JPH0895949A - 時系列データの予測装置 - Google Patents

時系列データの予測装置

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JPH0895949A
JPH0895949A JP22644294A JP22644294A JPH0895949A JP H0895949 A JPH0895949 A JP H0895949A JP 22644294 A JP22644294 A JP 22644294A JP 22644294 A JP22644294 A JP 22644294A JP H0895949 A JPH0895949 A JP H0895949A
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JP
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event
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layer
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JP22644294A
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English (en)
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Kazuhiro Obara
和博 小原
Tsutomu Ishikawa
勉 石川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時系列データの予測において重要となる時系
列データとイベントの双方を活用して、優れた予測能力
を有する時系列データの予測装置を提供する。 【構成】 ニュースの見出しを第1の知識抽出手段9に
入力して、イベントのカテゴリと程度に関する知識であ
る第1種のイベント知識を抽出し、この第1のイベント
知識と知識ベース10に格納された予測対象時系列デー
タの変動方向に関する先験知識とのマッチング処理によ
り該イベントが予測対象時系列データの変動方向に及ぼ
す効果を示す第2種のイベント知識を第2の知識抽出手
段11から出力し、この第2種のイベント知識をパター
ン表現手段12で数値パターン化し、このパターン化さ
れた第2のイベント知識と過去および現在の時系列デー
タとに基づいて将来の時系列データを予測手段13から
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過去および現在の時系
列データを用いて、将来の時系列データを予測する時系
列データの予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過去および現在の時系列データを用い
て、将来の時系列データを予測する場合、従来技術で
は、統計的手法により時系列データを解析して予測関数
を導出する方法や、時系列データを用いてニューラルネ
ットワークを学習させる方法が採用されていた。
【0003】統計的手法を用いる場合として、ここで
は、重回帰モデル[文献1 石村、有馬:多変量解析の
はなし、東京図書、1987]を用いる場合を例にとっ
て説明する。
【0004】また、ニューラルネットワークを用いる場
合として、ここでは、図7に示すようなリカレント型ニ
ューラルネットワーク[文献2 J.L.Elman:"Finding s
tructure in time,"CRL Tech.Rep.8801,Univ.of Califo
rnia,San Diego(1989)]を用いる場合を例にとって説明
する。
【0005】図7に示すリカレント型ニューラルネット
ワークは、入力層1、文脈層2、中間層3、出力層4に
より構成される。接続線5,6,7は、それぞれ、入力
層1から中間層3へ、文脈層2から中間層3へ、中間層
3から出力層4へ信号を入力するための重み付き接続線
(完全結合)である。接続線5,6,7の重みを学習す
ることによって、学習課題にふさわしい重みに決定す
る。学習アルゴリズムとしては、バックプロパゲーショ
ン法[文献3 D.E.Rumelhart et al.:ParallelDistrib
uted Processing,Vol.1,MIT Press(1986)]を用いる。
また、図7において、接続線8は中間層3から文脈層2
に入力するための接続線であり、重み固定の1対1結合
である。
【0006】過去および現在の時系列データを入力パタ
ーンとして、将来の時系列データを出力させるときの、
