JPH0897629A - 平面アンテナおよびその製造方法 - Google Patents

平面アンテナおよびその製造方法

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JPH0897629A
JPH0897629A JP22850594A JP22850594A JPH0897629A JP H0897629 A JPH0897629 A JP H0897629A JP 22850594 A JP22850594 A JP 22850594A JP 22850594 A JP22850594 A JP 22850594A JP H0897629 A JPH0897629 A JP H0897629A
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JP
Japan
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conductor
printed wiring
layer
wiring board
planar antenna
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JP22850594A
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English (en)
Inventor
八寿彦 ▲吉▼田
Yasuhiko Yoshida
Masanori Suzuki
正則 鈴木
Hisashi Yoshimoto
尚志 吉本
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インピーダンス整合の良い平面アンテナを提
供する。 【構成】 表面導体層32をスロット板25とし、裏面
導体層33を導体板27とし、絶縁基板31を誘電体層
26とした両面プリント配線板30によりラジアル導波
路21が構成され、給電部22が、両面プリント配線板
30に形成され裏面導体層33側に開口した有底穴35
の内壁面および底面を被覆するとともに裏面導体層33
に対して絶縁された導体被覆層28と、有底穴35内に
嵌入されて導体被覆層28と電気的に接続された同軸線
路29とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SHF、EHF帯にお
いて用いられるラジアル導波路等の導波空間を利用した
平面アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、衛星通信等の分野において
は、一般に椀型形状のパラボラアンテナが用いられてき
たが、近年、高性能パラボラアンテナと同等の高い性能
を有する平面アンテナが提供されてきている。
【0003】この種の平面アンテナとしては、例えば特
願平2‐401704号公報に開示された図6に示すよ
うなアンテナがある。この平面アンテナ1は、いわゆる
ラジアルラインスロットアンテナと称するものであり、
図中符号2は平面アンテナ1の後面側を構成する導体フ
レーム(導体板)である。この場合、導体フレーム2は
正面視円形であり上部が広く開口した偏平容器形状をな
している。
【0004】この導体フレーム2の内部には、多数のス
ロット(図示せず)を有した円形のスロット板3が、誘
電体層5を介することで導体フレーム2と離間した状態
で導体フレーム2と対面するように設けられている。ま
た、誘電体層5の軸心近傍には空隙部5aが形成されて
いる。そして、スロット板3と導体フレーム2とこれら
の間に介在する誘電体層5によって円形偏平状のラジア
ル導波路6(導波空間)が形成されている。
【0005】また、平面アンテナ1の前面を構成するレ
ドーム7が導体フレーム2の開口側に装着され、このレ
ドーム7と前記スロット板3との間にはスペーサ8が設
けられている。このレドーム7はアンテナを屋外に設置
した際に雨、雪等の悪影響を避けるため、平面アンテナ
1の前面に設けられた覆いであり、導体フレーム2に嵌
合されている。
【0006】さらに、導体フレーム2の中央下部には開
口部9が形成されている。そして、この開口部9の周囲
には筒状の同軸線路10がスロット板3と軸線を一致さ
せた状態で設けられ、これにより前記ラジアル導波路6
と同軸線路10とは連通した構造になっている。また、
同軸線路10の下部には導波管11が同軸線路10と連
通して設けられ、導波管11の一側にはコンバータ12
が設けられている。
