JPH089978B2 - Lpg用レギュレータ - Google Patents

Lpg用レギュレータ

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JPH089978B2
JPH089978B2 JP63113571A JP11357188A JPH089978B2 JP H089978 B2 JPH089978 B2 JP H089978B2 JP 63113571 A JP63113571 A JP 63113571A JP 11357188 A JP11357188 A JP 11357188A JP H089978 B2 JPH089978 B2 JP H089978B2
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lpg
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temperature
fuel
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JP63113571A
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Inventor
文明 矢澤
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、LPG(液化石油ガス)を燃料として用いて
いるエンジン車のLPG用レギュレータに関し、特に、該L
PG用レギュレータ内で減圧、気化されたLPG燃料の温度
を一定に保つための手段に関するものである。
【従来の技術】
第3図は、LPG燃料使用のエンジン車における代表的
な燃料系統を概略的に示したものである。図示の如く、
LPG燃料は、液体状態でLPGボンベ1からフィルタ2を通
ってLPG用レギュレータ3に導入され、このレギュレー
タ3内のLPG通路にて減圧され気化されてエンジン4に
供給されるよう構成されている。 ところで、レギュレータ3内のLPG通路をLPG燃料が流
れて気化する際、気化熱を奪うためにレギュレータ3内
の温度が低下する。この温度の低下はLPG蒸気圧の低下
につながり、これが低くなり過ぎると、エンジン4への
LPG燃料の供給が悪くなって、エンジン性能の低下を招
くこととなる。 かかる弊害を防止するために、第4図に示すように、
従来のレギュレータ3には温水通路5がLPG通路6に隣
接して設けられており、エンジン4を冷却して高温とな
った冷却水(以下、「温水」と称する)をこの温水通路
5に通すことで、LPG通路6内のLPG燃料を温めている。 また、温水の温度上昇に伴ってLPG燃料の温度が過度
に上昇する場合があるので、これを防ぐために、レギュ
レータ3とエンジン4の水ジャケットとの間の温水ホー
ス7には、第5図に明示するようなサーモスタット8が
設けられており、温水の温度に応じてその流量を制御す
るようになっている。即ち、温水が設定温度以上に上昇
すると、温度検出部のサーモワックス9が膨張し、ロッ
ド10がシリンダ11から押し出され、ロッド10の先端に設
けられている弁体12が流路を狭めて温水の流量を制限す
るのである。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の構成では、温水の温度
に基づいてその流量制御を行っているために、LPG燃料
の使用量が多いときには、レギュレータから流出される
LPG燃料の温度は低く、逆に少ないときにはその温度は
高くなるという傾向があった。前述したように、LPG燃
料の温度はエンジン性能に影響を与えるので、その使用
量に関係なく温度を一定に保持できるLPG用レギュレー
タの出現が望まれていた。 従って、本発明の目的は、エンジンに供給されるガス
状のLPG燃料の温度をその使用量に拘わらず一定とするL
PG用レギュレータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、液状のLPG燃
料を減圧、気化してエンジンに供給するために、前記LP
G燃料が流れるLPG通路と、前記LPG燃料を温水により暖
めるべく該LPG通路に隣接して熱交換関係で設けられ
た、前記温水が流れる温水通路とを有するLPG用レギュ
レータにおいて、前記LPG燃料の温度を検出すべく、該L
PG燃料の流れに関して下流側で前記LPG通路内に配置さ
れた温度検出部と、該温度検出部によって検出された前
記LPG燃料の温度が設定値以上である場合に、前記温水
通路を流れる温水の流量を制御する流量制御部とからな
るサーモスタットを備えることを特徴とするものであ
る。 好適な実施例においては、前記温度検出部は、前記LP
G通路及び前記温水通路の隔壁を貫いて前記LPG通路に延
入するシリンダと、該シリンダ内に封入された熱膨張性
のサーモワックスとからなり、前記流量制御部は、前記
温水通路側から前記シリンダ内に滑動自在に配置された
ピストンと、前記温水通路の温水流通口を前記ピストン
の滑動に応じて開閉する弁体と、該弁体を前記温水流通
口の開放位置に付勢する付勢手段とからなる。