図7に示したリカレント型ニューラルネットワークへの
入力パターンと教師パターンの与え方は次のようにす
る。但し、時刻tにおける予測対象時系列データAの値
をA(t)とし、関連時系列データB,C,D,Eの値
をB(t),C(t),D(t),E(t)とする。
【0007】時刻tの観測値であるA(t),B
(t),C(t),D(t),E(t)を入力層1への
入力パターンとする。また、時刻(t−1)の中間層3
の出力パターンを文脈層2への入力パターンとする(接
続線8を用いて、中間層3から文脈層2へ入力する)。
そして、時刻(t+1)の観測値であるA(t+1)を
出力層4への教師パターンとする。時刻1〜時刻10に
おける入力パターンと教師パターンとの対応を図8に示
す。
【0008】この場合、入力層のニューロン数は5個で
あり、出力層のニューロン数は1個である。中間層およ
び文脈層のニューロン数は試行錯誤的に決定する。
【0009】ここでは、予測対象時系列データの例とし
て、株価の日次データを取り上げる。具体的にはTOP
IX(東京証券市場の平均株価指数)を用いる。また、
前記株価データと相関のある関連時系列データとして、
為替レート(1ドルあたりの円)、金利、原油価格、ニ
ューヨーク証券市場の平均株価を用いる。
【0010】前記の5個(株価、為替レート、金利、原
油価格、ニューヨーク証券市場の平均株価)の時系列デ
ータの日次変化分(当日値−前日値)を予測手段に入力
し、TOPIXの翌日の日次変化分(翌日値−当日値)
を出力させるような形で学習および予測実験を行った。
【0011】その結果、重回帰モデルでは平均予測誤差
が16.8、変動方向の正解率が62%だった。また、
前記リカレント型ニューラルネットワークでは平均予測
誤差が16.5、変動方向の正解率が64.5%だっ
た。
【0012】ここで、平均予測誤差とは、予測値と実測
値の差(絶対値)の平均値であり、変動方向の正解率と
は、予測した変動方向(上がるか下がるか)の正解率の
ことである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ある時系列データの将
来の値は、自分自身を含めた複数種類の時系列データの
過去および現在の値と、外的要因であるイベントに依存
している。
【0014】例えば、株価の将来の値は、株価自身と出
来高、金利、為替レートなどの過去および現在の値と、
政治的変動(例えば、ロシアの政変)、社会的変動(例
えば、バブル崩壊)などのイベントに依存している。
【0015】従来技術の項で説明した時系列予測方法で
は、イベントの使用方法などが定まっていない等の理由
により時系列データは利用されていたが、前記のイベン
トは利用されていなかったという問題がある。
【0016】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、時系列データの予測において
重要となる時系列データとイベントの双方を活用して、
優れた予測能力を有する時系列データの予測装置を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の時系列データの予測装置は、過去および現
在の時系列データとニュースの見出しを用いて、将来の
時系列データを予測する時系列データの予測装置であっ
て、前記ニュースの見出しを入力して、イベントのカテ
ゴリと程度に関する知識である第1種のイベント知識を
出力する第1の知識抽出手段と、予測対象時系列データ
の変動方向に関する先験知識を格納した知識ベースと、
前記第1種のイベント知識と前記知識ベースに格納され
た先験知識とのマッチング処理により該イベントが予測
対象時系列データの変動方向に及ぼす効果を示す知識で
ある第2種のイベント知識を出力する第2の知識抽出手
段と、前記第2種のイベント知識を数値パターン化する
パターン表現手段と、過去および現在の時系列データと
前記第2種のイベント知識パターンを入力として将来の
時系列データを出力する予測手段とを有することを要旨
とする。
【0018】また、本発明の時系列データの予測装置
は、前記予測手段が入力層、中間層、出力層を有し、中
間層または出力層の出力が出力層側の隣接層以外に、そ
の層よりも入力層側に存在する層または自分自身の層に
対しても出力されるリカレント型ニューラルネットワー
クで構成されることを要旨とする。
【0019】
【作用】本発明の時系列データの予測装置では、ニュー
スの見出しから抽出されるイベントのカテゴリと程度に
関する第1種のイベント知識と知識ベースに格納された
予測対象時系列データの変動方向に関する先験知識との
マッチング処理により該イベントが予測対象時系列デー
