JPH0896896A - Pcカード用電気コネクタ - Google Patents
Pcカード用電気コネクタInfo
- Publication number
- JPH0896896A JPH0896896A JP6256142A JP25614294A JPH0896896A JP H0896896 A JPH0896896 A JP H0896896A JP 6256142 A JP6256142 A JP 6256142A JP 25614294 A JP25614294 A JP 25614294A JP H0896896 A JPH0896896 A JP H0896896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- intermediate member
- recess
- guide member
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PCカードのシールドの接地を回路基板側と
装置の筐体側の一方あるいは両者に任意に接地できるP
Cカード用電気コネクタを提供することを目的とする。 【構成】 PCカードを挿入案内するためのガイド部材
1は側部に少なくとも上方に開放せる凹部5が形成さ
れ、該凹部5には導電性の中間部材10が収められ、該
凹部5よりも下方の支持部5Aそして上記中間部材10
は同一軸線上で上下に貫通する孔部6,10Bを有し、
上記グランド端子11は上記中間部材10の側面に弾圧
接触する接触部11Cを有し、上記中間部材10とガイ
ド部材1は両者の孔部に貫入されるねじ部材13により
回路基板へ固定可能となっている。
装置の筐体側の一方あるいは両者に任意に接地できるP
Cカード用電気コネクタを提供することを目的とする。 【構成】 PCカードを挿入案内するためのガイド部材
1は側部に少なくとも上方に開放せる凹部5が形成さ
れ、該凹部5には導電性の中間部材10が収められ、該
凹部5よりも下方の支持部5Aそして上記中間部材10
は同一軸線上で上下に貫通する孔部6,10Bを有し、
上記グランド端子11は上記中間部材10の側面に弾圧
接触する接触部11Cを有し、上記中間部材10とガイ
ド部材1は両者の孔部に貫入されるねじ部材13により
回路基板へ固定可能となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPCカード用電気コネク
タに関するものである。
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCカード用の電気コネクタにあっては
シールドそしてその接地の対策がとられている。
シールドそしてその接地の対策がとられている。
【0003】特開平6−162282に開示されている
コネクタにあっては、PCカードをコネクタ内で挿抜す
るための金属プレートに突条を設け、絶縁体のガイド部
材にグランド端子を取りつけ、該グランド端子に舌片を
設け、該舌片を金属プレートに接触せしめることによ
り、上記突条をPCカードの両面に形成されたシールド
と接触させ、該グランド端子を通して該グランド端子が
接触する回路基板の接地回路に接続する形式となってい
る。
コネクタにあっては、PCカードをコネクタ内で挿抜す
るための金属プレートに突条を設け、絶縁体のガイド部
材にグランド端子を取りつけ、該グランド端子に舌片を
設け、該舌片を金属プレートに接触せしめることによ
り、上記突条をPCカードの両面に形成されたシールド
と接触させ、該グランド端子を通して該グランド端子が
接触する回路基板の接地回路に接続する形式となってい
る。
【0004】又、最近、PCカードは、上記両面のシー
ルド部分でグランド端子と接触するのではなく、側面に
グランド端子との接触のための接触片を備えているもの
が多くなっている。実開平6−38180のものはかか
るPCカードに好適であり、グランド端子の上記舌片に
相当するものがPCカードの側面に設けられた接地用の
接触片と接触する形式となっている。
ルド部分でグランド端子と接触するのではなく、側面に
グランド端子との接触のための接触片を備えているもの
が多くなっている。実開平6−38180のものはかか
るPCカードに好適であり、グランド端子の上記舌片に
相当するものがPCカードの側面に設けられた接地用の
接触片と接触する形式となっている。