【作用】
LPG燃料は、LPG通路を上流側から下流側に流れ、温水
は、このLPG通路と熱交換関係にある温水通路を流れ
る。従って、LPG通路の下流側のLPG燃料は温水により加
熱されている。加熱されたLPG燃料の温度は温度検出部
によって検出されており、同温度が設定値以上になると
流量制御部が作動して、温水流量を絞る。このようにし
て、温水通路を流れる温水の流量は、LPG通路を流れるL
PG燃料の温度に基づいて調節され、レギュレータからエ
ンジンに供給されるLPG燃料の温度は常に一定に維持さ
れる。 具体的には、LPG温度が設定値になると温度検出部の
シリンダ内のサーモワックスが融解を開始して、その体
積が膨張し、ピストンを付勢手段に抗して押圧する。そ
の結果、弁体が開放位置から移動して温水通路の温水流
通口を閉じ、温水の流量を制限する。
【実施例】
以下、図面と共に本発明の好適な実施例について詳細
に説明する。 第1図は本発明に従って構成されたLPG用レギュレー
タ20の断面図である。通常の運転時においてLPGタンク
から供給される液状のLPG燃料は、レギュレータ20のA
室に流入し、それ自身の蒸気圧でバルブ21を押し開き、
B室に入り減圧、気化される。この気化されたLPG燃料
は、B室からスロー通路(図示しない)を経てエンジン
のキャブレタに送られ、或は、バルブ22を押し開いて、
C室からキャブレタのメイン通路(図示しない)に送ら
れる。 このような構成のレギュレータ20の底部には、LPG燃
料の気化を容易とし且つその温度を一定とする目的で、
温水通路23が設けられている。この温水通路23は、第2
図に明示する如く、A室からB室へのLPG通路24に隣接
して熱交換関係で設けられており、両通路23、24は、熱
交換壁25を有する隔壁26により仕切られている。温水通
路23の底壁を構成するカバープレート27には、温水の入
口穴(温水流通口)28と出口穴29が穿設されており、そ
れぞれ、温水ホースを接続するためのユニオン30、31が
取り付けられている。 温水通路23及びLPG通路24には、温水通路23を流れる
温水の流量を制御するためのサーモスタット35が設けら
れている。このサーモスタット35は、熱交換壁25の下流
側でLPG通路24内のLPG燃料の温度を検出するための温度
検出部と、該温度検出部により検出された温度に応じて
温水通路23内の温水の流量を制御する流量制御部とから
主に構成されている。 本実施例において、サーモスタット35の温度検出部
は、隔壁26を貫いてLPG通路24内に延入するシリンダ36
に熱膨張性のサーモワックス37を封入したものからな
り、シリンダ36はカバープレート27の入口穴28と同軸に
配置されている。 流量制御部は、シリンダ36に一体的に形成された円筒
形のサーモスタットボデー38を有しており、このサーモ
スタットボデー38は、カバープレート27と隔壁26との間
に、入口穴28を囲むようにして配置されている。隔壁26
とサーモスタットボデー38との間には、LPG通路24から
温水通路23にガス状のLPG燃料が漏出するのを防ぐため
にガスケット39が介設されている。また、サーモスタッ
トボデー38の下端にはスペーサ40が嵌め込まれており、
スペーサ40とカバープレート27との間はOリングにより
封止されている。シリンダ36にはロッド(ピストン)41
が摺動可能に嵌合され下方に延出しており、ロッド41の
下端には弁体42が取り付けられている。この弁体42は周
縁にパッキン43が取り付けられた円板からなり、スペー
サ40の内周面に沿って摺動するようになっている。弁体
42は、通常、入口穴28を開く開放位置にあるが、ロッド
41が最も延びた場合に、スペーサ40の下部に形成されて
いる弁座44と接して入口穴28を閉じる閉止位置に着座す
るようになっている。また、スペーサ40の内周面には、
周方向に適宜間隔に複数の切欠き45が設けられており、
弁体42が弁座44から離れている場合に、温水がこの切欠
き45を通ってサーモスタットボデー38内に流入する。サ
ーモスタットボデー38には流通孔46が穿設されており、
サーモスタットボデー38内に流入した温水はこの流通孔
46を通って温水通路23内に導入されることとなる。更
に、ロッド41の先端にはスプリングホルダー47が固着さ
れており、ロッド41を常に上方に加勢すべく、このスプ
リングホルダー47とスペーサ40との間には圧縮ばね(付
勢手段)48が設けられている。 このような構成において、本発明によるLPG用レギュ
レータの動作について説明する。 上で述べた通り、LPGボンベからの液状のLPG燃料はLP
G用レギュレータ20内に入り気化され、このガス状のLPG
燃料がA室からLPG通路24を通ってB室に流れる過程
で、温水通路23内の温水の熱が熱交換壁25を介してLPG
燃料に伝えられる。 この際、LPG燃料が十分に温められずその温度が設定
値よりも低い場合には、シリンダ36内のサーモワックス
37は固体状態でその体積は小さく、ロッド41及び弁体42
は圧縮ばね48により上方の開放位置にある。従って、入
口穴28から流入した温水は、何等の制限も受けず、スペ
