段14は適度な抵抗を持つ導体である。エネル
ギー変換手段14と給電手段12は、それぞれ絶縁体で
ある押圧手段2と絶縁体である保持手段13によって密
閉されている。
換手段14は筺体9の内部に配設されている。エネルギ
ー変換手段14は適度な抵抗を持つ導体である。エネル
ギー変換手段14と給電手段12は、それぞれ絶縁体で
ある押圧手段2と絶縁体である保持手段13によって密
閉されている。
【0038】上記構成において、給電手段12によって
誘導された電流がエネルギー変換手段14を流れると、
エネルギー変換手段14自身の抵抗によってエネルギー
変換手段14が発熱する。この熱エネルギーは押圧手段
2に伝達され、押圧手段2の表面温度が上昇する。
誘導された電流がエネルギー変換手段14を流れると、
エネルギー変換手段14自身の抵抗によってエネルギー
変換手段14が発熱する。この熱エネルギーは押圧手段
2に伝達され、押圧手段2の表面温度が上昇する。
【0039】従ってこの構成によれば、エネルギー変換
手段が直接発熱するため本体内の電源手段および独立し
た発熱手段が不要になりリモコンが軽量化するという効
果が期待できる。
手段が直接発熱するため本体内の電源手段および独立し
た発熱手段が不要になりリモコンが軽量化するという効
果が期待できる。
【0040】(実施例4)図5において、筺体1は温水
洗浄便座のリモコンであって、温水洗浄便座15に配設
された噴射手段16(ノズル16)を操作するための操
作手段17(おしり洗浄ボタン17a、停止ボタン17
b、ビデボタン17c)が設けられており、これらが押
されると赤外線発光部18より制御信号が送信されるよ
う構成されている。この操作面の裏面に押圧手段2が設
けられている。もちろん、乾燥用のボタン19や水流の
強度や変化の仕方などを調節するための操作ボタン(図
示せず)を付加してもよい。温水は、温水洗浄便座15
のノズル16より噴出される。
洗浄便座のリモコンであって、温水洗浄便座15に配設
された噴射手段16(ノズル16)を操作するための操
作手段17(おしり洗浄ボタン17a、停止ボタン17
b、ビデボタン17c)が設けられており、これらが押
されると赤外線発光部18より制御信号が送信されるよ
う構成されている。この操作面の裏面に押圧手段2が設
けられている。もちろん、乾燥用のボタン19や水流の
強度や変化の仕方などを調節するための操作ボタン(図
示せず)を付加してもよい。温水は、温水洗浄便座15
のノズル16より噴出される。
【0041】利用者は、マッサージの途中で、おしり洗
浄ボタン17aを押すことににより水流を肛門に噴射さ
せて肛門反射を誘発させる水流刺激との相乗作用から排
便促進効果の向上を図ることができる。
浄ボタン17aを押すことににより水流を肛門に噴射さ
せて肛門反射を誘発させる水流刺激との相乗作用から排
便促進効果の向上を図ることができる。
【0042】従ってこの構成によれば、水流による刺激
だけでなく腹部へのマッサージを行うことができるので
より効果的に排便促進を図ることができるという効果が
期待できる。
だけでなく腹部へのマッサージを行うことができるので
より効果的に排便促進を図ることができるという効果が
期待できる。
【0043】(実施例5)図1において、押圧手段2は
以下の製法により生成された樹脂材料である。3次元構
造を持つゼオライトを抗菌剤原料として、それに酸化亜
鉛・銀塩を担持する。この、原料をABS樹脂ペレット
と混合分散して射出成形することにより押圧部4が成形
される。もちろん、リモコン1本体全体を抗菌処理して
もよい。
以下の製法により生成された樹脂材料である。3次元構
造を持つゼオライトを抗菌剤原料として、それに酸化亜
鉛・銀塩を担持する。この、原料をABS樹脂ペレット
と混合分散して射出成形することにより押圧部4が成形
される。もちろん、リモコン1本体全体を抗菌処理して
もよい。
【0044】従ってこの構成によれば、マッサージ面で
の雑菌やカビの繁殖を防ぐことができ、利用者が衛生的
に使用できるという効果がある。
の雑菌やカビの繁殖を防ぐことができ、利用者が衛生的
に使用できるという効果がある。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の排便促進装置は、
次のような効果を持つ。
次のような効果を持つ。
【0046】(1)振動や熱などの物理エネルギーを押
圧面に加えることによるマッサージの効果で排便促進を
図ることができる。
圧面に加えることによるマッサージの効果で排便促進を
図ることができる。
【0047】(2)外部から電力供給を行い、蓄電手段
を設けることにより本体の電池交換を不要にすることが
できる。
を設けることにより本体の電池交換を不要にすることが
できる。
【0048】(3)給電部・受電部を密閉して絶縁性を
高め安全性を向上させると共に、誘導加熱を用いて発熱
手段に用いるヒーター・電源部などを不要にし軽量化を
実現することができる。
高め安全性を向上させると共に、誘導加熱を用いて発熱
手段に用いるヒーター・電源部などを不要にし軽量化を
実現することができる。
【0049】(4)温水洗浄便座のリモコンに押圧部を
設けることにより、腹部へのマッサージと水流による刺