【0005】さらには、コネクタが使用される装置の筐
体を通してシールドを接地するものも知られている。例
えば、コネクタ側に複数の弾性舌片を配列したグランド
端子を設け、コネクタを装置に取りつけたときにこれら
の弾性舌片を装置の筐体に接触するようにして、PCカ
ードにも接触するこのグランド端子を通して筐体からも
接地を行うというものである。
体を通してシールドを接地するものも知られている。例
えば、コネクタ側に複数の弾性舌片を配列したグランド
端子を設け、コネクタを装置に取りつけたときにこれら
の弾性舌片を装置の筐体に接触するようにして、PCカ
ードにも接触するこのグランド端子を通して筐体からも
接地を行うというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のコネクタにおけ
る三種の接地形式は、それぞれの用途においてその効果
を発揮するが、一旦その形式が決定されて設計製作され
たコネクタは形式の変更ができない。
る三種の接地形式は、それぞれの用途においてその効果
を発揮するが、一旦その形式が決定されて設計製作され
たコネクタは形式の変更ができない。
【0007】さらには、回路基板と筐体の両者から接地
したいこともあるが、いずれの形式のものもこれに対応
することがきない。
したいこともあるが、いずれの形式のものもこれに対応
することがきない。
【0008】本発明は、かかる問題を解決し、回路基板
と筐体のいずれからも、あるいは両者から選択的に接地
できる、きわめて使い勝手の良いPCカード用電気コネ
クタを提供することを目的とする。
と筐体のいずれからも、あるいは両者から選択的に接地
できる、きわめて使い勝手の良いPCカード用電気コネ
クタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、少なくとも側面にアース用の接触片を備えたPC
カードを該PCカードの側面の方向に案内して受け入れ
る絶縁体から成るガイド部材と、該ガイド部材に取りつ
けられ挿着完了時のPCカードの上記接触片と接触する
グランド端子とを有するPCカード用電気コネクタにお
いて、上記ガイド部材は側部に少なくとも上方に開放せ
る凹部が形成され、該凹部には導電性の中間部材が収め
られ、該凹部よりも下方の支持部そして上記中間部材は
同一軸線上で上下に貫通する孔部を有し、上記グランド
端子は上記中間部材の側面に弾圧接触する接触部を有
し、上記中間部材とガイド部材は両者の孔部に貫入され
るねじ部材により回路基板へ固定可能となっていること
により達成される。
的は、少なくとも側面にアース用の接触片を備えたPC
カードを該PCカードの側面の方向に案内して受け入れ
る絶縁体から成るガイド部材と、該ガイド部材に取りつ
けられ挿着完了時のPCカードの上記接触片と接触する
グランド端子とを有するPCカード用電気コネクタにお
いて、上記ガイド部材は側部に少なくとも上方に開放せ
る凹部が形成され、該凹部には導電性の中間部材が収め
られ、該凹部よりも下方の支持部そして上記中間部材は
同一軸線上で上下に貫通する孔部を有し、上記グランド
端子は上記中間部材の側面に弾圧接触する接触部を有
し、上記中間部材とガイド部材は両者の孔部に貫入され
るねじ部材により回路基板へ固定可能となっていること
により達成される。
【0010】
【作用】かかる構成の本発明によれば、PCカードはそ
の接触片にてグランド端子の接触部と接触し、該グラン
ド端子を経て回路基板の接地回路に接地され、もしく
は、この接地と共にグランド端子を経て中間部材から装
置の筐体へと接地される。この接地の選択は中間部材の
大きさにより決定され、凹部に収められる中間部材の上
面がガイド部材の上面と一致するものであるときには、
このガイド面に取りつけられた筐体への接地部材と上記
中間部材が接続されるので、筐体への接地が可能とな
る。又、中間部材が凹部内に没しているようなもののと
きには、この中間部材はねじ部材の固定のナットとして
のみ機能し、接地はグランド端子を通じて、回路基板側
へ接地される。
の接触片にてグランド端子の接触部と接触し、該グラン
ド端子を経て回路基板の接地回路に接地され、もしく
は、この接地と共にグランド端子を経て中間部材から装
置の筐体へと接地される。この接地の選択は中間部材の
大きさにより決定され、凹部に収められる中間部材の上
面がガイド部材の上面と一致するものであるときには、
このガイド面に取りつけられた筐体への接地部材と上記
