JPH09101485A - 眼 鏡 - Google Patents

眼 鏡

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JPH09101485A
JPH09101485A JP27824095A JP27824095A JPH09101485A JP H09101485 A JPH09101485 A JP H09101485A JP 27824095 A JP27824095 A JP 27824095A JP 27824095 A JP27824095 A JP 27824095A JP H09101485 A JPH09101485 A JP H09101485A
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JP
Japan
Prior art keywords
rim
lenses
upper edge
spectacles
lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP27824095A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Waki
三夫 脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡のレンズ面が傷つくことを、フレームの
構造によって防止すること、及び、眼鏡のフレームに新
たな機能を付与して、眼鏡の性能の向上を図ること、さ
らには、流行性の高い眼鏡のフレームに新規なデザイン
の可能性を与えること。 【解決手段】 レンズを取り付ける眼鏡枠の上縁部に、
フロントの前方に張り出す水平な庇状の部分を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡やサングラス
のフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡のレンズとしては、旧来のガラスレ
ンズばかりでなく、近来は軽量なプラスチックレンズが
多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックレンズ
は、軽量であるばかりでなく安価に製造できるので有利
ではあるが、材質上傷つきやすい欠点がある。これを補
うため、硬質皮膜を施しているが、日常的な使用におい
て表面が傷付くことは避けられない。この問題は、プラ
スチックレンズに限られたものではなく、ガラスレンズ
においても、眼鏡が長期間にわたる使用中には、避けら
れないことである。
【0004】使用状態を検討するに、眼鏡(以下サング
ラスを含むものとする)は、顔面から外して、自分の身
の回りを置く機会は非常に多い。しかも、置く場所は、
机上のほか、寝床の傍ら、洗面所、台所、自動車の中
等、職場や生活の場所全域にわたっている。したがっ
て、置く面としても、眼鏡のレンズにとって、面の硬さ
ばかりでなく、砂ほこり等の存在する、傷付け易い場所
も多い。
【0005】一般に、眼鏡の置き方には、a)顔面から
外してレンズ面を竪方向にそのまま置く、b)外した
ら、テンプル(俗に’つる’と呼称されている)を折り
畳んで、レンズ面すなわちフロントを上 にして置く、
c)外したままレンズ面を下にして置く、d)外して、
テンプルを折り畳んで、レンズ面を下にして置く、の4
通りがある。
【0006】当然のことながら、c及びdの置き方は、
レンズに傷が付き易い最悪の状態である。bの置き方が
最良であるが、職場や家庭で手を使う諸々の仕事の最
中、他人と話をしたり、打ち合わせ中、電話中、書籍や
新聞等を読んでいる時等、他に意識が集中している場合
には、両手を使って丁寧にテンプルを折り畳んでレンズ
面を上向きに眼鏡を置くという動作は出来ないか、また
はしにくく、ほとんどの人が、aまたはcの置き方をす
る。
【0007】上述のaで置いたとしても、レンズは重い
ため、急いで乱雑に置いたり、置かれた後、書類や手が
触れたりすると、cの最悪の状態になりやすい。また、
眼鏡をポケットや鞄、机の引き出し、自動車のダッシュ
ボード等に保管または運搬中も、擦過等によりレンズに
傷が付き、傷められる機会は非常に多いことは当然であ
る。
【0008】このような問題の解消のほか、眼鏡のフレ
ームに新たな機能を付与して、眼鏡の性能の向上を図る
こと、及び流行性の高い眼鏡のフレームに新規なデザイ
ンの可能性を与えること等の課題を解決することが本発
明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) レンズを取り付ける眼鏡枠の上縁部に、フロント
の前方に張り出す水平な庇状の部分を設けたこと。
【0010】(2) 上記(1)項において、前記水平な庇
状の部分を、左右のレンズに共通に延ばして配設する。
【0011】(3) 上記(1)または(2)項において、前
記水平な庇状の部分を、リム上縁部を覆うブローと一体
の部分とする。