激との併用で排便促進の効果を高めることができる。
設けることにより、腹部へのマッサージと水流による刺
激との併用で排便促進の効果を高めることができる。
【0050】(5)押圧部に抗菌処理を施すことによ
り、雑菌やカビの繁殖を押さえ衛生的に使用することが
できる。
り、雑菌やカビの繁殖を押さえ衛生的に使用することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す斜視図
【図2】人体の大腸を示す模式図
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す図
【図4】本発明の第3の実施例の構成を示す図
【図5】本発明の第4の実施例の構成を示す図
1 排便促進装置 2 押圧手段 3 エネルギー供給手段 9 筺体 10 受電手段 11 蓄電手段 13 保持手段 14 エネルギー変換手段 16 噴射手段 17 操作手段
Claims (5)
- 【請求項1】人体を押圧するための押圧手段と、前記押
圧手段に熱、振動または他の物理エネルギーを供給する
エネルギー供給手段とを備えた排便促進装置。 - 【請求項2】人体を押圧するための押圧手段と、前記押
圧手段に熱、振動または他の物理エネルギーを供給する
エネルギー供給手段と、受電手段と、蓄電手段とを一体
化した筺体と、前記筺体を保持する保持手段と、前記保
持手段に配設された給電手段とを備え、前記給電手段よ
り前記受電手段に対し電力搬送を行う排便促進装置。 - 【請求項3】人体を押圧するための押圧手段と、電磁誘
導によって受電した電力より熱、振動またはその他の物
理エネルギーを生成し前記押圧面に供給するエネルギー
変換手段とを一体化した筺体と、前記筺体を保持する保
持手段と、前記筺体の外部に配設され絶縁体で密閉され
た給電手段とを備えた排便促進装置。 - 【請求項4】肛門に水流を噴射する噴射手段と、前記噴
射手段を操作する操作手段とを備え、肛門に水流を噴射
していると同時に押圧手段により人体の押圧が行える請
求項1、2または3記載の排便促進装置。 - 【請求項5】少なくとも押圧手段は、抗菌剤を分散して
成形されたことを特徴とする請求項1、2または3記載
の排便促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26519295A JPH09103459A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 排便促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26519295A JPH09103459A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 排便促進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103459A true JPH09103459A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17413835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26519295A Pending JPH09103459A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 排便促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09103459A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001032124A1 (en) * | 1999-11-04 | 2001-05-10 | A.D.M. Advanced Dialysis Methods | Vibrator for constipation |
JP4722216B1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-07-13 | インターチェンジジャパン株式会社 | 超音波便秘改善器 |
WO2011122319A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | 小林製薬株式会社 | 身体装着具 |
JP2020531163A (ja) * | 2017-08-22 | 2020-11-05 | セラジェム カンパニー、リミテッド | 振動子を備えたマッサージ器 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26519295A patent/JPH09103459A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001032124A1 (en) * | 1999-11-04 | 2001-05-10 | A.D.M. Advanced Dialysis Methods | Vibrator for constipation |
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