タの変動方向に及ぼす効果を示す第2種のイベント知識
を第2の知識抽出手段から出力し、この第2種のイベン
ト知識を数値パターン化したものと過去および現在の時
系列データとに基づいて将来の時系列データを予測す
る。
【0020】また、本発明の時系列データの予測装置で
は、予測手段がリカレント型ニューラルネットワークで
構成される。
【0021】
【実施例】まず、実施例を図面に従って説明する前に、
本発明の時系列データの予測装置の概要について説明す
る。
【0022】本発明の時系列データの予測装置において
は、将来の時系列データに影響を及ぼすイベントを複数
のカテゴリに分類して考える(例えば、国際関係、内政
関係、ビジネス関係、その他の4カテゴリに分類す
る)。また、イベントの程度を複数のランクに分類して
考える(例えば、良い、悪い、その他の3ランクに分け
る)。ここではイベントをカテゴリと程度に分類して表
現したものを「第1種のイベント知識」と呼ぶ。例えば
「ビジネス関係で、悪いイベント発生」というのが第1
種のイベント知識である。
【0023】本発明の時系列データの予測装置において
は、ニュースの見出しから前記の第1種のイベント知識
を抽出する。例えば、本発明者の特願平5−18528
号に示したように、イベントのカテゴリに関する用語辞
書と、イベントの程度に関する用語辞書を設け、ニュー
スの見出しとこれらの辞書とのマッチングをとることで
第1種のイベント知識を抽出する。
【0024】本発明の時系列データの予測装置において
は、予測対象時系列データの変動方向に関する先験知識
を知識ベースに蓄えておく。例えば「ビジネス状況が悪
化すると、株価は下がる」という株価変動に関する先験
知識を次のようなif−thenルールの形で知識ベー
スに蓄えておく。
【0025】if(ビジネス状況=悪化)、then
(株価変動方向=減少傾向) 本発明の時系列データの予測装置においては、前記第1
種のイベント知識を前記if文に当てはめることで、イ
ベントが予測対象時系列データの変動方向に及ぼす効果
に関する知識(第2種のイベント知識)に変換できる。
例えば「株価が減少傾向となるイベント発生」という第
2種のイベント知識に変換できる。
【0026】本発明の時系列データの予測装置において
は、前記第2種のイベント知識を数値パターンに変換す
る。例えば、本発明者の特願平6−23917号に示し
た方法により変換する。
【0027】すなわち、将来の時系列データに影響を及
ぼすイベントを、「予測対象時系列データが増加傾向と
なるイベントが発生した」、「予測対象時系列データが
減少傾向となるイベントが発生した」、「いずれのイベ
ントも発生していない」という3つのイベント知識に分
類する(増加傾向に対応するイベント知識を「プラスの
イベント知識」と呼び、減少傾向に対応するイベント知
識を「マイナスのイベント知識」と呼ぶ)。次に、前記
イベント知識をパターン化する。例えば、プラスのイベ
ント知識は「1」、マイナスのイベント知識は「0」、
イベント知識なしは「0.5」という数値パターンに変
換する。そして、パターン化した前記第2種のイベント
知識を時系列データとともに予測手段に入力する。
【0028】従って、本発明の時系列データの予測装置
では、時系列データとイベントの双方に依存した時系列
予測を実現できる。
【0029】すなわち、本発明の時系列データの予測装
置では、時系列データのみを利用していた従来技術より
も優れた予測能力を実現することは明らかである。
【0030】次に、図面を用いて本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる時系列
データの予測装置の構成図である。
【0031】なお、本発明の実施例では、株価変動の日
次予測を例に取り上げて説明する。具体的には、予測対
象時系列データをTOPIX(東京証券市場の平均株価
指数)とし、TOPIXと相関のある関連時系列データ
として、為替レート(1ドルあたりの円)、金利、原油
価格、ニューヨーク証券市場の平均株価を用いる。
【0032】また、本実施例では、株価の変動方向に関
する先験知識として、次の3つを考える。
【0033】<先験知識1> 内政状態が悪化すると株
価は減少傾向になる。逆に、内政状態が好転すると株価
は上昇傾向になる。
【0034】<先験知識2> ビジネス状況が悪くなる
と株価は減少傾向になる。逆に、ビジネス状況がよくな
ると株価は上昇傾向になる。
【0035】<先験知識3> 国際情勢が悪化すると株
価は減少傾向になる。逆に、国際情勢が好転すると株価
は上昇傾向になる。
【0036】図1の構成について説明する。図1に示す
時系列データの予測装置は、第1の知識抽出手段9と知