【0012】(4) 上記(1)項において、左右のレンズ
に共通に延びる上縁部リムに、水平な庇状のリムを設
け、このリムと前記上縁部リムとの間に遮光材を取り付
ける。
【0013】(5) 上記(4)項において、前記水平な庇
状の部分を、眼鏡枠の強度部材として、ブリッジをなく
す。
【0014】(6) 上記(1)ないし(4)項のいずれかに
おいて、前記眼鏡枠の下縁部および側部農地少なくとも
一方に前方方向の突起を設ける。
【0015】
【発明の実施の態様】図1に示す本発明の第1の実施例
においては、左右のレンズ1,1は金属製のリム2,2
により囲まれ、これらリム2,2の間をブリッジ3によ
り連結されている。リム2,2の上縁部は、金属製の連
結材(図示されてない)により、実質的に直線状に相互
連結されており、この部分を覆うようにブロー4(プラ
スチックフードとも云う)が形成されているが、このブ
ロー4は、図示のように左右のレンズの前方すなわちフ
ロントの前方に張り出す庇の形状とされている。この実
施例においては、この庇状に張り出した水平の部分4a
が、左右のレンズ1,1に共通に、長く延在しているこ
とが特長である。なお、この図において、符号5はテン
プル、符号6はパッドを示している。
【0016】図2に示す本発明の第2の実施例において
は、前述のリム2,2を連結する連結材が存在せず、し
たがってブロー4が、左右のレンズ1,1について別々
に設けられている。この別々のブロー4,4に、それぞ
れフロント(眼鏡枠前面部)の前方に張り出す水平の部
分4aが形成されている。
【0017】図3に示す本発明の第3の実施例は、金
属、例えばチタン製のフレームに適用した例である。左
右両リム2,2の上縁部は、共通の直線状のリム2aと
なっており、その前方に水平に庇状のリム7が平行に設
けられている。この庇状のリム7の両端部は、直線状の
リム2aに溶接されている。庇状のリム7と直線状のリ
ム2aとにより囲まれる空間には、例えばプラスチック
の遮光材8が配設されている。この遮光材8としては、
色付きのフィルム材、UVカットのフィルム材のような
材料でもよい。
【0018】この実施例の特長は、庇状のリム7が、強
度部材として直線状のリム2aを充分に補強しているの
で、従来のフレームに不可欠であったブリッジを省略し
ている点である。しかし、場合によっては、図1に示し
た実施例でも、同様にブリッジを省略することは可能で
あろう。さらには、後述するように、リム2の下縁部に
も庇状の張り出し部分ないしは突起を設けることもでき
る。
【0019】上述のような庇状の張り出し部分4aをリ
ム2の上縁部に設けると、図4に示すように、フロント
すなわちレンズ面を下にして眼鏡を置いた最悪の場合で
も、この庇状の部分4aが、例えば机の面に当接するの
で、レンズ面は机の面に直接接触することはない。
【0020】また、眼鏡を誤って落とした場合、レンズ
の重さからレンズ面の方が下に向いて地面に激突するも
のであるが、本発明によれば、庇状の部分4aが当接す
るので、レンズ面は激突を免れることができる。実験に
よれば、最初の地面への激突時には、完全にレンズ面が
下向きでなかった場合にも、眼鏡は跳ね返って、ほとん
どがレンズ面を下にして再衝突する。本発明によれば、
このような場合にでも、完全にレンズ面を保護すること
が保証されるのである。
【0021】本発明による庇状の部分4aの存在は、図
5に示すように前面上方からの太陽光線を遮断し、まぶ
しさを緩和する効果を奏する。図5に示すように、リム
2の下縁部にも張り出し部分または突起9を設けると、
自らの顔面や地面からの反射光を有効に遮断することが
できる。このため、プロ野球の選手がよく行っているよ
うな目の下を黒く塗って、反射光を避けるようなことを
する必要もなくなる。したがって、野球、ゴルフのよう
なスポーツ時に有効である。さらに、場合によっては、
眼鏡枠の側部にも、同様な前方方向への突起を設けるこ
ともできる。
【0022】その上、眼鏡の要求されるファッション性
の面でも、本発明は有利に利用することができる。眼鏡
のデザインは、フレームという非常に限られた領域、及
び機能上の制約で、かなり決まった形の中で限度があ
り、最近は、フレームの狭いところに小さな宝石等の飾
りを嵌め込む程度で、限界が見えている。ところが、本
発明によれば、デザインの創意可能な部分を、眼鏡の前
方に拡大することができる。すなわち、庇の大きさやデ
ザイン、バリエーションなど、さまざまな可能性が期待
できる。さらには、従来眼鏡の成立に不可欠とされてき
ていたブリッジまでも取り去ることまで可能となるの
で、デザインの自由度は極めて大きくなるのである。
【0023】
【発明の効果】本発明により、レンズを取り付ける眼鏡
枠の上縁部に、フロントの前方に張り出す水平な庇状の
部分を設けると、眼鏡のフロントを下向きに置いた場合
や、眼鏡を誤って落下させた場合に、レンズ面が載置面
あるいは地面等に当接することがなく傷つくおそれがな
い。さらには、顔面に掛けている場合に太陽の直射光が