中間部材が接続されるので、筐体への接地が可能とな
る。又、中間部材が凹部内に没しているようなもののと
きには、この中間部材はねじ部材の固定のナットとして
のみ機能し、接地はグランド端子を通じて、回路基板側
へ接地される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0012】図1において、符号1はコネクタ内にPC
カードを案内しこれを側部にて保持するガイド部材であ
り、絶縁材料より作られている。該ガイド部材1には、
PCカード(図示せず)を矢印A方向に挿入するための
ガイド溝2,3が平行に形成されている。なお、該ガイ
ド部材1は、PCカードの両側部を案内するように上記
ガイド溝2,3の側で互いに対向するように他のガイド
部材が対称に設けられている。
カードを案内しこれを側部にて保持するガイド部材であ
り、絶縁材料より作られている。該ガイド部材1には、
PCカード(図示せず)を矢印A方向に挿入するための
ガイド溝2,3が平行に形成されている。なお、該ガイ
ド部材1は、PCカードの両側部を案内するように上記
ガイド溝2,3の側で互いに対向するように他のガイド
部材が対称に設けられている。
【0013】上記ガイド部材1は、PCカードが所定位
置まで挿入されたときの該PCカードの側面に設けられ
た接地用の接触片に対応する位置に、外側に膨出した部
分4が設けられ、ここに上方及び側方に開放された凹部
5が形成されている。
置まで挿入されたときの該PCカードの側面に設けられ
た接地用の接触片に対応する位置に、外側に膨出した部
分4が設けられ、ここに上方及び側方に開放された凹部
5が形成されている。
【0014】上記凹部5の底面で形成される支持部5A
のほぼ中央位置には、下方に貫通する円筒孔6が形成さ
れ、また、ガイド部材1の長手方向に延びる側面5Bの
下方には該側面5Bの延長面をなす位置に下方へ貫通す
るスリット7が形成されている。該スリット7は、上記
ガイド部材1の長手方向において、凹部5よりも長く形
成されていて、該スリット7に挿入される後述のグラン
ド端子の一部を保持する保持部7A,7Bを有してい
る。上記スリット7の中央部には、一部でその幅を広く
している溝部7Cが形成されている。なお、上記スリッ
ト7は、矢印Aの向きで側面5Dよりも先方部分におい
て、上記ガイド部材1の上面1Aより下方の部分にも延
長スリット7Dとして形成されている。
のほぼ中央位置には、下方に貫通する円筒孔6が形成さ
れ、また、ガイド部材1の長手方向に延びる側面5Bの
下方には該側面5Bの延長面をなす位置に下方へ貫通す
るスリット7が形成されている。該スリット7は、上記
ガイド部材1の長手方向において、凹部5よりも長く形
成されていて、該スリット7に挿入される後述のグラン
ド端子の一部を保持する保持部7A,7Bを有してい
る。上記スリット7の中央部には、一部でその幅を広く
している溝部7Cが形成されている。なお、上記スリッ
ト7は、矢印Aの向きで側面5Dよりも先方部分におい
て、上記ガイド部材1の上面1Aより下方の部分にも延
長スリット7Dとして形成されている。
【0015】又、上記凹部5は、上記ガイド部材1の長
手方向で対面する側面5C,5Dの下部には、側方に向
け延びる切込溝8A,8Bが形成されている。
手方向で対面する側面5C,5Dの下部には、側方に向
け延びる切込溝8A,8Bが形成されている。
【0016】上記凹部5には、図示の中間部材10が収
められるようになっている。該中間部材10は本実施例
にあっては、略直方体をなす導電材料から成るブロック
体として形成され、上記凹部5の底面5A及び側面5
B,5C,5Dにほぼ接面する大きさとなっていて、該
凹部5に収められたときに該中間部材10の上面10A
がガイド部材1の上面1Aとほぼ同一面にあるような高
さ寸法となっている。又、上記直方体状の中間部材10
の両端面の下部には、突部10Cが設けられている。該
突部10Cは、該中間部材10が側方から上記凹部5内
に収められるときに上記切込溝8A,8Bに案内されか
つ上方に抜けないような形状・寸法となっている。又、
該中間部材10にはその中央部に上下に貫通する円筒孔
10Bが形成されている。なお、上記突部10Cは、本
発明において必須のものではなく、これを省略して中間
部材10を凹部5内に上方から挿入してもよい。
められるようになっている。該中間部材10は本実施例