識ベース10と第2の知識抽出手段11とパターン表現
手段12と予測手段13により構成される。また、第1
の知識抽出手段9はニュースの見出しを入力として第1
種のイベント知識を出力する手段であり、知識ベース1
0は予測対象時系列データの変動方向に関する先験知識
を蓄えておくデータベースであり、第2の知識抽出手段
11は知識ベース10に蓄えられた先験知識と第1種の
イベント知識とのマッチング処理により第2種のイベン
ト知識を出力する手段であり、パターン表現手段12は
第2種のイベント知識を数値パターン化する手段であ
り、予測手段13は過去および現在の時系列データとイ
ベント知識パターンを入力として将来の時系列データを
出力する手段である。また接続線14は知識ベース10
と第2の知識抽出手段11を結ぶ接続線である。
【0037】ここでは、本発明の実施例について、図7
に示したリカレント型ニューラルネットワークを予測手
段に用いた場合を例にとって説明する。図2は、図1に
示す実施例の時系列データの予測装置の動作シーケンス
を示すフローチャートである。本実施例の時系列データ
の予測装置は次のように動作する。
【0038】まず、ニュースの見出しを第1の知識抽出
手段9に入力し、第1種のイベント知識を抽出する(ス
テップS11)。第1種のイベント知識の内容は、イベ
ントのカテゴリ(ここでは、国際関係、内政関係、ビジ
ネス関係、その他の4カテゴリとする)と、イベントの
程度(ここでは、良い、悪い、その他の3ランクとす
る)とで構成される。例えば、「証券各社の業績、一段
と悪化」という見出しからは、「ビジネス関係で、悪い
イベント発生(ビジネス状況=悪化)」という第1種の
イベント知識が抽出される。第1の知識抽出手段9の構
成と動作シーケンスの例は後述する。
【0039】次に、ステップS11で得られた第1種の
イベント知識を第2の知識抽出手段11に入力する(ス
テップS12)。
【0040】それから、第2の知識抽出手段11は、知
識ベース10に蓄えられた先験知識と、第1種のイベン
ト知識を照合することにより、第2種のイベント知識を
抽出する(ステップS13)。例えば、前記の<先験知
識2>は知識ベース10の中に次のようなif−the
nルールの形で蓄えられている。
【0041】if(ビジネス状況=悪化)、then
(株価変動方向=減少傾向) このルールと、「ビジネス状況=悪化」という第1種の
イベント知識を照合することで「株価変動方向=減少傾
向」という第2種のイベント知識が抽出される。
【0042】そして、第2種のイベント知識をパターン
表現手段12に入力して、イベント知識パターンに変換
する(ステップS14)。例えば、「株価変動方向=減
少傾向」というイベント知識は「0」、「株価変動方向
=増加傾向」というイベント知識には「1」、イベント
知識なしは「0.5」という数値パターンに変換する。
【0043】最後に、過去および現在の時系列データ
と、前記のイベント知識パターンを予測手段13に入力
し、将来の時系列データを出力する(ステップS1
5)。
【0044】具体的には、5個(TOPIX、為替レー
ト、金利、原油価格、ニューヨーク株価)の時系列デー
タの変化分(当日の値と、前日の値の差)と、イベント
知識パターンを入力層1に入力し、翌日のTOPIXの
変化分(翌日の値と、当日の値の差)を出力層4から出
力する。
【0045】図3は、図1に示した第1の知識抽出手段
9の構成例を示す図である。図3において、第1の知識
抽出手段9はニュースの見出しを入力として、第1種の
イベント知識を出力する知識抽出部15と、イベントの
カテゴリに関する用語を収めた第1の用語辞書16と、
イベントの程度に関する用語を収めた第2の用語辞書1
7と、第1の用語辞書16と知識抽出部15を結ぶ接続
線18と、第2の用語辞書17と知識抽出部15を結ぶ
接続線19により構成される。
【0046】図4は、図3に示す第1の知識抽出手段9
の動作シーケンスを示すフローチャートである。本発明
の構成要素である第1の知識抽出手段9は次のように動
作する。ここでも「証券各社の業績、一段と悪化」とい
う見出しを例にとって説明する。
【0047】まず、知識抽出部15は、ニュースの見出
しと、第1の用語辞書16とのマッチング処理を行う
(ステップS21)。図5は、第1の用語辞書16の構
成図である。ここでは、「ビジネス関係」の「証券」と
いう用語がマッチするので「ビジネス関係」というカテ
ゴリに分類される。
【0048】次に、知識抽出部15は、ニュースの見出
しと、第2の用語辞書17とのマッチング処理を行う
(ステップS22)。図6は、第2の用語辞書17の構
成図である。ここでは、「悪い」の「悪化」という用語