【0007】ここで、同軸線路10の内部には、中空円
筒状の誘電体13に嵌入された中心導体14が、スロッ
ト板3と軸線を一致させ、上端部がラジアル導波路6の
内部に位置し、かつ下端部が導波管11の内部に位置し
た状態で固定されている。すなわち、中心導体14は、
中空円筒状に形成された誘電体13により同軸線路10
内に嵌入固定されており、その両端部が拡径されてトッ
プローディング部15、16が形成されている。これら
トップローディング部15、16は、中心導体14にお
ける上下端部の外径が拡げられることにより給電効率を
向上させるためのものである。
【0008】そして、誘電体13に嵌入された中心導体
14は、誘電体13の底面が導波管11の内面に当接す
る状態で同軸線路10の内部に挿入される。それによ
り、中心導体14は同軸線路10の内部に固定され、上
端部のトップローディング部15はラジアル導波路6の
内部に位置するとともにスロット板3から所定の間隔だ
け離間した状態となり、かつ、下端部のトップローディ
ング部16は誘電体13中に嵌入された状態で導波管1
1内の所定の位置に配置された状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
平面アンテナ1を使用してコンバータ12に電磁波を伝
送するような場合、ラジアル導波路6から中心導体14
へ電磁波が伝送される際にインピーダンスの不整合があ
ると、反射が生じて損失やノイズの原因となるため、イ
ンピーダンスを整合させるように、ラジアル導波路6の
内部における上端部のトップローディング部15の位
置、すなわち上記スロット板3とトップローディング部
15との間隔を精度良く固定することが極めて重要とな
る。そして、この位置精度が低く、仮にトップローディ
ング部15の位置が所定の位置に対して許容範囲以上ず
れた場合には、アンテナのインピーダンス整合が極めて
不十分となり、トップローディング部15における反射
損失が大きくなるという問題が生じることになる。
【0010】しかしながら、上記従来の平面アンテナ1
においては、ラジアル導波路6を構成するスロット板
3、誘電体層5、導体フレーム2、および給電用の中心
導体14が全て別個の部材でありこれら部材を組み立て
ることにより平面アンテナ1を製作している。そこで、
組立の際に例えば導体フレーム2と中心導体14の上端
および下端との間で位置合わせを精度良く行なったとし
ても誘電体層5の厚さに製造バラツキがあることは避け
られないため、誘電体層5の上面にスロット板3を固定
したときに誘電体層厚のバラツキに起因してスロット板
3とトップローディング部15の間隔にバラツキが生じ
てしまう。また、個々の部材を組み立てる際の誤差によ
ってもスロット板3とトップローディング部15との間
の間隔にバラツキが生じてしまう。したがって、これら
の原因によりインピーダンス整合の良い平面アンテナを
安定して製造することが困難であるという問題があっ
た。
【0011】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであって、インピーダンス整合が良好な平面
アンテナ、およびそのような平面アンテナを安定して製
造し得る方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の平面アンテナは、互いに離間し
て対面するスロット板と導体板とこれらの間に介在する
誘電体層により構成されたラジアル導波路と、該ラジア
ル導波路における前記導体板側から該ラジアル導波路内
部に装入され、その先端が前記スロット板に近接して配
置された給電部とを具備してなる平面アンテナにおい
て、表面導体層を前記スロット板とし、裏面導体層を前
記導体板とし、絶縁基板を前記誘電体層とした両面プリ
ント配線板により前記ラジアル導波路が構成され、前記
給電部が、前記両面プリント配線板に形成され裏面導体
層側に開口した有底穴の内壁面および底面を被覆すると
ともに前記裏面導体層に対して絶縁された導体被覆層
と、前記有底穴内に嵌入されて前記導体被覆層と電気的
に接続された同軸線路とで構成されたことを特徴とする
ものである。
【0013】また、請求項2記載の平面アンテナの製造
方法は、表面導体層を前記スロット板とし、裏面導体層
を前記導体板とし、絶縁基板を前記誘電体層とすること
で前記ラジアル導波路を構成する両面プリント配線板に
裏面導体層側から有底穴を穿設し、ついで、前記両面プ
リント配線板にめっきを施した後に前記有底穴の周囲の
