JPH0910253A - オーダーメイド補聴器の製造方法と補聴器製造装置 - Google Patents

オーダーメイド補聴器の製造方法と補聴器製造装置

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Publication number
JPH0910253A
JPH0910253A JP7164862A JP16486295A JPH0910253A JP H0910253 A JPH0910253 A JP H0910253A JP 7164862 A JP7164862 A JP 7164862A JP 16486295 A JP16486295 A JP 16486295A JP H0910253 A JPH0910253 A JP H0910253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hearing aid
numerical data
dimensional
manufacturing
ear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7164862A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Hamamura
公平 濱村
Takeshi Nomura
剛 野村
Seiji Hamano
誠司 濱野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7164862A priority Critical patent/JPH0910253A/ja
Publication of JPH0910253A publication Critical patent/JPH0910253A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は補聴器の製造の自動化と、多量の顧
客の耳型の管理に適した製造方法を提供することを目的
とする。 【構成】 耳型Xは三次元デジタイザ1で三次元数値デ
ータに変換されて、この数値データをコンピュータ4で
補聴器製造に必要な数値データに変換し、得られた数値
データに基づいて数値制御工作機5を自動運転して補聴
器外殻部が自動形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人体の外耳道形状をもと
に作られるオーダーメイド補聴器の製造方法と補聴器製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオーダーメイド補聴器の製造方法
は、先ず、シリコンゴム等で人体の外耳道形状を型取り
し、それをもとに主に手作業で補聴器が製造されてい
る。
【0003】具体的には、シリコンゴム等で型取られた
外耳道形状の耳型に対し、製品となった状態を想定しな
がらその形状を整える。次に、形状を整えた耳型を型取
りしてメス型を作る。このメス型に常温で硬化する合成
樹脂を流し込み、製品厚み分だけ硬化した時点で余分な
未硬化の合成樹脂を捨てる。
【0004】以上の工程でオーダーメイド補聴器の外殻
部が出来あがる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の製造
方法では、製造する作業者の経験と勘に左右される工程
が多く、完成した補聴器を利用者が耳に装着した時点
で、製品の方が大きい、あるいは小さいと云う不具合が
生じ易い。
【0006】また、同一の利用者の再購入,再製作に備
えて、一度取った耳型を保存しているのが現状であっ
て、保存する耳型が多量になると保管場所に困ると云う
問題もある。
【0007】本発明は補聴器の製造の自動化と、多量の
顧客の耳型の管理に適した製造方法と補聴器製造装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のオーダー
メイド補聴器の製造方法は、外耳道形状を型取りした耳
型を三次元デジタイザで測定して外耳道形状の三次元数
値データに変換し、この三次元数値データをコンピュー
タで補聴器製造に必要な数値データに変換し、得られた
数値データで数値制御工作機を運転して補聴器外殻部を
形成することを特徴とする。
【0009】請求項2記載のオーダーメイド補聴器の製
造方法は、請求項1において、外耳道形状を型取りした
耳型を非接触式三次元デジタイザで測定することを特徴
とする。
【0010】請求項3記載のオーダーメイド補聴器の製
造装置は、外耳道形状を型取りした耳型を非接触で三次
元測定する三次元デジタイザと、三次元デジタイザから
出力された三次元数値データを補聴器製造に必要な数値
データに変換するコンピュータと、コンピュータで変換
された数値データで運転が制御される数値制御工作機と
を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項4記載のオーダーメイド補聴器の製
造装置は、請求項3において、三次元デジタイザから出
力された三次元数値データとコンピュータから出力され
た補聴器製造に必要な数値データのうちの少なくとも一
方を、特定コードに対応して記憶する記憶手段を設けた
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の構成によると、耳型は三次元デジタ
イザで三次元数値データに変換されて、この数値データ
に基づいて数値制御工作機を自動運転して補聴器外殻部
が自動形成される。
【0013】請求項2の構成によると、耳型は非接触式
の三次元デジタイザで測定されて三次元数値データに変
換される。請求項3の構成によると、三次元デジタイザ
によって非接触で耳型が三次元測定され、この数値デー
タがコンピュータによって補聴器製造に必要な数値デー
タに自動的に変換され、数値制御工作機が自動運転され
て補聴器外殻部が自動形成される。
【0014】請求項4の構成によると、記憶手段にはそ
れぞれの顧客の耳型のデータが記憶され、顧客に対応し
た特定コードを指定してデータを読み出し、そのデータ
に基づいて数値制御工作機が自動運転されて補聴器外殻
部が自動形成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明のオーダーメイド補聴器の製造
方法を具体的な実施例に基づいて説明する。
【0016】本発明の製造方法を実施する製造装置は、
図1に示すように構成されている。この製造装置の使用
に際して、予め補聴器を利用しようとする顧客の外耳道
に従来のようにシリコンゴム等を流し込んで型取りして
耳型Xを作成する。
【0017】この耳型Xが三次元デジタイザ1のテーブ
ル1aにセットする。三次元デジタイザ1は、レーザ光
などのスポット光を照射しその反射光をCCD素子など
の受光部にて受け取るスキャナー1bと、このスキャナ
ー1bを矢印D方向に移動させるスキャナー移動手段1
cと、テーブル1aを矢印E方向とF方向に回動させる
第1,第2のテーブル移動手段1d,1eと、スキャナ
ー移動手段1cと第1,第2のテーブル移動手段1d,
1eを制御するとともにスキャナー1bが読み取った信
号を三角測量の原理で処理して距離測定する信号処理部
1f〔図示せず〕とで構成されている。1gは基準球2
がセットされる基準平面である。
【0018】テーブル1aにセットされた耳型Xの三次
元形状は、三次元デジタイザ1によって非接触で自動測
定されて三次元数値データに変換される。この三次元デ
ジタイザ1から出力される三次元数値データは、ネット
ワーク3を介してコンピュータ4に転送される。
【0019】コンピュータ4では、三次元デジタイザ1
から出力される三次元数値データを製品形状に近付ける
ための操作、編集処理を内蔵のソフトウエアに基づいて
処理する。
【0020】具体的には、三次元デジタイザ1から出力
される三次元数値データは計測点群で表されているデー
タで、これがコンピュータ4に出力される。コンピュー
タ4では、多量の点群データを自動的に間引いて耳型X
のエッジを抽出し、点群のスムージングを実施し、さら
にこれを曲面の三次元数値データに変換して出力する。
【0021】なお、作成された三次元形状データおよび
数値データはコンピュータ4を通じて、記憶手段として
のハードディスク装置6に顧客ごとの特定コードに対応
させて保管される。
【0022】コンピュータ4で変換された数値データ
は、ネットワーク3を介して数値制御工作機械5に送ら
れる。数値制御工作機械5は、従来のフライス盤、旋
盤、光硬化樹脂を使った造形機、粉末樹脂を使った造形
機、または溶融樹脂をノズルの先端から出す造形機など
の既知のもので、コンピュータ4からネットワーク3を
介して受信した数値データに基づいて補聴器の外殻形状
を作成する。
【0023】このように、耳型Xを三次元デジタイザ1
で計測した三次元数値データに基づいて自動的に補聴器
の外殻形状が作成されるため、顧客の外耳道形にフィッ
トした良好な補聴器を迅速に生産できる。
【0024】また、一度作成された三次元形状データお
よび数値データをハードディスク装置6に保管している
ので、各顧客の耳型Xを保管しなくても済み、再生産の
場合にはハードディスク装置6からデータを読み出して
数値制御工作機械5を運転することでオーダーメイド補
聴器を迅速に顧客に再提供できる。
【0025】上記の実施例では、三次元デジタイザ1で
計測された三次元形状データおよびコンピュータ4で変
換された数値データをハードディスク装置6に保管した
が、少なくとも一方を保管することによって同様の効果
が得られる。
【0026】上記の実施例では、三次元デジタイザ1は
光によって非接触で耳型Xを計測したが、測定原理や内
部機構はその他の既知の技術を自由に組み合わせること
ができ、光の代わりに、各種放射線や電磁波、磁気、超
音波などを利用して非接触で耳型Xを計測することもで
きる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の製造方法によると、耳型は三
次元デジタイザで三次元数値データに変換されて、この
数値データに基づいて数値制御工作機を自動運転して補
聴器外殻部が自動形成するので、顧客の外耳道形にフィ
ットした良好な補聴器を迅速に生産できる。
【0028】請求項2の構成によると、非接触式の三次
元デジタイザを使用することによって耳型を迅速に三次
元数値データに変換できる。請求項3の補聴器製造装置
によると、請求項1,請求項2の製造方法を実現でき
る。
【0029】請求項4の構成によると、記憶手段にはそ
れぞれの顧客の耳型のデータが記憶され、顧客に対応し
た特定コードを指定してデータを読み出し、そのデータ
に基づいて数値制御工作機が自動運転されて補聴器外殻
部が自動形成することができる。耳型のデータを記憶手
段に書き込んでデータ保管しているので、従来のように
耳型を保存する場所が必要でなくなると共に、耳型を保
存した場合には耳型の劣化が発生して良好な補聴器を再
生産できなくなるおそれがあったが、このような問題も
回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の具体的な一実施例を示す補
聴器製造装置の構成図である。
【符号の説明】
X 耳型 1 三次元デジタイザ 1a 三次元デジタイザのテーブル 1b スキャナー 1c スキャナー移動手段 3 ネットワーク 4 コンピュータ 5 数値制御工作機械 6 ハードディスク装置〔メモリ手段〕