にあっては、略直方体をなす導電材料から成るブロック
体として形成され、上記凹部5の底面5A及び側面5
B,5C,5Dにほぼ接面する大きさとなっていて、該
凹部5に収められたときに該中間部材10の上面10A
がガイド部材1の上面1Aとほぼ同一面にあるような高
さ寸法となっている。又、上記直方体状の中間部材10
の両端面の下部には、突部10Cが設けられている。該
突部10Cは、該中間部材10が側方から上記凹部5内
に収められるときに上記切込溝8A,8Bに案内されか
つ上方に抜けないような形状・寸法となっている。又、
該中間部材10にはその中央部に上下に貫通する円筒孔
10Bが形成されている。なお、上記突部10Cは、本
発明において必須のものではなく、これを省略して中間
部材10を凹部5内に上方から挿入してもよい。
【0017】上記ガイド部材1のスリット7には、導電
材料の板材部材を打抜き・曲げ加工して作られたグラン
ド端子11が挿入される。該グランド端子11は、平板
状部11Aと、該平板状部11Aの中央に打抜き形成さ
れたU字状の窓11Bにより輪郭づけられた舌状の接触
部11Cと、上記平板状部11Aの下端でL字状に屈曲
された脚部11Dと、上記平板状部11Aの側縁から延
出する腕状の接触片11Eとを有している。上記接触部
11Cは、下端が脚部11D側に若干傾斜していて、上
記平板状部11Aがスリット7に下方から挿入されたと
きに、該接触部11Cの下端部が上記スリット7の溝部
7Cに収まるようになっている。
材料の板材部材を打抜き・曲げ加工して作られたグラン
ド端子11が挿入される。該グランド端子11は、平板
状部11Aと、該平板状部11Aの中央に打抜き形成さ
れたU字状の窓11Bにより輪郭づけられた舌状の接触
部11Cと、上記平板状部11Aの下端でL字状に屈曲
された脚部11Dと、上記平板状部11Aの側縁から延
出する腕状の接触片11Eとを有している。上記接触部
11Cは、下端が脚部11D側に若干傾斜していて、上
記平板状部11Aがスリット7に下方から挿入されたと
きに、該接触部11Cの下端部が上記スリット7の溝部
7Cに収まるようになっている。
【0018】上記グランド端子11の脚部11Dには、
下方に突出するようにエンボス加工された突起部11F
が形成されている。また、接触片11Eの一部には、該
接触片11Eが延長スリット7Dに挿入されたときにガ
イド溝2,3内に突出するように弯曲した接触部11G
が形成されている。
下方に突出するようにエンボス加工された突起部11F
が形成されている。また、接触片11Eの一部には、該
接触片11Eが延長スリット7Dに挿入されたときにガ
イド溝2,3内に突出するように弯曲した接触部11G
が形成されている。
【0019】一方、上記ガイド部材10の上方位置に
は、本実施例のコネクタが装着される装置の筐体(導
体)に接触する接地部材12が配されている。該接地部
材12は、対をなす二つのガイド部材1,1にわたる長
さの金属板で作られており、端部にはねじ13のための
孔14が形成されている。該接地部材12は、一縁から
切り起こした複数の弾性を有する接触舌片15が設けら
れ、「へ」の字状に屈曲されている。
は、本実施例のコネクタが装着される装置の筐体(導
体)に接触する接地部材12が配されている。該接地部
材12は、対をなす二つのガイド部材1,1にわたる長
さの金属板で作られており、端部にはねじ13のための
孔14が形成されている。該接地部材12は、一縁から
切り起こした複数の弾性を有する接触舌片15が設けら
れ、「へ」の字状に屈曲されている。
【0020】次にかかる本実施例のコネクタの組立要領
及び原理について図2をも参照しつつ説明する。
及び原理について図2をも参照しつつ説明する。
【0021】組立てに際しては、先ずグランド端子1
1をガイド部材1のスリット7に下方から挿入する。グ
ランド端子11の平板状部11Aはスリット7を経た後
に、凹部5の側面5Bに接面して位置し、接触部11C
の下端部はスリット7の溝部7Cに収められる。そし
て、腕状の接触片11Eは延長スリット7Dを経てガイ
ド溝2,3の底面に接面するようにして位置する。この
スリット7へのグランド端子11の挿入は、脚部11D
がガイド部材1の下面に当接して位置決めされる。
1をガイド部材1のスリット7に下方から挿入する。グ
ランド端子11の平板状部11Aはスリット7を経た後
に、凹部5の側面5Bに接面して位置し、接触部11C