めっき層と前記裏面導体層をエッチングすることにより
前記有底穴の内壁面および底面を被覆するとともに前記
裏面導体層に対して絶縁された導体被覆層を形成し、つ
いで、前記両面プリント配線板の外形加工を行なった
後、同軸線路を前記両面プリント配線板の有底穴に嵌入
して前記導体被覆層と電気的に接続することにより前記
給電部を形成することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項3記載の平面アンテナは、互
いに離間して対面するスロット板と導体板とこれらの間
に介在する誘電体層により構成されたラジアル導波路
と、該ラジアル導波路における前記導体板側から該ラジ
アル導波路内部に装入され、その先端が前記スロット板
に近接して配置された給電部とを具備してなる平面アン
テナにおいて、表面導体層を前記スロット板とし、絶縁
基板を前記誘電体層の一部とした第1のプリント配線板
と、裏面導体層を前記導体板とし、絶縁基板を前記誘電
体層の一部とした第2のプリント配線板とが互いの絶縁
基板同士で接着された多層プリント配線板によって前記
ラジアル導波路が構成され、前記給電部が、前記第2の
プリント配線板に形成され第2のプリント配線板の表裏
を貫通する貫通孔の内壁面および該貫通孔の絶縁基板側
の開口部周囲に形成されるとともに前記裏面導体層に対
して絶縁された導体被覆層と、前記貫通孔内に嵌入され
前記導体被覆層と電気的に接続された同軸線路とで構成
されたことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項4記載の平面アンテナの製造
方法は、表面導体層を前記スロット板とし、絶縁基板を
前記誘電体層の一部とした第1のプリント配線板と、裏
面導体層を前記導体板とし、絶縁基板を前記誘電体層の
一部とした第2のプリント配線板をそれぞれ製作し、つ
いで、前記第2のプリント配線板に貫通孔を穿設した
後、めっきを施し、ついで、前記絶縁基板側の前記貫通
孔の周囲を除くめっき層、および前記裏面導体層側の前
記貫通孔の周囲のめっき層と前記裏面導体層をエッチン
グすることにより、前記貫通孔の内壁面および絶縁基板
側の前記貫通孔の周囲に形成されるとともに前記裏面導
体層に対して絶縁された導体被覆層を形成し、ついで、
前記第1、第2のプリント配線板の絶縁基板同士を接着
して多層プリント配線板とした後、外形加工を行ない、
ついで、同軸線路を前記多層プリント配線板における第
2のプリント配線板の前記貫通孔に嵌入して前記導体被
覆層と電気的に接続することにより前記給電部を形成す
ることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明の平面アンテナは、ラジアル導波路を構
成するスロット板、誘電体層、導体板を別個の部材では
なくプリント配線板により一体的に構成することで、そ
の製造時に従来の場合のように誘電体層の厚さバラツキ
や各部材を組み立てる際のバラツキに起因して給電部の
先端とスロット板の間の間隔にバラツキが生じることを
回避しようとするものである。
【0017】すなわち、請求項1記載の平面アンテナに
よれば、表面導体層を前記スロット板とし、裏面導体層
を前記導体板とし、絶縁基板を前記誘電体層とした両面
プリント配線板によってラジアル導波路を構成するた
め、同一品種の両面プリント配線板を使用する限りにお
いて、誘電体層となる絶縁基板をはじめとするラジアル
導波路各部の厚さバラツキは極めて小さくなる。また、
給電部を両面プリント配線板の有底穴を被覆する導体被
覆層とこれと電気的に接続された同軸線路で構成するた
め、給電部の先端とスロット板の間隔は有底穴の底面と
表面導体層の間の寸法に相当することになるが、両面プ
リント配線板においては有底穴を深さバラツキが小さく
なるように精度良く形成することが可能なため、給電部
の先端とスロット板の間隔のバラツキは小さくなり、こ
れによりインピーダンス整合の良い平面アンテナが実現
される。
【0018】そして、請求項2記載の平面アンテナの製
造方法によれば、ラジアル導波路を構成する両面プリン
ト配線板を準備した後、これに有底穴を形成する工程、
めっき工程、エッチング工程等の、いわゆる従来一般の
プリント配線板製造技術を用いてラジアル導波路を製作
する。さらに、有底穴の内壁面を被覆する導体被覆層と
電気的に接続するように同軸線路を有底穴に嵌入させる
ことにより給電部を形成する。
【0019】また、請求項3記載の平面アンテナによれ
ば、表面導体層を前記スロット板とし絶縁基板を前記誘