ーサ40の切欠き45からサーモスタットボデー38の流通孔
46を通って、温水通路23を流れる。よって、温水とLPG
燃料との熱交換が有効に行われ、LPG燃料の温度は速や
かに上昇する。 また、LPG通路24内のLPG燃料の温度が上昇すると、次
第にサーモワックス37が溶け始め、その体積が増加す
る。これによって、ロッド41が下方に押し出され、スペ
ーサ40の切欠き45により形成された流路が弁体42により
狭められる。このようにして、温水の流量が少なくなる
と、LPG燃料の温度上昇の度合が減少する。そして、LPG
燃料の温度が予め設定した温度になると、弁体42がスペ
ーサ40の弁座44に接して入口穴28が閉じられ、温水はレ
ギュレータ20内を流れなくなり、LPG燃料の温度上昇が
止まる。 この後、LPG燃料の温度が低くなってくると、サーモ
ワックス37が凝固を始め、弁体42が圧縮ばね48により弁
座44から離れ、再度、温水が温水通路23を流れるように
なる。このような過程が繰り返され、LPG燃料の温度が
一定に保たれる。
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、エンジンに供給され
るLPG燃料の温度を制御している温水の流量を、LPG燃料
自体の温度に基づいて調節することとしたので、当該温
度は、LPG燃料の使用量に拘わらず一定の範囲内に保た
れる。従って、エンジンを最適性能の状態で作動させる
ことができると共に、LPG燃料のレギュレータ内での気
化性も安定する等の効果がある。 また、好適な実施例のように、サーモスタットのシリ
ンダをLPG通路及び温水通路の隔壁を貫いてLPG通路に延
入させると共に、同シリンダ内にピストンを配置してお
くと、隔壁をシリンダ及びピストンの設置スペースとし
て有効利用できるため、結果的に、シリンダがコンパク
トになり、特にLPG通路を流れるLPG燃料に与える乱流発
生等の悪影響を最小限に抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるLPG用レギュレータの断面図、
第2図は、第1図のX−X線に沿っての断面図、第3図
は、LPG燃料使用車両における燃料系統を示す概略説明
図、第4図は、従来のLPG用レギュレータの断面図、第
5図は、温水ホースに設けられたサーモスタットを示す
断面図である。 20……LPG用レギュレータ、23……温水通路、24……LPG
通路、26……隔壁、28……入口穴(温水流通口)、35…
…サーモスタット、36……シリンダ、37……サーモワッ
クス、38……サーモスタットボデー、41……ロッド(ピ
ストン)、42……弁体、44……弁座、48……圧縮ばね
(付勢手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状のLPG燃料を減圧、気化してエンジン
    に供給するために、前記LPG燃料が流れるLPG通路と、前
    記LPG燃料を温水により暖めるべく該LPG通路に隣接して
    熱交換関係で設けられた、前記温水が流れる温水通路と
    を有するLPG用レギュレータにおいて、前記LPG燃料の温
    度を検出すべく、該LPG燃料の流れに関して下流側で前
    記LPG通路内に配置された温度検出部と、該温度検出部
    によって検出された前記LPG燃料の温度が設定値以上で
    ある場合に、前記温水通路を流れる温水の流量を制御す
    る流量制御部とからなるサーモスタットを備えることを
    特徴とするLPG用レギュレータ。
  2. 【請求項2】前記温度検出部は、前記LPG通路及び前記
    温水通路の隔壁を貫いて前記LPG通路に延入するシリン
    ダと、該シリンダ内に封入された熱膨張性のサーモワッ
    クスとからなり、前記流量制御部は、前記温水通路側か
    ら前記シリンダ内に滑動自在に配置されたピストンと、
    前記温水通路の温水流通口を前記ピストンの滑動に応じ
    て開閉する弁体と、該弁体を前記温水流通口の開放位置
    に付勢する付勢手段とからなることを特徴とする請求項
    1に記載のLPG用レギュレータ。
JP63113571A 1988-05-12 1988-05-12 Lpg用レギュレータ Expired - Lifetime JPH089978B2 (ja)

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JP63113571A JPH089978B2 (ja) 1988-05-12 1988-05-12 Lpg用レギュレータ

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JPH01285649A JPH01285649A (ja) 1989-11-16
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JPH01285649A (ja) 1989-11-16

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