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外耳道形状を型取りした耳型を三次元デ
    ジタイザで測定して外耳道形状の三次元数値データに変
    換し、この三次元数値データをコンピュータで補聴器製
    造に必要な数値データに変換し、得られた数値データで
    数値制御工作機を運転して補聴器外殻部を形成するオー
    ダーメイド補聴器の製造方法。
  2. 【請求項2】 外耳道形状を型取りした耳型を非接触式
    三次元デジタイザで測定する請求項1記載のオーダーメ
    イド補聴器の製造方法。
  3. 【請求項3】外耳道形状を型取りした耳型を非接触で三
    次元測定する三次元デジタイザと、 三次元デジタイザから出力された三次元数値データを補
    聴器製造に必要な数値データに変換するコンピュータ
    と、 コンピュータで変換された数値データで運転が制御され
    る数値制御工作機とを設けたオーダーメイド補聴器の製
    造装置。
  4. 【請求項4】三次元デジタイザから出力された三次元数
    値データとコンピュータから出力された補聴器製造に必
    要な数値データのうちの少なくとも一方を、特定コード
    に対応して記憶する記憶手段を設けた請求項3記載のオ
    ーダーメイド補聴器の製造装置。
JP7164862A 1995-06-30 1995-06-30 オーダーメイド補聴器の製造方法と補聴器製造装置 Pending JPH0910253A (ja)

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JP (1) JPH0910253A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100872680B1 (ko) * 2007-03-02 2008-12-10 엘지이노텍 주식회사 음향장치 제조 시스템 및 음향장치 제조방법
JP4919296B2 (ja) * 2005-12-26 2012-04-18 国立大学法人大阪大学 生体形状を含んだ三次元組織の培養方法

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