電体層の一部とした第1のプリント配線板と、裏面導体
層を前記導体板とし絶縁基板を前記誘電体層の一部とし
た第2のプリント配線板とが互いの絶縁基板同士で接着
された多層プリント配線板によってラジアル導波路を構
成するため、同一品種のプリント配線板を使用する限り
においては、誘電体層となる絶縁基板をはじめとした各
部の厚さバラツキは極めて小さくなる。一方、給電部は
第2のプリント配線板の貫通孔周辺の導体被覆層とこれ
に接続した同軸線路で構成するため、給電部の先端とス
ロット板の間隔は第1のプリント配線板の絶縁基板の厚
さに相当することになるので、給電部の先端とスロット
板の間隔のバラツキは極めて小さくなり、インピーダン
ス整合の良い平面アンテナが実現される。
【0020】そして、請求項4記載の平面アンテナの製
造方法によれば、ラジアル導波路を構成する第1、第2
のプリント配線板をそれぞれ準備した後、第2のプリン
ト配線板に対して貫通孔を形成する工程、めっき工程、
エッチング工程、接着工程等の、いわゆる従来一般の多
層プリント配線板製造技術を用いてラジアル導波路を製
作する。さらに、貫通孔周辺の導体被覆層と電気的に接
続するように同軸線路を貫通孔に嵌入させることにより
給電部を形成する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
を参照して説明する。本実施例の平面アンテナ20は、
例えば衛星放送受信用アンテナとして用いられるもので
あり、図1に示すように、ラジアル導波路21、給電部
22、導波管23、およびコンバータ24から構成され
ている。そして、本実施例の特徴はラジアル導波路21
を1枚の両面プリント配線板で形成したことである。な
お、図中符号25はスロット板、26は誘電体層、27
は導体板、28は導体被覆層、29は同軸線路、23は
導波管、24はコンバータである。
【0022】1枚の両面プリント配線板30(以下、単
にプリント配線板と称する)が円板状に成形されてラジ
アル導波路21が形成されている。すなわち、プリント
配線板30における絶縁基板31の表面に貼付された銅
箔等からなる表面導体層32が平面アンテナ20におけ
るスロット板25とされ、同様に、裏面導体層33が導
体板27とされ、ポリ四フッ化エチレン樹脂(商品名:
テフロン)等からなる絶縁基板31が誘電体層26とさ
れている。そして、図2に示すように、スロット板25
の表面には励振を生じさせるための多数のスロット3
4、34、…が渦巻状に形成されており、この平面アン
テナ20はいわゆるラジアルラインスロットアンテナを
構成している。
【0023】また、図1に示すように、円板状のラジア
ル導波路21の中心には、導体板27側に開口し、かつ
底面がスロット板25に到達しない所定の深さの有底穴
35が形成されている。そして、有底穴35の内壁面と
底面が銅めっき層により被覆されて導体被覆層28が形
成され、さらに、下端側がポリ四フッ化エチレン樹脂
(商品名:テフロン)製チューブ等の誘電円筒体36内
に挿入された同軸線路29が誘電円筒体36の上端と導
体被覆層28の下端とが当接するように有底穴35に嵌
入されることにより同軸線路29と導体被覆層28とが
電気的に接続されている。すなわち、導体被覆層28と
同軸線路29が、ラジアル導波路21内に突出してその
上端がスロット板25に対して所定寸法だけ離間する給
電部22を構成している。
【0024】一方、誘電円筒体36に覆われた同軸線路
29の下端が導波管23の内部に位置するように同軸線
路29が導波管23に対して固定されている。そして、
導波管23の側部には伝送波の周波数を例えば10GH
z帯から1GHz帯に変換するためのコンバータ24
(周波数変換器)が設けられている。
【0025】つぎに、上記構成の平面アンテナ20を製
造する手順について図3を参照して説明する。まず、図
3(a)に示すようなプリント配線板30を準備し、図
3(b)に示すように、ドリルを用いてプリント配線板
30の中心に有底穴35を穿設する。この際には、有底
穴35の深さにより給電部22先端とスロット板25と
の間隔が決定し、その寸法精度がアンテナのインピーダ
ンス整合に大きな影響を及ぼすので、ドリルの動作を的
確に制御することにより有底穴35の深さを精度良く加
工する。
【0026】ついで、図3(c)に示すように、プリン
ト配線板30に無電解銅めっきおよび電解銅めっきを施
して有底穴35の内壁面と底面、およびプリント配線板
30の外周全体にめっき層37を形成する(スルーホー