目に入るのを有効に遮る効果を奏することができる。
【0024】請求項2記載の発明のように、水平な庇状
の部分を、左右のレンズに共通に延ばして配設すると、
庇の長さから遮光の効果を高めることができるととも
に、フレームの補強の効果を奏することができる。
【0025】請求項3記載の発明のように、水平な庇状
の部分を、リム上縁部を覆うブローと一体の部分とする
と、金属のリムは従前ののもをそのまま使用し、リムに
被せるプラスチックのブローのみを変更することにより
庇状の部分を形成することができる。
【0026】請求項4記載の発明のように、左右のレン
ズに共通に延びる上縁部リムに、水平な庇状のリムを設
け、このリムと前記上縁部リムとの間に遮光材を取り付
けると、軽量で強度の高い庇付きの眼鏡を形成すること
ができる。
【0027】請求項5記載の発明のように、水平な庇状
の部分を、眼鏡枠の強度部材として、ブリッジをなくす
と、ファッション性の高い眼鏡を設計することができ
る。
【0028】請求項6記載の発明のように、眼鏡枠の下
縁部および側部農地少なくとも一方に前方方向の突起を
設けると、下方からの反射光、側方からの入射光を遮る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例の斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施例の斜視図である。
【図4】本発明の眼鏡をレンズ面を下にして置いた状態
を示す側面図である。
【図5】本発明の眼鏡に対する太陽光線の入射状態及び
反射光の入射状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 リム 2a 直線状のリム 3 ブリッジ 4 ブロー 4a 庇状に張り出した部分 5 テンプル 6 パッド 7 庇状のリム 8 遮光材 9 張り出し部分または突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズを取り付ける眼鏡枠の上縁部に、フ
    ロントの前方に張り出す水平な庇状の部分を設けたこと
    を特徴とする眼鏡。
  2. 【請求項2】前記水平な庇状の部分を、左右のレンズに
    共通に延ばして配設したことを特徴とする請求項1記載
    の眼鏡。
  3. 【請求項3】前記水平な庇状の部分を、リム上縁部を覆
    うブローと一体の部分としたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の眼鏡。
  4. 【請求項4】左右のレンズに共通に延びる上縁部リム
    に、水平な庇状のリムを設け、このリムと前記上縁部リ
    ムとの間に遮光材を取り付けたことを特徴とする請求項
    1記載の眼鏡。
  5. 【請求項5】前記水平な庇状の部分を、眼鏡枠の強度部
    材として、ブリッジをなくしたことを特徴とする請求項
    4記載の眼鏡。
  6. 【請求項6】前記眼鏡枠の下縁部および側部農地少なく
    とも一方に前方方向の突起を設けたことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の眼鏡。
JP27824095A 1995-10-03 1995-10-03 眼 鏡 Pending JPH09101485A (ja)

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JP27824095A JPH09101485A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 眼 鏡

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JP27824095A JPH09101485A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 眼 鏡

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JP27824095A Pending JPH09101485A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 眼 鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11526025B2 (en) 2019-02-22 2022-12-13 Oakley, Inc. Eyewear lens for frameless eyewear

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146523B2 (ja) * 1981-07-15 1986-10-15 Nippon Steel Corp

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