の下端部はスリット7の溝部7Cに収められる。そし
て、腕状の接触片11Eは延長スリット7Dを経てガイ
ド溝2,3の底面に接面するようにして位置する。この
スリット7へのグランド端子11の挿入は、脚部11D
がガイド部材1の下面に当接して位置決めされる。
【0022】次に、中間部材10を凹部5に側方から
収める。その際、該中間部材10の突部10Cは凹部5
の切込溝8A,8Bに案内され、該突部10Cにより中
間部材10は上方には抜けなくなる。
収める。その際、該中間部材10の突部10Cは凹部5
の切込溝8A,8Bに案内され、該突部10Cにより中
間部材10は上方には抜けなくなる。
【0023】しかる後、接地部材12を上記二つのガ
イド部材1,1にわたるように載置し、ねじ13を接地
部材12の孔14、中間部材10の円筒孔10B、そし
てガイド部材1の円筒孔6を通し、回路基板P(図2参
照)の下面にてナットNにより固定される。かかる状態
では、グランド端子11の接触部11Cは中間部材10
に対し弾性接触し、したがって、接地部材12は中間部
材10と接触し、該中間部材10がグランド端子11と
接触し、該グランド端子11がその脚部11Dの突起部
11Fにて回路基板Pの接地回路と接触するので、グラ
ンド端子11は筐体S側にも回路基板P側にも接地され
るようになる。
イド部材1,1にわたるように載置し、ねじ13を接地
部材12の孔14、中間部材10の円筒孔10B、そし
てガイド部材1の円筒孔6を通し、回路基板P(図2参
照)の下面にてナットNにより固定される。かかる状態
では、グランド端子11の接触部11Cは中間部材10
に対し弾性接触し、したがって、接地部材12は中間部
材10と接触し、該中間部材10がグランド端子11と
接触し、該グランド端子11がその脚部11Dの突起部
11Fにて回路基板Pの接地回路と接触するので、グラ
ンド端子11は筐体S側にも回路基板P側にも接地され
るようになる。
【0024】しかる後に、本実施例のコネクタにPC
カードを挿入する。PCカード20はガイド部材1のガ
イド溝2,3の一方あるいは両方に挿入される。図2に
おいて、挿入されたPCカード20の接触片21がグラ
ンド端子11の接触部11Gと接触するようになり、そ
の結果、PCカード20のシールドは回路基板P側と筐
体S側に接地される。
カードを挿入する。PCカード20はガイド部材1のガ
イド溝2,3の一方あるいは両方に挿入される。図2に
おいて、挿入されたPCカード20の接触片21がグラ
ンド端子11の接触部11Gと接触するようになり、そ
の結果、PCカード20のシールドは回路基板P側と筐
体S側に接地される。
【0025】次に、本発明の他の実施例を説明する。こ
の実施例では、中間部材として、前実施例のブロック体
の形状のものに代え、金属板から成る図3のごとくの板
ナット25を使用する点に特徴がある。この板ナット2
5は、前実施例のブロック体のものと平面形状がほぼ同
一であるが、中央部に円筒孔ではなく雌ねじが形成され
たねじ孔26を有している。
の実施例では、中間部材として、前実施例のブロック体
の形状のものに代え、金属板から成る図3のごとくの板
ナット25を使用する点に特徴がある。この板ナット2
5は、前実施例のブロック体のものと平面形状がほぼ同
一であるが、中央部に円筒孔ではなく雌ねじが形成され
たねじ孔26を有している。
【0026】本実施例は、筐体側への接地が不要の場合
に好適であり、図4のごとく、ねじは回路基板Pの下面
側から通されて、上記板ナット25のねじ孔26に螺合
し、ここで固定される。
に好適であり、図4のごとく、ねじは回路基板Pの下面
側から通されて、上記板ナット25のねじ孔26に螺合
し、ここで固定される。
【0027】したがって、PCカード20はグランド端
子11を経て回路基板P側へ接地される。
子11を経て回路基板P側へ接地される。
【0028】以上のごとく、本発明によれば、中間部材
をブロック体のものとするか板ナットのものとするかの
選択により、回路基板と筐体の両方で接地することも、
あるいは回路基板のみに接地することも、同一のコネク
タでありながら両方の使用法が可能となる。
をブロック体のものとするか板ナットのものとするかの
選択により、回路基板と筐体の両方で接地することも、
あるいは回路基板のみに接地することも、同一のコネク