ルめっき工程)。ついで、図3(d)に示すように、プ
リント配線板30の表面導体層32側にはスロットパタ
ーン(図示せず)のエッチングを施して平面アンテナ2
0のスロット板25を形成する。その一方、裏面導体層
33側は有底穴35周辺のめっき層37と裏面導体層3
3のエッチングを施して有底穴35の内壁面と底面のみ
を被覆する導体被覆層28と裏面導体層33が電気的に
絶縁された状態とし、裏面導体層33を平面アンテナ2
0の導体板37として形成する(エッチング工程)。な
お、実際上は裏面導体層33とめっき層37の2層で導
体板37を構成することになる。
【0027】ついで、NC盤を用いてプリント配線板3
0の外形加工を施した後、有底穴35の内部に誘電円筒
体36内に挿入した同軸線路29を嵌入することで、電
気的に接続した導体被覆層28と同軸線路29を平面ア
ンテナ20の給電部22として形成する。そして、予め
接合した導波管23とコンバータ24に対して同軸線路
29を固定することにより、本実施例の平面アンテナ2
0が完成する。
【0028】本実施例の平面アンテナ20においては、
表面導体層32をスロット板25とし、裏面導体層33
を導体板27とし、絶縁基板31を誘電体層26とした
両面プリント配線板30によってラジアル導波路21を
構成するため、同一品種の両面プリント配線板を使用す
ることにより、誘電体層26となる絶縁基板31をはじ
めとするラジアル導波路21各部の厚さバラツキは極め
て小さくなる。また、給電部22を両面プリント配線板
30の有底穴35を被覆する導体被覆層28とこれと電
気的に接続された同軸線路29で構成するため、給電部
22の先端とスロット板25の間隔は有底穴35の底面
と表面導体層32の間の寸法に相当することになる。し
たがって、両面プリント配線板30においては有底穴3
5の深さを精度良く形成することが可能なため、給電部
22の先端とスロット板25の間隔のバラツキは小さく
なり、これにより、インピーダンス整合の良い平面アン
テナを実現することができる。
【0029】また、平面アンテナ20の製造過程におい
ては、プリント配線板30に有底穴35を形成する工
程、めっき工程、エッチング工程等、従来一般のプリン
ト配線板製造技術を用いてラジアル導波路21とスロッ
ト板25に対して所定寸法離間する給電部22の構造を
作ることができるので、別個の部材を組み立てることで
平面アンテナの製造を行なっていた従来の場合に比べ
て、平面アンテナの製造コストの低減、製造工程の簡略
化が図れるとともに、インピーダンス整合の良い平面ア
ンテナを安定して製造することができる。
【0030】以下、本発明の第2実施例について図4お
よび図5を参照して説明する。本実施例の平面アンテナ
も第1実施例と同様、衛星放送受信用アンテナとして用
いられるものであり、ラジアル導波路、給電部、導波
管、およびコンバータから構成されている。そして、本
実施例の平面アンテナが第1実施例と異なる点は、ラジ
アル導波路を1枚の多層プリント配線板で形成した点と
給電部の上端部分の構成および形状である。したがっ
て、以下では、第1実施例と構成が異なるラジアル導波
路と給電部の構成のみについて説明することとし、それ
以外の構成要素についての説明は省略する。
【0031】図4に示すように、第1のプリント配線板
41と第2のプリント配線板42が貼り合わされた多層
プリント配線板43が円板状に成形されてラジアル導波
路44が形成されている。すなわち、第1のプリント配
線板41における絶縁基板45の表面に貼付された銅箔
等からなる表面導体層46が平面アンテナ40における
スロット板47とされ、ポリ四フッ化エチレン樹脂(商
品名:テフロン)等からなる絶縁基板45が誘電体層4
8の一部とされている。また、第2のプリント配線板4
2における絶縁基板49の裏面に貼付された裏面導体層
50が平面アンテナ40における導体板51とされ、絶
縁基板49が誘電体層48の一部とされている。ここ
で、第1のプリント配線板41の厚さは第2のプリント
配線板42の厚さに比べて薄くなるように設定されてい
る。そして、第1、第2のプリント配線板41、42の
絶縁基板45、49同士が接着されることにより多層プ
リント配線板43からなるラジアル導波路44が形成さ
れている。そして、第1実施例と同様、スロット板47
の表面には多数のスロット52、52、…が形成されて
ラジアルラインスロットアンテナが構成されている。
【0032】また、円板状のラジアル導波路44の中心
には、第2のプリント配線板42のみを厚さ方向に貫通