がマッチするので「悪い」という程度に分類される。
【0049】それから、知識抽出部15は抽出した第1
種のイベント知識を出力する(ステップS23)。ここ
では「ビジネス関係で、悪いイベント発生」という第1
種のイベント知識を出力する。
【0050】実際に、330日分のデータを用いて学習
を行った後、続く79日分のデータを用いて予測実験を
行った(この際、上記のステップS11〜S13での知
識抽出過程は思考実験により模擬して、ニュースの見出
しから、第2種のイベント知識を抽出した)。
【0051】その結果、リカレント型ニューラルネット
ワークを用いた場合、平均予測誤差が15.7(従来技
術では16.5)、変動方向の正解率が69.6%(従
来技術では64.5%)となり、予測誤差、変動方向の
正解率ともに向上した。
【0052】政治的変動や国際的変動などは発生してか
らしばらくの間持続する。リカレント型ニューラルネッ
トワークは入力されたイベント知識を再帰的に用いるこ
とで、しばらくの間イベント知識を保持できるので、イ
ベント知識を特に有効に利用できる。
【0053】また、重回帰モデルを用いて同様の予測実
験を行った場合も、平均予測誤差が16.5(従来技術
では16.8)、変動方向の正解率が65.8%(従来
技術では62%)となり、予測誤差、変動方向の正解率
ともに向上した。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ニュースの見出しから抽出されるイベントのカテゴリと
程度に関する第1種のイベント知識と知識ベースに格納
された予測対象時系列データの変動方向に関する先験知
識とのマッチング処理により該イベントが予測対象時系
列データの変動方向に及ぼす効果を示す第2種のイベン
ト知識を抽出し、この第2種のイベント知識と過去およ
び現在の時系列データとに基づいて将来の時系列データ
を予測するので、従来よりも優れた予測能力を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる時系列データの予測
装置の構成図である。
【図2】図1に示す時系列データの予測装置の作用を示
すフローチャートである。
【図3】図1に示す時系列データの予測装置に使用され
ている第1の知識抽出手段の構成を示す図である。
【図4】図3に示す第1の知識抽出手段の作用を示すフ
ローチャートである。
【図5】図3に示す第1の知識抽出手段に使用されてい
る第1の用語辞書の構成図である。
【図6】図3に示す第1の知識抽出手段に使用されてい
る第2の用語辞書の構成図である。
【図7】リカレント型ニューラルネットワークの構成図
である。
【図8】時系列学習を行う場合の入力パターンと教師パ
ターンとの対応例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力層 2 文脈層 3 中間層 4 出力層 9 第1の知識抽出手段 10 知識ベース 11 第2の知識抽出手段 12 パターン表現手段 13 予測手段 15 知識抽出部 16 第1の用語辞書 17 第2の用語辞書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去および現在の時系列データとニュー
    スの見出しを用いて、将来の時系列データを予測する時
    系列データの予測装置であって、 前記ニュースの見出しを入力して、イベントのカテゴリ
    と程度に関する知識である第1種のイベント知識を出力
    する第1の知識抽出手段と、 予測対象時系列データの変動方向に関する先験知識を格
    納した知識ベースと、 前記第1種のイベント知識と前記知識ベースに格納され
    た先験知識とのマッチング処理により該イベントが予測
    対象時系列データの変動方向に及ぼす効果を示す知識で
    ある第2種のイベント知識を出力する第2の知識抽出手
    段と、 前記第2種のイベント知識を数値パターン化するパター
    ン表現手段と、 過去および現在の時系列データと前記第2種のイベント
    知識パターンを入力として将来の時系列データを出力す
    る予測手段とを有することを特徴とする時系列データの
    予測装置。
  2. 【請求項2】 前記予測手段は、入力層、中間層、出力
    層を有し、中間層または出力層の出力が出力層側の隣接
    層以外に、その層よりも入力層側に存在する層または自
    分自身の層に対しても出力されるリカレント型ニューラ
    ルネットワークで構成されることを特徴とする請求項1
    記載の時系列データの予測装置。
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