タでありながら両方の使用法が可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のごとく、同じ構成のコ
ネクタでありながら、中間部材のみを選択使用すること
により、PCカードのシールドの接地を回路基板のみな
らず筐体にも接地したり、あるいは回路基板への接地の
みとすることもできる。前者にあっては、接地性能の向
上が図れ、後者にあっては上方へのねじ部材の固定のた
めの部材の突出がないためにコネクタのコンパクト化が
図れ、そして両者の選択を自由にできるために使用勝手
が向上するという効果を得る。
ネクタでありながら、中間部材のみを選択使用すること
により、PCカードのシールドの接地を回路基板のみな
らず筐体にも接地したり、あるいは回路基板への接地の
みとすることもできる。前者にあっては、接地性能の向
上が図れ、後者にあっては上方へのねじ部材の固定のた
めの部材の突出がないためにコネクタのコンパクト化が
図れ、そして両者の選択を自由にできるために使用勝手
が向上するという効果を得る。
【図1】本発明の一実施例装置の要部を示す分解斜視図
である。
である。
【図2】図1のものを組み立てた状態での図1における
II-II 断面図である。
II-II 断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に用いられる中間部材の斜
視図である。
視図である。
【図4】図3の中間部を用いたときの図2に相当する図
である。
である。
1 ガイド部材 1A ガイド部材の上面 5 凹部 5A 支持部 6 円筒孔(孔部) 8A,8B 切込溝 10 ブロック体(中間部材) 10C 突部 11 グランド端子 11C 接触部 20 PCカード 21 接触片 25 板ナット(中間部材) 26 ねじ孔
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも側面にアース用の接触片を備
えたPCカードを該PCカードの側面の方向に案内して
受け入れる絶縁体から成るガイド部材と、該ガイド部材
に取りつけられ挿着完了時のPCカードの上記接触片と
接触するグランド端子とを有するPCカード用電気コネ
クタにおいて、上記ガイド部材は側部に少なくとも上方
に開放せる凹部が形成され、該凹部には導電性の中間部
材が収められ、該凹部の底面を支持面とする支持部そし
て上記中間部材は同一軸線上で上下に貫通する孔部を有
し、上記グランド端子は上記中間部材の側面に弾圧接触
する接触部を有し、上記中間部材とガイド部材は両者の
孔部に貫入されるねじ部材により回路基板へ固定可能と
なっていることを特徴とするPCカード用電気コネク
タ。 - 【請求項2】 中間部材は凹部に収められた際に該中間
部材の上面がガイド部材の上面と同一平面となるブロッ
ク体であり、孔部は筒状体であることとする請求項1に
記載のPCカード用電気コネクタ。 - 【請求項3】 中間部材は凹部に収められた際にガイド
部材の上面よりも没する板ナットであり、孔部はねじ孔
となっていることとする請求項1に記載のPCカード用
電気コネクタ。 - 【請求項4】 凹部は側方にも開放されていて側方から
中間部材を該凹部に収めることが可能となっていること
とする請求項1に記載のPCカード用電気コネクタ。 - 【請求項5】 凹部の内側面には側方から板ナットを凹
部へ挿入するための切込溝が形成されていることとする
請求項4に記載のPCカード用電気コネクタ。 - 【請求項6】 ブロック体の対向面には、切込溝の高さ
方向幅に相当する厚みの突部が形成されていることとす
る請求項5に記載のPCカード用電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06256142A JP3076499B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | Pcカード用電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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CN113497388A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-10-12 | 李尔公司 | 电连接器组件 |
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