する貫通孔53が形成されている。そして、第2のプリ
ント配線板42の上面における貫通孔53の周囲には導
体パターン54が形成され、貫通孔53の内壁面と導体
パターン54の上面がめっき層55により被覆されて導
体被覆層56が形成されている。さらに、同軸線路57
が導体被覆層56と当接するように貫通孔53に嵌入さ
れることにより同軸線路57と導体被覆層56とが電気
的に接続されている。すなわち、導体被覆層56と同軸
線路57が、ラジアル導波路44内に突出してその上端
がスロット板47に対して第1のプリント配線板41の
絶縁基板45の厚さ分だけ離間した給電部58を構成し
ている。
【0033】つぎに、上記構成の平面アンテナ40を製
造する手順について図5を参照して説明する。まず、図
5(a)に示すような第1、第2のプリント配線板4
1、42(第1のプリント配線板41を片面プリント配
線板、第2のプリント配線板42を両面プリント配線板
とする)をそれぞれ準備し、平面アンテナ40の上側と
なる第1のプリント配線板41の表面導体層46にスロ
ットパターン(図示せず)のエッチングを施すことによ
り平面アンテナ40のスロット板47を形成する。
【0034】一方、第2のプリント配線板42に対して
以下の手順に従って処理を行なう。すなわち、図5
(b)に示すように、ドリルを用いて第2のプリント配
線板42の中心に貫通孔53を穿設する。ついで、図5
(c)に示すように、第2のプリント配線板42に無電
解銅めっきおよび電解銅めっきを施して貫通孔53の内
壁面と第2のプリント配線板42の外周全体にめっき層
55を形成する。
【0035】ついで、図5(d)に示すように、第2の
プリント配線板42の表面導体層59側には貫通孔53
を囲むようにポジパターンとしてレジスト膜を形成した
後、それ以外のめっき層55および表面導体層59を除
去するエッチングを施す、いわゆるパネルめっき法によ
り導体被覆層56の上端部を形成する。その一方、裏面
導体層50側は貫通孔53周辺のめっき層55と裏面導
体層50のエッチングを施して貫通孔53の内壁面を被
覆する導体被覆層56と裏面導体層50が電気的に絶縁
された状態とし、裏面導体層50を平面アンテナ40の
導体板51として形成する。そして、図5(e)に示す
ように、例えばプリプレグ等の接着材60を用いて第
1、第2のプリント配線板41、42の絶縁基板45、
49同士を接着することにより多層プリント配線板43
としてラジアル導波路44を形成する。
【0036】以下、第1の実施例と同様、多層プリント
配線板43の外形加工工程、同軸線路57の取付工程を
経て導体被覆層56と同軸線路57を平面アンテナ40
の給電部58として形成し、最後に導波管、コンバータ
の取付工程を経て本実施例の平面アンテナ40が完成す
る。
【0037】本実施例の平面アンテナ40においても、
第1の実施例と同様、プリント配線板によってラジアル
導波路44を構成するため、ラジアル導波路44を構成
する各部の厚さバラツキは極めて小さくなる。そして、
特に本実施例の特徴点は、プリント配線板として多層プ
リント配線板43を使用するため、2枚のプリント配線
板41、42が必要になるとともに第1実施例の場合に
比べて製造工程が若干複雑になるといった欠点があるも
のの、インピーダンス整合の良いアンテナをより確実に
製造することができる。すなわち、第2のプリント配線
板42に貫通孔53を形成する構成のため、給電部58
の先端とスロット板47との間隔は第1のプリント配線
板41の絶縁基板45の厚さで必然的に決まってしまう
ので、有底穴の深さの制御を精度良く行なう必要があっ
た第1実施例の場合と異なり、貫通孔53の形成工程で
格別の注意を払うことがなく、インピーダンス整合の良
いアンテナを容易に製造することができる。
【0038】なお、双方の実施例においては、プリント
配線板30、41、42としてポリ四フッ化エチレン
(商品名:テフロン)樹脂板に銅箔を貼付したものを用
いたが、これに限ることなくガラス布基材エポキシ樹脂
板、ポリイミド樹脂板等を用いた他のタイプのプリント
配線板を使用してもよい。そして、平面アンテナ20、
40を衛星放送受信用アンテナとして説明したが、本発
明を送信用アンテナに適用し得ることも勿論である。さ
らに、これら平面アンテナ20、40を屋外で使用する
場合には、雨や雪等の悪影響を防止しラジアル導波路2
1、44を保護するためのレドームをスロット板25、
47の上方に設置してもよい。また、第2実施例の平面
アンテナ40の製造方法においては、導体被覆層56の
形成時にポジパターンのレジスト膜を形成し、それ以外
の部分のめっき層55または表面導体層59を除去する
パネルめっき法を用いたが、この方法に代えて、ネガパ
ターンのレジスト膜を形成し、パターン以外の箇所に電
解めっきを施すパターンめっき法を適用することも可能
である。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載の平面アンテナにおいては、表面導体層をスロット
板とし、裏面導体層を導体板とし、絶縁基板を誘電体層
とした両面プリント配線板によってラジアル導波路を構
成するため、同一品種の両面プリント配線板を使用する
ことにより誘電体層となる絶縁基板をはじめとしたラジ
アル導波路各部の厚さバラツキは極めて小さくなる。ま
た、給電部は両面プリント配線板の有底穴を被覆する導
体被覆層とこれと電気的に接続された同軸線路で構成す
るため、給電部の先端とスロット板の間隔は有底穴の底
面と表面導体層の間の寸法に相当することになるが、プ
リント配線板技術においては有底穴の深さを精度良く形
成することが可能なため、給電部の先端とスロット板の
間隔のバラツキが従来より小さく、インピーダンス整合
に優れた平面アンテナを実現することができる。
【0040】また、請求項2記載の平面アンテナの製造
方法においては、両面プリント配線板に有底穴を穿設す
る工程、めっき工程、エッチング工程等、従来一般のプ
リント配線板製造技術を用いてラジアル導波路内に位置
して先端がスロット板と所定寸法離間する給電部の構造
を作ることができるので、別個の部材を一つずつ組み立
てることで平面アンテナの製造を行なっていた従来の場
合に比べて、平面アンテナの製造コストの低減、製造工
程の簡略化が図れるとともに、インピーダンス整合の良
い平面アンテナを安定して製造することができる。
【0041】また、請求項3記載の平面アンテナにおい
ても、請求項1記載の平面アンテナと同様、プリント配
線板によってラジアル導波路を構成するため、ラジアル
導波路各部の厚さバラツキは極めて小さくなる。さら
に、プリント配線板として第1、第2のプリント配線板
からなる多層プリント配線板を使用し、第2のプリント
配線板に貫通孔を形成して給電部を構成するため、給電
部の先端とスロット板との間隔は第1のプリント配線板
の絶縁基板の厚さで必然的に決まってしまうので、バラ
ツキが少なくインピーダンス整合の良い平面アンテナを
確実に提供することができる。
【0042】また、請求項4記載の平面アンテナの製造
方法においても、請求項2記載の平面アンテナの製造方
法と同様、従来一般の多層プリント配線板製造技術を用
いてラジアル導波路と給電部の構造を作ることができる
ので、従来の場合に比べて、平面アンテナの製造コスト
の低減、製造工程の簡略化を図ることができる。さら
に、前述したように、第2のプリント配線板に貫通孔を
形成して給電部を構成するため、給電部の先端とスロッ
ト板との間隔は第1のプリント配線板の絶縁基板の厚さ
で決まるので、貫通孔形成工程において格別の注意を払
うことなく、インピーダンス整合の良いアンテナを容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である平面アンテナを示す
縦断面図である。
【図2】同、平面アンテナのラジアル導波路および給電
部を示す斜視図である。
【図3】同、平面アンテナの製造工程を順を追って示す
図である。
【図4】本発明の第2実施例である平面アンテナのラジ
アル導波路および給電部を示す斜視図である。
【図5】同、平面アンテナの製造工程を順を追って示す
図である。
【図6】従来の一例として示す平面アンテナの縦断面図
である。
【符号の説明】
20、40 平面アンテナ 21、44 ラジアル導波路 22、58 給電部 25、47 スロット板 26、48 誘電体層 27、51 導体板 28、56 導体被覆層 29、57 同軸線路(同軸線路) 30 両面プリント配線板 31、45、59 絶縁基板 32、46 表面導体層 33、50 裏面導体層 35 有底穴 37、55 めっき層 41 第1のプリント配線板 42 第2のプリント配線板 43 多層プリント配線板 53 貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離間して対面するスロット板と導
    体板とこれらの間に介在する誘電体層により構成された
    ラジアル導波路と、該ラジアル導波路における前記導体
    板側から該ラジアル導波路内部に装入され、その先端が
    前記スロット板に近接して配置された給電部とを具備し
    てなる平面アンテナにおいて、 表面導体層を前記スロット板とし、裏面導体層を前記導
    体板とし、絶縁基板を前記誘電体層とした両面プリント
    配線板により前記ラジアル導波路が構成され、 前記給電部が、前記両面プリント配線板に形成され裏面
    導体層側に開口した有底穴の内壁面および底面を被覆す
    るとともに前記裏面導体層に対して絶縁された導体被覆
    層と、前記有底穴内に嵌入されて前記導体被覆層と電気
    的に接続された同軸線路とで構成されたことを特徴とす
    る平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の平面アンテナの製造方
    法であって、 表面導体層を前記スロット板とし、裏面導体層を前記導
    体板とし、絶縁基板を前記誘電体層とすることで前記ラ
    ジアル導波路を構成する両面プリント配線板に裏面導体
    層側から有底穴を穿設し、ついで、前記両面プリント配
    線板にめっきを施した後に前記有底穴の周囲のめっき層
    と前記裏面導体層をエッチングすることにより前記有底
    穴の内壁面および底面を被覆するとともに前記裏面導体
    層に対して絶縁された導体被覆層を形成し、ついで、前
    記両面プリント配線板の外形加工を行なった後、同軸線
    路を前記両面プリント配線板の有底穴に嵌入して前記導
    体被覆層と電気的に接続することにより前記給電部を形
    成することを特徴とする平面アンテナの製造方法。
  3. 【請求項3】 互いに離間して対面するスロット板と導
    体板とこれらの間に介在する誘電体層により構成された
    ラジアル導波路と、該ラジアル導波路における前記導体
    板側から該ラジアル導波路内部に装入され、その先端が
    前記スロット板に近接して配置された給電部とを具備し
    てなる平面アンテナにおいて、 表面導体層を前記スロット板とし、絶縁基板を前記誘電
    体層の一部とした第1のプリント配線板と、裏面導体層
    を前記導体板とし、絶縁基板を前記誘電体層の一部とし
    た第2のプリント配線板とが互いの絶縁基板同士で接着
    された多層プリント配線板によって前記ラジアル導波路
    が構成され、 前記給電部が、前記第2のプリント配線板に形成され第
    2のプリント配線板の表裏を貫通する貫通孔の内壁面お
    よび該貫通孔の絶縁基板側の開口部周囲に形成されると
    ともに前記裏面導体層に対して絶縁された導体被覆層
    と、前記貫通孔内に嵌入され前記導体被覆層と電気的に
    接続された同軸線路とで構成されたことを特徴とする平
    面アンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の平面アンテナの製造方
    法であって、 表面導体層を前記スロット板とし、絶縁基板を前記誘電
    体層の一部とした第1のプリント配線板と、裏面導体層
    を前記導体板とし、絶縁基板を前記誘電体層の一部とし
    た第2のプリント配線板をそれぞれ製作し、ついで、前
    記第2のプリント配線板に貫通孔を穿設した後、めっき
    を施し、ついで、前記絶縁基板側の前記貫通孔の周囲を
    除くめっき層および前記裏面導体層側の前記貫通孔の周
    囲のめっき層と前記裏面導体層をエッチングすることに
    より、前記貫通孔の内壁面および絶縁基板側の前記貫通
    孔の周囲に形成されるとともに前記裏面導体層に対して
    絶縁された導体被覆層を形成し、ついで、前記第1、第
    2のプリント配線板の絶縁基板同士を接着して多層プリ
    ント配線板とした後、外形加工を行ない、ついで、同軸
    線路を前記多層プリント配線板における第2のプリント
    配線板の前記貫通孔に嵌入して前記導体被覆層と電気的
    に接続することにより前記給電部を形成することを特徴
    とする平面アンテナの製造方法。
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JP2008235288A (ja) * 2001-03-28 2008-10-02 Tadahiro Omi プラズマ処理装置及び遅波板
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